JPH04252956A - タンパク質の測定方法、試薬及びキット - Google Patents

タンパク質の測定方法、試薬及びキット

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JPH04252956A
JPH04252956A JP939991A JP939991A JPH04252956A JP H04252956 A JPH04252956 A JP H04252956A JP 939991 A JP939991 A JP 939991A JP 939991 A JP939991 A JP 939991A JP H04252956 A JPH04252956 A JP H04252956A
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JP
Japan
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app695
app592
app
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JP939991A
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Inventor
Yasuo Tokushima
恭雄 徳島
Nobuya Kitaguchi
暢哉 北口
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタンパク質の測定方法、
試薬及びキットに関するものである。更に詳しくは、A
PP695、APP751、及びAPP770に共通な
配列を少なくともその一部に含むポリペプチド上の、異
なる抗原決定基を認識する2種類の抗体を用いたサンド
イッチELISA法による、アルツハイマー病アミロイ
ド前駆体蛋白及びその断片の免疫学的測定方法、試薬及
びキットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、人口構成の高齢化に伴い、老人性
痴呆症をはじめとする、脳神経系の疾病が社会問題化し
つつある。これらの疾病の中には発症の原因や簡便な診
断法、治療法の確立されていない疾病も多く、その研究
開発が強く望まれている。このような病気には、アルツ
ハイマー型老人性痴呆症及びアルツハイマー病(以下こ
の2つを併せて、ADと略す)が含まれる。AD患者の
脳には、老人斑アミロイドβ蛋白(以下老人斑アミロイ
ドと略す)を主要構成成分とする老人斑と呼ばれる構造
体が、正常人に比し、多く沈着することから老人斑アミ
ロイドとAD発症の関係が注目されてきた。Kangら
により、老人斑アミロイドには前駆体(以下APPと略
す)が存在すること(以下Kangらにより発見された
APPをAPP695と略す)が報告され(Kangら
、Nature  325  733−736  19
87、特開昭63−222693号公報参照)、さらに
本発明者らの研究等により、APPには少なくとも3種
類(APP695に加えてAPP751及びAPP77
0)存在することが明らかになり(Ponteら、Na
ture  331  525−527  1988、
Tanziら、Nature  331  528−5
30  1988、Kitaguchiら、Natur
e  331530−532  1988、欧州特許公
開番号0304013号公報、特許出願公表  平2−
501796号公報、国際公開番号WO89/0765
7)、APP751及びAPP770にはKunitz
型プロテアーゼインヒビターと高い相同性を有する領域
が存在すること、及び実際にプロテアーゼインヒジター
活性が存在することが明らかになった(図1)。更に7
14アミノ酸からなるアルツハイマー病アミロイド前駆
体蛋白APP714(Goldeら、Neuron  
4  253−267  1990)、及び、老人斑ア
ミロイド部分はもたない、563アミノ酸からなるAP
P563(de  Sauvageら  Scienc
e245  651−653  1989)もマイナー
成分ながらその存在が知られている(図1)。AD患者
における老人斑アミロイドの脳内沈着を、脳内の代謝阻
害の結果と考えるならば、APPの過剰発現が、ADの
発症に何らかの役割をはたしている可能性が考えられる
。APP発現とADの関連については、髄液中のAPP
695、APP751、APP770(この3者を併せ
て、全APPと略す)の合計量が、AD患者で対照者に
比べ著しく増加しているという報告(Weideman
nら、Cell  57115−126  1989)
があり、髄液をはじめとする体液中のアツルハイマー病
アミロイド前駆体蛋白量測定の診断価値が示唆されてい
る。しかしながら、彼らがAPPの検出に用いた方法は
、APP695の全長を含む融合蛋白に対するモノクロ
ーナル抗体を用いたウェスタンブロッティング法である
。さらに、APPのN末端部分(APP695、APP
751、APP770に共通)に対応する合成ペプチド
に対するポリクローナル抗体を用いて、ウェスタンブロ
ッティング法で、AD患者髄液中のAPP695、AP
P751+APP770及びその断片の量的な検討が行
われている(Palmertら、Neurology 
 40  、1028−1034、1990)。ウ−ス
タンブロッティング法に於いては、被検体を濃縮、脱塩
、さらに界面活性剤や還元剤による変性処理等の操作を
行った後、電気泳動によりタンパク質の分離を行い、こ
れに対して抗原抗体反応を行わなければならない。その
ため操作が煩雑で、多数の検体について測定が困難であ
ること、被検試料に含まれるAPP以外の夾雑タンパク
の量によって検出感度が著しく左右されること等の点で
問題がある。また、APPのC末端側(APP695、
751、770に共通な配列。APP695でいえば第
667−676残基)に対する抗体で、ラジオイムノア
ッセイ法(以下RIAと略す)によって、血清中のAP
P濃度を検討したところ、AD/対照に有意差はなかっ
たとする報告もある(Rumbleら、New  En
gland  J.Med.320、1446−145
2、1989)。  髄液や血液等体液中に存在するA
PPの殆どは、膜貫通領域よりC末端側の配列を有して
おらず(例えばPalmertら、Proc.Natl
.Acad.Sci.USA  86、6338−63
42、1989、Palmertら、Neurolog
y  40、1028−1034、1990、Van 
 Nostrandら、Science  248、7
45−748、1990、Coleら、Biochem
.Biophys.Res.Comm.170、288
−295、1990など)、APPの定量には、そのC
末端側の配列に対する抗体は適していない。これらの現
状に於いて、臨床現場でのAPPの迅速な定量方法の確
立が求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、測
定操作及び試料の調製が簡便であるとともに、高感度に
、全APP(APP695、APP751、APP77
0)及びその断片を測定することのできる、測定方法、
試薬及びキットを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明者が鋭意研究を行った結果、全APP(APP69
5、APP751、APP770)及びその断片の定量
方法として、APP695、APP751、又はAPP
770に共通な配列を少なくともその一部に含むポリペ
プチド上の、異なる抗原決定基を認識する2種類の抗体
を用いることによって可能となることを見出し、さらに
当該方法により、測定操作及び試料の調製が簡便である
とともに、高感度に、これらを定量できる試薬及びキッ
トを作成し、本発明を完成するに至った。
【0005】以下、本発明について詳細に説明する。サ
ンドイッチELISA(ELISAとはEnzyme 
 Linked  Immunosorbent  A
ssayの略)法による免疫学的測定方法とは、抗原上
の2つの異った抗体認識部位(これを抗原決定基という
)にそれぞれ結合する2種類の抗体を用いて抗原の有無
又はその量を測定する方法である本発明において用いら
れる全APPの検出に用いられる2種類の抗体としては
、APP695、APP751、又はAPP770に共
通な配列を少なくともその一部に含むポリペプチド上の
、異なる抗原決定基を認識するものであれば特に限定は
なく、APP695や、APP695の膜貫通領域から
カルボキシル末端までを除去したAPP695誘導体、
或いは、APP751、APP770又はそれらの断片
に対する抗体でAPP695とも反応するポリクローナ
ル抗体やモノクローナル抗体等を挙げることができる。 例えば、本発明者らによって作成された、APP695
のC末端部分103アミノ酸(膜貫通領域及び細胞内部
分)が欠失したAPP695誘導体であるAPP592
(実施例参照)を免疫して得られた、ウラギ抗APP5
92ポリクローナル抗体等及びマウス抗APP592モ
ノクローナル抗体等が挙げられる。モノクローナル抗体
の例としては、微工研菌寄第11942号(FERM 
 P−11942,モノクローナル抗体1B2を産生す
る)、微工研菌寄第11943号(FERM  P−1
1943,モノクローナル抗体3B2を産生する)、及
び微工研菌寄第11944号(FERM  P−119
44,モノクローナル抗体6A3を産生する)のハイブ
リドーマが産生する抗体等が挙げられる。
【0006】これらの抗体は完全な形の抗体のままで用
い得ることは勿論のこと、その本質的結合能が維持され
る抗体断片、例えば、Fab、Fab′、(Fab′)
2 等として用いることもできる。本発明における被検
試料としては特に限定はないが、具体的には、髄液、血
液(血漿および血清)、尿等が挙げられる。また、脳等
の組織や細胞の抽出物を用いることもできる。
【0007】本発明において用いられる不溶性担体とし
ては、例えばポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル、フッ素樹脂、ガラス、金属及びこ
れらの組み合わせ等を例示することができる。また不溶
性担体の形状としては、例えばトレー状、球状、繊維状
、棒状、盤状、容器状、セル、試験管等の種々の形状で
本発明を実施することができる。多数の被検試料を同時
に測定できる点では、96穴マイクロプレート等が好ま
しい。
【0008】本発明に於いては第2抗体として用いられ
る抗体を直接、酵素や放射性同位元素或いはFITC等
の蛍光物質で標識してもよい。或いは、かかる第2抗体
に対する抗体を標識したものを第3抗体として用いても
よい。或いは、第2抗体を、ビオチン等のマーカー化合
物で標識し、このマーカー化合物に特異的に結合する物
質(ビオチンの場合、ストレプトアビジンやアビジン)
を、酵素や螢光色素、放射性同位元素等で標識したもの
を結合させるという方法も用いられる。
【0009】本発明に於いては最終的な検出手段は特に
限定せず、APP695、APP751、APP770
に共通な配列を認識する1組の2種類の抗体として、そ
れぞれ異なる抗原決定基を認識する2種類の抗アルツハ
イマー病アミロイド前駆体蛋白抗体を用いることが要件
であり、かかる組み合わせにより認識固定される後の検
出手段は如何なるものでも構わない。しかしながら、本
発明に用いることができる代表的検出法を例示すると、
第2抗体を酵素、放射性同位元素、蛍光物質或いは他の
結合物質で標識してものを用いる検出方法となる。
【0010】酵素を用いる検出方法では、酵素としては
、β−D−ガラクトシダーゼ(β−Gal)、ホースラ
ディッシュパーオキシダーゼ(HRP)、アルカリ性ホ
スファターゼ(AP)等があり、それぞれの酵素に対応
する比色基質、或いは蛍光基質を加え、比色計、または
螢光光度計を用いて生成物を定量する。上記酵素に対す
る代表的基質としては、β−Galの基質として、o−
ニトロフェニル−β−D−ガラクトシド(比色基質)、
4−メチルウンベリフェリル−β−D−ガラクトシド(
蛍光基質)等、HRPの基質として、o−フェニレンジ
アミン(比色基質)等、APの基質として、p−ニトロ
