JPH04250887A - 安水処理方法 - Google Patents

安水処理方法

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Publication number
JPH04250887A
JPH04250887A JP40949090A JP40949090A JPH04250887A JP H04250887 A JPH04250887 A JP H04250887A JP 40949090 A JP40949090 A JP 40949090A JP 40949090 A JP40949090 A JP 40949090A JP H04250887 A JPH04250887 A JP H04250887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ammonia liquor
water
equipment
waste liquid
ammonium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP40949090A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Hasebe
長谷部 新次
Susumu Matsumura
進 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP40949090A priority Critical patent/JPH04250887A/ja
Publication of JPH04250887A publication Critical patent/JPH04250887A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、石炭を乾留してコー
クスを製造するときに発生する安水の水処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】石炭をコークス炉で乾留してコークスを
製造する際には、副産物としてコークス炉ガス、軽油お
よびタール等が発生する外に、安水が発生する。この安
水は、タールと混合された状態で発生するので、タール
と安水の混合液をタールデカンタに受け、この混合液を
静置することにより、タールを沈澱させ、タールと安水
に分離するようにしている。
【0003】上述した安水中には、アンモニアをはじめ
、H2S、SCN、HCN、フェノール等の不純物が含
まれており、そのまま放流すると公害を引き起こすこと
になるので、これらの不純物を安水中から除去するため
の処理が行われている。
【0004】図2は、安水処理の1例を示す工程図であ
る。タールデカンタでタールと分離された安水は、安水
タンク21に貯蔵される。そして、ポンプ22により安
水ストリッパー23に送られ、処理水中からアンモニア
が分離され、分離されたアンモニアはコークス炉ガス管
に送られる。アンモニアが分離された処理水は、pH調
整槽24に送られ、ここで硫酸が添加されて中和される
。pHを調整された処理水は、ポンプ25により原水タ
ンク26に蓄えられる。
【0005】そして、原水タンク26に蓄えられた処理
水は、ポンプ27により曝気槽28に送られ、ここで処
理水中のフェノール、SCN等の不純物は、好気性バク
テリアにより食べられる。そして、不純物を食べて増殖
したバクテリアは、処理水と混合状態にあるため、沈澱
槽29で沈澱させるが、更に処理水を凝集沈澱槽30に
送り、凝集剤を加えてバクテリアを凝集沈澱させるよう
にしている。
【0006】さらに、ポンプ31により処理水をろ過器
32に送ってろ過し、活性炭吸着塔33で処理水中の着
色成分および有機成分を吸着させ、処理水を無色かつ無
害な状態にして放流する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の安水処理方法には、次のような問題点がある。
【0008】(1)多くのプロセスと薬品を使用するの
で、処理費用(500円/m3程度)がかさむ。 (2)活性汚泥という微生物を使用しているため、操業
管理が難しく、かつ操業が安定しない。
【0009】この発明は、従来の安水処理方法で処理す
る処理水の処理量を極力減らし、安水処理に要する費用
を低減させることのできる安水処理方法を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る安水処理
方法は、石炭を乾留してコークスを製造するときに発生
する安水を、酸化設備で酸化する未酸化成分を含む廃液
の温度調整のための希釈水として添加し、酸化設備の反
応塔で安水中の不純物を分解させるものである。
【0011】
【作用】この発明に係る安水処理方法は、石炭を乾留し
てコークスを製造するときに発生する安水を、酸化設備
で酸化するNH4SCN(チオアンモニア)や(NH4
)2S2O3(亜硫酸)等未酸化物を含む廃液(脱硫設
備や焼結排煙脱硫設備から送られてくる)の温度が反応
に必要な温度よりも高すぎて、設備を腐食させる恐れが
あるときに、廃液の温度を下げるため希釈水を添加する
ものである。
【0012】安水は十分に低温なので、未酸化ガスに添
加する希釈水として使用できる。そこで、安水を希釈水
として未酸化ガスに添加すると、安水は廃液とともに酸
化設備の反応塔に導入され、ここで安水中に含まれるH
2S、CN、フェノール等の不純物が分解される。した
がって、残った水分中には公害上問題となる成分が残存
せず、そのまま放水することができる。そして、従来の
安水処理設備で処理する安水の量を減らすことができる
ので、安水処理に要する費用が低減できる。
【0013】
【実施例】本発明の1実施例の安水処理方法を図1によ
り説明する。図1は、湿式酸化設備の工程図である。脱
硫設備(TAKAHAX)や焼結排煙脱硫設備から送ら
れてきたNH4SCN(チオアンモニア)や(NH4)
2S2O3(亜硫酸)を含む廃液は、サービスタンク1
に貯蔵される。そして、この廃液はポンプ2により、熱
交換器3および4を経て、反応塔5に送られ、ここで化
1〜化5に基づく反応が行われる。
【0014】
【化1】
【0015】
【化2】
【0016】
【化3】
【0017】
【化4】
【0018】
【化5】
【0019】ここで生成された(NH4)2SO4(硫
安)は、熱交換器4から熱交換器3を経て、分離器6に
送られ、ここで硫安中に含まれる空気が取り出される。 そして、冷却器7を経て、硫安工場へ送られる。反応に
要する空気は、コンプレッサー8により廃液中に送り込
まれる。また、ストレージタンク9に貯蔵された安水が
、希釈水として廃液中に添加される。
【0020】本発明の1実施例の安水処理方法において
は、安水を上述したように、湿式酸化設備の希釈水とし
て使用するので、安水中に含まれる毒性のあるSCN、
HCNが、酸化設備の反応塔で毒性のないSO4、CO
2、N2まで分解される。また、分解されたSO4は、
アンモニアと反応して(NH4)SO4(硫安)となる
【0021】したがって、残った水分には毒性のある成
分が含まれず、そのまま放水することができる。
【0022】なお、安水は反応塔塔頂温度が245〜2
65℃の範囲になるように添加するが、その添加量は1
〜5m3/時間程度でよい。
【0023】
【発明の効果】この発明により、安水の処理費を低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】希釈水として安水を使用している酸化設備の工
程図である。
【図2】安水処理設備の工程図である。
【符号の説明】
1  サービスタンク 2  ポンプ 3  熱交換器 4  熱交換器 5  反応塔 6  分離器 7  冷却器 8  コンプレッサー 9  ストレージタンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  石炭を乾留してコークスを製造すると
    きに発生する安水を、酸化設備で酸化する未酸化成分を
    含む廃液の温度調整のための希釈水として添加し、酸化
    設備の反応塔で安水中の不純物を分解させることを特徴
    とする安水処理方法。
JP40949090A 1990-12-28 1990-12-28 安水処理方法 Pending JPH04250887A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105330110A (zh) * 2015-12-08 2016-02-17 神华集团有限责任公司 一种煤直接液化污水处理系统及方法

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