JPH04258817A - 光ディスク装置のシーク方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置のシーク
方法、特にトラック移動数の誤検出を防ぎ、正確なヘッ
ド移動速度を算出しつつ、より正確に目的トラックに移
動させることができる光ディスク装置のシーク方法に関
する。なお以下各図において同一の符号は同一もしくは
相当部分を示す。

【０００２】

【従来の技術】光磁気ディスク装置におけるシーク動作
、つまり光磁気ディスク上の記録面に投射される光スポ
ットを、指示された目的トラックに移動させるためには
、一定周期の時間ごとに計数した移動トラック数にて算
出した光スポットの移動速度を所定の速度対移動時間の
パターンに合わせるように制御する粗シークと、粗シー
ク動作によって到達した地点から更に細かく１トラック
ごとの移動時間から算出した光スポットの移動速度が所
定の低速度となるように制御する密シークとを組み合わ
せる方法が用いられている。この場合、トラック横断を
検出する信号としては、粗シークの場合には、光ヘッド
から出力されるトラックエラー信号を高速度トラック横
断検出回路に与えて得られる高速トラック横断信号を用
い、また密シークの場合には、前記トラックエラー信号
を低速度トラック横断検出回路に与えて得られる低速ト
ラック横断信号を用いて、前記のようにプロセッサが速
度算出を行っている。このようにトラック横断検出回路
が粗シークと密シークとで異なるのは、粗シークと密シ
ークとで光スポットの移動速度が大きく異なるため、同
一のトラック横断検出回路ではノイズ分離や応答等の点
で対応できないためである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のよ
うな従来のシーク方法では、粗シークで高速トラック横
断信号を使用していたために、粗シークの開始時と終了
時のようにヘッド速度の遅い時に正確なトラックの横断
を検出できないという問題があった。そこでこの発明の
課題は、粗シークおよび密シークに係わらず正確なトラ
ックの横断を検出して移動速度を算出することのできる
光ディスク装置のシーク方法を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明のシーク方法は、『光スポット（ＳＰＴな
ど）のトラック移動を検出するために、粗シークにおい
ては第１の検出回路（高速度トラック横断検出回路７な
ど）の出力信号としての第１のトラック横断検出信号（
高速トラック横断信号７ａなど）を用い、密シークにお
いては第２の検出回路（低速度トラック横断検出回路８
など）の出力信号としての第２のトラック横断検出信号
（低速トラック横断信号８ａなど）を用いる光ディスク
装置において、粗シークにおいて前記光スポットのトラ
ック移動を検出するために、（切換回路４などを介し）
前記光スポットの移動速度（ヘッド移動速度ＶＨなど）
が所定値（切換速度ＶＲなど）に達しないときは前記第
２のトラック横断検出信号を用い、同じく前記所定値を
越えた時は前記第１のトラック横断検出信号を用いる』
ようにする。

【０００５】

【作用】粗シークの際、光スポット（従って光ヘッド）
の移動速度が所定の切換速度に達しないときは低速トラ
ック横断信号を用い、同じく前記切換速度を越えたとき
は高速トラック横断信号を用いて、光スポットのトラッ
ク移動を粗シークの低速時（粗シーク開始時および終了
時）においても正確に検出する。

【０００６】

【実施例】図１は本発明による光磁気ディスク装置のト
ラックシークに関わる部分の構成を示すブロック図、図
２は本発明による図１の動作の方法を示すフローチャー
ト、図３は図１における各部の信号のタイミングを説明
するためのタイミング図である。図１において、１は光
磁気ディスク（単にディスクとも略す）、３は光ヘッド
、ＳＰＴは光ヘッド３によりデスク１に投射される光ス
ポット、２は光ヘッド３（従って光スポットＳＰＴ）を
トラック横断方向に移動させる送り機構、３ａは光ヘッ
ド３によって光スポットＳＰＴの反射光から検出され、
出力されるトラックエラー信号である。７は前述した高
速度トラック横断検出回路で、トラックエラー信号３ａ
を入力し高速トラック横断信号７ａを出力する。また８
は同じく前述した低速度トラック横断検出回路で、トラ
ックエラー信号３ａを入力し低速トラック横断信号８ａ
を出力する。４は後述のプロセッサ５からの切換信号５
ａに基づいて、高速トラック横断信号７ａまたは低速ト
ラック横断信号８ａを選択し、トラック横断信号４ａと
して出力する切換回路、６はトラック横断信号４ａを計
数し、トラック移動数６ａとして出力するトラックカウ
ンタである。５は図１のシステムを総括制御するプロセ
ッサで、前記トラック移動数６ａを入力し、前述した切
換回路４へ切換信号５ａを与えるほか、送り制御信号５
ｂを出力して送り機構２を制御したり、光ヘッド制御信
号５ｃを出力して光ヘッド３を制御したりする。

