JPH04259438A - 内視鏡の挿入状態検出装置 - Google Patents

内視鏡の挿入状態検出装置

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JPH04259438A
JPH04259438A JP3020183A JP2018391A JPH04259438A JP H04259438 A JPH04259438 A JP H04259438A JP 3020183 A JP3020183 A JP 3020183A JP 2018391 A JP2018391 A JP 2018391A JP H04259438 A JPH04259438 A JP H04259438A
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endoscope
coil
signal
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JP3020183A
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Toshiaki Noguchi
利昭 野口
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡検査時に挿入部
の挿入状態を知ることのできる内視鏡の挿入状態検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡は、体腔内の管腔である
被検部に外部から細長で可撓性を有する挿入部を挿入し
て被検部を観察したり、必要とする処置が行なえるよう
になっている。ところで、前記体腔内の管腔は、大腸や
小腸に見られる如く曲りくねっており、挿入した内視鏡
の挿入部がどの位置まで挿入されているか、あるいは、
どのような形状になっているのかは術者にとっては容易
にはわからない。
【0003】このため、従来、内視鏡の挿入部を挿入し
た被検体に外部からX線を照射し、挿入部の挿入状態を
透視する装置が利用されているが、このX線を用いた従
来技術では、装置が膨大なものとなってコストが非常に
高いものとなるばかりでなく、許容量を越えた被爆を避
けるため、使用が極めて限定されたものとなる。
【0004】また、米国特許4176662号には、内
視鏡の先端近傍に電磁波あるいは超音波等を発振する発
振素子を設け、外部に設けた電磁波あるいは超音波検出
手段により発振信号を受信し、内視鏡の挿入状態を検出
する技術が開示されている。しかし、この従来技術にお
いては、内視鏡の先端位置は検出できるが挿入形状の確
認は困難であり、また、内視鏡が特殊なものとなって検
査の自由度が小さくなる。
【0005】これに対処するに、人体外から磁界(交流
磁界)をかけて人体内の内視鏡挿入部の金属部分に交差
させ、金属部分に生じる鉄損(渦電流損、ヒステリシス
損)による磁界の変化を検出して挿入部の挿入状態を検
出する技術が案出されており、この技術によれば、人体
に及ぼす影響を軽微なものとして挿入部の挿入位置及び
挿入形状等を検出することができる。
【0006】次に、この人体外から磁界をかけて内視鏡
挿入部の挿入状態を検出する従来の技術について、図1
2〜図17を用いて説明する。
【0007】図12に示すように、従来の挿入状態検出
装置は、人体100を挟んで配置された発振コイル10
1及び受信コイル102、磁界発生手段106、信号処
理手段107、表示手段108から構成されており、前
記発振コイル101には、磁界発生手段106が接続さ
れ、また、前記受信コイル102には、信号処理手段1
07が接続されている。さらに、前記信号処理手段10
7にモニタ等の表示手段108が接続されている。
【0008】そして、光源装置103が接続された内視
鏡104の挿入部105を人体100の体内に挿入し、
前記磁界発生手段106により前記発振コイル101を
駆動して人体100の外部から磁界をかけ、この磁界を
前記受信コイル102にて検出することにより、前記挿
入部105の挿入状態を検出することができる。
【0009】すなわち、図13に示すように、前記発振
コイル101からの磁界に、前記挿入部105外被部分
の金属網管(ブレード)105a、このブレード105
aの内側の螺旋管(フレックス)105b等の金属部分
が交差して鉄損(渦電流損、ヒステリシス損)を生じる
と、前記受信コイル102で検出する磁界が変化して前
記信号処理手段107に入力される磁界信号が変化する
【0010】従って、この磁界信号を前記信号処理手段
107にて信号処理して画像信号に変換し、表示手段1
08に前記挿入部105の挿入状態を表示することによ
り、挿入部105の挿入状態を知ることができるのであ
る。
【0011】この際、前記発振コイル101及び受信コ
