JPH04253862A - 医用刺針栓 - Google Patents
医用刺針栓Info
- Publication number
- JPH04253862A JPH04253862A JP3035667A JP3566791A JPH04253862A JP H04253862 A JPH04253862 A JP H04253862A JP 3035667 A JP3035667 A JP 3035667A JP 3566791 A JP3566791 A JP 3566791A JP H04253862 A JPH04253862 A JP H04253862A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- cylindrical body
- plug
- rubber
- area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 21
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 16
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 16
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 7
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 7
- 238000002156 mixing Methods 0.000 claims description 4
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract description 13
- 239000008280 blood Substances 0.000 abstract description 4
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 abstract description 4
- 238000001802 infusion Methods 0.000 abstract description 3
- 238000010241 blood sampling Methods 0.000 abstract 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 7
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 4
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 4
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 4
- 208000012266 Needlestick injury Diseases 0.000 description 3
- 239000003814 drug Substances 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 241000894006 Bacteria Species 0.000 description 2
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229940079593 drug Drugs 0.000 description 2
- 238000001990 intravenous administration Methods 0.000 description 2
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 2
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 description 2
- 241000718543 Ormosia krugii Species 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 239000008155 medical solution Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 description 1
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 1
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 description 1
- 210000003462 vein Anatomy 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば輸液・輸血バ
ックの液取出口や体外血液回路の採血口などの各種の容
器や管の適所に適用される医用刺針栓の改良に関するも
のである。
ックの液取出口や体外血液回路の採血口などの各種の容
器や管の適所に適用される医用刺針栓の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】医療に供される薬液等は輸液バックと呼
ばれる合成樹脂製の容器に収容され使用される。この場
合、容器内に収容された液体は注射針(採液針)を用い
て医用刺針栓(釦)に刺し込んで流下導出し得るように
構成されている。この医用刺針栓は、性格上、(a)容
器内部の薬液などが外部から汚染されないように容器を
常に完全に密封することが出来ること、(b)医用刺針
栓から容器内部に有害物質を溶出させないようにするこ
と、及び(c)針刺し時の力に対して充分な機械的、物
理的強度を有することを前提とする。
ばれる合成樹脂製の容器に収容され使用される。この場
合、容器内に収容された液体は注射針(採液針)を用い
て医用刺針栓(釦)に刺し込んで流下導出し得るように
構成されている。この医用刺針栓は、性格上、(a)容
器内部の薬液などが外部から汚染されないように容器を
常に完全に密封することが出来ること、(b)医用刺針
栓から容器内部に有害物質を溶出させないようにするこ
と、及び(c)針刺し時の力に対して充分な機械的、物
理的強度を有することを前提とする。
【0003】このような条件を満たす医用刺針栓として
実開昭62−166852号公報があり、その概要を図
7に示している。図7において、101は上端開口部1
02寄りに隔膜103を有し、下端開口部104の周縁
に取付片105を張出してなる樹脂材料からなる筒状体
で、該筒状体101の上端開口部102内にゴム状栓体
106を嵌入し、該栓体106の上面周辺部及び筒状体
101の外周面を樹脂成形品からなる被覆体107を被
冠してなる。この筒状体101と被覆体107の結合は
、両者の対向面(すり合わせ面)に設けたリング状の突
起108と凹溝109による。
実開昭62−166852号公報があり、その概要を図
7に示している。図7において、101は上端開口部1
02寄りに隔膜103を有し、下端開口部104の周縁
に取付片105を張出してなる樹脂材料からなる筒状体
で、該筒状体101の上端開口部102内にゴム状栓体
106を嵌入し、該栓体106の上面周辺部及び筒状体
101の外周面を樹脂成形品からなる被覆体107を被
冠してなる。この筒状体101と被覆体107の結合は
、両者の対向面(すり合わせ面)に設けたリング状の突
起108と凹溝109による。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは被覆体107と筒状体101との結合面は共
通すり合わせテーパ面になっており、その結合面が完全
密着した状態でリング状の突起108と凹溝109とが
確実に係合できるように構成することは困難である。従
って、被覆体107と筒状体101との結合面にガタが
生じ、運搬中や針刺時に外圧がかかったときに外れる虞
れがあったし、ゴム状栓体106の上面周辺部を支える
被覆体107には強い押え力(圧迫力)がないため、栓
体106に刺した針を抜いたときに出来る針穴を埋める
力(復元力)に欠け、液洩れを生じさせる虞れもあった
。
来のものは被覆体107と筒状体101との結合面は共
通すり合わせテーパ面になっており、その結合面が完全
密着した状態でリング状の突起108と凹溝109とが
確実に係合できるように構成することは困難である。従
って、被覆体107と筒状体101との結合面にガタが
生じ、運搬中や針刺時に外圧がかかったときに外れる虞
れがあったし、ゴム状栓体106の上面周辺部を支える
被覆体107には強い押え力(圧迫力)がないため、栓
体106に刺した針を抜いたときに出来る針穴を埋める
力(復元力)に欠け、液洩れを生じさせる虞れもあった
。
【0005】更に、上記従来のものはゴム状栓体106
の針刺し領域が被覆体107の上面から露出しているた
め、汚れ易い。従って、この領域は針刺し前にアルコー
ル消毒する面倒があったし、消毒を怠ったために雑菌を
薬液中に浸入させるなどの問題があった。
の針刺し領域が被覆体107の上面から露出しているた
め、汚れ易い。従って、この領域は針刺し前にアルコー
ル消毒する面倒があったし、消毒を怠ったために雑菌を
薬液中に浸入させるなどの問題があった。
【0006】この発明は上記の点に鑑みて案出したもの
であり、液洩れが無く、ゴム状栓体の針刺し領域を使用
時まで滅菌状態に保てる安全性の高い医用刺針栓を提供
することを目的とする。
であり、液洩れが無く、ゴム状栓体の針刺し領域を使用
時まで滅菌状態に保てる安全性の高い医用刺針栓を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は上端開口部寄りに隔膜を有し、下端開口
部周縁に取付片を張出してなる筒状体と、該筒状体の上
端開口部に嵌入させたゴム状栓体と、該ゴム状栓体の上
面の針刺し領域を除く外周部及び筒状体の上部外周部を
覆った被覆体とからなり、該被覆体は針刺し領域を囲む
ように係止リブ又は凹溝が成形され、かつ、前記針刺し
