JPH04255555A - シリンダヘッドカバーの取付構造 - Google Patents
シリンダヘッドカバーの取付構造Info
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- JPH04255555A JPH04255555A JP1768291A JP1768291A JPH04255555A JP H04255555 A JPH04255555 A JP H04255555A JP 1768291 A JP1768291 A JP 1768291A JP 1768291 A JP1768291 A JP 1768291A JP H04255555 A JPH04255555 A JP H04255555A
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- cylinder head
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- positioning plate
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- Pending
Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/006—Camshaft or pushrod housings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンのシリンダヘッ
ドに取付けられるシリンダヘッドカバーの取付構造に関
するものである。
ドに取付けられるシリンダヘッドカバーの取付構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図6で示すように、一般にエ
ンジンのシリンダヘッドカバー32は、ガスケット33
を介在させた状態でボルト34によってシリンダヘッド
31に締付固定される。この際、ボルト34の締め過ぎ
によりガスケット33が過剰圧縮され、シリンダヘッド
カバー32が直接シリンダヘッド31に接触すると、エ
ンジンの振動がガスケット33にてほとんど減衰される
ことなくシリンダヘッドカバー32に伝達され、騒音発
生等の問題が生ずる。
ンジンのシリンダヘッドカバー32は、ガスケット33
を介在させた状態でボルト34によってシリンダヘッド
31に締付固定される。この際、ボルト34の締め過ぎ
によりガスケット33が過剰圧縮され、シリンダヘッド
カバー32が直接シリンダヘッド31に接触すると、エ
ンジンの振動がガスケット33にてほとんど減衰される
ことなくシリンダヘッドカバー32に伝達され、騒音発
生等の問題が生ずる。
【0003】そこで、例えば実開昭63−54847号
公報には、シリンダヘッドカバー32又はシリンダヘッ
ド31の一方に複数の小突起35を形成したシリンダヘ
ッドカバー32の取付構造が開示されている。同技術に
よれば、ボルト34の締付時に小突起35がシリンダヘ
ッド31又はシリンダヘッドカバー32に当接すること
によって、ガスケット33の過剰圧縮が防止される。
公報には、シリンダヘッドカバー32又はシリンダヘッ
ド31の一方に複数の小突起35を形成したシリンダヘ
ッドカバー32の取付構造が開示されている。同技術に
よれば、ボルト34の締付時に小突起35がシリンダヘ
ッド31又はシリンダヘッドカバー32に当接すること
によって、ガスケット33の過剰圧縮が防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来技
術において、シリンダヘッドカバー32を軽金属で形成
した場合、シリンダヘッド31の材料によっては電食が
発生することがある。すなわち、例えばシリンダヘッド
31が鋳鉄によって形成され、シリンダヘッドカバー3
2及び小突起35がマグネシウム合金によって形成され
ている場合には、異種の金属同士が接触することにより
電食と呼ばれる腐食が起こるおそれがある。
術において、シリンダヘッドカバー32を軽金属で形成
した場合、シリンダヘッド31の材料によっては電食が
発生することがある。すなわち、例えばシリンダヘッド
31が鋳鉄によって形成され、シリンダヘッドカバー3
2及び小突起35がマグネシウム合金によって形成され
ている場合には、異種の金属同士が接触することにより
電食と呼ばれる腐食が起こるおそれがある。
【0005】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的はガスケットの過剰圧縮を阻止しつ
つ、シリンダヘッド及びシリンダヘッドカバーの電食発
生を未然に防止できるシリンダヘッドカバーの取付構造
を提供することにある。
のであり、その目的はガスケットの過剰圧縮を阻止しつ
つ、シリンダヘッド及びシリンダヘッドカバーの電食発
生を未然に防止できるシリンダヘッドカバーの取付構造
