JPH0425623Y2 - - Google Patents

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JPH0425623Y2
JPH0425623Y2 JP15107587U JP15107587U JPH0425623Y2 JP H0425623 Y2 JPH0425623 Y2 JP H0425623Y2 JP 15107587 U JP15107587 U JP 15107587U JP 15107587 U JP15107587 U JP 15107587U JP H0425623 Y2 JPH0425623 Y2 JP H0425623Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フロートに取り付けた磁石の移動に
よりリードスイツチを開閉するようにした、液面
検出器におけるフロートの構造に関するものであ
る。
〔従来の技術及び問題点〕
従来、このような液面検出器のフロートは、発
泡樹脂により製造されており、原料である樹脂材
料を混練し、次いで予備成形、一次成形、バリ仕
上げ、二次成形、冷却、仕上げの各工程を経て製
造しているため、製造工程全体の所要時間が比較
的長く、従つて生産効率が低いと共に、中実構造
であるため材料を多く必要とすることもあつて、
製造コストが高くなつていた。
〔考案の目的〕
本考案は、以上の点に鑑み、製造工程の所要時
間が短く、しかも製造コストの低い、液面検出器
のフロートを提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
上記目的は、本考案によれば、検出すべき液面
に対して上方から垂直に延びていて且つリードス
イツチを内蔵するステムと、液面を検出すべき液
体より比重が軽くなるように形成され且つ該ステ
ムに沿つて上下方向に移動可能に嵌合される中空
円筒状のフロートと、該フロートに取り付けられ
た磁石とを含んでいる液面検出器において、上記
フロートが、同心の二重円筒状の外側壁部及び内
側壁部と該外側壁部及び内側壁部を下端で連結し
て閉鎖する底部とから成るフロート下部と、該フ
ロート下部の開放している上端を閉鎖する円環状
のフロート上部とから構成されており、該フロー
ト下部が、その外側壁部及び内側壁部の対向する
内面の上縁から所定距離の高さに、内側に向かつ
て下方に傾斜する円環状の段部を備えていて、ま
たフロート上部が、その下面に、フロート下部の
外側壁部及び内側壁部の上端に嵌合される上記所
定距離より僅かに長い同心の二重円環状の突出部
を備えており、フロート上部の突出部をフロート
下部の内面に設けられた段部に当接するまで嵌合
させ、超音波溶着によりフロート上部をフロート
下部に完全に嵌合させて封止固定するようにした
液面検出器のフロートにより達成される。
この考案によれば、フロートが中空構造として
構成されているから、原料である樹脂材料が比較
的少なくて済み、また製造工程もフロート上部及
びフロート下部の成形、超音波溶着により行われ
るので、冷却工程が不要となり、従つて製造工程
の所要時間が短縮されると共に、製造コストも低
減されることとなる。
また、超音波溶着の際には、フロート上部に設
けられた突出部の先端をフロート下部の傾斜した
段部に一側で接触させてフロート上部をフロート
下部に対して押し下げた状態で、超音波溶着が行
われるので、この超音波溶着によりはみ出した樹
脂はすべて内側に流れるから、超音波溶着によつ
てフロート外部に樹脂がはみ出したり、フロート
上部がフロート下部に対してずれたりすることに
より密封を損なうようなことはない。
〔実施例〕
以下、図面に示した実施例に基づいて本考案を
詳細に説明する。
第1図は本考案による液面検出器のフロートの
一実施例を示しており、このフロート10は、発
泡樹脂によりフロート下部11及びフロート上部
12から構成されている。
フロート下部11は、同心の二重円筒状の外側
壁部11a及び内側壁部11bと、該外側壁部1
1a及び内側壁部11bとをその下端で連結する
ことにより該フロート下部11の下端を閉鎖する
底部11cとから成つている。フロート下部11
の外側壁部11a及び内側壁部11bの開放して
いる上端領域の対向する内面において、該外側壁
部11a、内側壁部11bの上縁から所定距離
2の高さに、図示のように内側に向かつて下
方に傾斜する円環状の段部11d,11eが備え
られている。
フロート上部12の下面には、フロート下部1
1の外側壁部11a及び内側壁部11bの内面の
上端領域に嵌合される同心の二重円環状の突出部
12a,12bが備えられており、該突出部12
a,12bは、それぞれフロート下部の段部11
d,11eの上縁からの距離12より僅かに
長い長さ1′,2′を有している。
本考案によるフロートの実施例は以上のように
構成されており、フロート10を組み立てる場
合、先ずフロート上部12の突出部12a,12
bを、フロート下部11の外側壁部11a及び内
側壁部11bの間に挿入し、該フロート上部12
の突出部12a,12bの先端が、フロート下部
11の外側壁部11a、内側壁部11bの内面に
設けられた段部11d,11eに当接するまで嵌
合させる。この状態において、フロート上部12
の上方から上記段部11d,11eの領域に超音
波をかけながら、フロート上部12をフロート下
部11に対して押し下げると、フロート上部12
の突出部12a,12bの先端は一側でのみ該段
部11d,11eに接することになるので、この
接触部分において超音波によつて有効に該先端が
溶解し、これにより上記段部11d,11eに沿
つて溶解した部分が内側に流れた後に硬化して、
該段部11d,11eに溶着されることとなる
(第3図参照)。このとき、該突出部12a,12
bが外側壁部11a及び内側壁部11bに関して
距離12だけ下方に進入しているとで、該突
出部12a,12bの先端の溶解した部分がフロ
ート下部11の外部にはみ出すことはなく、超音
波溶着の際のフロート上部12の押し下げによつ
て、フロート上部12がフロート下部11に対し
て横方向にずれるようなこともない。かくして、
フロート10が完成する。
尚、フロート10に磁石を組み込む場合には、
例えば第1図に鎖線で示すように、フロート上部
12の突出部12bの外側、即ち中心側に磁石1
3を嵌合固定すればよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、フロート
が、同心の二重円筒状の外側壁部及び内側壁部と
該外側壁部及び内側壁部を下端で連結して閉鎖す
る底部とから成るフロート下部と、このフロート
下部の開放している上端を閉鎖する円環状のフロ
ート上部とから構成されており、上記フロート下
部が、その外側壁部及び内側壁部の対向する内面
の上縁から所定距離の高さに、内側に向かつて下
方に傾斜する円環状の段部を備えていて、またフ
ロート上部が、その下面に、フロート下部の外側
壁部及び内側壁部の上端に嵌合される上記所定距
離より僅かに長い同心の二重円環状の突出部を備
えており、上記フロート上部の突出部をフロート
下部の内面に設けられた段部に当接するまで嵌合
させ、超音波溶着によりフロート上部をフロート
下部に完全に嵌合させて封止固定するように構成
したから、フロートが中空構造として構成されて
いるので、原料である樹脂材料が比較的少なくて
済み、また製造工程もフロート上部及びフロート
下部の成形、超音波溶着により行われるので、冷
却工程が不要となり、従つて製造工程の所要時間
が短縮されると共に、製造コストも低減されるこ
ととなる。
また、超音波溶着の際には、フロート上部に設
けられた突出部の先端がフロート下部の傾斜した
段部に一側で接触した状態で超音波をかけ、フロ
ート上部をフロート下部に対して押し下げること
により、超音波溶着が行われるので、この超音波
溶着によりはみ出す樹脂はすべて内側に流れるか
ら、超音波溶着によつてフロート外部に樹脂がは
み出したり、フロート上部がフロート下部に対し
てずれたりするようなことはなく、完全に封止さ
れ空気漏れがない。
かくして、本考案によれば、製造工程の所要時
間が短縮され、しかも製造コストを低廉化した、
極めて優れた液面検出器のフロートが提供される
ことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による液面検出器のフロートの
一実施例の分解断面図、第2図は第1図の実施例
の超音波溶着前の要部拡大断面図、第3図は第1
図の実施例の超音波溶着後の要部拡大断面図であ
る。 10……液面検出器のフロート、11……フロ
ート下部、11a……外側壁部、11b……内側
壁部、11c……底部、11d,11e……段
部、12……フロート上部、12a,12b……
突出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 検出すべき液面に対して上方から垂直に延びて
    いて且つリードスイツチを内蔵するステムと、液
    面を検出すべき液体より比重が軽くなるように形
    成され且つ該ステムに沿つて上下方向に移動可能
    に嵌合される中空円筒状のフロートと、該フロー
    トに取り付けられた磁石とを含んでいる液面検出
    器において、 上記フロートが、同心の二重円筒状の外側壁部
    及び内側壁部と該外側壁部及び内側壁部を下端で
    連結して閉鎖する底部とから成るフロート下部
    と、該フロート下部の開放している上端を閉鎖す
    る円環状のフロート上部とから構成されており、 上記フロート下部が、その外側壁部及び内側壁
    部の対する内面の上縁から所定距離の高さに、内
    側に向かつて下方に傾斜する円環状の段部を備え
    ていて、上記フロート上部が、その下面に、フロ
    ート下部の外側壁部及び内側壁部の上端に嵌合さ
    れる上記所定距離より僅かに長い同心の二重円環
    状の突出部を備えており、フロート上部の突出部
    をフロート下部の内面に設けられた段部に当接す
    るまで嵌合させ、超音波溶着によりフロート上部
    をフロート下部に完全に嵌合させて封止固定する
    ようにしたことを特徴とする、液面検出器のフロ
    ート。
JP15107587U 1987-09-30 1987-09-30 Expired JPH0425623Y2 (ja)

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JPS6455421U JPS6455421U (ja) 1989-04-05
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