JPH0425653Y2 - - Google Patents
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- JPH0425653Y2 JPH0425653Y2 JP1985101909U JP10190985U JPH0425653Y2 JP H0425653 Y2 JPH0425653 Y2 JP H0425653Y2 JP 1985101909 U JP1985101909 U JP 1985101909U JP 10190985 U JP10190985 U JP 10190985U JP H0425653 Y2 JPH0425653 Y2 JP H0425653Y2
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- bobbin
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、管または棒状に形成した強磁性被検
査材の材料欠陥を精度良く検出でき、とくに磁気
飽和装置の磁化効率を著しく向上し得るようにし
た磁気飽和効率向上用強磁性材料製側板付き探傷
コイル装置に関するものである。
査材の材料欠陥を精度良く検出でき、とくに磁気
飽和装置の磁化効率を著しく向上し得るようにし
た磁気飽和効率向上用強磁性材料製側板付き探傷
コイル装置に関するものである。
[従来の技術]
一様な断面を有する管または棒状の強磁性金属
材料の材料欠陥を工場内の生産ラインにおいて能
率よく非破壊検査するため、磁気飽和装置付き探
傷コイル装置が広く使用されている。しかし近
時、金属材料の品質レベルの向上に対応して欠陥
識別能力を向上させ、さらに最小限の電力消費お
よび発熱で効率良く被検査材を磁化させる探傷コ
イル装置が強く求められ、磁気飽和技術の重要性
が益々高まつている。
材料の材料欠陥を工場内の生産ラインにおいて能
率よく非破壊検査するため、磁気飽和装置付き探
傷コイル装置が広く使用されている。しかし近
時、金属材料の品質レベルの向上に対応して欠陥
識別能力を向上させ、さらに最小限の電力消費お
よび発熱で効率良く被検査材を磁化させる探傷コ
イル装置が強く求められ、磁気飽和技術の重要性
が益々高まつている。
従来の磁化装置付き探傷コイル装置の一例を第
5図について説明すると、この装置は磁気飽和用
直流コイルaの外周および両端をコの字形の断面
を有する箱体bで、また内周の両端部に近い部分
を固定磁極筒c1,c2でそれぞれ囲んで磁気飽
和コイル装置を構成し、前記固定磁極筒c1,c
1の内側に磁気スリーブdを嵌脱可能に嵌入し、
この磁気スリーブd内側にボビンeを嵌脱可能に
嵌入しボビンe端部に設けたフランジfおよびボ
ルトgを用いてボビンeを磁気スリーブdに固定
し、ボビンe外周に設けた溝hに検出コイル(図
示せず)を巻き付けてつくられている。
5図について説明すると、この装置は磁気飽和用
直流コイルaの外周および両端をコの字形の断面
を有する箱体bで、また内周の両端部に近い部分
を固定磁極筒c1,c2でそれぞれ囲んで磁気飽
和コイル装置を構成し、前記固定磁極筒c1,c
1の内側に磁気スリーブdを嵌脱可能に嵌入し、
この磁気スリーブd内側にボビンeを嵌脱可能に
嵌入しボビンe端部に設けたフランジfおよびボ
ルトgを用いてボビンeを磁気スリーブdに固定
し、ボビンe外周に設けた溝hに検出コイル(図
示せず)を巻き付けてつくられている。
磁気スリーブdは、絶縁材料(合成樹脂または
ベークライト)でつくつた中央筒iとこの中央筒
iの両端に連結した強磁性材料製の磁極筒j1,
j2の三部分からなり、また箱体d,固定磁極筒
c1,c2、ボビンeはいずれも強磁性材料でつ
くられ、これらは必要に応じ珪素鋼板を積層して
つくられる。
ベークライト)でつくつた中央筒iとこの中央筒
iの両端に連結した強磁性材料製の磁極筒j1,
j2の三部分からなり、また箱体d,固定磁極筒
c1,c2、ボビンeはいずれも強磁性材料でつ
くられ、これらは必要に応じ珪素鋼板を積層して
つくられる。
磁気飽和用直流コイルaに直流電圧を印加する
と、直流コイルaは磁力線kを発生し、この磁力
線kは、箱体d,固定磁極筒c1、磁極筒j1、
被検査材、磁極筒j2、固定磁極筒c2、箱体
bでつくられる一連の磁路に沿つて閉じた磁気回
路を形成し、中央筒iが取り囲む空間を通過する
被検査材部分m(ハツチングを施して示す)を磁
気飽和させる。
と、直流コイルaは磁力線kを発生し、この磁力
線kは、箱体d,固定磁極筒c1、磁極筒j1、
被検査材、磁極筒j2、固定磁極筒c2、箱体
bでつくられる一連の磁路に沿つて閉じた磁気回
路を形成し、中央筒iが取り囲む空間を通過する
被検査材部分m(ハツチングを施して示す)を磁
気飽和させる。
[考案が解決しようとする問題点]
しかし、前述の磁化装置付き探傷コイル装置に
は次のような問題点がある。
は次のような問題点がある。
() ボビンeが磁極筒J,j2と被検査材
間に介在するため、磁極筒J,j2と被検
査材間の間隔nが構造的に大きくなり(n=
10〜20耗)磁化効率が悪い。
間に介在するため、磁極筒J,j2と被検
査材間の間隔nが構造的に大きくなり(n=
10〜20耗)磁化効率が悪い。
() 磁気スリーブの中央筒iの長さを短かく
すると磁力線kが中央筒iを通つて短絡する
(仮想線参照)おそれがあるため、磁化すべき
被検査材部分mの長さpを短縮できず(通常p
>n)磁気抵抗が大きい。
すると磁力線kが中央筒iを通つて短絡する
(仮想線参照)おそれがあるため、磁化すべき
被検査材部分mの長さpを短縮できず(通常p
>n)磁気抵抗が大きい。
() ボビンeおよび磁気スリーブdを、被検
査材の寸法に適合したものに取り替える際、
これらを被検査材走行方向に引き抜き、あるい
は装入するが、電縫鋼管設備など被検査材走行
方向にスペースが無い場合、装置全体を生産ラ
イン側方に移動させねばならず、移動のための
設備を別に設置する必要がある。従つて、準備
作業に多大の時間を消費し、また設備費が高価
になる。
査材の寸法に適合したものに取り替える際、
これらを被検査材走行方向に引き抜き、あるい
は装入するが、電縫鋼管設備など被検査材走行
方向にスペースが無い場合、装置全体を生産ラ
イン側方に移動させねばならず、移動のための
設備を別に設置する必要がある。従つて、準備
作業に多大の時間を消費し、また設備費が高価
になる。
() ボビンeの大部分は、探傷機能に関与し
ない不要部分、すなわち検出コイルを巻付けた
中央部以外の部分で占められており、そのため
探傷装置の重量増加を招き、また取扱いが不便
になる。
ない不要部分、すなわち検出コイルを巻付けた
中央部以外の部分で占められており、そのため
探傷装置の重量増加を招き、また取扱いが不便
になる。
() 磁気スリーブdは、被検査材の各種寸法
に適合するもの多数準備しておかねばならず、
不経済である。
に適合するもの多数準備しておかねばならず、
不経済である。
[問題点を解決するための手段]
本考案は前述の問題を解決するためになしたも
ので、その要旨は、被検査材の走行方向に複数の
直流コイルを相互にほぼ同心に離隔配置し該直流
コイル両端部および外周を磁性材料でつくつた箱
体で、また内周部を磁性材料でつくられ前記直流
コイル軸線方向に離隔配置した筒状の磁極筒で覆
つて成る磁気飽和装置と、前記直流コイルとほぼ
同心に配置された前記磁極筒の相対する各端面に
小さな隙間を隔てて相対峙する強磁性材料製側板
および該側板間に挾着し且つ外周に交流コイルを
配したボビンを有し前記側板中心部にボビンとほ
ぼ等大の貫通穴を設けた渦流探傷用試験コイル装
置とを備え、該渦流探傷用試験コイル装置を前記
磁気飽和装置に脱着可能に取り付けたものであ
る。
ので、その要旨は、被検査材の走行方向に複数の
直流コイルを相互にほぼ同心に離隔配置し該直流
コイル両端部および外周を磁性材料でつくつた箱
体で、また内周部を磁性材料でつくられ前記直流
コイル軸線方向に離隔配置した筒状の磁極筒で覆
つて成る磁気飽和装置と、前記直流コイルとほぼ
同心に配置された前記磁極筒の相対する各端面に
小さな隙間を隔てて相対峙する強磁性材料製側板
および該側板間に挾着し且つ外周に交流コイルを
配したボビンを有し前記側板中心部にボビンとほ
ぼ等大の貫通穴を設けた渦流探傷用試験コイル装
置とを備え、該渦流探傷用試験コイル装置を前記
磁気飽和装置に脱着可能に取り付けたものであ
る。
[作用]
磁路の途中に介在する各空隙および被検査材の
磁化範囲長さが、いずれも最小限に設定できるの
で磁気回路の抵抗が小さく、磁化効率が良い。ま
た各種寸法の被検査材に対応するには渦流探傷用
試験コイル装置だけを側方に取出し適合する寸法
のものを側方から装入すれば良いので、準備時間
の短縮および設備費の低減を図り得る。
磁化範囲長さが、いずれも最小限に設定できるの
で磁気回路の抵抗が小さく、磁化効率が良い。ま
