JPH04252653A - 画像読取装置における読取センサの位置調整方法 - Google Patents

画像読取装置における読取センサの位置調整方法

Info

Publication number
JPH04252653A
JPH04252653A JP936891A JP936891A JPH04252653A JP H04252653 A JPH04252653 A JP H04252653A JP 936891 A JP936891 A JP 936891A JP 936891 A JP936891 A JP 936891A JP H04252653 A JPH04252653 A JP H04252653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adjustment
sensor
reading
reading sensor
axis direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP936891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2900614B2 (ja
Inventor
Ryuichi Shiraishi
白石隆一
Seiichi Takayama
高山誠一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP936891A priority Critical patent/JP2900614B2/ja
Publication of JPH04252653A publication Critical patent/JPH04252653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2900614B2 publication Critical patent/JP2900614B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、読取センサが直接取り
付けられたセンサ用基板を、予め台板に対して所定の精
度内に位置調整した後に固定することにより構成された
読取センサアセンブリを備えた画像読取装置の位置調整
方法に関し、特に読取センサが赤(R)、緑(G)及び
青(B)の3ラインセンサから構成されている画像読取
装置における読取センサの位置調整方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル複写機、イメージスキ
ャナ、ファクシミリ装置等においては、読取センサによ
り原稿の画像を読み取るディジタル読み取り装置を使用
している。このディジタル読み取り装置においては、読
取センサとして、例えばCCD(電荷結合素子)を使用
し、原稿画像の濃淡を電気信号のレベルの高低に変換し
てる。
【0003】図17はディジタル読み取り装置を使用し
た複写機のイメージスキャナ部分の光学系の一例を模式
的に示す図である。図17に示すように、この複写機の
イメージスキャナ部分の光学系においては、原稿載置台
01に載置された原稿(不図示)からの反射光をミラー
02,03,04及び光学レンズ05により読取センサ
06上に結像するようにしている。そして、読取センサ
06を主走査方向に延設して、原稿の主走査方向のライ
ンを同時に走査しながら、ミラー02,03,04及び
光学レンズ05を、結像条件を満足させながら副走査方
向に移動させることにより原稿の全面を走査するように
している。
【0004】このような光学系を同一平面上に展開する
と図18に示すようになり、原稿載置台01上の原稿の
画像は、光学レンズ05により1/N(N:倍率)に縮
小されて読取センサ06上に結像する。この読取センサ
06は複写機本体にセンサプレート等を介して取り付け
られるが、その場合読取センサ06が所定の取付位置に
正確に取り付けられないと、特に良好な解像度MTF(
Modulation TransferFuncti
on)特性が得られない等の理由のため、原稿画像の正
確な読取が行われないことがあるので、読取センサ06
は所定の取付位置に正確に取り付けられていなければな
らない。
【0005】そのためには読取センサ06の取付位置を
高精度に調整して、読取センサ06をできるだけ所定の
取付位置に正確に取り付ける必要がある。従来の読取セ
ンサの取付位置調整装置は、読取センサを取り付けたセ
ンサ用基板を調整用台板に取り付け、この調整用台板を
複写機本体に固定されるセンサプレートに2枚の調整用
中板を介して三次元方向及びそれらの回転方向に調整可
能に取り付けるようになっていた。そして、調整用台板
及び調整用中板をそれぞれの調整用ねじにより各方向へ
の移動することにより、位置調整が行われるようになっ
