JPH0424737Y2 - - Google Patents

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JPH0424737Y2
JPH0424737Y2 JP5980086U JP5980086U JPH0424737Y2 JP H0424737 Y2 JPH0424737 Y2 JP H0424737Y2 JP 5980086 U JP5980086 U JP 5980086U JP 5980086 U JP5980086 U JP 5980086U JP H0424737 Y2 JPH0424737 Y2 JP H0424737Y2
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JP
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lubricant
cable
pipe
lubricant supply
plate member
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、管路内に布設されているケーブルを
引き抜き徹去する際に管壁とケーブルとの接触部
に滑剤を供給しケーブルの引き抜きを容易とする
ための滑剤塗布装置に関するものである。
(従来の技術) 通常、管路内に布設されたケーブルを移設ある
いは容量アツプのケーブルと交換する等のため、
管路から引き抜くに当つては、先ずケーブルの先
端に引網を結束し、マンホール内又は外部に設置
されたウインチで該引網を引つ張り、次でケーブ
ルを、例えば無端ベルト式のケーブル引取装置等
にて引き抜く方法が利用されている。
このとき、管路内のケーブルは長期間管路内に
布設されていたために、ケーブルが管路壁に密着
していたり、又は土砂及びヘドロ等がケーブルと
管路壁との間に介在しており、ケーブルを管路か
ら引き抜くのには相当な引き抜き力を必要とし
た。又、場合によつては、浸水等によつてケーブ
ルの外被、つまり防食層が膨潤状態となつてお
り、無理に引き抜いた場合にこの防食層が破損
し、ケーブル内の充填材等が管路内に漏出するこ
とも考えられる。
従来、このようなケーブル引き抜き時の引き抜
き力低減と、ケーブルの防食層破損防止のため
に、(1)引き抜き作業前に、管口より管内全体に滑
剤を圧入する方法、又は(2)滑剤供給パイプを用い
管路内に滑剤を供給する方法が利用されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来方法(1)は使用される滑
剤の量が膨大となり、経費が大となる。更に、滑
剤を管路内に圧入するにも拘らず、滑剤が管路の
継目部から洩れ、管路全体に行き渡らないという
欠点があつた。
又、上記従来の方法(2)では、滑剤供給パイプは
手動で管路内へと送り込まれるが、該滑剤供給パ
イプがケーブルと管壁との〓間部に挾まり、それ
以上のパイプの送り込みが不可能となることが多
く、管路全体にわたつての滑剤の供給は極めて困
難か又は不可能であつた。
(考案の目的) 従つて、本考案の目的は、管路全体にわたつて
確実且つ一様に滑剤を供給し、管路内ケーブルに
滑剤を均一に塗布することのできる滑剤塗布装置
を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的は本考案に係る滑剤塗布装置によつて
完全に達成される。要約すると、本考案の滑剤塗
布装置は、滑剤供給手段と、この滑剤供給手段か
らの滑剤を管路内へと移送する滑剤供給パイプ
と、管路とケーブルとによつて画定される空〓に
相応した略三日月形の湾曲板部材からなり、この
湾曲板部材の中央部に滑剤供給孔が穿設され、こ
の滑剤供給孔の一端は滑剤供給パイプに接続さ
れ、他端は湾曲板部材の内周部に開口する滑剤吐
出孔が形成され、ケーブルに滑剤を塗布するガイ
ド手段とを具備する滑剤塗布装置において、前記
滑剤供給パイプは複数本とされ、前記滑剤供給孔
の他端開口部は外方に向つて縮径するテーパ孔と
されたことを特徴とするものである。
