JPH042490Y2 - - Google Patents

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JPH042490Y2
JPH042490Y2 JP9219384U JP9219384U JPH042490Y2 JP H042490 Y2 JPH042490 Y2 JP H042490Y2 JP 9219384 U JP9219384 U JP 9219384U JP 9219384 U JP9219384 U JP 9219384U JP H042490 Y2 JPH042490 Y2 JP H042490Y2
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wave absorber
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JP9219384U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案はアンテナ装置、特にマイクロ波・準ミ
リ波帯で用いられるカセグレン又はパラボラ形の
開口面アンテナにおいて、副反射鏡または一次放
射器を支持する支持柱からの反射および回折によ
る広角指向性の劣化を防止したアンテナ装置に関
する。
〔従来技術〕
カセグレン(又はグレゴリアン)アンテナは、
放射方向に対してほぼ軸対称な構造を有し、設計
および製造が容易なためマイクロ波・準ミリ波帯
の衛星通信地球局アンテナとして広く用いられて
いる。しかしながら、電波の進行方向に副反射鏡
を支持するための複数の支持柱があり、この支持
柱からの電波の反射および回折によつて広角指向
性を劣化させる弱点がある。近年、衛星通信の発
達に伴い、周波数および衛星軌道の有効利用はま
すます重要となり、目的以外の方向に対する不要
電波放射に対する規制、すなわち広角指向性に対
する要求がますます厳しくなつている。これに対
し、すでに支持柱からの反射および回折の影響を
改善する方法が種々考えられており、例えば支持
柱に電波吸収体を装着する方法や、支持柱に不規
則な凹凸を有する平板状の構造物を取付ける方法
(特開昭56−169905号公報)などが知られている。
しかしながら、衛星通信地球局に用いられる大口
径アンテナ、特に楕円形断面の支持柱を持つ大口
径アンテナの場合には、主反射鏡に面した支持柱
の表面積が広く、この前面に電波吸収体を装着す
るとその使用量が多く経済的でなく、上述の特開
昭56−169905号公報記載の方法のみによつて支持
柱からの反射の影響を改善するためには、取付け
る構造物の寸法が大きくない過ぎるという欠点が
ある。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、楕円形断面の支持柱に適した
改善方法により上述の欠点を除去し、広角指向性
の改善されたカセグレン又はパラボラ形(グレゴ
リアンアンテナを含む)のアンテナ装置を提供す
ることである。
〔考案の構成〕
本考案のアンテナ装置は、主反射鏡の前面にあ
る副反射鏡または一次放射器を支持し電波の通過
を妨げる楕円形断面の支持柱を備えたカセグレン
又はパラボラ形のアンテナ装置において、前記支
持柱の楕円長径の前記主反射鏡に面した先端外周
部に装着された電波吸収体と、前記支持柱の楕円
短径の先端外周部から電波の進行方向に平行に前
記主反射鏡の方向に伸び先端が波長より長い辺か
ら成る不規則な形状を有する平板板の2枚の散乱
板とを備えることによつて構成される。
〔実施例〕
次に図面を参照して本考案を詳細に説明する。
第1図はカセグレンアンテナの一般的な構成図
で、主反射鏡1、副反射鏡2、一次放射器3、支
持柱4及び4′から構成されている。第1図にお
いて、一次放射器3から放射された球面波は副反
射鏡2および主反射鏡1で反射された後、平面波
5となり前方に放射されるが、平面波5の一部は
支持柱4で妨げられ、支持柱4の各部からの反射
および回折波は破線で示す散乱円錐6の方向に集
中して放射され、広角指向性を劣化させる原因と
なることが知られている。
第2図aおよびbは本考案の一実施例の支持柱
の斜視図および断面図で、支持柱4の断面の楕円
長径7の主反射鏡に面した側の先端外周部に電波
吸収体8が装着され、楕円短径9の両端外周部A
−A′,B−B′から平面波5の進行方向に平行に
主反射鏡側に平板状の散乱板10が取付けられて
いる。散乱板の先端は前述の特開昭56−169905号
公報記載の方法と同様に、図に示すような波長よ
り長い辺から成る不規則な凹凸が構成されてい
る。この構成では、支持柱4の主反射鏡側の先端
外周部C−Dからの反射(a,bなど)は電波吸
収体8によつて吸収減衰させ、電波吸収体8の両
側の支持柱側面部11A−C及びB−Dからの反
射(c,dなど)は特開昭56−169905号公報と同
様な原理により散乱板10によつて阻止し、その
先端からの回折を不規則な凹凸によつて多方向に
散乱させ、支持柱各部からの散乱波が第1図の散
乱円錐6の方向に集まるのを防止するよう構成さ
れている。第2図において、電波吸収体8の装着
されている部分からの反射a,bを散乱板10に
よつて阻止し散乱させるためには、散乱板の長さ
を一点鎖線で示すようにかなり長くする必要があ
り、受風面積が支持柱自体よりも相当大きくなり
強度も要求される。本考案の場合は、散乱板10
は電波吸収体8を装着していない支持柱側面部1
1の反射のみを阻止すればよいので、ほぼ支持柱
の幅に収めることができる。又、支持柱側面部1
1では入射角が小さくなるので、この部分からの
反射を電波吸収体で吸収させるためには、低入射
角で効果のある電波吸収体を選択する必要があ
り、表面積が広いことと併せて非常に不利とな
る。本考案によれば、電波吸収体と散乱板とを併
用することにより楕円断面の支持柱に対して経済
的に特性を改善することができる。
上述の説明はカセグレンアンテナの副反射鏡を
支持する支持柱について述べたが、グレゴリアン
アンテナについても同様であり、又、焦点給電の
パラボラアンテナの一次放射器を支持する支持柱
についても同様に適用できることは明らかであ
る。なお、本考案は長軸と短軸との比が大きい楕
円形断面の支持柱に対して特に効果があるが、円
形断面の場合(長軸と短軸の比が1の特殊な場
合)に適用してもよい。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように、本考案によれば楕
円形断面の支持柱に対し、効果的に反射および回
折波を散乱させることができ、広角指向性の改善
されたアンテナ装置を経済的に実現できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はカセグレンアンテナの一般的な構成
図、第2図a及びbは本考案の一実施例く支持柱
の斜視図および断面図である。 1……主反射鏡、2……副反射鏡、3……一次
放射器、4,4′……支持柱、5……平面波、6
……散乱円錐、7……楕円長径、8……電波吸収
体、9……楕円短径、10……散乱板、11……
支持柱側面部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主反射鏡の前面にある副反射鏡または一次放射
    器を支持し電波の通過を妨げる楕円形断面の支持
    柱を備えたカセグレン又はパラボラ形のアンテナ
    装置において、前記支持柱の楕円長径の前記主反
    射鏡に面した先端外周部に装着された電波吸収体
    と、前記支持柱の楕円短径の先端外周部から電波
    の進行方向に平行に前記主反射鏡の方向に伸び先
    端が波長より長い辺から成る不規則な形状を有す
    る平板状の2枚の散乱板とを備えたことを特徴と
    するアンテナ装置。
JP9219384U 1984-06-20 1984-06-20 アンテナ装置 Granted JPS617112U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9219384U JPS617112U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 アンテナ装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9219384U JPS617112U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 アンテナ装置

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Publication Number Publication Date
JPS617112U JPS617112U (ja) 1986-01-17
JPH042490Y2 true JPH042490Y2 (ja) 1992-01-28

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JP9219384U Granted JPS617112U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 アンテナ装置

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JPS617112U (ja) 1986-01-17

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