JPH04249979A - 電子カラー処理方法 - Google Patents

電子カラー処理方法

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Publication number
JPH04249979A
JPH04249979A JP3045179A JP4517991A JPH04249979A JP H04249979 A JPH04249979 A JP H04249979A JP 3045179 A JP3045179 A JP 3045179A JP 4517991 A JP4517991 A JP 4517991A JP H04249979 A JPH04249979 A JP H04249979A
Authority
JP
Japan
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color
matrix
value
values
index
Prior art date
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Pending
Application number
JP3045179A
Other languages
English (en)
Inventor
George T Warner
ジョージ トーマス ワーナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JPH04249979A publication Critical patent/JPH04249979A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/603Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer
    • H04N1/6033Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer using test pattern analysis

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー分離システムにお
いてn個のカラーのオリジナル・カラー信号値を調整す
る方法に関し、更に具体的には、カラーの相互作用を基
準にしてオリジナルのカラーをコンピュータ・プログラ
ミングによって調整する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特に印刷によってカラー画像を再現する
場合、オリジナルの多色画像を分析し、オリジナルの画
像カラーをいくつかの原色に分離し、分離したカラーを
1つのカラー画像に再結合してオリジナルを再組立てす
ることは以前から知られている。
【0003】現在、最も普及している再現処理では、オ
リジナルの多色画像を画像分析スキャナを使用して光ビ
ームで走査することにより、原画の画素域(ピクセルと
も呼ばれる)に対応する信号強度レベルまたは濃度の変
化の形で、画像情報からなる電子信号を得ている。また
、画像は、いく組かのカラー・フィルタを通して走査す
ることにより、3原色と黒色に対応する4個の分離した
画像信号を得ている。選択される3原色の代表例として
、シアン、マゼンタ、イエローがある。そのあと、出力
信号はデジタル信号に変換されて、メモリに記憶してか
ら、あるいは直接に使用して露出装置を駆動している。
【0004】露出装置からは、カラー分離透明陽画、あ
るいは単純にカラー分離とも呼ばれる、シアン、マゼン
タ、イエローおよび黒の各カラー分離信号に対応する黒
白フィルム透明陽画を得ている。これらのカラー分離は
印刷板を作るために使用される。この印刷板は印刷プレ
スに装着され、4つの重なり合った単一カラー画像を位
置合わせして印刷して、多色画像を再組立てしている。
【0005】電子出力信号は、直接にカラー印刷装置を
駆動するために直接に使用される場合もある。この場合
は、実際にカラー透明陽画または印刷板を作らないで、
再組立された多色オリジナルを得ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】オリジナルの多色画像
を分析し、再組立てするプロセスには、いくつかの問題
点がある。その一部はすでに解決されているが、未解決
の問題もいくつかある。1つの問題は、印刷に使用され
るインクとオリジナルの色相が正確に一致しないことで
ある。この問題は、カラー写真陽画またはカラー画像に
よく見られる。更に、カラー分離透明陽画を得るために
使用されるフィルタが完全なものではない。もう1つの
問題は印刷自体にある。これは、従来の印刷プレスであ
るか、インク・ジェット式印装置であるか、昇華式印刷
装置であるかに関係ない。この問題とは、印刷産業で周
知のドット・ゲインの誤差の問題である。ドット・ゲイ
ンとは、あるカラーの印刷量が要求量よりも多すぎたり
、少すぎたりするため、その結果、再組立てされる画像
のカラーのカラー濃度や色相がずれることである。
【0007】カラー分離を得るために使用される信号を
適当な方法で修正することにより、上記問題を訂正する
ことは、理論的には可能である。しかし、分析スキャナ
の出力を修正することで、かかるカラーの誤差を補正す
る努力が過去にも行なわれているが、これらの努力は個
々の純粋なカラー信号、つまり、マゼンタ、イエロー、
シアン、ブラックの画像信号の分析に向けられていたの
で、部分的にしか成功していない。これらの信号の各々
は、カラー補正係数を用いてカラー別に個別に補正され
ている。つまり、このカラー補正係数は、各信号を修正
するために使用される参照テーブルから取り出され、オ
リジナルの画像上に置かれる純粋マゼンタ、イエロー、
シアンおよびブラックのテスト・パッチの各種濃度が印
刷後に正確に再現されるようにしている。しかし、この
手法には若干の制約がある。というのは、4つのカラー
分離信号のいずれかを修正すると、そのカラーの純粋度
が影響を受けるだけでなく、各カラーの色相や、各カラ
ーが一部に含まれるカラーの組合わせの色相が影響を受
けるからである。従って、印刷に先立って電子カラー分
離信号を補正して、オリジナルの色相とカラー階調を正
確に再現するなんらかの方法が望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の目的は
、印刷のあとオリジナル画像がより正確に再現されるよ
うに、カラー分離装置のカラー分離データ出力の出力値
を調整する方法を提供することである。
【0009】本発明による方法は、n個のカラー(ただ
し、nは少なくとも2)からなる最初の組に対応するオ
リジナル値の個数である、オリジナル画像のピクセルの
オリジナル・カラー分離画像濃度値を処理するためのも
ので、次のようなステップから構成されている。つまり
、各ピクセルごとに2つのマトリックスを生成すること
。つまり、1つは、最初の組のn個のカラーのオリジナ
ル値に関する中間カラー値の1 x 2n−1マトリッ
クスVであり、もう1つは、同じく最初の組のn個のカ
ラーのオリジナル値に関するカラー指標の1 x 2n
−1マトリックスDである。
【0010】生成した中間カラー値マトリックスVj、
生成したカラー指標マトリックスDj、およびあらかじ
め選択されるカラー係数の3次元マトリックスEijm
から選択した係数EijDj を使用して、補正した組
のn個の分離値Fi = {F1, F2,...,F
n}を各ピクセルごとに下式を用いて計算すること。
【0011】
【数9】
【0012】具体的には、本発明による方法は、4個の
カラーからなる最初の組に対応するオリジナル値の個数
である、オリジナル画像のピクセルのオリジナル・カラ
ー分離画像濃度値を処理するためのもので、次のような
ステップから構成されている。つまり、各ピクセルごと
に2つのマトリックスを生成すること。つまり、1つは
、最初の組の4個のカラーのオリジナル値に関する中間
カラー値の1 x 8 マトリックスVであり、もう1
つは、同じく最初の組の4個のカラーのオリジナル値に
関するカラー指標の1 x 8 マトリックスDである
【0013】生成した中間カラー値マトリックスVj、
生成したカラー指標マトリックスDj、およびあらかじ
め選択されるカラー係数の3次元マトリックスEijm
から選択した係数EijDj を使用して、補正した組
の4個の分離値Fi = {F1, F2, F3, 
F4} を各ピクセルごとに下式を用いて計算すること
【0014】
【数10】
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図を参照して詳しく説明す
るが、図において類似要素は類似符号で示されている。
【0016】図1は、画像再現、特にカラー画像再現を
容易にするためにグラフィック・アート産業で使用され
ている代表的な電子的または機械的要素の配置図である
。図示したシステムは極めて基本的なものであり、本発
明はこれによって限定されるものではない。図示のシス
テムを使用したのは、本発明の範囲の理解を容易にする
ために、説明の便宜上からにすぎない。この目的のため
に、画像分析スキャナ8は、図示のように、再現しよう
とする画像を照射する光ビーム12を発生して、画像に
向けて照射する手段10から構成されている。画像とし
ては、カラー透明陽画14である場合がある。光ビーム
発生照射手段11は、例えば、光ビーム12によって順
