JPH04258717A - 光学式エンコーダ - Google Patents

光学式エンコーダ

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JPH04258717A
JPH04258717A JP2014491A JP2014491A JPH04258717A JP H04258717 A JPH04258717 A JP H04258717A JP 2014491 A JP2014491 A JP 2014491A JP 2014491 A JP2014491 A JP 2014491A JP H04258717 A JPH04258717 A JP H04258717A
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JP
Japan
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slit
pulse
slits
lens
psd
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JP2014491A
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Takayuki Tsuboi
坪井孝之
Hiroyuki Hase
長谷博之
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学式エンコーダに関し
、例えばレンズを光軸方向に移動させることによって焦
点距離を変化させる変倍系を有したレンズ鏡筒等にもち
いられ、例えばそのレンズと他のレンズやカメラ本体に
たいする相対的位置を検知する際に好適な光学式エンコ
ーダに関するものであり、特に製作精度をラフに、検出
精度をシビアーにさらには検出ピッチを細く構成できる
構造に関するものである。又、本発明の光学式エンコー
ダは位置検知を必要とするもの全般にわたり適応し得る
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズを光軸方向に移動させるこ
とによって焦点距離を変化させる変倍系を有したレンズ
鏡筒において、そのレンズの移動量やレンズとカメラ本
体との相対的位置等を制御する方法としては、例えばレ
ンズ鏡筒内にカム溝を開けたカムリングと、レンズ枠に
取りつけたガイドピンを、該カム溝及びレンズ鏡筒の直
進溝に嵌合させ、該カムリングを回転させることにより
、レンズ群を駆動して、レンズ群の相対位置や移動量を
制御する方法がある。
【0003】又、例えばレンズ位置を検出するための光
学式エンコーダとしては、複数のスリットが設けられた
スリット板と、該スリットへの投光及びスリットを通過
したスリット光を受光する投受光素子等からなるフォト
カプラから構成され、レンズの移動に伴なうスリット板
とフォトカプラとの相対移動によりレンズ位置を検出す
ることができるようにしたカメラが本出願人より提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のカムリングとガ
イドピンを利用した方法では、カムリングの回転だけで
レンズの駆動と相対位置の制御を行っている。この方法
では制御するレンズの群数が増えると、それにともない
カムリングに設けるカム溝の本数が増加して来る。この
為、カムリング全体の機械的強度が低下することになり
、さらにすべてのレンズ群をスムーズに駆動させる為に
は駆動力がおおきくなるという欠点があった。
【0005】又、前述の光学式エンコーダにおいてはス
リットのポジション数が多くなると、一方のスリットと
他方のスリットとの差、すなわち各ポジションでのスリ
ット間の製作誤差が厳しくなってくる。これはスリット
どうしの誤差ばかりでなくレンズをガイドしているガイ
ド部の傾き精度やセンサーの傾き精度にもシビアーなも
のが要求されることになる。
【0006】本発明の目的は、上記した問題を解決し、
高い製作精度を要求されることなくスリットの間隔を狭
くして多数のスリットを設けることができ、被検出物体
等の製作精度や移動機構等の精度がある程度ラフであっ
ても、高精度に位置検出を可能とする光学式エンコーダ
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を実現する
ための光学式エンコーダの構成は、被検出物体の移動に
伴って相対的に移動するゲージ部材とセンサー部とから
構成され、該ゲージ部材は該被検出物体の移動方向に沿
って隔設された複数のスリットからなるスリット列を複
数列有し、また該センサー部は該ゲージ部材の複数のス
リット列を通過した投光手段からの光束を受光する入射
位置検出型の受光手段を該スリット列に対応して有し、
第1のスリット列に対応する第1の受光手段は検出方向
に置ける長さを第2のスリット列に対応する第2の受光
