JPH04257501A - ドライプラントの製法 - Google Patents
ドライプラントの製法Info
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- JPH04257501A JPH04257501A JP3962591A JP3962591A JPH04257501A JP H04257501 A JPH04257501 A JP H04257501A JP 3962591 A JP3962591 A JP 3962591A JP 3962591 A JP3962591 A JP 3962591A JP H04257501 A JPH04257501 A JP H04257501A
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Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ドライフラワー等の植
物の乾燥体をつくることを目的としたドライプラントの
製法に関する。
物の乾燥体をつくることを目的としたドライプラントの
製法に関する。
【０００２】
【従来技術とその問題点】ドライフラワー製造方法など
に関する従来技術としては、まず特開平２−１７１０１
号に開示された方法が挙げられる。この方法は、生花を
シリカゲル中に埋包し、遠赤外線によって６０℃程度の
比較的低い温度で加熱・乾燥させ、ついでこれを保存す
るために保存液に浸漬しつつ保存液を塗布するものであ
る。しかしながら、この方法によると、シリカゲル中の
埋包保持時間が３６時間以上にも達し、加熱・乾燥が遠
赤外線によるために得られたドライフラワーの風化が比
較的起こりやすくなる。また、保存液をドライフラワー
全体に均一に付着させるための手間を要するため、製造
工程が全体として複雑になり好ましくない。
に関する従来技術としては、まず特開平２−１７１０１
号に開示された方法が挙げられる。この方法は、生花を
シリカゲル中に埋包し、遠赤外線によって６０℃程度の
比較的低い温度で加熱・乾燥させ、ついでこれを保存す
るために保存液に浸漬しつつ保存液を塗布するものであ
る。しかしながら、この方法によると、シリカゲル中の
埋包保持時間が３６時間以上にも達し、加熱・乾燥が遠
赤外線によるために得られたドライフラワーの風化が比
較的起こりやすくなる。また、保存液をドライフラワー
全体に均一に付着させるための手間を要するため、製造
工程が全体として複雑になり好ましくない。
【０００３】一方、特開平１−１３９５０４号はドライ
フラワー製造装置に係るものであるが、これも遠赤外線
を用いるものであり、さらには減圧調整を必要とするの
で装置自体が複雑になりコスト的にも不利である。
フラワー製造装置に係るものであるが、これも遠赤外線
を用いるものであり、さらには減圧調整を必要とするの
で装置自体が複雑になりコスト的にも不利である。
【０００４】
【問題点を解決するための手段】本発明者は、上記の問
題点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、対象とする植物を耐
熱性無機材料の微小球体中に埋包させて特定の温度域で
均一に加熱・乾燥させることにより、実質的に変形及び
変色しないドライプラントを短時間で製造できることを
見出した。
題点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、対象とする植物を耐
熱性無機材料の微小球体中に埋包させて特定の温度域で
均一に加熱・乾燥させることにより、実質的に変形及び
変色しないドライプラントを短時間で製造できることを
見出した。
【０００５】即ち、本発明は下記のドライプラントの製
法を提供するものである。１．植物を耐熱性無機材料の
微小球体中に埋包し、１３０〜１８０℃で加熱・乾燥す
ることを特徴とするドライプラントの製法。２．耐熱性
無機材料がシリカゲル、石英ビーズ又はガラスビーズの
いずれかである上記第１項のドライプラントの製法。
法を提供するものである。１．植物を耐熱性無機材料の
微小球体中に埋包し、１３０〜１８０℃で加熱・乾燥す
ることを特徴とするドライプラントの製法。２．耐熱性
無機材料がシリカゲル、石英ビーズ又はガラスビーズの
いずれかである上記第１項のドライプラントの製法。
【０００６】以下、本発明について詳細に説明する。
【０００７】まず、本発明で用いる耐熱性無機材料は、
耐熱性さえあれば特に限定されるものではなく、シリカ
ゲル、石英ビーズ、ガラスビーズなどを用いることがで
き、吸湿性など他の特性は要求されない。
耐熱性さえあれば特に限定されるものではなく、シリカ
ゲル、石英ビーズ、ガラスビーズなどを用いることがで
き、吸湿性など他の特性は要求されない。
【０００８】上記耐熱性無機材料は、微小球体として用
い、粒度は３０〜４００メッシュ程度の範囲で、対象と
する植物により適宜に粒度を変えて用いればよい。
