JPH0425690A - 複合曲りホース及びその製造方法 - Google Patents

複合曲りホース及びその製造方法

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JPH0425690A
JPH0425690A JP12841690A JP12841690A JPH0425690A JP H0425690 A JPH0425690 A JP H0425690A JP 12841690 A JP12841690 A JP 12841690A JP 12841690 A JP12841690 A JP 12841690A JP H0425690 A JPH0425690 A JP H0425690A
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JP
Japan
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hose
composite
layer
resin
resin layer
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JP12841690A
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English (en)
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Tamito Kanbara
神原 民人
Hideo Nakauchi
中内 秀雄
Koichi Oyama
大山 弘一
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は複合曲りホース及びその製造方法に係り、特に
、耐久性に著しく優れた複合曲りホース及びその製造方
法に関する。
[従来の技術] 最内層にナイロン等の樹脂層を有し、その外側に内管ゴ
ム層、糸巻層等の補強ゴム層及び必要によって外被ゴム
層が順次積層された複合ホースは、耐冷媒透過性、耐熱
性、耐透水性、耐久性等に優れることから、各種産業分
野、特に自動車産業分野において、広く利用されている
ところで、近年、各種機械設備の小型化、コンパクト化
、高機能化の要求により、配管スペースの狭小化、複雑
化が進みつつある。このため、複合ホースについても、
狭いスペースに自由に配管できかつ周辺機器と接触せず
、柔軟性に優れることが要求されているが、従来の直管
状の複合ホースでは上記要求特性を十分に満足し得ない
。即ち、直管状の複合ホースを用いて、狭いスペースに
て複雑な配管を周辺の機器と接触しないように施す場合
には、−木の複合ホースでは対応しきれず、複数本の短
いホースをホースクランプにて連結する必要がある。ホ
ースクランプは配管が複雑化する程、その数が多くなり
、この場合、装着性、作業性の低下、コスト高騰、重量
増加をひき起こす上に、配管の柔軟性が悪くなるという
不具合を生じる。複合ホースにスポンジ、コルゲート管
等のプロテクターを装着して周辺の機器との接触による
複合ホースの損傷を防止する方法もあるが、この場合に
おいても、プロテクターの耐久性が十分でないため、ホ
ースクランプを必要とする箇所が生じ、ホースクランプ
の使用数をゼロとすることはで籾ない。一方、最内層に
樹脂層を有しないホースにおいては、狭いスペースに配
管するために予め湾曲された形状に製造された曲りホー
スがある。
[発明が解決しようとする課題] そこで、予め湾曲された形状に製造された複合曲りホー
スを提供することができれば、複合ホースが要求されし
かも狭いスペース内に配管する必要のあるトルクコンバ
ーター用ホース、カークーラー用ホース、パワーステア
リング用ホース等としての使用が可能となる。
これらの複合曲りホースの製造方法として番よ、樹脂層
上にゴム押出機等を用いて内管ゴム層を形成し、その上
に補強層を埋設しくブレード又はスパイラル)、更に外
被ゴム層をゴム押出機等により被覆した未加硫の複合グ
リーンホースを所要の長さに切断し、室温にて、金属等
で製造された曲りマンドル等を挿入して型付け、加硫し
た後、曲りマンドルを引き抜いて製造する方法が考えら
れる。
しかしながら、上記の方法で製造される複合曲りホース
は、湾曲部の内側部において、最内層の樹脂層の表面(
ホース内壁面)に、樹脂の折れ、シワ等による凹凸が形
成されてしまう。そして、この凹凸部が起点となって樹
脂層の劣化が起こり易いことから、耐繰返加圧疲労性等
の耐久性が低く、実用的でない。特に、湾曲部の曲率半
径の小さいもの程(例えば、200R以下)、耐久性の
低下は著しい。
本発明は前記従来の問題点及び上記複合曲りホースの製
造上の問題点を解決し、耐久性に優れた複合曲りホース
及びその製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項(1)の複合曲りホースは、内層より樹脂層、内
管層及び補強層(さらに必要によっては外被層)を順次
積層して構成される複合ホースにおいて、前記複合ホー
スが予め湾曲している形状であって樹脂層の表面が平滑
面とされていることを特徴とする 請求項(2)の複合曲りホースの製造方法は、内層より
樹脂層、内管層及び補強層(さらに必要に応じ外被層)
が順次積層された複合グリーンホースに、曲りマンドル
を挿入して型付けした後、加硫する複合曲りホースの製
造方法において、複合グリーンホースへの曲りマンドル
の挿入を、前記樹脂層を構成する樹脂が弾性変形を示す
温度域にて行なうことを特徴とする。
以下に本発明の詳細な説明する。
請求項(1)の複合曲りホースは、内層より樹脂層、内
管層、補強層、及び必要によって外被層が順次積層され
た複合曲りホースであって、樹脂層表面、即ち、ホース
内壁面が平滑でシワ等の凹凸がないものである。
本発明において、樹脂層としては、耐冷媒透過性に優れ
るポリアミド樹脂、例えば、ナイロン6、ナイロン6.
6、変性ナイロン等が好ましい。樹脂層は、耐冷媒透過
性に優れるものであれば他の材料、ポリエチレン樹脂、
フッ素樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−塩化ビニ
リデン共重合体樹脂等であっても良い。樹脂層の厚みは
、薄過ぎると十分な耐冷媒透過性が得られず、また、厚
過ぎると柔軟性が低下し、振動吸収性を損なうので、0
.005〜1.0mm、特に0.010〜0.12mm
程度とするのが好ましい。
内管層の材質はニトリル−ブタジェンゴム(MBR)、
イソブチレンイソプレン共重合体ゴム(IIR)等の合
成ゴムが好ましく、その厚さは0.5〜3.0mm程度
とするのが好ましい。
補強層は、通常、合成繊維、例えば、ビニロン、ポリエ
ステル、ナイロン、ケブラー等、又は、ピアノ線等の金
属線等を、ブレード又はスパイラルに内管層の上に積層
して形成し、必要によってはその上にさらに外被層を積
層する。
外被層の材質は、クロロブレンゴム(CR)、エチレン
−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)等の合成ゴムが
好ましく、その厚さは0.5〜3.0mm程度とするの
が好ましい。
本発明の複合曲りホースは、上記積層構成の複合ホース
であって、かつ湾曲を有するものであり、その湾曲の程
度に特に制限はないが、湾曲の比較的小さいもの、例え
ば、湾曲部の曲率半径Rが200以下のものに極めて有
効である。
請求項(1)の複合曲りホースは、例えば、請求項(2
)の方法により容易に製造される。
請求項(2)の複合曲りホースの製造方法においては、
内層より樹脂層、内管層、補強層及び必要によって外被
層が順次積層された未加硫の複合グリーンホースに曲り
マンドルを挿入して型付けし、次いで加硫して複合曲り
ホースを製造するにあたり、複合グリーンホースへの曲
りマンドルの挿入を、樹脂層を構成する樹脂が弾性変形
を示す温度域で行なう。即ち、複合グリーンホース及び
曲りマンドルを予め該温度域に加熱した後、複合グリー
ンホースに曲りマンドルを挿入する。
本発明において、樹脂層を構成する樹脂が弾性変形を示
す温度は、当該樹脂の種類によっても異なり、例えば次
の通りである。
なお、樹脂が弾性変形を示す温度とは、樹脂のゴム状域
に到達する温度水準であって、例えば、東洋ボールドウ
ィン粘弾性測定機「パイブロン」により下記測定条件に
より動的弾性率の温度依存性を測定することにより求め
ることができる。
サンプル形状: W x D x L −0,5x O
,D2x 5cm周波数: 100Hz 温度範囲ニー100〜+300℃ 動歪:±0.1% 通常の場合、50〜250℃の範囲において、樹脂の種
類に応じて、適宜処理温度を設定するのが好ましい。こ
の設定温度が高過ぎるとホース構成材料の熱劣化、補強
層の熱収縮、水分蒸発による眉間剥離、眉間膨れ等を生
じ、製品欠陥の原因となる。また、この設定温度が低過
ぎると、本発明による樹脂層表面の凹凸発生防止効果が
十分でなく、耐久性に優れたホースが得られない。なお
、加熱手段としては特に制限はないが、熱風加熱、スチ
ーム加熱等を採用することができ、また、加熱方式はバ
ッチ式、連続式のいずれであっても良い。
本発明の方法は、複合グリーンホースへの曲りマンドル
の挿入を所定の加熱温度域で行なうこと以外は最内層に
樹脂層を有しない曲りホースの製造方法と同様に実施す
ることができ、加硫条件、その他に特別な条件を設定す
る必要はない。
本発明においては、曲りマンドルの材質には特に制限は
なく、予め湾曲した金属製のものを用いても良く、また
、フレキシブルマンドルを用いても良い。
また、型付けに際しては、複合グリーンホースの外被層
の上に更にモールドとして、鉛、布、プラスチック等を
被覆しても良い。
[作用コ 請求項(1)の複合曲りホースは、最内層の樹脂層の表
面、即ち、ホース内壁面にシワ、折れ等の凹凸がなく、
平滑であるため、凹凸が起点となる樹脂劣化の問題がな
く、耐久性に著しく優れる。
2請求項(2)の方法によれば、このような内表面平滑
で、耐久性に優れた複合曲りホースを容易かつ効率的に
製造することが可能とされる。即ち、複合グリーンホー
スへの曲りマンドルの挿入を室温で行なっていた最内層