手段よりも短くし、これら受光手段からの信号を利用し
て被検出物体の位置情報を検出することを特徴とする。
【0008】
【作用】上記した構成の光学式エンコーダは、第1のス
リット列に対応する受光手段の検出方向中央位置にスリ
ット光が入射した時、第2のスリット列に対応する受光
手段は検出方向中央より外れるように構成されており、
この場合に十分受光領域を取ることができる。
【0009】
【実施例】図1ないし図3は本発明を有効に実施するこ
とができるレンズ鏡筒を示している。図1〜図3に示す
レンズ鏡筒は3群のレンズ構成からなるズームレンズで
、非撮影状態ではカメラ本体内にコンパクト化されて収
納され、撮影時にカメラ前方に繰り出される、いわゆる
沈胴式の構成としている。これら第1群レンズ、第2群
レンズ及び第3群レンズは、沈胴状態、WIDE状態、
TELE状態において、図4に示すようなレンズ位置と
なる。
【0010】図1は本発明による光学式エンコーダが内
蔵されている鏡筒ユニットの外観図、図2は該鏡筒ユニ
ットの機構説明図、図3は該ユニットの沈胴状態の断面
図である。1は直進ガイドで、鏡筒ユニットの外装的な
意味合いを持ち、後述の半月板ユニット17とビス18
で固定され、不図示の沈胴機構により更にカメラ本体内
に沈胴するように構成されている。
【0011】直進ガイド1には、前述の沈胴状態からで
た状態で不図示のロック機構にロックされるための爪部
1bを有している。2は防砂リングユニットで、直進ガ
イド1と光軸方向に移動する鏡筒7との間をシールする
役目とともに、2か所のキー部2aが鏡筒7の溝7cに
嵌合して鏡筒7を直進させる役割を果している。
【0012】3は化粧板、4は1群レンズユニット5と
ビントリング6を鏡筒7に押え込む1群押さえバネであ
り、図の押さえた状態でピントリング6を外部から回転
させると、1群レンズユニット5が鏡筒7に対して光軸
方向に前後してレンズ位置調整ができるようになってい
る。7は鏡筒で、オスヘリコイド7aが後述のメスヘリ
コイド筒16のヘリコイドネジ部16bとかみ合ってい
て、嵌合部7bには前述の1群レンズユニットが収納さ
れており、2群ガイドバー8および2群振れ止めバー9
、さらには光学式エンコーダーのゲージ部材である後述
のプリズムユニットを一体的に配置している。
【0013】11は2群カムリングで、鏡筒7の内径部
に回転可能に支持されており、はずれどめ爪11aと、
後述のメスヘリコイド16と回転方向のみ一体で回るピ
ン11bを有し、不図示の差動型カムによって1群レン
ズと2群レンズの間隔をメスヘリコイドの回転に対応し
て制御している。12は2群片寄せバネで、第1群に対
して第2群レンズを後方に押しつけてカムストロークの
安定化を図っていると同時に、後述する沈胴動作時に、
不図示のカメラ本体からのストッパ部材により、図3の
ごとく第1,2群レンズ間隔を詰めるのであるが、その
後再び鏡筒を繰り出したときに第2群レンズユニット1
3を後方に押し出す役目を持っている。13は第2群レ
ンズユニットで、不図示のシャッターやフォーカスユニ
ットを内蔵しており、2群レンズ14が一体的に結合し
ている。更に該ユニットには第3群レンズユニットがフ
ォーカス機構によりカメラ後方に繰り出し可能に支持さ
れており、ズームとフォーカス時に繰り込み、繰り出し
方向に移動するように構成されている。
【0014】16はメスヘリコイド筒で、前述のごとく
外周部16aが直進ガイド1の内径部1dと回転可能に
嵌合していて、内径のメスヘリコイド部16bは鏡筒7
の雄ヘリコイドネジ7aとかみ合っており、さらには溝
16cが第2群カムリング11のピン11bと嵌合して
いる。
【0015】17は半月板で、前述のごとくビス18で
直進ガイド1に固着されており、一端にズームギア19
が回転可能に支持されている。ズームギア19は、図5
に示すモーター42からの駆動力を受けてメスヘリコイ
ド16の不図示のインナーギアに伝達しており、本実施
例のズーム作動を司っている。
【0016】第2群レンズユニット13の下方向には図
3及び図6に示される光学式エンコーダのリニアーセン
サー22が一体に固着されている。
【0017】以上がズームレンズ鏡筒の構成で、次に本
発明による光学式エンコーダの一実施例を図6及び図7
に基づいて説明する。
【0018】図6は図3に示す光学式エンコーダをカメ
ラの前面から見た断面図である。10は1群レンズユニ
ット5と一体に設けられたゲージ部材をなすプリズムで
、シリンドリカルレンズ部10a、全反射面10d、図
7に示すように井桁上に窪んだ透過面10c及び後記す
るマスク25を接着する接着面10bが形成されている
。25はプリズム10の接着面10bに接着されるマス
クで、図7に示すように、符号25a〜25mで示すス
リットからなるスリット列(以下パルス側スリット列と
称す)と、符号25A〜25Mで示すスリットからなる
スリット列(以下リニア側スリット列と称す)が並列に