イル102の性能により、装置の検出能、分解能が影響
されるため、前記発振コイル101には、発生する磁界
が単一の指向性をもち、しかも、この挿入状態検出装置
に対する外部の磁界、金属等の影響を受けないよう、通
常の単相ソレノイドでなく、例えば、図14及び図15
に示すような、断面がT形で円筒状の形状をしたコア材
101aにコイル101bを巻線したもの等が採用され
る。
【0012】また、前記受信コイル102には、例えば
、図16に示すような、円筒のコア材102aにコイル
102b,102cを巻線して差動トランスを構成した
ものが採用され、さらに、この円筒形の受信コイル10
2に代えて、図17に示すようなE形のコア材109a
にコイル109b,109cを巻線して差動トランスを
構成した受信コイル109等も採用される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような、人体100を挟んで発振コイル101と受信
コイル102とを配置する従来の装置では、必然的に大
きな空間的配置を必要とするばかりでなく、発振コイル
101からの磁界が、検出すべき挿入部105の金属部
分に交差する前に人体100により減衰し、受信コイル
102での検出感度が低くなるという問題がある。
【0014】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
、小型で、しかも検出感度に優れた内視鏡の挿入状態検
出装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による内視鏡の挿
入状態検出装置は、内視鏡の挿入部を挿通可能な部材に
設けた発振コイルと、前記発振コイルを駆動し、磁界を
発生させる磁界発生手段と、前記発振コイルより発生す
る磁界を検出する受信コイルと、前記受信コイルからの
信号を処理し、画像信号に変換する信号処理手段とを備
えたものである。
【0016】
【作用】前述した構成により、内視鏡の挿入部を発振コ
イルが設けられた部材に挿通し、磁界発生手段により前
記発振コイルから磁界を発生させると、この磁界が受信
コイルで検出され、この受信コイルからの信号が信号処
理手段で処理されて画像信号に変換され、被検体内部に
挿入した前記挿入部の挿入状態が検出される。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1〜図7は本発明の第1実施例に係わり、図1
は上部内視鏡検査に適用した挿入状態検出装置の構成図
、図2及び図3は内視鏡の挿入部の構成を示す説明図、
図4及び図5は磁界発生回路の回路図、図6は磁界変位
検出回路の回路図、図7は電源の接続を示す説明図であ
る。
【0018】本実施例は、図1に示すように、ファイバ
スコープによる内視鏡1と、この内視鏡1に照明光を供
給する光源装置2とから構成される内視鏡装置による上
部内視鏡検査に際し、この上部内視鏡検査の際の挿入補
助具であるマウスピース3に設けられた発振コイル4と
、この発振コイル4から磁界(交流磁界)を発生させる
ための磁界発生手段5と、磁界を検出する受信コイル6
と、この受信コイル6からの信号を処理し、画像信号に
変換する信号処理手段7と、この信号処理手段7からの
画像信号を表示する表示手段としてのモニタ8とから構
成される挿入状態検出装置を適用したものである。
【0019】前記内視鏡1は、可撓性を有する細長の挿
入部9と、この挿入部9の手元側基部に連設された太径
の操作部10と、この操作部10の頂部に連設された肉
眼観察のための接眼部11と、前記操作部10の側部か
ら延設されたライトガイドケーブル12と、このライト
ガイドケーブル12の端部に設けられたコネクタ13と
から構成されており、このコネクタ13を介して前記内
視鏡1が前記光源装置2に接続される。
【0020】前記内視鏡1の挿入部9は、硬性の先端部
と、この先端部に湾曲部を介して連設された可撓管部と
から構成され、その外被部分には、金属で形成された細
線を網状に編組した可撓性の網管(ブレード)が被覆さ
れている。
【0021】さらに、前記可撓管部のブレードの内側に
は長尺の金属の薄板状部材を螺旋状に巻回して形成した
可撓性の螺旋管(フレックス)が設けられており、前記
挿入部9が挿通される前記マウスピース3の発振コイル
4から発生する磁界に、これらのブレード、フレックス
等の金属部分が交差して鉄損(渦電流損、ヒステリシス
損)が生じると、前記受信コイル6で検出する磁界が変
化し、この変化が前記信号処理手段7で検出されて信号
処理され、画像信号に変換されて前記モニタ8に表示さ
れるようになっている。
【0022】また、前記挿入部9には、図2に示すよう
に、照明光を導くライトガイド14、被写体像を伝達す
るイメージガイド15、処置具挿通用チャンネル16が
配設されている。前記ライトガイド14は、前記挿入部
9、前記操作部10内を挿通されて前記光源装置2内の
入射端面に照明光が供給され、前記挿入部9先端の出射
端面から被写体に照明光が照射されるようになっており
、前記イメージガイド15は、入射端面が前記挿入部9
の先端部に配設された対物光学系の結像面に配設され、
出射端面が前記接眼部11に配設された接眼光学系に対
向するように配設されている。
【0023】照明光に照らされた被検体の被写体像は、
前記挿入部9の先端に配設された対物光学系により、前
記イメージガイド15の入射端面に結像して出射端面に
伝達され、例えば接眼光学系を肉眼で見ることにより被
写体像が観察できるようになっている。
【0024】尚、この内視鏡装置は、前記内視鏡1の接
眼部11に着脱自在に接続され前記内視鏡1の観察像を
撮影する内視鏡用外付けテレビカメラ(TVカメラ)、
このTVカメラに対する信号処理を行うカメラコントロ
ールユニット(CCU)、及び、このCCUから出力さ
れる映像信号を映しだすモニタ等を適宜付加することに
より、前記接眼光学系により観察される被写体像を前記
TVカメラに内蔵される電荷結合素子(CCD)等の撮
像手段により光電変換し、前記CCUにて信号処理して
前記モニタに映しだすことができる。さらに、フィアバ
ースコープによる前記内視鏡1に代えて、先端部にCC
Dを配設した電子内視鏡を採用しても良い。
【0025】そして、適用分野によって異なる前記内視
鏡1の挿入部9の径が細く、磁界が交差する金属の面積
が小さい場合、あるいは、内視鏡1の金属部分が、主と
して非磁性の金属、例えば、非磁性のステンレス等によ
り構成されている場合等には、前記処置具挿通用チャン
ネル16に高透磁率の金属部材17を挿入することによ
り、前記受信コイル6による磁界変化の検出能をより向
上させることができ、さらに、前記金属部材17の材質
を適宜選択することにより、検出能を適切に設定するこ
とができる。
【0026】また、図3に示すように、外被に金属部材
をコーティングしたライトガイド18及びイメージガイ
ド19、外被に磁性材料をコーティングした処置具挿通
用チャンネル20を前記挿入部9に配設しても良く、同
様に、磁界変化の検出能を向上させることができる。 尚、この場合、前記内視鏡1の挿入部9の外装に、高透
磁率の磁性材料をコーティングしても良い。
【0027】一方、前記マウスピース3に巻線が形成さ
れる発振コイル4は、磁界発生手段5により駆動され、
この磁界発生手段5には、具体的には、例えば、図4及
び図5に示す磁界発生回路24,25等が用いられる。
【0028】磁界発生回路24は、抵抗R1 を介して
電源VCCに接続される前記発振コイル4を駆動するト
ランジスタQ1 と、発振器Sからの信号及び前記トラ
ンジスタQ1 のエミッタに接続される電流センシング
用抵抗R2 からの信号が入力されるオペアンプU1 
と、このオペアンプU1 の出力信号により駆動され、
前記トランジスタQ1 にベース電流を供給する電界効
果形トランジスタQ2 とから構成されている。
【0029】前記発振コイル4の駆動電流は、前記セン
シング抵抗R2 を介して前記オペアンプU1 の反転
入力端子に電圧信号として入力され、非反転端子に入力
される発振器Sからの信号に応じて前記オペアンプU1
 から前記電界効果形トランジスタQ2 のゲートに信
号が出力されると、前記電界効果形トランジスタQ2 
により前記トランジスタQ1 のベース電流が制御され
、前記発振コイル4が定電流駆動されるようになってい
る。
【0030】また、磁界発生回路25は、発振器Sから
の信号を増幅するためのオペアンプU2 と、前記オペ
アンプU2 の出力端子に外付けされる正負両出力用電
流ブースタとしてのコンプリメンタリトランジスタQ3
,Q4 とから構成され、コンプリメンタリトランジス
タQ3,Q4 によって前記発振コイル4を駆動するこ
とにより、前記発振コイル4のコイル電流を増加させ、
多くの磁界を発生させるようになっている。
【0031】尚、前記オペアンプU1,U2 、及び、
後述するオペアンプU3 〜U7 は、正負対称の電源
+VCC,−VCCによって駆動される。
【0032】前記発振コイル4に発生する磁界は、前記
内視鏡1の挿入部9が挿入される被検体21の外部に設
けられた受信コイル6で検出される。この受信コイル6
は、例えば、コイルL1,L2 を有し、コア材を通過
する磁界が変化しないときは出力がゼロである一方、磁
界が変化すると信号を出力する差動トランスから構成さ
れ、前述した従来の円筒形の受信コイル102(図16
)あるいはE形の受信コイル109(図17)等が利用
可能である。
【0033】また、前記信号処理手段7は、磁界変位検
出回路22と画像処理回路23とから構成されており、
前記磁界変位検出回路22は、例えば、図6に示すよう
に、前記受信コイル6の信号を増幅するためのオペアン