フェニルリン酸(比色基質)等を挙げることができる。 放射性同位元素を用いる検出方法としては、125 −
I等で標識された第2抗体を用い、γ−ウェルカウンタ
ー等を用いて放射活性を測定する。また、第2抗体をビ
オチン標識し、更にアビジンで標識した酵素と反応させ
、以下酵素を用いる検出の場合と同様の反応を行って、
検出することも可能である。また蛍光物質を用いる方法
では、蛍光物質として、フルオレッセインイソチオシア
ネート(FITC)等を例示することができる。これら
は例示したものに限らず、免疫学的測定方法に使用され
ているものであれば、他のものでも使用できる。
【0011】本発明で用いる抗体を使用して、RIAを
組むことも可能である。RIAの1つの方法として、A
PP695、APP751、APP770又はその断片
を、放射性同位元素で標識して標識抗原とし、これと試
料中の抗原(非標識抗原)とが、本発明で用いる抗体を
不溶性担体に結合したものに、競争的に結合させ、標識
抗原の結合の度合いで、試料中の抗原量を測定する方法
が挙げられる。即ち、試料中の抗原量が多ければ、不溶
性担体に結合した標識抗原は少なくなり、有利の標識抗
原が多くなる。試料中の抗原量が少なければ、その逆と
なる。また、RIAの他の方法として、先述した様に、
本発明で用いる第2抗体を放射性同位元素で標識し、試
料中の抗原と結合した標識抗体量を測定する方法も挙げ
られる。
【0012】次に本発明による、APP695、APP
751、APP770を含む、全てのアルツハイマー病
アミロイド前駆体蛋白の測定方法について具体的に説明
する。APP695、APP751、APP770に共
通な配列を認識する抗体(第1抗体)を適当な不溶性担
体、例えば96穴ポリスチレン製マイクロプレートに固
定化する(以下これを“固定化抗体”という)。固定用
バッファーとしては、炭酸ナトリウム−炭酸水素ナトリ
ウムバッファー(pH9.6)、或いはリン酸緩衝塩類
溶液(以下PBS(−)と略する)等が用いられる。固
定は、4℃で一晩放置するのが一般的であるが、例えば
、室温で二時間程度静置することも可能である。このよ
うにして第1抗体を固定したマイクロプレートをPBS
(−)等によって洗浄する。次いで不溶性担体と、測定
しようとする試薬又は被検試料との非特異的結合を避け
るために、適当な物質、例えば1〜3%ウシ血清アルブ
ミンやスキムミルク/PBS(−)溶液で、不溶性担体
の表面を被覆する。被覆は、37℃や室温で2時間程度
、静置又はプレートミキサー等で攪拌しながら行うのが
一般的である。被覆後、再びマイクロプレートをPBS
(−)等で洗浄する。このようにして得られた、第1抗
体が固定化された不溶性担体を被検試料と一定時間及び
一定温度で接触させ反応させる。反応は4℃で一晩プレ
ートミキサー等で攪拌しながら行うのが一般的であるが
、室温や37℃で1〜2時間程度行うことも可能である
。この間に固定化抗体(第1抗体)と被検試料中のAP
P又はその断片が結合する。
【0013】次いでPBS(−)等で洗った後、適当な
標識物質、例えば、β−ガラクトシダーゼ、ホースラデ
ィッシュパーオキシダーゼ、アルカリ性ホスファターゼ
等の酵素や、125 −I等の放射性同位元素で標識化
したAPP695、APP751、及びAPP770に
共通の配列を認識する抗体(第2抗体)の溶液を、不溶
性担体上の固定化抗体に結合したAPP又はその断片と
一定時間及び一定温度例えば、4℃で一晩、或いは室温
で1〜2時間接触させ第2抗体と反応させる。これを再
び、PBS(−)等で洗い、次いで不溶性担体上に存在
する第2抗体に標識された標識物質の量を測定する。酵
素を用いる検出方法では、酵素としては、β−D−ガラ
クトシダーゼ(β−Gal)、ホースラディッシュパー
オキシダーゼ(HRP)、アルカリ性ホスファターゼ(
AP)等があり、それぞれの酵素に対応する比色基質、
或いは蛍光基質を加え、比色計、または蛍光光度計を用
いて生成物を定量する。上記酵素に対する代表的基質と
しては、β−Galの基質として、o−ニトロフェニル
−β−D−ガラクトシド(比色基質)、4−メチルウン
ベリフェリル−β−D−ガラクトシド(蛍光基質)等、
HRPの基質として、o−フェニレンジアミン(比色基
質)等、APの基質として、p−ニトロフェニルリン酸
(比色基質)等を挙げることができる。放射性同位元素
を用いる検出方法としては、125 −I等で標識され
た第2抗体を用い、γ−ウェルカウンター等を用いて放
射活性を測定する。またアビジンのビオチンに対する高
親和性を利用して、第2抗体をビオチン標識し、更にア
ビジンやストレプトアビジンで標識した酵素とを反応さ
せ、以下酵素を用いる検出の場合と同様の反応を行って
、検出することも可能である。一方、被検試料の代わり
に種々の濃度の標準品、例えば組換えDNA法により産
生した、精製アルツハイマー病アミロイド前駆体蛋白又
はその断片、或いは標準となる髄液や血液、尿などを用
いて標準検量線を作製し、これと、被検試料の測定値を
対比させ、被検試料中の全アルツハイマー病アミロイド
前駆体蛋白の量を算出し、定量することができる。
【0014】本発明に於ける測定試薬は、それぞれ異な
る抗原決定基を認識する2種類の抗全APP抗体の、一
方を不溶性担体に結合した第1抗体と他方の第2抗体と
により構成される。また、この試薬を能率よく、且つ簡
便に利用するために、これら抗体以外に種々の補助剤を
含めてキットを形成することができる。係る補助剤とし
ては、たとえば、検量線作製用標準品、試薬を溶解させ
るための溶解剤、不溶化担体を洗浄するために使用され
る洗浄剤、抗体の標識物質として酵素を使用した場合、
酵素活性を測定するための基質、その反応停止剤等の免
疫学的測定試薬のキットとして通常使用されるものが挙
げられる。
【0015】
【実施例】以下に実施例により本発明を詳述するが、本
発明は該実施例によって限定されるものではない。
【0016】
【実施例1】  抗原、アッセイ用タンパク及び抗体の
作成 〔工程1〕  APPの調製 (i)APP592の調製 APP695のC末端側103アミノ酸を欠失させた蛋
