JPH04252419A - 可とう性磁気記録媒体 - Google Patents

可とう性磁気記録媒体

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JPH04252419A
JPH04252419A JP3026615A JP2661591A JPH04252419A JP H04252419 A JPH04252419 A JP H04252419A JP 3026615 A JP3026615 A JP 3026615A JP 2661591 A JP2661591 A JP 2661591A JP H04252419 A JPH04252419 A JP H04252419A
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JP
Japan
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protective layer
magnetic
weight
magnetic recording
tetrafluoroethylene
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JP3026615A
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JP2964428B2 (ja
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Hiroshi Yokota
博 横田
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Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性層表面に保護層を
設けた磁気記録媒体の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、可とう性磁気記録媒体は記録再生
時に表面の磁性層が磁気ヘッドと激しく摺接するため、
近年の磁気記録の高密度化の要求に伴い、磁気記録媒体
にはよりいっそうの耐摩耗性に優れるものが要求される
ようになっている。そのため磁性層の耐摩耗性を改善す
る一方法として磁性層の表面に保護層を設けることが試
みられている。例えば、磁性層上にテトラフルオロエチ
レンテロマーなどの保護層を設け、このフッ素樹脂の優
れた潤滑効果により磁性層の摩擦係数を小さくして耐摩
耗性を改善したものが提案されている。この種のテトラ
フルオロエチレンテロマーは低分子量であるため柔軟性
に富むと共に潤滑性に優れているので、磁気記録媒体の
保護層として、可とう性媒体はもとより、リジット磁気
ディスクなどにおいても広く一般的に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この保
護層によって耐摩耗性は確かに改善されるものの未だ充
分ではなく、また、繰り返しの磁気ヘッドとの摺動によ
って保護層が比較的消失し易く、長期の使用に耐え得な
く、また保護層が磁気ヘッドに移着しスペーシング・ロ
スの原因になるという欠点があった。本発明の技術的課
題は、上記欠点に鑑み、潤滑性に優れ、かつ耐摩耗性の
優れた保護層を有した磁気記録媒体を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち,本発明は、磁性層
上にテトラフルオロエチレンテロマーを、化1に示す構
造式からなるテトラフルオロエチレン−パーフルオロ(
2,2−ジメチル−1,3−ジオキシオール)コポリマ
ーからなる結合剤で磁性層表面に固着させることで、保
護層の遊離を抑え、かつ磁気ヘッドへの保護層の移着を
抑えた保護層を有する可とう性磁気記録媒体である。
【0005】
【化1】
【0006】この発明において、保護層において結合剤
と共に併用されるテトラフルオロエチレンテロマーは通
常0.3〜10(μm )の粒子径を有し、かつ分子量
が10000以下の低分子量のものが好ましく、具体例
としては、たとえばデュポン社製バイダックスAR、バ
イダックス5100、ダイキン工業社製のルブロンLD
−1等の平均粒子径5(μm )で分子量が約4000
のテトラフルオロテロマーが挙げられ、これらは通常ト
リクロロトリフルオロエタン等に分散し懸濁液とした状
態で使用される。磁気記録媒体の保護層としての添加量
は、トリクロロトリフルオロエタンと結合剤との合計量
に対して0.01〜0.1重量%の範囲内にするのが好
ましく、少な過ぎると潤滑効果が充分でなく、また逆に
多過ぎると結合剤の皮膜性が悪くなる傾向になる。また
、この発明において結合剤に使用されるテトラフルオロ
エチレン−パーフルオロ(2,2−ジメチル−1,3−
ジオキシオール)コポリマーは、最高使用温度が285
(度)まで優れた寸法安定性を持続する非晶性フッ素樹
脂である。この樹脂は特定の溶媒にのみ溶解するのが特
徴で、通常はフッ素系不活性液体に対して3重量%程度
に溶解する。また、このフッ素系不活性液体の具体例と
して、例えば、スリーエム社製のFC−72やFC−7
7等のフッ化炭化水素系溶媒が挙げられる。本発明での
磁気記録媒体の保護層の形成は、結合剤としてこの非晶
性フッ素樹脂を使用する場合は、このフッ素系不活性液
体中に非晶性フッ素樹脂を溶解した溶液を結合剤として
、これにテトラフルオロエチレンテロマーをトリクロロ
トリフルオロエタン等に分散した懸濁液を混合分散して
保護層塗料を磁性塗料上に塗布、乾燥することによって
行なった。本発明において結合剤として使用するテトラ
フルオロエチレン−パーフルオロ(2,2−ジメチル−
1,3−ジオキシオール)コポリマーの添加量は、テト
ラフルオロエチレンテロマーに対して、5〜50重量%
の範囲にあることが望ましく、5重量%以下では、テト
ラフルオロエチレンテロマーと磁性層との結合力が充分
でなく、50重量%以上では結合剤が凝集して、結合剤
の皮膜性が悪くなるので好ましくない。
【0007】
【実施例】次に、この本発明の実施例について詳細に説
明する。 実施例1   磁性塗料     ・Fe系合金粉末(Hc:1600Oe)  
                  75重量部  
  ・塩化ビニル−ビニルアルコール系共重合体樹脂 
     (数平均分子量:16000)      
                  7.5重量部 
   ・ポリカーボネイトポリウレタン樹脂     
 (数平均分子量:36000)          
                15重量部    
・帯電防止剤       (コロンビヤンカーボン社製コンダクテッ
クスSC)        5重量部    ・潤滑剤
(i−アミルステアレート)            
            2重量部    ・潤滑剤(
ヘキサデシルステアレート)            
          6重量部    ・溶剤(メチル
エチルケトン)                  
          80重量部    ・溶剤(シク
ロヘキサノン)                  
            40重量部    ・溶剤(
トルエン)                    
                  80重量部  
保護層塗料     ・結合剤(テトラフルオロエチレン−パーフル
オロ      (2,2−ジメチル−1,3−ジオキ
シオール)      0.05重量部    ・フッ
素系不活性液体(スリーエム社製FC−72)    
4.95重量部  ・バイダックスAR(デュポン社製
テトラフルオロエチ    レンテロマーの20重量%
トリクロロトリフルオロエ    タン懸濁液)   
                         