形成され、パルススリット列を構成するスリット25a
〜25mは略等ピッチに形成されていると共に、リニア
側スリット列を構成するスリット25A〜25Mに対応
するスリット25a〜25mに対し、本実施例では5つ
の間隔パターンを有して形成され、これらのスリットは
例えば写真製法により、スリットのみ光が通過するよう
に形成されている。
【0019】ここで、上記の5つの間隔パターンは、パ
ルススリット25aに対しリニアスリット25Aが−0
.2mm離れている右端の組合せ、パルススリット2b
とリニアスリット25B(全部で5か所)のように−0
.08mm(図中αで示す)、中央部の組合せである0
mmのもの、パルススリット25cとリニアスリット2
5c(全部で5か所)のように+0.08mm(図中β
で示す)のもの、パルススリット25mとリニアスリッ
ト25Mのように+0.2mmのものである。22は第
2群レンズと一体に移動するリニアセンサーで、パルス
スリット列とリニアスリット列に対応して長さの異なる
位置検出型の光電変換素子(以下PSDと称す)24,
23が設けられている。また、リニアセンサー22には
赤外発光素子(iRED)21が一体的に設けられてい
て、そのチップ21aからの赤外光がドームレンズ21
bにより収光されてプリズム10のシリンドリカルレン
ズ部10aへ入射する。そして、入射赤外光は反射面1
0dにより全反射しマスク25の2列のスリットを通過
してセンサー22のPSD24,23に達する。なお、
図7においてセンサー22はTELE端又は沈胴状態に
おける位置を示し、又図8に示すようにPSD24,2
3とスリットの間隔は各列のスリットを通過したスリッ
ト光を一度に2箇所で受光しないようにしている。
【0020】パルススリット列に対応するPSD(以下
パルス側PSDと称す)24と、リニアスリット列に対
応するPSD(以下リニア側PSDと称す)23との出
力は、図5に示す回路に入力されて位置検出処理が行な
われる。
【0021】図5において、31〜34はアナログスイ
ッチ、35は電流電圧変換回路、36は増幅回路、37
はICブロックで、スイッチング回路38、コンパレー
タ39、A/Dコンバータ40が設けれている。41は
マイクロコンピュータ、42はトランジスタブリッジを
含む公知のモータコントロール回路、43はズーム用モ
ータ、44はiRED21の出力値を切り換える選択回
路である。
【0022】図5に示す回路において、駆動中における
コンパレータ39の+側端子部に入力されるPSDの波
形は、図9の(a)に示す波形であり、コンパレータ3
9の出力波形は図9の(b)に示す波形となり、コンパ
レータ39の出力に基づいてマイコン41はモータコン
トロール回路42を制御し、図9の(c)に示すような
駆動波形をモータコントロール回路42は出力する。
【0023】以上述べた構成のカメラの駆動動作を以下
説明する。
【0024】本実施例のカメラは、撮影に際してレンズ
鏡筒を図4に示す沈胴状態から、ワイド状態に繰り出さ
れた状態を撮影待機状態としており、したがって最初の
ズーム操作は短焦点距離側から長焦点距離側に変倍する
操作となる。
【0025】撮影者がカメラの不図示のズームTELE
SWをおすと、まずマイコン41はiRED21を点燈
させた後、アナログSW31をONしその後アナログS
W38を切り換えてコンパレータ39への入力をパルス
側PSD24にする。この後モーターに時計回り(CW
)方向の通電を行い、メスヘリコイド16を回転させて
第1群レンズ及び鏡筒7のオスヘリコイド7aをカメラ
前方に繰り出すとともに第2群カムリング11の不図示
の差動カムに従って、第2群レンズユニット13もレン
ズユニット14と共に移動する。このときコンパレータ
39より図9の(b)のような出力波形が出て、本実施
例のマイコンはそのパルス数を数えて、前回いたズーム
位置からどれだけ離れたズーム位置に各レンズ群が来て
いるかを検出する。この後カメラのTELESWが離さ
れるのを検出して、離れた後の初めのパルスが立ち上が
ったところでモーターを逆通電して更にショートして停
止させる。
【0026】本実施例のカメラにおいては前記ズームの
駆動時のiREDの駆動電流を調整して選択回路44に
より赤外線の出力値を切り換えることができるようにな
っており、それによって前記モーターの停止位置を微妙
に調整できるように構成されている。ズーム駆動停止後
は、図5のアナログSW31と32をONさせて、A/
Dコンバータ40の出力によりPSD24の両端の出力
A、BをA/(A+B)の式により演算し、さらにアナ
ログSW33、34をON、アナログSW31、32を
OFFさせて同様にリニアー側PSD23のA/(A+
B)の値を演算して、両者の値の差を取ってどこのポシ
ションかを検出する(この動作による検出値を以下その
ズームポジションでの絶対値と称す)。このとき図7に
示すように上記差が−0.08mmのところと、+0.