(実施例) 次に、本考案に係る滑剤塗布装置の一実施態様
を示す図面を参照して本考案を詳しく説明する。
第1図は、本考案に係る滑剤塗布装置の全体構
成を概略示す。本考案の滑剤塗布装置は、滑剤を
貯蔵した滑剤タンク2と、滑剤供給パイプ4を巻
回して有するパイプリール手段6とを具備してい
る。滑剤タンク2は導管8によつてパイプリール
手段6のロータリジヨイント10に接続される。
又導管8には滑剤送給ポンプ12が介設されてお
り、滑剤タンク2中の滑剤はポンプ12の働きに
より導管8及びロータリージヨイント10を介し
てパイプリール手段6に巻回された滑剤供給パイ
プ4の一端に供給される。
滑剤は、従来使用されている例えば中性洗剤溶
液、油、油脂等の任意のものを使用することがで
きる。
又、前記滑剤タンク2及びパイプリール手段6
はマンホール14内に設置することもできるが、
一般にはマンホール14の外側、即ち、地上に設
置される。
パイプリール手段6に巻回されたパイプ4の他
端つまり先端はマンホール14内へと導入され、
ケーブル16が布設された管路18内に案内され
る。本考案においては、パイプ4は2本のプラス
チツクパイプ4aと1本のテンシヨンロープ4b
とを平型に配置すると共に、パインドテープ4c
により結束され、あるいはプラスチツクモールド
で一体化されている。また単にケーブル16と管
路18との〓間に挿入されるのではなく引き続き
説明するガイド手段20に接続されて管路18内
へと案内されるものである。
プラスチツクパイプ4aは任意のパイプでよい
が、例えば硬質ポリエチレンパイプ又はFRPパ
イプが好適である。更に又、パイプ4はマンホー
ル14内に配置された無端ベルト式のパイプ送込
み装置30により管路18内へと送り込まれる。
次に、滑剤供給パイプ4の先端に接続されるガ
イド手段20について説明する。
ガイド手段20は、第2図に示されるように、
管路18の内壁18aと、ケーブル16の外壁1
6aとによつて画定される三日月形の溝部21に
嵌り込む形状とされている。更に詳しく言えば、
ガイド手段20は、内周部22がケーブル16の
外周部16aと略一致する半径R1を有し、外周
部23は管路18の半径R2よりわずかに小さい
半径を有し、更にケーブル16の長手方向に所定
の長さ(第3図)だけ延在した略三日月形の湾
曲部材24にて構成されている。
湾曲板部材24は上記形状に限定されるもので
はないが、ケーブル16の外周部16aに好適に
跨がり且つ管路内壁18aとの間に空〓が生じる
ような形状とされる必要がある。従つて、湾曲板
部材24の内、外周部は連続した曲線ではなく、
複数の直線部の組合せ形状であつてもよい。
第3図に示されるように、湾曲板部材24の中
央部には2本のプラスチツクパイプ4aに対応し
て2つの滑剤供給孔25が穿設されている。これ
らの供給孔25はそれぞれ一端が湾曲板部材24
の端面26に開口しており、この開口部25aに
は前述の滑剤供給パイプ4の一端が適当な方法で
接続されている。滑剤供給孔25の他端には湾曲
板部材の内周部22に開口する滑剤吐出孔25b
が形成されている。これらの滑剤吐出部25bは
外方に向つて縮径するテーバ孔とされている。
更に、湾曲板部材24の内周部22は、図示さ
れるように、突起部22a及び溝部22bを交互
に連ねた波形状に形成されている。内周部22を
波形状とすることにより、湾曲部材24とケーブ
ル16との接触面積が減少し、従つてガイド手段
20がケーブル16上を摺動されるときの摩擦抵
抗を小さくすることができる。更に又、しかる構
成によつて、滑剤供給孔25から供給された滑剤
が溝部22bに沿つてケーブル16の外周上を両
側へと一様に流下し、滑剤をケーブル16上に一
様に塗布する効果が増大される。
湾曲板部材24の先端角部28は面取りを施さ
れ、進行方向の障害物による抵抗を少なくされて
いる。又、湾曲板部材24の両端側部には落込み
防止板29を取付けることができる。落込み防止
板29は湾曲板部材24の両端側部より幾分幅広
とされ、ケーブル16に跨つた湾曲板部材24が
ケーブル16上でいずれかの側に傾いてもケーブ
ル16と管路内壁18aとの狭い〓間部分で支承
