JPH04252893A - ロータリ圧縮機およびそれを用いた冷蔵庫 - Google Patents

ロータリ圧縮機およびそれを用いた冷蔵庫

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JPH04252893A
JPH04252893A JP880791A JP880791A JPH04252893A JP H04252893 A JPH04252893 A JP H04252893A JP 880791 A JP880791 A JP 880791A JP 880791 A JP880791 A JP 880791A JP H04252893 A JPH04252893 A JP H04252893A
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JP
Japan
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bearing
sub
refrigerant gas
cylinder
rotary compressor
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JP880791A
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Kazuhisa Ichimoto
和久 市本
Minoru Ooki
大木 年
Akihiko Ishiyama
明彦 石山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリ圧縮機および
それを用いた冷蔵庫に係り、特に、2シリンダロータリ
圧縮機に適用され、低振動、低騒音の冷蔵庫を提供する
のに好適な、ロータリ圧縮機およびそれを用いた冷蔵庫
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、広く用いられてきた1シリンダの
ロータリ圧縮機は、ガス圧縮トルクの変動によって大き
な回転振動を発生する。したがって、大形冷蔵庫に搭載
する場合、特に問題となるため、2シリンダロータリ圧
縮機の開発が望まれていた。しかし、2シリンダロータ
リ圧縮機には、2個の吐出弁が必要になり、1シリンダ
のものより騒音が増大する実情にあった。また、これま
での2シリンダロータリ圧縮機のサイレンサ構造は、す
べて縦形圧縮機用のものであった。従来の一般的な2シ
リンダロータリ圧縮機は、例えば、特開昭64−839
0号公報記載のものが知られている。当該技術は、圧縮
機内で圧縮された冷媒ガスを密閉容器内に吐出するため
の吐出路(第1カバー室,主軸受,第1シリンダ,仕切
板,第2シリンダ,第2カバー室,第2シリンダ,仕切
板,第1シリンダ,主軸受…を結ぶ連通路)に、消音手
段として、シリンダあるいは仕切板部に圧縮ガスの脈動
を減少する共鳴型の消音構造(例えば共鳴室を有する容
積部)を設けたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の2シリ
ンダロータリ圧縮機は、縦形構造のものであった。しか
し、大形化する冷蔵庫の、有効内容積増大の要請に応え
るには、横形構造の2シリンダロータリ圧縮機を冷蔵庫
に搭載することが望ましく、横形構造での2シリンダロ
ータリ圧縮機におけるサイレンサ構造を開発する必要が
あった。本発明の目的は、上記従来技術に鑑みて、2シ
リンダロータリ圧縮機の吐出ガス音を低減し、圧縮機の
振動,騒音を低減すると共に、該圧縮機を冷蔵庫に組み
込んだ場合の、冷蔵庫から出る騒音を低減しうるロータ
リ圧縮機およびそれを用いた冷蔵庫を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るロータリ圧縮機の、もっとも基本的な
第1の発明の構成は、密閉容器内に、電動機部と2個の
圧縮要素からなる圧縮機構部とを備え、前記電動機部の
回転力により前記圧縮要素が交互に冷媒ガスを圧縮する
ロータリ圧縮機において、前記圧縮機構部の電動機側か
ら吐出された冷媒ガスを反電動機側に導くと共に、前記
圧縮機構部の反電動機側から吐出された冷媒ガスと反電
動機側で合流させ、反電動機側から吐出するようにした
