JPH04257753A - 車両の補助輪装置 - Google Patents

車両の補助輪装置

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Publication number
JPH04257753A
JPH04257753A JP3794291A JP3794291A JPH04257753A JP H04257753 A JPH04257753 A JP H04257753A JP 3794291 A JP3794291 A JP 3794291A JP 3794291 A JP3794291 A JP 3794291A JP H04257753 A JPH04257753 A JP H04257753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
auxiliary wheel
state
vehicle
vehicle body
car body
Prior art date
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Pending
Application number
JP3794291A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Ogawa
一男 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH04257753A publication Critical patent/JPH04257753A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体の前部又は後部に
設けた補助輪を用いて、同前部又は後部の横動を可能と
した車両の補助輪装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば実開昭4
8−75339号公報に示されるように、車体の前部又
は後部に回転軸を車体前後方向にして組み付けた補助輪
をジャッキ機構により下降させて車体の前部又は後部を
持ち上げ、この状態で、補助輪を回転駆動することによ
り、車体の前部又は後部を横動させて、狭い場所にも車
両を駐車させることができるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、通常の運転
者は、前記のように車両を移動させることに対して不慣
れであり、車体のコーナ部を障害物に接触させてしまう
ことに気を使うあまり、補助輪の機能を充分に発揮させ
ることができないという問題がある。本発明は前記問題
に対処するためになされたもので、その目的は、前記接
触を自動的に回避するようにして、前記補助輪による機
能を簡単かつ充分に発揮させることができるようにした
車両の補助輪装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の構成上の特徴は、車体の前部又は後部に回
転軸を車体前後方向にして組み付けられた補助輪と、補
助輪を下降することにより車体の前部又は後部を持ち上
げるジャッキ機構と、補助輪を回転駆動する回転駆動手
段とを備えた車両の補助輪装置において、補助輪の回転
を制動する制動手段と、車体のコーナ部に設けられ車体
の一部が障害物に近接したことを検出する近接センサと
、近接センサにより車体の一部が障害物に近接したこと
が検出されたとき制動手段を作動させる制動制御手段と
を設けたことにある。
【0005】
【発明の作用・効果】前記のように構成した本発明にお
いては、車体のコーナ部が障害物に近接すると、近接セ
ンサがこの近接を検出し、制動制御手段がこの検出に応
答して制動手段を作動させるので、補助輪の回転が制動
手段により制動されて、補助輪の回転による車体前部又
は後部の横動が停止する。その結果、本発明によれば、
補助輪を利用して車体の前部又は後部を横動させる場合
、車体のコーナ部と障害物の接触が自動的に回避される
ので、このような車両の移動に不慣れな運転者でも、安
心して補助輪の機能を利用することができるようになる
