JPH04252422A - 磁気ディスク媒体の製造方法および液体潤滑剤塗布用溶媒 - Google Patents
磁気ディスク媒体の製造方法および液体潤滑剤塗布用溶媒Info
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- JPH04252422A JPH04252422A JP11356791A JP11356791A JPH04252422A JP H04252422 A JPH04252422 A JP H04252422A JP 11356791 A JP11356791 A JP 11356791A JP 11356791 A JP11356791 A JP 11356791A JP H04252422 A JPH04252422 A JP H04252422A
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Landscapes
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液体潤滑剤を磁気デ
ィスク媒体表面に塗布する工程に用いられる溶媒、およ
びその溶媒を使用した磁気ディスク媒体の製造方法に関
するものである。
ィスク媒体表面に塗布する工程に用いられる溶媒、およ
びその溶媒を使用した磁気ディスク媒体の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク媒体(以下、単に媒
体とも称する)の製造過程における媒体の表面処理の工
程として、媒体表面に液体潤滑剤を塗布することが行わ
れている。この処理は、磁気ディスク装置の回転開始時
と停止時に発生する、媒体表面と磁気ヘッドとの間の摺
動に対応するためである。つまり、そのディスク装置の
動作の度に媒体表面と磁気ヘッドとの間で繰り返される
摺動は、摩擦係数の上昇を来たし、さらに媒体の回転不
良,および磨耗による磁気記録面の破損といった不具合
の原因となるため、この対策として媒体表面上にパーフ
ロロポリエーテルなどの液体潤滑剤が塗布される。
体とも称する)の製造過程における媒体の表面処理の工
程として、媒体表面に液体潤滑剤を塗布することが行わ
れている。この処理は、磁気ディスク装置の回転開始時
と停止時に発生する、媒体表面と磁気ヘッドとの間の摺
動に対応するためである。つまり、そのディスク装置の
動作の度に媒体表面と磁気ヘッドとの間で繰り返される
摺動は、摩擦係数の上昇を来たし、さらに媒体の回転不
良,および磨耗による磁気記録面の破損といった不具合
の原因となるため、この対策として媒体表面上にパーフ
ロロポリエーテルなどの液体潤滑剤が塗布される。
【0003】一方、媒体表面に過剰な液体潤滑剤層が存
在すると、停止時に磁気ヘッドと媒体の僅かな隙間を潤
滑剤が埋めてしまい、磁気ヘッドが媒体表面に吸着し動
作不良を起こすという不具合がある。そこで媒体の製造
工程には、媒体表面上にテクスチャーと称する同心円状
の僅かな凹凸を形成する工程に加え、液体潤滑剤を適度
な厚さである数〜数十Åの厚さで均一に塗布する工程が
含まれている。この塗布する工程において、液体潤滑剤
であるパーフロロポリエーテルなどは塗布用溶媒で10
0〜1000倍に希釈された後、スピンコート法または
ディップコート法で媒体表面に塗布される。
在すると、停止時に磁気ヘッドと媒体の僅かな隙間を潤
滑剤が埋めてしまい、磁気ヘッドが媒体表面に吸着し動
作不良を起こすという不具合がある。そこで媒体の製造
工程には、媒体表面上にテクスチャーと称する同心円状
の僅かな凹凸を形成する工程に加え、液体潤滑剤を適度
な厚さである数〜数十Åの厚さで均一に塗布する工程が
含まれている。この塗布する工程において、液体潤滑剤
であるパーフロロポリエーテルなどは塗布用溶媒で10
0〜1000倍に希釈された後、スピンコート法または
ディップコート法で媒体表面に塗布される。
【0004】この媒体表面に塗布されるパーフロロポリ
エーテルなどの液体潤滑剤は、磁気ヘッドとの摺動や高
速回転により液体潤滑剤自体が媒体表面において移動し
ないよう、媒体表面と結合するような、全分子量の10
%以上の分子量の官能基を構造中に有している。この官
能基を有するパーフロロポリエーテルなどの液体潤滑剤
を完全に溶解し、媒体表面に塗布するための液体潤滑剤
塗布用溶媒として、従来は、フロロクロロカーボン溶媒
(三井フロロケミカル社製フレオンTFなどのF113
、およびダイキン工業社製ダイフロンS2などのF11
2)の単体溶媒、またはこれらのフロロクロロカーボン
溶媒とパーフロロカーボン溶媒(日本エニモント社製フ
ォンブリンソルベントZS−100、3M社製フロリナ
ートFC−77など)との混合溶媒が使用されている。
エーテルなどの液体潤滑剤は、磁気ヘッドとの摺動や高
速回転により液体潤滑剤自体が媒体表面において移動し
ないよう、媒体表面と結合するような、全分子量の10
%以上の分子量の官能基を構造中に有している。この官
能基を有するパーフロロポリエーテルなどの液体潤滑剤
を完全に溶解し、媒体表面に塗布するための液体潤滑剤
塗布用溶媒として、従来は、フロロクロロカーボン溶媒
(三井フロロケミカル社製フレオンTFなどのF113
、およびダイキン工業社製ダイフロンS2などのF11