い、粒度は３０〜４００メッシュ程度の範囲で、対象と
する植物により適宜に粒度を変えて用いればよい。
【０００９】ついで、対象とする植物を上記耐熱性無機
材料の微小球体ですきまなく埋包し、加熱・乾燥させる
。この加熱・乾燥は、高周波加熱装置、ガスオーブン又
は熱風循環式乾燥機のいずれかを用いて行えばよく、大
気圧下で加熱温度は１３０〜１８０℃程度とする。１３
０℃を下回る場合には乾燥に５時間以上を要し、また乾
燥後の吸湿性が大きく、変形の原因となり、一方１８０
℃を上回る場合にはセルロース等の構成分子の開裂に伴
う劣化が進行し、変色する原因となり好ましくない。
材料の微小球体ですきまなく埋包し、加熱・乾燥させる
。この加熱・乾燥は、高周波加熱装置、ガスオーブン又
は熱風循環式乾燥機のいずれかを用いて行えばよく、大
気圧下で加熱温度は１３０〜１８０℃程度とする。１３
０℃を下回る場合には乾燥に５時間以上を要し、また乾
燥後の吸湿性が大きく、変形の原因となり、一方１８０
℃を上回る場合にはセルロース等の構成分子の開裂に伴
う劣化が進行し、変色する原因となり好ましくない。
【００１０】また、加熱時間は上記植物の大きさ、重量
などによって異なるが、長くても３時間以内で処理する
ことができる。
などによって異なるが、長くても３時間以内で処理する
ことができる。
【００１１】上記の対象とする植物は、花、葉、枝、実
、あるいはこれらが一体となったものなど、どのような
植物にでも適用できる。
、あるいはこれらが一体となったものなど、どのような
植物にでも適用できる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によると、耐熱性無機材料の微小
球体に埋包させて植物を全体に亘り均一に加熱・乾燥さ
せるので、実質的に変形・変色のない非常に優れたドラ
イプラントを得ることができる。また、大気圧下で、し
かも脱水剤、含浸剤などを用いずに行うので、短時間で
加熱・乾燥処理でき経済的にも有利である。
球体に埋包させて植物を全体に亘り均一に加熱・乾燥さ
せるので、実質的に変形・変色のない非常に優れたドラ
イプラントを得ることができる。また、大気圧下で、し
かも脱水剤、含浸剤などを用いずに行うので、短時間で
加熱・乾燥処理でき経済的にも有利である。
【００１３】また、従来のように花だけでなく、あらゆ
る植物が適用でき、花の場合には御花炭の原料をつくる
こともできる。
る植物が適用でき、花の場合には御花炭の原料をつくる
こともできる。
【００１４】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明の特徴とすると
ころをより一層明瞭にする。
ころをより一層明瞭にする。
【００１５】
【実施例１】直径１４０ｍｍの大輪の菊の花（黄色）を
ガラス製シャーレに入れ、１５０〜３２５メッシュのガ
スクロマトグラフ用シリカゲルを各花弁のすみずみまで
花をいためないように静かに入れ埋包した。次にこれを
容量９４０Ｗの高周波加熱装置の中にセットし、約１４
０℃で５分間加熱・乾燥を行った。
ガラス製シャーレに入れ、１５０〜３２５メッシュのガ
スクロマトグラフ用シリカゲルを各花弁のすみずみまで
花をいためないように静かに入れ埋包した。次にこれを
容量９４０Ｗの高周波加熱装置の中にセットし、約１４
０℃で５分間加熱・乾燥を行った。
【００１６】得られた乾燥菊の加熱による重量減少及び
長さの収縮は、幅の広い花弁のものはそれぞれ６０％、
１９％で、細長い花弁のものはそれぞれ７１％、１７％
であった。
長さの収縮は、幅の広い花弁のものはそれぞれ６０％、
１９％で、細長い花弁のものはそれぞれ７１％、１７％
であった。
【００１７】また、得られた乾燥菊は、元の黄色をほと
んどそのままで維持しており、全体の形状も原形のほぼ
相似形であった。
んどそのままで維持しており、全体の形状も原形のほぼ
相似形であった。
【００１８】
【実施例２】花、葉及び枝が一体となった山茶花とバラ
を１ｌのビーカーに入れ、そこに実施例１と同じ球状の
シリカゲルをすきまなく入れ埋包させた。次にこれをガ
スオーブンの加熱室内に設置し、室温から１００℃まで
５分で昇温し６０分間保持し、１００℃から１５０℃ま
で５分で昇温し３０分間保持することにより加熱・乾燥
を行った。
を１ｌのビーカーに入れ、そこに実施例１と同じ球状の
シリカゲルをすきまなく入れ埋包させた。次にこれをガ
スオーブンの加熱室内に設置し、室温から１００℃まで
５分で昇温し６０分間保持し、１００℃から１５０℃ま
で５分で昇温し３０分間保持することにより加熱・乾燥
を行った。
【００１９】得られた乾燥山茶花の加熱による全体の重
量減少は１７％で、葉の長さの収縮は認められなかった
。一方、バラの花の花弁部分の重量減少及び長さの収縮
率はそれぞれ９０％、４５％であった。
量減少は１７％で、葉の長さの収縮は認められなかった
。一方、バラの花の花弁部分の重量減少及び長さの収縮
率はそれぞれ９０％、４５％であった。
【００２０】得られた乾燥山茶花及び乾燥菊は、いずれ
も変色は認められず、また原形をよく留めていた。
も変色は認められず、また原形をよく留めていた。
【００２１】
【実施例３】花、葉及び枝が一体となった芙蓉を１ｌの
ビーカーに入れ、そこに３０〜１２７メッシュの石英砂
をすきまなく入れ埋包させた。次にこれを熱風循環式乾
燥機中で、室温から１００℃まで５分で昇温し、３０分
間保持し、１００℃から１５０℃まで５分で昇温し、２
０分間保持することにより加熱・乾燥を行った。
ビーカーに入れ、そこに３０〜１２７メッシュの石英砂
をすきまなく入れ埋包させた。次にこれを熱風循環式乾
燥機中で、室温から１００℃まで５分で昇温し、３０分
間保持し、１００℃から１５０℃まで５分で昇温し、２
０分間保持することにより加熱・乾燥を行った。
【００２２】得られた乾燥芙蓉の花弁の加熱による重量
減少は８６％で、長さの収縮は１５％であった。
減少は８６％で、長さの収縮は１５％であった。
【００２３】得られた乾燥芙蓉は変色は認められず、ま
た原形をよく留めていた。
た原形をよく留めていた。
【００２４】また、百合、ミニダリア、かきつばた、と
らのお、露草、ガーベラ、貝細工、朝顔などの花、銀杏
、紅葉、柊、ゼラニウム、車輪梅、ベゴニア、竹などの
葉（一部枝付き）、蜜柑、栗などの実、その他椎茸、風
船葛などの上記以外のものも同様にして加熱・乾燥を行
なったが、得られた乾燥体は実質的に変形・変色するこ
となく優れたものであった。
らのお、露草、ガーベラ、貝細工、朝顔などの花、銀杏
、紅葉、柊、ゼラニウム、車輪梅、ベゴニア、竹などの
葉（一部枝付き）、蜜柑、栗などの実、その他椎茸、風
船葛などの上記以外のものも同様にして加熱・乾燥を行
なったが、得られた乾燥体は実質的に変形・変色するこ
となく優れたものであった。
Claims (2)
- 【請求項１】植物を耐熱性無機材料の微小球体中に埋包
し、１３０〜１８０℃で加熱・乾燥することを特徴とす
るドライプラントの製法。 - 【請求項２】耐熱性無機材料がシリカゲル、石英ビーズ
又はガラスビーズのいずれかである請求項１のドライプ
ラントの製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3039625A JPH075441B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | ドライプラントの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3039625A JPH075441B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | ドライプラントの製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04257501A true JPH04257501A (ja) | 1992-09-11 |
| JPH075441B2 JPH075441B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=12558290
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3039625A Expired - Lifetime JPH075441B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | ドライプラントの製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH075441B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5718401U (ja) * | 1980-07-08 | 1982-01-30 | ||
| JPH0311001A (ja) * | 1989-06-05 | 1991-01-18 | Daikure:Kk | 乾燥方法及び乾燥装置 |
-
1991
- 1991-02-07 JP JP3039625A patent/JPH075441B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5718401U (ja) * | 1980-07-08 | 1982-01-30 | ||
| JPH0311001A (ja) * | 1989-06-05 | 1991-01-18 | Daikure:Kk | 乾燥方法及び乾燥装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH075441B2 (ja) | 1995-01-25 |
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| JP2001213702A5 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |