JPS5854759Y2 - リレ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はリレーに関するもので、製造の容易なリレーを
提供するにある。

プリント板に半田接続して使用するリレーは半田付は後
に洗浄液でプリント板と共に浸漬洗浄されるので密封構
造にしである。

しかし洗浄後の密封状態のままでリレーを使用すると密
封容器内のリレ一本体４の有機質絶縁材から発生する有
機ガスで接点の接触障害が発生するので、従来は第１図
に示すように合成樹脂製のカバー２とベース３からなる
容器１のカバーに閉塞した筒体２ｂを設け、プリント板
と共に洗浄後に筒体Ｐを切断して容器１を開放するよう
にしていたが筒体Ｐの塑造型に用いる金型のピンが細く
長くなるところからピンの強度が弱く、製造が困難であ
った。

本考案はかかる従来の欠点に鑑み、その改善のためなし
たるものである。

以下本考案リレーの実施例を第１図従来例との同一個所
に同一符号を付した第２図ａ、ｌ）乃至第３図を参照し
て説明する。

１は容器、２はカバー、３はベース、４はリレ一本体、
２ａは開口部、２ｂは条溝、Ａは角部、ｌは稜線、Ｈは
穴、Ｂは切断線である。

カバー２は合成樹脂製で、塑造成型により角形の箱状に
形威し、一つの角度Ａを形成する稜線ｌ。

ｌの間をカバー２の内底に達しない深さの条溝２ｂで連
結しである。

カバー２の開口部２ａにベース３を封着して容器１を形
成し、容器１内にリレ一本体４を収納しである。

ル−をプリント板に半田付けし、洗浄後に第２図ａの切
断線Ｂ、Ｂに沿ってニッパのような工具で゛切断すると
第２図すのようなカバー２の角部Ａが除去されて穴Ｈが
開口して容器１が外気と通気される。

また条溝２ｂは第３図に示すように、稜線ｌ、ｌの間に
夫々２個設けるようにすれば第２図ａよりも更に容易に
切断可能である。

これらはいずれも従来例のように細くて深い金型ピンが
不要であり、金型ピンが曲がるようなことがないので製
造が容易である。

また、従来のような突起２ｂがないので輸送中や取扱い
中に誤って折損することがない。

以上説明したように本考案リレーによれば、合成樹脂製
のカバー２の開口部２ａにベース３を封着してなる角形
の密封容器１とし、この容器１内にリレ一本体４を収納
してなるリレーにおいて、前記容器１の外方の１個の角
部Ａを形成する少くとも２本の稜線ｌ、ｌの間を条溝２
ｂで連結してなることを特徴とする構成としており、条
溝２ｂに沿って切断するもので、従来のような筒体２ｂ
が不要であるから成型時に曲がりやすい金型ピンがなく
製造が容易で、また筒体２ｂがないから輸送中に折損す
ることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す縦断面図である。 第２図ａ、ｌ）乃至第３図は本考案リレーの夫々異なる
実施例を示し、第２図ａは斜視図、第２図すは第２図ａ
の開口後の斜視図、第３図は他の実施例の斜視図で゛あ
る。 １・・・・・・容器、２・・・・・・カバー、３・・・
・・・ベース、４・・・・・・リレ一本体、２ａ・・・
・・・開口部、２ｂ・・・・・・条溝、Ａ・・・・・・
角部、ｌ・・・・・・稜線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 合成樹脂製のカバーの開口部にベースを封着してなる角
   形の密封容器とし、この容器内にリレ一本体を収納して
   なるリレーにおいて、前記容器の外方の１個の角部を形
   成する少くとも２本の稜線の間を条溝で連結してなるこ
   とを特徴とするりし