次ラスター方式で透明陽画を走査することができる。 光検出器16は、光を集めて、透明陽画14の各画素、
つまりピクセルの画像情報を内容とする電気的ビデオ信
号出力を発生するために使用できるものである。フィル
タ・ホイール15は複数のフィルタから構成されている
。例えば、3個のフィルタとクリア空間からなり、これ
らは透明陽画14と光検出器16の間に置かれて、透明
陽画14を透過する光ビーム12をフィルタにかけて、
あらかじめ選択される3つのカラー、つまり、マゼンタ
、シアンおよびイエローの各々とブラックの特定の画像
情報が走査した画素ごとに得られるようにする。
【0017】ブラックも、白黒画像に見られるようなグ
レー・スケール階調(中間調)からなるカラーであるの
で、フィルタ・ホイール15内のフィルタを通して光ビ
ーム12を分割し、4つの光検出器を使用すれば、4つ
のカラー情報を同時に得て、4つの並列チャネルに出力
することができる。あるいは、画像を1回走査するごと
に、順次にカラーを得ることもできる。その他の方法も
可能である。本発明の好適実施例では、アナログ・デジ
タル(A/D)変換器17を光検出器16の一部として
設けて、各ピクセルごとに、4つのカラーの各々のデジ
タル出力画像濃度信号値を得ている。以下では、各ピク
セルごとに、光検出器16からの出力値をオリジナル・
カラー分離画像濃度値と呼ぶことにする。
【0018】使用する装置と方法に関係なく、オリジナ
ル・カラー分離画像濃度値は、オリジナル画像の各画素
、つまりピクセルごとに得ているか、発生させており、
その場合、各ピクセルのオリジナル値の個数は、最初の
組のn個のカラー(ただし、nは少なくとも2)に対応
している。nの代表例としては、3、4または5がある
。好ましくは、最初の組のカラーはシアン、マゼンタお
よびイエローから構成される。より好ましくは、最初の
組のカラーはシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)およびブラック(K)から構成され、この場合は
、ブラックもカラーと定義されている。最初の組のカラ
ーがシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックからなると
きは、オリジナル・カラー分離画像濃度値は、以下では
、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの分
離値C0、 Mo、 Yo、 Koと呼ぶことにする。 C0、 Mo、 Yo、 Ko値は各ピクセルごとに存
在する。
【0019】本発明の最初の実施例では、まず、各ピク
セルごとに、カラー指標の1 x 2n−1マトリック
スDj(マトリックスDとも呼ぶ)と中間カラー値の1
 x 2n−1マトリックスVj(マトリックスVとも
呼ぶ)を生成することから始める。これらのマトリック
スは共に、最初の組のn個のカラーのオリジナル値に関
するものである。
【0020】中間カラー値のマトリックスVjは、各々
が最初の組のn個のカラーに見付かった中間カラーの量
に等しい2n−1値から構成されている。2n−1中間
値は、最初の組のn個のカラーに見付かった1個または
2個以上のカラーの可能な限りの組合わせに対応してい
る。
【0021】例えば、n = 4 として、最初の組の
n個のカラーがシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
ー(Y)、ブラック(K)からなるとすれば、1個また
は2個以上のカラーの可能な限りの組合わせは2n−1
になる。具体的には、これらの組合わせは、C、 M、
 Y、K、 MY、 CM、 CY、 CK、 MK、
 YK、 CMY、 MYK、 CMK、 CYK、 
CMYK となる。
【0022】マトリックスVjの2n−1値は、n個の
オリジナル・カラーすべてを含む中間カラーの量をまず
求めることによって求められる。これは、最初の組のn
個のカラーのn個のオリジナル値の最小値を求めること
によって得られる。次に、n−1 個のカラーの組合わ
せからなる中間値は、組合わせの中のn−1 個のカラ
ーの最小値を求め、最初のステップで求めたn個の組合
わせ中間カラーの値を差し引くことによって求められる
。n−2 の場合には、それが存在すると、n−2 個
のカラー組合わせの各々の最小値が求められ、次に、対
応するゼロでないn−1 個のカラーとn個のカラーが
差し引かれる。このプロセスは、n個の中間カラー値が
求められるまで続けられる。 残りの(2n−1)値はゼロである。その結果得られた
マトリックスVjはn個の非ゼロ値だけからなっている
。  例えば、n = 4 として、最初の組のカラー
がシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックからなり、C
0=20、 M0=50、 Y0=75、K0=10で
ある場合について考えてみる。これらの数値はカラー濃
度を表わし、0パーセント(つまり、どのカラーも存在
しない)から100 パーセント(つまり、問題とする
カラーが領域またはピクセルを完全にカバーしている)
までの範囲で変化する。従って、この範囲は0〜100
 である。この例を図式化したのが図2であう。図2に
おいて、オリジナル・カラー分離画像濃度値C0=20
、 Mo=50、 Y0=75、K0=10は、”0”
 で示した横軸の基準線から縦軸に示されている(単位
は任意)。4つのカラー、つまり、シアン(C)、マゼ
ンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)は、相互
に隣り合うように横軸に示されている。
【0023】1個または2個以上のカラーの組合わせと
して見ると、この例は図3のようになる。図3に示すよ
うに、Y’、 MY、 CMY、およびCMYKの中間
カラー値は、それぞれ25、 30、 10および10
になっている。
【0024】CMYKはn個のオリジナル・カラーすべ
てからなる中間カラーである。この値は、C0、 M0
、 Y0、 K0の最小値を求めると得られる。n−1
 個のオリジナル・カラーの組合わせからなる、ゼロで
ない中間カラーは、この例ではCMY である。これは
、C0、 M0、  K0 の最小値を求め、すでに明
らかになっているCMYKの寄与分を差し引くことで得
られる。n−2 個のオリジナル・カラーの組合わせか
らなる、ゼロでない中間カラーは、この例ではMYであ
る。これは、M0とY0の最小値を求め、すでに明らか
になっているCMY とCMYKの寄与分を差し引くこ
とで得られる。最後に、n−3 個のオリジナル・カラ
ーの組合わせからなる、ゼロでない中間カラーは、この
例ではY’である。これは、Y0の値を求め、すでに明
らかになっているMY、 CMY およびCMYKの寄
与分を差し引くことで得られる。このようにして、n個
のカラー値が求められる。中間カラーのVマトリックス
に含まれる他の値はすべてゼロである。
【0025】n=4 として、最初の組のカラーがシア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラ
ック(K)からなり、マトリックスVが1x 15マト
リックスである場合には、Vマトリックスは次のように
求められる。
【0026】
【数11】     V15 = min(CO,MO,YO,KO
,)                       
  CMYKの値    V14 = min(CO,
YO,KO) − V15             
          CYK の値    V13 =
 min(CO,MO,KO) − V15     
                  CMK の値 
   V12 = min(MO,YO,KO) − 
V15                      
 MYK の値    V11 = min(CO,M
O,YO) − V15              
         CMY の値    V10 = 
min(YO,KO) − V12 − V14 − 
V15              YKの値    
V9  = min(MO,KO) − V12 − 
V13 − V15              MK
の値    V8  = min(CO,KO) − 
V13 − V14 − V15          
    YKの値    V7  = min(CO,
MO) − V11 − V13 − V15    
          CMの値    V6  = m
in(CO,YO) − V11 − V14 − V
15              CYの値    V
5  = min(MO,YO) − V11 − V
12 − V15              MYの
値    V4  = KO −V8 −V9 −V1
0 −V12 −V13 −V14 −V15    
   K の値    V3  = YO −V5 −
V7 −V10 −V11 −V12 −V14 −V
15       Y の値    V2  = MO
 −V5 −V6 −V9 −V11 −V12 −V
13 −V15        M の値    V1
  = CO −V6 −V7 −V8 −V11 −
V13 −V14− V15        C の値
ただし、min(x, y) は、xまたはyの最小値
を返却する関数である。
【0027】カラー指標のマトリックスDjは、前のス
テップで求められた中間カラーの最小値に等しい値から
なっている。カラー指標の値は、Vマトリックスの中間
