JPH04258785A - 腕時計用超硬ケースの加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、腕時計用外装部品であ
る超硬ケースの喰いつき部加工を、腕時計用ケースとし
ての機能品質を損なうことなく、裏蓋をケース胴に喰い
つき固定することに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】腕時計用ケースの裏蓋固定方法は、主に
ケース胴に喰いつき溝を切削し裏蓋に爪（ダボ）を出し
てケース胴に喰いつき固定する構造である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】腕時計ケースの裏蓋固
定方法は、上記した構造が主であり、ケース胴の材料が
Ｂｓ・ＳＵＳ等のように比較的硬度が低ければ加工は容
易である。しかし、ケース胴が超硬のように非常に硬い
材料の場合、裏蓋喰いつき時にＳＵＳ裏蓋の爪が削れて
しまい、喰いつき固定が困難であるという欠点を有して
いた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するために、本発明は超硬ケースの喰いつき部加工方法
において、ダイヤモンド砥石での喰いつき溝研削加工後
、ホーニング処理、超音波研磨しその後ブラシ加工を施
すことにより裏蓋の喰いつき固定を可能にしたものであ
る。

【０００５】

【作用】上記のような方法によれば、超硬ケースの喰い
つき部の鋭角が削れ、面粗さが細かくなっているためＳ
ＵＳ裏蓋の爪が超硬ケース胴の喰いつき部を滑る。

【０００６】

【実施例】本発明が適用される機械的に加工された腕時
計用外装部品、例えば超硬ケースについての実施例を図
面に基づいて説明する。図１は本発明に適用される腕時
計用外装部品のケース胴喰いつき部詳細を示した断面図
である。

【０００７】図２はケース胴に裏蓋が喰いつき固定した
状態を示した断面図である。ケース胴５に喰いつき溝１
をダイヤモンド砥石で研削加工後、アルミナ砥粒による
ホーニング処理を施し、ホーニング加工部２の鋭角部を
丸め加工を行った。次いで、超音波研磨装置のチップ部
に柳バシを利用して、ダイヤモンドペースト４〜８μで
超音波研磨加工部３の研磨加工を施す。この研磨加工後
馬毛を植え込んだブラシに回転と振動をあたえブラシ研
磨加工部４を丸めると同時に研磨する。

【０００８】このようにして鋭角部をだらし研磨された
ケース胴５に図２に示すように、Ｆの押圧力を加えて裏
蓋６の爪（ダボ）７を噛み合わせ固定する。なお、８は
防水用のパッキンである。

【０００９】

【発明の効果】以上述べたように、ケース胴の喰いつき
部に裏蓋の爪（ダボ）を喰いつき噛み合わせる際、爪（
ダボ）を削らずに滑らして超硬ケース胴に固定可能であ
り、裏蓋開閉繰り返し後の裏蓋外し力についても問題な
く、腕時計用外装部品としての機能を満足することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明が適用される腕時計用外装部品ケース胴
の喰いつき部詳細を示した断面図である。

【図２】ケース胴に裏蓋が喰いつき固定した状態を示し
た断面図である。

【符号の説明】

１　　喰いつき溝 ２　　ホーニング加工部 ３　　超音波研磨加工部 ４　　ブラシ研磨加工部 ５　　ケース胴 ６　　裏蓋

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　次の各工程の結合からなる、腕時計用
   超硬ケースの加工方法。 （イ）ケース胴に喰いつき溝を研削して裏蓋喰いつき部
   を形成する第１工程。 （ロ）喰いつき部の溝側の鋭角部をホーニング処理をす
   る第２工程。 （ハ）喰いつき部の頂面を超音波研磨をする第３工程。 （ニ）喰いつき部の外側の鋭角部をブラシ加工をする第
   ４工程。