08mmのところは各々5か所ずつあるが、ズームの移
動を開始したところからのパルスを数えているため絶対
値が解ることになる。
【0027】ところで、絶対値は次のような2つの場合
に必要となってくる。
【0028】第1は鏡筒がズームにある状態のときに、
極端に強い外力がかかった場合にモーターまでのギアの
バックラッシュ分メスヘリコイドや2群カムリングが回
転してしまい、レンズ間隔が変わってしまう場合、これ
を以下第一の場合という。
【0029】第2は鏡筒がズームにある状態で、カメラ
の電源電池が抜かれた場合で、この後再び電源電池を入
れたときにズームポジションの絶対値が解らないと、ど
こにいるかが解らなくなってしまうといった場合で、こ
れを以下第2の場合という。本実施例によれば上記第1
の場合にはギアのバックラッシュ分ということでズレ量
も僅かであり、隣同士のパルススリットとリニアスリッ
トの位置の差が隣同士異なっていることと、前回のモー
ターの通電方向によってバックラッシュがどちらに寄っ
ているかが解るため、両隣のスリットが同じ絶対値信号
を持っていても、前回停止した位置からどちらにズレた
かの検知が可能となる。従ってズレた方向と反対方向の
通電を行い、最初のパルスの立ち上がりで前記したズー
ム停止の制御を行えば再び基の位置に復帰する。
【0030】上記第2の場合は、電源電池を投入という
めったにないことから、投入直後の絶対値を読んでもし
そこが同じ絶対値信号がいくつもある場所であるなら、
一か所しか無い信号が出るところまで、たとえばズーム
のTELE側通電を行って一しか無い絶対値信号のポジ
ションのところにズームを持っていけばよい。
【0031】以上のような構成で、その動作を図10の
フローチャートを使って説明する。撮影者がカメラのT
ELE側のズームボタンを押すと、(#101)、まず
iRED21を点燈させ(#102)、PSD検出回路
(図5)のアナログSW31をONして(#103)、
アナログSW38を図中上側の端子に切り替える(#1
04)。次にモーター43をCW方向に回転させ(#1
05)、ズームギア19を介してメスヘリコイド16を
回転させ、各レンズ群をTELE側に移動させる。する
とプリズム10とセンサー22の位置関係はセンサー2
2が図7において右側から左側に移動していくような状
態で第1、2群レンズ間隔を該リニアーセンサーは測定
していく。このときスタート位置から図9に示すような
パルス側PSDの片側の信号(たとえばA)をA/D変
換してディジタル化し、そのパルス数を数えていく(#
106)。
【0032】このようなズーミングを行いながら前回い
たポジションから移動中のパルスを加算していって、そ
の数がMAX値すなわちTELE端に達したか否かの判
別と(#107)、撮影者がズームTELEswが離し
たか否かの判別を行う(#108)。
【0033】この様な動作の後、例えばズームのTEL
Eswが離れるとさらにTELE方向へ通電され(#1
09)、次のパルス側PSD24のA信号のレベルが来
たとき(#110)、すなわちコンパレータ39の出力
が、“H1”になった時に、モータに逆通電(#111
)を一定時間かけ(#112)、さらにショートして(
#113)ブレーキをかけて停止させる。この状態でプ
リズム25のパルス側スリット25a〜25mのうちの
上述のA信号を発生したスリット光がパルス側PSD2
4の略中心付近にくるように駆動時のiRED21の電
流を設定できるようになっている。
【0034】この後、iRED21の駆動電流を選択回
路44により測定用の値に切り換えて、アナログSW3
1と32をONさせて(#114)、パルス側PSD2
4のA、B各出力を電流/電圧変換回路35及び増巾回
路36を通過して、IC内のA/Dコンバータ40に入
力させる。この後マイコン41は、前述のごとくA/(
A+B)を演算して(#115)、PSD24上のどこ
にスリット光が当っているかを検出する。
【0035】次に同様にアナログSW33,34をON
させて(#116)、リニア側PSD23のどこにスリ
ット光が当っているかを検出し(#117)、これらの
差を求め(#118)、iRED21をOFFした後(
#119)、この値が図7の0.2,0.08,0,−
0.08,−0.2のうちのいずれかということと、前
回の停止位置からパルスを数えて、今回停止した位置と
が合致すると(#120)、はじめてズーム動作を終了
する(#121)。
【0036】例えば、初めにワイド端(絶対値−0.2
)の位置に止まっていてズームボタンが離された時まで
数えたパルスが8つで、9つ目に停止したとすると、パ
ルスはパルススリット列のスリット25i位置を検出し
ているはずであり、実際にスリット25iの光の位置と
リニアスリット列のスリット25Iの光の位置の差を演
算してみると、−0.08となり、数えたパルスの数で
到達するポジションと同じとなる。これが例えば+0.