カラー値を求めるときに同時に求めることができる。ゼ
ロでない中間カラー値に対応するn個の指標値だけが意
味をもっており、他の値は出力カラーに寄与しないので
、ゼロにセットされるか無視される。
【0028】n=4 として、最初の組のカラーがシア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック
(K)からなり、マトリックスDが1 x15マトリッ
クスである場合には、マトリックスDは次のように求め
られる。
【0029】
【数12】 D15 = min(CO,MO,YO,KO) CM
YKの指標D14 = min(CO,YO,KO) 
       CYK の指標D13 = min(C
O,MO,KO)        CMK の指標D1
2 = min(MO,YO,KO)        
MYK の指標D11 = min(CO,MO,YO
)        CMY の指標D10 = min
(YO,KO)             YKの指標
D9  = min(MO,KO)         
    MKの指標D8  = min(CO,KO)
             YKの指標D7  = m
in(CO,MO)             CMの
指標D6  = min(CO,YO)       
      CYの指標D5  = min(MO,Y
O)             MYの指標D4  =
 KO                      
 K の指標D3  = YO           
            Y の指標D2  = MO
                       M 
の指標D1  = CO              
         C の指標例えば、n=4 であり
、最初の組のカラーがシアン、マゼンタ、イエロー、ブ
ラックからなる上と同じ場合で、C0=20、 M0=
50、 Y0=50、 K0=10である場合について
検討する。この例では、図4に示すように、中間カラー
Y’、 MY、 CMY、 CMYK の指標値は、そ
れぞれ75、 50、 20、 10になっている。
【0030】プロセスの最初のステップでは、上述した
ように、オリジナル・カラーは複数のカラー群(可能な
場合)に分割され、これらのカラー群の量と最大値が求
められた。
【0031】本発明によれば、次のステップでは、補正
された組のn個のカラー分離値Fi ={F1, F2
,..,Fn} が、生成された中間カラー値のマトリ
ックスVj、生成された中間カラー指標のマトリックス
Dj、およびあらかじめ選択されるカラー係数の3次元
マトリックスEijmから選択した係数EijDj を
使用して、各ピクセルごとに、下式で計算される。
【0032】
【数13】
【0033】補正された組のn個のカラー分離値Fi 
= {F1,F2,...,Fn}には、各オリジナル
値ごとに1つの補正値が含まれている。オリジナル・カ
ラー分離画像濃度値がC0、 M0、 Y0、 K0で
あるとき、対応する補正カラー分離画像濃度値は、それ
ぞれF1(またはFC)、F2(またはFM)、F3(
またはFY)、F4(またはFK)で表わすことができ
る。
【0034】マトリックスEijmは、m個の階調レベ
ルの各々のあらかじめ選択されるカラー係数のn個の行
iと2n−1個の列からなる3次元マトリックスである
。ただし、mは1組のEij 係数が存在するときの階
調レベルの個数である。
【0035】図5は、最初の組のカラーがシアン、マゼ
ンタ、イエロー、ブラックからなるマトリックスEij
mを示した概略図である。この例では、マトリックスE
ijmはm個の階調レベルごとに4行iと15列j か
らなっている。これは4 x 15 x mマトリック
スであり、カラーの階調レベルに対して所定の方法で変
化する。
【0036】以前に求めたこの例のオリジナル値に対す
る補正された組の4個のカラー分離値Fi= {F1,
 F2, F3, F4)は、下式を用いて計算するこ
とができる。
【0037】
【数14】
【0038】この例のオリジナル値を用いて、F1は例
えば次のように計算される。
【0039】
【数15】   F1 = FC = (V1)(E1,1,D1)
 + (V2)(E1,2,D2) + (V3)(E
1,3,D3)             +(V4)
(E1,4,D4) + (V5)(E1,5,D5)
 + (V6)(E1,6,D6)         
     +(V7)(E1,7,D7) + (V8
)(E1,8,D8) + (V9)(E1,9,D9
)              +(V10)(E1,
10,D10) + (V11)(E1,11,D11
) +  (V12)(E1,12,D12)    
          +(V13)(E1,13,D1
3) + (V14)(E1,14,D14) + (
V15)(E1,15,D15)          
= (0)(E1,1,20) + (0)(E1,2
,50) + (25)(E1,3,75)     
         + (0)(E1,4,10) +
 (30)(E1,5,50) + (0)(E1,6
,20)             + (0)(E1
,7,20+) + (0)(E1,8,10) + 
(0)(E1,9,10)             
+ (0)(E1,10,10) + (10)(E1
,11,20) + (0)(E1,12,10)  
            + (0)(E1,13,1
0) +(0)(E1,14,10) + (10)(
E1,15,10)          = (25)
(E1,3,75) + (30)(E1,5,50)
 + (10)(E1,11,20)        
     + (10)(E1,15,10)    係数Eijmは、あらかじめ選択される値テーブル
から選択される。マトリックスEijmは4 x 15
 x 100個の係数または値からなるマトリックスに
なる。ただし、mは1〜100 の整数である。この場
合、E1,3,75 は、3次元マトリックスにおいて
1行目、3列目、75番目のレベルに置かれた係数であ
る(以下も同じ)。可能な限りのDj値の各々に個々の
レベルmがある必要はない。言い換えれば、1〜100
の範囲で変化する各々のmにEij 係数の組をもつ必
要がないので、4 x 15 x 100マトリックス
Eijmにする必要がない。100 レベル未満(例え
ば、20レベル)のマトリックスEijmを使用するこ
とも可能である。 その場合には、とり得る100 個のm値を5つの群に
グループ分けして、各グループで同じレベルを使用する
ことが可能である。この方法は、使用可能なm値の近似
値に丸める(切り上げまたは切り下げ)と呼ぶことがで
きる。別の方法として、補間法を用いることも可能であ
る。この場合は、m値の使用可能な係数を用いて、適用
可能なEijm係数値を計算することができる。既知の
Eijm係数値を越える外挿法を用いることも可能であ
る。
【0040】これまでに説明してきた例に再び戻ること
にして、例えば、望ましいEijm係数が 4×15×
100 個の係数からなるマトリックスEijmから選
択される場合(または4×15×m 個の係数からなる
マトリックス(ただし、mは100 未満)から選択さ
れ、望ましいEijm係数が既存のマトリックスEij
mに含まれる値から補間または外挿され、あるいは切り
上げまたは切り下げられる場合)を想定して説明する。 また、E1,3,75、 E1,5,50、 E1,1
1,20およびE1,15,10の値が次のようになっ
ているものとする。
【0041】E1,3,75 = 0.10E1,5,
50 = −0.05 E1,11,20= 0.80 E1,15,50= 0.95 これらの値を用いると、引き続きこの例において、F1
を次のように計算することができる。
【0042】
【数16】   F1= FC=(25)(E1,3,75) + 
(30)(E1,5,50) + (10)(E1,1
1,20) + (10)(E1,15,10)   
     =(25)(0.10) + (30)(−
0.05) + (10)(0.80) + (10)
(0.95)         =2.5 − 1.5
 + 8 + 9.5 = 18.5 または 19 
(切上げ後)各ピクセルごとに計算によって補正された
組のn個のカラー分離値Fi={F1,F2,F3, 
F4} が、オリジナル値、つまり、{C0,M0,Y
0,K0} の代わりに(つまり、これと置き換わる形
で)使用され、画像のカラーが忠実に再現されるように
カラー出力装置を制御する。計算で求めたこの例では、
オリジナル値C0(20になっている)は、Fcの補正
値(19)で置き換えられる。
【0043】あらかめ選択される係数のマトリックスE
ijmは、最初の組のカラーがシアン、マゼンタ、イエ
ロー、ブラックでなる場合に、次のようなステップであ
らかじめ選択することができる。
【0044】ステップ(a):テスト・パターン画像が
コンピュータ・システムまたはカラー電子プリプレス・
システム(CEPS)から電子的に生成される。この電
子テスト・パターンは、最低限、次のような15種類の
カラーまたはカラーの組合わせからなっている。つまり
、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブ
ラック(K)、マゼンタ・イエロー(赤とも呼ばれる)