                  5重量部  ・
フレオン−113     (デュポン社製トリクロロトリフルオロエチレ
ン)        990重量部以上の組成をボール
ミルにて72時間混練後、更に低分子量イソシアネート
化合物(日本ポリウレタン工業社製コロネート3041
)10重量部(内、固形分5重量部)を加えて2時間混
練し、磁性塗料を得た。得られた磁性塗料を、厚さが6
2μm のポリエチレンフタレート上に乾燥後の厚さが
2μm となるように塗布し、ニップ圧300kg/c
m、金属ロール表面温度60℃の条件下でカレンダー処
理を行なったあと、45℃の恒温下にて72時間キュア
リングを行ない、この後、上記の組成の保護層を塗布し
て、65℃で1時間乾燥を行ない、3.5インチのディ
スクに打ち抜き、試料とした。 比較例1 実施例において、結合剤とフッ素系不活性液体を除いて
、保護層を形成した以外は、実施例と同様に3.5イン
チのディスクを形成した。 比較例2 実施例において、保護層を形成しない以外は、実施例と
同様に3.5インチのディスクを形成した。これらの各
試料に関し、以下に述べる方法にて走行耐久性、ディス
ク表面、及びヘッド表面の観察を行った。 ■走行耐久性 試料を3.5インチフレキシブルディスクシェル中に組
み込み、これを3.5インチフレキシブルディスクドラ
イブ(日本電気社製FD−1331)に実装し、0面0
0トラックに周波数625kHz の信号を記録した後
、50℃−80%RH雰囲気下にてオントラック連続走
行耐久性試験を行なった。なお、再生出力が初期出力の
80%以下になった時点をもって走行耐久性のパス数と
した。 ■ディスク、ヘッド表面観察 走行試験前後の媒体表面の00トラック表面をEPMA
でフッ素面分析を行ない、フッ素のピーク強度の比較を
実施例及び比較例について行なった。また、走行試験後
の磁気ヘッド表面を取り出し、EPMAでフッ素面分析
を行ない、実施例及び比較例におけるヘッドへの移着し
た保護層を定量化して比較を行なった。
【0008】
【表1】
【0009】表1に得られた結果を示した。表中におい
て走行耐久性は言うまでもなくその数値の高いもの程良
いが、2000万パス以上あれば実用的には無論問題は
なく、優れたレベルにあると言える。また、走行試験前
後の媒体のトラック位置のEPMA分析におけるフッ素
のピーク強度の変化は、走行前の強度を100とした場
合、走行後のピークが低い程、磁性層から保護層が遊離
したと考えられる。更に、走行後のヘッドのEPMA分
析においてフッ素のピーク強度が高いほど、媒体から遊
離した保護層がヘッドに付着したことになる。表1から
わかるように、走行耐久性に関しては、比較例1のテト
ラフルオロエチレンのみからなる保護層を設けた試料は
、確かに保護層を設けない比較例2よりも耐久性の向上
が見られるものの実用耐久性としては不十分なのが判る
。一方、実施例は耐久性が2000万パス以上であり、
かつ比較例1に比べて保護層の遊離が非常に少ないのが
判る。
【0010】
【発明の効果】以上述べた如く、磁性層表面に平均分子
量が1000〜6000のテトラフルオロエチレンテロ
マーとテトラフルオロエチレン−パーフルオロ(2,2
−ジメチル−1,3−ジオキシオール)コポリマーから
なる結合剤を含有した保護層を設けたことで、保護層の
遊離が非常に少なく、耐久性の優れた磁気記録媒体が得
られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  磁性層表面に、平均分子量1000〜
    6000のテトラフルオロエチレンテロマー及びテトラ
    フルオロエチレン−パーフルオロ(2,2−ジメチル−
    1,3−ジオキシオール)コポリマーを成したことを特
    徴とする可とう性磁気記録媒体。
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