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、互いに異なる金属材料からなるシリンダヘ
ッドとシリンダヘッドカバーとの間にガスケットを介在
させ、締結手段にて同シリンダヘッドカバーをシリンダ
ヘッドに締付固定させるシリンダヘッドカバーの取付構
造において、前記シリンダヘッドとシリンダヘッドカバ
ーとの間には、SMC(Sheet Molding
Compound)からなるガスケット過剰圧縮防
止用の間隔保持部材を設けている。
に本発明は、互いに異なる金属材料からなるシリンダヘ
ッドとシリンダヘッドカバーとの間にガスケットを介在
させ、締結手段にて同シリンダヘッドカバーをシリンダ
ヘッドに締付固定させるシリンダヘッドカバーの取付構
造において、前記シリンダヘッドとシリンダヘッドカバ
ーとの間には、SMC(Sheet Molding
Compound)からなるガスケット過剰圧縮防
止用の間隔保持部材を設けている。
【0007】
【作用】間隔保持部材は、シリンダヘッドとシリンダヘ
ッドカバーとの間隔を規制してガスケットの過剰圧縮を
阻止する。この間隔保持部材は電気絶縁性及び大きな減
衰係数を有するSMCによって形成されているので、前
記シリンダヘッド及びシリンダヘッドカバーを電気的に
絶縁して電食を防止するとともに、シリンダヘッドの振
動がシリンダヘッドカバー側へ伝達するを抑制する。
ッドカバーとの間隔を規制してガスケットの過剰圧縮を
阻止する。この間隔保持部材は電気絶縁性及び大きな減
衰係数を有するSMCによって形成されているので、前
記シリンダヘッド及びシリンダヘッドカバーを電気的に
絶縁して電食を防止するとともに、シリンダヘッドの振
動がシリンダヘッドカバー側へ伝達するを抑制する。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図4に従って説明する。図1で示すように、エンジンの
シリンダヘッド1は、金属材料の一種である鋳鉄によっ
て形成され、その上端周縁部1aには複数のボルト孔(
図では1つのみ図示)2が互いに離間した状態で螺刻さ
れている。
図4に従って説明する。図1で示すように、エンジンの
シリンダヘッド1は、金属材料の一種である鋳鉄によっ
て形成され、その上端周縁部1aには複数のボルト孔(
図では1つのみ図示)2が互いに離間した状態で螺刻さ
れている。
【0009】このシリンダヘッド1に取付けられるシリ
ンダヘッドカバー3は、図1及び図2で示すように、マ
グネシウム合金、アルミニウム合金等の軽金属によって
下面を開放した四角箱状に形成されている。シリンダヘ
ッドカバー3の下端周縁にはフランジ4が一体形成され
ている。このフランジ4の下面には環状溝5が穿設され
ており、同環状溝5に合成ゴム製のガスケット6が嵌入
されている。
ンダヘッドカバー3は、図1及び図2で示すように、マ
グネシウム合金、アルミニウム合金等の軽金属によって
下面を開放した四角箱状に形成されている。シリンダヘ
ッドカバー3の下端周縁にはフランジ4が一体形成され
ている。このフランジ4の下面には環状溝5が穿設され
ており、同環状溝5に合成ゴム製のガスケット6が嵌入
されている。
【0010】前記フランジ4からは所定間隔毎にボス部
7が外側方へ突出しており、各ボス部7にボルト挿通孔
8が透設されている。各ボルト挿通孔8を囲うように、
ボス部7の下面には間隔保持部材としての位置決めプレ
ート9が取付けられている。位置決めプレート9はSM
C(Sheet Molding Compoun
d)によって略U字状に形成され、その上面に一体的に
設けられた係止爪10が前記ボス部7に挿入係止されて
いる。
7が外側方へ突出しており、各ボス部7にボルト挿通孔
8が透設されている。各ボルト挿通孔8を囲うように、
ボス部7の下面には間隔保持部材としての位置決めプレ
ート9が取付けられている。位置決めプレート9はSM
C(Sheet Molding Compoun
d)によって略U字状に形成され、その上面に一体的に
設けられた係止爪10が前記ボス部7に挿入係止されて
いる。
【0011】SMCは、補強繊維ロービングを例えば約
25mmに切断し、分散したストランドに熱硬化性樹脂
と増粘剤、充填剤、内部離型剤、顔料等を混合した樹脂
液を含浸し、薄いポリエチレン等によるシートで両面を
覆い、巻き取って増粘のための熟成工程を経て得られる
シート状の成形材料のことである。このSMCとしては
、ガラス繊維と不飽和ポリエステル樹脂との組合せによ
り、厚さ3〜5mm程度に形成したものが一般的である
。また、ポリエステル樹脂に代えてフェノール樹脂を用
いたものもある。そして、このようなSMCは電気絶縁
性を有し、かつ減衰係数が大きいという特性を備えてい
る。
25mmに切断し、分散したストランドに熱硬化性樹脂
と増粘剤、充填剤、内部離型剤、顔料等を混合した樹脂
液を含浸し、薄いポリエチレン等によるシートで両面を
覆い、巻き取って増粘のための熟成工程を経て得られる
