JPH04258527A - 湿式多板クラッチ - Google Patents

湿式多板クラッチ

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Publication number
JPH04258527A
JPH04258527A JP3016320A JP1632091A JPH04258527A JP H04258527 A JPH04258527 A JP H04258527A JP 3016320 A JP3016320 A JP 3016320A JP 1632091 A JP1632091 A JP 1632091A JP H04258527 A JPH04258527 A JP H04258527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driven plate
plate
fitted
driven
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3016320A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Murasugi
村杉 卓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3016320A priority Critical patent/JPH04258527A/ja
Publication of JPH04258527A publication Critical patent/JPH04258527A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/60Clutching elements
    • F16D13/64Clutch-plates; Clutch-lamellae
    • F16D13/69Arrangements for spreading lamellae in the released state

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿式多板クラッチに関
し、特に車両用自動変速機に用いられる湿式多板クラッ
チに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両に対する要求が一段と高度化
する傾向にあり、例えば、僅かな動力損失をも回避して
燃費を向上する努力がなされている。動力損失のひとつ
に、自動変速機の湿式多板クラッチで発生するドラグト
ルクがある。
【0003】ドラグトルクは、湿式多板クラッチの非締
結時、すなわち、ドリブンプレートとドライブプレート
が非係合状態にあるとき、両プレート間に変速機油によ
る粘性抵抗が働くことによって発生するもので、粘性抵
抗に相当する動力損失が発生して燃費が低下する。そこ
で、ドラグトルクの抑制を意図し、例えば以下に述べる
ような様々な工夫がなされている(特開昭60−781
15号公報等参照)。 第1の従来例 ドリブンプレートとドライブプレートの間にゴムブロッ
クを挟み込むようにしたものである。
【0004】これによると、締結時には、ゴムブロック
を圧縮変形させて両プレート間を摩擦係合させる一方、
非締結時には、ゴムブロックの弾発力によって両プレー
ト間を所定間隔に保持させることができ、ドラグトルク
を抑制できる。 第2の従来例 図6(a)において、10は複数のドリブンプレートで
あり、それぞれのドリブンプレート10には、一対の金
属製バネ部材11が取り付けられている。バネ部材11
は、図6(b)に示すように、ドリブンプレート10の
外縁部10aと内縁部10bを挟み込む爪11a、11
bと、突部11cとを備え、突部11cの弾発力によっ
てドリブンプレート10の間隔を保持する。 第3の従来例 図7(a)において、20は複数のドリブンプレートで
あり、それぞれのドリブンプレート20には、金属製、
且つ断面U字状のバネ部材21が取り付けられている。 バネ部材21は、図7(b)に示すように、リベット2
2によってU字状の一端側21aが固定されており、自
由端側21bの弾発力によってドリブンプレート20の
間隔を保持する。 第4の従来例 図8(a)において、ドリブンプレート30の周縁部に
等間隔の長穴30aを開け、その長穴30a内に円筒状
のゴム部材31を接着固定する。
【0005】ゴム部材31の弾発力によってドリブンプ
レート30の間隔を保持する。 第5の従来例 図8(b)において、40は複数のドリブンプレート(
図示略)を串ざしにするロッドであり、ロッド40上に
は複数のスプリング41が備えられている。スプリング
41の弾発力によってドリブンプレートの間隔を保持す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
2および第3の従来例にあっては、プレート毎にバネ部
材を備える(しかも第2の従来例では各プレートで一対
)構成となっていたため、部品点数が増大するといった