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図2は同実施例に係る車両を側方から見た概略
図であり、図3は同実施例に係る車両を後方から見た概
略図である。この車両は、前輪FW及び後輪RWに加え
て、第5の車輪としての補助輪11を備え、補助輪11
は油圧ジャッキ機構10により車体BDに対して上下動
可能に組み付けられている。油圧ジャッキ機構10は支
持腕12と油圧シリンダ13とからなり、支持腕12は
その上端部にて車体BDの後部下面上であって車両横方
向の略中心位置にて車両前後方向の軸線L1回りに揺動
可能に支持され、その下端部一側面上にて補助輪11を
車両前後方向の軸線L2回りに回転可能に支持している
【0007】油圧シリンダ13は車両横方向に傾斜させ
てなり、同シリンダ13の一端は支持腕12の側方であ
って車体BDの下面に車両前後方向の軸線回りに揺動可
能に支持されており、その他端からはピストンロッド1
3aが突き出ている。このピストンロッド13aの一端
は支持腕12に車両前後方向の軸線回りに回動可能に組
み付けられており、その他端には、図1に示すように、
油圧シリンダ13を上下室13b,13cに区画するピ
ストン13dが固定されている。下室13cにはスプリ
ング14が収納されており、スプリング14は常時ピス
トン13d及びピストンロッド13aを上方へ付勢して
いる。支持腕12は補助輪11と反対側面上にて回転ア
クチュエータとしての油圧モータ15を固定しており、
同モータ15はその回転軸を補助輪11の中心軸11a
に接続させていて、図1に示すように、作動油の給排方
向に応じて補助輪11を正転駆動及び逆転駆動する。
【0008】次に、図1を用いて油圧シリンダ13及び
油圧モータ15を駆動制御する油圧制御装置20及び電
気制御装置40について説明する。油圧制御装置20は
、エンジン(図示しない)により駆動される油圧ポンプ
21、制御バルブ22、パワーシリンダ23及びリザー
バ24からなる公知のパワーステアリング装置を備え、
油圧ポンプ21から制御バルブ22へ作動油を供給する
油路P1には電磁切り換えバルブ25が介装されている
。電磁切り換えバルブ25は、ソレノイド25aの非通
電時に第1状態(図示状態)に設定されて油路P1の連
通を許容し、かつソレノイド25aの通電時に第2状態
に切り換えられて前記連通を禁止する。
【0009】電磁切り換えバルブ25の上流にて油路P
1からチェックバルブ26を介装した油路P2が分岐さ
れており、同油路P2は電磁切り換えバルブ27を介し
て油圧シリンダ13に接続されている。電磁切り換えバ
ルブ27は、ソレノイド27aの非通電時に第1状態(
図示状態)に設定されて油路P2をオリフィス27bを
介して油圧シリンダ13の下油室13cに接続するとと
もに同シリンダ13の上油室13bをオリフィス27c
を介して油路P3に接続し、かつソレノイド27aの通
電時に第2状態に設定されて油路P2を油圧シリンダ1
3の上油室13bに接続するとともに同シリンダ13の
下油室13cを油路P3に接続する。油路P3はリザー
バ24に接続されている。また、チェックバルブ26の
上流にて油路P2から油路P4が分岐されており、油路
P4と油路P3との間にはリリーフバルブ28が設けら
れている。リリーフバルブ28は油路P4の油圧をパイ
ロット圧として入力していて、同パイロット圧が充分高
くなったときのみ油路P4,P3間の連通を許容する。
【0010】この油路P4は電磁切り換えバルブ31,
32を介して油圧ポンプ15に接続されている。電磁切
り換えバルブ31は、ソレノイド31a,31bの非通
電時に第1状態(図示状態)に設定されて、油路P5,
P6を油路P3に接続させる。また、同バルブ31は、
ソレノイド31aの通電及びソレノイド31bの非通電
時に第2状態(下側表示位置)に設定され、油路P4,
P3を油路P5,P6にそれぞれ接続する。さらに、同
バルブ31は、ソレノイド31aの非通電及びソレノイ
ド31bの通電時に第3状態(上側表示位置)に設定さ
れ、油路P4,P3を油路P6,P5にそれぞれ接続す
る。電磁切り換えバルブ32は、ソレノイド32aの非
通電時に第1状態(図示状態)に設定されて、油路P5
,P6の末端を閉止し、かつ油圧モータ15の流入出ポ
ート15a,15bを閉止する。また、同バルブ32は
、ソレノイド32aの通電時に第2状態に設定され、油
路P5,P6を油圧モータ15の流入出ポート15a,
15bにそれぞれ接続する。
【0011】電気制御装置40はROM,CPU,RA
M、入出力インタフェース等からなるマイクロコンピュ
ータ41を備えており、同コンピュータ41は図4〜6
のフローチャートに対応したプログラムを実行すること
により、補助輪作動スイッチ42、回転指示スイッチ4
3、車速センサ44、シフト位置検出スイッチ45、ブ
レーキスイッチ46、近接センサ47a〜47d、上昇
及び下降完了検出スイッチ48a,48bからの各信号
に応じてソレノイド25a,27a,31a,31b,
32aの通電及び非通電を制御する。
【0012】補助輪作動スイッチ42は運転席近傍に設
けられて補助輪11の上昇及び下降を指示するもので、
オン状態により前記下降を指示しかつオフ状態により前
記上昇を指示する。この補助輪作動スイッチ42には復
帰アクチュエータ51が付設されており、同アクチュエ
ータ51はマイクロコンピュータ41により制御されて
オン状態にある補助輪作動スイッチ42をオフ状態に復
帰させる。回転指示スイッチ43は運転席近傍に設けら
れて油圧モータ15(補助輪11)の回転を指示するも
ので、中立状態にて同モータ15の停止状態を指示し、
かつ左右各切り換え位置にて同モータ15の正逆回転を
それぞれ指示する。なお、この場合、回転指示スイッチ
43は、常時、中立状態に付勢されていて、運転者が同
スイッチ43の操作を解除すると、同スイッチ43は自
動的に中立状態に復帰するようになっている。
【0013】車速センサ44は変速機(図示しない)の
出力軸の回転数を検出して、車速を表す検出信号を出力
する。シフト位置検出スイッチ45は変速機のシフトレ
バー52の操作位置を検出して、同操作位置を表す検出
信号を出力する。このシフトレバー52にはロック機構
53が付設されたおり、同ロック機構53はマイクロコ
ンピュータ41により制御されて、シフトレバー52を
パーキング位置にロックする。ブレーキスイッチ46は
ブレーキペダル53の踏み込み操作時にオン状態になる
とともに、同ペダル53の踏み込み解除時にオフ状態に
なる。近接センサ47a〜47dは、図7に示すように
、車体BDの各コーナにそれぞれ設けられ、超音波、赤
外線などを利用して、近くに(50cm〜1m以内)障
害物が存在することを検出する。上昇完了検出スイッチ
48aは油圧シリンダ13近傍に設けられ、通常オフ状
態にあって、補助輪11が上昇して車体BD内に格納さ
れたときにオン状態となる。下降完了検出スイッチ48
bも油圧シリンダ13近傍に設けられ、通常オフ状態に
あって、補助輪11が降下して車体BDの上昇が完了し
たときにオン状態となる。
【0014】また、マイクロコンピュータ41には警告
器54も接続されている。この警告器54は、ブザー、
警告ランプ等により構成されていて、車BDのいずれか
のコーナ部が障害物に近づいたことを運転者に知らせる
ものである。
【0015】次に、上記のように構成した実施例の動作
を図4〜6のフローチャートを参照しながら説明する。 イグニッションスイッチ(図示しない)が閉成されると
、マイクロコンピュータ41は図4のステップ100に
てプログラムの実行を開始し、ステップ102にて同コ
ンピュータ41内のRAMを含む電気制御装置40の初
期設定を実行する。この初期設定においては、各ソレノ
イド25a,27a,31a,31b,32aが非通電
状態に制御される。このソレノイド25aへの非通電制
御により、電磁切り換えバルブ25は第1状態(図1の
状態)に設定されるので、油圧ポンプ21からの作動油
は油路P1を介して制御バルブ22に供給され、前輪F
Wの操舵がパワーシリンダ23により助勢される。また
、前記ソレノイド27aの非通電制御により、電磁切り
換えバルブ27は第1状態(図1の状態)に設定される
ので、制御バルブ22の油圧ポンプ21に対する背圧が
油路P1,P2を介して油圧シリンダ13の下油室13
cに付与されるとともに、同シリンダ13の上油室13
bは油路P3を介してリザーバ24に連通する。したが
って、油圧シリンダ13はピストンロッド13aをスプ
リング14のばね力と共に上方に付勢し、補助輪11は
車体BDの下部に格納保持される。さらに、前記ソレノ
イド32aの非通電制御により、電磁切り換えバルブ3
2は第1状態(図1の状態)に設定されるので、補助輪
11は油圧モータ15の油圧力により回転駆動されるこ
となく静止状態に保たれる。
【0016】この初期設定後、ステップ104にて車速
センサ44及びシフト位置検出スイッチ45からの各検
出信号が読み込まれて、車速が「0」であり、かつシフ
トレバー52がパーキング位置にあることを条件に、車
両が完全に停止状態にあることが検出される。今、当該
車両が停止していれば、前記ステップ104にて「YE
S」と判定され、ステップ106にて補助輪作動スイッ
チ42がオン状態にあるか否かが判定される。この場合
、補助輪作動スイッチ42がオン操作されていなくて同
スイッチ42がオフ状態にあれば、前記ステップ106
にて「NO」と判定されて、プログラムはステップ10
4に戻されて、ステップ104,106の循環処理が実
行され続ける。
【0017】一方、この状態で車両が発進されると、前
記ステップ104における「NO」との判定の基に、ス
テップ108にて補助輪作動スイッチ42がオン操作さ
れているか否かが判定される。この場合、補助輪作動ス
イッチ42がオン操作されていなければ、同ステップ1
08にて「NO」と判定されて、プログラムはステップ
104へ戻されて、ステップ104,108の循環処理
が実行され続ける。しかし、車両の発進後に、補助輪作
動スイッチ42がオン操作されると、ステップ108に
おける「YES」との判定の基に、ステップ110にて
復帰アクチュエータ51に駆動信号が出力されて、プロ
グラムはステップ104へ戻される。このステップ11
0の処理により、復帰アクチュエータ51は補助輪作動
スイッチ42をオフ状態に復帰させるので、車両走行中
に補助輪作動スイッチ42が操作されても、同操作は自
動的に解除される。
【0018】また、前記車両の停止中、補助輪作動スイ
ッチ42がオン操作されると、ステップ104,106
にて共に「YES」と判定され、ステップ108にてロ
ック機構53に駆動信号が供給される。これにより、ロ
ック機構53はシフトレバー52をパーキング位置にロ
ックするので、この状態では、車両が発進することはな
い。次に、ステップ110にて下降完了検出スイッチ4
8bからの検出信号が読み込まれて、同スイッチ48b
がオン状態にあるか否かが判定される。この場合、下降
完了検出スイッチ48bがオン状態になければ、すなわ
ち補助輪11の下降が完了して車体BDが持ち上げられ
ていなければ、ステップ110にて「NO」と判定され
、ステップ112〜116にてソレノイド32a,25
a,27aがそれぞれ通電制御されて、電磁切り換えバ
ルブ,32,25,27がそれぞれ第2状態に切り換え
られる。これらのステップ112〜116の循環処理は
、下降完了検出スイッチ48bのオン状態が検出される
まで、繰り返し実行される。
【0019】前記循環処理中、電磁切り換えバルブ25
,27は共に第2状態に維持されるので、油圧ポンプ2
1からの吐出油は油路P1,P2、チェックバルブ26
及び電磁切り換えバルブ27を介して油圧シリンダ13
の上油室13bに供給され、同シリンダ13の下油室1
3c内の作動油は油路P3を介してリザーバ24に排出
される。この作動油の給排により、ピストン13d及び
ピストンロッド13aはスプリング14の付勢力に抗し
て下方へ変位し、同ロッド13aは支持腕15の中間位
置を図3にて左下方へ押圧する。その結果、支持腕12
は車体BDに支持された上端部を支点として図3にて時
計方向に揺動し、補助輪11が降下して路面GRに接す
るようになる。一方、このとき、電磁切り換えバルブ3
2も第2状態にあって、油圧モータ15の流入出ポート
15a,15bは電磁切り換えバルブ32,31を介し
て連通しており、補助輪11は自由に回転し得る状態に
ある。その結果、補助輪11が路面GRに接した後には
、補助輪11が回転しながら、支持腕12が車体BDの
下面を突き上げ、車体BDは徐々に上昇して、後輪RW
が路面GRから離れるとともに支持腕15が垂直状態と
なる(図2,3参照)。
【0020】この状態では、ピストン13d及びピスト
ンロッド13aが最下点に達し、下降完了検出スイッチ
48bがオン状態になる。その結果、前記ステップ11
0にて「YES」と判定され、ステップ118にてソレ
ノイド32aの通電が解除された後、プログラムは図5
のステップ120へ進められる。前記ソレノイド32a
の通電解除により、電磁切り換えバルブ32は第1状態
に切り換えられるので、補助輪11の回転が禁止される
。なお、この状態では、油圧ポンプ21からの吐出油が
油圧シリンダ13の上油室にさらに流入することはなく
、油路P4内の作動油圧が上昇して、リリーフバルブ2
8が油路P4,P3間を連通させるので、前記吐出油は
リリーフバルブ28及び油路P3を介してリザーバ24
へ排出される。また、チェックバルブ26の作用により
油圧シリンダ13の上油室13bの作動油が逆流するこ
ともない。
【0021】ステップ120においては、ふたたび、補
助輪作動スイッチ42がオン状態にあるか否かが判定さ
れ、同スイッチ51がオフ状態に切り換えられていれば
、同ステップ120における「NO」との判定の基に、
ステップ122〜148からなる「補助輪回転制御ルー
チン」を実行することなく、プログラムは後述する図6
のステップ150へ進められる。この「補助輪回転制御
ルーチン」においては、ステップ122にて回転指示ス
イッチ43からの信号が読み込まれて同スイッチ43の
状態が判定される。今、回転指示スイッチ43が油圧モ
ータ15の停止指示状態(中立状態)に保たれていれば
、ステップ122にて「停止指示」と判定されて、ステ
ップ124の処理後、ステップ126,128にてソレ
ノイド32a,31a,31bが非通電制御される。こ
のステップ128の処理後、プログラムはステップ12
0に戻され、ステップ120〜128からなる循環処理
が実行され続ける。その結果、この状態では、電磁切り
換えバルブ31,32は共に第1状態(図1の状態)に
維持され、補助輪11の回転が禁止されたまま、車体B
Dが持ち上げられた状態に維持される。なお、油圧ポン
プ21からの吐出油は、前述のように、リリーフバルブ
28を介してリザーバ24に排出され続ける。
【0022】一方、回転指示スイッチ43が油圧モータ
15の正転指示状態に操作されれば、ステップ122に
て「正転指示」と判定されて、ステップ130,132
の処理後、ステップ134,136にてソレノイド32
a,31aがそれぞれ通電制御される。この場合、ソレ
ノイド31bの通電は禁止される。これにより、電磁切
り換えバルブ32は第2状態に切り換えられ、かつ電磁
切り換えバルブ31は第2状態(図1の下側表示位置)
に切り換えられるので、油路P1,P2,P4を介した
油圧ポンプ21からの吐出油が油圧モータ15の流入出
ポート15aに供給され、かつ同モータ15の流入出ポ
ート15bからの作動油は油路P3を介してリザーバ2
4に排出されるようになる。そして、油圧モータ15は
正転して補助輪11を図3にて反時計方向に回転させ始
めるので、車両は車体BDの前部を中心に反時計方向に
回転する。その結果、図7に示す位置に停車させた車両
を狭い空間内に縦列駐車させることができる。
【0023】また、このような縦列駐車中、近接センサ
47a〜47dのいずれかが近くに障害物があることを
検出すると、ステップ132にて「YES」と判定され
、プログラムがステップ138へ進められる。このステ
ップ138においては、警告器54に作動制御信号が供
給され、警告器54は警告(ブザー音、警告ランプ点灯
)を発する。これと同時に、この警告処理の後、前述し
たステップ126,128の処理により、ソレノイド3
2a,31a,31bの通電が解除されるので、油圧モ
ータ15の流入出ポート15a,15bが閉止されて、
補助輪11が制動される。これにより、車体BDの後部
の横動が停止して、車体BDと障害物の接触を回避でき
るとともに、運転者は車体BDのコーナ部が障害物に近
接したことを知ることができる。そして、この状態では
、ステップ120,122,130,132,138,
126,128からなる循環処理が続けられて、警告は
発せられ続ける。一方、この状態で、運転者が回転指示
スイッチ43の操作を解除して同スイッチ43を中立状
態に戻すか、ブレーキペダル53を踏み込むと、ステッ