シート状の成形材料のことである。このSMCとしては
、ガラス繊維と不飽和ポリエステル樹脂との組合せによ
り、厚さ3〜5mm程度に形成したものが一般的である
。また、ポリエステル樹脂に代えてフェノール樹脂を用
いたものもある。そして、このようなSMCは電気絶縁
性を有し、かつ減衰係数が大きいという特性を備えてい
る。
【0012】前記シリンダヘッドカバー3をシリンダヘ
ッド1に取付ける際には、まず、図1に示すように、シ
リンダヘッドカバー3をシリンダヘッド1上に載置する
。この状態では、ガスケット6がシリンダヘッド1の上
端周縁部1aに当接するが、位置決めプレート9は同上
端周縁部1aから上方へ離間している。次に、ボルト1
1をボス部7のボルト挿通孔8に挿通し、同ボルト11
を締付けてボルト孔2に螺入させる。このボルト11の
締付作業の初期(位置決めプレート9がシリンダヘッド
1に接触していない状態)には、シリンダヘッドカバー
3がガスケット6を支点とする片持ち梁構造となり、ボ
ス部7の付け根部分に矢印Bで示す方向の応力が集中す
る。
ッド1に取付ける際には、まず、図1に示すように、シ
リンダヘッドカバー3をシリンダヘッド1上に載置する
。この状態では、ガスケット6がシリンダヘッド1の上
端周縁部1aに当接するが、位置決めプレート9は同上
端周縁部1aから上方へ離間している。次に、ボルト1
1をボス部7のボルト挿通孔8に挿通し、同ボルト11
を締付けてボルト孔2に螺入させる。このボルト11の
締付作業の初期(位置決めプレート9がシリンダヘッド
1に接触していない状態)には、シリンダヘッドカバー
3がガスケット6を支点とする片持ち梁構造となり、ボ
ス部7の付け根部分に矢印Bで示す方向の応力が集中す
る。
【0013】さらにボルト11を締めてゆくと、図3で
示すように位置決めプレート9がシリンダヘッド1の上
端周縁部1aに当接する。これにより、ボルト11の締
め過ぎに基づくガスケット6の過剰圧縮が防止される。 また、このときにはボス部7に矢印Cで示す方向の力が
作用する。この力が、ボス部7の付け根部分への前記応
力集中を抑えて同部分の割れを防止する。この効果は、
比較的小さな応力が加わっただけで応力腐食割れが発生
しやすいマグネシウム合金製のシリンダヘッドカバー3
に特に有効である。なお、応力腐食割れとは、腐食と引
張応力との相乗作用によって生じる割れのことである。
示すように位置決めプレート9がシリンダヘッド1の上
端周縁部1aに当接する。これにより、ボルト11の締
め過ぎに基づくガスケット6の過剰圧縮が防止される。 また、このときにはボス部7に矢印Cで示す方向の力が
作用する。この力が、ボス部7の付け根部分への前記応
力集中を抑えて同部分の割れを防止する。この効果は、
比較的小さな応力が加わっただけで応力腐食割れが発生
しやすいマグネシウム合金製のシリンダヘッドカバー3
に特に有効である。なお、応力腐食割れとは、腐食と引
張応力との相乗作用によって生じる割れのことである。
【0014】また、本実施例のシリンダヘッドカバー3
の取付構造によると、電食を防止できる。すなわち、シ
リンダヘッド1及びシリンダヘッドカバー3が異なる種
類の金属であるため、両者が直接接触すると電位差によ
り電食が起こるおそれがある。このような電食は、接触
する金属間の電位差が大きい程発生しやすい。例えば、
シリンダヘッドカバー3をマグネシウムで形成した場合
と、同シリンダヘッドカバー3をアルミニウムで形成し
た場合とを比較してみると、シリンダヘッド1を構成す
る鋳鉄とアルミニウムとの間の電位差よりも、鋳鉄とマ
グネシウムとの間の電位差の方が大きい。このため、マ
グネシウムでシリンダヘッドカバー3を形成した場合に
、より電食が発生しやすい。
の取付構造によると、電食を防止できる。すなわち、シ
リンダヘッド1及びシリンダヘッドカバー3が異なる種
類の金属であるため、両者が直接接触すると電位差によ
り電食が起こるおそれがある。このような電食は、接触
する金属間の電位差が大きい程発生しやすい。例えば、
シリンダヘッドカバー3をマグネシウムで形成した場合
と、同シリンダヘッドカバー3をアルミニウムで形成し
た場合とを比較してみると、シリンダヘッド1を構成す
る鋳鉄とアルミニウムとの間の電位差よりも、鋳鉄とマ
グネシウムとの間の電位差の方が大きい。このため、マ
グネシウムでシリンダヘッドカバー3を形成した場合に
、より電食が発生しやすい。
【0015】これに対し、本実施例ではシリンダヘッド
1及びシリンダヘッドカバー3間に、電気絶縁材料であ
るSMC製の位置決めプレート9を介在させているので
、同位置決めプレート9によってシリンダヘッド1とシ
リンダヘッドカバー3とが電気的に絶縁される。このた
め、シリンダヘッド1及びシリンダヘッドカバー3を構
成する金属の種類に関係なく電食を確実に防止できる。
1及びシリンダヘッドカバー3間に、電気絶縁材料であ
るSMC製の位置決めプレート9を介在させているので