ている。実際に位置調整をする際には、基準となるパタ
ーンを読取センサで読み取り、読取センサからのビデオ
信号をオシロスコープに供給して、各調整部分を微調整
しながらビデオ信号の波形を確認し、原稿面基準位置に
対する読取センサの位置決めをしている。
【0006】しかしながら、この位置調整装置は構造が
複雑であるうえ部品点数が多いためコストが高く、しか
も調整方法も複雑であるため調整に時間がかかるという
問題がある。特に、位置調整は通常工場での出荷時に行
われるが、販売先においても位置調整を行う必要がある
ため、上述のような位置調整装置ではそのような販売先
の位置調整に十分に対応することができない。
【0007】そこで、読取センサが直接取り付けられた
センサ用基板を、予め台板に対して所定の精度内に位置
調整した後に固定して読取センサアセンブリを構成し、
該読取センサアセンブリを読み取り光学系に対して位置
調整可能に取り付けることにより上述のような問題を解
決した画像読取装置が実開平2ー        号公
報において提案されている。この画像読取装置によれば
、販売先において読取センサあるいはセンサ基板が故障
した際に、読取センサアセンブリのみを交換するだけで
読取センサを高精度に取り付けることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この公
報に開示された画像読取装置では、アセンブリ内で読取
センサの光軸方向の調整が行われないので、読取センサ
の光軸方向の調整は、読取センサアセンブリを取り付け
る際に該読取センサアセンブリを光軸方向に位置調整す
ることにより行わなければならない。このため、読取セ
ンサアセンブリの取付が面倒になり、特に販売先におけ
る読取センサアセンブリの交換に多大の時間がかかる場
合が生じる。
【0009】また、前述の画像読取装置では、読取セン
サが一つのラインセンサから構成されているが、近年デ
ィジタルカラー複写機の進展してきており、これにとも
ないR,G,Bのラインセンサからなる3ラインセンサ
が読取センサに用いられてきてる。したがって、このよ
うな3ラインセンサを用いた画像読取装置にも位置のサ
ブ調整を行うことが望ましい。
【0010】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、3ラインセンサからなる
読取センサの光軸方向の位置をより正確にかつ簡単にサ
ブ調整することができる画像読取装置における読取セン
サの位置調整方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】前述の課題を
解決するために、請求項1の発明は、読取センサがR、
G及びBの各ラインセンサからなる3ラインセンサとし
て構成されているとともに、この読取センサがセンサ用
基板に取り付けられている。このセンサ用基板を予め台
板の基準に対して所定の精度内に位置のサブ調整して該
台板に取り付けることにより読取センサアセンブリを構
成している。そのサブ調整するにあたって、前記各色の
うち、ある1色に対する治具用レンズのMTF特性曲線
のピーク位置に、前記3ラインセンサのうち同色のライ
ンセンサが位置するように、前記センサ用基板を光軸方
向に位置調整するようにしている。これにより3ライン
センサの位置調整が容易になる。そして、この3ライン
センンサが組み込まれた読取センサアセンブリは、3ラ
インセンサの位置が予めサブ調整されているので、その
取付・交換が容易となる。
【0012】また請求項2の発明は、3ラインセンサの
うち中央にあるラインセンサの色と同色の色に対する治
具用レンズのMTF特性曲線のピーク位置に、前記中央
のラインセンサが位置するように、前記センサ用基板の
位置調整を行うようにしている。これにより、3ライン
センサの位置調整をバランスよく調整できる。
【0013】更に請求項3の発明は、前記MTF特性曲
線を緑(G)のMTF特性曲線としている。緑(G)は
MTF出力が他の赤(R)、青(B)よりも大きいので
、調整が更に一層容易となる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
【0015】図1は本発明に係る画像読取装置の一実施
例を示す平面図、図2はこの実施例の側面図である。な
お本実施例においては、本発明をカラー複写機に適用し
た場合を例にして説明する。
【0016】図1及び図2に示すように、ベースプレー
ト1に読取センサ2及び光学レンズ3が配設されており
、このベースプレート1はカラー複写機本体の副走査方
向に平行に延びる一対のフレーム4,5間に架設され、
両側縁に設けられた二対の長孔6,7,8,9を貫通す
るねじ(不図示)により副走査方向、すなわち光軸方向
(x軸方向)に位置調整可能に取り付けられるようにな
っている。