問題点がある。また、第1および第4の従来例にあって
はゴムを使用する構成となっていたため、熱の影響によ
って弾発力が低下すると共に、塑性変形し耐久力が低下
するといった問題点がある。
【0007】さらに、第5の従来例にあっては、各ドリ
ブンプレートにロッドを通しながらスプリングを取り付
けなければならず、組み付け性が悪いといった問題点が
ある。本発明は、このような問題点に鑑みてなされたも
ので、部品点数を少なくでき、しかも、熱の影響を回避
でき、且つ、組み付け性を容易にしたドラグトルク抑制
技術を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、複数のドライブプレート間にドリブンプ
レートを挟み込み、該ドライブプレートとドリブンプレ
ートとを摩擦係合させて動力を伝達する湿式多板クラッ
チにおいて、前記ドリブンプレートの周縁部にプレート
半径方向に突出する複数の突起を形成し、且つ、該突起
に挟着したバネ部材の一部を隣接するドリブンプレート
に当接させたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、非締結時のドリブンプレートの間
隔がバネ部材の弾発力によって保持される。ここで、バ
ネ部材の一部は、隣接するドリブンプレートに当接して
おり、言い替えれば、ドリブンプレートの1枚置きにバ
ネ部材が取り付けられている。したがって、従来例のよ
うに、ドリブンプレート毎にバネ部材を取り付けなくて
もよいから、部品点数を少なくできる。
【0010】また、ドリブンプレートの外縁部に取り付
けられたバネ部材は、ドリブンプレートの回転遠心力に
伴ってクラッチカバー側へと移動して接触するので、ド
リブンプレートの熱を当該バネ部材を通してクラッチカ
バーへ逃がすことができ、熱の影響を回避できる。さら
に、バネ部材を、ドリブンプレートの外周突起に差し込
むだけでよく、組み付け性を改善できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図3は本発明に係る湿式多板クラッチの一実施例を
示す図である。まず、構成を説明する。図1において、
50はクラッチハブ、51はクラッチハブ50のスプラ
イン溝50aに摺動自在に嵌合する複数のドライブプレ
ート、52はドライブプレート51の両面に接着された
摩擦材、53はクラッチドラム、54はクラッチドラム
53のスプライン溝53aに摺動自在に嵌合するドリブ
ンプレート、55はリテーニングプレート、56はピス
トン、57は一方のリテーニングプレート55の移動を
規制するスナップリングである。
【0012】一方、58は、発明の要旨に記載したバネ
部材としてのリーフスプリングであり、リーフスプリン
グ58は、断熱材59を介してドリブンプレート54に
挟着すると共に、そのリーフスプリング58の一部が隣
接するドリブンプレート54に当接している。図2(a
)はドリブンプレート54の要部平面図である。ドリブ
ンプレート54の周縁部には、プレート半径方向に突出
してクラッチドラム53のスプライン溝53aに嵌合す
る複数の突起54aが形成されており、この突起54a
に、アスベストまたはテフロン等を材料とする断熱材5
9を被せ、その上にリーフスプリング58を挟着して構
成する(図2(b、C)参照)。
【0013】リーフスプリング58の材料は最大応力σ
sを考慮して選定する。例えば、表面焼入れ鋼を採用し
た場合には、50Kg/mm2程度のσsを確保できる
。なお、図2では、全ての突起54aにリーフスプリン
グ58を装着しているが、これに限らず、いくつか置き
に装着してもよい。因みに、ドリブンプレート54の全
周に沿って最低3個装着してあればよい。
【0014】このような構成において、油圧力等によっ
てピストン56を矢印方向に押圧すると、リーフスプリ
ング58を圧縮変形させながら複数のドリブンプレート
54が移動し、ついには、ドリブンプレート54とドラ
イブプレート51とが摩擦係合してクラッチが締結状態
にされる。 一方、ピストン56を復帰させると、複数のドリブンプ
レート54がリーフスプリング58の弾発力を受けて反
転移動し、ドリブンプレート54とドライブプレート5
1の係合が解かれ、クラッチが非締結状態にされる。
【0015】このとき、隣り合うドリブンプレート54
は、リーフスプリング58の弾発力によって所定の間隔
に保持されている。したがって、かかる実施例によれば
、ドリブンプレート54間に作用する粘性抵抗を微小に
でき、ドラグトルクを抑制できる。しかも、リーフスプ
リング58は、図1からも明らかなように、ドリブンプ
レート54の1つ置きに装着されるので、従来例のよう
な全てのドリブンプレートにバネ部材を装着するものに
比べて部品点数を削減することができ、さらに、リーフ
スプリング58の装着は、各ドリブンプレート54の突
起54aに差し込むだけでよいから、組み付け性を改善
できる。
【0016】また、本実施例では、ゴム等の耐熱性に劣
る材料を使用せず、かつ断熱部材を用いているので、バ