、同位置決めプレート9によってシリンダヘッド1とシ
リンダヘッドカバー3とが電気的に絶縁される。このた
め、シリンダヘッド1及びシリンダヘッドカバー3を構
成する金属の種類に関係なく電食を確実に防止できる。
【0016】また、前記電食防止の観点からはできるだ
け大きな位置決めプレート9を用いることが有効である
が、反面コスト上昇を伴う。しかし、本実施例では最も
高い応力が作用するボス部7に、ボルト挿通孔8を囲う
ように位置決めプレート9を取付けた。これにより、ボ
ルト11は位置決めプレート9及びガスケット6によっ
て周囲を囲まれ、水との接触が阻止されることになる。 このため、少ない材料費で効率良く電食を防止すること
ができる。
け大きな位置決めプレート9を用いることが有効である
が、反面コスト上昇を伴う。しかし、本実施例では最も
高い応力が作用するボス部7に、ボルト挿通孔8を囲う
ように位置決めプレート9を取付けた。これにより、ボ
ルト11は位置決めプレート9及びガスケット6によっ
て周囲を囲まれ、水との接触が阻止されることになる。 このため、少ない材料費で効率良く電食を防止すること
ができる。
【0017】さらに、前記SMCの減衰係数が大きいの
で、位置決めプレート9はシリンダヘッド1の振動がシ
リンダヘッドカバー3に伝わるのを抑制する。図4には
エンジンの30cm上方でのモータリング騒音の測定結
果を示す。図中、特性線L1は位置決めプレート9を用
いずにシリンダヘッドカバー3をシリンダヘッド1に取
付けた場合の騒音レベルを表し、特性線L2はSMC製
の位置決めプレート9を用いた場合の騒音レベルを表し
ている。この測定結果から明らかなように、位置決めプ
レート9を用いると、金属同士が接触する場合よりも全
回転域において騒音レベルを低減させることができる。
で、位置決めプレート9はシリンダヘッド1の振動がシ
リンダヘッドカバー3に伝わるのを抑制する。図4には
エンジンの30cm上方でのモータリング騒音の測定結
果を示す。図中、特性線L1は位置決めプレート9を用
いずにシリンダヘッドカバー3をシリンダヘッド1に取
付けた場合の騒音レベルを表し、特性線L2はSMC製
の位置決めプレート9を用いた場合の騒音レベルを表し
ている。この測定結果から明らかなように、位置決めプ
レート9を用いると、金属同士が接触する場合よりも全
回転域において騒音レベルを低減させることができる。
【0018】なお、本発明は前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、例えば以下のように発明の趣旨から
逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。 (1)図5に示すように、位置決めプレート9の係止爪
10を省略し、接着剤12によって位置決めプレート9
をボス部7の下面に固定してもよい。また、係止爪10
による係止及び接着剤12による接着の両者を用いて位
置決めプレート9をボス部7に固定してもよい。 (2)位置決めプレート9をシリンダヘッド1に固定す
るようにしてもよい。 (3)位置決めプレート9をU字状以外の他の形状に適
宜変更してもよい。
れるものではなく、例えば以下のように発明の趣旨から
逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。 (1)図5に示すように、位置決めプレート9の係止爪
10を省略し、接着剤12によって位置決めプレート9
をボス部7の下面に固定してもよい。また、係止爪10
による係止及び接着剤12による接着の両者を用いて位
置決めプレート9をボス部7に固定してもよい。 (2)位置決めプレート9をシリンダヘッド1に固定す
るようにしてもよい。 (3)位置決めプレート9をU字状以外の他の形状に適
宜変更してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、互
いに異なる金属材料からなるシリンダヘッドとシリンダ
ヘッドカバーとの間に、SMCからなる間隔保持部材を
設けたので、この間隔保持部材によってガスケットの過
剰圧縮を阻止しつつ、シリンダヘッド及びシリンダヘッ
ドカバーの電食発生を防止でき、さらには、シリンダヘ
ッドの振動がシリンダヘッドカバーに伝達するのを抑制
して騒音レベルを低下させることができるという優れた
効果を奏する。
いに異なる金属材料からなるシリンダヘッドとシリンダ
ヘッドカバーとの間に、SMCからなる間隔保持部材を
設けたので、この間隔保持部材によってガスケットの過
剰圧縮を阻止しつつ、シリンダヘッド及びシリンダヘッ
ドカバーの電食発生を防止でき、さらには、シリンダヘ
ッドの振動がシリンダヘッドカバーに伝達するのを抑制
して騒音レベルを低下させることができるという優れた
効果を奏する。
【図1】ボルトによってシリンダヘッドカバーをシリン
ダヘッドに締付ける前の状態を示す部分断面図である。
ダヘッドに締付ける前の状態を示す部分断面図である。
【図2】シリンダヘッドカバーの部分底面図である。
【図3】ボルトを締め付けてシリンダヘッドカバーをシ
リンダヘッドに取付けた状態の部分断面図である。
リンダヘッドに取付けた状態の部分断面図である。
【図4】エンジン上方で騒音レベルを測定した結果を示
すグラフである。
すグラフである。
【図5】接着剤によって位置決めプレートが固定された
シリンダヘッドカバーを、ボルトでシリンダヘッドに締
付ける前の状態を示す部分断面図である。
シリンダヘッドカバーを、ボルトでシリンダヘッドに締
付ける前の状態を示す部分断面図である。
【図6】従来のシリンダヘッドカバーの取付構造を示す
部分断面図である。
部分断面図である。
【符号の説明】
1…シリンダヘッド、3…シリンダヘッドカバー、6…
ガスケット、9…間隔保持部材としての位置決めプレー
ト、11…締結手段としてのボルト
ガスケット、9…間隔保持部材としての位置決めプレー
ト、11…締結手段としてのボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに異なる金属材料からなるシリン
ダヘッドとシリンダヘッドカバーとの間にガスケットを
介在させ、締結手段にて同シリンダヘッドカバーをシリ
ンダヘッドに締付固定させるシリンダヘッドカバーの取
付構造において、前記シリンダヘッドとシリンダヘッド
カバーとの間には、SMC(SheetMolding
Compound)からなるガスケット過剰圧縮防
止用の間隔保持部材を設けたことを特徴とするシリンダ
ヘッドカバーの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1768291A JPH04255555A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | シリンダヘッドカバーの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1768291A JPH04255555A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | シリンダヘッドカバーの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04255555A true JPH04255555A (ja) | 1992-09-10 |
Family
ID=11950611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1768291A Pending JPH04255555A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | シリンダヘッドカバーの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04255555A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007093265A1 (de) * | 2006-02-16 | 2007-08-23 | Federal-Mogul Sealing Systems Bretten Gmbh | Gehäuseteil mit dichtfläche und dichtung für brennkraftmaschine |
JP2014134249A (ja) * | 2013-01-10 | 2014-07-24 | Nichias Corp | 編組パッキン及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-02-08 JP JP1768291A patent/JPH04255555A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007093265A1 (de) * | 2006-02-16 | 2007-08-23 | Federal-Mogul Sealing Systems Bretten Gmbh | Gehäuseteil mit dichtfläche und dichtung für brennkraftmaschine |
US8235016B2 (en) | 2006-02-16 | 2012-08-07 | Federal-Mogul Sealing Systems Bretten Gmbh | Housing part having sealing face and seal for internal combustion engine |
JP2014134249A (ja) * | 2013-01-10 | 2014-07-24 | Nichias Corp | 編組パッキン及びその製造方法 |
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