JPH04252420A - 磁気ディスク基板 - Google Patents
磁気ディスク基板Info
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- JPH04252420A JPH04252420A JP921391A JP921391A JPH04252420A JP H04252420 A JPH04252420 A JP H04252420A JP 921391 A JP921391 A JP 921391A JP 921391 A JP921391 A JP 921391A JP H04252420 A JPH04252420 A JP H04252420A
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- aluminum alloy
- magnetic disk
- hardness
- silicon nitride
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Links
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- 229910052581 Si3N4 Inorganic materials 0.000 claims abstract description 10
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Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置に使
用される磁気ディスク基板に関し、特に高硬度で平滑性
に優れた磁気ディスク基板に関する。
用される磁気ディスク基板に関し、特に高硬度で平滑性
に優れた磁気ディスク基板に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク基板としては、アルミニウ
ム合金の表面を研磨したアルミニウム合金基板、アルミ
ニウム合金基板上により高硬度のNi・P合金をメッキ
し再研磨したNiP基板が使用されている。また、セラ
ミック基板も試験的に使用されている。
ム合金の表面を研磨したアルミニウム合金基板、アルミ
ニウム合金基板上により高硬度のNi・P合金をメッキ
し再研磨したNiP基板が使用されている。また、セラ
ミック基板も試験的に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アルミニウム
合金基板は表面硬度が不足し、表面の平坦度にも問題が
ある。NiP基板はこれを解決することを目的としたも
のだが、メッキ・再研磨工程によるコストアップの欠点
がある。セラミック基板は多孔質であるため表面性が悪
く、磁性膜の均一性に欠ける欠点がある。そこで、本発
明は、メッキ・再研磨工程を必要としない、高硬度で平
滑性に優れた磁気ディスク基板を提供することを目的と
する。
合金基板は表面硬度が不足し、表面の平坦度にも問題が
ある。NiP基板はこれを解決することを目的としたも
のだが、メッキ・再研磨工程によるコストアップの欠点
がある。セラミック基板は多孔質であるため表面性が悪
く、磁性膜の均一性に欠ける欠点がある。そこで、本発
明は、メッキ・再研磨工程を必要としない、高硬度で平
滑性に優れた磁気ディスク基板を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、アルミニウムからなる基板とその表面に
形成された窒化珪素質連続薄膜とを有することを特徴と
する磁気ディスク基板を提供する。
成するために、アルミニウムからなる基板とその表面に
形成された窒化珪素質連続薄膜とを有することを特徴と
する磁気ディスク基板を提供する。
【0005】より具体的には、アルミニウム基板上にポ
リシラザンをコーティングし、これをN2, NH3
, Air雰囲気中で200 〜400 ℃の温度範
囲で熱処理し、セラミック化して、窒化珪素質連続薄膜
とする。ポリシラザンは、焼成により緻密な窒化珪素質
にセラミック化するもので、一般式 ─(SiH2N
H)─で表される繰り返し単位を有する鎖状、環状、又
はそれらの複合構造の無機ポリシラザン (特願昭58
−247240 号参照) 、あるいは一般式 ─(
SiH2NH)─と─(SiH2O) ─で表される繰
り返し単位を有する鎖状、環状、又はそれらの複合構造
の無機ポリシロキサザン(特願昭61−26881号参
照)である。数平均分子量は100 〜50,000の
範囲が一般的である。
リシラザンをコーティングし、これをN2, NH3
, Air雰囲気中で200 〜400 ℃の温度範
囲で熱処理し、セラミック化して、窒化珪素質連続薄膜
とする。ポリシラザンは、焼成により緻密な窒化珪素質
にセラミック化するもので、一般式 ─(SiH2N
H)─で表される繰り返し単位を有する鎖状、環状、又
はそれらの複合構造の無機ポリシラザン (特願昭58
−247240 号参照) 、あるいは一般式 ─(
SiH2NH)─と─(SiH2O) ─で表される繰
り返し単位を有する鎖状、環状、又はそれらの複合構造
の無機ポリシロキサザン(特願昭61−26881号参
照)である。数平均分子量は100 〜50,000の
範囲が一般的である。
【0006】このような無機ポリシラザンは、例えばハ
ロシラン、例えばジクロロシランをピリジンの如き塩基
と反応させて得られるアダクトを更にアンモニアと反応
させることにより得ることができる。さらに、このポリ
シラザンを、加熱重合して高分子量化(数平均分子量2