ネ部材が熱の影響を受け難い効果がある。また、断熱部
材を用いない場合でも、リーフスプリング58をドリブ
ンプレート54の半径方向で且つ外縁に装着したので、
ドリブンプレート54の回転遠心力によってリーフスプ
リング58を回転外側に移動させることができる。した
がって、リーフスプリング58をクラッチドラム53に
接触させることができ、図3に示すように、ドリブンプ
レート54からリーフスプリング58を通ってクラッチ
ドラム53に至る熱伝達経路(太矢印)を形成して、放
熱効果を高めることができる。
【0017】なお、発明の要旨に記載のバネ部材は、上
記のリーフスプリング58の形状に限るものではなく、
以下に示すような様々な変形態様が考えられる。図4は
、他の変形態様例を示す図である。この図において、1
つのバネ部材60は、バネ性を有する金属材料により、
ボックス状に形成された断熱材62を介してドリブンプ
レート54の突起54aに挟着する部分60aと、隣接
のドリブンプレートに当接する部分60bとを形成する
もので、また、他の1つのバネ部材63は、同じくバネ
性を有する金属材料で略楕円断面の円筒を作り、その円
筒の長径方向に働くバネ力でドリブンプレート54の突
起54aを挟着すると共に、その円筒の短径方向に働く
バネ力でドリブンプレート間隔を保持するものである。
【0018】図5は、さらに他の変形態様例を示す図で
あり、バネ部材64は、断面略コの字状の挟着部64a
と、挟着部64aから延びる一対のプレート当接部64
bとを形成する。材料は上記各態様例と同様にバネ性を
有する金属材料を用いる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、複数のドライブプレー
ト間にドリブンプレートを挟み込み、該ドライブプレー
トとドリブンプレートとを摩擦係合させて動力を伝達す
る湿式多板クラッチにおいて、前記ドリブンプレートの
周縁部にプレート半径方向に突出する複数の突起を形成
し、且つ、該突起に挟着したバネ部材の一部を隣接する
ドリブンプレートに当接させたので、部品点数を少なく
でき、しかも、熱の影響を回避でき、且つ、組み付け性
を容易にしたドラグトルクの抑制技術を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の要部断面図である。
【図2】一実施例のリーフスプリングの装着図である。
【図3】一実施例の熱伝達経路図である。
【図4】バネ部材の他の態様例を示す図である。
【図5】バネ部材のさらに他の態様例を示す図である。
【図6】第2の従来例の要部断面図および要部詳細図で
ある。
【図7】第3の従来例の要部断面図および要部詳細図で
ある。
【図8】第4および第5の従来例の要部詳細図である。
【符号の説明】
54:ドリブンプレート 51:ドライブプレート 54a:突起 58:リーフスプリング(バネ部材) 60、63、64:バネ部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のドライブプレート間にドリブンプレ
    ートを挟み込み、該ドライブプレートとドリブンプレー
    トとを摩擦係合させて動力を伝達する湿式多板クラッチ
    において、前記ドリブンプレートの周縁部にプレート半
    径方向に突出する複数の突起を形成し、且つ、該突起に
    挟着したバネ部材の一部を隣接するドリブンプレートに
    当接させたことを特徴とする湿式多板クラッチ。
JP3016320A 1991-02-07 1991-02-07 湿式多板クラッチ Pending JPH04258527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3016320A JPH04258527A (ja) 1991-02-07 1991-02-07 湿式多板クラッチ

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JP3016320A JPH04258527A (ja) 1991-02-07 1991-02-07 湿式多板クラッチ

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JPH04258527A true JPH04258527A (ja) 1992-09-14

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JP3016320A Pending JPH04258527A (ja) 1991-02-07 1991-02-07 湿式多板クラッチ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6886674B2 (en) * 2002-03-08 2005-05-03 Zf Sachs Ag Positive separator for multiple disc clutches
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