JPH04245431A - 半導体基板の酸化膜除去方法とその装置 - Google Patents

半導体基板の酸化膜除去方法とその装置

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JPH04245431A
JPH04245431A JP3157091A JP3157091A JPH04245431A JP H04245431 A JPH04245431 A JP H04245431A JP 3157091 A JP3157091 A JP 3157091A JP 3157091 A JP3157091 A JP 3157091A JP H04245431 A JPH04245431 A JP H04245431A
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JP
Japan
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semiconductor substrate
oxide film
stage
removal
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP3157091A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiro Oshima
大島 文弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYUSHU ELECTRON METAL CO Ltd
Osaka Titanium Co Ltd
Original Assignee
KYUSHU ELECTRON METAL CO Ltd
Osaka Titanium Co Ltd
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Publication date
Application filed by KYUSHU ELECTRON METAL CO Ltd, Osaka Titanium Co Ltd filed Critical KYUSHU ELECTRON METAL CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種半導体装置の基
板等として用いられる半導体基板のオートドーピングを
防止するために設けた酸化保護膜を所要部分だけ除去む
らなく除去できる半導体基板の酸化膜除去方法とその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコン基板は、アクセプタとなるボロ
ンBまたはドナーとなるリンP、ヒ素As、アンチモン
Sbを添加し、いわゆるドーピングにより導電形や電気
抵抗の制御が行われている。
【0003】このドーピングしたシリコン基板を高温に
加熱して気相成長を行うと、オートドーピング現象が起
り、添加した不純物がエピタキシャル層中に取込まれ電
気特性が変動する。
【0004】上記オートドーピング現象を防止するため
、一般には基板裏面にシリコン酸化膜などの保護膜を形
成することが行われている(特開昭62−128520
号公報)。しかし、かかる保護膜は後述の如く、後工程
で種々の問題をもたらしている。
【0005】例えば図4に示すノジュール14は、半導
体基板6の面取り部15に形成された多孔質なSiO2
膜を通してシリコンが多結晶の小瘤として異常成長した
ものである。このノジュール14は搬送中に破壊されて
パーティクルが発生し、結晶性が著しく劣化したり、デ
ィバイスプロセスに汚染を与えるなどの悪影響を及ぼす
【0006】そこで、気相成長を行う前に面取り部のS
iO2膜を取り除く必要があり、従来は図5、図6に示
すように、半導体基板6にHF水溶液を浸した綿棒16
を押し当ててSiO2膜を除去すべき部分の周縁部13
を拭き取っていた。また、多数の半導体基板を処理する
ために、一定間隔で並列させて回転可能に保持した半導
体基板のSiO2膜を除去すべき部分に当接するように
、HF水溶液を含浸したロール状のパッドを当てて、半
導体基板を回転させる装置が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の方法では、半導体基板の大口径化に伴い、HFを浸
した綿棒、パッドにてふき取るウエーハ周縁部長さが長
くなるため、その分多量のHF水溶液を綿棒、パッドに
浸す必要が生じ、そのためHF水溶液がにじみ、半導体
基板面内にHF水溶液が流れこみ、必要以上のシリコン