2)の単体溶媒、またはこれらのフロロクロロカーボン
溶媒とパーフロロカーボン溶媒(日本エニモント社製フ
ォンブリンソルベントZS−100、3M社製フロリナ
ートFC−77など)との混合溶媒が使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、フロロクロロカ
ーボンによる成層圏のオゾン層の破壊が世界的な問題と
なり、特定フロンであるF113はもとよりF112に
ついても使用を規制していく方向にある。一方、前記の
液体潤滑剤である官能基を有するパーフロロポリエーテ
ルは、官能基を有しないパーフロロポリエーテルの溶媒
であるあるパーフロロカーボン溶媒には完全に溶解せず
、塗布した際も媒体上に島状の厚く塗られる箇所があり
、潤滑特性が低下する。このように、媒体用の液体潤滑
剤を完全に溶解し、媒体表面に良好に塗布できる溶媒と
して、F113またはF112に替わる溶媒が無く、ま
たこのF113およびF112は、前述のとおり使用が
制限されていく状況にある。
ーボンによる成層圏のオゾン層の破壊が世界的な問題と
なり、特定フロンであるF113はもとよりF112に
ついても使用を規制していく方向にある。一方、前記の
液体潤滑剤である官能基を有するパーフロロポリエーテ
ルは、官能基を有しないパーフロロポリエーテルの溶媒
であるあるパーフロロカーボン溶媒には完全に溶解せず
、塗布した際も媒体上に島状の厚く塗られる箇所があり
、潤滑特性が低下する。このように、媒体用の液体潤滑
剤を完全に溶解し、媒体表面に良好に塗布できる溶媒と
して、F113またはF112に替わる溶媒が無く、ま
たこのF113およびF112は、前述のとおり使用が
制限されていく状況にある。
【0006】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
のであって、媒体表面上に官能基を有するパーフロロポ
リエーテルを液体潤滑剤として塗布する工程に使用する
液体潤滑剤塗布用溶媒として、F113,F112など
のオゾン層を破壊するフロロクロロカーボンに替わる溶
媒を見いだし、その溶媒を使用して液体潤滑剤を媒体表
面に数〜数十Åの厚さで均一に塗布する方法を提供する
ことを解決しようとする課題とする。
のであって、媒体表面上に官能基を有するパーフロロポ
リエーテルを液体潤滑剤として塗布する工程に使用する
液体潤滑剤塗布用溶媒として、F113,F112など
のオゾン層を破壊するフロロクロロカーボンに替わる溶
媒を見いだし、その溶媒を使用して液体潤滑剤を媒体表
面に数〜数十Åの厚さで均一に塗布する方法を提供する
ことを解決しようとする課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明においては、官能基を持たないパーフロロ
ポリエーテルに対し優れた溶解性を示すパーフロロカー
ボン溶媒と、有機溶媒との混合溶媒を液体潤滑剤塗布用
溶媒とする。また、パーフロロカーボン溶媒とフッ化ア
ルコールとの混合溶媒を液体潤滑剤塗布用溶媒とする。 そして、これらの混合溶媒を用いて液体潤滑剤を希釈し
表面に塗布することにより、媒体を製造する。前記有機
溶媒としては、炭素数が5〜10の炭化水素,エチルエ
ーテル,およびイソプロピルエーテルからなる群から選
ばれた1つの物質、若しくは2つ以上の混合物のうちの
いずれかであることが望ましく、また、前記フッ化アル
コールとしてはF(CF2)n CH2OH およびH
(CF2)n CH2OH なる構造を持つものの群か
ら選ばれた1つの物質、若しくは2つ以上の混合物のう
ちのいずれかであることが望ましい。さらに、液体潤滑
剤は、少なくとも一方の端に芳香環を有し、かつ平均分
子量の1/200以上の分子量の水素原子を有する官能
基を持つパーフロロポリエーテルとするのが望ましい。
に、この発明においては、官能基を持たないパーフロロ
ポリエーテルに対し優れた溶解性を示すパーフロロカー
ボン溶媒と、有機溶媒との混合溶媒を液体潤滑剤塗布用
溶媒とする。また、パーフロロカーボン溶媒とフッ化ア
ルコールとの混合溶媒を液体潤滑剤塗布用溶媒とする。 そして、これらの混合溶媒を用いて液体潤滑剤を希釈し
表面に塗布することにより、媒体を製造する。前記有機
溶媒としては、炭素数が5〜10の炭化水素,エチルエ
ーテル,およびイソプロピルエーテルからなる群から選
ばれた1つの物質、若しくは2つ以上の混合物のうちの
いずれかであることが望ましく、また、前記フッ化アル
コールとしてはF(CF2)n CH2OH およびH
(CF2)n CH2OH なる構造を持つものの群か
ら選ばれた1つの物質、若しくは2つ以上の混合物のう
ちのいずれかであることが望ましい。さらに、液体潤滑
剤は、少なくとも一方の端に芳香環を有し、かつ平均分
子量の1/200以上の分子量の水素原子を有する官能
基を持つパーフロロポリエーテルとするのが望ましい。
【0008】
【作用】本発明者は、媒体用として好適な液体潤滑剤を
完全に溶解する、特定フロン(F113,F112とい
ったフロロクロロカーボン)を含まない上記液体潤滑剤
塗布用溶媒を見いだした。その結果、上記方法で製造し
た媒体の潤滑特性はF113またはF112を使用して
作製した媒体のものと同等であり、また、媒体表面に島
状の液体潤滑剤塗布量の過度な箇所も無いことを確認し
た。