プ122にて回転指示スイッチ43が中立に戻された、
又はステップ130にて「YES」すなわちブレーキス
イッチ46がオン状態になったと判定され、ステップ1
24にて警告器54へ作動解除信号が出力される。 これにより、警告器54による警告の発生が停止する。 そして、次に、前記ステップ126,128の処理後、
前述したステップ120〜128からなる循環処理が実
行されるようになって、車体BDは持ち上げられたまま
停止し続ける。
【0024】また、回転指示スイッチ43が油圧モータ
15の逆転指示状態に操作されれば、ステップ122に
て「逆転指示」と判定されて、ステップ140,142
の処理後、ステップ144,146にてソレノイド32
a,31bがそれぞれ通電制御される。この場合、ソレ
ノイド31aの通電は禁止される。これにより、電磁切
り換えバルブ32は第2状態に切り換えられ、かつ電磁
切り換えバルブ31は第3状態(図1の上側表示位置)
に切り換えられるので、油路P1,P2,P4を介した
油圧ポンプ21からの吐出油が油圧モータ15の流入出
ポート15bに供給され、かつ同モータ15の流入出ポ
ート15aからの作動油は油路P3を介してリザーバ2
4に排出されるようになる。そして、油圧モータ15は
逆転して補助輪11を図3に時計方向に回転させ始める
ので、車両は車体BDの前部を中心に時計方向に回転す
る。その結果、図7の狭い空間内に縦列駐車させた車両
を脱出させることができる。
【0025】また、このような縦列駐車中、近接センサ
47a〜47dのいずれかが近くに障害物があることを
検出すると、前記場合と同様、ステップ142,148
,126,128の処理により、警告器54は警告(ブ
ザー音、警告ランプ点灯)を発すると同時に、補助輪1
1が制動されて車体BDの後部の横動が停止する。 これにより、この場合も、車体BDと障害物の接触を回
避できるとともに、運転者は車体BDのコーナ部が障害
物に近接したことを知ることができる。また、この場合
も、この状態で、運転者が回転指示スイッチ43の操作
を解除して同スイッチ43を中立状態に戻すか、ブレー
キペダル53を踏み込むと、ステップ122〜128,
140の処理により、警告器54による警告の発生が停
止して、車体BDは持ち上げられたまま停止し続ける。
【0026】また、このようなステップ122〜148
からなる「補助輪回転制御ルーチン」の実行中、運転者
が補助輪作動スイッチ42をオフ状態に切り換えると、
ステップ120にて「NO」と判定され、ステップ15
0にて、前記ステップ124と同様な処理により、警告
器54による警告の発生が停止制御された後、プログラ
ムがステップ152以降へ進められる。なお、このステ
ップ150の処理は警告の発生停止を確実にするもので
、通常の場合には、回転指示スイッチ43の操作解除に
より同スイッチ43は中立状態に自己復帰するので、前
述したステップ122,124の処理によって警告の発
生は停止する。
【0027】ステップ152においては、上昇完了検出
スイッチ48aからの検出信号が読み込まれて同スイッ
チ48aがオン状態にあるか否かが判定される。この場
合、上昇完了検出スイッチ48aがオン状態になければ
、すなわち補助輪11の上昇が完了して同輪11が車体
BDに格納されていなければ、ステップ152にて「N
O」と判定され、ステップ152〜156からなる循環
処理が実行されて、ソレノイド32aが通電制御される
とともにソレノイド27aの通電が解除されるので、電
磁切り換えバルブ32が第2状態に切り換えられるとと
もに、電磁切り換えバルブ27が第1状態に切り換えら
れる。これにより、油圧ポンプ21からの吐出油は油路
P1,P2、チェックバルブ26及び電磁切り換えバル
ブ27を介して油圧シリンダ13の下油室13cに供給
され、同シリンダ13の上油室13b内の作動油は油路
P3を介してリザーバ24に排出される。この作動油の
給排により、ピストン13d及びピストンロッド13a
は上方へ変位し、補助輪11が車体BDの下面に格納さ
れる。なお、この場合、油圧モータ15の流入出ポート
15a,15bは電磁切り換えバルブ32,31を介し
て連通しているので、補助輪11が路面GRから離れる
までの自由な回転が許容される。