酸化膜を除去したり、HF水溶液量が不足して、シリコ
ン酸化膜を除去し残す、所謂除去むらが生じることがあ
る。この発明は、半導体ウェーハの酸化保護膜を所要部
分だけ除去むらなく除去できる半導体基板の酸化膜除去
方法及びその装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、半導体基板
表面に設けたシリコン酸化膜を部分的に除去するに際し
、酸化膜を除去しない部分に密着可能なステージ上に載
置するか、酸化膜を除去しない部分にシール材を着設し
て、HF蒸気雰囲気下に置き露出した酸化膜を溶解除去
することを特徴とする半導体基板の酸化膜除去方法であ
る。
【0009】また、この発明は、容器内をHF蒸気雰囲
気となすことができる密閉容器内に、酸化膜を除去した
い幅だけ半導体基板より小さい径のステージを配置した
構成からなり、かつ該ステージの周縁に基板と密着する
フッ素樹脂製Oリングを着設して半導体基板を載置可能
にし、HF蒸気雰囲気下で露出した半導体基板表面の酸
化膜を溶解除去することを特徴とする半導体基板の酸化
膜除去装置である。さらに、上記構成において、ステー
ジと半導体基板間を減圧して吸着する半導体基板の減圧
吸着手段を設けたことを特徴とする半導体基板の酸化膜
除去装置である。
【0010】
【作用】この発明による酸化膜除去方法は、密閉容器内
にて、シリコン酸化膜付き半導体基板を、シリコン酸化
膜を除去したい幅だけ半導体基板より小さい径のステー
ジの上に置くか、ステージと同様寸法のシール材を着設
して、密閉容器内にHF水蒸気を流し、密閉容器内をH
F水蒸気雰囲気にすることで、シリコン基板とステージ
またはシール材が密着した部分以外のシリコン酸化膜の
みを、基板面内へのHFの流れ込みによる不要のシリコ
ン酸化膜除去をなくし、また、酸化膜の所要部を除去む
らなく均一に除去することができる。
【0011】この発明において、半導体基板を載置ある
いは吸着支持するためのステージは、密閉容器内でHF
蒸気雰囲気で安定した耐食性を発揮できれば公知の何れ
の材質でもよく、また、半導体基板に密着させて必要部
以外にHF蒸気を侵入させないようするため、ステージ
の周縁にフッ素樹脂製のOリングを着設配置することが
望ましい。フッ素樹脂製のOリングの接触面粗さは0.
8〜1.6aが好ましく、硬度も70〜90Hsが好ま
しい。
【0012】この発明において、半導体基板に設けるシ
ール材は、HF蒸気雰囲気から酸化膜を保護できかつ容
易に着脱できれば公知の何れの材質でもよく、例えば安
定した耐食性を示すワックスや粘着テープ等が使用でき
る。
【0013】かかる酸化膜除去装置は、半導体基板を載
置した単数又は複数のステージを挿入出可能にする開閉
口を有し、容器内をHF蒸気雰囲気に置換して維持でき
る雰囲気調整手段を有する密閉容器からなり、前記ステ
ージの周縁に基板と密着するフッ素樹脂製Oリング着設
して半導体基板を載置可能にした構成のほか、ステージ
に減圧吸着手段を設け半導体基板を吸着させる構成が採
用できる。
【0014】また、密閉容器内に複数のステージを挿入
する場合、半導体基板を水平に載置する構成のほか、減
圧吸着して半導体基板を垂直に支持してもよい。垂直に
支持するたもの減圧吸着は、50〜70cmHgの減圧
が好ましい。さらに、図2に示す如く、半導体基板を水
平に載置するステージ21をX字型フレーム22で箱型
の枠体23に支持させ、X字型フレーム22を所定間隔
で上方に配置してステージ21を多数積層して一体化し
たキャリア治具20を用いて、複数枚を一度に処理でき
る構成とするのもよく、上記のキャリア治具において、
各ステージに連通するバキューム路をX字型フレーム及
び箱型の枠体に設けて減圧吸着する構成とするのもよい
【0015】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づき説明
する。図1はこの発明方法を実施する密閉容器を示す断
面説明図である。密閉容器は本体3と上面の蓋1からな
る。容器本体3内には、半導体基板6を載置するための
ステージ4が配置され、ステージ4の周縁にフッ素樹脂
製Oリング5を設けてあり、またステージ4には減圧ポ
ンプ12が接続してあり、減圧することで半導体基板6
をOリングに密着する。
【0016】また、密閉容器本体3側面には、密閉容器
本体3内にN2ガスボンベ11からのN2ガスを供給す
る配管と供給バルブ8が設けてあり、またN2ガスボン
ベ11からのN2ガスをHF水溶液容器10内を通過さ
せてHF水蒸気を供給するための供給バルブ9と、HF
水蒸気を排気するための排気バルブ2が設けてある。