08のように数えたパルス数によって到達するポジショ
ンと異なる信号が出ると、後に記述する出し直しフロー
(#112)へ移る。
【0037】又、±0のように一ケ所しかない値が読ま
れた場合は、数えたパルスの数よりもそちらを優先させ
る。
【0038】さらに前述した電池投入時の動作も図10
の#114に示すように、アナログSW31,32ON
から始まるように構成されており、この場合前述の数え
たパルスの数は0であるため必ず出し直しフローに行く
【0039】次に図11に示す出し直しフローについて
説明する。
【0040】出し直しフローに移行すると(#122)
、先ずPSD24,23の検出情報から測定位置の演算
を行い(#123)、WIDE端であれば(#124)
、終了し(#136)、WIDE端でなければ中央位置
か否かを判別する(#125)。中央位置であれば、こ
の位置を優先させるため動作は終了する(#136)。 中央位置でなければTELE端であるか否かを判別し(
#126)、TELE端であれば動作を終了させ(#1
36)、そうでなければ#127に進む。
【0041】#127〜#129までの動作は図10の
フローにおける#102〜#104の処理と同じ処理を
行い、PSD24による位置検出を可能な状態とする。
【0042】そして、ズーム動作により1パルス検出す
ると(#130,131)、モータに逆通電を行い(#
132)、スリット光がPSD24の中心位置にくるよ
うにモータにブレーキをかけて停止させる(#133,
#134)。iRED21を消燈して(#135)、前
述した#124〜#126の処理を行うことになり、こ
のフローをWIDE端、中央位置又はTELE端に達す
るまで1パルス毎に停止させながらそこの絶対値を読む
。つまり、パルススリット列とリニアスリット列におけ
る対応するスリットは、TELE端、WIDE端及び中
央位置における間隔がズーム領域の中で夫々一箇所しか
ない値であるため、この差を読み込むことにより上記の
各焦点距離位置を知ることができることになる。
【0043】出し直し動作は基本的にはズームを1パル
スずつ停止しながらそこの絶対値を読み、その値が領域
の中で一ケ所しかない値になるまでくり返して行く動作
で、まずパルス側PSD24とリニア列PSD23の値
の差を読んで、本実施例で述べると+0.08又は−0
.08の場合は1ステップ次のズームポジションに移動
して再び同じ動作をくり返す。
【0044】絶対値が+0.2,0,−0.2のどれか
であればそこで停止してその値を記憶する。
【0045】図8はパルス側PSD24、リニア側PS
D23にプリズム25のそれぞれのスリットを選択した
光の像が写っている図で、実線で示した縦線が通常の制
御によりあるズームポジションに停止した状態を示して
いるものである。この様にほぼ中央付近に止まっていれ
ば所定の絶対値が読めるが、カメラの外界の条件(例え
ば温・湿度)や電源の条件あるいは動作中外力が加えら
れた場合等に例えば破線のような位置に同じ制御で止ま
ってしまった場合を考えてみる。
【0046】このような場合、1つはリニア側PSD2
3をパルス側PSD24より長くしている効果が期待で
きる。つまりリニア側PSD23がパルス側PSD24
と同じ長さである場合、図の破線の光はセンサーからは
み出していてまともな値が読めず、場合によっては絶対
値をまちがえるおそれもある。
【0047】パルス側PSD24の長さは駆動時に図9
のようなA波形をとるためにパルス側スリット列2つの
スリットがいかなる場合もパルス側PSD24上に同時
にかかってしまうような場合をさけなければならないが
、リニア側PSD23は駆動時に使用しない為、停止時
にとなりのスリットからの迷光が入らない程度には長く
出来る。
【0048】上記効果の第2は、絶対値間の差(すなわ
ち本実施例によれば−0.08と−0.2の差は0.1
2であるが)を大きくとれる。これが大きい程上記停止
位置がばらついたり、姿勢差等いろいろな条件の時に絶
対値を読みまちがえないということである。ここを長く
とっていると、パルススリット列をPSDの中央部に止
めてもリニアスリット部はどんどん端に寄っていく。
【0049】この時、リニア側PSD23を長くしてい
ると端のスリットの場合でも正確な値で読むことができ
る。
【0050】さらに、この第2の効果に対しては、本実
施例のズームの13のポジション各々に個別の絶対値を
持たず5つの絶対値信号でカメラの各ポジションを誤る
ことなく読むことができ、(13/5)倍だけ停止位置
、誤差や姿勢差による信号変化等に対して精度を上げる