プU3,U4 からなる増幅部22a、前記オペアンプ
U4 によって増幅された信号をオペアンプU5,U6
 からなる絶対値回路により直流に変換する直流変換部
22b、この直流変換部22bからの直流出力電圧と基
準電圧との電位差に応じた直流信号を出力するオペアン
プU7 からなる差動増幅部22c等から構成されてい
る。
【0034】尚、前記基準電圧は、電源VCCを抵抗R
3,R4 及び可変抵抗RV1により分圧し、差動トラ
ンスである前記受信コイル6の出力がゼロのときの前記
直流変換部22bの出力電圧と同じ電圧になるよう調整
されている。
【0035】尚、本発明の挿入状態検出装置は、各種の
内視鏡装置との組合わせによるシステムとしての使用が
可能であり、例えば、血管内視鏡装置を併用したシステ
ムにも適用可能である。この場合、本発明の挿入状態検
出装置は、マウスピース3等の挿入補助具が患者に直接
触れるため、漏れ電流を規制して安全を保つ必要がある
。同様に、血管内視鏡装置は、通常、心臓に直接適用す
るため、漏れ電流を規制して安全を保つ必要があり、特
に、患者が直接触れる可能性のある部分では、漏れ電流
が極めて厳しく規制される。
【0036】従って、図7に示すように、システムを構
成する各機器には、直接、壁コンセント30から電源が
供給されず、この壁コンセント30に通常の電源プラグ
31を介して接続される絶縁トランス32から電源が供
給されるようになっており、挿入状態検出装置では磁界
発生手段5が、また、血管内視鏡装置では、挿入補助具
33を併用する血管ファイバースコープ34に接続され
る光源装置35及びCCU36、このCCU36に接続
されるモニタ37等が、前記絶縁トランス32を介して
1次回路に接続される。
【0037】この場合、前記磁界発生手段5、前記光源
装置35、前記CCU36、前記モニタ37には、それ
ぞれ、前記絶縁トランス32に設けられた専用コンセン
ト32aにのみ接続可能な専用の電源プラグ38が設け
られており、前記壁コンセント30への誤接続を防止し
て未然に危険を回避するようになっている。
【0038】次に、このように構成された挿入状態検出
装置の作用について説明する。まず、内視鏡1の挿入部
9をマウスピース3の中空部分に予め挿通しておき、前
記挿入部9を被検体21内部の観察部位まで挿入する。 この際、前記マウスピース3は患者の口にくわえられる
。この状態において、前記マウスピース3に形成された
発振コイル4を磁界発生手段5により駆動して前記発振
コイル4から磁界を発生させると、この発振コイル4か
ら発生した磁界は、前記内視鏡1の挿入部9を通り、こ
の挿入部9の金属部分で交差して鉄損(渦電流損、ヒス
テリシス損)として消費され、体外の受信コイル6で磁
界変化が検出される。
【0039】この際、前記発振コイル4がマウスピース
3に形成されているため、装置が小型であるにもかかわ
らず、前記発振コイル4からの磁界が前記挿入部9の金
属部分に交差する前に人体内で減衰することがなく、前
記受信コイル6での検出感度が大幅に向上する。
【0040】そして、この磁界変化により、差動トラン
スから構成されてゼロバランスの状態にある前記受信コ
イル6から信号が出力され、磁界変位検出回路22に入
力されると、この磁界変位検出回路22では、前記受信
コイル6からの信号を増幅部22aにて増幅した後、直
流変換部22bで直流信号に変換し、基準電圧に対する
前記直流信号の電位差を増幅して差動増幅部22cから
出力する。
【0041】前記差動増幅部22cからの出力信号VO
UT は、画像処理回路23に入力され、画像信号に変
換されてモニタ8に出力される。その結果、被検体21
内部での前記挿入部9の挿入状態が画像表示され、被検
体21内部での前記挿入部9の挿入位置、挿入形状を確
実に把握することができる。
【0042】この場合、前記受信コイル6を二次元(X
−Y平面)的に走査することにより、あるいは、予め体
外のX−Y平面上に配設した複数の受信コイル6を電気
的に選択して走査することにより、複数個のX−Y座標
データを測定し、前記挿入部9の挿入形状を二次元的に
画像表示することができる。さらには、前記磁界変位検
出回路22の出力の大きさのデータをZ座標のデータと
して画像処理することにより、三次元の挿入形状画像を
作成することも可能である。
【0043】[第2実施例]図8〜図10は本発明の第
2実施例に係わり、図8は下部内視鏡検査に適用した挿
入状態検出装置の構成図、図9及び図10は発振コイル
の構成を示す説明図である。
【0044】尚、以下の各実施例において、前述した実
施例と同様のものについては同一の符号を用いて説明を
省略する。
【0045】この第2実施例の挿入状態検出装置は、図
8に示すように、内視鏡1の挿入部9を、挿入補助具で
あるスライディングチューブ40に挿通して人体41に
挿入し、下部内視鏡検査を行なう際に適用されるもので
あり、発振コイルの構成が異なる他は、前述の第1実施
例と同様である。
【0046】すなわち、図9に示すように、スライディ
ングチューブ40の手元側の太径のヘッド40aと、チ
ューブ本体40bとに、それぞれ、発振コイル42,4
3の巻線が形成されている。これらの各発振コイル42
,43は、例えば、前述の磁界発生回路24あるいは磁
界発生回路25により駆動されて強さの異なる磁界が発
生するようになっており、前記挿入部9の挿入状態と前
記スライディングチューブ40の挿入状態とを個別に知
ることができる。
【0047】さらに、図10に示すように、前記スライ
ディングチューブ40に代えて、永久磁石からなるヘッ
ド44aを有し、チューブ本体44bに複数の発振コイ
ル45を配設したスライディングチューブ44を採用し
ても良く、このスライディングチューブ44では、チュ
ーブ本体44bの各発振コイル45が発振コイル切換手
段46に接続され、磁界発生手段5からの信号を切換え
ることにより、任意の発振コイルを選択できるようにな
っている。
【0048】この場合、前記スライディングチューブ4
4のヘッド44aからは直流磁界が発生する一方、前記
チューブ本体の発振コイル45からは交流磁界が発生し
、例えば、複数個の受信コイル6を体外のX−Y平面上
に配設して走査することにより、前記スライディングチ
ューブ44の挿入形状及び挿入位置を容易に知ることが
できる。
【0049】[第3実施例]図11は本発明の第3実施
例に係わり、挿入状態検出装置の構成図である。
【0050】本実施例は、前述の各実施例におけるマウ
スピース3,スライディングチューブ40,44等の挿
入補助具に発振コイルを設けることなく、内視鏡1の挿
入部9に着脱自在に挿通される磁界供給手段50を使用
し、磁界を供給するものである。
【0051】この実施例における作用・効果は前述の第
1実施例と同様であるが、前述の各実施例に対し、磁界
を発生させるための発振コイルを形成する際に、挿入補
助具の大きさ、形状等の制約を受けることがない。
【0052】従って、前記磁界供給手段50を使いやす
い形状のものとすることができ、検出感度をさらに向上
させることができるという利点がある。さらに、予め内
視鏡1に装着しておくことにより、セッティングの手間
を省いて操作性を向上することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置を小型化することができ、しかも、内視鏡挿入部の被
検体内部への挿入状態を感度良く検出できるという優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わり、上部内視鏡検査
に適用した挿入状態検出装置の構成図
【図2】本発明の第1実施例に係わり、内視鏡の挿入部
の構成を示す説明図
【図3】本発明の第1実施例に係わり、内視鏡の挿入部
の構成を示す説明図
【図4】本発明の第1実施例に係わり、磁界発生回路の
回路図
【図5】本発明の第1実施例に係わり、磁界発生回路の
回路図
【図6】本発明の第1実施例に係わり、磁界変位検出回
路の回路図
【図7】本発明の第1実施例に係わり、電源の接続を示
す説明図
【図8】本発明の第2実施例に係わり、下部内視鏡検査
に適用した挿入状態検出装置の構成図
【図9】本発明の第2実施例に係わり、発振コイルの構
成を示す説明図
【図10】本発明の第2実施例に係わり、発振コイルの
構成を示す説明図
【図11】本発明の第3実施例に係わり、挿入状態検出
装置の構成図
【図12】従来例に係わり、内視鏡検査における挿入状
態検出装置の説明図
【図13】従来例に係わり、挿入状態検出の説明図
【図
14】従来例に係わり、発振コイルによる磁界発生を示
す説明図
【図15】従来例に係わり、発振コイルのコア材の外観
【図16】従来例に係わり、受信コイルの説明図
【図1
7】従来例に係わり、受信コイルの説明図
【符号の説明】
1  内視鏡 3  マウスピース 4  発振コイル 5  磁界発生手段 6  受信コイル 7  信号処理手段 9  挿入部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内視鏡の挿入部を挿通可能な部材に設
    けた発振コイルと、前記発振コイルを駆動し、磁界を発
    生させる磁界発生手段と、前記発振コイルより発生する
    磁界を検出する受信コイルと、前記受信コイルからの信
    号を処理し、画像信号に変換する信号処理手段とを備え
    たことを特徴とする内視鏡の挿入状態検出装置。
JP3020183A 1991-02-13 1991-02-13 内視鏡の挿入状態検出装置 Withdrawn JPH04259438A (ja)

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