【0017】読取センサ2は、図3に示すように赤(R
)、緑(G)、青(B)の各分光感度を有するカラーフ
ィルタによる画素列2a,2b,2cが上下に配設され
た3ラインセンサとして形成され、図4及び図5に示す
ようにセンサ用基板10に取り付けられている。このセ
ンサ用基板10が2個の取付ねじ11,12、調整用ス
タッドねじ13,14及び取付調整用ナット15,16
により取付台板17に取り付けられて、読取センサアセ
ンブリ18が構成されている。センサ用基板10と取付
台板17との取付を更に詳細に説明すると、図6に示す
ようにセンサ用基板10には、取付ねじ11が貫通する
、該取付ねじ11の外径より大径の孔19及び図5に示
すように位置調整用孔20,21がそれぞれ穿設されて
いる。なお、センサ用基板10には、図示しないが取付
ねじ12が貫通する、孔19と同様の孔も穿設されてい
る。
【0018】また図7及び図8に示すように、取付台板
17にはほぼ中央に光学レンズ3からの光学像を透過さ
せるための孔22が穿設されていると共に、スタッド嵌
合取付孔23,24が穿設されている。このスタッド嵌
合取付孔23,24にはそれぞれスタッド25,26が
嵌合固定されている。図6に詳細に示すように、スタッ
ド25は調整用スタッドねじ13が摺動可能に貫通する
孔27を有する円筒状に形成されており、その外周には
フランジ28が形成されている。このフランジ28の一
面が取付台板17の内面側に当接して、スタッド25が
取付台板17に固定されている。スタッド26もスタッ
ド25と同様である。更に取付台板17には、後述する
ように取付台板17を第3調整プレート29に取り付け
るための取付ねじ30,31(図1に図示)の貫通孔3
2,33が穿設されていると共に、位置調整用孔34,
35がそれぞれ穿設されている。
【0019】更に、取付台板17の上端縁にはフランジ
36が形成されており、このフランジ36によって取付
台板1の剛性が高められていると共に、図1に示すよう
にフランジ36は取付台板17とセンサ用基板10との
間の一部を覆うように延びていて、読取センサ2の方へ
外乱光および塵等の異物が侵入するのを防止している。
【0020】そして、読取センサアセンブリ18を組み
立てるには、図6においてまずスタッド25のフランジ
28と調整用スタッドねじ13の頭部13aとの間にス
プリング37を縮設した状態で、調整用スタッドねじ1
3をスタッド25の孔27に貫通させ、取付調整用ナッ
ト15によりスタッド25に取り付ける。同様にして、
もう一方の調整用スタッドねじ14もスタッド26との
間にスプリング38を介在させて取付調整用ナット16
によりスタッド26に取り付ける。次いで、読取センサ
2が取り付けられたセンサ用基板10の孔19に取付ね
じ11を貫通しかつ調整用スタッドねじ13の頭部13
aに形成された雌ねじ孔に螺合すると共に、同様の方法
で取付ねじ12を調整用スタッドねじ14の頭部に螺合
することにより、該センサ用基板10を調整用スタッド
ねじ13,14に取り付ける。
【0021】その場合、センサ用基板10を調整用スタ
ッドねじ13,14に固定する前に、予めセンサ用基板
10の位置調整を行うが、この位置調整を行うために、
図9に示すように治具レンズ3aを用意する。この治具
レンズ3aには光学レンズ3と同一のレンズあるいは光
学レンズ3と同等の性能を有するレンズを用いる。そし
て、同図に示すようにこの治具レンズ3aからの光を各
ラインセンサ2a,2b,2cによりR,G,B毎に受
光させ、これらのラインセンサ2a,2b,2cの出力
をオシロスコープ(不図示)により見ながら調整する。
【0022】センサ用基板10の位置調整を行うにあた
っては、まずセンサ用基板10のSkew調整を行う。 すなわち、取付台板17の基準(例えば、貫通孔32,
33を基準とすることができる)に対して、光軸方向(
x軸方向)以外の方向すなわち図16においてy軸方向
及びz軸方向におけるセンサ用基板10の相対位置を所
定の精度をもって予めサブ調整した後、センサ用基板1
0を調整用スタッドねじ13,14に固定するようにす
る。 この位置調整は、実開平2ー        号公報に
開示されているサブ調整治具を用い、そのサブ調整治具
ピンを位置調整用孔20,21,34,35に嵌合して
同公報に開示されている調整方法で行うことができる。 したがって、位置調整の説明は省略する。
【0023】次に光軸方向の調整、すなわちMTFの調
整を行う。その場合、読取センサ2を構成する3ライン
センサのうち中央にあるラインセンサ2bの色(本実施
例の場合にはGのラインセンサ)と同色の色、すなわち
Gに対する治具用レンズのMTF特性曲線のピーク位置
に、この中央のラインセンサ2bが位置するように、セ
ンサ用基板10の光軸方向の位置調整を行うようにする