に樹脂層を有しない曲りホースの製造方法においては、
複合ホース特有の樹脂層が曲りマンドルの湾曲形状に十
分に追従できず、シワ、折れ等の凹凸を生じていた。こ
れに対して、本発明の方法においては、前記挿入作業を
、樹脂層を構成する樹脂が弾性変形を示す温度域で行な
うため、樹脂層が曲りマンドルの湾曲形状に十分に追従
し、シワ、折れ等の凹凸を生じることがない。
[実施例] 以下に実施例、比較例及び参考例を挙げて、本発明をよ
り具体的に説明する。
実施例1.2 樹脂層上に内管層を押出し、補強層を形成した後、外被
層を押出して切断し、複合グリーンホースを得た。この
複合グリーンホースに曲りマンドルを挿入するに当り、
両者を100℃に熱風のバッチ方式で加熱し、型付は後
加硫して、第1表に示す曲率半径(内側湾曲部)の湾曲
部を有する複合曲りホースを製造した。
なお、複合曲りホースの各構成層の材質、厚さ等は以下
の通りである。
樹脂層=ポリアミド樹脂(6,6共重合ナイロン)厚さ
:0.10mm 内管層=IIR 厚さ:1.6mm 補強層=ビニロン糸の40本打込みスパイラル外被層=
EPDM 厚さ:1.3mm 得られた複合曲、リホースの諸特性を下記方法により調
べ結果を341表に示した。
内表面の凹凸の有無: ホースを切断して目視にて観察 破壊圧力(kgf/mrn”): 毎分1000〜2000kgf10+ m’の加圧速度
で測定冷媒透過性(g/M・72hr) : フレオン12をホース内に封入後、100℃に加熱し、
72時間後の重量を測定 熱老化後見密性(Jf/crn”): 120℃で168時間の熱老化後、30kgf/c r
r?で5分間の気密試験により測定 引張強度(kgf) : 25mm/分の引張速度で測定 耐久性: 温度150℃における0から30kgf/c m”の油
圧インパルス試験で測定 比較例1.2 複合グリーンホースへの曲りマンドルの挿入を室温で行
なったこと以外は実施例1.2と同様にして複合曲りホ
ースを製造し、その諸特定を第1表に示した。
参考例1 実施例1で得られた複合グリーンポースから直管状の複
合ホースを製造し、その諸特性を第1表に示した。
第1表より、明らかなように本発明によれば、直管状の
複合ホースと同等の性能を有し、著しく耐久性に優れた
複合曲りホースが提供される。
[発明の効果コ 以上詳述した通り、本発明の複合曲りホースによれば、
カークーラー用ホース等として有用な、湾曲したホース
であフて、耐久性に著しく優れた複合曲りホースが提供
される。
請求項(2)の複合曲りホースによれば、請求項(1)
の複合曲りホースを容易かつ効率的に、工業的に有利に
製造することが可能とされる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内層より樹脂層、内管層及び補強層を順次積層し
    て構成される複合ホースにおいて、前記複合ホースが予
    め湾曲している形状であって、樹脂層の表面が平滑面と
    されていることを特徴とする複合曲りホース。
  2. (2)内層より樹脂層、内管層及び補強層が順次積層さ
    れた複合グリーンホースに、曲りマンドルを挿入して型
    付けした後、加硫する複合曲りホースの製造方法におい
    て、複合グリーンホースへの曲りマンドルの挿入を、前
    記樹脂層を構成する樹脂が弾性変形を示す温度域にて行
    なうことを特徴とする複合曲りホースの製造方法。
JP12841690A 1990-05-18 1990-05-18 複合曲りホース及びその製造方法 Pending JPH0425690A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11192668A (ja) * 1997-12-28 1999-07-21 Bridgestone Corp 複合曲がりホ−スの製造方法
WO2000046536A1 (fr) * 1999-02-05 2000-08-10 Asahi Glass Company, Limited Tuyau souple de transport de carburant

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