完全に溶解する、特定フロン(F113,F112とい
ったフロロクロロカーボン)を含まない上記液体潤滑剤
塗布用溶媒を見いだした。その結果、上記方法で製造し
た媒体の潤滑特性はF113またはF112を使用して
作製した媒体のものと同等であり、また、媒体表面に島
状の液体潤滑剤塗布量の過度な箇所も無いことを確認し
た。
【0009】
【実施例】次に、この発明の実施例について説明する。
【0010】実施例1
パーフロロカーボン溶媒である日本エニモント社製フォ
ンブリンソルベントZS−100、有機溶媒であるn−
ペンタンをそれぞれ同容量混合した溶媒に、パーフロロ
ポリエーテルとしてモンテフルオス(伊)社製フォンブ
リンAM2001を100g/lの濃度に溶解し、15
℃に保ちながら良く攪拌した。この溶液を前記フォンブ
リンソルベントZS−100にてフォンブリンAM20
01の濃度が5g/lとなるように希釈し、さらに良く
攪拌した。この希釈液をその後一日放置し分離生成物の
無いことを確認した。
ンブリンソルベントZS−100、有機溶媒であるn−
ペンタンをそれぞれ同容量混合した溶媒に、パーフロロ
ポリエーテルとしてモンテフルオス(伊)社製フォンブ
リンAM2001を100g/lの濃度に溶解し、15
℃に保ちながら良く攪拌した。この溶液を前記フォンブ
リンソルベントZS−100にてフォンブリンAM20
01の濃度が5g/lとなるように希釈し、さらに良く
攪拌した。この希釈液をその後一日放置し分離生成物の
無いことを確認した。
【0011】この希釈液を3.5インチカーボン保護膜
付金属薄膜磁気ディスク媒体(以下、3.5インチ媒体
と称する)の表面にスピンコート法で1500rpmで
塗布して潤滑層を形成した。
付金属薄膜磁気ディスク媒体(以下、3.5インチ媒体
と称する)の表面にスピンコート法で1500rpmで
塗布して潤滑層を形成した。
【0012】実施例2
パーフロロカーボン溶媒である日本エニモント社製フォ
ンブリンソルベントZS−100、有機溶媒であるn−
ヘキサンをそれぞれ同容量混合した溶媒に、パーフロロ
ポリエーテルとしてモンテフルオス(伊)社製フォンブ
リンAM2001を100g/lの濃度に溶解し、30
℃に保ちながら良く攪拌した。この溶液を前記フォンブ
リンソルベントZS−100にてフォンブリンAM20
01の濃度が5g/lとなるように希釈し、さらに良く
攪拌した。この希釈液をその後一日放置し分離生成物の
無いことを確認した。
ンブリンソルベントZS−100、有機溶媒であるn−
ヘキサンをそれぞれ同容量混合した溶媒に、パーフロロ
ポリエーテルとしてモンテフルオス(伊)社製フォンブ
リンAM2001を100g/lの濃度に溶解し、30
℃に保ちながら良く攪拌した。この溶液を前記フォンブ
リンソルベントZS−100にてフォンブリンAM20
01の濃度が5g/lとなるように希釈し、さらに良く
攪拌した。この希釈液をその後一日放置し分離生成物の
無いことを確認した。
【0013】この希釈液を3.5インチ媒体の表面にス
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
【0014】実施例3
パーフロロカーボン溶媒である日本エニモント社製フォ
ンブリンソルベントZS−100、有機溶媒であるイソ
−オクタンをそれぞれ同容量混合した溶媒に、パーフロ
ロポリエーテルとしてモンテフルオス(伊)社製フォン
ブリンAM2001を100g/lの濃度に溶解し、2
5℃に保ちながら良く攪拌した。この溶液を前記フォン
ブリンソルベントZS−100にてフォンブリンAM2
001の濃度が5g/lとなるように希釈し、さらに良
く攪拌した。この希釈液をその後一日放置し分離生成物
の無いことを確認した。
ンブリンソルベントZS−100、有機溶媒であるイソ
−オクタンをそれぞれ同容量混合した溶媒に、パーフロ
ロポリエーテルとしてモンテフルオス(伊)社製フォン
ブリンAM2001を100g/lの濃度に溶解し、2
5℃に保ちながら良く攪拌した。この溶液を前記フォン
ブリンソルベントZS−100にてフォンブリンAM2
001の濃度が5g/lとなるように希釈し、さらに良
く攪拌した。この希釈液をその後一日放置し分離生成物
の無いことを確認した。
【0015】この希釈液を3.5インチ媒体の表面にス
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
【0016】実施例4
パーフロロカーボン溶媒である日本エニモント社製フォ
ンブリンソルベントZS−100、有機溶媒であるエチ
ルエーテルをそれぞれ同容量混合した溶媒に、パーフロ
ロポリエーテルとしてモンテフルオス(伊)社製フォン
ブリンAM2001を100g/lの濃度に溶解し、2
5℃に保ちながら良く攪拌した。この溶液を前記フォン
ブリンソルベントZS−100にてフォンブリンAM2
001の濃度が5g/lとなるように希釈し、さらに良
く攪拌した。この希釈液をその後一日放置し分離生成物
の無いことを確認した。
ンブリンソルベントZS−100、有機溶媒であるエチ
ルエーテルをそれぞれ同容量混合した溶媒に、パーフロ
ロポリエーテルとしてモンテフルオス(伊)社製フォン
ブリンAM2001を100g/lの濃度に溶解し、2
5℃に保ちながら良く攪拌した。この溶液を前記フォン