【0028】このようにして、補助輪11の車体BDの
下面への格納が終了すると、上昇完了スイッチ48aが
オン状態になるので、前記ステップ152にて「YES
」と判定され、ステップ158,160にてソレノイド
32a,25aの通電が解除される。これにより、電磁
切り換えバルブ32,25は第1状態に戻され、最初の
状態のように、補助輪11の回転が禁止されるとともに
、油圧ポンプ21からの作動油は油路P1を介して制御
バルブ22に供給されるようになる。また、前記ステッ
プ160の処理後、ステップ162にてロック機構53
にロック解除制御信号が出力され、同機構53はシフト
レバー52のパーキング位置へのロックを解除する。 そして、プログラムは図4のステップ104へ戻され、
最初の制御状態に戻される。
【0029】なお、上記実施例においては、車体BDの
コーナ部が障害物に近接したとき、警告器54を作動さ
せると同時に補助輪11を制動するようにしたが(図5
のステップ132,138,142,148,126,
128)、近接センサ47a〜47dによって車体BD
のコーナ部が障害物に近接したことを2段階(例えば、
1mと50cm)に検出し、第1段階(例えば、1mの
近接)で警告器54のみを動作させるとともに、第2段
階(例えば、50cmの近接)で補助輪11を制動する
ようにしてもよい。
【0030】また、上記実施例においては、補助輪11
を車体BDの後部中央付近に設けるようにしたが、車体
前部すなわち左右前輪FW,FWの中央付近に設けるよ
うにしてもよい。この場合には、車体BDの前部が後部
を中心に左右に回転するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例に係る油圧制御装置と電
気制御装置のブロック図である。
【図2】  補助輪を降下させて車体を持ち上げた状態
における前記実施例に係る車両の概略側面図である。
【図3】  前記状態における前記車両の概略背面図で
ある。
【図4】  マイクロコンピュータにて実行されるプロ
グラムのフローチャートで一部である。
【図5】  前記プログラムのフローチャートで一部で
ある。
【図6】  前記プログラムのフローチャートで一部で
ある。
【図7】  前記車両を狭い場所に駐車させる状態を説
明するための同車両の平面図である。
【符号の説明】
10…油圧ジャッキ機構、11…補助輪、15…油圧モ
ータ、20…油圧制御装置、21…油圧ポンプ、25,
27,31,32…電磁切り換えバルブ、40…電気制
御装置、41…マイクロコンピュータ、42…補助輪作
動スイッチ、43…回転指示スイッチ、47a〜47d
…近接センサ、BD…車体、GR…路面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  車体の前部又は後部に回転軸を車体前
    後方向にして組み付けられた補助輪と、前記補助輪を下
    降することにより車体の前部又は後部を持ち上げるジャ
    ッキ機構と、前記補助輪を回転駆動する回転駆動手段と
    を備えた車両の補助輪装置において、前記補助輪の回転
    を制動する制動手段と、車体のコーナ部に設けられ車体
    の一部が障害物に近接したことを検出する近接センサと
    、前記近接センサにより車体の一部が障害物に近接した
    ことが検出されたとき前記制動手段を作動させる制動制
    御手段とを設けたことを特徴とする車両の補助輪装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08142813A (ja) * 1994-11-17 1996-06-04 Minoru Kurata 自動車用ジャッキ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08142813A (ja) * 1994-11-17 1996-06-04 Minoru Kurata 自動車用ジャッキ装置
JP2932043B2 (ja) * 1994-11-17 1999-08-09 稔 倉田 自動車用ジャッキ装置

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