白である592アミノ酸(シグナルペプチドを含む)か
ら成るAPP592(図2)は、欧州特許公開番号03
04013号実施例1に記載の方法で得たヒト老人斑ア
ミロイド前駆体APP695cDNAから出発して、上
述欧州特許公開番号0304013号実施例5に記載の
方法でサル腎臓由来のCOS−1細胞で産生させ培養上
清中へ分泌させ、精製した。以下詳述する。
【0017】欧州特許公開番号0304013号実施例
5工程2記載のプラスミドpSVMT592をCOS−
1細胞に導入した。即ち、pSVMT592  20μ
gを、1×106 個のCOS−1細胞に対し、ショ糖
含有PBS(272mMショ糖、7mMリン酸ナトリウ
ム(pH7.4)1mMMgCl2 )中で、バイオラ
ッド社のジーンパルサーTMを用い、電圧400V、キ
ャパシター8μF、1.0〜1.3m秒で、30秒の間
隔をおいて2回電気パルスを与えることにより導入を行
った。 導入後の細胞を、10%ウシ胎児血清(以下FCSと略
す)を含むダルベッコの変法最小基本培地中で37℃、
5%CO2 の条件下で24時間培養後、ダルベッコの
リン酸緩衝塩類溶液(Ca2+、Mg2+不含)(以下
PBS(−)と略す)で洗浄し、FCSを除いた後、F
CSを含まない培地に交換し、以後48時間毎に培地を
交換し、計3回培養上清を回収した。更に導入を30回
行い、計900mlの培養上清を得た。
【0018】ついで、プラスミド導入COS−1細胞の
培養上清に対し終濃度2mMになるようμm(p−アミ
ジノフェニル)メタンスルホニルフルオリド塩酸塩(和
光純薬工業株式会社)を添加し、Centriprep
TM30(アミコン社)を用いて濃縮を行いさらに同装
置中で20mMTris−塩酸(pH8.0)にバッフ
ァー交換を行った。次に、DEAE−Sepharos
eカラム(ファルマシア社)を用い、上記試料をアプラ
イし、20mMTris−塩酸(pH8.0)、NaC
l勾配0−1Mの条件でカラムクロマトグラフィーを行
った。クロマトグラフィーの各画分について、後述する
ように本発明参考例2において大腸菌で発現させたAP
P19−379 (ZKX)に対して作成したウサギ抗
APP19−379 抗血清を用いた固相ELISAを
行い、APP溶出位置を固定した。(ZKXは、APP
770中のN末端から19番目のアミノ酸残基から37
9番目のアミノ残基までを含むポリペプチドとβ−ガラ
クトシダーゼとの融合タンパクであり、大腸菌中に発現
させ、6M尿素による可溶化を行い精製した。(精製法
は参考例2に詳述した。)ZKXは、APP770、A
PP751、APP695に共通な配列のほかに、プロ
テアーゼインヒビター部分及びAPP770に特異的な
配列を含むが、APPの膜貫通領域からc末端までの配
列は含まない)。APP592は、0.3−0.4MN
aClで溶出された。ELISA陽性画分をセントリコ
ンTM30(アミコン社)を用いて濃縮し、さらに同装
置中で50mMリン酸ナトリウム(pH7.2)にバッ
ファー交換した。
【0019】次に、ヘパリンカラムを用いたアフィニテ
ィークロマトグラフィーを行った。即ち、DEAE−S
epharoseカラム(ファルマシア社)による部分
精製画分をヘパリン−5PWカラム(東ソー株式会社)
にアプライし、NaCl勾配0−2Mの条件でクロマト
グラフィーを行った。クロマトグラフィーの各画分につ
いて同様にウサギ抗APP19−379 (ZKX)抗
血清を用いた固相ELISAを行い、APP592溶出
位置を同定した。APP592は1.0−1.2MNa
Clで溶出した。ELISA陽性画分をセントリコンT
M30(アミコン社)を用いて濃縮後、20mMTri
s−塩酸(pH8.0)にバッファー交換した。これら
を7.5%SDS−PAGEにかけ、Coomassi
e染色を行い、純度及び分子量の確認を行った。pSV
MT592を導入したCOS−1細胞培養上清から、上
記操作を行うことにより得られたタンパクは、SDS−
PAGE上でややブロードな単一バンドであり、見かけ
の分子量は94.5kDaと決定された。更に、この蛋
白のN末端のアミノ酸配列を、アブライド社気相シーケ
ンサーで解析したところ、APP695のうちシグナル
ペプチド(N末端から17アミノ酸)が除去された、A
PP695のN末端から18番目のLeuから33番目
のGlnまでのアミノ酸配列(APP751、APP7
70にも共通)が確認された。こうして、精製APP5
92が得られた。 (ii)  APP648及びAPP667の調製AP
P751、APP770各々のC末端側103アミノ酸
を欠失させた蛋白である、648アミノ酸(シグナルペ
プチドを含む)から成るAPP648(図2)、及び、
667アミノ酸(シグナルペプチドを含む)から成るA
PP667(図2)は、欧州特許公開番号030401
3号実施例5工程2記載のプラスミドpSVMT667
、およびpSVMT648を、本実施例工程1(i)と
同様にして、COS−1細胞への導入、培養上清の回収
、精製を行った。精製に際しては、クロマトグラフィー
の各フラクションの確認に、ウサギ抗APP19−57
9 抗血清の他に、APP667については、特開平2
−138995号公報の実施例9で得たモノクローナル
抗体ADJ5−3−7(微工研菌寄第10388号)も
用いた。さらに、APP667及びAPP648につい
ては、そのトリプシン阻害活性も確認手段の一つとし、
この両者共強い阻害活性を示すことを確認した。 (阻害活性測定は、欧州特許公開番号0304013号
実施例に記載のsPIのトリプシン阻害活性測定方法に
準じて行った)。精製したAPP648、APP667
の分子量は、還元条件下のSDS−PAGEで、それぞ
れ100、5kDa、105.5kDaであった。 〔工程2〕  抗APP抗体の作製 〔工程2−1〕  抗APPモノクローナル抗体産生ハ
イブリドーマ3B2及び6A3の作製 (i)  マウスの感作 ハイブリドーマ作成のための抗原は、以下のようにして
調製した。本実施例工程1(i)で得た精製APP59
2をPBS(−)に溶かし、LaemmliのSDS−
PAGEサンプルバッファー(Laemmli  U.
K.Nature227  680−685(1970
))中で100℃、3分間煮沸後、4倍容のアセトンを
加え、−20℃で1時間冷却を行い、9000回転20
分間の遠心操作を行った。こうして過剰量のSDSを除
去し、沈査よりSDS変性APP592を回収し、これ
をハイブリドーマ作成のための抗原として用いた。免疫
は20μgのSDS変性APP592を500μlのP
BS(−)に溶かしたものをそれぞれ3匹の6週齢のB
alb/c雌マウスの皮下にフロイントの完全アジュバ
ントと共に注射し、以後2週間の間隔で合計3回の免疫
を行った。さらに、1週間の間隔で2回皮下注射を行っ
た。
【0020】免疫の過程で抗原に対する血清の抗体価の
上昇を単クローン抗体実験マニュアル(講談社サイエン
ティフィク  富山朔二著)に従って、固相ELISA
法により確認した。 (ii)  細胞融合 単クローン抗体実験マニュアル(講談社サイエンティフ
ィク  富山朔二著)に従って細胞融合を行った。即ち
、血清の抗体価の最も高かったマウスに200μlのP
BS(−)に溶かした25μgのSDS変性APP59
2を尾静脈より注射し、ブーストした。その3日後に、
脾細胞を無菌的に取り出し、ステンレスメッシュで単細
胞にほぐし、脾細胞の1/5量の8−アザグアニン耐性
骨髄細胞腫株P3X63−Ag8−653細胞(株式会
社  免疫生物研究所より入手)と、MediaI培地
(株式会社  免疫生物研究所)を混合し、遠沈後、細
胞のペレットに50%PEG1500(ベーリンガー社
製)を加え、融合操作を行った。
【0021】その後、融合細胞を遠心して上清を吸引除
去した後、30%FCS入りHAT培地を加え、96穴
マイクロプレート11枚にまいた。融合後、約2週間で
約950ウェルからコロニーが生育し、これらの培養上
清についてSDS変性APP592をスクリーニング用
抗原とした固相ELISAを行い、抗原と強く反応する
クローンを得、限界希釈法によるクローニングを3回繰
り返した。3回のクローニングにより安定した抗体産生
を示す2つのクローンを3B2及び6A3と各々命名し
、これを平成3年1月10日付けで微生物工業技術研究
所に寄託した。(3B2の受託番号は、微工研菌寄第1
1943号、および、6A3のそれは微工研菌寄第11
944号)。これらのハイブリドーマが産生するモノク
ローナル抗体3B2及び6A3の反応性を本実施例工程
1(i)及び(ii)で作成した、APP667、AP
P648、APP592に対して検討したところ、後述
するように、SDS変性、非変性何れの条件でもこれら
3種のAPP誘導体と強く反応した。即ち、これらのモ
ノクローナル抗体は、APP770、APP751、A
PP695の何れをも認識できることがわかった。 〔工程2−2〕  抗APPモノクローナル抗体産生ハ
イブリドーマ1B2の作製 (i)マウスの感作 後述本発明参考例2で得たZKXを、上述の実施例1工
程2−1(i)記載の方法で変性させた。このSDS変
性ZKX  20μgを500μlのPBS(−)に溶
かしたものをそれぞれ4匹の6週齢のBalb/c雌マ
ウスの皮下にフロイントの完全アジュバントと共に注射
し、2週間後に同様の免疫を行った。さらに、2週間の
間隔で、SDS変性ZKXの免疫を、フロイントの不完
全アジュバントを用いて6回行った。その2週間ののち
SDS変性ZKX  20μgを静注した。約1カ月後
、今度は20μgのSDS変性APP592をフロイン
トの完全アジュバントと共に皮下に注射し、さらに、1
週間後同様にしてAPP592による免疫を行った。
【0022】免疫の過程で抗原に対する血清の抗体価の
上昇を本実施例工程2−1と同様にして、固相ELIS
A法により確認した。 (ii)  細胞融合 血清の抗体価の最も高かったマウスに200μlのPB
S(−)に溶かした25μgのSDS変性APP592
を尾静脈より注射し、ブーストとした。これ以降の操作
は、本実施例工程2−1(ii)と同様に行い、APP
592と強く反応するクローンを得、限界希釈法による
クローニングを3回繰り返した。3回のクローニングに
より安定した抗体産生を示すクローンを1B2と命名し
、これを平成3年1月10日付けで微生物工業技術研究
所に寄託した(微工研菌寄第11942号)。このハイ
ブリドーマが産生するモノクローナル抗体1B2の反応
性を本実施例工程1(i)及び(ii)で作成した、A
PP667、APP648、APP592に対して検討
したところ、後述するように、SDS変性、非変性何れ
の条件でもこれら3種のAPP誘導体と強く反応した。
【0023】即ち、モノクローナル抗体1B2は、AP
P770、APP751、APP695の何れをも認識
できることがわかった。 〔工程3〕  モノクローナル抗体の特徴づけ(i)免
疫グロブリンのクラス及びサブクラスの決定モノクロー
ナル抗体1B2、3B2、6A3の免疫グロブリンのク
ラス及びサブクラスアイソタイピングキット(アマーシ
ャム社)を使用して決定した。その結果、1B2につい
てはIgG2b、L鎖はκ、3B2についてはIgG2
b、L鎖はκ、6A3についてはIgG2a、L鎖はκ
、と決定された。 (ii)  特異性の決定 上記モノクローナル抗体の特異性を以下に示す試験によ
り決定した。
【0024】各種APP(APP667、APP648
、APP592)を用い、非変性及びSDS−変性処理
を行い、通常の固相ELISA法を用いて判定を行った
。一次抗体として上記モノクローナル抗体を、2μg/
mlのIgG濃度で加え、二次抗体はβ−ガラクトシダ
ーゼ標識ヒツジF(ab′)2 抗マウスIg(アマー
シャム社)を用い、基質は4−メチルワンベリフェリル
−β−D−ガラクトピラノシドを用い、30分間酵素反
応を行った後、蛍光リーダーFCA(PANDEX社)
を用いて蛍光強度を測定した。その結果を表1に示す。
【0025】本発明によるモノクローナル抗体、1B2
、3B2、6A3は、いずれも、3種のAPP(APP
667、APP648及びAPP592)のすべてを、
強く認識した。ネガティブコントロールとして、ウシ血
清アルブミン(BSA)との反応性も検討したが、これ
ら3つのモノクローナル抗体はBSAとは全く反応しな
かった。 〔工程4〕  腹水化モノクローナル抗体からのIgG
の精製 大量のモノクローナル抗体を得るため工程2で得た1B
2、3B2、6A3の各ハイブリドーマ1×107 個
を、MediaI培地(株式会社  免疫生物研究所)
0.5mlに浮遊させ、予め1週間前に腹腔内に0.5
mlのプリスタン(アルドリッチ社)投与しておいたB
alb/cマウスの腹腔に注射した。約2週間で腹部の
肥大が認められ、腹腔切開により腹水を採取した。各ハ
イブリドーマにつき7匹のマウスを処理し、各々約10
mlずつの腹水を得た。得られた各ハイブリドーマ由来
腹水5mlずつを、アフィプレップTMプロテインAカ
ートリッジ(バイオラッド社)を用いて精製を行った。 精製はバイオラッド社発行の添付ブロトコールに従った
。 1B2クローンから7.9mg、3B2クローンから4
.8mg、6A3クローンか3.3mgの精製IgGが
得られた。 〔工程5〕  抗APP592抗血清の作製、及び抗A
PP592IgGの精製 (i)抗APP592抗血清の作製 本実施例工程1(i)と同様の方法で得られたAPP5
92を免疫して抗血清を得た。即ち、上述の工程2記載
の方法でSDS変性APP592を作成し、200μg
のSDS変性APP592を1mlのPBS(−)に溶
かしたものを、日本白色ウサギの背中の皮下にフロイン
ト完全アジュバントと共に注射し、以後2週間の間隔で
フロイントの不完全アジュバントと共に合計6回の免疫
を行った。血清中の抗体価は、非変性及びSDS変性の
APP592(25ng/ウェル)を抗原とする固相E
LISAによって行った。最終的に得られた抗血清の力
価は、対照(抗原無しのウェル)の2倍以上の発色を示
す抗血清の希釈度で示すと、非変性APP592に対し
て32000倍、SDS変性APP592に対して64
000倍であり、APP667、APP648に対して
もほぼ同等の力価を示した。即ち、この抗APP592
抗血清は、APP770、APP751、APP695
をすべて同程度に認識できることがわかった。 (ii)  抗APP592IgGの精製本実施例工程
5(i)で得た抗APP592抗血清20mlを56℃
にて30分インキュベートして非働化させた後、等量の
PBS(−)を加えて希釈し、4℃で100%飽和硫安
溶液(予め0.1Nアンモニア溶液にてpH6.5に調
整したもの)を最終濃度33%飽和になる様攪拌しなが
ら徐々に加えた。加え終わってから更に12時間攪拌を
続けた後、3000×gで30分間冷却遠心した。得ら
れた沈澱を50%飽和硫安溶液に懸濁し、再び冷却遠心
して沈澱を得た。沈澱を10mlの10mMリン酸ナト
リウムバッファー(pH8.0)に溶解し、透析チュー
ブにつめて5Lの同バッファーに対して3回透析を行っ
た。得られる透析試料を、予め10mMリン酸ナトリウ
ムバッファー(pH8.0)で平衡化させたDEAE−
セルロースカラム(DE52、ワットマン社)にアプラ
イし、同バッファーで溶出させた。素通り画分を集め、
セントリブレップTM30(アミコン社)で濃縮し、1
1.7mgの部分精製抗APP592を得た。部分精製
抗体をアフィプレップTMプロテインAカートリッジ(
バイオラッド社)を用い、バイオラッド社発行添付プロ
トコールに従って、更に精製を行い、精製抗APP59
2IgG15.7mgを得た。 〔工程6〕  抗体のビオチン化 本実施例工程4及び工程5で得た1B2、3B2及び6
A3精製モノクローナル抗体及び抗APP592抗体各
2mgを用い、免疫実験操作法(第9巻、3539−3
549  1982  日本免疫学会編)に従って抗体
のピオチン化を行った。予め0.1MNaHCO3 溶
液に対して透析、バッファー交換を行い、濃度を1mg
/mlに調整しておいた精製1B2、3B2、6A3、
及び抗APP592抗体に、1mg/mlの濃度に調整
したNHS−ピオチン(N−ヒドロキシサクシニミド−
ビオチン、ピアス社)のジメチルスルホキシド溶液28
0μlを加え、室温で4時間静かに攪拌した。次に、4
℃で3LのPBS(−)に対して4回の透析を行い、ビ
オチン標識1B2、3B2、6A3及び抗APP592
抗体を得た。
【0026】
【実施例2】  抗APP592抗体と抗APP592
の組み合わせによる2抗体サンドイッチELISA実施
例1の工程5(i)で得た精製抗APP592抗体を5
μg/mlの濃度で0.1M炭酸ナトリウム−炭酸水素
ナトリウムバッファー(pH9.6)に溶解し、96穴
マイクロプレートに1ウェルあたり50μlずつ加え、
室温で2時間静置した。プレートをPBS(−)で3回
洗浄の後、1%ウシ血清アルブミン(シグマ社)を含む
PBS(−)を加え、37℃で2時間被覆した。次に、
0.1%ウシ血清アルブミンを含むPBS(−)中で希
釈した精製APP667標準液(2〜2000ng/m
l)を加え、攪拌しながら室温で1時間処理を行った。 次に、0.05%のTween−20を含むPBS(−
)でプレートを3回洗浄した後、実施例1の工程6で得
たビオチン標識した精製抗APP592  IgGを1
μg/mlの濃度で50μlずつ各ウェルに加え、攪拌
しながら室温で1時間反応を行った。0.05%のTw
een−20を含むPBS(−)で3回洗浄した後、β
−ガラクトシダーゼ標識アビジンD(ベクター社)を加
え、更に攪拌しながら室温で1時間反応させた。0.0
5%のTween−20を含むPBS(−)で5回洗浄
の後、2mM  MgCl2 を含むPBS(−)中に
溶かした4−メチルウンベリフェリル−β−D−ガラク
トピラノシド(1mg/ml)を加え、室温で30分反
応させた後、FCA(PANDEX社)で蛍光強度を測
定した。結果は図3に示す様に検出限界が約0.3ng
/ウェルであった。
【0027】
【実施例3】  1B2モノクローナル抗体と抗APP
592抗体の組み合わせによる2抗体サンドイッチEL
ISA 実施例2と同様の方法を用いて1B2モノクローナル抗
体と抗APP592抗体の組み合わせによる2抗体サン
ドイッチELISAの検討を行った。結果は図4に示す
様に検出限界が約5ng/ウェルであった。
【0028】
【実施例4】  3B2モノクローナル抗体と抗APP
592抗体の組み合わせによる2抗体サンドイッチEL
ISA 実施例2と同様の方法を用いて3B2モノクローナル抗
体と抗APP592抗体の組み合わせによる2抗体サン
ドイッチELISAの検討を行った。結果は図5に示す
様に検出限界が約5ng/ウェルであった。
【0029】
【実施例5】  6B3モノクローナル抗体と抗APP
592抗体の組み合わせによる2抗体サンドイッチEL
ISA 実施例2と同様の方法を用いて6B3モノクローナル抗
体と抗APP592抗体の組み合わせによる2抗体サン
ドイッチELISAの検討を行った。
【0030】結果は図6に示す様に検出限界が約3ng
/ウェルであった。
【0031】
【参考例1】  抗APP592抗体を用いたRIA(
ラジオイムノアッセイ)法によるAPP667の検出(
i)バッファー 150mM  NaCl、0.1%ゼラチン(バイオラ
ッド社)及び0.02%NaN3 を含む50mMリン
酸ナトリウムバッファー(pH7.0)を調製し、バッ
ファーAとした。
