JPH0650548B2 - 硬貨の識別装置 - Google Patents

硬貨の識別装置

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JPH0650548B2
JPH0650548B2 JP26217884A JP26217884A JPH0650548B2 JP H0650548 B2 JPH0650548 B2 JP H0650548B2 JP 26217884 A JP26217884 A JP 26217884A JP 26217884 A JP26217884 A JP 26217884A JP H0650548 B2 JPH0650548 B2 JP H0650548B2
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coin
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雅彦 安井
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)技術分野 この発明は、自動販売機等における投入硬貨の種類を識
別するための硬貨の識別装置に関する。
(b)従来技術とその欠点 自動販売機における硬貨の識別装置は、投入された硬貨
について、大きさや重さ又は交番磁界に対するうず電流
損の大きさ等の物理的性質に関する特性をセンサで検出
し、予め設定された硬貨の各種類ごとの当該物理的性質
に関する特性についての基準範囲とこの検出データとを
比較して、検出データが何れの基準範囲に適合するかに
よって硬貨の種類を識別している。
以下、従来の自動販売機における硬貨の識別装置につい
て図面を参照して説明する。第4図は、従来の自動販売
機における硬貨の識別装置の制御部のブロック図であ
る。
センサ1は、自動販売機の投入硬貨の通路上に対向して
設けられたコイルと磁電変換器とからなる磁気センサで
あり、コイルから通路上に向かって交番磁界を生じさせ
ることにより、通過する硬貨のうず電流損の大きさを磁
電変換器で検出できるようになっている。このセンサ1
の出力は、アンプ2で増幅し、ピークホールド回路3で
ピーク値を取り出し、A/D変換器4でデジタル信号に
変換することにより、検出データxとしてCPU5に供
給される。CPU5は、ROM6に記憶されたプログラ
ムに従って、センサ1から供給された検出データxを、
一旦RAM7内の入力バッファに記憶し、この検出デー
タxをROM6から取り出した基準範囲と順次比較して
行き、検出データxが何れかの基準範囲に適合した場合
に、投入硬貨をこの基準範囲に対応する金種として処理
することにより、投入硬貨の金種を識別する。
ところが、従来の自動販売機における硬貨の識別装置
は、検出データxと比較する基準範囲を硬貨の各種類ご
とに予め設定しなければならないので、硬貨の各種類に
ついてそれぞれ上限値および下限値をROM6に記憶さ
せておかなければならず、このため、記憶容量の大きな
記憶装置が必要となり、装置のコストが高くなるという
欠点を有していた。
(c)発明の目的 この発明は、このような事情に鑑みなされたものであっ
て、硬貨の各種類に対応する演算パラメータを用いて演
算データを算出し、この演算データと基準範囲または検
出データとを比較することにより、上限値および下限値
からなる1組の基準範囲とこの硬貨の種類と同数の演算
パラメータとを記憶手段に予め記憶しておくだけで、従
来装置と同様に検出データと基準範囲とを硬貨の各種類
ごとに比較することができる硬貨の識別装置を提供する
ことを目的とする。
(d)発明の構成および効果 この発明の硬貨の識別装置は、硬貨の物理的性質に関す
る特性を検出するセンサからの検出データと、予め設定
された硬貨の物理的性質に関する特性についての基準範
囲とを比較することによって硬貨の種類を識別する装置
において、 上限値および下限値からなる1組の基準範囲と硬貨の各
種類にそれぞれ対応するこの硬貨の種類と同数の演算パ
ラメータとを記憶する記憶手段と、センサが検出した検
出データに前記演算パラメータを順次乗算して複数の演
算データを算出する乗算演算、または、前記基準範囲の
上限値および下限値に前記演算パラメータを順次除算し
て複数の演算データを算出する除算演算を実行し、この
乗算演算で算出された演算データと前記1組の基準範囲
との比較または除算演算で算出された演算データ複数の
検出データとの比較を行う制御手段と、を有することを
特徴とする。
この発明の硬貨の識別装置を上記のように構成すると、
上限値および下限値からなる1組の基準範囲とこの硬貨
の種類と同数の演算パラメータとを記憶収納に予め記憶
しておくだけで、検出データと基準範囲とを硬貨の各種
類毎に比較することができ、従来の硬貨の識別装置に比
べ同一の機能が発揮できるにもかかわらず記憶手段の記
憶容量が少なくて済むので、装置のコストダウンに貢献
することができ、しかも、演算は乗法か除法だけの簡単
な処理で済むので、スピードが速くリアルタイムに処理
することができる。
(e)実施例 以下、この発明を自動販売機における硬貨の識別装置に
実施した実施例について図面を参照して説明する。この
実施例では、4種類の硬貨を識別する場合を示す。
第3図は、この発明の実施例である自動販売機における
硬貨の識別装置の制御部のブロック図である。
センサ1からの出力が、アンプ入力,ピークホールド回
路3およびA/D変換器4を介して、検出データxとし
てCPU5に供給され、このCPU5が、ROM6に記
憶されたプログラムに従って、この検出データxを、一
旦RAM7内の入力バッファに記憶するのは、従来の装
置の場合と同じである。しかしながら、次にCPU5
は、ROM6から取り出した4種類の演算パラメータa
(n=1〜4)をそれぞれこの検出データxに乗算す
ることにより4種類の演算データaxを算出するとと
もに、この4種類の演算データaxとROM6から取
り出した基準範囲の上限値ThHおよび下限値ThLと
を順次比較して行き、何れかの演算データaxが基準
範囲に適合した場合に、投入硬貨を当該演算データa
xの算出のために使用した演算パラメータaに対応す
る金種の硬貨であるとして処理する。したがって、CP
U5がこの発明の制御手段に相当し、ROM6が同じく
記憶手段に相当する。
基準範囲の上限値ThHおよび下限値ThLは、その間
隔が硬貨の識別の許容範囲となるように定める。また、
4種類の演算パラメータaは、例えば基準範囲の上限
値ThHと下限ThLとの平均値を、硬貨の標準試料を
各種類ごとにセンサ1が検出した場合の検出データxで
除する等の方法により実験的に定めることができる。
次に上記の自動販売機における硬貨の識別装置の制御部
の動作を第1図のフローチャートを参照して説明する。
ステップn1(以下、ステップniを単にniとい
う)。でCPU5は、硬貨投入口に硬貨が投入されるの
を待つ。硬貨が投入されると、通路に設けられたセンサ
1が、この硬貨の交番磁界に対するうず電流損の大きさ
を当該硬貨の物理的性質に関する特性として検出し、こ
の出力を処理して検出データxを算出し、この検出デー
タxを一旦RAM7内の入力バッファに記憶する(n
2)。そして、この入力バッファに記憶された検出デー
タxにROM6に記憶された4種類の演算パラメータa
を順次乗じて4種類の演算データaxを算出し、こ
の4種類の演算データaxと同じくROM6に記憶さ
れた基準範囲の上限値ThHおよび下限値ThLとを順
に比較する。まずn3で、検出データxに10円硬貨に
対応する演算パラメータaを乗じ演算データaxを
算出する。そして、この演算データaxが基準範囲の
下限値ThLよりも大きいかどうかの判断を行う(n
4)。演算データaxが下限値ThLよりも大きい場
合には、今度は演算データaxが基準範囲の上限値T
hHよりも小さいかどうかの判断を行う(n5)。演算
データaxが上限値ThHよりも小さい場合には、投
入された硬貨が10円硬貨であるとして、投入金額の積
算やこの積算結果の表示等の処理を行う(n6)。演算
データaxが上限値ThHよりも大きい場合およびn
4において演算データaxが下限値ThLよりも小さ
い場合には、次に、検出データxに50円硬貨に対応す
る演算パラメータaを乗じ演算データaxを算出す
る(n7)。そして、この演算データaxが下限値T
hLよりも大きいかどうかの判断を行う(n8)。演算
データaxが下限値ThLよりも大きい場合には、今
度は演算データaxが上限値ThHよりも小さいかど
うかの判断を行う(n9)。演算データaxが上限値
ThHよりも小さい場合には、投入された硬貨50円硬
貨であるとして、投入金額の積算やこの積算結果の表示
等の処理を行う(n10)。演算データaxが上限値
ThHよりも大きい場合およびn8において演算データ
xが下限値ThLよりも小さい場合には、更に検出
データxに100硬貨に対応する演算パラメータa
乗じ演算データaxを算出する(n11)。そして、
この演算データaxが下限値ThLよりも大きいかど
うかの判断を行う(n12)。演算データaxが下限
値ThLよりも大きい場合には、今度は演算データa
xが上限値ThHよりも小さいかどうかの判断を行う
(n13)。演算データaxが上限値ThHよりも小
さい場合には、投入された硬貨が100円硬貨であると
して、投入金額の積算やこの積算結果の表示等の処理を
行う(n14)。演算データaxが上限値ThHより
も大きい場合およびn12において演算データaxが
下限値ThLよりも小さい場合には、更に検出データx
に500円硬貨に対応する演算パラメータaを乗じて
演算データaxを算出する(n15)。そして、この
演算データaxが下限値ThLよりも大きいかどうか
の判断を行う(n16)。演算データaxが下限値T
hLよりも大きい場合には、今度は演算データaxが
上限値ThHよりも小さいかどうかの判断を行う(n1
7)。演算データaxが上限値ThHよりも小さい場
合には、投入された硬貨が500円硬貨であるとして、
投入金額の積算やこの積算結果の表示等の処理を行う
(n18)。演算データaxが上限値ThHよりも大
きい場合およびn16において演算データaxが下限
値ThLよりも小さい場合には、投入された硬貨が偽硬
貨であるとして、投入硬貨の返却等の処理を行う(n1
9)。
上記のようにこの実施例の自動販売機における硬貨の識
別装置の制御部が動作すると、例えば第2図に示すよう
な100円硬貨の識別の場合の処理は次のようになる。
まず、n3〜n5で、センサ1に山型の出力波形から取
り出したピーク値である検出データxに演算パラメータ
を乗じ演算データaxを算出して基準範囲と比較
すると、この演算データaxが下限値ThLより小さ
過ぎるので基準範囲には適合せず、n7に進むことにな
る。次に、n7〜n9で、検出データxに演算パラメー
タaを乗じ演算データaxを算出して基準範囲と比
較すると、これもこの演算データaxが下限値ThL
より小さ過ぎるので基準範囲に適合せず、n11に進む
ことになる。そして、n11〜n13で、検出データx
に演算パラメータaを乗じ演算データaxを算出し
て基準範囲と比較すると、この演算データaxが下限
値ThLよりは大きく上限値ThHより小さくなるので
基準範囲に適合し、n13からn14に進み、100円
硬貨として処理することができる。尚、検出データxに
演算パラメータaを乗じた演算データaxは、上限
値ThHよりも大きいので、n15〜n17においても
基準範囲には適合しない。
以上説明したように、この実施例の自動販売機における
硬貨の識別装置は、4種類の硬貨全てについて基準範囲
の上限値ThHおよび下限値ThLをそれぞれ記憶する
必要がなく、1組の上限値ThHおよび下限値ThLと
4種類の演算パラメータaとを記憶するだけでいいの
で、ROM6の記憶容量が小さくて済み、装置のコスト
ダウンに貢献することができる。
実施例では、検出データxに演算パラメータaを乗じ
た演算データaxと基準範囲とを比較したが、基準範
囲の上限値ThHと下限値ThLとのそれぞれを各演算
パラメータaで除して4組の演算データThH/a
n′ThL/aを算出すれば、この4組の演算データ
ThH/an′ThL/aは従来の4種類の硬貨につ
いての各基準範囲の上限値および下限値と同じことにな
るので、この演算データThH/an′ThL/a
検出データxとを比較するようにしてもよい。また、実
施例では、演算データaxの値の小さいものから比較
しているので、投入硬貨が偽硬貨の場合には、例えば、
第1図に示すフローチャートにおけるn4において演算
データaxが下限値ThLよりも小さいと判断した時
点でn19に進ませ、直ぐに偽硬貨として処理してもよ
い。ただし、実施例のように、演算データaxが下限
値ThLよりも小さいと判断した場合にも次の基準範囲
と比較するように構成しておけば、比較の順序は値の小
さいものからに限らずどのような順序で行ってもよいこ
とになる。さらに、演算パラメータaは逆数を取れば
乗算と除算とを入れ替えることができるので、演算手段
における演算は乗除演算の何れの場合も有り得る。さら
に、実施例では、4種類の硬貨の識別の場合を示した
が、この識別が4種類に限らないことは言うまでもな
い。さらに、実施例では、この発明の硬貨の識別装置を
自動販売機に実施した場合を示したが、自動販売機に限
らず両替機その他、複数種類の硬貨を取り扱う機械装置
に実施することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例である自動販売機における
硬貨の識別装置の制御部の動作を説明するフローチャー
ト、第2図は、同自動販売機における硬貨の識別装置の
制御部の動作を説明するためのグラフ、第3図は、同自
動販売機における硬貨の識別装置の制御部のブロック
図、第4図は、従来の自動販売機における硬貨の識別装
置の制御部のブロック図である。 1……センサ、6……ROM(記憶手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬貨の物理的性質に関する特性を検出する
    センサからの検出データと、予め設定された硬貨の物理
    的性質に関する特性についての基準範囲とを比較するこ
    とによって硬貨の種類を識別する装置において、 上限値および下限値からなる1組の基準範囲と硬貨の各
    種類にそれぞれ対応するこの硬貨の種類と同数の演算パ
    ラメータとを記憶する記憶手段と、センサが検出した検
    出データに前記演算パラメータを順次乗算して複数の演
    算データを算出する乗算演算、または、前記基準範囲の
    上限値および下限値に前記演算パラメータを順次除算し
    て複数の演算データを算出する除算演算を実行し、この
    乗算演算で算出された演算データと前記1組の基準範囲
    との比較または除算演算で算出された演算データと複数
    の検出データとの比較を行う制御手段と、を有すること
    を特徴とする硬貨の識別装置。
JP26217884A 1984-12-10 1984-12-10 硬貨の識別装置 Expired - Lifetime JPH0650548B2 (ja)

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JPS61138394A JPS61138394A (ja) 1986-06-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6380387A (ja) * 1986-09-25 1988-04-11 富士電機株式会社 硬貨選別装置
JPH0546127Y2 (ja) * 1986-12-29 1993-12-01
JP2501850B2 (ja) * 1987-05-06 1996-05-29 富士電機株式会社 硬貨選別装置

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