ブリンソルベントZS−100にてフォンブリンAM2
001の濃度が5g/lとなるように希釈し、さらに良
く攪拌した。この希釈液をその後一日放置し分離生成物
の無いことを確認した。
【0017】この希釈液を3.5インチ媒体の表面にス
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
【0018】実施例5
パーフロロカーボン溶媒である日本エニモント社製フォ
ンブリンソルベントZS−100、有機溶媒であるイソ
−プロピルエーテルをそれぞれ同容量混合した溶媒に、
パーフロロポリエーテルとしてモンテフルオス(伊)社
製フォンブリンAM2001を100g/lの濃度に溶
解し、20℃に保ちながら良く攪拌した。この溶液を前
記フォンブリンソルベントZS−100にてフォンブリ
ンAM2001の濃度が5g/lとなるように希釈し、
さらに良く攪拌した。この希釈液をその後一日放置し分
離生成物の無いことを確認した。
ンブリンソルベントZS−100、有機溶媒であるイソ
−プロピルエーテルをそれぞれ同容量混合した溶媒に、
パーフロロポリエーテルとしてモンテフルオス(伊)社
製フォンブリンAM2001を100g/lの濃度に溶
解し、20℃に保ちながら良く攪拌した。この溶液を前
記フォンブリンソルベントZS−100にてフォンブリ
ンAM2001の濃度が5g/lとなるように希釈し、
さらに良く攪拌した。この希釈液をその後一日放置し分
離生成物の無いことを確認した。
【0019】この希釈液を3.5インチ媒体の表面にス
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
【0020】実施例6
パーフロロカーボン溶媒である3M社製フロリナートF
C−77、有機溶媒であるn−ペンタンをそれぞれ同容
量混合した溶媒に、パーフロロポリエーテルとしてモン
テフルオス(伊)社製フォンブリンAM2001を10
0g/lの濃度に溶解し、15℃に保ちながら良く攪拌
した。この溶液をパーフロロカーボン溶媒である日本エ
ニモント社製フォンブリンソルベントZS−100にて
フォンブリンAM2001の濃度が5g/lとなるよう
に希釈し、さらに良く攪拌した。この希釈液をその後一
日放置し分離生成物の無いことを確認した。
C−77、有機溶媒であるn−ペンタンをそれぞれ同容
量混合した溶媒に、パーフロロポリエーテルとしてモン
テフルオス(伊)社製フォンブリンAM2001を10
0g/lの濃度に溶解し、15℃に保ちながら良く攪拌
した。この溶液をパーフロロカーボン溶媒である日本エ
ニモント社製フォンブリンソルベントZS−100にて
フォンブリンAM2001の濃度が5g/lとなるよう
に希釈し、さらに良く攪拌した。この希釈液をその後一
日放置し分離生成物の無いことを確認した。
【0021】この希釈液を3.5インチ媒体の表面にス
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
【0022】実施例7
パーフロロカーボン溶媒である3M社製フロリナートF
C−77、有機溶媒であるn−ヘキサンをそれぞれ同容
量混合した溶媒に、パーフロロポリエーテルとしてモン
テフルオス(伊)社製フォンブリンAM2001を10
0g/lの濃度に溶解し、30℃に保ちながら良く攪拌
した。この溶液をパーフロロカーボン溶媒である日本エ
ニモント社製フォンブリンソルベントZS−100にて
フォンブリンAM2001の濃度が5g/lとなるよう
に希釈し、さらに良く攪拌した。この希釈液をその後一
日放置し分離生成物の無いことを確認した。
C−77、有機溶媒であるn−ヘキサンをそれぞれ同容
量混合した溶媒に、パーフロロポリエーテルとしてモン
テフルオス(伊)社製フォンブリンAM2001を10
0g/lの濃度に溶解し、30℃に保ちながら良く攪拌
した。この溶液をパーフロロカーボン溶媒である日本エ
ニモント社製フォンブリンソルベントZS−100にて
フォンブリンAM2001の濃度が5g/lとなるよう
に希釈し、さらに良く攪拌した。この希釈液をその後一
日放置し分離生成物の無いことを確認した。
【0023】この希釈液を3.5インチ媒体の表面にス
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
【0024】実施例8
パーフロロカーボン溶媒である3M社製フロリナートF
C−77、有機溶媒であるイソ−オクタンをそれぞれ同
容量混合した溶媒に、パーフロロポリエーテルとしてモ
ンテフルオス(伊)社製フォンブリンAM2001を1
00g/lの濃度に溶解し、25℃に保ちながら良く攪
拌した。この溶液をパーフロロカーボン溶媒である日本
エニモント社製フォンブリンソルベントZS−100に
てフォンブリンAM2001の濃度が5g/lとなるよ
うに希釈し、さらに良く攪拌した。この希釈液をその後
一日放置し分離生成物の無いことを確認した。
C−77、有機溶媒であるイソ−オクタンをそれぞれ同
容量混合した溶媒に、パーフロロポリエーテルとしてモ
ンテフルオス(伊)社製フォンブリンAM2001を1
00g/lの濃度に溶解し、25℃に保ちながら良く攪
拌した。この溶液をパーフロロカーボン溶媒である日本
エニモント社製フォンブリンソルベントZS−100に
てフォンブリンAM2001の濃度が5g/lとなるよ