。実際に、この調整を行うにあたっては、取付調整用ナ
ット15,16を適宜回動することにより、取付台板1
7の基準(例えば、取付台板17の外側面17aを基準
面とすることができる)に対して、センサ用基板10の
光軸方向(x軸方向)の位置を所定の精度をもって調整
する。その場合、調整用スタッドねじ13,14 と取
付調整用ナット15,16とによりx軸方向の調整を行
うので、微調整が可能となる。そして、スプリング37
,38によりスタッド25と調整用スタッドねじ13と
の間のガタが吸収されると共に緩みが防止され、センサ
用基板10の光軸方向の位置が調整された位置に確実に
保持される。
【0024】こうして、センサ用基板10が取付台板1
7の基準に対してx軸方向、y軸方向及びz軸方向に所
定の精度をもって予めサブ調整された読取センサアセン
ブリ18が構成される。そして、位置調整するにあたっ
て、先にSkew調整を行い、その後でMTF調整を行
うことにより、先に調整したSkewがMTF調整後に
も変化しないという利点が得られる。なお本実施例の場
合、中央のラインセンサ2bをGのラインセンサとして
いるが、他の色R,Bのラインセンサが中央に位置する
ような3ラインセンサでもよい。
【0025】このように3ラインセンサのうち中央に位
置するラインセンサ2bに合わせて位置調整した場合、
この中央のラインセンサ2bが光学レンズ3の光軸に位
置しているので、中央のラインセンサ2bの位置を調整
することにより他のラインセンサ2a,2cも追従して
自動的に調整されるようになり、バランスよく調整がで
きる。
【0026】また、他のMTFの調整としては、光学レ
ンズのMTF特性に合わせて位置調整するようにするこ
ともできる。図10に示すように、一般に光学レンズ3
のMTF特性はGのMTF曲線のピーク値が最も高く、
次いで、BのMTF曲線のピーク値が高く、RのMTF
曲線のピーク値が最も低い特性を有している。これらの
色R,G,Bのいずれか一つの色のMTF曲線のピーク
値に、その色と同色のランセンサの位置を調整する。こ
れにより、センサ用基板10のMTF調整が容易となる
。特に、GのMTF曲線のピーク値が最も高い、すなわ
ち出力が最も大きいので、Gのラインセンサ2bに合わ
せてセンサ用基板の位置調整を行うようにすることによ
り、位置調整がより一層正確にかつ容易になり、位置調
整精度が向上する。
【0027】ところで、本実施例では光軸方向の位置調
整を可能にするためにスタッド25と調整用スタッドね
じ13との間に調整しろAが設けられている。図6にお
いて、この調整しろAの大きさeは次のようにして決定
される。すなわち、aを取付台板17の板厚t1の製造
誤差による公差、bをスタッド25,26のフランジ2
8の取付台板17側面からセンサ用基板10側端までの
長さt2の製造誤差による公差、cを調整用スタッドね
じ13の頭部13aの厚さt3の製造誤差による公差、
dを読取センサ2のセンサ素子の面からセンサ用基板1
0までの長さt4の製造誤差による公差とすると、|a
+b+c+d|≦eとなるように設定する。すなわち、
調整しろAは、読取センサアセンブリ18の各部材の製
造誤差による公差を理論的に計算し、計算により得られ
た数値分光軸方向の基本調整量t5に加味して設定され
る。このように調整しろを設定することにより、調整不
能や調整し過ぎ等の不具合を防止することができる。そ
して、調整しろAを設けたことによりスタド25,26
と調整用スタッドねじ13,14との間に生じるガタも
スプリング37,38によりそれぞれ吸収されるように
なる。
【0028】センサ用基板10、すなわち読取センサ2
の位置が予めサブ調整された読取センサアセンブリ18
は、図1及び図2に示すように位置調整兼取付装置39
によってベースプレート1にy軸方向、z軸方向、x軸
回りの回転方向イ(図16に図示)、z軸回りの回転方
向カ(同)において位置調整可能に取り付けられる。そ
の場合、読取センサアセンブリ18が位置調整されて取
り付けられた状態では、読取センサ2の緑Gの画素列2
bが光学レンズ3の光軸にちょうど位置するようになる
。図11及び図12に示すように、位置調整兼取付装置
39は、読取センサアセンブリ18を取り付ける第3調
整プレート29と、ベースプレート1に取り付けられる
第1調整プレート40と、これら第1、第3調整プレー
ト40,29の間に介設される第2調整プレート41を
備えている。
【0029】図1に示すように、第1調整プレート40
はベースプレート1の右端部に主走査方向、すなわちy
軸方向に延びて配設されており、この第1調整プレート
40の両端部には一対のフランジ部40a,40aが形
成され、これらのフランジ部40a,40aが一対のね
じ42,42によってベースプレート1に取り付けられ
ている。また第1調整プレート40の一方のフランジ部
