JPH04259439A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH04259439A
JPH04259439A JP3022145A JP2214591A JPH04259439A JP H04259439 A JPH04259439 A JP H04259439A JP 3022145 A JP3022145 A JP 3022145A JP 2214591 A JP2214591 A JP 2214591A JP H04259439 A JPH04259439 A JP H04259439A
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元一 中村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送気、送水または吸引
等のための流体管路を内部に有する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡には送気、送水および吸
引のための流体管路が設けられており、これらの流体管
路は、例えば、送気管路および送水管路では、内視鏡挿
入部の先端部に設けられた観察窓に向かって開口するノ
ズルと連通して、この観察窓が体腔内の粘液や汚物等に
よって汚れた場合に、上記ノズルから上記観察窓に向か
って送気および送水して、汚れを除去することができる
ようになっており、上記送気、送水および吸引の切換え
制御を行なう制御手段が必要となる。
【0003】この制御手段の一つとしては、従来より一
般的な、内視鏡の操作部に設けた切換弁を、直接術者が
操作して行なう機械的制御手段がある。
【0004】すなわち、図25に示すように、内視鏡2
00は、ほぼ円筒形の操作部202の一端に挿入部20
1が、他端には接眼レンズ250が取り付けられており
、上記操作部202の側部からは、この操作部202の
軸方向に対してほぼ軸直方向にユニバーサルコード20
3が延出している。
【0005】また、上記操作部202には、送気、送水
釦205、吸引釦206および弯曲操作ノブ207等が
配設されている。さらに、上記ユニバーサルコード20
3には、図示しない光源装置に接続するためのコネクタ
204が接続されている。
【0006】ここで、上記操作部202の内部構造は、
図26に示すように、外部に配設されている上記送気、
送水釦205、吸引釦206の真下で上記操作部202
内部に、送気、送水弁205a、吸引弁206aが設け
てあり、上記送気、送水釦205、吸引釦206により
操作されるようになっている。また、上記ユニバーサル
コード203側より送気管路212aが、上記送気、送
水弁205aを介して、前記挿入部201側に伸びる挿
入部側送気管路212bに連結し、同様に、送水管路2
13aも上記送気、送水弁205aを介して、挿入部側
送水管路213bに連結し、吸引管路214aも上記吸
引弁206aを介して、挿入部側吸引管路214bに連
結している。
【0007】このように、送気、送水管路および吸引管
路は、操作部にほぼ軸直方向に取り付けられたユニバー
サルコードから挿入部に至る途中部分を、送気、送水弁
および吸引弁により連結、中継されているため、これら
送気、送水管路および吸引管路が操作部内にて極度に弯
曲して、送気、送水および吸引に支障を来すといったこ
とは無い。
【0008】しかしながら、操作部内に複雑な構造の切
換弁を設けるため、メンテナンス性も低く、また、操作
部の重量が増加するとともに操作部の大型化を招き、操
作性が低下するといった問題がある。
【0009】このようなことから、特開昭56ー751
31号公報において、内視鏡の操作部にスイッチを設け
、このスイッチを術者が操作して、光源装置内の各流体
管路に設けた電磁弁を制御することにより、送気、送水
および吸引を行なう電気的制御手段が開示されている。
【0010】この電気的制御手段を採用することにより
、内視鏡内に構成される送気、送水管路および吸引管路
に洗浄性の低い、複雑な構造の切換弁を設ける必要がな
いため、操作部の小型軽量を行なうことが可能で操作性
の向上を図ることができるとともに、上記送気、送水管
路および吸引管路内の洗浄が容易となり、衛生面の向上
とメンテナンス性の向上を図ることができる。
【0011】さらに、送水後の自動送気、自動吸引も可
能となり、上記各管路の水切れを向上させることができ
る。
【0012】しかし、この電気的制御手段では、送気、
送水管路および吸引管路が、挿入部側から操作部を介し
光源装置側に導かれる際、すなわち、操作部内からユニ
バーサルコードに至る際、何ら連結、中継点もなくほぼ
90度弯曲される。ここで、操作部内の送気、送水管路
および吸引管路は、弯曲操作により上記操作部内で移動
するため、柔軟な可撓部材でできているが、上述のよう
に、ほぼ90度も方向変換されてしまうため、この方向
変換点において十分な弯曲半径を確保しなければ、上記
各流体管路が折れて送気、送水および吸引に支障を来す
といった問題が生じる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
では、確実かつ有効な送気、送水および吸引を行なおう
とすると、メンテナンス性が低くなり、操作部の重量が
増加するとともに操作部の大型化を招き操作性が低下す
るといった問題があり、また、メンテナンス性の向上と
ともに内視鏡操作部をできるだけ小型軽量にして操作性
の向上を図ろうとすると、各流体管路の操作部内の方向
変換点において十分な弯曲半径を確保しなければ、上記
各流体管路が折れて送気、送水および吸引に支障を来す
といった問題があった。
【0014】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
、メンテナンス性、操作性を損なうことなく、簡単な構
造で流体管路の操作部内の方向変換点において十分な弯
曲半径を維持でき、確実かつ有効な送気、送水および吸
引が可能な内視鏡を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による内視鏡は、外部の流体制御装置内から操作
部内を介して挿入部先端側へ導いた少なくとも一つの流
体管路と、この流体管路の上記操作部内での弯曲状態を
