JPH04251672A - タブ無し溶接方法 - Google Patents
タブ無し溶接方法Info
- Publication number
- JPH04251672A JPH04251672A JP41456990A JP41456990A JPH04251672A JP H04251672 A JPH04251672 A JP H04251672A JP 41456990 A JP41456990 A JP 41456990A JP 41456990 A JP41456990 A JP 41456990A JP H04251672 A JPH04251672 A JP H04251672A
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- JP
- Japan
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- welding
- arc
- plate
- steel plate
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 13
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タブ板を使用しない自
動溶接方法に関する。
動溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スパイラル製管では、周知のとおり、コ
イルを順次継ぎ足しながら製管が続けられる。ここにお
けるコイル継ぎは、一般に2電極サブマージアーク溶接
にて行われている。溶接によるコイル継ぎでは、溶接の
間、製管機を停止しなければならない。そのため、コイ
ル継ぎ作業は段取替作業と共に大きな停機要素になって
おり、その作業合理化が製管機稼働率を向上させる上で
の重要課題になっている。
イルを順次継ぎ足しながら製管が続けられる。ここにお
けるコイル継ぎは、一般に2電極サブマージアーク溶接
にて行われている。溶接によるコイル継ぎでは、溶接の
間、製管機を停止しなければならない。そのため、コイ
ル継ぎ作業は段取替作業と共に大きな停機要素になって
おり、その作業合理化が製管機稼働率を向上させる上で
の重要課題になっている。
【0003】コイル継ぎ作業の能率を低下させている一
つの要因はタブ板の取付、除去である。即ち、コイル継
ぎ作業では、溶接前に鋼板突合線の両端延長上にタブ板
と称する捨て板を取付け、このタブ板上で溶接を開始、
終了する。これにより、溶接始端部および終端部では溶
け込みが確保され、溶接終端部では更に余盛が確保され
、ビード形状が均一化される。ところが、タブ板の取付
、除去を溶接で行うため、その取付除去に時間がかかり
、コイル継ぎ作業では、その作業時間の1〜2割を占め
るに至っている。このため、一部ではタブ板を使用しな
いタブ無し溶接方法の開発が進められている。そのよう
な溶接方法としては、タブ板の取付けに代えて金属板の
押付けを行うものが特開昭57−81990号公報に開
示されている。
つの要因はタブ板の取付、除去である。即ち、コイル継
ぎ作業では、溶接前に鋼板突合線の両端延長上にタブ板
と称する捨て板を取付け、このタブ板上で溶接を開始、
終了する。これにより、溶接始端部および終端部では溶
け込みが確保され、溶接終端部では更に余盛が確保され
、ビード形状が均一化される。ところが、タブ板の取付
、除去を溶接で行うため、その取付除去に時間がかかり
、コイル継ぎ作業では、その作業時間の1〜2割を占め
るに至っている。このため、一部ではタブ板を使用しな
いタブ無し溶接方法の開発が進められている。そのよう
な溶接方法としては、タブ板の取付けに代えて金属板の
押付けを行うものが特開昭57−81990号公報に開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このタ
ブ無し溶接方法は、捨て板の取付け法を溶接から押付け
に変更しただけに過ぎず、溶接の開始、終了は依然とし
て押付け板上で行われる。そのため、押付け板にはタブ
板と同じ機能が要求され、押付け板の位置合わせに時間
がかかる。また、溶接に匹敵する密着性を接合部に与え
なければならないために、大掛かりな押付け装置が必要
になる。
ブ無し溶接方法は、捨て板の取付け法を溶接から押付け
に変更しただけに過ぎず、溶接の開始、終了は依然とし
て押付け板上で行われる。そのため、押付け板にはタブ
板と同じ機能が要求され、押付け板の位置合わせに時間
がかかる。また、溶接に匹敵する密着性を接合部に与え
なければならないために、大掛かりな押付け装置が必要
になる。
【0005】本発明の目的は、タブ板、押付け板等の捨
て板を一切必要とせず、しかも捨て板を使用した場合と
同等の溶接性が確保されるタブ無し溶接方法を提供する
ことにある。
て板を一切必要とせず、しかも捨て板を使用した場合と
同等の溶接性が確保されるタブ無し溶接方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のタブ無し溶接方
法は、鋼板突合線の一端近傍でアークを点弧した後にア
ークの移動を開始し、アークが溶接終端に達した時点で
アーク力を低下させ、その状態でアークが鋼板突合線の
他端部を往復するようにアークを後退前進させることを
特徴としてなる。
法は、鋼板突合線の一端近傍でアークを点弧した後にア
ークの移動を開始し、アークが溶接終端に達した時点で