【0032】(ii)  125I−APP667の調
製実施例1工程1(ii)で得た精製APP667をボ
ルトン−ハンター法(Boltonら、Biochem
.J.133、529−539、1973)によって 
125I標識し、 125I−APP667を得た。 (iii) APP667標準液の調製実施例1工程1
(ii)で得た精製APP667を20mM  Tri
s−HCl(pH8.0)に溶解し、バッファーAで希
釈し、種々の濃度のAPP667標準液を作成した。 (iv)  APP667のRIA APP667標準液100μlをバッファーAで1μg
/mlの濃度に調製した精製抗APP592抗体(実施
例1工程5(i))溶液200μl、 125I−標識
APP667のバッファーA溶液100μl(1000
0cpm)、及びバッファーA200μlを加えて混和
後、4℃、18時間インキュベートした。デキストラン
−炭素液(デキストランT−70(フナコシ薬品株式会
社)、0.0025%溶液と活性炭Norit  A(
シグマ社)0.25%液で等量混合した液)200μl
を添加して、4℃で18時間静置後、2,500×gで
20分間遠心分離し、上清の放射能をガンマウェルカウ
ンターにて測定した。測定限界は約10ng/アッセイ
であった。
【0033】
【実施例6】  全APP検出用キットの作製第1抗体
として抗APP592抗体、第2抗体としてビオチン標
識−抗APP592抗体、標準APPとして精製APP
667、標識検出試薬としてβ−ガラクトシダーゼ標識
−ストレプトアビジン、4−メチルウンベリフェリル−
β−D−ガラクトビラノシド、基質溶解剤としてジメチ
ルスルホキシド、バッファーとしてPBS(−)、洗浄
剤としてTween−20、酵素反応用バッファーとし
て1mMMgCl2 含有PBS(−)、被覆剤として
ウシ血清アルブミンを用い、全APP検出キットを作製
した(表2)。このキットを用いて全APPの検出を行
った。
【0034】粉末PBS(−)(日水製薬株式会社)9
.6gを精製水に溶解し、11のPBS(−)溶液とし
た。洗浄剤としてTween−20を用いて0.05%
Tween−20を含有するPBS(−)溶液を調製し
た。被覆剤としてウシ血清アルブミン1gを100ml
のPBS(−)に溶解し、1%ウシ血清アルブミン溶液
とした。
【0035】第1抗体は抗APP592抗体1mgを1
mlのPBS(−)に溶解したものを200倍濃縮液と
して調製した。第2抗体はビオチン標識−抗体APP5
92抗体1mgを1mlのPBS(−)に溶解したもの
を1000倍濃縮液として調製した。β−ガラクトシダ
ーゼ標識−ストレプトアビジン1mgを1mlのPBS
(−)に溶解したものを1000倍濃縮液として調製し
た。
【0036】β−ガラクトシダーゼの基質として4−メ
チルウンベリフェリル−β−D−ガラクトピラノシド1
0mgを100μlのジメチルスルホキシドに溶解した
ものを500倍濃縮液として用時調製した。標準APP
(精製APP667  10μg及び10mgのウシ血
清アルブミンを含むPBS(−)溶液1mlの凍結乾燥
品)は1mlの精製水に溶解した。
【0037】各調製した試薬で、実施例2に準じて全A
PPの検出を実施し、同様の結果を得た。
【0038】
【実施例7】  本キットを用いたヒト髄液中の全AP
Pの定量 2名のアルツハイマー病患者から得られた髄液を検体と
して、本発明実施例6記載のキットを用いて、髄液中の
全APPを定量した。方法は実施例2に準じた。結果は
、882ng/ml及び1021ng/mlであった。
【0039】
【参考例2】  免疫用抗原ZKXタンパク及び抗ZK
X抗体の作成 [工程1]  免疫用抗原ZKXの調製まず、βーガラ
クトシダーゼの一部分と、APP770のN末端から数
えて19番目残基から379番目残基までの断片との融
合蛋白であるZKXの産生について述べる。
【0040】[工程1−1]発現プラスミド  pEX
−ZKXの構築 発現用ベクターpEX2(ベーリンガー・マンハイム山
之内社)を 制限酵素Bsu36I(MstII)及び
SalIで切断し、直鎖状ベクターDNA断片を得た。 一方、欧州特許出願88113283.1号(公開番号
0304013号、対応の日本出願は特願昭63−20
1998号)の実施例1に記載のプラスミドpGBP2
(ATCC−67502)をKpnI及びXhoIで切
断し、アガロースゲル電気泳動によりAPP770のN
末端側約360残基をコードするDNA断片を、フナコ
シ社製ジーン・クリーン・キットを用いて単離した。さ
らに配列表記載の6つの合成リンカー、1、2,3,4
、5、6(これらのリンカーをアニールさせると図7に
示したようにMstII切断末端とKpnI切断末端を
有し、pEX2のMstIIサイトに結合してもフレー
ムはずれずに連続するアミノ酸をコードする)をアプラ
イドバイオシステムズ社DNA合成機380Aを用いて
合成し、さきに得られた2つのDNA断片とともにT4
DNAリガーゼを用いて連結せしめた。図7にこの概要
を示す。
【0041】該反応物を、マニアティスらの実験書に記
載されている方法に従って調製した大腸菌POP213
6株(ベーリンガー・マンハイム山之内社)コンピテン
トセルに加え、形質転換せしめた。アンピシリン耐性形
質転換コロニー6個を選び、各プラスミドを抽出し、B
amHIで切断し解析したところ、すべて目的とするプ
ラスミドを有していた。得られたプラスミドをpEX−
ZKXと命名した。本プラスミドは、ラムダ・ファージ
由来のPR プロモーターの制御により、βガラクトシ
ダーゼのN末端約150アミノ酸とAPP770のN末
端から数えて19番目残基から379番目残基までの配
列を含む融合タンパクZKXを発現しうる。ZKXは、
APP770、APP751、APP695に共通な配
列の一部のほかに、プロテアーゼインヒビター部分及び
APPP770特異的な配列を含むが、APPの膜貫通
領域からC末端までの配列は含まない。
【0042】[工程1−2]  融合タンパクの生産参
考例2工程1−1で得たプラスミドpEX−ZKXを保
持する大腸菌POP2136/pEX−ZKXを、50
μg/mlのアンピシリン含有L培地で、30℃一晩培
養せしめた。本培養液1mlを、50μg/mlアンピ
シリン含有L培地50mlに添加し、30℃にて3時間
培養した後、42℃の恒温培養槽に移し、さらに3時間
培養した。42℃において、ラムダ・ファージPR プ
ロモーターのリプレッサーは不活化され、PR プロモ
ーターが作動することによって、目的とする融合タンパ
クが生産される。
【0043】該培養液を遠心分離し菌体を集め、菌体の
一部を、レムリーの方法[Laemmli  U.K.
、Nature  227  680−685  (1
970)]に従って、SDS−PAGEサンプルバッフ
ァー中で煮沸後、10%ポリアクリルアミドゲルを用い
てSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動に供した。 泳動後、ゲルをクマシー染色した結果、分子量約58k
Daの目的とする融合タンパクが存在することが確認さ
れた。以下、この部分βガラクトシダーゼ・部分APP
770融合タンパクをZKXと略す。 [工程1−3]ZKXの部分精製 参考例2工程1−2と同様にして、大腸菌POP213
6/pEX−ZKXを培養し、200mlの培養液から
菌体を回収した。該培養菌体を、40mlの4M尿素を
含む20mMトリス塩酸(pH8.0)バッファーに懸
濁し、菌体を超音波破壊した。菌体破壊物を遠心分離(
10000×g、10分間)し、沈澱物を回収した。 次いでこの沈澱物を20mlの8M尿素を含む20mM
トリス塩酸(pH8.0)バッファーに再懸濁し、超音
波処理により沈澱を分散せしめた。遠心分離(1000
0×g、10分間)後上清を回収した。以上の操作によ
り、4M尿素で可溶な大腸菌タンパク、および8M尿素
に不溶な大腸菌タンパクが除去され、ZKXの部分精製
液が得られた。この部分精製液の一部をSDS−ポリア
クリルアミドゲル電気泳動法で解析したところ、全タン
パク質のうち50%以上が目的融合タンパクZKXであ
った。ZKXのトリプシン阻害活性を、欧州特許公開番
号0304013号実施例に記載のsPIのトリプシン
阻害活性測定方法に準じて測定したところ強い阻害活性
を示した。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【発明の効果】本発明の測定方法、試薬及びキットを用
いることにより、アルツハイマー病アミロイド前駆体蛋
白及びその断片が簡便に且つ、高感度に検出、定量する
ことが可能となり、アルツハイマー病の診断方法、試薬
及び診断キットとして有用である。また、アルツハイマ
ー病アミロイド前駆体蛋白を用いる研究の場に於ける研
究試薬としても有用である。
【0047】
【配列表】
【0048】 配列番号:1 配列の長さ:39 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:他の核酸  合成DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:リンカー1 配列 TGAGGCCGAT ACTGCTGTCG TCC
CCTCAAA CTGGCAGAT        
                  39
【0049
】 配列番号:2 配列の長さ:42 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:他の核酸  合成DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:リンカー2 配列 GCACGGTTAC GATGCGCCCA TGT
ACACCAA CGTAACCTAT CC    
                  42
【0050
】 配列番号:3 配列の長さ:50 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:他の核酸  合成DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:リンカー3 配列 CATTACGGTC AATCCGCCGT TTG
TTCCCAC GGGATCCATG AGCTCG
GTAC              50
【0051
】 配列番号:4 配列の長さ:42 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:他の核酸  合成DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:リンカー4 配列 CGAGCTCATG GATCCCGTGG GAA
CAAACGG CGGATTGACC GT    
                  42
【0052
】 配列番号:5 配列の長さ:42 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:他の核酸  合成DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:リンカー5 配列 AATGGGATAG GTTACGTTGG TGT
ACATGGG CGCATCGTAA CC    
                  42
【0053
】 配列番号:6 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:他の核酸  合成DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:リンカー6 配列 GTGCATCTGC CAGTTTGAGG GGA
CGACGAC AGTATCGGCC       
                  40
【図面の簡単な説明】
【図1】アルツハイマー病アミロイド前駆体蛋白APP
695、APP751、APP770、APP714、
APP563の模式図であ。bからfの黒く塗りつぶし
た部分はプロテアーゼインヒビター活性を有する56ア
ミノ酸から成る領域、点々部分はAPP770に固有の
19アミノ酸から成る領域、斜線部は脳に沈着する老人
斑アミロイド部分を示す。aはAPPのうち脳に沈着す
るアミロイドβ蛋白部分(影をつけた部分)との膜貫通
領域を示す。APP563はβ蛋白部分をもたない。
【図2】分泌型APP(APP667、APP648、
APP592)の構造を示す模式図である。図中の数字
は各APPのN末端から数えたアミノ酸残基の番号を示
す。
【図3】抗APP592抗体と抗APP592抗体の組
み合わせによる2抗体サンドイッチELISA
【図4】
1B2モノクローナル抗体と抗APP592抗体の組み
合わせによる2抗体サンドイッチELISA
【図5】3
B2モノクローナル抗体と抗APP592抗体の組み合
わせによる2抗体サンドイッチELISA
【図6】6B
3モノクローナル抗体と抗APP592抗体の組み合わ
せによる2抗体サンドイッチELISA
【図7】β−ガ
ラクトシダーゼの一部分とAPP770の部分タンパク
との融合タンパクであるZKXの発現プラスミド作成の
模式図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アルツハイマー病アミロイド前駆体蛋
    白APP695、APP751、及びAPP770に共
    通な配列を少なくともその一部に含むポリペプチド上の
    、異なる抗原決定基を認識する2種類の抗体の、一方を
    不溶性担体に結合して第1抗体とし、他方を第2抗体と
    して用いることを特徴とする2抗体サンドイッチELI
    SA法によるAPP695、APP751、及びAPP
    770を含むアルツハイマー病アミロイド前駆体蛋白又
    はその断片の免疫学的測定方法。
  2. 【請求項2】  アルツハイマー病アミロイド前駆体蛋
    白APP695、APP751、及びAPP770に共
    通な配列を少なくともその一部に含むポリペプチド上の
    、異なる抗原決定基を認識する2種類の抗体のうち、一
    方を不溶性担体に結合した第1次試薬と、もう一方の抗
    体である第2次試薬とから成るアルツハイマー病アミロ
    イド前駆体蛋白又はその断片の測定試薬。
  3. 【請求項3】  請求項2記載の測定試薬を構成要素の
    一部とするAPP695、APP751、及びAPP7
    70を含むアルツハイマー病アミロイド前駆体蛋白又は
    その断片の測定キット。
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