JPH04255241A - デバイスシミュレーション方法 - Google Patents
デバイスシミュレーション方法Info
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- JPH04255241A JPH04255241A JP3036924A JP3692491A JPH04255241A JP H04255241 A JPH04255241 A JP H04255241A JP 3036924 A JP3036924 A JP 3036924A JP 3692491 A JP3692491 A JP 3692491A JP H04255241 A JPH04255241 A JP H04255241A
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- Japan
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- Granted
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- 239000000969 carrier Substances 0.000 claims abstract description 14
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims abstract description 9
- 238000004088 simulation Methods 0.000 claims description 29
- 238000012546 transfer Methods 0.000 abstract description 8
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 abstract description 5
- 238000001444 catalytic combustion detection Methods 0.000 description 23
- 238000000034 method Methods 0.000 description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
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- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F30/00—Computer-aided design [CAD]
- G06F30/20—Design optimisation, verification or simulation
- G06F30/23—Design optimisation, verification or simulation using finite element methods [FEM] or finite difference methods [FDM]
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の動作を解
析するデバイスシミュレータに利用され、特に、3次元
のデバイス構造を2次元的に解析するデバイスシミュレ
ータに関する。 【0002】 【従来の技術】図5および図6は、それぞれ従来のデバ
イスシミュレータの第一および第二従来例を示すブロッ
ク構成図で、図5は順次法(デカップル法)および図6
は一括法(カップル法)を示す。(檀良編著「プロセス
・デバイスシミュレーション技術」P.4〜P.9、産
業図書 参照)。 【0003】図5の第一従来例は、データ入力手段10
と、シミュレーション手段20c と、データ出力手段
40と、補助記憶装置50とを備え、シミュレーション
手段20c は、電位設定手段21、ポアソン方程式解
法手段23、電子電流連続式解法手段24、正孔電流連
続式解法手段25および結果確認手段28を含んでいる
。そして、データ入力手段10により入力された半導体
基本方程式データについて、シミュレーション手段20
c は、電極に電位を与え、電極以外の全領域について
、順に、収束をチェックしながらポアソン方程式、電子
電流連続式、および正孔電流連続式を解いていき、結果
確認のうえ出力する。 【0004】図6に示す第二従来例は、シミュレーショ
ン手段20d として、図5の各解法手段23、24お
よび25の代わりに、ポアソン方程式・電流連続式解法