(R)、シアン・イエロー(緑とも呼ばれる)(G)、
シアン・マゼンタ(青とも呼ばれる)(B)、シアン・
ブラック(CK)、マゼンタ・ブラック(MK)、イエ
ロー・ブラック(YK)、シアン・マゼンタ・イエロー
(3色ブラックとも呼ばれる)(K3)、マゼンタ・イ
エロー・ブラック(イエロー・ブラックとも呼ばれる)
(RK)、シアン・イエロー・ブラック(グリーン・ブ
ラックとも呼ばれる)(GK)、シアン・マゼンタ・ブ
ラック(ブルー・ブラックとも呼ばれる)(BK)、シ
アン・マゼンタ・イエロー・ブラック(4色ブラックと
も呼ばれる)(K4)である。上に挙げた15種類のカ
ラーの各々は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック
の対応する成分と等量になっている。 これらのカラーの各々は、公知の複数の階調レベルで表
わされる。一般的には、階調レベルが多ければ、較正が
良好化するので、カラー補正が良好化する。固有の色相
をもつ各領域が十分に大きければ、印刷時に、分光測光
器やクロマ測定計などのカラー測定装置によって測定が
行ないやすくなる。サンプル・テスト・パターンを示す
と、図6のようになるが、各カラーの階調レベルを異な
る灰色の陰影で示す代わりに、階調レベルは各カラーの
異なる陰影になっている。例えば、1行目、つまり、C
行と2列目、つまり25%列の区域またはブロックは、
1行目、つまりC行と3列目、つまり50% 列の区域
またはブロックのシアンの陰影よりも25% だけ明る
いシアンの陰影になっている(以下も同じ)。
【0045】ステップ(b):電子テスト・パターンは
、使用者が一致させようとする装置またはプロセスを用
いて印刷される。これにより、最初の印刷基準テスト・
パターン画像またはプリントが作成される。これは、実
際の印刷プレスあるいは他の印刷または校正プロセスを
使用して行なうことができる。
【0046】ステップ(c):最初の印刷基準テスト・
パタン画像の色相は、分光測光器、クロマ測定器、また
はその他のカラー測定装置を用いて測定される。この測
定データは、本発明のカラー補正プロセスと一致させる
ための基準データとして使用される。
【0047】ステップ(d):電子テスト・パターン画
像は、印刷基準テスト・パターン画像を作成するために
使用される印刷または校正プロセスと一致させようとす
る印刷または校正プロセスを使用して印刷される。これ
により、2番目の印刷テスト・パターン画像またはプリ
ントが作成される。
【0048】ステップ(e):次に、2番目のプリング
の色相は、分光測光器、クロマ測定器、またはその他の
カラー測定器を使用して測定される。ステップdとeは
、ステップbとcの前でも、同時でも、あとでも行なう
ことができる。
【0049】ステップ(f):次に、2番目のプリント
の色相の測定結果は、ステップ(c)で収集した最初の
プリントの色相に関する基準データと比較される。測定
した2番目のプリントの色相と基準データとの差は、プ
ロセスのカラー精度を向上するように一致マトリックス
の係数を修正するために使用される。
【0050】例えば、50% 階調レベルの緑の色相に
余りに多いシアンが含まれていることが分かると、一致
マトリックスの中の対応する係数が小さくなる。そのあ
と、修正された一致マトリックスがオリジナル画像を再
処理するために使用されて、50%階調レベルの緑の色
相に含まれるシアンの量を減少させることになる。
【0051】「一致マトリックス」は前以って作ってお
くことも、このステップの段階で作ることも可能である
。ここで使用されている「一致マトリックス」とは、本
発明でマトリックスEijmとして使用すると、入力値
、つまり、{C0,M0,Y0,K0} に等しい出力
値Fiがプロセスに渡されるようなマトリックスのこと
である。言い換えれば、カラー修正は事実上行なわれな
い。”4 x 15”プロセスであるこの例での「一致
マトリックス」は次のようになっている。
【0052】
【表3】
【0053】この 4×15一致マトリックスは”m”
 回繰り返されて、カラー補正係数マトリックスは 4
×15×m となる。各m番目のレベルは、ある階調レ
ベルのときの補正係数に対応している。オリジナル・カ
ラー補正係数一致マトリックスの場合は、すべてのレベ
ルは同じ 4×15マトリックスになっている。
【0054】ステップ(g):電子基準テスト・パター
ン画像は、修正された一致マトリックスをマトリックス
Eijmとして使用して、本発明の”4×15” カラ
ー補正プロセスにより処理される。つまり、電子テスト
・パターン画像を生成するステップ(a)で生成された
オリジナル・カラー分離画像濃度値から、マトリックス
VとマトリックスDが本発明の第1ステップに従って生
成される。 次に、生成されたマトリックスVとDおよびステップ(
f)で修正された一致マトリックスをマトリックスEi
jmとして使用して、マトリックス補正された組の4個
のカラー分離値Fi ={F1, F2, F3, F
4}が本発明の第2ステップに従って各ピクセルまたは
均一域ごとに計算される。
【0055】ステップ(h):次に、印刷基準テスト・
パターン画像を作成するために使用される印刷または校
正プロセスと一致させたい印刷または校正プロセスを使
用して、カラー補正テスト・パターン画像が処理される
【0056】ステップ(i):新しいまたはカラー補正
プリントの色相が、次に、分光測光器、クロマ測定計、
またはその他のカラー測定装置を使用して測定される。
【0057】ステップ(j):次に、新しいまたはカラ
ー補正プリントの色相の測定結果がステップ(c)で収
集した基準データと比較される。新しいプリントの色相
と基準データとの差は、ステップ(f)で作成した修正
一致マトリックスの係数を、プロセスのカラー精度を向
上するように修正するために使用される。
【0058】ステップ(k):ステップ(g)〜(j)
は、最初の基準プリントと最新のカラー補正プリントが
最小レベルまたは所定レベルになるまで、最新修正マト
リックスをマトリックスEijmとしてステップ(g)
で使用して繰り返される。
【0059】更に、あらかじめ選択した係数のマトリッ
クスEijmは、中立ネットワークとも呼ばれる、然る
べく学習された並列処理ネットワークを使用して、あら
かじめ選択することが可能である。例えば、ステップ(
d, e, hおよびi)は、中立ネットワーク・アル
ゴリズムで置き換えれば、(学習されたあと)実際にプ
リングを作らなくても、ある入力からのカラー出力を予
測することができる。
【0060】以下は、マトリックスEijmの1組の係
数であるが、これらはデュポン社の4CAST 登録商
標デジタル・カラー・イメージャで使用して好結果を得
たものである。最初の列の数字は階調レベルmである。 この場合は、m=4 である。4CAST 登録商標の
場合は、これらの数字は0〜255 の範囲になってい
る。示されている数字は25、 50、 75、 およ
び100%の飽和に対応している。
【0061】
【表4】
【0062】本発明の第1実施例の別のケースは、n=
3 として、最初の組のカラーがシアン(C)、マゼン
タ(M)、イエロー(Y)からなる場合である。この例
では、中間値のマトリックスVjは、下式を用いて生成
される。
【0063】
【数17】V7 = min(CO,MO,YO)  
       CMYの値V6 = min(CO,M
O) − V7       CM の値V5 = m
in(CO,YO) − V7       CY の
値V4 = min(MO,YO) − V7    
   MY の値V3 = YO − V4 − V5
 − V7   Yの値V2 = MO − V4 −
 V6 − V7   Mの値V1 = CO − V
5 − V6 − V7   Cの値更に、この例では
、指標値のマトリックスDjは、下式を用いて生成され
る。
【0064】
【数18】D7 = min(CO,MO,YO)  
  CMYの指標D6 = min(CO,MO)  
            CM の指標D5 = mi
n(CO,YO)              CY 
の指標D4 = min(MO,YO)       
       MY の指標D3 = YO     
                   Yの指標D2
 = MO                    
    Mの指標D1 = CO          
              Cの指標この例では、マ
トリックスEijmは、m個の階調レベルの各々に対す
る、あらかじめ選択されるカラー係数の3行iと7列j
からなる3次元マトリックスである。ただし、mは1組
のEij 係数が存在するときの離散的な階調レベルの
個数である。あらかじめ選択したカラー係数からなるこ
のマトリックスEijmは、一致マトリックスが 3×
 7×m マトリックスである場合を除き、上述したス
テップによってあらかじめ選択することが可能である。
【0065】再び図1に示すように、C0、 M0、 
Y0およびK0値をコンピュータまたはデジタル信号プ
ロセッサ18に入力することによって、本発明のステッ
プが実行される。コンピュータまたはプロセッサの出力
は印刷装置などのカラー出力装置24を制御して、ハー
ドコピー出力25を得るために使用される。印刷装置2
4は、写真フィルムを露出する機能をもつレーザ・プリ
ンタにすることができるが、好ましくは、デュポン社か
ら提供される4CAST 登録商標デジタル・カラー・
イメージャのように、多色画像を印刷できるサーマル・