領域を前記被覆体のリブ(又は凹溝)に係止できる凹溝
(又はリブ)を有する蓋体にて脱着可能に被包し、ゴム
状栓体を筒状体と被覆体にて圧迫状態で確実に固定でき
、しかも、ゴム状栓体の針刺し領域を製造時から使用時
(開封時)までの間、完全に密封できるように構成した
ものである。
め、この発明は上端開口部寄りに隔膜を有し、下端開口
部周縁に取付片を張出してなる筒状体と、該筒状体の上
端開口部に嵌入させたゴム状栓体と、該ゴム状栓体の上
面の針刺し領域を除く外周部及び筒状体の上部外周部を
覆った被覆体とからなり、該被覆体は針刺し領域を囲む
ように係止リブ又は凹溝が成形され、かつ、前記針刺し
領域を前記被覆体のリブ(又は凹溝)に係止できる凹溝
(又はリブ)を有する蓋体にて脱着可能に被包し、ゴム
状栓体を筒状体と被覆体にて圧迫状態で確実に固定でき
、しかも、ゴム状栓体の針刺し領域を製造時から使用時
(開封時)までの間、完全に密封できるように構成した
ものである。
【0008】
【実施例】次に、この発明を添付図面に示す実施例に基
いて説明する。図1はこの発明の医用刺針栓の拡大断面
図、図2はゴム状栓体の断面斜視図、図3は蓋体を取っ
た状態の医用刺針栓の斜視図、図4〜図6は蓋体の他の
例を示す斜視図である。図において、10は医用刺針栓
で、該医用刺針栓10は筒状体11と、ゴム状栓体12
と、被覆体13と、蓋体14とからなる。
いて説明する。図1はこの発明の医用刺針栓の拡大断面
図、図2はゴム状栓体の断面斜視図、図3は蓋体を取っ
た状態の医用刺針栓の斜視図、図4〜図6は蓋体の他の
例を示す斜視図である。図において、10は医用刺針栓
で、該医用刺針栓10は筒状体11と、ゴム状栓体12
と、被覆体13と、蓋体14とからなる。
【0009】前記筒状体11は耐薬品性のある熱可塑性
合成樹脂材料(例えば、ポリカーボネート、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等)からなり、上端開口部11a寄
りには隔膜15を有している。また、下端開口部11b
の周縁には薬液バック16に取付ける(主に溶着)ため
の取付片17が張出し形成されている。なお、筒状体1
1は図面上平面形状を長円形にしているが、真円その他
でもよい。
合成樹脂材料(例えば、ポリカーボネート、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等)からなり、上端開口部11a寄
りには隔膜15を有している。また、下端開口部11b
の周縁には薬液バック16に取付ける(主に溶着)ため
の取付片17が張出し形成されている。なお、筒状体1
1は図面上平面形状を長円形にしているが、真円その他
でもよい。
【0010】前記ゴム状栓体12は比較的柔軟にしてゴ
ム弾性を有する耐薬品性の材料で作られ、筒状体11の
上端開口部11aに、その下面周辺部に設けた環状凹溝
18を介して嵌入している。該環状凹溝18の深さaは
少なくともゴム状栓体12の下面中央部19が、前記隔
膜15に接する寸法になっている。隔膜15はゴム状栓
体12への針刺し時に、柔軟なゴム状栓体12を下から
支持して針を刺し易くしている。また、隔膜15は針の
通過時には容易に破れる薄さにするか、針の通過部位の
みを薄く形成している。ゴム状栓体12はその上面中央
部を針刺し領域12aとして厚肉にし、周辺部に段部1
2bを形成している。
ム弾性を有する耐薬品性の材料で作られ、筒状体11の
上端開口部11aに、その下面周辺部に設けた環状凹溝
18を介して嵌入している。該環状凹溝18の深さaは
少なくともゴム状栓体12の下面中央部19が、前記隔
膜15に接する寸法になっている。隔膜15はゴム状栓
体12への針刺し時に、柔軟なゴム状栓体12を下から
支持して針を刺し易くしている。また、隔膜15は針の
通過時には容易に破れる薄さにするか、針の通過部位の
みを薄く形成している。ゴム状栓体12はその上面中央
部を針刺し領域12aとして厚肉にし、周辺部に段部1
2bを形成している。
【0011】前記被覆体13はゴム状栓体12の上面の
針刺し領域12aを除く外周部及び筒状体11の上部外
周部を覆っている。この被覆体13はゴム状栓体の上面
の針刺し領域を除く外周部及び筒状体の上部外周部を金
型(図示せず)の一部とし、筒状体11と同質樹脂材料
(又は同質樹脂材料に異質樹脂材料を配合してなる材料
でもよい)を圧入することにより成形されるから、成形
後の被覆体13は筒状体11との接触面20において溶
融一体化する。しかもゴム状栓体12の上面外周部にあ
る段部12bには被覆体13の素材樹脂が流入してゴム
状栓体を外周側から圧迫するので、針刺し時にゴム状栓
体がグラツクことがなく確実に固定されると共に、ゴム
状栓体の針刺し領域に刺した針を抜いたときにできる針
穴を埋める復元力が強くなる。
針刺し領域12aを除く外周部及び筒状体11の上部外
周部を覆っている。この被覆体13はゴム状栓体の上面
の針刺し領域を除く外周部及び筒状体の上部外周部を金
型(図示せず)の一部とし、筒状体11と同質樹脂材料
(又は同質樹脂材料に異質樹脂材料を配合してなる材料
でもよい)を圧入することにより成形されるから、成形
後の被覆体13は筒状体11との接触面20において溶
融一体化する。しかもゴム状栓体12の上面外周部にあ
る段部12bには被覆体13の素材樹脂が流入してゴム
状栓体を外周側から圧迫するので、針刺し時にゴム状栓
体がグラツクことがなく確実に固定されると共に、ゴム
状栓体の針刺し領域に刺した針を抜いたときにできる針
穴を埋める復元力が強くなる。
【0012】前記被覆体13の上面には、ゴム状栓体1
2の針刺し領域12aを囲むように係止リブ(又は凹溝
でもよい)21が立設されている。該係止リブ21は上
縁外周がオーバーハング状に拡開している。この係止リ
ブ21は一連に連続しているが、断続的のものでもよい
。なお、係止リブに代えて凹溝にするときは断面蟻溝に
することが好ましい。
2の針刺し領域12aを囲むように係止リブ(又は凹溝
でもよい)21が立設されている。該係止リブ21は上
縁外周がオーバーハング状に拡開している。この係止リ
ブ21は一連に連続しているが、断続的のものでもよい
。なお、係止リブに代えて凹溝にするときは断面蟻溝に
することが好ましい。
【0013】前記蓋体14は下面に前記係止リブ21に
係止する係止凹溝(又はリブでもよい)14aを有し、
上面の両端部にはこれらの環状リブと環状凹溝との係合
を離反させるための突起片14b、14bが対向的に2
個設けられている。該突起片14bは手の親指で内側に
向けて押圧することにより蓋体14を強制的にカールさ
せて係止リブ21から係止凹溝14aの係止を外して開
封できるようにしている。ここに突起片14bを対向的
に2個設けたのは二方向から押圧できるようにするため
である。
係止する係止凹溝(又はリブでもよい)14aを有し、
上面の両端部にはこれらの環状リブと環状凹溝との係合
を離反させるための突起片14b、14bが対向的に2
個設けられている。該突起片14bは手の親指で内側に
向けて押圧することにより蓋体14を強制的にカールさ
せて係止リブ21から係止凹溝14aの係止を外して開
封できるようにしている。ここに突起片14bを対向的
に2個設けたのは二方向から押圧できるようにするため
である。
【0014】前記突起片14b、14bは図4〜図5の
如く親指で押圧する外面に滑り止め用の凹凸模様を設け
ると好ましい。また、図6の如く突起片14bの頂部に
蟹の目玉のような摘み片を設けてもよい。なお、前記突
起片14bは対向的に設けない場合もある。例えば、鍋
蓋のようなものでも、帽子のツバのようなものでも良い
ことは勿論である。
如く親指で押圧する外面に滑り止め用の凹凸模様を設け
ると好ましい。また、図6の如く突起片14bの頂部に
蟹の目玉のような摘み片を設けてもよい。なお、前記突
起片14bは対向的に設けない場合もある。例えば、鍋
蓋のようなものでも、帽子のツバのようなものでも良い
ことは勿論である。
【0015】この蓋体14を成形するに際し、被覆体1
3と異質樹脂材料(又は同質樹脂材料に異質樹脂材料を
配合してなる材料でもよい)を用いてゴム状栓体12の
針刺し領域12a及び被覆体13の上面を金型の一部と
して利用して成形すると、蓋体14は被覆体13のオー
バーハングした係止リブ21の外側部分に廻り込んで成
形されるが、蓋体14と被覆体13とは互いに溶融一体
化しないため、図3のように容易に剥ぎ取ることが可能
となる。従って、ゴム状栓体12の針刺し領域12aは
蓋体14により製造時から使用時まで完全に密封される
。
3と異質樹脂材料(又は同質樹脂材料に異質樹脂材料を
配合してなる材料でもよい)を用いてゴム状栓体12の
針刺し領域12a及び被覆体13の上面を金型の一部と
して利用して成形すると、蓋体14は被覆体13のオー
バーハングした係止リブ21の外側部分に廻り込んで成
形されるが、蓋体14と被覆体13とは互いに溶融一体
化しないため、図3のように容易に剥ぎ取ることが可能
となる。従って、ゴム状栓体12の針刺し領域12aは
蓋体14により製造時から使用時まで完全に密封される
。
【0016】また、蓋体14は上述の如くインサート成
形した場合でも、下面には係止リブに係合できる係止凹
溝14aが残るため、剥離した後も針刺し領域12aの
蓋体として再利用できる。
形した場合でも、下面には係止リブに係合できる係止凹
溝14aが残るため、剥離した後も針刺し領域12aの
蓋体として再利用できる。
【0017】上記実施例において、本願医用刺針栓10
を取付けた薬液バック16を、ハンガー(図示せず)に
吊り下げ、これに点滴セット(図示せず)を接続して点
滴治療を行うときは、まず、蓋体14を所定のように剥
がしてゴム状栓体12の針刺し領域を露出させる。即ち
、この露出以前ではゴム状栓体は全く外気に触れること
がない。次いで、ゴム状栓体12に点滴セットの採液針
を刺し込み、導液チューブを通して薬液を静脈針端まで
導いた後人体静脈に接続し、バック内の薬液の注入を開
始する。この治療中に薬液バック内に種々の薬液を混入
させるときはゴム状栓体12の針刺し領域の空いている
個所に注射針を刺し込んで注入する。その後、注射針の
抜いてもゴム状栓体12は自身の弾性力及び被覆体13
の締付け力による圧迫力の作用で針穴が残らず、液洩れ
の虞れがない。
を取付けた薬液バック16を、ハンガー(図示せず)に
吊り下げ、これに点滴セット(図示せず)を接続して点
滴治療を行うときは、まず、蓋体14を所定のように剥
がしてゴム状栓体12の針刺し領域を露出させる。即ち
、この露出以前ではゴム状栓体は全く外気に触れること
がない。次いで、ゴム状栓体12に点滴セットの採液針
を刺し込み、導液チューブを通して薬液を静脈針端まで
導いた後人体静脈に接続し、バック内の薬液の注入を開
始する。この治療中に薬液バック内に種々の薬液を混入
させるときはゴム状栓体12の針刺し領域の空いている
個所に注射針を刺し込んで注入する。その後、注射針の
抜いてもゴム状栓体12は自身の弾性力及び被覆体13
の締付け力による圧迫力の作用で針穴が残らず、液洩れ
の虞れがない。
【0018】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を変更せざる範囲内において種
々に変形実施することが可能であることは勿論である。
ものではなく、その要旨を変更せざる範囲内において種
々に変形実施することが可能であることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上の如く、この発明に係る医用刺針栓
はゴム状栓体が筒状体と被覆体とにより圧迫状態で固定
されるため、運搬中や針刺し時にゴム状栓体がグラツイ
たり外れたりすることがなく、しかも、針刺し時にでき
た穴を針を抜いた後に密封させる復元力が強い。また、
ゴム状栓体の針刺し領域は製造時から使用時(開封時)
まで蓋体により完全に密封されるから、この領域を針刺
し前にアルコール消毒したり、これを怠ったために雑菌
を薬液中に浸入させるようなことがなく、極めて安全性
の高いものである。
はゴム状栓体が筒状体と被覆体とにより圧迫状態で固定
されるため、運搬中や針刺し時にゴム状栓体がグラツイ
たり外れたりすることがなく、しかも、針刺し時にでき
た穴を針を抜いた後に密封させる復元力が強い。また、
ゴム状栓体の針刺し領域は製造時から使用時(開封時)
まで蓋体により完全に密封されるから、この領域を針刺
し前にアルコール消毒したり、これを怠ったために雑菌
を薬液中に浸入させるようなことがなく、極めて安全性
の高いものである。
【図1】この発明の医用刺針栓の拡大断面図である。
【図2】ゴム状栓体の断面斜視図である。
【図3】蓋体を取った状態の医用刺針栓の斜視図である
。
。
【図4】蓋体の他の第一の例を示す斜視図である。
【図5】蓋体の他の第二の例を示す斜視図である。
【図6】蓋体の他の第三の例を示す斜視図である。
【図7】従来例の断面図である。
10 医用刺針栓
11 筒状体
11a 上端開口部
11b 下端開口部
12 ゴム状栓体
12a 針刺し領域
12b 段部
13 被覆体
14 蓋体
14a 環状凹溝
14b 突起片
15 隔膜
16 薬液パック
17 取付片
18 環状凹溝
19 下面中央部
20 被覆体と筒状体との接触面
21 係止リブ
Claims (3)
- 【請求項1】 上端開口部寄りに隔膜を有し、下端開
口部周縁に取付片を張出してなる筒状体と、該筒状体の
上端開口部に嵌入させたゴム状栓体と、該ゴム状栓体の
上面の針刺し領域を除く外周部及び筒状体の上部外周部
を覆った被覆体とからなり、該被覆体は針刺し領域を囲
むように係止リブ又は凹溝が成形され、かつ、前記針刺
し領域を前記被覆体のリブ又は凹溝に係止できる凹溝又
はリブを有する蓋体にて脱着可能に被包したことを特徴
とする医用刺針栓。 - 【請求項2】 前記被覆体が、前記筒状体と同質樹脂
材料、又は同質樹脂材料に異質樹脂材料を配合してなる
材料からなり、ゴム状栓体の針刺し領域を除く外周部及
び筒状体の上部外周部を金型の一部として利用して成形
してなる請求項1に記載の医用刺針栓。 - 【請求項3】 前記蓋体が、被覆体と異質樹脂材料、
又は同質樹脂材料に異質樹脂材料を配合してなる材料か
らなり、ゴム状栓体の針刺し領域及び被覆体の上面域を
金型の一部として成形してなる請求項1に記載の医用刺
針栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3035667A JPH04253862A (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 医用刺針栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3035667A JPH04253862A (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 医用刺針栓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04253862A true JPH04253862A (ja) | 1992-09-09 |
Family
ID=12448229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3035667A Pending JPH04253862A (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 医用刺針栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04253862A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002045648A1 (fr) * | 2000-12-04 | 2002-06-13 | Jms Co., Ltd. | Bouchon destine a un conteneur pour substances chimiques |
-
1991
- 1991-02-04 JP JP3035667A patent/JPH04253862A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002045648A1 (fr) * | 2000-12-04 | 2002-06-13 | Jms Co., Ltd. | Bouchon destine a un conteneur pour substances chimiques |
US6918500B2 (en) | 2000-12-04 | 2005-07-19 | Jms Co., Ltd. | Plug body for medical fluid container |
EP1342461A4 (en) * | 2000-12-04 | 2005-12-21 | Jms Co Ltd | STOPPER BODY FOR CHEMICAL CONTAINERS |
US7163114B2 (en) | 2000-12-04 | 2007-01-16 | Jms Co., Ltd. | Plug body for medical fluid container |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100382173B1 (ko) | 포트어댑터및프로텍터와이를구비한용기 | |
AU2003237274B2 (en) | A port, a container and a method for accessing a port | |
US8034042B2 (en) | Port closure system for intravenous fluid container | |
FI89697B (fi) | Foerslutning foer en laekemedelsflaska samt foerfarande foer framstaellning av foerslutningen | |
US20150196720A1 (en) | Outer cylinder for prefilled syringe, piercing tool for prefilled syringe, prefilled syringe, and packaging body for packaging outer cylinder for prefilled syringe | |
US4053052A (en) | Packaged additive cap | |
JP3820889B2 (ja) | 輸液容器 | |
IE48193B1 (en) | Closure cap for liquid container | |
JPH04253862A (ja) | 医用刺針栓 | |
JP3668293B2 (ja) | 注入容器 | |
JP3497800B2 (ja) | 溶解液容器 | |
JPH0415219Y2 (ja) | ||
WO1996026681A1 (en) | Infusion bag with injection port | |
JP3904636B2 (ja) | 医療用針および医療用具 | |
WO2016196632A1 (en) | Package fitment comprising dual port | |
JP4048337B2 (ja) | 両頭針付き輸液容器 | |
JP4163898B2 (ja) | ロック式接続具 | |
JPS6236764Y2 (ja) | ||
JP2531197Y2 (ja) | 医療用具の栓体および医療用具 | |
JPH10165479A (ja) | 医療用容器 | |
JPH0542831Y2 (ja) | ||
JP2001187112A (ja) | 開封アダプタ付き液体容器 | |
KR100186854B1 (ko) | 하우징을 갖는 카테터 삽입 조립체 및 그 형성방법 | |
JPH0642675Y2 (ja) | 医療用袋 | |
JP3595839B2 (ja) | 改良された医療用流路接続部材 |