00 〜500,000)したもの(特願昭62−20
2765 号参照)、あるいはアンモニア又はヒドラジ
ンによる脱水素縮合反応により改質したもの(特願昭6
2−202767 号参照)も用いることができる。
ロシラン、例えばジクロロシランをピリジンの如き塩基
と反応させて得られるアダクトを更にアンモニアと反応
させることにより得ることができる。さらに、このポリ
シラザンを、加熱重合して高分子量化(数平均分子量2
00 〜500,000)したもの(特願昭62−20
2765 号参照)、あるいはアンモニア又はヒドラジ
ンによる脱水素縮合反応により改質したもの(特願昭6
2−202767 号参照)も用いることができる。
【0007】このようなポリシラザンは、N2, N
H3, Air等の雰囲気中で焼成すると窒化珪素質
にセラミック化する。焼成温度は特に限定するわけでは
ないが、アルミ基板の耐熱性及びセラミック化後の表面
硬度、安定性および耐食性から200 〜400 ℃が
好ましい。例えば、アルミニウム合金基板と、これに無
機ポリシラザンをコーティングし焼成して得られる厚さ
約1μm の窒化珪素質膜の硬度(マイクロビッカース
硬度、kg/mm2 )および平滑性(Å)は、焼成温
度に応じて下記の如くである。
H3, Air等の雰囲気中で焼成すると窒化珪素質
にセラミック化する。焼成温度は特に限定するわけでは
ないが、アルミ基板の耐熱性及びセラミック化後の表面
硬度、安定性および耐食性から200 〜400 ℃が
好ましい。例えば、アルミニウム合金基板と、これに無
機ポリシラザンをコーティングし焼成して得られる厚さ
約1μm の窒化珪素質膜の硬度(マイクロビッカース
硬度、kg/mm2 )および平滑性(Å)は、焼成温
度に応じて下記の如くである。
【0008】得られる窒化珪素質膜は均質で緻密な、S
i−O−, Si−N−O−, Si−N− 系の非晶
質の膜で、無色透明である。
i−O−, Si−N−O−, Si−N− 系の非晶
質の膜で、無色透明である。
【0009】基板はアルミニウムからなり、アルミニウ
ム合金等の慣用のものでよい。
ム合金等の慣用のものでよい。
【0010】
【作用】ポリシラザンを焼成した窒化珪素質連続薄膜は
、従来のアルミニウム合金基板、NiPメッキ基板と比
べて、より高硬度かつより平滑である。また、研磨は必
要でない。
、従来のアルミニウム合金基板、NiPメッキ基板と比
べて、より高硬度かつより平滑である。また、研磨は必
要でない。
【0011】
【実施例】実施例1
特願昭62−202767 号明細書の記載に従って製
造した改質ポリシラザン(数平均分子量2352、重量
平均分子量10735 、Si/N比 1.05)の3
0wt% O−キシレン溶液を用い、スピンコーターに
より表面粗度0.03μm のアルミニウム合金基板に
改質ポリシラザンを塗布した。乾燥後、200 ℃で1
時間大気中で熱処理し、無色透明なSi−N−O系のコ
ーティング膜を得た。膜厚は約1μm であり、ピンホ
ール、ワレ等のない緻密な膜であった。コーティング後
の基板の硬度はマイクロビッカース硬度で、アルミニウ
ム合金基板の70に対して 165であり、表面粗度は
アルミニウム合金基板の 300Åに対して40Åであ
った。
造した改質ポリシラザン(数平均分子量2352、重量
平均分子量10735 、Si/N比 1.05)の3
0wt% O−キシレン溶液を用い、スピンコーターに
より表面粗度0.03μm のアルミニウム合金基板に
改質ポリシラザンを塗布した。乾燥後、200 ℃で1
時間大気中で熱処理し、無色透明なSi−N−O系のコ
ーティング膜を得た。膜厚は約1μm であり、ピンホ
ール、ワレ等のない緻密な膜であった。コーティング後
の基板の硬度はマイクロビッカース硬度で、アルミニウ
ム合金基板の70に対して 165であり、表面粗度は
アルミニウム合金基板の 300Åに対して40Åであ
った。
【0012】実施例2
特願昭62−202765 号明細書の記載に従って製
造した無機ポリシラザン高重合体(数平均分子量220
0、Si/N比 1.29)の20wt% O−キシレ
ン溶液を用い、デップコーティング法により表面粗度0
.03μm のアルミニウム合金基板に無機ポリシラザ
ン高重合体を塗布した。乾燥後、300 ℃で1時間大
気中で熱処理し、無色透明なSi−N−O系のコーティ
ング膜を得た。膜厚は約1μm であり、ピンホール、
ワレ等のない緻密な膜であった。コーティング後の基板
の硬度はマイクロビッカース硬度で、アルミニウム合金
基板の70に対して 179であり、表面粗度はアルミ
ニウム合金基板の300 Åに対して50Åであった。
造した無機ポリシラザン高重合体(数平均分子量220
0、Si/N比 1.29)の20wt% O−キシレ
ン溶液を用い、デップコーティング法により表面粗度0
.03μm のアルミニウム合金基板に無機ポリシラザ
ン高重合体を塗布した。乾燥後、300 ℃で1時間大
気中で熱処理し、無色透明なSi−N−O系のコーティ
ング膜を得た。膜厚は約1μm であり、ピンホール、
ワレ等のない緻密な膜であった。コーティング後の基板
の硬度はマイクロビッカース硬度で、アルミニウム合金
基板の70に対して 179であり、表面粗度はアルミ
ニウム合金基板の300 Åに対して50Åであった。
【0013】実施例3
特願昭62−202765 号明細書の記載に従って製
造した無機ポリシラザン高重合体(数平均分子量138
8、重量平均分子量3968、Si/N比 1.33)
の40wt% O−キシレン溶液を用い、デップコーテ
ィング法により表面粗度0.03μm のアルミニウム
合金基板に無機ポリシラザン高重合体を塗布した。乾燥
後、400 ℃で1時間大気中で熱処理し、無色透明な
Si−N−O系のコーティング膜を得た。膜厚は約2μ
m であり、ピンホール、ワレ等のない緻密な膜であっ
た。コーティング後の基板の硬度はマイクロビッカース
硬度で、アルミニウム合金基板の70に対して 218
であり、表面粗度はアルミニウム合金基板の300 Å
に対して40Åであった。
造した無機ポリシラザン高重合体(数平均分子量138
8、重量平均分子量3968、Si/N比 1.33)
の40wt% O−キシレン溶液を用い、デップコーテ
ィング法により表面粗度0.03μm のアルミニウム
合金基板に無機ポリシラザン高重合体を塗布した。乾燥
後、400 ℃で1時間大気中で熱処理し、無色透明な
Si−N−O系のコーティング膜を得た。膜厚は約2μ
m であり、ピンホール、ワレ等のない緻密な膜であっ
た。コーティング後の基板の硬度はマイクロビッカース
硬度で、アルミニウム合金基板の70に対して 218
であり、表面粗度はアルミニウム合金基板の300 Å
に対して40Åであった。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、メッキ・再研磨工程を
必要としない、高硬度で平滑性に優れた磁気ディスク基
板が得られる。
必要としない、高硬度で平滑性に優れた磁気ディスク基
板が得られる。
Claims (1)
- 【請求項1】 アルミニウムからなる基板と、その表
面に形成された窒化珪素質連続薄膜とを有することを特
徴とする磁気ディスク基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP921391A JPH04252420A (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 磁気ディスク基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP921391A JPH04252420A (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 磁気ディスク基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04252420A true JPH04252420A (ja) | 1992-09-08 |
Family
ID=11714184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP921391A Pending JPH04252420A (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 磁気ディスク基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04252420A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013020670A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Kobe Steel Ltd | 磁気記録媒体用アルミニウム基板の製造方法 |
WO2013118642A1 (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-15 | アーゼット・エレクトロニック・マテリアルズ(ルクセンブルグ)ソシエテ・ア・レスポンサビリテ・リミテ | 無機ポリシラザン樹脂 |
-
1991
- 1991-01-29 JP JP921391A patent/JPH04252420A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013020670A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Kobe Steel Ltd | 磁気記録媒体用アルミニウム基板の製造方法 |
WO2013118642A1 (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-15 | アーゼット・エレクトロニック・マテリアルズ(ルクセンブルグ)ソシエテ・ア・レスポンサビリテ・リミテ | 無機ポリシラザン樹脂 |
JP2013162072A (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-19 | Az Electronic Materials Mfg Co Ltd | 無機ポリシラザン樹脂 |
CN104114483A (zh) * | 2012-02-08 | 2014-10-22 | Az电子材料(卢森堡)有限公司 | 无机聚硅氮烷树脂 |
EP2813467A4 (en) * | 2012-02-08 | 2015-10-14 | Az Electronic Materials Luxembourg S R L | INORGANIC POLYSILAZAN RESIN |
TWI558658B (zh) * | 2012-02-08 | 2016-11-21 | Az電子材料盧森堡有限公司 | 無機聚矽氮烷樹脂、其製造方法及其應用 |
US10494261B2 (en) | 2012-02-08 | 2019-12-03 | Ridgefield Acquisition | Inorganic polysilazane resin |
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