プリンタにすることができる。この種の印刷装置は昇華
性着色剤を含む多色バンドとサーマル印刷ヘッドを使用
して、電子カラー分離入力を受けて画像を作成する。コ
ンピュータ18は、本発明のステップをプログムで実行
する画像処理ソフトウェアを搭載した汎用パーソナル・
コンピュータにすることも、シャープなフィルタ、中間
調ソフトウェアなどの他の信号処理機能も備えた専用コ
ンピュータにすることも可能である。これらの機能は、
本発明のステップをプログラムで実行する上で重要では
なく、カラー補正が行なわれなかった場合と同じような
方法で、本発明に従って補正されたあとでカラー信号を
処理することが可能である。
【0066】コンピュータの出力は光路19を通して対
話式表示端末22に送り、そこで別の画像処理を行なっ
てから、印刷装置24の駆動信号23を出力させること
も可能である。
【0067】本発明のプロセスをプログラムで実行する
場合、各ピクセルごとに各カラー分離値を修正するため
に必要な各種計算機能をもつコンピュータを使用するこ
とが好ましい。プログラムには、Eijmの適当な係数
値を組み入れることも可能である。本発明の方法を実行
するソフトウェアのコーディング例は、本明細書の付録
Aに示されている。この付録に示したソフトウェアのコ
ーディング例では、階調レベルの数が64、n=4、最
初の組のカラーがシアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
クから校正され、従って、iは1〜4の範囲になってお
り、jは1〜15の範囲になっている。このソフトウェ
ア・プログラムはAT&T DSP32C デジタル信
号プロセッサ用にアセンブリ言語で書かれており、本明
細書の最後に示されている。
【0068】本発明の第2実施例は、オリジナル・カラ
ー分離画像濃度値が最初の組のn=4個のカラー、つま
り、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックに対応する
場合のために作成されたものである。この第2実施例に
よると、カラー補正がより経済的に計算できる。
【0069】第2実施例が第1実施例と異なるのは、第
2実施例がn=3 であり、シアン、マゼンタ、イエロ
ーに対応するものとして扱われ、従って7個の中間カラ
ー(と関連の中間カラー値)が生成され、8番目の中間
カラー(と関連のカラー値)がブラックに対応して追加
されることである。従って、4カラーから4カラーへの
変換は維持されるが、生成される中間カラー値は、第1
実施例では15個であるのに対し、8個だけであるので
、必要とされる計算回数が少なくなっている。この場合
には、ブラックを含むこれらのカラー組合わせを、前述
した本発明のように、独立に調整することはできないが
、必要とする計算機能力に限界のあるユーザには好適で
ある。
【0070】この第2実施例は、オリジナル画像のピク
セルのオリジナル・カラー分離画像濃度値を処理し、オ
リジナル値の個数が最初の組の4つのカラーに対応して
いる場合の方法に係るもので、次のようなステップから
なっている。つまり、2つのマトリックス、すなわち、
最初の組のn個のカラーのオリジナル値に関する中間カ
ラー値からなる1 x 8 マトリックスVと、最初の
組の4つのカラーのオリジナル値に関するカラー指標か
らなる1 x 8 マトリックスDを各ピクセルごとに
生成すること、および生成された中間カラー値のマトリ
ックスVj、生成されたカラー指標のマトリックスDj
、およびあらかじめ選択したカラー係数からなる3次元
マトリックスEijmを使用して、補正された組の4カ
ラー分離値Fi = {F1,F2, F3, F4}
 を各ピクセルごとに下式を用いて計算することである
【0071】
【数19】
【0072】この第2実施例の最初のステップでは、カ
ラー指標の 1×8 マトリックスDjと中間カラー値
の 1×8 マトリックスVjが、共に最初の組の4カ
ラーのオリジナル値に関して、各ピクセルごとに生成さ
れる。
【0073】中間カラー値のマトリックスVjは、各々
が最初の組の4カラーに見付かった中間カラーの量に等
しい8個の値から構成されている。8個の中間カラーは
、例えば、シアン、マゼンタ、イエローの3カラーのう
ちの1個または2個以上と、8番目の中間カラーである
ブラックの可能な限りの組合わせに対応している。具体
的には、これらの組合わせには、C、 M、 Y、 K
、 MY、 CM、 CY、 CMY がある。
【0074】マトリックスVjからの8個の値は、3個
のオリジナル・カラー、つまり、シアン、マゼンタ、イ
エローのすべてを含む中間カラーの量をまず求めること
によって求められる。これは、最初の組の4カラーのこ
れらの3個のオリジナル値の最小値を求めることで行な
うことができる。次に、求めた3カラーのうちの2カラ
ーの組合わせからなる中間カラーは、組合わせのなかの
2カラーの最小値を求め、最初のステップで求めた3つ
の組合わせ中間カラーの値を差し引くことによって求め
られる。最後の場合では、残りの値は、シアン、マゼン
タ、イエローのいずれかについて求められ、対応するゼ
ロでない2カラーの中間カラーと3カラーの中間カラー
の寄与量が差し引かれる。その結果得られるマトリック
スは、最大4個までの非ゼロ値からなっている。
【0075】前例と同じように、最初の組のカラーがシ
アン、マゼンタ、イエロー、ブラックからなり、C0=
20、 M0=50、 Y0=75、 K0=10であ
る例について検討する。前例と同様に、図2を参照して
説明する。
【0076】シアン、マゼンタ、イエローのうちの1つ
または2つ以上のカラーの組合わせとして見ると、図7
のようになる。図7に示すように、中間カラーY’、 
MY、 CMY、CMYK の中間カラー値はそれぞれ
25、 30、 20、 10になっている。
【0077】CMY は、3つのオリジナル・カラー、
つまり、シアン、マゼンタ、イエローからなる中間カラ
ーである。その値はC0、 M0、 Y0の最小値を求
めることで得られる。シアン、マゼンタ、イエローの3
カラーのうち2つの組合わせからなる非ゼロ中間カラー
は、この例では、MYである。これは、M0とY0の最
小値を求め、すでに求めたCMY の寄与分を差し引く
ことで得られる。シアン、マゼンタ、イエローのオリジ
ナル・カラーのうち1つだけのカラーからなる非ゼロ中
間値は、この例では、Y’である。これは、Y’の値を
求め、すでに求めたMYとCMY の寄与分を差し引く
ことで得られる。最後に、K0値はブラックの中間値に
対するものである。中間カラーのVマトリックスの中の
他の値はすべてゼロである。
【0078】従って、n=4 で、最初の組のカラーが
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラ
ック(K)からなり、マトリックスVが1x 8 マト
リックスである場合には、Vマトリックスは次のように
求められる。
【0079】
【数20】V8 = min(CO,MO,YO)  
       CMYの値V7 = min(CO,M
O) − V8       CM の値V6 = m
in(CO,YO) − V8       CY の
値V5 = min(MO,YO) − V8    
   MY の値V4 = KO          
              Kの値V3 = YO 
− V5 − V6 − V8   Yの値V2 = 
MO − V5 − V7 − V8   Mの値V1
 = CO − V6 − V7 − V8   Cの
値ただし、min(x, y) は、xまたはyの最小
値を返却する関数である。
【0080】カラー指標のマトリックスDjは、前のス
テップで求められた中間カラーの最大値に等しい値から
構成されている。これらの値は、Vマトリックスの値を
求めるときに同時に求めることができる。非ゼロ中間カ
ラー値に対応する4つの指標値だけが意味をもち、他の
指標値は、出力カラーになにも寄与しないので、ゼロに
セットされるか、無視される。
【0081】従って、n=4 で、最初の組のカラーが
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラ
ック(K)からなり、マトリックスDが1x 8 マト
リックスである場合には、マトリックスDは次のように
求められる。
【0082】
【数21】D8 = min(CO,MO,YO)  
  CMYの指標D7 = min(CO,MO)  
            CM の指標D6 = mi
n(CO,YO)              CY 
の指標D5 = min(MO,YO)       
       MY の指標D4 = KO     
                   Kの指標D3
 = YO                    
    Yの指標D2 = MO          
              Mの指標D1 = CO
                        C
の指標例えば、前例と同じように、n=4 で、最初の
組のカラーがシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの
値からなり、C0=20、 M0=50、 Y0=75
、 K0=10である場合について検討する。この例で
は、図8に示すように、中間カラーY’、 MY、 C
MY、 CMYKの指標値はそれぞれ75、 50、 
20、 10になっている。
【0083】本発明の第2実施例の次のステップでは、