ことができる。
【0051】又2つの絶対値信号を交互に並べたためズ
ーム駆動中外界の物にカメラがひっかかったりして発生
する1回の誤パルス等によっても停止した位置が必ず絶
対値と異なるため判別可能で(ひとつ手前、又はひとつ
先に停止する場合が多いので必ず判別可)、誤った写真
撮影を行わずにすむこととなり、より完成度の高いズー
ムレンズの駆動システムを提供することができることに
なる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば以下
のような効果が得られる。
【0053】第1のスリット列を構成するスリットのピ
ッチを狭くして分割ピッチ数を増やすことができる。
【0054】第2のスリット列に対応するPSDの検出
方向の長さを第1のスリット列に対するPSDよりも長
くすることができるので、例えば第1のスリット列と第
2のスリット列の夫々対応するスリットの検出方向にお
ける間隔を長くでき、絶対値を検出する場合の許容範囲
を大きくすることができて、例えば被検出物体等の製作
精度等をラフにしても、高精度の位置検出を可能にする
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を有効に実施することができるレンズ鏡
筒の外観斜視図。
【図2】図1のレンズ鏡筒の分解斜視図。
【図3】図1の断面図。
【図4】図1に示すレンズ鏡筒の沈胴状態、WIDE状
態、TELE状態におけるレンズ位置を示す図。
【図5】本発明による光学式エンコーダの検出回路の一
実施例を示す回路図。
【図6】本発明による光学式エンコーダの一実施例を示
す断面図。
【図7】図6に示す光学式エンコーダの平面図。
【図8】図6の拡大平面図。
【図9】図5に示す回路のPSD等の出力波形図。
【図10】図5に示す回路による動作を示すフローチャ
ート。
【図11】図5に示す回路による出し直し動作を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
10…プリズム                  
  21…赤外線発光素子 23,24…PSD                
25…マスク31〜34…アナログスイッチ     
 35…電流電圧変換回路 36…増幅回路                  
  37…ICブロック 38…スイッチング回路            39
…コンパレータ 40…A/Dコンバータ            41
…マイクロコンピュータ 42…モータコントロール回路      43…ズー
ム用モータ 44…選択回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被検出物体の移動に伴って相対的に移
    動するゲージ部材とセンサー部とから構成され、該ゲー
    ジ部材は該被検出物体の移動方向に沿って隔設された複
    数のスリットからなるスリット列を複数列有し、また該
    センサー部は該ゲージ部材の複数のスリット列を通過し
    た投光手段からの光束を受光する入射位置検出型の受光
    手段を該スリット列に対応して有し、第1のスリット列
    に対応する第1の受光手段は検出方向に置ける長さを第
    2のスリット列に対応する第2の受光手段よりも短くし
    、これら受光手段からの信号を利用して被検出物体の位
    置情報を検出することを特徴とする光学式エンコーダ。
  2. 【請求項2】  請求項1において、第1の受光手段は
    ゲージ部材との相対移動に伴って選択的に出力を発生し
    、この出力信号をパルスとしてカウントするカウント手
    段を有することを特徴とする光学式エンコーダ。
  3. 【請求項3】  請求項2において、受光手段は位置検
    出型センサー(PSD)であり、選択された出力信号は
    その片側の信号であることを特徴とする光学式エンコー
    ダ。
JP2014491A 1991-02-13 1991-02-13 光学式エンコーダ Pending JPH04258717A (ja)

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US08/453,471 US5623142A (en) 1991-02-13 1995-05-30 Optical encoding detecting coarse and fine position

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