手段29を設け、ポアソン方程式、電子電流連続式およ
び正孔電流連続式を一括して解き、その収束をチェック
していくようにしたものである。 【0005】なお、前述の半導体基本方程式データの解
法は、2次元モデルの場合、差分法等の数値解析により
解く解法が確立されている。 【0006】次に、3次元的な構造である電荷転送デバ
イス(Charge Coupled Device
、以下、CCDという。)を、2次元のデバイスシミュ
レータを用いて解析するときの従来の解析方式について
述べる。CCD60は図7のように、ホトダイオード部
61に入射した光によって発生したキャリアが、転送ゲ
ート部62に印加した電位によって、垂直CCD部63
に転送される。垂直CCD部63に転送されたキャリア
は、CCD60の奥行き方向(図7の紙面に垂直な方向
)に印加された電位差によって、CCD60の奥行き方
向へ転送される。従来の解析方式では転送ゲート下の電
位分布を解析するときに、垂直CCD部63に仮想電極
を設けて、その仮想電極を含んだ領域が十分空乏化する
まで仮想電極に電圧を印加し、シミュレーションを行い
、その後仮想電極を取り外してからもう一度シミュレー
ションを行う方式で、半導体内部の物理量分布を調べて
いた。 (川添ら、「CCDイメージセンサ開発のため
の2次元デバイスシミュレータの適用」1990年春季
第37回応用物理学会関係連合講演会講演予稿集第0文
冊、P.1208、北村ら、「フレームトランスファー
(FT)方式CCDの感度シミュレーション」1990
年春季第37回応用物理学会関係連合講演会講演予稿集
第2文冊、P.629 参照) 【0007】 【発明が解決しようとする課題】前述した従来の川添、
北村らの2次元デバイスシミュレーション方式は、内部
の物理量を調べるために、垂直CCD部へのキャリア転
送部として仮想的に設けた電極を取り外してシミュレー
ションを行うため、ホトダイオード部から垂直CCD部
に転送されたキャリアを吸収する場所が無いため電流を
流すことができず、ホトダイオード部で発生したキャリ
アが垂直CCD部に転送されている様子を解析すること
ができない欠点があった。 【0008】本発明の目的は、前記の欠点を除去するこ
とにより、例えばCCDのホトダイオード部で発生した
キャリアが垂直CCD部に転送されている様子も正確に
解析できる精密なデバイスシミュレータを提供すること
にある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、電極に任意の
電位を設定する電位設定手段および半導体基本方程式解
放手段を含むシミュレーション手段を備えたデバイスシ
ミュレータにおいて、前記シミュレーション手段は、任
意の領域にフェルミレベルを設定するフェルミレベル設
定手段と、フェルミレベル設定領域ではキャリアのボル
ツマン分布式からキャリア濃度を求めるボルツマン分布
式解放手段とを含むことを特徴とする。 【0010】 【作用】フェルミレベル設定手段により、フェルミレベ
ルをCCDの垂直CCD部へのキャリアの吸い込み口と
して設定し、ボルツマン分布解法手段により、キャリア
濃度を表すボルツマン分布式を解き、垂直CCD部に転
送された電子および正孔の数を求める。 【0011】従って、CCDにおいて、ホトダイオード
部で発生したキャリアが垂直CCD部に転送される様子
を正確に解析することが可能となる。 【0012】 【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 【0013】図1は本発明の第一実施例を示すブロック
構成図で、順次法による場合を示す。 【0014】本第一実施例は、半導体基本方程式のデー
タを入力する例えば磁気テープからなるデータ入力手段
10と、入力されたデータについてシミュレーションを
行うシミュレーション手段20a と、シミュレーショ
ン結果のデータを出力する例えばラインプリンタからな
るデータ出力手段40と、処理データを記憶する補助記
憶手段50とを備えている。 【0015】そして、シミュレーション手段20a は
、電極に任意の電位を設定する電位設定手段21と、任
意の領域にフェルミレベルを設定するフェルミレベル設
定手段22と、ポアソン方程式を解くポアソン方程式解
法手段23と、電子電流連続式を解く電子電流連続式解
法手段24と、電子ボルツマン分布式を解く電子ボルツ
マン分布式解法手段25と、正孔電流連続式を解く正孔
電流連続式解法手段26と、正孔ボルツマン分布式を解
く正穴ボルツマン分布式解法手段27と、シミュレーシ
ョン結果の確認を行う結果確認手段28とを含んでいる
。 【0016】本発明の特徴とするところは、図1におい
て、シミュレーション手段20a が、フェルミレベル
設定手段22と、フェルミレベル設定領域ではボルツマ
ン分布式からキャリア濃度を求めるボルツマン分布式解
法手段としての、電子ボルツマン分布式解法手段25お
よび正孔ボルツマン分布式解法手段27とを含むことに
ある。なお、シミュレーション手段20aは例えば中央
処理装置内に構成される。 【0017】次に、図1のシミュレーション手段20a
の処理手順について図2に示す流れ図を用いて説明す
る。 始めに、電位設定手段21によって、電極に任意の電位
を設定する (ステップS1)。次に、フェルミレベル
設定手段22によって、任意の領域に任意のフェルミレ
ベルを設定する (ステップS2)。そして、ポアソン
方程式解法手段23によって、ポアソン方程式を解く
(ステップS3)。次に、ステップS4において、フェ
ルミレベル設定領域か否かを判定し、フェルミレベル設
定領域以外の全領域については、電子電流連続式解法手
段24により、電子電流連続式を解き(ステップS5)
、フェルミレベル設定領域では、電子ボルツマン分布式
解法手段26により、ボルツマン分布から電子濃度を求
める (ステップS6)。 【0018】次に、ステップS7において、フェルミレ
ベル設定領域か否かを判定し、フェルミレベル設定領域
以外の全領域については、正孔電流連続式解法手段25
により、正孔電流連続式を解き (ステップS8)、フ
ェルミレベル設定領域では、正孔ボルツマン分布式解法
手段27により、ボルツマン分布から正孔濃度を求める
(ステップS9)。最後に、結果確認手段28によっ
て、求めた解が正しい値かどうかを判断し、正しければ
終了し、正しくない場合はステップS3まで戻り、解が
正しくなるまで繰り返す(ステップS10) 。 【0019】図3は本発明の第二実施例を示すブロック
構成図で、一括法による場合を示す。 【0020】本第二実施例は、シミュレーション手段2
0b として、図1の第一実施例のシミュレーション手
段20a において、ポアソン方程式解法手段23、電
子電流連続式解法手段24および正孔電流連続式解法手
段25に代えて、ポアソン方程式・電流連続式解法手段
29を設け、さらに、ポアソン方程式解法手段23、電
子ボルツマン分布式解法手段26、および正孔ボルツマ
ン分布式解法手段27に代えて、本発明の特徴とすると
ころの、ポアソン方程式・ボルツマン分布式解法手段3
0を設けたものである。 【0021】次に、図3のシミュレーション手段20b
の処理手順について図4に示す流れ図を用いて説明す
る。 始めに、電位設定手段21によって、電極に任意の電位
を設定する (ステップS11) 。次に、フェルミレ
ベル設定手段22によって、任意の領域に任意のフェル
ミレベルを設定する (ステップS12) 。次に、ス
テップS13において、フェルミレベル設定領域か否か
を判定し、フェルミレベル設定領域以外の全領域につい
ては、ポアソン方程式・電流連続式解法手段29により
、ポアソン方程式、電子電流連続式および正孔電流連続
式を解き (ステップS14) 、フェルミレベル設定
領域では、ポアソン方程式・ボルツマン分布式解法手段
30により、ポアソン方程式と、キャリア濃度と電位の
関係をボルツマン分布で表した式を解く(ステップS1
5) 。 【0022】最後に、結果確認手段28により、求めた
解が正しい値かどうかを判断し、正しければ終了し、正
しくない場合はステップS13まで戻り、解が正しくな
るまで繰り返す (ステップS16) 。 【0023】以上の説明は、特に、CCDを取り上げて
行ったけれども、他の半導体装置の場合にも同様に適用
できる。 【0024】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、CCD
のような3次元的な構造を2次元のデバイスシミュレー
タを使って解析するときに、フェルミレベルを設定し解
析を行っているため、ホトダイオード部から垂直CCD
部にキャリアが転送される様子を正確に解析することが
できる効果がある。
析するデバイスシミュレータに利用され、特に、3次元
のデバイス構造を2次元的に解析するデバイスシミュレ
ータに関する。 【0002】 【従来の技術】図5および図6は、それぞれ従来のデバ
イスシミュレータの第一および第二従来例を示すブロッ
ク構成図で、図5は順次法(デカップル法)および図6
は一括法(カップル法)を示す。(檀良編著「プロセス
・デバイスシミュレーション技術」P.4〜P.9、産
業図書 参照)。 【0003】図5の第一従来例は、データ入力手段10
と、シミュレーション手段20c と、データ出力手段
40と、補助記憶装置50とを備え、シミュレーション
手段20c は、電位設定手段21、ポアソン方程式解
法手段23、電子電流連続式解法手段24、正孔電流連
続式解法手段25および結果確認手段28を含んでいる
。そして、データ入力手段10により入力された半導体
基本方程式データについて、シミュレーション手段20
c は、電極に電位を与え、電極以外の全領域について
、順に、収束をチェックしながらポアソン方程式、電子
電流連続式、および正孔電流連続式を解いていき、結果
確認のうえ出力する。 【0004】図6に示す第二従来例は、シミュレーショ
ン手段20d として、図5の各解法手段23、24お
よび25の代わりに、ポアソン方程式・電流連続式解法
手段29を設け、ポアソン方程式、電子電流連続式およ
び正孔電流連続式を一括して解き、その収束をチェック
していくようにしたものである。 【0005】なお、前述の半導体基本方程式データの解
法は、2次元モデルの場合、差分法等の数値解析により
解く解法が確立されている。 【0006】次に、3次元的な構造である電荷転送デバ
イス(Charge Coupled Device
、以下、CCDという。)を、2次元のデバイスシミュ
レータを用いて解析するときの従来の解析方式について
述べる。CCD60は図7のように、ホトダイオード部
61に入射した光によって発生したキャリアが、転送ゲ
ート部62に印加した電位によって、垂直CCD部63
に転送される。垂直CCD部63に転送されたキャリア
は、CCD60の奥行き方向(図7の紙面に垂直な方向
)に印加された電位差によって、CCD60の奥行き方
向へ転送される。従来の解析方式では転送ゲート下の電
位分布を解析するときに、垂直CCD部63に仮想電極
を設けて、その仮想電極を含んだ領域が十分空乏化する
まで仮想電極に電圧を印加し、シミュレーションを行い
、その後仮想電極を取り外してからもう一度シミュレー
ションを行う方式で、半導体内部の物理量分布を調べて
いた。 (川添ら、「CCDイメージセンサ開発のため
の2次元デバイスシミュレータの適用」1990年春季
第37回応用物理学会関係連合講演会講演予稿集第0文
冊、P.1208、北村ら、「フレームトランスファー
(FT)方式CCDの感度シミュレーション」1990
年春季第37回応用物理学会関係連合講演会講演予稿集
第2文冊、P.629 参照) 【0007】 【発明が解決しようとする課題】前述した従来の川添、
北村らの2次元デバイスシミュレーション方式は、内部
の物理量を調べるために、垂直CCD部へのキャリア転
送部として仮想的に設けた電極を取り外してシミュレー
ションを行うため、ホトダイオード部から垂直CCD部
に転送されたキャリアを吸収する場所が無いため電流を
流すことができず、ホトダイオード部で発生したキャリ
アが垂直CCD部に転送されている様子を解析すること
ができない欠点があった。 【0008】本発明の目的は、前記の欠点を除去するこ
とにより、例えばCCDのホトダイオード部で発生した
キャリアが垂直CCD部に転送されている様子も正確に
解析できる精密なデバイスシミュレータを提供すること
にある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、電極に任意の
電位を設定する電位設定手段および半導体基本方程式解
放手段を含むシミュレーション手段を備えたデバイスシ
ミュレータにおいて、前記シミュレーション手段は、任
意の領域にフェルミレベルを設定するフェルミレベル設
定手段と、フェルミレベル設定領域ではキャリアのボル
ツマン分布式からキャリア濃度を求めるボルツマン分布
式解放手段とを含むことを特徴とする。 【0010】 【作用】フェルミレベル設定手段により、フェルミレベ
ルをCCDの垂直CCD部へのキャリアの吸い込み口と
して設定し、ボルツマン分布解法手段により、キャリア
濃度を表すボルツマン分布式を解き、垂直CCD部に転
送された電子および正孔の数を求める。 【0011】従って、CCDにおいて、ホトダイオード
部で発生したキャリアが垂直CCD部に転送される様子
を正確に解析することが可能となる。 【0012】 【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 【0013】図1は本発明の第一実施例を示すブロック
構成図で、順次法による場合を示す。 【0014】本第一実施例は、半導体基本方程式のデー
タを入力する例えば磁気テープからなるデータ入力手段
10と、入力されたデータについてシミュレーションを