うに希釈し、さらに良く攪拌した。この希釈液をその後
一日放置し分離生成物の無いことを確認した。
【0025】この希釈液を3.5インチ媒体の表面にス
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
【0026】実施例9
パーフロロカーボン溶媒である3M社製フロリナートF
C−77、有機溶媒であるエチルエーテルをそれぞれ同
容量混合した溶媒に、パーフロロポリエーテルとしてモ
ンテフルオス(伊)社製フォンブリンAM2001を1
00g/lの濃度に溶解し、25℃に保ちながら良く攪
拌した。この溶液をパーフロロカーボン溶媒である日本
エニモント社製フォンブリンソルベントZS−100に
てフォンブリンAM2001の濃度が5g/lとなるよ
うに希釈し、さらに良く攪拌した。この希釈液をその後
一日放置し分離生成物の無いことを確認した。
C−77、有機溶媒であるエチルエーテルをそれぞれ同
容量混合した溶媒に、パーフロロポリエーテルとしてモ
ンテフルオス(伊)社製フォンブリンAM2001を1
00g/lの濃度に溶解し、25℃に保ちながら良く攪
拌した。この溶液をパーフロロカーボン溶媒である日本
エニモント社製フォンブリンソルベントZS−100に
てフォンブリンAM2001の濃度が5g/lとなるよ
うに希釈し、さらに良く攪拌した。この希釈液をその後
一日放置し分離生成物の無いことを確認した。
【0027】この希釈液を3.5インチ媒体の表面にス
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
【0028】実施例10
パーフロロカーボン溶媒である3M社製フロリナートF
C−77、有機溶媒であるイソ−プロピルエーテルをそ
れぞれ同容量混合した溶媒に、パーフロロポリエーテル
としてモンテフルオス(伊)社製フォンブリンAM20
01を100g/lの濃度に溶解し、20℃に保ちなが
ら良く攪拌した。この溶液をパーフロロカーボン溶媒で
ある日本エニモント社製フォンブリンソルベントZS−
100にてフォンブリンAM2001の濃度が5g/l
となるように希釈し、さらに良く攪拌した。この希釈液
をその後一日放置し分離生成物の無いことを確認した。
C−77、有機溶媒であるイソ−プロピルエーテルをそ
れぞれ同容量混合した溶媒に、パーフロロポリエーテル
としてモンテフルオス(伊)社製フォンブリンAM20
01を100g/lの濃度に溶解し、20℃に保ちなが
ら良く攪拌した。この溶液をパーフロロカーボン溶媒で
ある日本エニモント社製フォンブリンソルベントZS−
100にてフォンブリンAM2001の濃度が5g/l
となるように希釈し、さらに良く攪拌した。この希釈液
をその後一日放置し分離生成物の無いことを確認した。
【0029】この希釈液を3.5インチ媒体の表面にス
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
【0030】比較例1
パーフロロカーボン溶媒である日本エニモント社製フォ
ンブリンソルベントZS−100、フロロクロロカーボ
ン溶媒であるF112をそれぞれ同容量混合した溶媒に
、パーフロロポリエーテルとしてモンテフルオス(伊)
社製フォンブリンAM2001を100g/lの濃度に
溶解し、20℃に保ちながら良く攪拌した。この溶液を
前記フォンブリンソルベントZS−100にてフォンブ
リンAM2001の濃度が5g/lとなるように希釈し
、さらに良く攪拌した。この希釈液をその後一日放置し
分離生成物の無いことを確認した。
ンブリンソルベントZS−100、フロロクロロカーボ
ン溶媒であるF112をそれぞれ同容量混合した溶媒に
、パーフロロポリエーテルとしてモンテフルオス(伊)
社製フォンブリンAM2001を100g/lの濃度に
溶解し、20℃に保ちながら良く攪拌した。この溶液を
前記フォンブリンソルベントZS−100にてフォンブ
リンAM2001の濃度が5g/lとなるように希釈し
、さらに良く攪拌した。この希釈液をその後一日放置し
分離生成物の無いことを確認した。
【0031】この希釈液を3.5インチ媒体の表面にス
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
ピンコート法で1500rpmで塗布して潤滑層を形成
した。
【0032】比較例2
パーフロロカーボン溶媒である日本エニモント社製フォ
ンブリンソルベントZS−100に、パーフロロポリエ
ーテルとしてモンテフルオス(伊)社製フォンブリンA
M2001を5g/lの濃度となるように希釈させ、良
く攪拌した。この希釈液をその後1日放置したところ、
黄褐色のオイル状の分離生成物が生じた。
ンブリンソルベントZS−100に、パーフロロポリエ
ーテルとしてモンテフルオス(伊)社製フォンブリンA
M2001を5g/lの濃度となるように希釈させ、良
く攪拌した。この希釈液をその後1日放置したところ、
黄褐色のオイル状の分離生成物が生じた。
【0033】この希釈液を再度良く攪拌した後、3.5
インチ媒体の表面にスピンコート法で1500rpmで
塗布して潤滑層を形成した。
インチ媒体の表面にスピンコート法で1500rpmで
塗布して潤滑層を形成した。
【0034】比較例3
パーフロロカーボン溶媒である3M社製フロリナートF
C−77に、パーフロロポリエーテルとしてモンテフル
オス(伊)社製フォンブリンAM2001を5g/lの
濃度となるように希釈させ、良く攪拌した。この希釈液
をその後1日放置したところ、黄褐色のオイル状の分離
生成物が生じた。
C−77に、パーフロロポリエーテルとしてモンテフル
オス(伊)社製フォンブリンAM2001を5g/lの
濃度となるように希釈させ、良く攪拌した。この希釈液
をその後1日放置したところ、黄褐色のオイル状の分離
生成物が生じた。
【0035】この希釈液を再度良く攪拌した後、3.5
インチ媒体の表面にスピンコート法で1500rpmで
塗布して潤滑層を形成した。
インチ媒体の表面にスピンコート法で1500rpmで
塗布して潤滑層を形成した。
【0036】比較例4
フロロクロロカーボン溶媒であるF113に、パーフロ
ロポリエーテルとしてモンテフルオス(伊)社製フォン
ブリンAM2001を6g/lの濃度となるように希釈
させ、良く攪拌した。この希釈液をその後1日放置し、
分離生成物の無いことを確認した。
ロポリエーテルとしてモンテフルオス(伊)社製フォン
ブリンAM2001を6g/lの濃度となるように希釈
させ、良く攪拌した。この希釈液をその後1日放置し、
分離生成物の無いことを確認した。
【0037】この希釈液を3.5インチ媒体の表面にデ
ィップコート法で1mm/秒で塗布して潤滑層を形成し
た。
ィップコート法で1mm/秒で塗布して潤滑層を形成し
た。
【0038】このようにして得られた実施例1〜10,
比較例1〜4の媒体について、フーリエ変換赤外分光法
(FT−IR法)による潤滑層膜厚測定、動摩擦試験と
して媒体を100rpmで回転させながら媒体表面上半
径25mmの位置でMn−Znフェライトヘッドを摺動
させる磁気ヘッドの定速摺動試験を1時間行った時の最
大動摩擦係数μD の測定、吸着試験として磁気ヘッド
を媒体表面に接触させた状態で温度33℃,相対湿度8
0%の環境中に24時間放置した後の最大静止摩擦係数
μS の測定を行った。その結果を表1に示す。
比較例1〜4の媒体について、フーリエ変換赤外分光法
(FT−IR法)による潤滑層膜厚測定、動摩擦試験と
して媒体を100rpmで回転させながら媒体表面上半
径25mmの位置でMn−Znフェライトヘッドを摺動
させる磁気ヘッドの定速摺動試験を1時間行った時の最
大動摩擦係数μD の測定、吸着試験として磁気ヘッド
を媒体表面に接触させた状態で温度33℃,相対湿度8
0%の環境中に24時間放置した後の最大静止摩擦係数
μS の測定を行った。その結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】表1に見られるとおり、実施例1〜10の
媒体は、従来のフロロクロロカーボン溶媒を用いた比較
例1,比較例4の媒体と同等の良好な潤滑特性を有する
が、パーフロロカーボン溶媒のみを用いた比較例2,比
較例3の媒体は最大動摩擦係数μD が0.5,0.5
5と大きく、最大静止摩擦係数μS も1を超え、潤滑
特性が悪い。パーフロロカーボン溶媒のみではモンテフ
ルオス社(伊)製フォンブリンAM2001のような官
能基を持つパーフロロポリエーテルを完全に溶解できな
いため、媒体表面に液体潤滑剤が島状に厚く塗布された
所が存在し、その部分の液体潤滑剤により磁気ヘッドが
媒体表面に吸着するためと考えられる。パーフロロカー
ボン溶媒に有機溶媒を混合したこの発明の混合溶媒の効
果は明らかである。
媒体は、従来のフロロクロロカーボン溶媒を用いた比較
例1,比較例4の媒体と同等の良好な潤滑特性を有する
が、パーフロロカーボン溶媒のみを用いた比較例2,比
較例3の媒体は最大動摩擦係数μD が0.5,0.5
5と大きく、最大静止摩擦係数μS も1を超え、潤滑
特性が悪い。パーフロロカーボン溶媒のみではモンテフ
ルオス社(伊)製フォンブリンAM2001のような官
能基を持つパーフロロポリエーテルを完全に溶解できな
いため、媒体表面に液体潤滑剤が島状に厚く塗布された
所が存在し、その部分の液体潤滑剤により磁気ヘッドが
媒体表面に吸着するためと考えられる。パーフロロカー
ボン溶媒に有機溶媒を混合したこの発明の混合溶媒の効
果は明らかである。
【0041】実施例11
パーフロロカーボン溶媒である日本エニモント社製フォ
ンブリンソルベントZS−100に、フッ化アルコール
である5フッ化プロパノールを5容量%混合した混合溶
媒に、パーフロロポリエーテルとしてモンテフルオス社
(伊)製フォンブリンAM2001を5g/lの濃度に
溶解し、良く攪拌した。この希釈液をその後一日放置し
分離生成物の無いことを確認した。
ンブリンソルベントZS−100に、フッ化アルコール
である5フッ化プロパノールを5容量%混合した混合溶
媒に、パーフロロポリエーテルとしてモンテフルオス社
(伊)製フォンブリンAM2001を5g/lの濃度に
溶解し、良く攪拌した。この希釈液をその後一日放置し
分離生成物の無いことを確認した。
【0042】この希釈液を、3.5インチの媒体表面に
スピンコート法で1500rpmで塗布して、潤滑層を
形成した。
スピンコート法で1500rpmで塗布して、潤滑層を
形成した。
【0043】実施例12
パーフロロカーボン溶媒である日本エニモント社製フォ
ンブリンソルベントZS−100に、フッ化アルコール
である4フッ化プロパノールを5容量%混合した混合溶