40aには主走査方向(y軸方向)に延びる長円形状の
調整孔40bが穿設されており(図11に明瞭に示され
ている)、図13に明瞭に示すようにこの調整孔40b
を貫通して偏心カム43が設けられている。この偏心カ
ム43の回転軸43aがベースプレート1の孔に嵌合固
定されたブッシュ44に回転自在に支持されていると共
に、図13に示すようにそのカム面43bの一部が調整
孔40bの孔壁に当接するようになっている。更に偏心
カム43は、その上端にカム43を回動操作するための
ノブ43cが設けられている。
【0030】図1に示すように、更に第1調整プレート
40はそのほぼ中央支持部40eにおいてベースプレー
ト1に回転自在に支持されている。したがって、ノブ4
3cを摘んで偏心カム43を回動させることにより、第
1調整プレート40が支持部40eを中心にカム面43
bの回動量に応じた角度だけ回動するようになっている
。その場合、図11に示すようにフランジ部40aにお
けるねじ42の貫通孔40cは、長円形に形成されてい
て、第1調整プレート40の回動を許容するようになっ
ている。偏心カム43のカム面43bの輪郭曲線は、第
1調整プレート40の必要回動量に合わせて適宜設定す
るのがよい。
【0031】この第1調整プレート40には第2調整プ
レート41が固定されている。図2及び図12に示すよ
うに、その固定は、第2調整プレート41に穿設された
一対の孔41a,41aに一対のスプリングワッシャ付
きねじ45,45を貫通させた後、第1調整プレート4
0に螺合することにより行われる。その場合、ねじ45
,45が貫通する一対の孔41a,41aは主走査方向
(y軸方向)に延びる長円形孔とされている。また図1
及び図11に示すように、第2調整プレート41には、
その一方の端部上縁に副走査方向xに延びるフランジ部
41bが形成され、このフランジ部41bには副走査方
向xに延びる長円形状の調整孔41cが形成されている
。図14に明瞭に示すようにこの調整孔41cを貫通し
て偏心カム46が設けられている。この偏心カム46の
回転軸46aが第1調整プレート40のフランジ部40
fの孔に嵌合固定されたブッシュ47に回転自在に支持
されていると共に、そのカム面46bの一部が調整孔4
1cの孔壁に当接するようになっている。更に偏心カム
46は、その上端にカム46を回動操作するためのノブ
46cが設けられている。
【0032】したがって、ノブ46cを摘んで偏心カム
46を回動させることにより、第2調整プレート41が
カム面の回動量に応じた量だけ主走査方向(y軸方向)
に移動するようになっている。その場合、長孔41aに
よってy軸方向の移動が許容されるようになる。同様に
偏心カム46のカム面46bの輪郭曲線は、第2調整プ
レート40の必要移動量に合わせて適宜設定するのがよ
い。
【0033】更に第2調整プレート41には第3調整プ
レート29が固定されている。図2及び図12に示すよ
うに、その固定は、第3調整プレート29に穿設された
一対の長円形状の孔29a,29aに一対のねじ48,
48を貫通させた後、第2調整プレート41に螺合させ
ることにより行われる。その場合、一対の孔29a,2
9aとねじ48,48との間は所定の大きさの隙間を生
じるように設定されている。後述するように、偏心カム
233が回転することにより第3調整プレート29が移
動しても第2調整プレート41に固定されたねじ48,
48の位置は変化しないので、その移動を許容するため
に、この隙間が必要となる。その場合、必要な隙間を確
保するためには、孔29aの寸法はねじ48のかさ径に
近くなってしまうので、十分な固定が不可能となる。そ
こで本実施例では、図2及び図12に示すように平プレ
ート49,49をねじ48,48のかさと第3調整プレ
ート29との間に配設し、後述する偏心カム50をどの
ように回しても安定して締結できるようにしている。
【0034】また同図に示すように、第3調整プレート
29には、円形状の調整孔29bと主走査方向に延びる
長円形状の調整孔29cとが穿設されており、図15に
明瞭に示すようにこれらの調整孔29b,29cを貫通
して一対の同形状の偏心カム50が設けられている。こ
の偏心カム50の回転軸50aが第2調整プレート41
の孔に嵌合固定されたブッシュ51に回転自在に支持さ
れていると共に、そのカム面50bの一部が調整孔26
b,29cの孔壁に当接するようになっている。更に偏
心カム50は、その上端にカム50を回動操作するため
のノブ50cが設けられている。一方、図16に示すよ
うに、一対の偏心カム50と第3調整プレートとの間に
は、板ばね52が配設されている。
【0035】ノブ50cを摘んで偏心カム50を回動さ
せることにより、第3調整プレート29が各カム面の回
動量に応じた量だけ主走査方向(y軸方向)、上下方向
(紙面に直交する方向;z軸方向)に移動すると共に光
軸(x軸)まわりに回動するようになっている。
【0036】図12に示すように、第3調整プレート2
9には、一対の位置決め用半抜き53,54が設けられ
ている。これらの半抜き53,54に読取センサアセン
ブリ18における取付台板17の位置調整用孔34,3
5を嵌合させることにより、第3調整プレート29に対
して読取センサアセンブリ18が正確に位置決めされる
。なお、半抜き53,54と位置調整用孔34,35と
の組合せにより位置決めする代わりに、位置決め用ピン
と位置調整用孔との組合せにより位置決めするようにし
てもよい。更に第3調整プレート29には、ねじ45に
対応する位置にこのねじ45を回すための工具が挿入さ
れる孔29g,29gが穿設されている。
【0037】更に図12に示すように、第1〜第3調整
プレート40,41,29には、光学レンズ3からの光
学像を透過させるための孔40d,41e,29eがそ
れぞれほぼ同じ位置にほぼ同じ大きさで穿設されている
。また第1〜第3調整プレート40,41,29には、
上端縁あるいは下端縁にフランジ40f,41f,29
fがそれぞれ形成されており、これらのフランジによっ
て第1〜第3調整プレート40,41,29の剛性が高
められている。
【0038】一方図1に示すように、ベースプレート1
の中央には、光学レンズ3が支持ケーシング55により
取り付けられている。この支持ケーシング55は光学レ
ンズ3を収容支持するレンズ収容部55aとこの収容部
55aから延びる一対のフランジ部55b,55bとか
ら構成されている。またフランジ部55bには、光学レ
ンズ3の光軸方向(x軸方向)へ延びる比較的長い長円
形状の孔55c,55cがそれぞれ穿設されている。一
対のねじ56がこれらの孔55c,55cを貫通してベ
ースプレート1に螺合されることにより、支持ケーシン
グ55が光軸(x軸)方向にαの範囲で位置調整可能に
ベースプレート1に固定される。なお、本実施例におけ
る読取センサ2以外の読み取り光学系は、図示しないが
例えば図17に示す従来の一般的な読み取り光学系によ
り構成することができる。
【0039】次に、読取センサ2のx軸方向、y軸方向
及びz軸方向の位置がサブ調整された読取センサアセン
ブリ18の位置調整方法および調整順序について説明す
る。読取センサアセンブリ18の位置調整は、図16に
示すように、x軸方向(副走査方向;光軸方向)ア、x
軸まわりの回転方向イ、y軸方向(副走査方向)ウ、y
軸まわりの回転方向(あおり方向)エ、z軸方向(上下
方向)オ、z軸まわりの回転カの6方向の調整が必要で
ある。その場合、読取センサ2の位置調整が微妙である
ため、オシロスコープを見ながら、次の順序で行われる
【0040】(1).アの調整(x軸方向の調整:光軸
方向調整)2個のねじ56,56を緩めた状態にし、支
持ケーシング55をx軸方向に移動させる。これにより
、支持ケーシング55をx軸方向に調整して光学レンズ
3の焦点を合わせ、読取センサ2が画像を読み取れるよ
うにする。調整後、ねじ56,56を締めて支持ケーシ
ング55をベースプレート1に固定する。
【0041】また長孔6,7,8,9を貫通する4個の
ねじを緩めた状態にし、ベースプレート1をx軸方向に
移動して光学レンズ3および読取センサ2をともにx軸
方向に移動して、それらのx軸方向の位置を調整する。 すなわち、光学レンズの共役長方向(光軸方向)の調整
を行うのである。調整後、4個のねじを締めてベースプ
レート1をフレーム4,5に固定する。
【0042】(2).カの調整(z軸まわりの調整)次
に、ねじ42,42を緩め、偏心カム43を操作するこ
とにより第1調整プレート40を支持点40eまわりに
回動して、z軸まわりの位置調整をする。調整後、ねじ
42,42を締めて第1調整プレート40をベースプレ
ート1に固定する。
【0043】(3).イとオの調整(x軸まわりの調整
およびz軸方向の調整)次に、ねじ48,48を緩め、
左右両手で一対の偏心カム50を同時操作して、第3調
整プレート29を上下移動およびx軸まわりの回動をす
ることにより、読取センサのz軸方向の位置調整及びx
軸まわりの調整を行う。調整後、ねじ48,48を締め
て、第3調整プレート29を固定する。
【0044】なお、(2)と(3)とは順序が逆でもよ
い。
【0045】(4).ウの調整(y軸方向の調整)最後
に、ねじ45,45を緩め、偏心カム46を操作して第
2調整プレート41をy軸方向に移動することにより、
読取センサ2の主走査方向の調整を行う。調整後に、ね
じ45,45を締めて第2調整プレート41を第1調整
プレート40に固定する。
【0046】なお、エの調整(y軸まわりの調整;あお
り方向の調整)は、第1〜第3調整プレート40,41
,29及び取付台板17が面接触することにより、はじ
めから所定の精度でy軸まわりの位置調整がされるので