維持するガイド手段とを備えたものである。
【0016】
【作  用】上記構成において、外部の流体制御装置内
から操作部内を介して挿入部先端側へ導いた少なくとも
一つの流体管路は、上記挿入部が移動して、この移動に
より上記流体管路が移動した場合において、ガイド手段
により上記操作部内での弯曲状態が維持される。
【0017】また、上記流体制御装置側の上記流体管路
が移動した場合においても、上記ガイド手段により上記
操作部内での弯曲状態が維持される。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0019】{第一実施例}図1〜図7は本発明の第一
実施例を示し、図1は操作部流体管路配置説明図、図2
は電子内視鏡概略説明図、図3は送水タンク構造説明図
、図4は図1のIV−IV断面図、図5は先端固定部材
説明図、図6は図5のVI−VI断面図、図7は図5の
VII−VII断面図である。
【0020】(構成)これらの図において符号1は、内
視鏡の一例としての電子内視鏡で、手元側の把持部を兼
ねた操作部2には、弯曲ノブ3と送気、送水スイッチ4
、吸引スイッチ5が配設されている。
【0021】また、上記操作部2の前方に、先端構成部
及び弯曲部を有する細長な挿入部6を延設する一方、こ
の操作部2の側部にユニバーサルコード7を延設してコ
ネクタ8を介して、例えば、ビデオプロセッサを内設し
た光源装置9に接続されるようになっている。また、こ
の光源装置9は上記電子内視鏡1からの撮像信号を信号
処理する信号処理回路を有し、接続したモニタ10に伝
送して、画像表示するよう構成されている。
【0022】さらに、上記コネクタ8には、送気、送水
および吸引を制御する制御装置11内に設けられた図示
しない管路と、上記電子内視鏡1内に設けられた各管路
とを連通させる接続部12が着脱自在に設けられている
【0023】また、上記制御装置11には、上記管路を
介して連通し、洗浄液を貯留した送水タンク13が取り
付けられている。上記制御装置11と上記送水タンク1
3とを連結するチューブ14は、図3に示すように、送
気チューブ15と送水チューブ16より構成されている
。さらに、上記制御装置11には、吸引ビン17と吸引
ポンプ18が、上記制御装置11内の図示しない管路を
介して連通され取り付けられている。
【0024】また、前記操作部2は、図1に示すように
、ケース19、20の結合により構成されており、結合
部には防水用のOリング21が装着されている。ここで
、上記操作部2内部には、図1のIV−IV断面である
図4に示すように、この操作部2の内壁より一定の間隔
を置いてその間に空間を形成したジイタ22と、弯曲ノ
ブ3により回転操作される図示しないスプロケットと、
このスプロケットに巻装され、上記ジイタ22の平面上
に直線運動可能に設置されたRL弯曲操作チェーン23
、UD弯曲操作チェーン24と、このRL弯曲操作チェ
ーン23、UD弯曲操作チェーン24に接続され、上記
挿入部6の先端部側へ挿通固定されている図示しないR
L、UD弯曲操作ワイヤーと、図示しないRLチェーン
ガイド25、26と、UDチェーンガイド27、28と
、上記ジイタ22にスペーサ29を介し、ネジ30aに
よって固定され、上記ジイタ22の弯曲による変形を防
止するガイド手段の一例としてのジイタ止め30と、こ
のジイタ止め30により支持されている3つの流体管路
である送気管路31、送水管路32、吸引管路33等が
設けられている。
【0025】これら各流体管路31、32、33は、前
記挿入部6の後述する先端固定部材35から前記コネク
タ8まで、それぞれ1本ずつ伸びており、その材質とし
ては例えば軟性樹脂チューブを用いる。また、上記ジイ
タ22が上記ジイタ止め30のないUDチェーンガイド
28側に動くのを防止するため、このUDチェーンガイ
ド28と操作部2の内壁との間には、スペーサ34が固
定されている。
【0026】また、図5に示すように、上記挿入部6の
先端固定部材35は、チャンネル36、ライトガイド3
7、イメージガイド38、送気用ノズル39、送水用ノ
ズル40等から構成されている。また、図6、図7に示
すように、上記送気用ノズル39と上記送水用ノズル4
0は、ノズルの長さが異なっており、また、ノズル先端
も重なり合っていない。さらに、2つのノズルホゴビス
41、42の固定位置は、挿入部6の軸方向にずれた位
置となっている。
【0027】尚、本実施例が適用される内視鏡は、電子
内視鏡に限ることはなく、当然ファイバースコープ等に
も適用可能である。
【0028】(作用)次に、上記構成による実施例の作
用について説明する。
【0029】電子内視鏡1において、送気、送水スイッ
チ4を押し送気状態とすると、制御装置11が作動し、
この制御装置11より接続部12を介し、上記電子内視
鏡1に空気が流入する。空気はユニバーサルコード7内
の図示しない送気管路、操作部2内の送気管路31、挿
入部6内の図示しない送気管路を介し、先端固定部材3
5の送気用ノズル39より流出する。
【0030】ここで、さらに上記送気、送水スイッチ4
を押すと送水状態となる。すなわち、上記制御装置11
より空気がチューブ14の送気チューブ15を介し、送
水タンク13内に流入し、この空気圧により水が送水チ
ューブ16を介し、上記制御装置11内の図示しない送
水管路に流入する。さらに、水は上記接続部12を介し
上記電子内視鏡1に流入し、ユニバーサルコード7内の
図示しない送水管路、上記操作部2内の送水管路32、
上記挿入部6内の図示しない送水管路を介し、先端固定
部材35の送水用ノズル40より流出する。
【0031】次に、吸引スイッチ5を押すと吸引状態と
なる。吸引ポンプ18が作動し吸引ビン17内が減圧さ
れる。このため、上記先端固定部材35のチャンネル3
6より吸引される。従って、上記送水用ノズル40より
流出した水は、イメージガイド38上を洗浄した後に、
上記チャンネル36に吸引される。吸引された水は、上
記挿入部6内の図示しない吸引管路、上記操作部2内の
吸引管路33、上記ユニバーサルコード7内の図示しな
い吸引管路、上記接続部12、制御装置11内の図示し
ない吸引管路を介し上記吸引ビン17内へ吸引される。
【0032】ここで、上記挿入部6が強いループを描き
、上記各流体管路31、32、33が、上記操作部2内
で動くときでも、ジイタ止め30により支持されており
十分な弯曲半径が確保されているため、上記操作部2内
の上記各流体管路31、32、33の方向変換点におけ
る座屈は生じない。
【0033】また、上記ユニバーサルコード7が強いル
ープを描き、上記各流体管路31、32、33が、上記
操作部2内で動くときにおいても同様に、上記ジイタ止
め30により支持されており十分な弯曲半径が確保され
ているため、上記操作部2内の上記各流体管路31、3
2、33の方向変換点における座屈は生じない。
【0034】また、上記ジイタ止め30がケース20を
ケース19に押しつけるため、ケース20とケース19
の接続部における水密性確保に役立つ。
【0035】また、前記先端固定部材35においては、
上記送気用ノズル39と上記送水用ノズル40の長さを
変え、かつ、両ノズル先端が重ならないようにしたため
、送気、送水量を変えることなく、上記先端固定部材3
5における各部品の取付け孔間の肉厚を確保することが
できる。
【0036】さらに、上記送水用ノズル40から流出し
た水が、前記イメージガイド38を洗浄した後に前記チ
ャンネル36より吸引されるようなレイアウトとしたた
め、洗浄性が向上し水切れ性が良くなる。また、2つの
ノズルホゴビス41、42の位置を上記挿入部6の軸方
向にずらすことにより、上記先端固定部材35における
ノズルホゴビス孔間の肉厚を確保できる{第二実施例}
図8〜図13は、本発明の第二実施例を示し、図8は電
動弯曲機構式内視鏡概略説明図、図9は操作部流体管路
配置説明図、図10は図9のX−X断面図、図11は先
端固定部材の内部構造説明図、図12は図11のXII
−XII断面図、図13は図11のXIII−XIII
断面図である。
【0037】尚、この第二実施例は、第一実施例におけ
る内視鏡を電動弯曲機構を備えたものし、さらに、操作
部内における各流体管路の弯曲維持のガイド手段を変更
したものである。
【0038】(構成)図8において、符号50は電動弯
曲機構式内視鏡で、手元側の把持部を兼ねた操作部51
には、弯曲操作ジョイステック52と送気、送水スイッ
チ53、吸引スイッチ54、接眼レンズ55等が配設さ
れている。また、上記操作部51の前方に、先端構成部
及び弯曲部を有する細長な挿入部56を延設する一方、
この操作部51の側部にユニバーサルコード57を延設
してコネクタ58を介して、例えば、モータ制御装置5
9と光源装置60に接続されるようになっている。
【0039】また、上記コネクタ58には、送気、送水
および吸引を制御する制御装置61内に設けられた図示
しない管路と、前記電動弯曲機構式内視鏡50内に設け
られた各管路とを連通させる接続部62が着脱自在に設
けられている。また、上記制御装置61には、上記管路
を介して連通し、洗浄液を貯留した送水タンク63を取
り付けるようになっている。この制御装置61と上記送
水タンク63を連結するチューブ64は、第一実施例と
同様なので詳細な説明は割愛する。また、制御装置61
には、第一実施例と同様、吸引ビン65と吸引ポンプ6
6が、やはり前述の制御装置61内の管路を介して連通
され取り付けられている。
【0040】また、上記操作部51内は、図9、10に
示すように、ケース67、68の結合により構成されて
おり、結合部には防水用のOリング69が装着されてい
る。ここで、上記操作部51内部には、この操作部51
の内壁より一定の間隔をおいて、その間に空間を形成し
たジイタ70と、前記弯曲操作ジョイステック52を操
作することにより、回転する図示しないRL、UDモー
タと、このモータにより回転駆動される図示しない連動
ギア列と、この連動ギア列と噛合し回転駆動される図示
しないスプロケットと、このスプロケットに巻装され、
上記ジイタ70の平面上に直線運動可能に設置されたR
L弯曲操作チェーン71、UD弯曲操作チェーン72と
、このRL弯曲操作チェーン71、UD弯曲操作チェー
ン72に接続され、前記挿入部56の図示しない先端部
側へ挿通固定されている図示しないRL、UD弯曲操作
ワイヤーと、RLチェーンガイド73、74と、UDチ
ェーンガイド75、76と、前記ジイタ70に切り込み
を入れ曲げ加工を行ったガイド手段の一例としてのジイ
タ止め部70aと、上記ジイタ70が上記ジイタ止め部
70aのない上記UDチェーンガイド76側に動くのを
防止するスペーサ77と、上記ジイタ止め部70aによ
り支持される流体管路である送気管路78、送水管路7
9、吸引管路80等が設けられている。
【0041】また、上記送気管路78、送水管路79、
吸引管路80には、図9に示すように、弯曲部に折れ防
止コイル78a、79a、80aがそれぞれ巻きつけて
ある。また、上記送気管路78は、接続部材81を介し
、先端固定部材82側へ伸びている細径の送気管路83
と接続している。ここで、この送気管路78と上記接続
部材81は接着固定されており、上記折れ防止コイル7
8aもまた上記送気管路78が接続部材81と接着固定
されている接着部分上に強く巻きつけられ、接着固定さ
れている。また、前記送水管路79、吸引管路80につ
いても、同様な方法で固定されており、これらの流体管
路78、79、80は、前記コネクタ58までそれぞれ
1本ずつ伸びている。
【0042】一方、前記操作部51内のコード類は、端
子台84のランド部84aに半田等で固定され、その上
を例えば接着剤等で被覆している。この端子台84は、
前記ジイタ70に接着あるいはネジ止め等の固定手段に
より固定されている。
【0043】尚、上記ジイタ70の上部に形成されたケ
ース押圧部70bは、前記ケース68を前記ケース67
に押しつけ固定している。
【0044】また、前記先端固定部材82上のノズル等
のレイアウトについては、第1実施例と同様なため割愛
する。
【0045】一方、前記挿入部6の先端固定部材82の
内部には、図13に示すように、吸引チャンネル90、
ライトガイド91、イメージガイド92、送気チャンネ
ル93、送水チャンネル94等が配設されている。
【0046】また、上記吸引チャンネル90に挿入され
、半田等で固定されたチャンネルパイプ85の上記先端
固定部材82内の端部は、図12に示すように、中心部
Oに対する角度N部分はテーパ部で、角度P部分は非テ
ーパ部を形成し、吸引管路86に挿入され接着等で固定