媒に、パーフロロポリエーテルとしてモンテフルオス社
(伊)製フォンブリンAM2001を5g/lの濃度に
溶解し、良く攪拌した。この希釈液をその後一日放置し
分離生成物の無いことを確認した。
ンブリンソルベントZS−100に、フッ化アルコール
である4フッ化プロパノールを5容量%混合した混合溶
媒に、パーフロロポリエーテルとしてモンテフルオス社
(伊)製フォンブリンAM2001を5g/lの濃度に
溶解し、良く攪拌した。この希釈液をその後一日放置し
分離生成物の無いことを確認した。
【0044】この希釈液を、3.5インチの媒体表面に
スピンコート法で1500rpmで塗布して、潤滑層を
形成した。
スピンコート法で1500rpmで塗布して、潤滑層を
形成した。
【0045】実施例13
パーフロロカーボン溶媒である日本エニモント社製フォ
ンブリンソルベントZS−100に、フッ化アルコール
である6フッ化ペンタノールを5容量%混合した混合溶
媒に、パーフロロポリエーテルとしてモンテフルオス社
(伊)製フォンブリンAM2001を5g/lの濃度に
溶解し、良く攪拌した。この希釈液をその後一日放置し
分離生成物の無いことを確認した。
ンブリンソルベントZS−100に、フッ化アルコール
である6フッ化ペンタノールを5容量%混合した混合溶
媒に、パーフロロポリエーテルとしてモンテフルオス社
(伊)製フォンブリンAM2001を5g/lの濃度に
溶解し、良く攪拌した。この希釈液をその後一日放置し
分離生成物の無いことを確認した。
【0046】この希釈液を、3.5インチの媒体表面に
スピンコート法で1500rpmで塗布して、潤滑層を
形成した。
スピンコート法で1500rpmで塗布して、潤滑層を
形成した。
【0047】実施例14
パーフロロカーボン溶媒である3M社製フロリナートF
C−77に、フッ化アルコールである5フッ化プロパノ
ールを5容量%混合した混合溶媒に、パーフロロポリエ
ーテルとしてモンテフルオス社(伊)製フォンブリンA
M2001を5g/lの濃度に溶解し、良く攪拌した。 この希釈液をその後一日放置し分離生成物の無いことを
確認した。
C−77に、フッ化アルコールである5フッ化プロパノ
ールを5容量%混合した混合溶媒に、パーフロロポリエ
ーテルとしてモンテフルオス社(伊)製フォンブリンA
M2001を5g/lの濃度に溶解し、良く攪拌した。 この希釈液をその後一日放置し分離生成物の無いことを
確認した。
【0048】この希釈液を、3.5インチの媒体表面に
スピンコート法で1500rpmで塗布して、潤滑層を
形成した。
スピンコート法で1500rpmで塗布して、潤滑層を
形成した。
【0049】実施例15
パーフロロカーボン溶媒である3M社製フロリナートF
C−77に、フッ化アルコールである3フッ化エタノー
ルを5容量%混合した混合溶媒に、パーフロロポリエー
テルとしてモンテフルオス社(伊)製フォンブリンAM
2001を5g/lの濃度に溶解し、良く攪拌した。こ
の希釈液をその後一日放置し分離生成物の無いことを確
認した。
C−77に、フッ化アルコールである3フッ化エタノー
ルを5容量%混合した混合溶媒に、パーフロロポリエー
テルとしてモンテフルオス社(伊)製フォンブリンAM
2001を5g/lの濃度に溶解し、良く攪拌した。こ
の希釈液をその後一日放置し分離生成物の無いことを確
認した。
【0050】この希釈液を、3.5インチの媒体表面に
ディップコート法で1mm/秒で塗布して、潤滑層を形
成した。
ディップコート法で1mm/秒で塗布して、潤滑層を形
成した。
【0051】このようにして得られた実施例11〜15
の媒体について、実施例1と同様にして、潤滑層膜厚,
最大動摩擦係数μD および最大静止摩擦係数μS を
測定した。その結果を表2に示す。
の媒体について、実施例1と同様にして、潤滑層膜厚,
最大動摩擦係数μD および最大静止摩擦係数μS を
測定した。その結果を表2に示す。
【0052】
【表2】
【0053】表2に見られるとおり、実施例11〜15
の媒体は、実施例1〜10の媒体と同等の良好な潤滑特
性を有する。パーフロロカーボン溶媒にフッ化アルコー
ルを混合した混合溶媒はパーフロロカーボン溶媒に有機
溶媒を混合した混合溶媒と同等の効果を有することが判
る。
の媒体は、実施例1〜10の媒体と同等の良好な潤滑特
性を有する。パーフロロカーボン溶媒にフッ化アルコー
ルを混合した混合溶媒はパーフロロカーボン溶媒に有機
溶媒を混合した混合溶媒と同等の効果を有することが判
る。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、磁気
ディスク媒体用の液体潤滑剤の塗布工程において使用さ
れる液体潤滑剤塗布用溶媒として、パーフロロカーボン
溶媒と有機溶媒との混合溶媒、または、パーフロロカー
ボン溶媒とフッ化アルコールとの混合溶媒を用いるもの
である。この混合溶媒を使用して液体潤滑剤が塗布され
た媒体は、従来のF113またはF112のフロロクロ
ロカーボン溶媒を使用し塗布した媒体と同等の潤滑特性
を持つ。また、他のF113またはF112を使用しな
い溶媒では問題であった島状の液体潤滑剤塗布量の過度
な部分も、この発明による液体潤滑剤塗布用溶媒を使用
して液体潤滑剤を塗布した媒体には見られない。
ディスク媒体用の液体潤滑剤の塗布工程において使用さ
れる液体潤滑剤塗布用溶媒として、パーフロロカーボン
溶媒と有機溶媒との混合溶媒、または、パーフロロカー
ボン溶媒とフッ化アルコールとの混合溶媒を用いるもの
である。この混合溶媒を使用して液体潤滑剤が塗布され
た媒体は、従来のF113またはF112のフロロクロ
ロカーボン溶媒を使用し塗布した媒体と同等の潤滑特性
を持つ。また、他のF113またはF112を使用しな
い溶媒では問題であった島状の液体潤滑剤塗布量の過度
な部分も、この発明による液体潤滑剤塗布用溶媒を使用
して液体潤滑剤を塗布した媒体には見られない。
【0055】このように、この発明による液体潤滑剤塗
布用溶媒により、磁気ディスク媒体の液体潤滑剤の塗布
工程において、環境破壊の原因となっている特定フロン
であるF113およびF112を使用することなく、良
好な潤滑特性を持つ磁気ディスク媒体を製造することが
可能となる。
布用溶媒により、磁気ディスク媒体の液体潤滑剤の塗布
工程において、環境破壊の原因となっている特定フロン
であるF113およびF112を使用することなく、良
好な潤滑特性を持つ磁気ディスク媒体を製造することが
可能となる。
Claims (6)
- 【請求項1】磁気ディスク媒体表面上に塗布する液体潤
滑剤を、溶解し塗布するための液体潤滑剤塗布用溶媒で
あって、有機溶媒とパーフロロカーボン溶媒との混合物
からなることを特徴とする液体潤滑剤塗布用溶媒。 - 【請求項2】前記有機溶媒は、炭素数が5〜10の炭化
水素,エチルエーテル,およびイソプロピルエーテルか
らなる群から選ばれた1つの物質、若しくは2つ以上の
混合物であることを特徴とする請求項1記載の液体潤滑
剤塗布用溶媒。 - 【請求項3】磁気ディスク媒体表面上に塗布する液体潤
滑剤を、溶解し塗布するための液体潤滑剤塗布用溶媒で
あって、フッ化アルコールとパーフロロカーボン溶媒と
の混合物からなることを特徴とする液体潤滑剤塗布用溶
媒。 - 【請求項4】前記フッ化アルコールは、F(CF2)n
CH2OH およびH(CF2)n CH2OH な
る構造を持つものの群から選ばれた1つの物質、若しく
は2つ以上の混合物からなることを特徴とする液体潤滑
剤塗布用溶媒。 - 【請求項5】請求項1,2,3または4のいずれかに記
載の液体潤滑剤塗布用溶媒を用いて液体潤滑剤を希釈し
、磁気ディスク媒体の表面に塗布する工程を有すること
を特徴とする磁気ディスク媒体の製造方法。 - 【請求項6】前記液体潤滑剤は、少なくとも一方の端に
芳香環を有するパーフロロポリエーテル,少なくとも平
均分子量の1/200以上の分子量の水素原子を有する
パーフロロポリエーテル,および少なくとも一方の端に
芳香環を有しかつ平均分子量の1/200以上の分子量
の水素原子を有するパーフロロポリエーテルからなる群
から選ばれた官能基を有するパーフロロポリエーテルで
あることを特徴とする請求項5記載の磁気ディスク媒体
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11356791A JPH04252422A (ja) | 1990-12-26 | 1991-05-18 | 磁気ディスク媒体の製造方法および液体潤滑剤塗布用溶媒 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40616690 | 1990-12-26 | ||
JP2-406166 | 1990-12-26 | ||
JP11356791A JPH04252422A (ja) | 1990-12-26 | 1991-05-18 | 磁気ディスク媒体の製造方法および液体潤滑剤塗布用溶媒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04252422A true JPH04252422A (ja) | 1992-09-08 |
Family
ID=26452507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11356791A Pending JPH04252422A (ja) | 1990-12-26 | 1991-05-18 | 磁気ディスク媒体の製造方法および液体潤滑剤塗布用溶媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04252422A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004010427A1 (en) * | 2002-07-19 | 2004-01-29 | Honeywell International Inc. | Coating solutions |
-
1991
- 1991-05-18 JP JP11356791A patent/JPH04252422A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004010427A1 (en) * | 2002-07-19 | 2004-01-29 | Honeywell International Inc. | Coating solutions |
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