た各種寸法の被検査材に対応するには渦流探傷用
試験コイル装置だけを側方に取出し適合する寸法
のものを側方から装入すれば良いので、準備時間
の短縮および設備費の低減を図り得る。
[実施例]
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図および第2図は本考案の第1の実施例
を示すもので、図中、1は被検査材、2a,2b
は被検査材走行方向(矢印q)に二分割され、相
互に直列または並列に接続される磁気飽和用直流
コイル、3はこの直流コイル2a,2bの外側お
よび両端を覆う箱体、4a,4bは各直流コイル
2a,2b内側を覆い直流コイル軸線r方向に離
隔配置した磁極筒、5は各磁極筒4a,4bの相
対する端面にスキマs,sを隔てて前記軸線rと
ほぼ同心に配置される渦流探傷用試験コイル装
置、6は渦流探傷用試験コイル装置5下部を支持
し、ねじ締め機構7と共に渦流探傷用試験コイル
装置5を前述の位置に固定する支持台である。
る。第1図および第2図は本考案の第1の実施例
を示すもので、図中、1は被検査材、2a,2b
は被検査材走行方向(矢印q)に二分割され、相
互に直列または並列に接続される磁気飽和用直流
コイル、3はこの直流コイル2a,2bの外側お
よび両端を覆う箱体、4a,4bは各直流コイル
2a,2b内側を覆い直流コイル軸線r方向に離
隔配置した磁極筒、5は各磁極筒4a,4bの相
対する端面にスキマs,sを隔てて前記軸線rと
ほぼ同心に配置される渦流探傷用試験コイル装
置、6は渦流探傷用試験コイル装置5下部を支持
し、ねじ締め機構7と共に渦流探傷用試験コイル
装置5を前述の位置に固定する支持台である。
渦流探傷用試験コイル装置5は、円筒形のボビ
ン8とこのボビン外周に巻き付けた交流コイル9
と、この交流コイル9の外周を覆うハウジング1
0と上記8,9,10の両端部を覆い中心部に前
記ボビン8内径にほぼ等い円穴を有する角形の側
板12a,12bなどからなり、この側板12
a,12bが前述のとおりスキマsを隔てて各磁
極筒4a,4bに相対する。また、支持台6前後
端には前記各側板12a,12bの外側面に嵌合
するように縁部材13,13が取り付けられ、こ
の縁部材13,13は前記側板12a,12bと
磁極筒4a,4b間のスキマsが所定寸法になる
ように位置決めする役割を果す。
ン8とこのボビン外周に巻き付けた交流コイル9
と、この交流コイル9の外周を覆うハウジング1
0と上記8,9,10の両端部を覆い中心部に前
記ボビン8内径にほぼ等い円穴を有する角形の側
板12a,12bなどからなり、この側板12
a,12bが前述のとおりスキマsを隔てて各磁
極筒4a,4bに相対する。また、支持台6前後
端には前記各側板12a,12bの外側面に嵌合
するように縁部材13,13が取り付けられ、こ
の縁部材13,13は前記側板12a,12bと
磁極筒4a,4b間のスキマsが所定寸法になる
ように位置決めする役割を果す。
なお、ねじ締め機構7は、箱体3を貫通し、ね
じ14を介して箱体3に係合するねじ棒15と把
手16とねじ棒15下端に取り付けた押圧部材1
7などからなり、把手16を回転すると押圧部材
17がハウジング10頂部を支持台6に締め付
け、渦流探傷用試験コイル装置5を所定位置に固
定する。また、渦流探傷用試験コイル装置5を被
検査材1の外径寸法に適合するものに取り換える
際は、ねじ締め機構7を緩めたのち支持台6と縁
部材13,13が形成するコの字形断面の溝にそ
つて渦流探傷用試験コイル装置5全体を側方に移
動して外部に取り出すようになつている(仮想線
参照)。
じ14を介して箱体3に係合するねじ棒15と把
手16とねじ棒15下端に取り付けた押圧部材1
7などからなり、把手16を回転すると押圧部材
17がハウジング10頂部を支持台6に締め付
け、渦流探傷用試験コイル装置5を所定位置に固
定する。また、渦流探傷用試験コイル装置5を被
検査材1の外径寸法に適合するものに取り換える
際は、ねじ締め機構7を緩めたのち支持台6と縁
部材13,13が形成するコの字形断面の溝にそ
つて渦流探傷用試験コイル装置5全体を側方に移
動して外部に取り出すようになつている(仮想線
参照)。
箱体3、磁石筒4a,4b、側板12a,12
bはいずれも強磁性体(例えば鋼)でつくられて
おり、必要に応じ珪素鋼板を積層して構成しても
よい。
bはいずれも強磁性体(例えば鋼)でつくられて
おり、必要に応じ珪素鋼板を積層して構成しても
よい。