ものである。
【0005】また、上記目的を達成するために、本発明
のロータリ圧縮機の第2の発明の構成は、密閉容器内に
、圧縮機構部と電動機構部とを備え、前記圧縮機構部が
、二つのシリンダとこれらシリンダを挾み込む主軸受お
よび副軸受とからなり、前記電動機部の回転力により前
記シリンダが交互に冷媒ガスを圧縮するロータリ圧縮機
において、前記主軸受および副軸受の両軸受側にそれぞ
れサイレンサ室を形成し、前記シリンダから前記主軸受
側サイレンサ室に吐出された冷媒ガスを、前記副軸受側
サイレンサ室に吐出された冷媒ガスと前記副軸受側サイ
レンサ室で合流させて、前記密閉容器内に吐出するよう
に構成したものである。
【0006】さらに、上記目的を達成するために、本発
明のロータリ圧縮機の第3の発明の構成は、密閉容器内
に、電動機部と、電動機に直結し互いに180゜位相を
異にする2個の偏心部を有するクランク軸と、前記2個
の偏心部に嵌入された2個のローリングピストンと、前
記クランク軸の回転にともない2個のローリングピスト
ンが偏心回動する2個のシリンダとを備え、前記電動機
側から、主軸受,第1シリンダ,仕切板,第2シリンダ
,副軸受の各要素からなるロータリ圧縮機において、前
記主軸受および副軸受の両軸受側にそれぞれサイレンサ
室を形成し、前記第1シリンダから前記主軸受側サイレ
ンサ室に吐出された冷媒ガスを、前記第2シリンダから
副軸受側サイレンサ室に吐出された冷媒ガスと前記副軸
受側サイレンサ室で合流させて、前記密閉容器内に吐出
するように、主軸受側サイレンサ室,第1シリンダ,仕
切板,第2シリンダ,副軸受側サイレンサ室を連通する
流路を設けたものである。
【0007】さらにまた、上記目的を達成するために、
本発明のロータリ圧縮機の第4の発明の構成は、密閉容
器内に、圧縮機構部と電動機構部とを備え、前記圧縮機
構部が、二つのシリンダとこれらシリンダを挾み込む主
軸受および副軸受とからなり前記電動機部の回転力によ
り前記シリンダが交互に冷媒ガスを圧縮するロータリ圧
縮機において、前記主軸受および副軸受の両軸受側にそ
れぞれサイレンサ室を形成し、前記シリンダから前記主
軸受側サイレンサ室に吐出された冷媒ガスを、前記副軸
受側サイレンサ室に吐出された冷媒ガスと前記副軸受側
サイレンサ室で合流させて、この合流した冷媒ガスを冷
媒冷却装置を介し、前記密閉容器内に吐出させるように
したものである。より詳しくは、前記の冷媒冷却装置は
、ラジエータであり、冷媒ガスは、電動機部側の密閉容
器内に吐出されるものである。
【0008】また、上記目的を達成するために、本発明
の冷蔵庫の構成は、冷蔵庫本体と、その冷蔵庫本体の背
面下部に形成された機械室と、この機械室内に搭載され
たロータリ圧縮機とを備え、このロータリ圧縮機は、密
閉容器内に、圧縮機構部と電動機構部とを備え、前記圧
縮機構部が、二つのシリンダとこれらシリンダを挾み込
む主軸受および副軸受とからなり、前記主軸受および副
軸受の両軸受側にそれぞれサイレンサ室を形成し、前記
シリンダから前記主軸受側サイレンサ室に吐出された冷
媒ガスを、前記副軸受側サイレンサ室に吐出された冷媒
ガスと前記副軸受側サイレンサ室で合流させて、前記密
閉容器内に吐出するように構成したものである。
【0009】
【作用】上記各技術的手段による働きを、もっとも代表
的な構成のものについて説明する。2シリンダ横形ロー
タリ圧縮機の、第1シリンダ(電動機側)で圧縮された
冷媒ガスは、主軸受側に吐出され、主軸受側の第1サイ
レンサで消音されたのち、主軸受、第1シリンダ、仕切
板、第2シリンダ、副軸受のそれぞれを連通した冷媒流
路を通り、副軸受側の第2サイレンサに至り、第2シリ
ンダ(反電動機側)で圧縮されて副軸受側に吐出された
冷媒ガスと合流する。合流後、吐出口を通り密閉容器内
に放出され、吐出パイプから圧縮機外へ吐出される。こ
こで、第2サイレンサは、反電動機側にあるので、サイ
レンサ室の容積を十分に確保することができ、吐出ガス
の脈動による騒音を消音して圧縮機の騒音を低減するこ
とができる。また、上記2シリンダ横形ロータリ圧縮機
を、冷蔵庫本体背面の機械室に搭載することにより、冷
蔵庫の騒音を低減することができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の各実施例を図1ないし図8を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係る2
シリンダ横形ロータリ圧縮機の縦断面図である。まず、
図1に示す横形ロータリ圧縮機の一般的な構造から説明
する。本ロータリ圧縮機は、密閉容器1内に、電動機部
と、この電動機にクランク軸で直結された2個の圧縮要
素(ロータリ圧縮装置)からなる圧縮機構部とが収納さ
れている。電動機部は、密閉容器1に焼きばめ等で固定
されたステータ2と、クランク軸3をはめ付けたロータ
4とで構成されている。圧縮機構部は、2組のロータリ
圧縮装置(ポンプ部)を有しており、第1のポンプ部は
、クランク軸3を支持する主軸受6,第1シリンダ7,
仕切板8によって構成され、第2のポンプ部は、前記仕
切板8,第2シリンダ9,クランク軸3を支持する副軸
受10によって構成されている。そして、前記主軸受6
は、溶接等で密閉容器1に固着されている。
【0011】クランク軸3は、互いに180゜位相を異
にする2個の偏心部3a,3bを有し、これらの偏心部
3a,3bに嵌入された2個のローリングピストンに係
るローラ14a,14bが、クランク軸3の回転にとも
なってそれぞれ第1シリンダ7,第2シリンダ9内を偏
心回動するようになっている。これらローラ14a,1
4bの回転に追従してベーン15a,15bが各シリン
ダ7,9内を往復動し、冷媒ガスを交互に圧縮する構造
となっている。次に、本発明の特徴部について説明する
。図1において、16は、主軸受6(電動機側)に形成
したサイレンサ室に係る第1サイレンサ、17は、第1
サイレンサ16,主軸受6,第1シリンダ7,仕切板8
,第2シリンダ9,副軸受10,第2サイレンサ18を
連通する流路に係る連通孔、18は、副軸受10(反電
動機側)に形成したサイレンサ室に係る第2サイレンサ
、19は、第2サイレンサ18から副軸受カバ11を貫
通し反電動機側の密閉容器1内に通じる吐出口、20は
、反電動機側の密閉容器1に取付けた吐出パイプである
。このように、本実施例における冷媒ガスの吐出方向は
、圧縮機構部の電動機側から反電動機側へ導くものであ
る。
【0012】次に、本実施例の2シリンダ横形ロータリ
圧縮機の作用を説明する。第1シリンダ7(電動機側)
で圧縮された冷媒ガスは、図1に矢印で示すように、主
軸受6側に吐出され、主軸受側の第1サイレンサ16で
消音されたのち、主軸受6、第1シリンダ7、仕切板8
、第2シリンダ9、副軸受10のそれぞれを連通する連
通孔17を通って、副軸受10側の第2サイレンサ18
に至り、この第2サイレンサ18において前記冷媒ガス
は、第2シリンダ9(反電動機側)で圧縮されて副軸受
10側に吐出された冷媒ガスと合流し消音される。合流
した冷媒ガスは吐出口19を通り密閉容器1内に放出さ
れ、吐出パイプ20から圧縮機外へ吐出される。本実施
例によれば、吐出ガスの脈動による騒音を消音して圧縮
機の振動,騒音を低減することができる。
【0013】次に、上記実施例を採用するに至った開発
実験の結果について、図2ないし図6を参照して説明す
る。図2は、実験第1案における2シリンダ横形ロータ
リ圧縮機のサイレンサ構造を示す圧縮機構部の縦断面図
、図3は、実験第2案における2シリンダ横形ロータリ
圧縮機のサイレンサ構造を示す圧縮機構部の縦断面図、
図4は、実験第3案における2シリンダ横形ロータリ圧
縮機のサイレンサ構造を示す圧縮機構部の縦断面図、図
5は、上記第1,2,3案サイレンサ構造を比較して示
した模式図、図6は、上記第1,2,3案サイレンサ構
造による実験結果を示す騒音スペクトル図である。各図
において、図1と同一符号のものは、図1の実施例と同
等部分を示す。また、図2において、24は、主軸受6
側に設けた第1吐出ポート、25は、副軸受10側に設
けた第2吐出ポートであり、図4において、26は、主
軸受6,第1シリンダ7,仕切板8,第2シリンダ9,
副軸受10を連通する第1連通孔、27は、副軸受10
,第2シリンダ9,仕切板8,第1シリンダ7,副軸受
6を連通する第2連通孔である。第1連通孔26と第2
連通孔27とは、図示を省略するが、90゜位相を異に
して配置されている。
【0014】図2および図5(a)に示す実験第1案は
、第2シリンダ9で圧縮され第2吐出ポート25から吐
出された冷媒ガスが第2サイレンサ18で消音され、連
通孔17を通過し、第1サイレンサ16に至る。第1サ
イレンサ16では、前記冷媒ガスは、第1シリンダ7で
圧縮され第1吐出ポート24から吐出された冷媒ガスと
合流し、吐出口19Aから電動機側の密閉容器1内に吐
出される構造である。
【0015】図3および図5(b)に示す実験第2案は
、第1シリンダ7で圧縮され第1吐出ポート24から吐
出された冷媒ガスが第1サイレンサ16で消音され、連
通孔17を通過し、第2サイレンサ18に至る。第2サ
イレンサ18では、前記冷媒ガスは、第2シリンダ9で
圧縮され第2吐出ポート25から吐出された冷媒ガスと
合流し、吐出口19から反電動機側の密閉容器1内に吐
出される構造である。
【0016】図4および図5(c)に示す実験第3案は
、第1シリンダ7で圧縮され第1吐出ポート24から第
1サイレンサ16に吐出された冷媒ガスを、いったん第
1連通孔26を通過させて第2サイレンサ18側に導く
。第2サイレンサ18では、前記冷媒ガスを、第2シリ
ンダ9で圧縮され第2吐出ポート25から吐出された冷
媒ガスと合流させ、再び第2連通孔27を通過させて第
1サイレンサ16側に戻したのち、吐出口19Aから電
動機側の密閉容器1内に吐出させる構造のものである。
【0017】これら3案のサイレンサ構造による実験の
結果を図6に示す。図6では、横軸に周波数(kHz)
、縦軸に騒音レベル(dB)をとって、第1案による騒
音スペクトルを破線、第2案による騒音スペクトルを実
線、第3案による騒音スペクトルを一点鎖線で示してい
る。図6に示すように、第1案の騒音レベルが最も高く
、0.5〜1kHz帯域に騒音のピークが存在する。こ
の帯域の騒音は、吐出ガスの脈動による音であり、第1
案の構造では、ほとんど消音できていない。これは、第
1サイレンサ16を電動機部とポンプ部(第1シリンダ
)との間に設ける必要上、サイレンサ室として十分な容
積が確保できないためであり、第1吐出ポート24から
の吐出音が消音できないことに原因がある。第1サイレ
ンサ16の容積を増大させるには、電動機部のステータ
2と主軸受6との距離間隔を広げる必要があり、前記間
隔を広げた場合、回転軸の触れ回りが増大してしまう問
題を生じることから、好ましい手段ではない。
【0018】また、第3案でも、1kHz帯域に若干の
騒音のピークが存在する。図4のサイレンサ構造では、
連通孔の数が増えるため、シリンダの強度が低下すると
いう問題があり、第1連通孔26を通過して2個のシリ
ンダで圧縮された冷媒ガスが合流したのちも第2連通孔
27を通過するので、狭い通路を大流量のガスが流れる
ことになるため、吐出損失が増え、さらにシリンダを加
熱することで断熱効率が悪くなるという問題が生じる。
【0019】図6で明らかなように、最も消音効果の高
い構造は第2案であり、前記0.5〜1kHz帯域には
騒音のピークが見られず、騒音レベルが第1案よりもオ
ーバーオールで5dB小さくなっている。したがって、
2シリンダ横形ロータリ圧縮機には、第2案のサイレン
サ構造が最適であると判断できる。図3に示す第2案の
サイレンサ構造は、サイレンサ室の容積の大きな第2サ
イレンサ18が反電動機側にあるため、当該第2サイレ
ンサ18の容積を大きくとれ、消音効果が高くなるとと
もに、吐出損失も増大することなく、2シリンダ横形ロ
ータリ圧縮機の構造として最適である。このような開発
実験の結果に基づき、先の図1の実施例が採用された。
【0020】次に、本発明の他の実施例を図7を参照し
て説明する。図7は、本発明の他の実施例に係る2シリ
ンダ横形ロータリ圧縮機の縦断面図である。図中、図1
と同一符号のものは先の実施例と同等部分であるから、
その説明を省略する。図7において、21はラジエータ
用吐出パイプ、22はラジエータ用放熱部、23はラジ
エータ用吸込パイプである。圧縮機が大容量の場合、ラ
ジエータを取り付けて放熱することが好ましい。図7に
示すように、ラジエータ用吐出パイプ21を副軸受10
の第2サイレンサ18側に接続することにより、図1の
実施例の場合と同様の経路で合流された第2サイレンサ
18内の冷媒ガスは、ラジエータ用吐出パイプ21から
ラジエータ用放熱部22を通り、冷却放熱後にラジエー
タ用吸込パイプ23から電動機側の密閉容器1内に戻さ
れる。密閉容器1内の圧縮ガスは吐出パイプ20から機
外に吐出される。図7の実施例のラジエータ用吐出パイ
プ21は、図1の実施例の吐出口19と同じ位置で第2
サイレンサ18に連結されるため、第1サイレンサ17
,第2サイレンサ18の冷媒ガスの流れ方は、図1の実
施例と同等であり、同様の消音効果を得ることができる
【0021】次に、このような2シリンダ横形ロータリ
圧縮機を家庭用冷蔵庫に搭載した場合の例を図8を参照
して説明する。図8は、図7の2シリンダ横形ロータリ
圧縮機を搭載した冷蔵庫の縦断面図である。図8におい
て、30は冷蔵庫本体、31は、断熱材32で仕切られ
、冷凍室,冷蔵室等からなる庫内、33は、冷蔵庫本体
30の背面下部に形成された機械室、34は、機械室3
3内に搭載された2シリンダ横形ロータリ圧縮機、35
は、冷風を庫内31に送風するファン、36はファン駆
動用モータ、37は吸込配管、38は吐出配管、39は
ラジエータ配管、40は、冷蔵庫を設置した床を示す。
【0022】通常、冷蔵庫から聞こえる騒音の原因とな
るものは、冷凍室内のファン35の風切り音および駆動
用モータ36の振動音、また、機械室33に据え付ける
圧縮機の振動によって発生する吸込配管37,吐出配管
38,ラジエータ配管39の振動音、床40に伝達され
拡大される振動音、さらに、圧縮機単体の騒音等である
。しかし、本実施例の圧縮機は、図7に示した2シリン
ダ横形ロータリ圧縮機であるため、1シリンダロータリ
圧縮機の振動の約1/4の振動であり、上述の如きサイ
レンサ構造の実施によって、圧縮機単体の騒音もきわめ
て小さいため、冷蔵庫の下側および床40からの音をき
わめて小さくできる効果がある。なお、図8の実施例で
は、図7に示したラジエータを有する2シリンダ横形ロ
ータリ圧縮機の例を説明したが、本発明は、これに限る
ものではなく、圧縮機容量の小さいものでは、図1に示
したラジエータを有しない圧縮機でも差し支えないこと
は言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、2シリンダロータリ圧縮機の吐出ガス音を低減
し、圧縮機の振動,騒音を低減すると共に、該圧縮機を
冷蔵庫に組み込んだ場合の、冷蔵庫から出る騒音を低減
しうるロータリ圧縮機およびそれを用いた冷蔵庫を提供
することができる。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る2シリンダ横形ロータ
リ圧縮機の縦断面図である。
【図2】実験第1案における2シリンダ横形ロータリ圧
縮機のサイレンサ構造を示す圧縮機構部の縦断面図であ
る。
【図3】実験第2案における2シリンダ横形ロータリ圧
縮機のサイレンサ構造を示す圧縮機構部の縦断面図であ
る。
【図4】実験第3案における2シリンダ横形ロータリ圧
縮機のサイレンサ構造を示す圧縮機構部の縦断面図であ
る。
【図5】第1,2,3案サイレンサ構造を比較して示し
た模式図である。
【図6】第1,2,3案サイレンサ構造による実験結果
を示す騒音スペクトル図である。
【図7】本発明の他の実施例に係る2シリンダ横形ロー
タリ圧縮機の縦断面図である。
【図8】図7の2シリンダ横形ロータリ圧縮機を搭載し
た冷蔵庫の縦断面図である。
【符号の説明】
1  密閉容器 3  クランク軸 3a,3b  偏心部 4  ロータ 6  主軸受 7  第1シリンダ 8  仕切板 9  第2シリンダ 10  副軸受 14a,14b  ローラ 16  第1サイレンサ 17  連通孔 18  第2サイレンサ 19,19A  吐出口 21  ラジエータ用吐出パイプ 22  ラジエータ用放熱部 23  ラジエータ用吸込パイプ 30  冷蔵庫本体 33  機械室

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  密閉容器内に、電動機部と2個の圧縮
    要素からなる圧縮機構部とを備え、前記電動機部の回転
    力により前記圧縮要素が交互に冷媒ガスを圧縮するロー
    タリ圧縮機において、前記圧縮機構部の電動機側から吐
    出された冷媒ガスを反電動機側に導くと共に、前記圧縮
    機構部の反電動機側から吐出された冷媒ガスと反電動機
    側で合流させ、反電動機側から吐出することを特徴とす
    るロータリ圧縮機。
  2. 【請求項2】  密閉容器内に、圧縮機構部と電動機構
    部とを備え、前記圧縮機構部が、二つのシリンダとこれ
    らシリンダを挾み込む主軸受および副軸受とからなり、
    前記電動機部の回転力により前記シリンダが交互に冷媒
    ガスを圧縮するロータリ圧縮機において、前記主軸受お
    よび副軸受の両軸受側にそれぞれサイレンサ室を形成し
    、前記シリンダから前記主軸受側サイレンサ室に吐出さ
    れた冷媒ガスを、前記副軸受側サイレンサ室に吐出され
    た冷媒ガスと前記副軸受側サイレンサ室で合流させて、
    前記密閉容器内に吐出するように構成したことを特徴と
    するロータリ圧縮機。
  3. 【請求項3】  密閉容器内に、電動機部と、電動機に
    直結し互いに180゜位相を異にする2個の偏心部を有
    するクランク軸と、前記2個の偏心部に嵌入された2個
    のローリングピストンと、前記クランク軸の回転にとも
    ない2個のローリングピストンが偏心回動する2個のシ
    リンダとを備え、前記電動機側から、主軸受,第1シリ
    ンダ,仕切板,第2シリンダ,副軸受の各要素からなる
    ロータリ圧縮機において、前記主軸受および副軸受の両
    軸受側にそれぞれサイレンサ室を形成し、前記第1シリ
    ンダから前記主軸受側サイレンサ室に吐出された冷媒ガ
    スを、前記第2シリンダから副軸受側サイレンサ室に吐
    出された冷媒ガスと前記副軸受側サイレンサ室で合流さ
    せて、前記密閉容器内に吐出するように、主軸受側サイ
    レンサ室,第1シリンダ,仕切板,第2シリンダ,副軸
    受側サイレンサ室を連通する流路を設けたことを特徴と
    するロータリ圧縮機。
  4. 【請求項4】  密閉容器内に、圧縮機構部と電動機構
    部とを備え、前記圧縮機構部が、二つのシリンダとこれ
    らシリンダを挾み込む主軸受および副軸受とからなり、
    前記電動機部の回転力により前記シリンダが交互に冷媒
    ガスを圧縮するロータリ圧縮機において、前記主軸受お
    よび副軸受の両軸受側にそれぞれサイレンサ室を形成し
    、前記シリンダから前記主軸受側サイレンサ室に吐出さ
    れた冷媒ガスを、前記副軸受側サイレンサ室に吐出され
    た冷媒ガスと前記副軸受側サイレンサ室で合流させて、
    この合流した冷媒ガスを冷媒冷却装置を介し、前記密閉
    容器内に吐出させることを特徴とするロータリ圧縮機。
  5. 【請求項5】  合流した冷媒ガスを冷媒冷却装置を介
    し、電動機部側の密閉容器内に吐出させることを特徴と
    する請求項4記載のロータリ圧縮機。
  6. 【請求項6】  冷媒冷却装置がラジエータであること
    を特徴とする請求項4または5記載のいずれかのロータ
    リ圧縮機。
  7. 【請求項7】  冷蔵庫本体と、その冷蔵庫本体の背面
    下部に形成された機械室と、この機械室内に搭載された
    ロータリ圧縮機とを備え、このロータリ圧縮機は、密閉
    容器内に、圧縮機構部と電動機構部とを備え、前記圧縮
    機構部が、二つのシリンダとこれらシリンダを挾み込む
    主軸受および副軸受とからなり、前記主軸受および副軸
    受の両軸受側にそれぞれサイレンサ室を形成し、前記シ
    リンダから前記主軸受側サイレンサ室に吐出された冷媒
    ガスを、前記副軸受側サイレンサ室に吐出された冷媒ガ
    スと前記副軸受側サイレンサ室で合流させて、前記密閉
    容器内に吐出するように構成したものであることを特徴
    とする冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017020395A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 東芝キヤリア株式会社 圧縮機及び冷凍サイクル装置

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