生成された中間カラー値のマトリックスVj、生成され
たカラー指標のマトリックスDj、およびあらかじめ選
択したカラー係数からなる3次元マトリックスEijm
から選択した係数EijDj を使用して、補正された
組の4つのカラー分離値Fi = {F1, F2, 
F3, F4} が各ピクセルごとに下式を用いて計算
される。
【0084】
【数22】
【0085】マトリックスEijmは、m個の階調レベ
ルの各々に対するあらかじめ選択されたカラー係数が4
行iと8列jからなる3次元マトリックスである。ただ
し、mは、ある組のEij 係数が存在するときの離散
的な階調レベルの個数である。
【0086】前のステップで求められたこの例のオリジ
ナル値の補正された組の4つのカラー分離値Fi = 
{F1, F2, F3, F4} は、下式を用いて
計算することができる。
【0087】
【数23】
【0088】この例では、オリジナル値を使用して、F
1は次のように計算される。
【0089】
【数24】   F1 = FC = (V1)(E1,1,D1)
 + (V2)(E1,2,D2) + (V3)(E
1,3,D3)             +(V4)
(E1,4,D4) + (V5)(E1,5,D5)
 + (V6)(E1,6,D6)         
     +(V7)(E1,7,D7) + (V8
)(E1,8,D8)           = (0
)(E1,1,20) + (0)(E1,2,50)
 + (25)(E1,3,75)         
     + (10)(E1,4,10) + (3
0)(E1,5,50) + (0)(E1,6,20
)              + (0)(E1,7
,20+) + (20)(E1,8,20)    
      = (25)(E1,3,75) + (
10)(E1,4,10) + (30)(E1,5,
50)              + (20)(E
1,8,20)   この第2実施例では、Eijmは第1実施例と同じ
ように、あらかじめ選択される値テーブルから選択され
る。 しかし、第2実施例では、マトリックスEijmはm個
の階調レベルが4行iと8列jからなっている。
【0090】ここで述べている例に戻り、必要とするE
ijmが4 x 8 x 100 個の係数からなるマ
トリックスEijmから選択される場合(または4 x
 8 x m 個の係数からなるマトリックス(mは1
00 未満である)から選択され、必要とするEijm
係数が既存のマトリックスEijmの値から補間または
外挿され、あるいは切り上げまたは切り下げられる場合
)を想定する。例えば、E1,3,75、 E1,5,
50、 E1,8,20の値が次のようになっていると
する。
【0091】E1,3,75 = 0.05E1,4,
10 = −0.10 E1,5,50 = 0.80 E1,8,20 = 0.95 いま説明している例では、これらの値を使用して、F1
は次のように計算することができる。
【0092】
【数25】   F1= FC=(25)(E1,3,75) + 
(30)(E1,4,10) + (20)(E1,5
,50) + (10)(E1,8,20)     
 =(25)(0.05) + (30)(−0.10
) + (20)(0.85) + (10)(0.1
0)         =1.25 − 3.0 + 
19 + 1 = 18.25  または 18 (切
下げ後)この例の場合も、各ピクセルごとに計算で求め
た補正された組の4カラー分離値F1= {F1, F
2, F3, F4}がオリジナル値、つまり、[C0
, M0, Y0, K0]の代わりに(または置き換
わる形で)使用されて、カラー出力装置が制御され、画
像のカラーが忠実に再現されて出力されることになる。 この計算例では、修正されたアルゴリズムを使用して、
オリジナル値(つまり、20) は、Fcの補正値(つ
まり、18) で置き換えられる。あらかじめ選択され
るカラー係数のマトリックスEijmは、第1実施例で
前述したステップであらかじめ選択または求めることが
できるが、第1実施例と異なるのはカラー補正プロセス
のステップである。更に、第2実施例では、一致マトリ
ックスは4 x 8 x m マトリックスになってい
る。
【0093】以下はマトリックスEijmからの1組の
係数であり、これらはデュポン社4CAST登録商標デ
ジタル・カラー・イメージャで良好な結果が得られてい
る。第1列の数字は階調レベルmである。この例では、
m=4 であり、階調レベルは0〜255 の範囲にな
っている。4つの階調レベルmは、25%、 50%、
 75% および100%飽和に対応している。
【0094】
【表5】
【0095】本発明の第2実施例を実行するためのソフ
トウェア・コーディング例は本明細書の付録Bに示され
ている。付録Bに示した本発明のソフトウェア・コーデ
ィング例では、階調レベルmの個数は128  になっ
ている。このソフトウェア・プログラムは、AT&T社
DSP32Cデジタル信号プロセッサ用にアセンブリ言
語で書かれており、本明細書の最後に示されている。
【0096】なお、付録AおよびBは著作権保護の対象
である。本著作権者は、特許庁における包袋に含まれる
ものとしての特許文献または発明の開示としての複製に
ついては異論を唱えないが、その他の著作権の行使とな
る行為についてはすべての権利を留保する。
【0097】本発明の各種実施例について説明してきた
が、本発明は各種態様に変更することが可能である。こ
れらの変更は、特許請求の範囲に明確化されている本発
明の範囲内に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の1つであるカラー画像再現シ
ステムを示した概略ブロック図である。
【図2】縦軸に任意の単位で示したオリジナル・カラー
分離画像濃度値と横軸に隣り合うように示した4つのカ
ラーとの関係を例で示したグラフである。
【図3】本明細書で使用されている「中間カラー値」の
意味を例で分かりやすくするために示したグラフである
【図4】本明細書で使用されている「カラー指標」の意
味を例で分かりやすくするために示したグラフである。
【図5】本発明で使用されている係数からなる3次元マ
トリックスEijnを示した概略図である。
【図6】サンプル・テスト・パターンを示した概略図で
ある。
【図7】特定のケースで本発明で使用されている「中間
カラー値」の意味を分かりやすくするために示したグラ
フである。
【図8】特定のケースで本発明で使用されている「カラ
ー指標」の意味を分かりやすくするために示したグラフ
である。
【符号の説明】
8  画像分析スキャナ 10  光ビーム発生照射手段 12  光ビーム 14  カラー透明陽画 15  フィルタ・ホイール 16  光検出器 17  アナログ・デジタル(A/D)変換器18  
コンピュータまたはデジタル信号プロセッサ19  光
路 20  コンピュータまたはプロセッサ出力22  対
話式表示端末 23  駆動信号 24  カラー出力装置 25  ハードコピー出力
【外1】
【外2】
【外3】
【外4】
【外5】
【外6】
【外7】
【外8】
【外9】
【外10】
【外11】
【外12】
【外13】
【外14】
【外15】
【外16】
【外17】
【外18】
【外19】
【外20】
【外21】
【外22】
【外23】
【外24】
【外25】
【外26】
【外27】
【外28】
【外29】
【外30】

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  オリジナル画像のピクセルのオリジナ
    ル・カラー分離画像濃度値を処理する方法であって、オ
    リジナル値の個数が最初の組のn個(ただし、nは少な
    くとも2)のカラーに対応している方法において、2つ
    のマトリックス、つまり、最初の組のn個のカラーのオ
    リジナル値に関する中間カラー値からなる1×2n−1
    マトリックスVと最初の組のn個のカラーのォリジナル
    値に関するカラー指標からなる 1×2n−1マトリッ
    クスDを各ピクセルごとに生成すること、および生成さ
    れた中間カラー値のマトリックスVj、生成されたカラ
    ー指標のマトリックスDj、およびあらかじめ選択され
    る係数からなる3次元マトリックスEijmから選択し
    た係数EijDj を使用して、補正された組のn個の
    カラー分離値Fi = {F1,F2,..., Fn
    } を下式を用いて各ピクセルごとに計算することから
    なる電子カラー処理方法。 【数1】
  2. 【請求項2】  最初の組のカラーはシアン(C)、マ
    ゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(K)か
    らなる請求項1に記載の電子カラー処理方法。
  3. 【請求項3】  中間カラー値のマトリックスVjは下
    式を用いて生成される請求項2に記載の電子カラー処理
    方法。 【数2】     V15 = min(CO,MO,YO,KO
    ,)                       
      CMYKの値    V14 = min(CO,
    YO,KO) − V15             
              CYK の値    V13 =
     min(CO,MO,KO) − V15     