されている。ここで、上記テーパ部と非テーパ部のの割
合は、上記チャンネルパイプ85と上記吸引管路86と
の接続に不都合が生じない程度で変えられる。
【0047】また、上記先端固定部材82と前記内視鏡
50のカンセツ87は、図13に示すように、ネジ88
とピン89により固定されている。
【0048】(作用)次に、上記構成による実施例の作
用について説明する。
【0049】まず、電動弯曲機構式内視鏡50において
送気、送水スイッチ53を押し送気状態とすると、制御
装置61が作動し、この制御装置61より接続部62を
介し、上記電動弯曲機構式内視鏡50に空気が流入する
。空気はユニバーサルコード57内の図示しない送気管
路、操作部51内の送気管路78、挿入部56内の送気
管路83を介し、先端固定部材82の図示しない送気用
ノズルより流出する。
【0050】ここで、さらに上記送気、送水スイッチ5
3を押すと送水状態となる。すなわち、上記制御装置6
1より空気がチューブ64の図示しない送気チューブを
介し、送水タンク63内に流入し、この空気圧により水
が図示しない送水チューブを介し、上記制御装置61内
の図示しない送水管路に流入する。さらに、水は上記接
続部62を介し上記電動弯曲機構式内視鏡50に流入し
、ユニバーサルコード57内の図示しない送水管路、上
記操作部51内の送水管路79、上記挿入部56内の図
示しない送水管路を介し、先端固定部材82の図示しな
い送水用ノズルより流出する。
【0051】次に、吸引スイッチ54を押すと吸引状態
となる。吸引ポンプ66が作動し吸引ビン65内が減圧
される。このため、上記先端固定部材82の図示しない
チャンネルより吸引される。従って、上記図示しない送
水用ノズルより流出した水は、上記先端固定部材82の
図示しないイメージガイド上を洗浄した後に、上記図示
しないチャンネルに吸引される。吸引された水は、上記
挿入部56内のチャンネルパイプ85、吸引管路86、
上記操作部51内の吸引管路80、上記ユニバーサルコ
ード57内の図示しない吸引管路、上記接続部62、制
御装置61内の図示しない吸引管路を介し上記吸引ビン
65内へ吸引される。
【0052】ここで、上記挿入部56が強いループを描
き、上記各流体管路78、79、80が、上記操作部5
1内で動くときでも、ジイタ止め部70aにより支持さ
れており十分な弯曲半径が確保されているため、上記操
作部51内の上記各流体管路78、79、80の方向変
換点における座屈は生じない。
【0053】また、上記ユニバーサルコード57が強い
ループを描き、上記各流体管路78、79、80が、上
記操作部51内で動くときにおいても同様に、上記ジイ
タ止め部70aにより支持されており十分な弯曲半径が
確保されているため、上記操作部51内の上記各流体管
路78、79、80の方向変換点における座屈は生じな
い。
【0054】また、ケース押圧部70bがケース68を
ケース67に押しつけるため、ケース68とケース67
の接続部における水密性確保に役立つ。
【0055】このように、ジイタ70の変形を防ぎ、各
流体管路78、79、80の操作部51内における方向
変換点の弯曲半径確保機能を持ち、かつ、ケース67と
ケース68の接続部における水密性確保機能を持つ、ジ
イタ止め部70aとケース押圧部70bを、上記ジイタ
70と一体化したため、上記操作部51の小型軽量化、
コスト低減、部品点数削減を図ることができる。
【0056】また、各流体管路78、79、80の弯曲
部には折れ防止コイル78a、79a、80aが巻きつ
けてあり、これら各折れ防止コイル78a、79a、8
0aには弯曲部の折れ防止の機能の他に、送気管路78
と接続部81を固定し、また、自らも固定する役目も担
っているため、部品点数の削減や軽量化に寄与する。
【0057】さらに、上記操作部51内に端子台84を
設けることにより、上記操作部51内でのコード類の絡
みや断線を防止することができる。
【0058】また、チャンネルパイプ85と吸引管路8
6との接続部に、テーパ部と非テーパ部を形成したため
、近くに管路がある場合でも非テーパ部の分だけ両者の
干渉を防ぐことができ、管路が密集している所でも、上
記チャンネルパイプ85と上記吸引管路86との接続を
行うことができ、挿入部56の細径化を図ることできる
【0059】尚、先端固定部材82とカンセツ87との
接続は、ネジ88とピン89により行っているが、内部
管路との干渉の危険がある場所にピン89を用いること
により、ネジ部による干渉を避けることができる。
【0060】{第三実施例}図14〜図20は本発明の
第三実施例を示し、図14は電動弯曲機構式電子内視鏡
概略説明図、図15はモータ制御装置フロントパネル説
明図、図16は図15のXVI部拡大説明図、図17は
モータ制御装置リアパネル説明図、図18は図17の矢
視XVIII図、図19はモータ制御装置内部概略説明
図、図20はモータ制御装置ダウンパネル説明図である
【0061】尚、この第三実施例は第二実施例の電動弯
曲機構式内視鏡を電動弯曲機構式電子内視鏡とするとと
もに、モータ制御装置も改良したものである。
【0062】図14において、符号100は電動弯曲機
構式電子内視鏡で、手元側の把持部を兼ねた操作部10
1には、弯曲操作ジョイステック102と送気、送水ス
イッチ103、吸引スイッチ104等が配設されている
。また、上記操作部101の前方に、先端構成部及び弯
曲部を有する細長な挿入部105を延設する一方、この
操作部101の側部にユニバーサルコード106を延設
してコネクタ107を介して、例えば、モータ制御装置
108とビデオプロセッサを内設した光源装置109に
接続されるようになっている。
【0063】このコネクタ107には送気、送水および
吸引のための接続チューブ107aが連結されており、
電動弯曲機構式電子内視鏡100内に設けられた送気、
送水および吸引管路と、送気、送水および吸引を制御す
る制御装置111内に設けられた図示しない各管路とを
連通させている。また、上記制御装置111には、前記
管路を介して連通し、洗浄液を貯留した送水タンク11
3を取り付けるようになっている。上記制御装置111
と、上記送水タンク113とを連結するチューブ114
は、第一実施例と同様なので詳細な説明は割愛する。ま
た、上記制御装置111には、第一実施例と同様に、吸
引ビン115と吸引ポンプ116が、前記制御装置11
1内の図示しない管路を介して連通され取り付けられて
いる。
【0064】また、前記光源装置109は電動弯曲機構
式電子内視鏡100からの撮像信号を信号処理する信号
処理回路を有し、接続したモニタ110に伝送して、画
像表示する構成となっている。また、前記モータ制御装
置108には、上記制御装置111を外部制御する接続
部112が着脱自在に設けられている。
【0065】尚、上記電動弯曲機構式電子内視鏡100
内における図示しない送気、送水および吸引のための各
流体管路と、ガイド手段等の構成は第二実施例と同様で
あるので詳細な説明は割愛する。
【0066】一方、上記モータ制御装置108のフロン
トパネル108aには、図15に示すように、メインス
イッチ117、スイッチカバー118、スコープコネク
タ接続部119、表示パネル部120、ハンドル部12
1等が配設されている。ここで、上記スイッチカバー1
18は、例えばネジ122等によって上記フロントパネ
ル108aに固定されている。また、上記表示パネル部
120は、上記フロントパネル108aに窓部を設け、
このフロントパネル108aの裏にスペーサ等で固定さ
れたLED基板上の各LEDが見えるような構成となっ
ている。
【0067】すなわち、上記表示パネル部120には、
図16に示すように、前記挿入部105の弯曲部の無弯
曲状態時の位置を示す皿孔の弯曲角度中心表示窓175
(緑色LED)と、楔型孔の弯曲角度表示窓U方向12
3、D方向124、R方向125、L方向126(緑色
LED10メモリ表示)と、上記挿入部105の弯曲部
の弯曲が最大となった時それを表示する角孔のMAX表
示窓127(黄色LED)と、楔型孔の弯曲抵抗表示窓
U方向128、D方向129、R方向130、L方向1
31(黄色LED10メモリ表示)と、上記挿入部10
5の弯曲部のフリー/ロック状態を表示する皿孔の弯曲
部フリー/ロック表示窓フリー状態132、ロック状態
133(以下断らない限り皿孔かつ緑色LED)と、弯
曲スピードを段階表示するレベル1〜レベル4の弯曲ス
ピード表示窓134、135、136、137と、上記
挿入部105の弯曲部振動時にLEDの点灯によりそれ
を表示するアングルバイブレーション(以下AV)ON
窓138と、AV時の弯曲部の振動方向を示す方向窓U
D方向139、RL方向140、CW方向141、CC
W方向142と、AV時の弯曲部の振動周期を示すレベ
ル1〜レベル4の周期表示窓143、144、145、
146と、このモータ制御装置108が作動状態にある
時に緑色LEDを点灯する角孔のMAX動作表示窓14
7と、異常が生じたら赤色LEDを点灯する異常表示窓
148等の多くの表示窓が配設されている。
【0068】さらに、これらの表示部の上には透明なア
クリル板149が、例えば両面テープ等で固定されてい
る。このアクリル板149は、以上に述べた表示部の区
分けを行うため、これら表示部のある区域149a、1
49b、149c、149d、149eと、以下に述べ
るスイッチ名称指示部149f、149g、149hお
よびAWSコネクタ名称指示部149iを除いた範囲と
を、上記アクリル板149の裏面より例えば黒色で塗装
してある。このため、このフロントパネル108a裏の
スペーサ固定用に設けた皿ネジのネジ頭や両面テープは
、丁度この黒色塗装面の下になるので見えない状態とな
っている。
【0069】また、上記アクリル板149上には、内視
鏡100の弯曲部をストレートに近づける弯曲部ストレ
ートスイッチ150と、弯曲部フリー/ロックスイッチ
151と、アングルバイブレーションON/OFFスイ
ッチ152と、アングルバイブレーション方向を変える
方向スイッチ153と、アングルバイブレーションの周
期を変える周期スイッチ154とが配設され、それぞれ
に対応して前記名称指示部149f、149g、149
hとが配設されている。
【0070】また、前記接続部112を介して制御装置
111と接続されるAWSコネクタ155がアクリル板
149上に直接固定されており、このAWSコネクタ1
55を指示する名称指示部149iが設けられてある。
【0071】また、図17に示すように、前記モータ制
御装置108のリアパネル161には、内部に排気ファ
ンを有する3つの排気口164と電源コード165が設
けられ、この電源コード165の先端には、図示しない
絶縁トランスに接続されるトランスコネクタ166が固
定されている。ここで、上記絶縁トランスは商用電源に
接続される。また、上記トランスコネクタ166は、図
18に示すように、商用電源に接続されないよう特殊な
形状となっている。
【0072】さらに、上記モータ制御装置108の内部
構造は、図19に示すように、前記ハンドル部121は
、Rサイドパネル157、Lサイドパネル158にネジ
157a、158aにより固定されているアングル材1
59側から、前記フロントパネル108aを介しネジ1
21aにより固定されている。すなわち、このフロント
パネル108aと上記Rサイドパネル157、Lサイド
パネル158とは、確実に固定されている。また、上記
Rサイドパネル157、Lサイドパネル158の間には
、両サイドパネルの外側への変形を防ぐチャンネル材1
60がネジ157b、158bにより固定されている。 また、前記リアパネル161は、上記Rサイドパネル1
57、Lサイドパネル158の曲げ加工部と、ネジ15
7c、158cにより確実に固定されている。ここで、
上記フロントパネル108a、Rサイドパネル157、
Lサイドパネル158、リアパネル161は上面が曲げ
られて、それぞれの曲げ加工部の上に、アップパネル1
62を載せ、ネジ等により固定可能になっている。
【0073】また、前記電源コード165からの配線は
、上記モータ制御装置108内の図示しないノイズフィ
ルター、ブレーカ等を経て、メインスイッチ117に結
線されている。さらに、このメインスイッチ117から
は、スイッチングレギュレータ168に結線され、この
スイッチングレギュレータ168は、スイッチングレギ
ュレータ169に、このスイッチングレギュレータ16
9は、スイッチングレギュレータ170へと順々に結線
されている。これら各スイッチングレギュレータは、例
えば、絶縁性を有するフェノール樹脂製の固定台171
にネジ等で固定されている。
【0074】また、図20に示すように、上記モータ制
御装置108のダウンパネル163には、4つの足17
2と、上記モータ制御装置108内部の固定台171の
固定部173と、吸気口174とが設けられている。こ
こで、この吸気口174は、複数個の小判状の孔より構
成されているが、この孔は小判状に限らず角孔や丸孔で
も良いし、個数も有効に吸気できる範囲の任意の数でよ
い。
【0075】さらに、上記固定部173は、前記固定台
171に固定された図示しない6本のスペーサの内の対
角方向の2本171aの上記ダウンパネル163側をオ
ネジとし、残りの4本をメネジとして、上記オネジ2本
を上記ダウンパネル163に設けられたネジ孔に、前記
制御装置108内部側より押し当て位置決めし、ナット
171bで締め、残りの4本は上記ダウンパネル163
側よりネジ171cによって固定したものである。
【0076】次に上記構成による実施例の作用について
説明する。
【0077】尚、本実施例においては、モータ制御装置
108の構成が他実施例と大きく異なるため、このモー
タ制御装置108の作用について説明する。
【0078】まず、上記モータ制御装置108において
、メインスイッチ117をONにすると、表示パネル部
120上の皿孔の弯曲角度中心表示窓175および楔型
孔の弯曲角度表示窓U方向123、D方向124、R方
向125、L方向126の全てがLED10メモリ全点
灯する。そして、電動弯曲機構式電子内視鏡100の弯
曲操作ジョイステック102を操作することにより、挿
入部105の弯曲部を弯曲させ、操作部101内に設け
られた図示しない弯曲角度検出用エンコーダより、弯曲
部原点出力が送出されると正しい弯曲角度を表示するよ
うになる。その際に、弯曲角度は上記弯曲角度中心表示
窓175を中心として上記各弯曲角度表示窓123、1
24、125、126内の外側へ20度で1メモリ順々
に点灯していく。ここで、弯曲角度が最大値に達すると
全10メモリ点灯していなくてもMAX表示窓127の
LEDが点灯する。また、弯曲抵抗表示窓U方向128
、D方向129、R方向130、L方向131も同様に
中心から外側へ向かって点灯していく。
【0079】一方、弯曲部ストレートスイッチ150を
押すと、スイッチを押している間、上記挿入部105の
弯曲部をストレートに近づける。しかし、弯曲操作が優
先するため、上記弯曲操作ジョイステック102の操作
が優先される。
【0080】また、弯曲部フリー/ロックスイッチ15
1は、押す度にフリー/ロックをサイクリックに切換え
、上記弯曲部を電気的にフリー/ロック状態とし、上記
弯曲部の状態は、弯曲部フリー/ロック表示窓フリー状
態132、ロック状態133が点灯することにより表示
される。
【0081】さらに、アングルバイブレーションON/
OFFスイッチ152も、押す度にON/OFFを切替
えて、ONの時のみアングルバイブレーションON窓1
38のLEDが点灯する。そして、その時点で選ばれて
いる方向、周期で上記弯曲部を振動させる。ただし、電
源ON時は、方向はUD方向、周期はレベル1となって
いる。ここで、上記アングルバイブレーションON/O
FFスイッチ152がOFF時に方向スイッチ153を
押すと、アングルバイブレーションがUD方向、RL方
向、CW方向、CCW方向にサイクリックに切替わる。 また、上記アングルバイブレーションON/OFFスイ
ッチ152がON時に上記方向スイッチ153を押すと
アングルバイブレーションはOFFとなる。逆に、周期
スイッチ154は、アングルバイブレーションがOFF
時に押すと無視され、ON時に押すとレベル1、レベル
2、レベル3、レベル4とサイクリックに切替わる。
【0082】また、弯曲スピード表示窓134、135
、136、137は、上記電動弯曲機構式電子内視鏡1
00の操作部101に設けられた図示しないスピードス
イッチを押すことにより、上記周期スイッチ154と同
様に、レベル1、レベル2、レベル3、レベル4と表示
が切替わる。ただし、上述のアングルバイブレーション
の状態には左右されない。
【0083】一方、上記電動弯曲機構式電子内視鏡10
0内における送気、送水および吸引のための各流体管路
と、ガイド手段の構成は第二実施例と同様であり、前記
挿入部105およびユニバーサルコード106等の動き
により、図示しない送気、送水および吸引のための各流
体管路が、前記操作部101内において動くときにおい
ても、図示しない上記ガイド手段により十分な弯曲半径
を維持している。
【0084】このように、上記モータ制御装置108は
、フロントパネル108aと両サイドパネル157、1
58との固定をハンドル121を用いて行ったため、機
能的で、かつ、美観を損なうことはない。
【0085】また、アクリル板149を塗装したものを
フロントパネル108aに貼りつけるようにしたため、
ネジや両面テープを隠し、かつ、AWSコネクタ155
等の絶縁が必要なものの直接固定が可能である。
【0086】さらに、両サイドパネル157、158の
間にチャンネル材160を固定したため、アップパネル
162に物を載せた時においても、上記両サイドパネル
157、158が外側に膨らむことによる上記アップパ
ネル162の変形を防止することが可能である。
【0087】また、モータ制御装置108内にセットす
る固定台171の脚のスペーサの内の対角方向の2本を
オネジとし位置決めできるようにしたため、位置合わせ
が容易である。
【0088】さらに、メインスイッチ117から各スイ
ッチングレギュレータ168、169、170への結線
を、上記各スイッチングレギュレータどうしを結線して
行なうため、モータ制御装置108内のスペーサを省略
することができる。
【0089】また、吸気口174をダウンパネル163
に、排気口164をリアパネル161に設けることによ
り、防滴構造とすることができる。
【0090】さらに、トランスコネクタ166を特殊な
形状としたため、商用電源に差し込むことを防止するこ
とができる。
【0091】また、弯曲角度表示窓123、124、1
25、126と弯曲抵抗表示窓128、129、130
、131の形状を、中心部から外側に大きくなる楔型と
したため、弯曲角度や弯曲抵抗が増大する様の視覚的な
認識が強調でき、術者への情報伝達が適確に行なうこと
ができる。
【0092】{第四実施例}図21および図22は本発
明の第四実施例を示し、図21は電動弯曲機構式内視鏡
概略説明図、図22は操作部内ガイド手段断面説明図で
ある。
【0093】尚、この第四実施例は第二実施例の電動弯
曲機構式内視鏡の弯曲操作モータを、操作部からモータ
制御装置内に配設したものである。
【0094】(構成)図21において、符号220は電
動弯曲機構式内視鏡で、手元側の把持部を兼ねた操作部
221には、弯曲操作ジョイステック222と送気、送
水スイッチ223、吸引スイッチ224、接眼レンズ2
25等が配設されている。また、上記操作部221の前
方に、先端構成部及び弯曲部を有する細長な挿入部22
6を延設する一方、この操作部221の側部にユニバー
サルコード227を延設してコネクタ228を介して、
例えば、モータ制御装置229と光源装置230に接続
されている。
【0095】このモータ制御装置229の内部には、R
L弯曲操作モータ237、UD弯曲操作モータ238が
配設されており、それぞれワイヤ等のRL弯曲操作部材
239aとUD弯曲操作部材240aが巻装されている
。これらの弯曲操作部材239aと240aは、後述す
る上記電動弯曲機構式内視鏡220内を上記操作部22
1を介し、挿入部先端部に挿通固定されているRL弯曲
操作部材239bとUD弯曲操作部材240bに上記コ
ネクタ228内で結合自在になっている。
【0096】また、上記コネクタ228には、送気、送
水および吸引を制御する制御装置231内に設けられた
図示しない各管路と、上記電動弯曲機構式内視鏡220
内に設けられた各管路とを連通させる接続部232が着
脱自在に設けられている。また、上記制御装置231に
は、前記各管路を介して連通し、洗浄液を貯留した送水
タンク233を取り付けるようになっている。この制御
装置231と上記送水タンク233を連結するチューブ
234は、第一実施例と同様なので詳細な説明は割愛す
る。また、上記制御装置231には、第一実施例と同様
、吸引ビン235と吸引ポンプ236が、上記制御装置
231内の各管路を介して連通され取り付けられている
【0097】さらに、上記電動弯曲機構式内視鏡220
の操作部221内部は、図22に示すように、上記操作
部221の内壁より一定の間隔をおいて、その間に空間
を形成したジイタ241を配設し、その両側にはRLチ
ェーンガイド242、243とUDチェーンガイド24
4、245を固定し、前記RL弯曲操作部材239bと
UD弯曲操作部材240bとを上記ジイタ241の平面
上に沿って直線運動可能に保持している。また、これら
各弯曲操作部材は、上記ユニバーサルコード227およ
び上記挿入部226内では、コイルパイプ等の図示しな
い保護部材で包まれている。また、上記ジイタ241に
切り込みを入れ曲げ加工を行なって形成した、ガイド手
段の一例としてのジイタ止め部241aにより、流体管
路である送気管路246、送水管路247、吸引管路2
48等が支持されている。
【0098】尚、他の構成部分は第二実施例と同様なの
で割愛する (作用)次に、上記構成による実施例の作用について説
明する。
【0099】まず、弯曲操作ジョイステック222を操
作すると、モータ制御装置229内部の所定の弯曲操作
モータ237、238が駆動し、弯曲操作部材239a
、240aを牽引する。すると、これらはコネクタ22
8内で弯曲操作部材239b、240bと結合されてい
るため、これらの弯曲操作部材239b、240bは牽
引され、操作部221内部を介し、固定されている挿入
部先端部を牽引し、弯曲部を弯曲させる。
【0100】また、上記電動弯曲機構式電子内視鏡22
0の操作部221内における送気、送水および吸引のた
めの各流体管路246、247、248は、ジイタ止め
部241aにより支持されており、第二実施例と同様、
挿入部226およびユニバーサルコード227等の動き
により、上記各流体管路246、247、248が、上
記操作部221内で動くときにおいても、十分な弯曲半
径を維持する。
【0101】尚、他の作用は第二実施例と同様なので割
愛する。
【0102】このように、第二実施例の効果に加え、操
作部221内にモータを配設しないため、操作部221
を小型軽量化でき、操作性向上を図ることができる。
【0103】{第五実施例}図23および図24は本発
明の第五実施例を示し、図23は電子内視鏡概略説明図
、図24は操作部断面図である。
【0104】尚、この第五実施例は第一実施例の電子内
視鏡の送気、送水および吸引のための3つの流体管路の
内、吸引管路の吸引弁を操作部内に設けたものである。
【0105】(構成)図23において、符号260は電
子内視鏡で、手元側の把持部を兼ねた操作部261には
、弯曲ノブ262と送気、送水釦263、吸引釦264
が配設されている。また、上記操作部261の前方に、
先端構成部及び弯曲部を有する細長な挿入部265を延
設する一方、この操作部261の側部にユニバーサルコ
ード266を延設してコネクタ267を介して、例えば
、ビデオプロセッサを内設した光源装置268に接続さ
れるようになっている。この光源装置268は上記電子
内視鏡260からの撮像信号を信号処理する信号処理回
路を有し、接続したモニタ269に伝送して、画像表示
するようになっている。
【0106】また、上記コネクタ267には、送気、送
水を制御する制御装置270内に設けられた図示しない
管路と、前記電子内視鏡260内に設けられた各管路と
を連通させる接続部271が着脱自在に設けられている
【0107】また、上記制御装置270には、前記管路
を介して連通し、洗浄液を貯留した送水タンク272を
取り付けるようになっている。この流体制御装置270
と上記送気タンク272を連結するチューブ273の構
成は、第一実施例と同様なので、詳細な説明は割愛する
。また、上記コネクタ267には、吸引ビン274と吸
引ポンプ275が、後述の電子内視鏡260内の吸引管
路にチューブ276を介して連通され取り付けられてい
る。
【0108】また、上記電子内視鏡260の操作部26
1は、図24に示すように、外部に前記送気、送水釦2
63、吸引釦264が配設されて、この吸引釦264の
真下の上記操作部261内には、吸引弁264aが設け
られ、上記吸引釦264により操作可能になっている。 尚、上記送気、送水釦263の下には、送気、送水スイ
ッチ277があり、前記制御装置270内の図示しない
送気、送水弁を操作可能になっている。
【0109】さらに、前記ユニバーサルコード266側
より送気管路278、送水管路279が前記挿入部26
5側へ伸び、吸引管路280aも上記吸引弁264aを
介し、上記挿入部265側へ伸びた挿入部側吸引管路2
80bに連結している。
【0110】また、これら流体管路278、279、2
80bは、第二実施例と同様に、上記操作部261の内
壁より一定の間隔をおいて、その間に空間を形成したジ
イタ281上に切り込みを入れ、曲げ加工を行なって形
成されたガイド手段の一例としてのジイタ止め部281
aによって支持されている。
【0111】尚、図示はしないが、前記吸引ポンプ27
5には安全装置が付いており、吸引圧が一定以上に上昇
すると吸引圧を下げ、吸引管路系の破損を防いでいる。
【0112】また、本実施例では吸引弁264aを操作
部261内に設けたが、代わりに送気、送水弁を操作部
261内に設けてもよい。
【0113】さらに、本実施例では操作部261内の流
体管路278、279、280b全てをジイタ止め部2
81aで支持したが、上記操作部261内に弁を有して
いない送気管路278、送水管路279のみの支持でも
よい。
【0114】(作用)次に、上記構成による作用につい
て説明する。
【0115】まず、電子内視鏡260において、送気、
送水釦263を押すと、その下の送気、送水スイッチ2
77が押され、送気状態となる。すると、制御装置27
0が作動し、この制御装置270より接続部271を介
し、上記電子内視鏡260に空気が流入する。空気は、
この電子内視鏡260の送気管路278を介し、挿入部
先端の図示しない送気用ノズルより流出する。
【0116】ここで、さらに上記送気、送水釦263を
押すと送水状態となる。すなわち、第一実施例と同様に
、上記制御装置270より空気が送水タンク272に流
入し、水が送水チューブ273、上記制御装置270内
の図示しない送水管、上記接続部271を介し上記電子
内視鏡260に流入する。水はこの電子内視鏡260内
の送水管路279を介し挿入部先端の図示しない送水用
ノズルより流出する。
【0117】また、吸引ポンプ275は常に吸引を行な
っており、吸引ビン274および吸引管路280a内は
減圧されている。この状態において、吸引釦264を押
すと吸引弁264aが開いた状態となり、上記吸引管路
280aと吸引管路280bが連通し、挿入部先端の図
示しないチャンネルより吸引が行われる。
【0118】さらに、上記電子内視鏡260の操作部2
61内における送気、送水および吸引のための各流体管
路278、279、280bは、ジイタ止め部281a
により支持されており、第二実施例と同様、挿入部26
5およびユニバーサルコード266等の動きにより、上
記各流体管路278、279、280bが、上記操作部
261内で動くときにおいても十分な弯曲半径を維持す
る。
【0119】このように、第一実施例の効果に加え、吸
引ポンプ275により減圧されている吸引管路の吸引弁
264aの位置がより挿入部先端部に近づくため、吸引
の反応性が良くなる。また、先端部から吸引弁までの距
離が短くなるため、吸引管路内に付着した低粘性吸引物
の体腔内への逆流が必然的に少なくなり、体腔内汚染の
低減を図ることができる。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡操作部内に流体管路の弯曲を維持するガイド手段を
備えたため、内視鏡のメンテナンス性、操作性を損なう
ことなく、簡単な構造で流体管路の上記操作部内の方向
変換点において十分な弯曲半径を維持することができる
とともに、確実かつ有効な送気、送水および吸引を行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例による操作部流体管路配置
説明図。
【図2】本発明の第一実施例による電子内視鏡概略説明
図。
【図3】本発明の第一実施例による送水タンク構造説明
図。
【図4】本発明の第一実施例による図1のIV−IV断
面図。
【図5】本発明の第一実施例による先端固定部材説明図
【図6】本発明の第一実施例による図5のVI−VI断
面図。
【図7】本発明の第一実施例による図5のVII−VI
I断面図。
【図8】本発明の第二実施例による電動弯曲機構式内視
鏡概略説明図。
【図9】本発明の第二実施例による操作部流体管路配置
説明図。
【図10】本発明の第二実施例による図9のX−X断面
図。
【図11】本発明の第二実施例による先端固定部材の内
部構造説明図。
【図12】本発明の第二実施例による図11のXII−
XII断面図。
【図13】本発明の第二実施例による図11のXIII
−XIII断面図。
【図14】本発明の第三実施例による電動弯曲機構式電
子内視鏡概略説明図。
【図15】本発明の第三実施例によるモータ制御装置フ
ロントパネル説明図。
【図16】本発明の第三実施例による図15のXVI部
拡大説明図。
【図17】本発明の第三実施例によるモータ制御装置リ
アパネル説明図。
【図18】本発明の第三実施例による図17の矢視XV
III図。
【図19】本発明の第三実施例によるモータ制御装置内
部概略説明図。
【図20】本発明の第三実施例によるモータ制御装置ダ
ウンパネル説明図。
【図21】本発明の第四実施例による電動弯曲機構式内
視鏡概略説明図。
【図22】本発明の第四実施例による操作部内ガイド手
段断面説明図。
【図23】本発明の第五実施例による電子内視鏡概略説
明図。
【図24】本発明の第五実施例による操作部断面図。
【図25】従来技術による内視鏡概略説明図。
【図26】従来技術による操作部内説明断面図。
【符号の説明】
2    操作部 30    ガイド手段 31    流体管路 32    流体管路 33    流体管路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  外部の流体制御装置内から、操作部内
    を介して挿入部先端側へ導いた少なくとも一つの流体管
    路と、この流体管路の上記操作部内での弯曲状態を維持
    するガイド手段とを備えたことを特徴とする内視鏡。
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