次に、本装置の作動について説明する。非検査
材1を検査する際は、非検査材1を右方から渦流
探傷用試験コイル装置5の軸線、すなわち直流コ
イルの軸線rに沿つて本装置内を走行させる(矢
印q)。磁気飽和用直流コイル2a,2bには予
め直流電圧が印加されており、この直流コイル2
a,2bが発生した磁力線kは箱体3、磁極筒4
a、側板12aを通つて非検査材1内に延び、さ
らに、側板12b、磁極筒4bを通つて箱体3に
戻り、閉じた磁気回路を形成する。渦流探傷用試
験コイル装置5が支持台6およびねじ締め機構7
によつて所定位置に正確に固定されているので、
磁路の途中にあるスキマs,t(側板12a,1
2bと非検査材1間の間隔)は最小寸法(本実施
例ではs=0.5〜1mm、t=1〜3mm)に設定す
ることができ、従来装置の寸法n=10〜20mmに較
べて大幅に短縮され磁化効率が向上する。また、
磁化される被検査材部分mの軸線方向長さpも最
小寸法に設定できるので磁化効率が向上し、直流
消費電力を最小限に節減する。
材1を検査する際は、非検査材1を右方から渦流
探傷用試験コイル装置5の軸線、すなわち直流コ
イルの軸線rに沿つて本装置内を走行させる(矢
印q)。磁気飽和用直流コイル2a,2bには予
め直流電圧が印加されており、この直流コイル2
a,2bが発生した磁力線kは箱体3、磁極筒4
a、側板12aを通つて非検査材1内に延び、さ
らに、側板12b、磁極筒4bを通つて箱体3に
戻り、閉じた磁気回路を形成する。渦流探傷用試
験コイル装置5が支持台6およびねじ締め機構7
によつて所定位置に正確に固定されているので、
磁路の途中にあるスキマs,t(側板12a,1
2bと非検査材1間の間隔)は最小寸法(本実施
例ではs=0.5〜1mm、t=1〜3mm)に設定す
ることができ、従来装置の寸法n=10〜20mmに較
べて大幅に短縮され磁化効率が向上する。また、
磁化される被検査材部分mの軸線方向長さpも最
小寸法に設定できるので磁化効率が向上し、直流
消費電力を最小限に節減する。
次に、本考案の第2の実施例を第3図および第
4図に示す。この例は渦流探傷用試験コイル装置
5aを下方から支持する替わりにハウジング10
頂部に支持板18及び滑動部材19,19などか
らなる懸架部材を取り付け、この懸架部材を介し
て渦流探傷用試験コイル装置5aを磁極筒4c,
4d上部に支持したものであり、渦流探傷用試験
コイル装置5aの高さ方向の位置決めは磁極筒4
c,4d上を滑動する滑動部材19,19によつ
て、また磁極筒軸線rの方向の位置決めは夾み金
20,20によつて行われる。渦流探傷用試験コ
イル装置5aを交換する際は、磁極筒4c,4d
に沿つて約90度回転させたのち側方に取り出す。
4図に示す。この例は渦流探傷用試験コイル装置
5aを下方から支持する替わりにハウジング10
頂部に支持板18及び滑動部材19,19などか
らなる懸架部材を取り付け、この懸架部材を介し
て渦流探傷用試験コイル装置5aを磁極筒4c,
4d上部に支持したものであり、渦流探傷用試験
コイル装置5aの高さ方向の位置決めは磁極筒4
c,4d上を滑動する滑動部材19,19によつ
て、また磁極筒軸線rの方向の位置決めは夾み金
20,20によつて行われる。渦流探傷用試験コ
イル装置5aを交換する際は、磁極筒4c,4d
に沿つて約90度回転させたのち側方に取り出す。
なお、本考案は前述の実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば、渦流探傷用試験コイル装
置の軸芯方向の貫通孔の形状は円形である替わり
に非検査材の形状に合わせて矩形または多角形で
あつてもよく、また交流コイルの配置は、複数個
のコイルをコイル軸線が中空円形断面のボビン軸
線に対して放射方向に(実公昭52−56072号公報
参照)、あるいは中空角形断面のボビン各外側面
に直角に配置したもの(実公昭53−16946号参照)
であつてもよいことなど、その他本考案の要旨を
逸脱しない範囲において種々変更を加え得ること
は勿論である。
ものではなく、例えば、渦流探傷用試験コイル装
置の軸芯方向の貫通孔の形状は円形である替わり
に非検査材の形状に合わせて矩形または多角形で
あつてもよく、また交流コイルの配置は、複数個
のコイルをコイル軸線が中空円形断面のボビン軸
線に対して放射方向に(実公昭52−56072号公報
参照)、あるいは中空角形断面のボビン各外側面
に直角に配置したもの(実公昭53−16946号参照)
であつてもよいことなど、その他本考案の要旨を
逸脱しない範囲において種々変更を加え得ること
は勿論である。
[考案の効果]
以上に述べた如く、本考案は次の優れた効果を
発揮する。
発揮する。
() 各側板は小さい空隙を隔てて各磁極筒に
対峙しているので側板と磁極筒間の磁気抵抗が
小さい。
対峙しているので側板と磁極筒間の磁気抵抗が
小さい。
() 各側板中心部貫通孔はボビンのそれとほ
ぼ等大であるので側板と被検査材間の磁気抵抗
を最小限に設定できる。
ぼ等大であるので側板と被検査材間の磁気抵抗
を最小限に設定できる。
() 磁化すべき被検査材部分の長さはボビン
の長さにほぼ等しく磁気抵抗が小さい。従つ
て、上記(),()項の結果と併せ磁気回路
の抵抗を最小限に設定できる。
の長さにほぼ等しく磁気抵抗が小さい。従つ
て、上記(),()項の結果と併せ磁気回路
の抵抗を最小限に設定できる。
() 渦流探傷用試験コイル装置を交換する際
は、渦流探傷用試験コイル装置だけを側方に取
り出せばよいので取替作業が簡単であり、従来
のように専用の移動装置を設ける必要がなく、
設備費を低減できる。
は、渦流探傷用試験コイル装置だけを側方に取
り出せばよいので取替作業が簡単であり、従来
のように専用の移動装置を設ける必要がなく、
設備費を低減できる。
第1図および第2図は本考案の第1の実施例を
示し第1図は切断側面図、第2図は第1図におけ
る−方向からの矢視図、第3図および第4図
は本考案の第2の実施例を示し、第3図は切断側
面図、第4図は第3図における−方向からの
矢視図、第5図は従来の装置の説明図である。 図中、1は被検査材、2a,2bは直流コイ
ル、3は箱体、4a,4bは磁極筒、5,5aは
渦流探傷用試験コイル装置、6は支持台、7はね
じ締め機構、8はボビン、12a,12bは側板
を示す。
示し第1図は切断側面図、第2図は第1図におけ
る−方向からの矢視図、第3図および第4図
は本考案の第2の実施例を示し、第3図は切断側
面図、第4図は第3図における−方向からの
矢視図、第5図は従来の装置の説明図である。 図中、1は被検査材、2a,2bは直流コイ
ル、3は箱体、4a,4bは磁極筒、5,5aは
渦流探傷用試験コイル装置、6は支持台、7はね
じ締め機構、8はボビン、12a,12bは側板
を示す。
Claims (1)
- 被検査材の走行方向に複数の直流コイルを相互
にほぼ同心に離隔配置し該直流コイル両端部およ
び外周を磁性材料でつくつた箱体で、また内周部
を磁性材料でつくられ前記直流コイル軸線方向に
離隔配置した筒状の磁極筒で覆つて成る磁気飽和
装置と、前記直流コイルとほぼ同心に配置され前
記磁極筒の相対する各端面に小さな隙間を隔てて
相対峙する強磁性材料製側板および該側板間に挾
着し且つ外周に交流コイルを配したボビンを有し
前記側板中心部にボビンとほぼ等大の貫通穴を設
けた渦流探傷用試験コイル装置とを備え、該渦流
探傷用試験コイル装置を前記磁気飽和装置に脱着
可能に取り付けたことを特徴とする磁気飽和効率
向上用強磁性材料製側板付き探傷コイル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985101909U JPH0425653Y2 (ja) | 1985-07-04 | 1985-07-04 |
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Family
ID=30973071
Family Applications (1)
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JP1985101909U Expired JPH0425653Y2 (ja) | 1985-07-04 | 1985-07-04 |
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-
1985
- 1985-07-04 JP JP1985101909U patent/JPH0425653Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
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Also Published As
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