【０００７】次に図２，図３を参照しつつ図１のシーク
動作を説明する。なお以下Ｓ１〜Ｓ７の符号は図２中の
ステップを示す。図１において、光磁気ディスク１に投
射される光スポットＳＰＴを指定された目的トラックに
移動させる動作を行うために、プロセッサ５は光ヘッド
３を大きく動作させる粗シークと、小さく動作させる密
シークとを組み合わせて行う。粗シークにおいてはその
開始時（図３，時点ｔ０）、プロセッサ５は図外の手順
で切換信号５ａにより、切換回路４を低速トラック横断
信号８ａ側に切換え、該横断信号８ａがトラック横断信
号４ａとなるようにする。そして所定周期が経過すると
（Ｓ１，分岐Ｙ）、トラック移動数６ａを読込み（Ｓ２
）、ヘッド移動速度ＶＨを演算し（Ｓ３）、光ヘッド３
（従って光スポットＳＰＴ）の移動速度ＶＨを図３のよ
うなヘッド移動速度対移動時間（または移動量）のパタ
ーンに合わせるように、送り制御信号５ｂを送り機構２
に出力する。そしてヘッド移動速度ＶＨが所定の切換信
号ＶＲに達するまでは（Ｓ５，分岐Ｎ）、低速トラック
横断信号８ａを選択したまま（Ｓ６Ａ）、粗シークを終
了しない限り（Ｓ７，分岐Ｎ）、以上のステップＳ１〜
Ｓ６Ａまでの手順を繰返す。やがて図３の時点ｔ１でヘ
ッド移動速度ＶＨが所定の切換速度ＶＲに到達すると（
Ｓ５，分岐Ｙ）、プロセッサ５は切換信号５ａによって
切換回路４を高速トラック横断信号７ａ側に切換え、該
信号７ａがトラック横断信号４ａとなるようにする（Ｓ
６Ｂ）以後は送り制御信号５ｂによって図３のようにヘ
ッド移動速度ＶＨがさらに増加されて最大となったのち
、徐々に減速され時点ｔ２で再び切換速度ＶＲに達する
までは高速トラック横断信号７ａが選択されたまま、ス
テップＳ１〜Ｓ６Ｂの手順が繰返される。時点ｔ２以後
は粗シークが終了する時点ｔ３まで再び低速トラック横
断信号８ａが選択され（Ｓ５，分岐Ｎ→Ｓ６Ａ）、ステ
ップＳ１〜Ｓ６Ａの手順が繰返される。プロセッサ５は
図３の時点ｔ３で粗シークの終了を判別すると（Ｓ７，
分岐Ｙ）、密シークへ進む。密シークでは、低速トラッ
ク横断信号８ａにより１トラックごとの移動を知り、そ
の移動時間にてヘッド移動速度を算出して光ヘッド３を
光ヘッド制御信号５ｃにより制御する。

【０００８】

【発明の効果】本発明によれば、粗シークにおいて、プ
ロセッサにより算出したヘッド移動速度により判断して
高速トラック横断信号と低速トラック横断信号の切り換
えを行うことにより、速度の遅い時には低速トラック横
断信号を使用し、移動速度が所定速度以上に速くなった
時に高速トラック横断信号を使用するようにしたため、
トラック移動数の誤検出を防ぎ、正確なヘッドの移動速
度を算出することができる。また、トラック移動数の誤
検出を少なくしたため、目的トラックへ、より正確に移
動させることが可能となった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例としての構成を示すブロック回
路図

【図２】図１の動作説明用のフローチャート

【図３】図
１の動作説明用のタイムチャート

【符号の説明】

１　　　　光磁気ディスク ２　　　　送り機構 ３　　　　光ヘッド ３ａ　　トラックエラー信号 ４　　　　切換回答 ５　　　　プロセッサ ６　　　　トラックカウンタ ７　　　　高速度トラック横断検出回路８　　　　低速
度トラック横断検出回路７ａ　　高速トラック横断信号 ８ａ　　低速トラック横断信号 ＶＨ　　ヘッド移動速度 ＶＲ　　切換速度

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】光スポットのトラック移動を検出するため
   に、粗シークにおいては第１の検出回路の出力信号とし
   ての第１のトラック横断検出信号を用い、密シークにお
   いては第２の検出回路の出力信号としての第２のトラッ
   ク横断検出信号を用いる光ディスク装置において、粗シ
   ークにおいて前記光スポットのトラック移動を検出する
   ために、前記光スポットの移動速度が所定値に達しない
   ときは前記第２のトラック横断検出信号を用い、同じく
   前記所定値を越えたときは前記第１のトラック横断検出
   信号を用いることを特徴とする光ディスク装置のシーク
   方法。