【0017】かかる構成からなるこの発明による酸化膜
除去装置を用いて、半導体基板6上のシリコン酸化膜7
のうち周縁部13の部分を除去するには、まず、全バル
ブ2,8,9を閉めておき、密閉容器の蓋1を開けて半
導体基板6をステージ4の上に置いた後、容器を密封す
る。次に、減圧ポンプ12を作動させて半導体基板6を
ステージ4に密着させる。その後、供給バルブ9と排気
バルブ2を開け、HF水蒸気を供給して密閉容器本体3
の内部をHF水蒸気雰囲気に置換した後排気バルブ2を
閉める。容器本体3内のHF水蒸気雰囲気で周縁部13
のシリコン酸化膜を溶解除去する。半導体基板6の周縁
部13のシリコン酸化膜を除去した後、HF水蒸気の供
給バルブ9を閉じ、N2ガス供給バルブ8と排気バルブ
2を開け、密閉容器内のHF水蒸気をN2に置換して、
半導体基板6上のシリコン酸化膜の除去を終了する。
【0018】ちなみに、100φのシリコン酸化膜付の
シリコンウェーハにて、上記酸化膜の除去処理を行うに
あたり、ステージにはシリコン基板の直径より6mm小
さいものを用いた。容器にシリコンウェーハを挿入して
最初の15〜30秒は、N2ガスを15l/分の割合で
流し、次いで31〜390秒もN2ガスを15l/分の
割合で流すが、60〜390秒はHF水蒸気が1l/分
の割合で流れるよう調整し、391〜420秒はHF水
蒸気の供給を止めてN2ガスを30l/分の割合で流し
て容器内を雰囲気を置換して処理を完了した。この発明
による酸化膜の除去処理を行ったシリコンウェーハは周
縁部が3mm幅で酸化膜が除去されて除去残りや溶かし
すぎ等の除去むらもなく、除去後の酸化膜の形状性が極
めて良好であった。また、HF水蒸気の供給時に、別途
水蒸気を1l/分の割合で流し込んだところ、除去後の
酸化膜の形状性がさらに向上した。
【0019】
【発明の効果】この発明は、実施例に明らかな如く、半
導体基板のオートドーピングを防止するために設けた酸
化保護膜を所要部分だけ除去残りや溶かしすぎ等の除去
むらもなく除去でき、除去後の酸化膜の形状性が極めて
良好になる半導体基板の酸化膜除去方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法を実施するための密閉容器を示す
断面説明図である。
【図2】この発明方法を実施するためのキャリア治具を
示す説明図である。
【図3】半導体基板の周縁部の酸化膜を示す断面説明図
である。
【図4】半導体基板のノジュールを示す断面説明図であ
る。
【図5】従来の半導体基板の酸化膜除去方法を示す斜視
説明図である。
【図6】従来の半導体基板の酸化膜除去方法を示す斜視
説明図である。
【符号の説明】
1  蓋 2  排気バルブ 3  本体 4  ステージ 5  Oリング 6  半導体基板 7  シリコン酸化膜 8,9  供給バルブ 10  HF水溶液容器 11  N2ガスボンベ 12  減圧ポンプ 13  周縁部 14  ノジュール 15  面取り部 16  綿棒 20  キャリア治具 21  ステージ 22  X字型フレーム 23  枠体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  半導体基板表面に設けたシリコン酸化
    膜を部分的に除去するに際し、酸化膜を除去しない部分
    に密着可能なステージ上に載置するか、酸化膜を除去し
    ない部分にシール材を着設して、HF蒸気雰囲気下に置
    き露出した酸化膜を溶解除去することを特徴とする半導
    体基板の酸化膜除去方法。
  2. 【請求項2】  容器内をHF蒸気雰囲気となすことが
    できる密閉容器内に、酸化膜を除去したい幅だけ半導体
    基板より小さい径のステージを配置した構成からなり、
    かつ該ステージの周縁に基板と密着するフッ素樹脂製O
    リングを着設して半導体基板を載置可能にし、HF蒸気
    雰囲気下で露出した半導体基板表面の酸化膜を溶解除去
    することを特徴とする半導体基板の酸化膜除去装置。
  3. 【請求項3】  ステージと半導体基板間を減圧して吸
    着する半導体基板の減圧吸着手段を設けたことを特徴と
    する請求項2記載の半導体基板の酸化膜除去装置。
JP3157091A 1991-01-30 1991-01-30 半導体基板の酸化膜除去方法とその装置 Pending JPH04245431A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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