、特に行う必要はない。
【0047】このようにして、読取センサアセンブリ1
8の位置調整が行われる。
【0048】なお、前述の実施例では本発明をカラー複
写機に適用した場合を例にして説明しているが、本発明
は他の画像読取装置にも適用できることはいうまでもな
い。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、R,G,Bの3色のうち、ある1色
に対する治具用レンズのMTF特性曲線のピーク位置に
、3ラインセンサのうち同色のラインセンサが位置する
ように、前記センサ用基板を光軸方向に位置調整してい
るので、3ラインセンサの位置調整が容易になる。しか
もこの3ラインセンサを組み込んで形成される読取セン
サアセンブリは3ラインセンサの位置がサブ調整されて
いるので、その取付・交換が容易となる。
【0050】また請求項2の発明によれば、3ラインセ
ンサのうち中央にあるラインセンサの色と同色の色に対
するMTF特性曲線のピーク位置に、この中央のライン
センサの調位置を調整させているので、3ラインセンサ
の位置調整をバランスよく調整できる。
【0051】更に請求項3の発明によれば、緑(G)の
MTF特性曲線のピーク値にセンサ用基板が位置するよ
うに調整されるので、緑(G)のMTF出力が他の赤(
R)、青(B)よりも大きいことから、調整を更に一層
容易にかつ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取装置の一実施例に用いら
れる読取センサおよび光学レンズの取付状態を示す平面
図である。
【図2】この実施例の側面図である。
【図3】この実施例の読取センサである3ラインセンサ
を示す図である。
【図4】この実施例における読取センサアセンブリの平
面図である。
【図5】この実施例における読取センサアセンブリの側
面図である。
【図6】図5におけるIVーIV線に沿う部分拡大断面
図である。
【図7】この読取センサアセンブリにおける取付台板の
正面図である。
【図8】この取付台板の下面図である。
【図9】位置調整のために用いられる治具用レンズと3
ラインセンサとの関係を示す図である。
【図10】光学レンズのR,G,B毎のMTF特性を示
す図である。
【図11】位置調整兼取付装置の平面図である。
【図12】位置調整兼取付装置の側面図である。
【図13】偏心カムを示し、図1におけるXIII−X
III線に沿う断面図である。
【図14】他の偏心カムを示し、図1におけるXIV−
XIV線に沿う断面図である。
【図15】更に他の偏心カムを示し、図1におけるXV
−XV線に沿う断面図である。
【図16】位置調整方向を示す図である。
【図17】従来の一般的な画像読取装置における光学系
を示す模式図である。
【図18】この光学系を展開した図である。
【符号の説明】
1…ベースプレート、2…読取センサ(3ラインセンサ
)、2a…Rのラインセンサ、2b…Gのラインセンン
サ、2c…Bのラインセンンサ、3…光学レンズ、3a
…治具用レンズ、10…センサ用基板、13,14…調
整用スタッドねじ、15,16…取付調整用ナット、1
7…取付台板、18…読取センサアセンブリ、25,2
6…スタッド、37,38…スプリング、39…位置調
整兼取付装置、53,54…半抜き

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  赤(R)、緑(G)及び青(B)の各
    ラインセンサからなる3ラインセンサとして構成されて
    いる読取センサが取り付けられたセンサ用基板を、予め
    台板の基準に対して所定の精度内に位置のサブ調整して
    該台板に取り付けることにより読取センサアセンブリを
    構成し、該読取センサアセンブリを読み取り光学系内に
    取り付けた画像読取装置における読取センサの位置調整
    方法であって、前記各色のうち、ある1色に対する治具
    用レンズのMTF特性曲線のピーク位置に、前記3ライ
    ンセンサのうち同色のラインセンサが位置するように、
    前記センサ用基板を光軸方向に位置調整することを特徴
    とする画像読取装置における読取センサの位置調整方法
  2. 【請求項2】  前記3ラインセンサのうち中央にある
    ラインセンサの色と同色の色に対する治具用レンズのM
    TF特性曲線のピーク位置に、前記中央のラインセンサ
    が位置するように、前記センサ用基板の位置調整を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置における
    読取センサの位置調整方法。
  3. 【請求項3】  前記MTF特性曲線は緑(G)のMT
    F特性曲線であることを特徴とする請求項1または2記
    載の画像読取装置における読取センサの位置調整方法。
JP936891A 1991-01-29 1991-01-29 画像読取装置における読取センサの位置調整方法 Expired - Fee Related JP2900614B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP936891A JP2900614B2 (ja) 1991-01-29 1991-01-29 画像読取装置における読取センサの位置調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP936891A JP2900614B2 (ja) 1991-01-29 1991-01-29 画像読取装置における読取センサの位置調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04252653A true JPH04252653A (ja) 1992-09-08
JP2900614B2 JP2900614B2 (ja) 1999-06-02

Family

ID=11718532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP936891A Expired - Fee Related JP2900614B2 (ja) 1991-01-29 1991-01-29 画像読取装置における読取センサの位置調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2900614B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007282214A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Toshiba Corp 画像読み取り装置及びその設定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007282214A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Toshiba Corp 画像読み取り装置及びその設定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2900614B2 (ja) 1999-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0310460A (ja) 画像読取装置の位置調整方法および装置
US5283698A (en) Image reading apparatus
JPH04252653A (ja) 画像読取装置における読取センサの位置調整方法
JP3116383B2 (ja) 画像読取装置及びこの装置における読取センサの位置調整方法
JP3118844B2 (ja) 画像読取装置における読取センサの位置調整装置
JP3036090B2 (ja) 画像読取装置における読取センサの位置調整方法
JP3070103B2 (ja) 画像読取装置
US5753908A (en) Photoelectric imaging device photosensor array alignment apparatus and method
KR20050042311A (ko) 멀티-빔 광원 유닛과, 이를 구비하는 레이저 스캐닝 유닛및 그조립방법
JP3099379B2 (ja) 画像読取装置
JPS6017963Y2 (ja) 撮像装置における撮像素子の取付構造
JPH06167644A (ja) 画像読取装置における固体撮像素子の取付装置
JPH04252659A (ja) 画像読取装置における読取センサアセンブリ
JP3020648B2 (ja) 画像入力装置
JPH04261564A (ja) レーザビーム走査装置の支持装置
JPH0897967A (ja) ディジタル読み取り装置におけるイメージセンサの取り付け位置調整方法
JPH0690395B2 (ja) 原稿走査装置
JP2961744B2 (ja) 複写装置
JPH0440180Y2 (ja)
JPH05276309A (ja) 画像読取装置
KR0122600Y1 (ko) 복사용 광학계의 초점거리 조절장치
JPS6012379Y2 (ja) フアクシミリにおける固体走査素子の取付構造
JPH06148489A (ja) 画像読取装置における固体撮像素子の取付装置
KR20000010297A (ko) 인쇄기기의 레이저 스캐닝 유닛
JPH09205519A (ja) スキャナユニットおよびその調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees