JPH0425536Y2 - - Google Patents

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JPH0425536Y2
JPH0425536Y2 JP1985185511U JP18551185U JPH0425536Y2 JP H0425536 Y2 JPH0425536 Y2 JP H0425536Y2 JP 1985185511 U JP1985185511 U JP 1985185511U JP 18551185 U JP18551185 U JP 18551185U JP H0425536 Y2 JPH0425536 Y2 JP H0425536Y2
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JP
Japan
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metal
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bolt
fastening bolt
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JP1985185511U
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JPS6293418U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案はコネクテイングロツドに関し、特に本
体がFRPやFRMの鋳込みによつて形成される内
燃機関用のコネクテイングロツドに関する。
〔従来の技術〕
近年、軽量で耐熱性がありしかも比較的強度が
強い等、機械的に優れた性質を有する繊維強化プ
ラステツクFRPや繊維強化金属FRMを用いてコ
ネクテイングロツドを成形することが提案されて
いる。
しかして、かかるコネクテイングロツドにおい
ては、成形後の加工工程で繊維を切断すると、形
状によつてはその部分に応力集中が生じ、エンジ
ンの高速回転時に破損が生じるので、例えば大端
部等に植設されるボルトを直接成形時に鋳込んで
固定する等の対策が必要とされる。
第3図は、このような発想に基づいて構成され
たコネクテイングロツド(以下でコンロツドとい
う)の一例を示し、本例は、コンロツド1の本体
側大端部1AにU字型形状をなす締結用ボルト2
が一体に鋳込まれた状態で植設されているもので
あり、一方、そのキヤツプ1Bの方にはボルト2
用の貫通孔3があらかじめ成形時に形成されてい
る。4は小端部である。
そこで、組立時には本体側大端部1Aとキヤツ
プ1Bとに図示しない軸受メタルを装着した後、
キヤツプ1Bの貫通孔3にボルト2を貫通させ、
そのねじ部2Aにワツシヤ5を嵌込んでナツト6
の螺締により締結されるが、このように構成され
たコンロツド1においては強化用の繊維が切断さ
れることがなく、応力集中による破損を防止する
ことができる。
第4図は、キヤツプ1Bの側にあらかじめU字
型ボルト2を鋳造時に埋込み、本体大端部1Aの
側に締結用の貫通孔3を設けるようにしたもの
で、詳細な説明は省略するが、同様な効果が得ら
れるようにしたものである。(例えば、特開昭59
−219513号公報)。
しかしながら、このように構成された従来のコ
ンロツドにおいては、大端部1Aのキヤツプ1B
との合せ面にボルト2が突出した状態で形成され
るために合せ面の平滑仕上げに困難を伴うのみな
らず、ボルト2を正確に所定の位置に位置決めす
るのに特殊な位置決め治具を必要とし、さらにま
た、図示しない軸受メタルの取付けたあとのキヤ
ツプ1Bとの合せ面の仕上げ加工にも困難を伴
う。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、上述した問題点に着目し、そ
の解決を図るべく、FRPまたはFRMの鋳込み成
形の状態において、メタルの合せ面が仕上げた状
態のままに保たれて平滑仕上げの必要がなく、か
つ、本体とボルトおよびメタルとの相対的な位置
決めを極めて容易に実施することのできるコネク
テイングロツドを提供することにある。
〔考案の構成〕
かかる目的を達成するために、本考案は、本体
およびキヤツプがFRPまたはFRMの鋳込みによ
つて形成され、その軸受部に金属軸受メタルが配
置され、前記本体と前記キヤツプとが締結ボルト
によつて結合されるコネクテイングロツドにおい
て、前記キヤツプと前記本体との合せ面が平滑に
仕上げられ、かつ、前記締結ボルトの位置にボル
ト孔が穿設された前記金属軸受メタルと、該金属
軸受メタルの前記ボルト孔に締結部を貫通させた
状態で前記金属軸受メタルに係止される位置決め
用の突起部が形成された締結ボルトと、前記金属
軸受メタルに前記締結ボルトを位置決めした状態
に保つて鋳込み成形された本体および/またはキ
ヤツプとを有することを特徴とするものである。
〔作用〕
このように構成したコネクテイングロツドにお
いては、少なくとも合せ面およびボルト孔の仕上
げられた軸受メタルを基本にしてボルトが位置決
めされ、この状態で本体が一体成形されるので、
特殊な治具の必要もなく、また、成形後の合せ面
やメタルに関する仕上げ加工を要せず、廉価でし
かも破損の虞がない。
〔実施例〕
以下に、図面に基づいて本考案の実施例を具体
的に説明する。
第1A図および第1B図は本考案の一実施例を
示す。ここで、11は例えば銅合金などのメタル
用合金で形成され、少なくともそのキヤツプ1B
との合せ面11Aが平滑仕上げされた軸受メタル
であり、その合せ部11Bは成形時の固定用に使
用するための双方の端部が延在されている。ま
た、合せ部11Bにおける締結ボルト12の貫通
部にはボルト12の位置決めが得られるように正
しい位置に貫通孔13が穿設してある。
また、本例では大端部1Aにおける両側に1本
ずつ締結ボルト12が植設されるが、ボルト12
にはその長さ方向の位置決め用にあらかじめ突起
部12Aが設けてあり、メタル11の貫通孔13
に第1A図で上方からボルト12を差込んだとき
に、この突起部12Aがメタル11の合せ部11
B上面で係止され、位置決めが得られるようにし
てある。
そこで、本例のコンロツド10の構成にあたつ
ては、まず軸受メタル11の合せ部11Bにおけ
る延在部分を固定部側に保持させた上、締結ボル
ト12をその貫通孔13に差込んで位置決めし、
このような状態に保つたまま、コンロツド10の
形状に対応した図示しない鋳型に例えばFRMの
溶湯を鋳込むことによつて本体側を形成すること
ができ、キヤツプ1Bの方は従来通り、あらかじ
め貫通孔3が形成されるようにしてFRMにより
同様な鋳造を行えばよい。なお合せ部11Bのう
ち延在させてコンロツド10から外側にはみ出し
た部分は成形後切断して除去する。
かくして得られたコンロツド10においては、
軸受メタル11の合せ面11Aを仕上げる必要が
なく、また締結ボルト12は軸受メタル11の貫
通孔13によつて左右の位置決めが得られると共
に突起部12Aをメタル背面に係止させたことに
よつて上下の長手方向の位置決めが得られて抜け
落ちる虞がなく、更にまた強化用の繊維が成形後
の加工によつて損われ、ために運転中応力の集中
によつて破損が生じるようなこともない。
第2A図および第2B図は先に従来例のところで
第3図によつて示した形態のU字型ボルトを採用
したもので、そのU字型の締結ボルト22には突
起部22Aが形成してあり、軸受メタル11の貫
通孔13によつて位置決めが得られる。本例にお
いても第1A図,第1B図の場合と同様な手順に
よつて極めて容易に本体側を構成することがで
き、従来の欠点を除去することができる。
なお、新たに図には示さないが第4図のように
U字型締結ボルトをキヤツプ1B側の方に鋳込む
場合は、この方の側の軸受メタルにボルト位置決
め用の貫通孔を設けると共にその本体大端部側の
合せ面を仕上げておくことにより上述したと同様
な手順でキヤツプ1Bの方を形成すればよく、こ
の場合、コンロツド本体の側はそのボルト孔を鋳
込時に形成する。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、本考案によれば、本
体およびキヤツプがFRPまたはFRMの鋳込みに
よつて形成され、その軸受部に金属軸受メタルが
配置され、前記本体と前記キヤツプとが締結ボル
トによつて結合されるコネクテイングロツドにお
いて、前記キヤツプと前記本体との合せ面が平滑
に仕上げられ、かつ、前記締結ボルトの位置にボ
ルト孔が穿設された前記金属軸受メタルと、該金
属軸受メタルの前記ボルト孔に締結部を貫通させ
た状態で前記金属軸受メタルに係止される位置決
め用の突起部が形成された締結ボルトと、前記金
属軸受メタルに前記締結ボルトを位置決めした状
態に保つて鋳込み成形された本体および/または
キヤツプとを有し、成形後に合せ面を仕上げると
いう困難な作業を要せず、しかも金属軸受メタル
に穿設した孔に締結ボルトの係止用突起を成形前
に係止させるだけで容易かつ正確にボルトを所定
の位置に位置決めできるので、コストの低減に貢
献し、また、組立精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本考案コネクテイングロツドの構成
の一例を一部破砕して示す模式図、第1B図は第
1A図のA−A線断面図、第2A図は本考案の他
の実施例の構成を一部破砕して示す断面図、第2
B図は第2A図のB−B線断面図、第3図および
第4図は従来のFRP製コネクテイングロツドの
2例をそれぞれ示す分解図である。 1,10……コンロツド、1A……大端部、1
B……キヤツプ、2,12,22……締結用ボル
ト、2A……ねじ部、3,13……貫通孔、4…
…小端部、5……ワツシヤ、6……ナツト、11
……軸受メタル、11A……合せ面、11B……
合せ部、12A,22A……突起部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体およびキヤツプがFRPまたはFRMの鋳込
    みによつて形成され、その軸受部に金属軸受メタ
    ルが配置され、前記本体と前記キヤツプとが締結
    ボルトによつて結合されるコネクテイングロツド
    において、 前記キヤツプと前記本体との合せ面が平滑に仕
    上げられ、かつ、前記締結ボルトの位置にボルト
    孔が穿設された前記金属軸受メタルと、 該金属軸受メタルの前記ボルト孔に締結部を貫
    通させた状態で前記金属軸受メタルに係止される
    位置決め用の突起部が形成された締結ボルトと、 前記金属軸受メタルに前記締結ボルトを位置決
    めした状態に保つて鋳込み成形された本体およ
    び/またはキヤツプと を有することを特徴とするコネクテイングロツ
    ド。
JP1985185511U 1985-12-03 1985-12-03 Expired JPH0425536Y2 (ja)

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JP1985185511U JPH0425536Y2 (ja) 1985-12-03 1985-12-03

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JP1985185511U JPH0425536Y2 (ja) 1985-12-03 1985-12-03

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Publication Number Publication Date
JPS6293418U JPS6293418U (ja) 1987-06-15
JPH0425536Y2 true JPH0425536Y2 (ja) 1992-06-18

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ID=31134206

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS523069A (en) * 1975-06-24 1977-01-11 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd Preparation of 3-(3-methyl-2-butenyl)-1,2,3,4,5,6-hexahydro-6,11-dimet hyl-8- hydroxy-2, 6-methano-3-benzazocine
JPS59219513A (ja) * 1983-05-27 1984-12-10 Isuzu Motors Ltd 繊維強化樹脂製コネクテイングロッド

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JPS54101239U (ja) * 1977-12-28 1979-07-17

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JPS6293418U (ja) 1987-06-15

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