されることからガイド手段20自体が動けなくな
るのを防止する働きをなす。
落込み防止板29は、第2図及び第4図に図示
されるように、ねじ40によつて湾曲板部材24
の両側端面に固着されているが、一体に形成され
てもよい。
上記の如く構成されるガイド手段20は、合成
樹脂、アルミニウム又は亜鉛等にて成形される。
(作用) ケーブルの引き抜き作業に当り、滑剤供給パイ
プ4の先端にはガイド手段20が取付けられる。
次で、該ガイド手段20はケーブル16上に跨間
され、同時にポンプ12が作動される。ガイド手
段20の内周部から滑剤が噴出しケーブル16の
外周部16aに滑剤が塗布される。一方、滑剤供
給パイプ4はパイプ送込装置30にて管路18内
へと連続的に送り込まれる。
このような一連の作業により、ケーブル16に
はその所望長さにわたり一様に塗布される。しか
る塗布作業は管路の一方の管口より行なうことも
できるが、他方の管口よりも同時に行なえば作業
時間を短縮することができる。
滑剤の塗布作業が終わると、常法の手順にてケ
ーブル16が管路18から引き抜かれる。
(本考案の効果) 以上の如くに構成されそして作用する本考案に
係る滑剤塗布装置は、ケーブルの所望長さにわた
つて滑剤を一様に塗布することができると共に次
の効果を奏する。即ち、滑剤供給パイプを複数本
としたことにより、滑剤の送込み量を多量に行い
得、その分、作業時間を短縮することができる。
また送込み、引戻しの強度が大となり長スパンの
送込みができ、送込み時、電動キヤタピラ装置等
による機械力を駆使する場合、より確実な送込み
ができる。さらに、ガイド手段の滑剤吐出孔を外
方に向つて縮径するテーパ孔としたことにより、
滑剤を噴出させることができ、したがつてその圧
力でガイド手段がケーブルから浮上した状態とな
し得るから、送込み、引戻しがスムースになり、
より確実に滑剤塗布を行い得る。
このように、本考案に係る滑剤塗布装置は実用
面で大きな利益を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る滑剤塗布装置の一実施例
を概略説明する全体構成図、第2図は第1図の装
置に使用するガイド手段の正面図、第3図は同縦
断面図、第4図は第2図のガイド手段の底面図で
ある。 2……滑剤タンク、4……滑剤供給パイプ、6
……パイプリール手段、12……滑剤送給ポン
プ、14……マンホール、16……ケーブル、1
8……管路、20……ガイド手段、24……湾曲
板部材、25……滑剤供給孔、29……落込み防
止板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 滑剤供給手段と、この滑剤供給手段からの滑
    剤を管路内へと移送する滑剤供給パイプと、管
    路とケーブルとによつて画定される空〓に相応
    した略三日月形の湾曲板部材からなり、この湾
    曲板部材の中央部に滑剤供給孔が穿設され、こ
    の滑剤供給孔の一端は滑剤供給パイプに接続さ
    れ、また他端には湾曲板部材の内周部に開口す
    る滑剤吐出孔が形成され、ケーブルに滑剤を塗
    布するガイド手段とを具備する滑剤塗布装置に
    おいて、前記滑剤供給パイプは複数本とされ、
    前記滑剤吐出孔は外方に向つて縮径するテーパ
    孔とされたことを特徴とする滑剤塗布装置。 2 滑剤供給手段は滑剤を貯蔵する滑剤タンク
    と、該滑剤タンク中の滑剤を滑剤供給パイプに
    送給するポンプとを具備する実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の滑剤塗布装置。
JP5980086U 1986-04-21 1986-04-21 Expired JPH0424737Y2 (ja)

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JPS62172211U JPS62172211U (ja) 1987-10-31
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