JPH04253570A - 自動溶接装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、固定支持台と、上記支
持台上で水平軸の回りを回転可能としてあり、アームの
一端に溶接ガンを有し、この一端からアーム回転軸の反
対側に位置するアームの他端にカウンタウェイトを有す
るモータ駆動の連結アームと、溶接ワイヤのリールを回
転可能に支持する構造、溶接ワイヤを引き出す駆動ユニ
ット、および該駆動ユニットから溶接領域にワイヤを案
内するガイド手段を有し、上記溶接領域に溶接ワイヤを
供給する装置と、を備えた自動溶接装置に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術および発明が解決しようとする課題】前述
のタイプの公知の装置では、溶接ワイヤのリールは、地
上、またはその支持台側部の装置に固定された支持部に
配置されている。現在使用されている２つの方法のうち
、第１の方法（装置側部の地上にリールを設けたもの）
は、装置が大きく、この装置を据え付けている作業場を
有効に使用できなかった。第２の方法（支持台構造側部
の装置にリールを設けたもの）は、連結アームの動作を
制限したり、装置の構造および駆動手段が、リールの存
在による大きな荷重を支え得る大きさであることが必要
であった。

【０００３】

【課題を解決するための手段】上述の問題を解決するた
めに、本発明の対象は、上記タイプの自動溶接装置にお
いて、使用時に、リール集合体がカウンタウェイト全体
集合体の一部を構成するように、リールを有する構造が
アームの他端に配置されていることを特徴とするもので
ある。

【０００４】この特徴に基づいて、リールの占める位置
により、装置に必要な操作スペースが増加することはな
い。また、リール重量が、装置の構造上にストレスを加
えることがないというだけでなく、アームをバランスさ
せるように積極的に使用される。

【０００５】そして、本発明の特徴および利点を、単に
非限定的な例によって示す添付図面を参照し、以下の詳
細な説明で明らかにする。

【０００６】

【実施例】図において、符号１で示される自動溶接装置
は、垂直軸Ａの回りを回転可能なタレット４を有する固
定支持台２を備えている。上記タレット４は、このタレ
ット４上で水平軸の回りを回転可能な連結アーム６を有
する。上記アーム６は、軸Ｃで互いに連結されている２
つの部材８と１０により構成されている。上記アーム６
の部材１０の自由端には、溶接ガン１４を有するリスト
部１２が設けてある。一方、アーム６の部材８は、アー
ム６の他の部分から連結軸Ｂの反対側に配置されたカウ
ンタウェイト１６を有する。

【０００７】上記カウンタウェイト１６は、アーム６の
部材８と一体の成形プレート１８で一部が構成され、ま
た、溶接ワイヤのリール２０で一部が構成されている。 上記カウンタウェイトの全体集合体は、上記リール２０
とプレート１８のそれぞれの集合体を集約したもので、
アーム６とバランスするようになっている。上記リール
は、プレート１６に設けたピン２２上で回転可能として
あり、プレート１６に設けた円筒状の側壁２４により囲
まれている。上記リール２０から繰り出されるワイヤ２
６は、公知の方法により、ギヤ３４を介して速度可変式
電動モータ３２により回転駆動される２組の溝付きロー
ラ３０で構成された駆動ユニット２８により溶接ガン１
４（または、そのガン１４の端部の溶接領域）に送られ
る。上記溶接ワイヤ２６は、円筒形の側壁２４に設けた
溝を通り引き出され、ローラ３０の間を通り、ワイヤを
ガン１４に導くガイドシース３６に入っている。

【０００８】上記駆動ユニット２８は、アーム６の連結
軸Ｂに対して、上記カウンタウェイト１６と同一サイド
に位置する部材８の一部に固定されている。したがって
、上記駆動ユニット６の重量は、カウンタウェイト１６
の集合体を決定する際に考慮に入れられる。

【０００９】このように、リール２０はアーム６の構造
に一体化されており、リール２０が地上に固定された構
造に支持されている公知のものよりも装置１の占有スペ
ースは小さい。

【００１０】また、上記解決策により、アーム６の外形
をたどる通路に沿ってガイドシース３６を配設すること
ができるので、シース３６に対する補助サポートを使用
しないようにすることができる。

【００１１】さらに、上記リール２０がカウンタウェイ
ト構造に一体化されているので、美的観点から見ても、
その配置により装置の外観が改善される。事実、図３と
４から分かるように、上記プレート１８はリール２０と
同一サイズの円形の輪郭を有するように形造られている
。

【００１２】溶接ワイヤを必要としない装置１の適用（
例えばＴＩＧ溶接）においては、上記プレート１８に付
加されるディスク集合体がアーム６と正確にバランスす
るように、金属ディスクがピン２２に固定される。

【００１３】

【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る自動溶接装置では、リールがアームの構造に一体化
されており、リールが地上に固定された構造に支持され
ている公知のものよりも装置の占有スペースは小さい。 また、アームがバランスするようにリールを使用するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　図１は本発明に係る装置の概略側面図であ
る。

【図２】　　図２は図１の矢印ＩＩ方向から見た図であ
る。

【図３】　　図３は図１の矢印ＩＩＩで示す部分の拡大
図である。

【図４】　　図４は図２の矢印ＩＶで示す部分の拡大図
である。

【符号の説明】

１…自動溶接装置、２…支持台、６…連結アーム、１６
…カウンタウェイト、２０…リール、２２…ピン、２４
…円筒形側壁、２８…駆動ユニット。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　固定支持台（２）と、アーム（６）の
   一端に溶接ガンを有し、上記アームの他端に上記一端か
   らアーム（６）の回転軸の反対側に位置するカウンタウ
   ェイト（１６）を有し、支持台（２）上で水平軸（Ｂ）
   の回りを回転可能なモータ駆動の連結アーム（６）と、
   溶接ワイヤのリール（２０）を回転可能に支持する構造
   、ワイヤを引き出す駆動ユニット（２８）、および上記
   駆動ユニット（２８）から溶接領域にワイヤを案内する
   ガイド手段（３６）を有し、上記溶接領域に溶接ワイヤ
   を供給する装置と、からなる自動溶接装置において、使
   用時に、上記リール（２０）の集合体がカウンタウェイ
   ト（１６）の全体集合体の一部を構成するように、上記
   リール（２０）を有する構造が上記アーム（６）の上記
   他端に配置されていることを特徴とする自動溶接装置。
2. 【請求項２】　　上記アーム（６）の他端が、円形の輪
   郭を有するように形造られ、その径がリール（２０）の
   径と実質的に同一であることを特徴とする請求項１の自
   動溶接装置。
3. 【請求項３】　　上記装置（１）が溶接ワイヤの使用を
   必要としない作業に使用されるときは、リール（２０）
   を支持する構造が、リール（２０）と実質的に同じ重さ
   の円形板を支持するようにしてあることを特徴とする請
   求項２の自動溶接装置。
4. 【請求項４】　　上記リールを支持する構造が、アーム
   （６）の連結軸に平行に延びるピン（２２）と、リール
   （２０）を囲む円筒形の側壁（２４）とを有することを
   特徴とする請求項２の自動溶接装置。
5. 【請求項５】　　上記駆動ユニット（２８）が、該駆動
   ユニットの集合体がアーム（６）をバランスさせるよう
   に、アーム（６）の一端から上記連結軸（Ｂ）の反対側
   に位置するアーム（６）の一部に固定されていることを
   特徴とする請求項１の自動溶接装置。