アーク力を低下させ、その状態でアークが鋼板突合線の
他端部を往復するようにアークを後退前進させることを
特徴としてなる。
【0007】図1は本発明の一実施態様を示す模式図で
ある。溶接は2電極サブマージアーク溶接とし、先行電
極1と後行電極2とは同じ位置関係を保って溶接台車に
より鋼板突合線に沿って移動される。先行電極1および
後行電極2における電圧、電流の経時変化および台車速
度の経時変化を図2に示す。
ある。溶接は2電極サブマージアーク溶接とし、先行電
極1と後行電極2とは同じ位置関係を保って溶接台車に
より鋼板突合線に沿って移動される。先行電極1および
後行電極2における電圧、電流の経時変化および台車速
度の経時変化を図2に示す。
【0008】溶接スタートの際は、図1(A)に示すよ
うに、鋼板3の突合線一端から溶接方向へ僅かに入った
ところに先行電極1がセットされる。鋼板突合線の一端
から先行電極1のセット位置までの距離L1は15mm
以内が望ましく、通常は5〜6mmとされる。そして、
溶接台車を停止した状態で、先行電極1にアークが点弧
される。
うに、鋼板3の突合線一端から溶接方向へ僅かに入った
ところに先行電極1がセットされる。鋼板突合線の一端
から先行電極1のセット位置までの距離L1は15mm
以内が望ましく、通常は5〜6mmとされる。そして、
溶接台車を停止した状態で、先行電極1にアークが点弧
される。
【0009】先行アークが点弧された直後は、溶接台車
は停止されたままとされる。先行アーク点弧から溶接台
車の移動が開始されるまでの時間T1は、板厚tが厚く
なるほど長くされ、通常は板厚tが6mmの場合で0.
1秒程度、10mmの場合で0.5秒程度、15mmの
場合で0.8〜0.1秒程度とされる。移動を開始した
溶接台車は徐々に加速されて所定の溶接速度に到達する
。溶接台車の加速時間T2も板厚tが厚くなるほど長く
され、通常は板厚tが6mmの場合で1秒程度、10m
mの場合で0.3〜0.5秒程度、15mmの場合で0
.7〜2.0秒程度とされる。そして、溶接台車が所定
の溶接速度に達する前後に、後行電極2にアークが点弧
される。これにより、図1(B)に示すように、2電極
サブマージアーク溶接が開始される。
は停止されたままとされる。先行アーク点弧から溶接台
車の移動が開始されるまでの時間T1は、板厚tが厚く
なるほど長くされ、通常は板厚tが6mmの場合で0.
1秒程度、10mmの場合で0.5秒程度、15mmの
場合で0.8〜0.1秒程度とされる。移動を開始した
溶接台車は徐々に加速されて所定の溶接速度に到達する
。溶接台車の加速時間T2も板厚tが厚くなるほど長く
され、通常は板厚tが6mmの場合で1秒程度、10m
mの場合で0.3〜0.5秒程度、15mmの場合で0
.7〜2.0秒程度とされる。そして、溶接台車が所定
の溶接速度に達する前後に、後行電極2にアークが点弧
される。これにより、図1(B)に示すように、2電極
サブマージアーク溶接が開始される。
【0010】先行電極1が鋼板突合線の他端に達すると
先行アークが停止される。また、後行電極2が鋼板突合
線の他端に達した時点で、後行電極2におけるアーク力
が所定レベルまで低下されるように、先行アーク停止と
同時に電圧が若干高められ、且つ電流が低下され始める
。後行電極2が鋼板突合線の他端に達すると、図1(C
)に示すように、溶接台車を後退させる。溶接台車の後
退距離L2は、板厚tが大きくなるほど増大され、通常
は板厚tが6〜9mmの場合で35mm程度、板厚tが
10〜13mmの場合で40mm程度、板厚tが17m
m〜19mmの場合で50mm程度とされる。溶接台車
が所定距離後退ののち、溶接台車が再び前進される。そ
して、後行電極2が鋼板突合線の他端を通過した時点で
後行アークが停止される。溶接台車の後退速度V1およ
び再前進時の速度V2は、本溶接速度よりも若干遅くさ
れる。
先行アークが停止される。また、後行電極2が鋼板突合
線の他端に達した時点で、後行電極2におけるアーク力
が所定レベルまで低下されるように、先行アーク停止と
同時に電圧が若干高められ、且つ電流が低下され始める
。後行電極2が鋼板突合線の他端に達すると、図1(C
)に示すように、溶接台車を後退させる。溶接台車の後
退距離L2は、板厚tが大きくなるほど増大され、通常
は板厚tが6〜9mmの場合で35mm程度、板厚tが
10〜13mmの場合で40mm程度、板厚tが17m
m〜19mmの場合で50mm程度とされる。溶接台車
が所定距離後退ののち、溶接台車が再び前進される。そ
して、後行電極2が鋼板突合線の他端を通過した時点で
後行アークが停止される。溶接台車の後退速度V1およ
び再前進時の速度V2は、本溶接速度よりも若干遅くさ
れる。
【0011】
【作用】本発明のタブ無し溶接方法では、鋼板突合線の
一端近傍でアークを点弧し、その後にアークの移動を開
始することにより、溶接始端部に充分な溶け込み深さが
確保される。溶接終端部では、その溶接を終えた後に低
アーク力でアークを往復させるので、充分な余盛が確保
され、且つクレータが処理されてビード形状が本溶接部
に近い形状に仕上がる。
一端近傍でアークを点弧し、その後にアークの移動を開
始することにより、溶接始端部に充分な溶け込み深さが
確保される。溶接終端部では、その溶接を終えた後に低
アーク力でアークを往復させるので、充分な余盛が確保
され、且つクレータが処理されてビード形状が本溶接部
に近い形状に仕上がる。
【0012】
【実施例】スパイラル製管におけるコイル継ぎを前記手