行うシミュレーション手段20a と、シミュレーショ
ン結果のデータを出力する例えばラインプリンタからな
るデータ出力手段40と、処理データを記憶する補助記
憶手段50とを備えている。 【0015】そして、シミュレーション手段20a は
、電極に任意の電位を設定する電位設定手段21と、任
意の領域にフェルミレベルを設定するフェルミレベル設
定手段22と、ポアソン方程式を解くポアソン方程式解
法手段23と、電子電流連続式を解く電子電流連続式解
法手段24と、電子ボルツマン分布式を解く電子ボルツ
マン分布式解法手段25と、正孔電流連続式を解く正孔
電流連続式解法手段26と、正孔ボルツマン分布式を解
く正穴ボルツマン分布式解法手段27と、シミュレーシ
ョン結果の確認を行う結果確認手段28とを含んでいる
。 【0016】本発明の特徴とするところは、図1におい
て、シミュレーション手段20a が、フェルミレベル
設定手段22と、フェルミレベル設定領域ではボルツマ
ン分布式からキャリア濃度を求めるボルツマン分布式解
法手段としての、電子ボルツマン分布式解法手段25お
よび正孔ボルツマン分布式解法手段27とを含むことに
ある。なお、シミュレーション手段20aは例えば中央
処理装置内に構成される。 【0017】次に、図1のシミュレーション手段20a
の処理手順について図2に示す流れ図を用いて説明す
る。 始めに、電位設定手段21によって、電極に任意の電位
を設定する (ステップS1)。次に、フェルミレベル
設定手段22によって、任意の領域に任意のフェルミレ
ベルを設定する (ステップS2)。そして、ポアソン
方程式解法手段23によって、ポアソン方程式を解く
(ステップS3)。次に、ステップS4において、フェ
ルミレベル設定領域か否かを判定し、フェルミレベル設
定領域以外の全領域については、電子電流連続式解法手
段24により、電子電流連続式を解き(ステップS5)
、フェルミレベル設定領域では、電子ボルツマン分布式
解法手段26により、ボルツマン分布から電子濃度を求
める (ステップS6)。 【0018】次に、ステップS7において、フェルミレ
ベル設定領域か否かを判定し、フェルミレベル設定領域
以外の全領域については、正孔電流連続式解法手段25
により、正孔電流連続式を解き (ステップS8)、フ
ェルミレベル設定領域では、正孔ボルツマン分布式解法
手段27により、ボルツマン分布から正孔濃度を求める
(ステップS9)。最後に、結果確認手段28によっ
て、求めた解が正しい値かどうかを判断し、正しければ
終了し、正しくない場合はステップS3まで戻り、解が
正しくなるまで繰り返す(ステップS10) 。 【0019】図3は本発明の第二実施例を示すブロック
構成図で、一括法による場合を示す。 【0020】本第二実施例は、シミュレーション手段2
0b として、図1の第一実施例のシミュレーション手
段20a において、ポアソン方程式解法手段23、電
子電流連続式解法手段24および正孔電流連続式解法手
段25に代えて、ポアソン方程式・電流連続式解法手段
29を設け、さらに、ポアソン方程式解法手段23、電
子ボルツマン分布式解法手段26、および正孔ボルツマ
ン分布式解法手段27に代えて、本発明の特徴とすると
ころの、ポアソン方程式・ボルツマン分布式解法手段3
0を設けたものである。 【0021】次に、図3のシミュレーション手段20b
の処理手順について図4に示す流れ図を用いて説明す
る。 始めに、電位設定手段21によって、電極に任意の電位
を設定する (ステップS11) 。次に、フェルミレ
ベル設定手段22によって、任意の領域に任意のフェル
ミレベルを設定する (ステップS12) 。次に、ス
テップS13において、フェルミレベル設定領域か否か
を判定し、フェルミレベル設定領域以外の全領域につい
ては、ポアソン方程式・電流連続式解法手段29により
、ポアソン方程式、電子電流連続式および正孔電流連続
式を解き (ステップS14) 、フェルミレベル設定
領域では、ポアソン方程式・ボルツマン分布式解法手段
30により、ポアソン方程式と、キャリア濃度と電位の
関係をボルツマン分布で表した式を解く(ステップS1
5) 。 【0022】最後に、結果確認手段28により、求めた
解が正しい値かどうかを判断し、正しければ終了し、正
しくない場合はステップS13まで戻り、解が正しくな
るまで繰り返す (ステップS16) 。 【0023】以上の説明は、特に、CCDを取り上げて
行ったけれども、他の半導体装置の場合にも同様に適用
できる。 【0024】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、CCD
のような3次元的な構造を2次元のデバイスシミュレー
タを使って解析するときに、フェルミレベルを設定し解
析を行っているため、ホトダイオード部から垂直CCD
部にキャリアが転送される様子を正確に解析することが
できる効果がある。
【図1】 本発明の第一実施例を示すブロック構成図
。
。
【図2】 図1のシミュレーション手段の処理手順を
示す流れ図。
示す流れ図。
【図3】 本発明の第二実施例を示すブロック構成図
。
。
【図4】 図3のシミュレーション手段の処理手順を
示す流れ図。
示す流れ図。
【図5】 第一従来例を示すブロック構成図。
【図6】 第二従来例を示すブロック構成図。
【図7】 本発明を適用するCCDの構造を示す説明
図。
図。
10 データ入力手段
20a 、20b 、20c 、20d シミ
ュレーション手段21 電位設定手段 22 フェルミレベル設定手段 23 ポアソン方程式解法手段 24 電子電流連続式解法手段 25 正孔電流連続式解法手段 26 電子ボルツマン分布式解法手段27
正孔ボルツマン分布式解法手段28 結果確認
手段 29 ポアソン方程式・電流連続式解法手段30
ポアソン方程式・ボルツマン分布式解法手段4
0 データ出力手段 50 補助記憶手段 60 CCD 61 ホトダイオード部 62 転送ゲート部 63 垂直CCD部
ュレーション手段21 電位設定手段 22 フェルミレベル設定手段 23 ポアソン方程式解法手段 24 電子電流連続式解法手段 25 正孔電流連続式解法手段 26 電子ボルツマン分布式解法手段27
正孔ボルツマン分布式解法手段28 結果確認
手段 29 ポアソン方程式・電流連続式解法手段30
ポアソン方程式・ボルツマン分布式解法手段4
0 データ出力手段 50 補助記憶手段 60 CCD 61 ホトダイオード部 62 転送ゲート部 63 垂直CCD部
Claims (1)
- 【請求項1】 電極に任意の電位を設定する電位設定
手段および半導体基本方程式解放手段を含むシミュレー
ション手段を備えたデバイスシミュレータにおいて、前
記シミュレーション手段は、任意の領域にフェルミレベ
ルを設定するフェルミレベル設定手段と、フェルミレベ
ル設定領域ではキャリアのボルツマン分布式からキャリ
ア濃度を求めるボルツマン分布式解放手段とを含むこと
を特徴とするデバイスシミュレータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3036924A JP2800437B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | デバイスシミュレーション方法 |
US07/824,050 US5289384A (en) | 1991-02-06 | 1992-01-23 | Device simulator for semiconductor device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3036924A JP2800437B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | デバイスシミュレーション方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04255241A true JPH04255241A (ja) | 1992-09-10 |
JP2800437B2 JP2800437B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=12483311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3036924A Expired - Fee Related JP2800437B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | デバイスシミュレーション方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5289384A (ja) |
JP (1) | JP2800437B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3001351B2 (ja) * | 1993-06-24 | 2000-01-24 | 日本電気株式会社 | シミュレーション方法 |
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