                      CMK の値 
       V12 = min(MO,YO,KO) − 
    V15                      
     MYK の値    V11 = min(CO,M
    O,YO) − V15              
             CMY の値    V10 = 
    min(YO,KO) − V12 − V14 − 
    V15              YKの値    
    V9  = min(MO,KO) − V12 − 
    V13 − V15              MK
    の値    V8  = min(CO,KO) − 
    V13 − V14 − V15          
        YKの値    V7  = min(CO,
    MO) − V11 − V13 − V15    
              CMの値    V6  = m
    in(CO,YO) − V11 − V14 − V
    15              CYの値    V
    5  = min(MO,YO) − V11 − V
    12 − V15              MYの
    値    V4  = KO −V8 −V9 −V1
    0 −V12 −V13 −V14 −V15    
       K の値    V3  = YO −V5 −
    V7 −V10 −V11 −V12 −V14 −V
    15       Y の値    V2  = MO
     −V5 −V6 −V9 −V11 −V12 −V
    13 −V15        M の値    V1
      = CO −V6 −V7 −V8 −V11 −
    V13 −V14− V15        C の値
    上式において、min(x, y) はxまたはyの最
    小値を返却する関数であり、C0、M0、 Y0、 K
    0はそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックに
    対応するオリジナル値である。
  4. 【請求項4】  指標値のマトリックスDjは下式を用
    いて生成される請求項2に記載の電子カラー処理方法。 【数3】 D15 = min(CO,MO,YO,KO) CM
    YKの指標D14 = min(CO,YO,KO) 
           CYK の指標D13 = min(C
    O,MO,KO)        CMK の指標D1
    2 = min(MO,YO,KO)        
    MYK の指標D11 = min(CO,MO,YO
    )        CMY の指標D10 = min
    (YO,KO)             YKの指標
    D9  = min(MO,KO)         
        MKの指標D8  = min(CO,KO)
                 YKの指標D7  = m
    in(CO,MO)             CMの
    指標D6  = min(CO,YO)       
          CYの指標D5  = min(MO,Y
    O)             MYの指標D4  =
     KO                      
     K の指標D3  = YO           
                Y の指標D2  = MO
                           M 
    の指標D1  = CO              
             C の指標上式において、min(
    x, y) はxまたはyの最小値を返却する関数であ
    り、C0、M0、 Y0、 K0はそれぞれシアン、マ
    ゼンタ、イエロー、ブラックに対応するオリジナル値で
    ある。
  5. 【請求項5】  最初の組のカラーはシアン、マゼンタ
    、イエローからなる請求項1に記載の電子カラー処理方
    法。
  6. 【請求項6】  中間値のマトリックスVjは下式を用
    いて生成される請求項5に記載の電子カラー処理方法。 【数4】V7 = min(CO,MO,YO)   
           CMYの値V6 = min(CO,M
    O) − V7       CM の値V5 = m
    in(CO,YO) − V7       CY の
    値V4 = min(MO,YO) − V7    
       MY の値V3 = YO − V4 − V5
     − V7   Yの値V2 = MO − V4 −
     V6 − V7   Mの値V1 = CO − V
    5 − V6 − V7   Cの値上式において、m
    in(x, y) はxまたはyの最小値を返却する関
    数であり、C0、M0、 Y0はそれぞれシアン、マゼ
    ンタ、イエローに対応するオリジナル値である。
  7. 【請求項7】  指標値のマトリックスDjは下式を用
    いて生成される請求項5に記載の電子カラー処理方法。 【数5】D7 = min(CO,MO,YO)   
      CMYの指標D6 = min(CO,MO)  
                CM の指標D5 = mi
    n(CO,YO)              CY 
    の指標D4 = min(MO,YO)       
           MY の指標D3 = YO     
                       Yの指標D2
     = MO                    
        Mの指標D1 = CO          
                  Cの指標上式において、
    min(x, y) はxまたはyの最小値を返却する
    関数であり、C0、M0、 Y0はそれぞれシアン、マ
    ゼンタ、イエローに対応するオリジナル値である。
  8. 【請求項8】  更に、計算で求めた補正された組のn
    個のカラー分離値Fi = [F1, F2,...,
     Fn] を各ピクセルごとに使用して、画像のカラー
    再現を忠実に出力するようにカラー出力装置を制御する
    ことからなる請求項1に記載の電子カラー処理方法。
  9. 【請求項9】  mは、ある組のEij 係数が存在す
    るときの離散的な階調レベルの個数である請求項1に記
    載の電子カラー処理方法。
  10. 【請求項10】  mは4である請求項1に記載の電子
    カラー処理方法。
  11. 【請求項11】  mは64である請求項1に記載の電
    子カラー処理方法。
  12. 【請求項12】  あらかじめ選択されるカラー係数の
    マトリックスEijmは以下のステップによってあらか
    じめ選択される請求項1に記載の電子カラー処理方法。 (a)複数の所定階調レベルで中間カラーに対応する基
    準カラー分離画像濃度値をもつ複数のピクセルからなる
    区域をもつ電子テスト・パターン画像を生成すること、
    (b)一致させようとするプロセスを使用して電子テス
    ト・パターン画像の最初のコピーを作成すること、(c
    )テスト・パターン画像の作成した最初のコピー上の中
    間カラーの各々の色相を各階調レベルで測定し、測定し
    た色相を基準データとすること、(d)最初のコピーの
    カラーを忠実に再現したものを得るために使用しようと
    するプロセスを使用して、電子テスト・パターン画像の
    別のコピーを作成すること、(e)テスト・パターン画
    像の作成した別のコピー上の中間カラーの各々の色相を
    各階調レベルで測定すること、(f)基準データとステ
    ップ(e)で測定した色相との差を測定し、マトリック
    スEijmとして使用する3次元一致マトリックスの中
    の係数を、ステップ(d)で使用したプロセスのカラー
    精度を向上するように修正すること、(g)基準カラー
    分離画像濃度値をオリジナル値として使用し、修正した
    3次元一致マトリックスをマトリックスEijmとして
    使用して、請求項1の生成ステップと計算ステップを実
    行することによって、各ピクセルおよび均一域ごとに、
    補正された組のn個のカラー分離値Fi = [F1,
     F2,..., Fn] を計算すること、および(
    h)ステップ(d)〜ステップ(g)を繰り返し、ただ
    し、ステップ(c)では、基準カラー分離画像濃度値の
    代わりに、補正された組の4個のカラー分離値Fi =
     {F1, F2, F3, F4} を使用して別の
    コピーを作成し、ステップ(f)では修正された一致マ
    トリックスを更に修正し、ステップ(g)では最新の修
    正された一致マトリックスを、ステップ(f)で測定さ
    れた差が所定のレベルに低下するまで、マトリックスE
    ij として使用すること。
  13. 【請求項13】  あらかじめ選択されるカラー係数の
    マトリックスEijmは、適当に学習された並列処理ネ
    ットワークを使用してあらかじめ選択される請求項10
    に記載の電子カラー処理方法。
  14. 【請求項14】  処理ネットワークは請求項10のス
    テップ(d)とステップ(e)を実行する機能をもつ請
    求項13に記載の電子カラー処理方法。
  15. 【請求項15】  mは4レベルをもち、マトリックス
    Eijmは下記のあらかじめ選択されるカラー係数をも
    っている請求項1に記載の電子カラー処理方法。 【表1】
  16. 【請求項16】  ある組のEij 係数が存在すると
    きの離散的階調レベルmがDj未満であり、更に、計算
    ステップにおいて最も近似したm係数値に丸めることか
    らなる請求項1に記載の電子カラー処理方法。
  17. 【請求項17】  ある組のEij 係数が存在すると
    きの離散的階調レベルmがDj未満であり、更に、計算
    ステップにおいて補間によってm係数値を求めることか
    らなる請求項1に記載の電子カラー処理方法。
  18. 【請求項18】  ある組のEij 係数が存在すると
    きの離散的階調レベルmがDj未満であり、更に、計算
    ステップにおいて外挿によってm係数値を求めることか
    らなる請求項1に記載の電子カラー処理方法。
  19. 【請求項19】  オリジナル画像のピクセルのオリジ
    ナル・カラー分離画像濃度値を処理する方法であって、
    オリジナル値の個数が最初の組の4個のカラーに対応し
    ている方法において、2つのマトリックス、つまり、最
    初の組の4個のカラーのオリジナル値に関する中間カラ
    ー値からなる 1×8 マトリックスVと最初の組の4
    個のカラーのオリジナル値に関するカラー指標からなる
     1×8 マトリックスDを各ピクセルごとに生成する
    こと、および生成された中間カラー値のマトリックスV
    j、生成されたカラー指標のマトリックスDj、および
    あらかじめ選択される係数からなる3次元マトリックス
    Eijmから選択した係数EijDj を使用して、補
    正された組の4個のカラー分離値Fi = {F1,F
    2, F3, F4} を下式を用いて各ピクセルごと
    に計算することからなる電子カラー処理方法。 【数6】
  20. 【請求項20】  最初の組のカラーはシアン(C)、
    マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(K)
    からなる請求項20に記載の電子カラー処理方法。
  21. 【請求項21】  中間カラー値のマトリックスVjは
    下式を用いて生成される請求項20に記載の電子カラー
    処理方法。 【数7】V8 = min(CO,MO,YO)   
           CMYの値V7 = min(CO,M
    O) − V8       CM の値V6 = m
    in(CO,YO) − V8       CY の
    値V5 = min(MO,YO) − V8    
       MY の値V4 = KO          
                  Kの値V3 = YO 
    − V5 − V6 − V8   Yの値V2 = 
    MO − V5 − V7 − V8   Mの値V1
     = CO − V6 − V7 − V8   Cの
    値上式において、min(x, y) はxまたはyの
    最小値を返却する関数であり、C0、M0、 Y0、 
    K0はそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック
    に対応するオリジナル値である。
  22. 【請求項22】  指標値のマトリックスDjは下式を
    用いて生成される請求項20に記載の電子カラー処理方
    法。 【数8】D8 = min(CO,MO,YO)   
      CMYの指標D7 = min(CO,MO)  
                CM の指標D6 = mi
    n(CO,YO)              CY 
    の指標D5 = min(MO,YO)       
           MY の指標D4 = KO     
                       Kの指標D3
     = YO                    
        Yの指標D2 = MO          
                  Mの指標D1 = CO
                            C
    の指標上式において、min(x, y) はxまたは
    yの最小値を返却する関数であり、C0、M0、 Y0
    、 K0はそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー、ブラ
    ックに対応するオリジナル値である。
  23. 【請求項23】  更に、計算で求めた補正された組の
    4個のカラー分離値Fi = [F1, F2, F3
    , F4] を各ピクセルごとに使用して、画像のカラ
    ー再現を忠実に出力するようにカラー出力装置を制御す
    ることからなる請求項19に記載の電子カラー処理方法
  24. 【請求項24】  mは、ある組のEij 係数が存在
    するときの離散的な階調レベルの個数である請求項19
    に記載の電子カラー処理方法。
  25. 【請求項25】  mは4である請求項19に記載の電
    子カラー処理方法。
  26. 【請求項26】  mは128 である請求項1に記載
    の電子カラー処理方法。
  27. 【請求項27】  あらかじめ選択されるカラー係数の
    マトリックスEijmは以下のステップによってあらか
    じめ選択される請求項19に記載の電子カラー処理方法
    。 (a)複数の所定階調レベルで中間カラーに対応する基
    準カラー分離画像濃度値をもつ複数のピクセルからなる
    区域をもつ電子テスト・パターン画像を生成すること、
    (b)一致させようとするプロセスを使用して電子テス
    ト・パターン画像の最初のコピーを作成すること、(c
    )テスト・パターン画像の作成した最初のコピー上の中
    間カラーの各々の色相を各階調レベルで測定し、測定し
    た色相を基準データとすること、(d)最初のコピーの
    カラーを忠実に再現したものを得るために使用しようと
    するプロセスを使用して、電子テスト・パターン画像の
    別のコピーを作成すること、(e)テスト・パターン画
    像の作成した別のコピー上の中間カラーの各々の色相を
    各階調レベルで測定すること、(f)基準データとステ
    ップ(e)で測定した色相との差を測定し、マトリック
    スEijmとして使用する3次元一致マトリックスの中
    の係数を、ステップ(d)で使用したプロセスのカラー
    精度を向上するように修正すること、(g)基準カラー
    分離画像濃度値をオリジナル値として使用し、修正した
    3次元一致マトリックスをマトリックスEijmとして
    使用して、請求項19の生成ステップと計算ステップを
    実行することによって、各ピクセルおよび均一域ごとに
    、補正された組の4個のカラー分離値Fi = [F1
    , F2, F3,F4] を計算すること、および(
    h)ステップ(d)〜ステップ(g)を繰り返し、ただ
    し、ステップ(c)では、基準カラー分離画像濃度値の
    代わりに、補正された組の4個のカラー分離値Fi  
    =  {F1,  F2,  F3,  F4}  を
    使用して別のコピーを作成し、ステップ(f)では修正
    された一致マトリックスを更に修正し、ステップ(g)
    では最新の修正された一致マトリックスを、ステップ(
    f)で測定された差が所定のレベルに低下するまで、マ
    トリックスEij として使用すること。
  28. 【請求項28】  あらかじめ選択されるカラー係数の
    マトリックスEijmは、適当に学習された並列処理ネ
    ットワークを使用してあらかじめ選択される請求項27
    に記載の電子カラー処理方法。
  29. 【請求項29】  処理ネットワークは請求項27のス
    テップ(d)とステップ(e)を実行する機能をもつ請
    求項28に記載の電子カラー処理方法。
  30. 【請求項30】  mは4レベルをもち、マトリックス
    Eijmは下記のあらかじめ選択されるカラー係数をも
    っている請求項20に記載の電子カラー処理方法。 【表2】
  31. 【請求項31】  ある組のEij 係数が存在すると
    きの離散的階調レベルmがDj未満であり、更に、計算
    ステップにおいて最も近似したm係数値に丸めることか
    らなる請求項19に記載の電子カラー処理方法。
  32. 【請求項32】  ある組のEij 係数が存在すると
    きの離散的階調レベルmがDj未満であり、更に、計算
    ステップにおいて補間によってm係数値を求めることか
    らなる請求項19に記載の電子カラー処理方法。
  33. 【請求項33】  ある組のEij 係数が存在すると
    きの離散的階調レベルmがDj未満であり、更に、計算
    ステップにおいて外挿によってm係数値を求めることか
    らなる請求項19に記載の電子カラー処理方法。
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