順に従って表1および表2に示す条件で実施した。タブ
板を使用しなかったが、溶接始端部および終端部が本溶
接部と同一品質に仕上がった。
順に従って表1および表2に示す条件で実施した。タブ
板を使用しなかったが、溶接始端部および終端部が本溶
接部と同一品質に仕上がった。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のタブ無し溶接方法は、タブ板は勿論のこと、これに代
わる押付け板等の捨て板を一切必要とせず、しかも捨て
板を使用した場合と同様に、溶接部の全長に優れた溶接
品質を与えることができる。従って、溶接作業が簡略化
され、コイル継ぎ作業等における作業時間が短縮される
。
のタブ無し溶接方法は、タブ板は勿論のこと、これに代
わる押付け板等の捨て板を一切必要とせず、しかも捨て
板を使用した場合と同様に、溶接部の全長に優れた溶接
品質を与えることができる。従って、溶接作業が簡略化
され、コイル継ぎ作業等における作業時間が短縮される
。
【図1】本発明の一実施態様を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施態様における操作手順を示すタ
イムチャートである。
イムチャートである。
1 先行電極
2 後行電極
3 鋼板
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼板突合線の一端近傍でアークを点弧
した後にアークの移動を開始し、アークが鋼板突合線の
他端に達した時点でアーク力を低下させ、その状態でア
ークが溶接終端部を往復するようにアークを後退前進さ
せることを特徴とするタブ無し溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41456990A JPH0686014B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | タブ無し溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41456990A JPH0686014B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | タブ無し溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04251672A true JPH04251672A (ja) | 1992-09-08 |
JPH0686014B2 JPH0686014B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=18523032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41456990A Expired - Fee Related JPH0686014B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | タブ無し溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0686014B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002361414A (ja) * | 2001-06-13 | 2002-12-18 | Daihen Corp | 消耗2電極アーク溶接終了方法及び溶接終了制御方法及び溶接ロボット |
JP2002361413A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-18 | Daihen Corp | 消耗2電極アーク溶接終了方法及び溶接終了制御方法及び溶接ロボット |
JP2003062669A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-05 | Daihen Corp | 消耗2電極アーク溶接終了方法及び終了制御方法 |
-
1990
- 1990-12-25 JP JP41456990A patent/JPH0686014B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002361413A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-18 | Daihen Corp | 消耗2電極アーク溶接終了方法及び溶接終了制御方法及び溶接ロボット |
JP2002361414A (ja) * | 2001-06-13 | 2002-12-18 | Daihen Corp | 消耗2電極アーク溶接終了方法及び溶接終了制御方法及び溶接ロボット |
JP2003062669A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-05 | Daihen Corp | 消耗2電極アーク溶接終了方法及び終了制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0686014B2 (ja) | 1994-11-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950418 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |