JPH0424538Y2 - - Google Patents

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JPH0424538Y2
JPH0424538Y2 JP6227585U JP6227585U JPH0424538Y2 JP H0424538 Y2 JPH0424538 Y2 JP H0424538Y2 JP 6227585 U JP6227585 U JP 6227585U JP 6227585 U JP6227585 U JP 6227585U JP H0424538 Y2 JPH0424538 Y2 JP H0424538Y2
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gear
torsion coil
cartridge
coil spring
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案を下記の順序に従つて説明する。
A 産業上の利用分野 B 従来の技術(第14図〜第16図) C 考案が解決しようとする問題点 D 問題点を解決するための手段 E 作用 F 実施例 F−1 ホイールギヤの構成(第1図〜第5図) F−2 本考案によるホイールギヤを適用したデ
イスクカートリツジ(第6図〜第7図) F−3 シヤツターの取付け構造(第6図〜第9
図) F−4 デイスクの支持装置(第6図、第7図、
第10図、第11図) F−5 シヤツターの開閉動作 G 考案の効果 A 産業上の利用分野 本考案は、一端が固定部に固定されたねじりコ
イルバネの他端が固定され、このねじりコイルバ
ネにより回転付勢された状態で取付けられるホイ
ールギヤ機構に関する。
B 従来の技術(第14図、第15図及び第16
図参照) 従来、光学式や光磁気式等によつて書込み及び
読取りを可能としたドローデイスク(Draw
Disc)と称されるデイスクをカートリツジ内に
回転自在に収納したデイスクカートリツジが知ら
れている。
この種のデイスクカートリツジに収納されるデ
イスクは、傷付きや塵芥の付着を確実に防止する
必要がある。そこで、このデイスクカートリツジ
には、デイスクの一部が外方に臨むピツクアツプ
用の開口部を、デイスクプレーヤに装着した時以
外には閉蓋するようになすシヤツターが設けられ
ている。このシヤツターは、デイスクを収納した
カートリツジの前側面に設けたガイド軸に摺動自
在に取付けられた摺動部材を介して取付けられ
る。そして、デイスクカートリツジのデイスクプ
レーヤへの装着操作に同期してスライド操作さ
れ、上記開口部を開放するように開蓋操作され
る。またデイスクプレーヤから抜き取るインジエ
クト時には、上記シヤツターは、カートリツジ本
体内に設けられた復動機構により復動され上記開
口部を閉蓋する。上記復動機構は、上記シヤツタ
ーを取付けた摺動部材に設けたラツクギヤにねじ
りコイルバネにより回動付勢されたギヤ機構を連
結して構成されている。そして、ねじりコイルバ
ネにより回動付勢されたギヤ機構により上記摺動
部材を摺動付勢することによつて、上記シヤツタ
ーは閉蓋位置へ復動されて開口部を閉蓋する。
上述のようにシヤツターを閉蓋位置に復動させ
る復動機構を構成するギヤ機構を回動付勢するね
じりコイルバネ1は、第14図及び第15図に示
すように互いに突合せ結合されてカートリツジ本
体2を構成する上下ハーフ3,4中の下ハーフ4
側に植立したピン状の固定部5に一端に設けたリ
ング状の係止部6を係止固定させ、上記ギヤ機構
7中の一のホイールギヤ8の端面側中心部に設け
たボス部8aに環状部9を嵌合させ、他端を折曲
形成してなる係止部10を上記ホイールギヤ8の
端面に設けた係止孔11に挿入係止して取付けら
れる。そして、上記ギヤ機構7は、上記ねじりコ
イルバネ1の環状部9を縮径するようにこの環状
部9が嵌合された上記ホイールギヤ8を回動する
ことにより上記ねじりコイルバネ1のねじり反発
力によつて回動付勢される。このように回動付勢
された状態で上記ギヤ機構7をカートリツジ本体
2内に取付けることにより、このギヤ機構7に連
結される摺動部材が摺動付勢されることになり、
シヤツタはピツクアツプ用の開口部を閉蓋する位
置に復動保持される。
C 考案が解決しようとする問題点 上述のように環状部9をホイールギヤ8のボス
部8aに嵌合して取付けられるねじりコイルバネ
1は、カートリツジ本体2内に組付けられること
により第16図に示すように上下ハーフ3,4に
より挾持されて上記ホイールギヤ8から抜け落ち
が防止される。しかし、上記ねじりコイルバネ1
は、環状部9を円筒状のボス部8aに嵌合し、他
端の係止部10を係止孔11に挿入係止させてい
るだけであり、さらに上記環状部9を縮径付勢さ
れて取付けられているため、落下等によりデイス
クカートリツジに衝撃が加わり上下ハーフ3,4
が撓わまされ、第17図に示すようにホイールギ
ヤ8の上端と上ハーフ3間に隙間が生じたような
場合には、容易に上記環状部9がボス部8aから
外れ上記隙間に挾まれてしまう事故が生ずる。そ
の結果、シヤツタを付勢することができなくなり
該シヤツタの開閉操作が行なえなくなつてしま
う。
また、上記ねじりコイルバネ1は付勢された状
態で取付けられることから上ハーフ3を下ハーフ
4から外すとホイールギヤ8から飛び抜ける虞れ
もあり、メンテナンス時等における作業性が悪
い。
さらに、ねじりコイルバネ1をホイールギヤ8
に取付ける際に、他端をプライヤー等で折曲して
係止部10を形成して係止孔11に挿入係止する
ようにしているため、取付けの作業性が著しく悪
い。
そこで、本考案は、一端を固定部に固定され付
勢された状態で取付けられるねじりコイルバネの
取付けを容易となし、特に一旦取付けた後の抜け
止めを確実に防止し得るホイールギヤを提供する
ことを目的とする。
また、本考案によるホイールギヤをピツクアツ
プ用の開口部を開閉操作するシヤツターを備えた
デイスクカートリツジに適用することにより、上
記シヤツターの開閉操作の不作動の発生を確実に
防止し得るデイスクカートリツジの構成を可能と
するホイールギヤを提供することを目的とする。
D 問題点を解決するための手段 本考案は、上述したような目的を達成するた
め、基板上に回転自在に軸支されるとともに、外
周部にギヤ部が形成されたホイールギヤを、ねじ
りコイルバネによつて一方向に回転付勢するよう
にしたホイールギヤ機構において、上記ねじりコ
イルバネは、一端に上記基板上に支持される支持
部が設けられ、他端に上記ホイールギヤに対して
係止される係止部が設けるとともに、この係止部
が設けられた他端側に複数回巻回されて縮径可能
な環状部が設けられてなり、上記ホイールギヤ
は、ホイール上に、上記自由状態にある環状部の
挿通を可能となす上記環状部の内径と略同一の円
周上に位置する係止爪部を先端に設けるととも
に、上記環状部の縮径を許容する上記環状部の内
周径より小径の円周上に位置して複数の軸部が設
けられてなり、上記ねじりコイルバネは、環状部
を上記ホイールギヤの軸部の外周囲に嵌装させる
とともに、一端の支持部を上記基板上に固定し、
他端の係止部を上記ホイールギヤに係止させるこ
とによつて上記基板とホイールギヤ間に取付けら
れ、上記ホイールギヤが回転されて上記環状部が
縮径されることにより、上記ホイールギヤに対し
一方向の回転付勢力を付与するとともに上記ホイ
ールギヤからの抜け止めが図られるように構成し
たものである。
E 作用 本願考案に係るホイールギヤ機構は、ホイール
ギヤと基板間がねじりコイルバネにより連結され
る。そして、上記ねじりコイルバネは、ホイール
ギヤが回転されて他端側に設けた環状部が縮径さ
れることにより、上記ホイールギヤに対し一方向
の回転付勢力を付与し、上記環状部の上記ホイー
ルギヤからの抜け止めが図られる。
F 実施例 以下、本考案の具体的な実施例を図面を参照し
て説明する。
F−1 ホイールギヤの構成(第1図、第2図、
第3図、第4図、第5図参照) 本考案によるホイールギヤ11は、第1図及び
第2図に示すように、ギヤ本体を構成するホイー
ル12の中心に設けた円筒状の軸挿通部13を介
して取付け基板14に植立された支軸15に回動
自在に取付けられるとともに、上記取付け基板1
4に植立されたピン状の固定部16に一端に設け
た筒状に巻回してなる挿通支持部17を挿通して
固定されるねじりコイルバネ18の他端に設けた
係止部19が固定され、上記ねじりコイルバネ1
8のねじり付勢力により回動付勢されて取付けら
れる。
上記ホイールギヤ11のホイール12の外周囲
には、第3図、第4図及び第5図に示すように、
上記ねじりコイルバネ18の他端側に複数巻回し
て形成された環状部20が嵌装される収納凹部2
1を形成するようにリング状に立上り周壁22が
設けられ、この立上り周壁22の上端側外周部に
ギヤ部23が形成されている。そして、上記収納
凹部21内には、ねじりコイルバネ18の他端に
設けた係止部19が挿通固定される固定ピン24
と、上記収納凹部21に嵌装された環状部20の
抜け止めを図る3本のバネ係止部25,26,2
7が植立するように設けられている。上記固定ピ
ン24は、リング状に湾曲形成された上記係止部
19がガタ付くことなく挿通固定し得るように、
軸部24aを断面T字状をなすように形成すると
ともに、この軸部24aの先端にホイールギヤ1
2の外周に向つて上記環状部20の抜け止め用の
係止爪24bを設けて形成されている。また、3
本の係止部25,26,27は、それぞれ軸部2
5a,26a,27aの先端にホイール12の外
周に向つて上記環状部20の抜け止め用の係止爪
25b,26b,27bを設けて形成されてい
る。
上記固定ピン24及びバネ係止部25,26,
27の各係止爪24b,25b,26b,27b
の先端縁径R1は、ねじりコイルバネ18に付勢
力が加わらない自由状態にあるときの環状部20
の径R2より小径の範囲に位置し、ねじりコイル
バネ18が付勢され上記環状部20が縮径された
状態にある時、該環状20の径より長径とされる
範囲に位置するように形成される。
従つて、ねじりコイルバネ18の環状部20
は、自由状態において上記環状部20内に位置す
るように形成された係止部19を固定ピン24に
挿通固定し、固定ピン24及びバネ係止部25,
26,27の外周囲に挿通されて収納凹部21内
に嵌装される。そして、ホイールギヤ11を回転
させ、又はねじりコイルバネ18の一端を回動し
て該ねじりコイルバネ18を付勢して第1図中破
線で示す如く環状部20を縮径させることによ
り、上記ねじりコイルバネ18は上記環状部20
が固定ピン24及びバネ係止部25,26,27
の係止爪24b,25b,26b,27bに係止
され抜け止めが図られて取付けられる。
ところで、固定ピン24及びバネ係止部25,
26,27の係止爪24b,25b,26b,2
7bの先端縁は、ホイールギヤ11の軸挿通部1
3を中心にした円筒上に沿つて設けられるも、軸
部24a,25a,26a,27aは、上記ホイ
ールギヤ11の中心である軸挿通部13から偏心
した位置に中心Oを有する円周S上に位置するよ
うに設けられる。そして、固定ピン24は、軸挿
通部13から最も離間した位置に設けられ、この
固定ピン24と対向する位置に設けられるバネ係
止部25の軸部25aは上記軸挿通部13に最も
近接し該軸挿通部13の一側に突出するように一
体的に設けられている。従つて、このバネ係止部
25に設けられる係止爪25bは他の係止爪24
b,26b,27bより長尺に形成されている。
上述のように固定ピン24及びバネ係止部2
5,26,27を設けることにより、上記固定ピ
ン24に係止部19を固定して取付けられたねじ
りコイルバネ18が付勢されると第1図中破線で
示す如く上記固定ピン24側へ移動する環状部2
0の上記係止部19と対向する側を長尺な係止爪
25b側へ深く入り込ませて係止でき確実な抜け
止めが図られ、さらに上記環状部20を十分小さ
く縮径させるまで付勢できる。
F−2 本考案によるホイールギヤを適用したデ
イスクカートリツジ(第6図、第7図参照) 上述のように構成されたホイールギヤ11を、
カートリツジにデイスクを収納するとともに上記
カートリツジに設けたピツクアツプ用の開口部を
開閉操作するシヤツタを設けたデイスクカートリ
ツジに適用した例を挙げて説明する。
上記ホイールギヤ11が適用されるデイスクカ
ートリツジ30は、第6図及び第7図に示すよう
に、合成樹脂等にて成形された上下ハーフ32,
33からなるカートリツジ34内にデイスク35
を回転自在に水平に収納させたものであり、上下
ハーフ32,33は上下から嵌合されてビス止め
等にて固着されている。
次に、上下ハーフ32,33には、デイスク3
5の中心孔36に対応する上下一対の円形の中心
開口37a,37bと、その両中央開口部37
a,37bに連続する上下一対のピツクアツプ用
の長方形をなす前部開口部38a,38b(第8
図参照)とが左右方向の中央位置に設けられてい
る。なお、デイスク35は、例えば下ハーフ33
の内面に一体に設けられた多数のリブ39によつ
て水平方向の位置が規制されている。また、カー
トリツジ34の左右両端部にはこれをデイスクプ
レーヤ(図示せず)に装着する際に使用される断
面がほぼコ形の左右一対のガイド溝40a,40
bが設けられ、さらに前端部の左右両端部にはデ
イスクプレーヤ内の左右一対の位置決めピン(図
示せず)に挿入して位置決めする為の左右一対の
位置決めピン挿入孔41a,41bが設けられて
いる。またカートリツジ34の後端部の左右両端
部にはこれをデイスクプレーヤに自動装着及び自
動排出(オート・ローデイング・エジエクト)す
る際に使用される左右一対の切欠部42a,42
bが設けられている。
F−3 シヤツターの取り付け構造(第6図〜第
9図参照) 次に、第6図、第7図、第8図及び第9図によ
つて上下一対の前部開口部38a,38bを開閉
するシヤツターの取付け構造を説明する。
先ず、シヤツター44は、例えばステンレス板
の如き金属板や硬質の合成樹脂にて成形されたも
のであつて、断面がはゞコ形をなしていて、上下
一対のシヤツター板45a,45bと、これらを
側面で一体に接続する側面板46とによつて構成
されている。そして、カートリツジ34の前端部
で上下ハーフ32,33の中間部内にはガイド軸
48が水平に架設され、このガイド軸48に合成
樹脂等にて成形さた摺動部材49が摺動自在に取
付けられれている。また、カートリツジ34の前
端部側で上下ハーフ32,33の上下両外面に
は、シヤツター板45a,45bが延在し且つス
ライドする上下一対の凹所50a,50bが設け
られている。
次に、シヤツター44の取付けに際しては、第
8図に示す矢印a方向からカートリツジ34の前
端部の外側に挿入して、第9図に示す如く上下両
シヤツター板45a,45bを上下両凹所50
a,50b内に上下から被せる。そしてこの後、
シヤツター44の側面板46に設けられた左右一
対のビス挿通孔51の左右一対のビス52を挿入
して摺動部材49の側面にビス止めする。
以上の如く摺動部材49に取付けられたシヤツ
ター44はガイド軸48によつて案内されて、第
6図に示す閉蓋位置(両シヤツター板45a,4
5bが両前部開口38a,38bを上下から閉蓋
する位置)と第7図に示す開蓋位置(両シヤツタ
ー板45a,45bが両前部開口部38a,38
bの一側方に移動された位置)との間で左右方向
である矢印b,c方向に摺動して開閉される。
F−4 デイスクの支持装置(第6図、第7図、
第10図及び第11図参照) 次に、第6図、第7図、第10図及び第11図
によつてカートリツジ34内でのデイスク35の
支持装置を説明する。
先ず、第6図及び第7図に示す如く、例えば下
ハーフ33内の四隅にデイスク35の外周の4箇
所を支持する4個の支持部材54a〜54dが取
付けられている。これらの支持部材54a〜54
dは合成樹脂等に成形されたものであつて、左右
各一対は互いに対称形状をなしている。そしてこ
れらの支持部材54a〜54dは、断面がほゞコ
形をなす支持部55に扇形ギヤ56を一体に設け
られたものであり、扇形ギヤ56の中心に設けら
れた軸挿通孔57によつて例えば下ハーフ33内
の四隅に一体に設けられた4個の支持軸58に挿
入されている。そしてこれらの支持部材24a〜
24dは第6図及び第7図から明らかなように
各々デイスク35の外周を支持する位置と非支持
位置との間でほゞ90の回転角で矢印e及びf方向
に回動自在に構成されている。なおこれら各支持
部55は上下ハーフ32,33の内面に設けられ
た上下一対の扇形の凹部(座ぐり)61,62内
に収容されて矢印e及びf方向に回動される。
次に、以上の如く構成されたデイスク35の支
持装置によれば、デイスクカートリツジ1の保管
時等の非使用時においては、第6図に示す如く4
個の支持部材54a〜54dが全て矢印e方向に
回動されて支持位置へ移動され、これらの各支持
部55がデイスク35の外周の上下に挿入され
て、上下一対の支持片55a,55b間で上記デ
イスク35の外周4箇所を上下から支持する。こ
の結果、デイスク35は第10図に示す如く上下
ハーフ32,33の内面に対して上下に隙間を有
する浮かされた状態に支持される。
従つて、デイスクカートリツジ1の非使用時に
おいて、デイスク35は上下ハーフ32,33内
で上下方向及び水平方向の何れにも移動(バタつ
くこと)が出来ないように支持されるので、上下
両記録面が上下ハーフ32,33の内面等に衝突
して傷ついたり、不快な衝突音を発生したりする
ことがなくなる。
なお、デイスクカートリツジ30がデイスクプ
レーヤに装着されると、第7図に示す如く4個の
支持部材54a〜54dが全て矢印f方向に回動
されて非支持位置へ移動され、デイスク35の支
持が解除される。そして、第11図に示す如くデ
イスクカートリツジ30はカートリツジ装着部材
69によつてデイスクプレーヤ内の所定のカート
リツジ装着位置へ装着されて、上下ハーフ32,
33の中央開口37a,37b内に上下から挿入
されたターンテーブル70とクランパー71とに
よつてデイスク35の中心孔36の周辺部分が上
下から挾持される。そして、デイスク35は、第
11図に示す如く上下ハーフ32,33に対して
浮かされた状態でターンテーブル70によつて回
転駆動される。
F−5 シヤツターの開閉動作(第6図、第7図
参照) 次に、第6図、第7図、第10図、第11図、
第12図及び第13図によつてシヤツター44及
び4個の支持部材54a〜54dの駆動機構を説
明する。
先ず、第6図及び第7図に示す如く、カートリ
ツジ34の左右一対のガイド溝40a,40bの
前端部側に合成樹脂等にて成形された左右一対の
摺動部材73a,73bが前後方向である第6図
及び第7図中矢印g,h方向に摺動自在に取付け
られている。なお、これら両摺動部材73a,7
3bは左右対称状をなしていて両ガイド溝40
a,40bの溝底部に沿つて設けられた左右一対
の摺動溝74a,74b内に沿つて摺動される。
そして、これら両摺動部材73a,73bの内側
には平行な一対のラツク75a,75bが一体に
設けられている。また、前記シヤツター44が取
付けられている摺動部材49の内側にもラツク7
6が一体に設けられている。また前記4個の支持
部材54a〜54dのうち左右各一対54aと5
4b、54cと54dが合成樹脂等にて成形され
た左右一対のリンク77a,77bによつて互い
に連結されている。これらリンク77a,77b
の前後両端は支持部材54aと54b、54cと
54dの各扇形ギヤ26に一対のピン78a,7
8bを介して枢支連結されている。
そして、一方の摺動部材73aのラツク75a
とシヤツター44が取付けられている摺動部材4
9のラツク76とが第6図、第7図及び第12図
に示す如く本考案によるホイールギヤ11を含み
4個のギヤ79a,79b,79cからなるギヤ
機構80によつて連結されている。また、一方の
摺動部材73aのラツク75aと一側方でかつ前
部側の支持部材54aの扇形ギヤ56とがギヤ7
9a,79eを介して連動されている。なお、こ
の場合ギヤ79a,79b及び79eは一体形ギ
ヤに構成されていて、この一体形ギヤ79a,7
9b及び79eと他の2つのギヤ11,79cと
は例えば下ハーフ3の内面上に一体に設けられた
3つの支軸81a,15,81bに回転自在に取
付けられている。
また、他方の摺動部材73bのラツク75bと
他側方でかつ前部側の支持部材54cの扇形ギヤ
56とが第6図及び第7図に示す如く2個のギヤ
83a,83bからなるギヤ機構84によつて連
動されている。なお、両ギヤ83a,83bとこ
れらの中間に配置されたギヤ83cとが一体形ギ
ヤに構成されていて、そのギヤ83cには、前述
した本考案によるホイールギヤ11′が噛合され
ている。そして、この一体形ギヤ83a,83b
及び83cと他のホイールギヤ11′とは例えば
下ハーフ3の内面上に一体に設けられた2つの支
軸86a,86bに回転自在に取付けられてい
る。
そして、ギヤ機構80の中間に配置されている
ホイールギヤ11とギヤ機構84に噛合されてい
るホイールギヤ11′には前述した如くねじりコ
イルバネ18,18′が取付けられている。これ
らねじりコイルバネ18,18′の一端に設けた
挿通支持部17,17′は、下ハーフの内面に植
立された固定部16に挿通固定されている。
そして、両ねじりコイルバネ18,18′が前
述した如く付勢されて取付けられることにより、
環状部20,20′のねじり反発力により各ホイ
ールギヤ11,11′は、第6図で矢印i方向に
回動付勢されている。そして両ギヤ11,11′
の回動力はギヤ機構80,84を介して摺動部材
73a,73b及び49のラツク75a,75b
及び76と、両支持部材54a,54cの扇形ギ
ヤ56とに伝達されて、左右一対の摺動部材73
a,73bが第6図で矢印h方向に摺動付勢さ
れ、摺動部材49を介してシヤツター44が第6
図で矢印b方向に摺動付勢され、前部側の左右一
対の支持部材54a,54bが第6図で矢印e方
向に回動付勢される。なお後部側の左右一対の支
持部材54a,54bは一対のリンク77a,7
7bによつて前部側の左右一対の支持部材54
a,54bに連動されているから、これら後部側
の左右一対の両支持部材54a,54bも第6図
で矢印e方向に回動付勢される。
なお、第12図に示す如く、各ホイールギヤ1
1,11の上端は上ハーフ32の内面に設けられ
た円形の凹部(座ぐり)32a内に挿入されてい
る。
次に、以上の如く構成された駆動機構によれ
ば、デイスクカートリツジ30の保管時等の非使
用時においては、第6図に示す如く両摺動部材7
3a,73bが矢印h方向へ摺動されてカートリ
ツジ34の前端部側へ復動されている。そしてこ
れに連動してシヤツター44が矢印b方向へ摺動
されて閉蓋位置へ復動されて、第9図に示す如く
両シヤツター板45a,45bによつて両前部開
口38a,38bが閉塞されている。またこれと
同様に4個の支持部材54a〜54dが第6図で
矢印e方向に回動されて、第10図に示す如くデ
イスク35が上下ハーフ32,33の上下中間位
置に浮かされた状態に支持されている。
次に、デイスクカートリツジ30はデイスクプ
レーヤに装着されて使用されるが、この際第7図
に示す如く、デイスクカートリツジ30をデイス
クプレーヤ内に矢印i方向に水平に挿入すると、
デイスクプレーヤ内に設けられている左右一対の
解除用突起88a,88bがカートリツジ34の
左右一対のガイド溝40a,40b及び摺動溝7
4a,74b内に相対的に挿入される。するとこ
れら両解除用突起88a,88bが左右一対の摺
動部材73a,73bを両ねじりコイルバネ1
8,18′のばね力に抗して矢印g方向に押し、
両ラツク75a,75bが両ガヤ機構80,84
を駆動する。
即ち、一方のラツク75aはギヤ機構80のギ
ヤ79aを矢印k方向に回転する。すると、ギヤ
79bによりギヤ11,79cがそれぞれ矢印
m,n方向に回転されて、ホイールギヤ11によ
りラツク76が駆動されて、摺動部材49を介し
てシヤツター44が矢印c方向に摺動されて開蓋
位置に往動され、カートリツジ34の両前部開口
38a,38bが開放される。またこれと同時
に、ギヤ79eにより扇形ギヤ56を介して前部
側の一方の支持部材54aが矢印f方向に回動さ
れ、一方のリンク77aが矢印o方向に摺動され
て後部側の他方の支持部材72bも矢印f方向に
回動される。また他方のラツク77bはギヤ機構
84のギヤ83aを矢印q方向に回転し、ギヤ8
3bにより扇形ギヤ56を介して前部側の他方の
支持部材54cが矢印f方向に回動され、他方の
リンク77bが矢印r方向に移動されて後部側の
他方の支持部材54dも矢印f方向に回動され
る。このようにして4個の支持部材54a〜54
dが同時に矢印f方向に回動されて、デイスク3
5の支持が解除される。なおこの際、ギヤ83c
によつてホイールギヤ11′は矢印s方向に回転
される。そして両ギヤ89c,11′の矢印m,
s方向の回転によつて、第13図に1点鎖線で示
す如く両ねじりコイルバネの環状部20がねじり
上げられて小径状態に変化し、これら両ねじりコ
イルバネ18,18′にシヤツター34、両摺動
部材73a,73b、4個の支持部材54a〜5
4dの全ての復動力がチヤージされる。
そして、第7図で矢印j方向へのデイスクカー
トリツジ1の挿入完了後に、このデイスクカート
リツジ1は第11図の如くカートリツジ装着部材
69によつて所定のカートリツジ装着位置へ装着
されて、4個の支持部材54a〜54dによる支
持が解除されたデイスク34がターンテーブル7
0上に装着されるとともに、記録及び/又は再生
用のピツクアツプ(図示せず)が例えば下ハーフ
33側の前部開口部38b内に挿入されてデイス
ク35の下部記録面に近接される。そして、この
後、ターンテーブル70によつてデイスク35が
上下ハーフ32,33内で回動駆動されると共
に、上記ピツクアツプがデイスク35の下部記録
面を半径方向に走査して、その下部記録面の所望
の記録又は再生が行われることになる。
そして、デイスク35の記録又は再生後に、第
7図に示す如く、デイスクカートリツジ30がデ
イスクプレーヤ外へ矢印t方向に排出されると、
両解除用突起88a,88bが両ガイド溝40
a,40b及び両摺動溝77a,77b外へ矢印
h方向に相対的に抜き取られる。すると、両ねじ
りコイルバネ18,18′にチヤージされている
ばね力により、両摺動部材73a,73bが矢印
h方向に復動され、これに連動してシヤツター4
4が矢印b方向に摺動されて閉蓋位置へ復動され
て、両前部開口部38a,38bが再び閉塞され
ると同時に、4個の支持部材54a〜54dが同
時に矢印e方向に回動されて、デイスク35が再
び上下ハーフ32,33の上下中間位置に浮かさ
れた状態に支持される。
このように構成されるデイスクカートリツジ3
0のシヤツター44開閉用のギヤ機構80,84
に前述した本考案によるホイールギヤ11を用い
れば、このホイールギヤ11に嵌装されるねじり
コイルバネ18の環状部20の抜け止めが図られ
るので、上下ハーフ32,33衝撃が加わつたと
してもねじりコイルバネ18のホイールギヤ11
からの抜け落ちが防止され、さらに上ハーフ32
とホイールギヤ11の端面間に入り込むこともな
くなる。従つて、シヤツターの開閉操作の不作動
の発生を確実に防止し、信頼性の高いデイスクカ
ートリツジとすることができる。
G 考案の効果 上述したような本考案によれば、一端を固定部
に固定され付勢された状態で取付けられるねじり
コイルバネの取付けが容易となり、そして一旦取
付けた後には確実な抜け止めが図られる。
また、本考案によるホイールギヤを前述した如
きデイスクカートリツジに適用することにより、
このカートリツジに設けられるシヤツターの開閉
操作の不作動を防止し、信頼性の高いデイスクカ
ートリツジを構成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるホイールギヤの取付け状
態を示す平面図であり、第2図はその分解斜視図
であり、第3図は上記ホイールギヤの平面図であ
り、第4図は第3図の−断面図であり、第5
図は第3図の−断面図である。第6図及び第
7図は本考案によるホイールギヤが用いられるデ
イスクカートリツジを示すものであつて、第6図
は上記デイスクカートリツジの非使用時の上ハー
フを取り除いた状態で示した平面図であり、第7
図は使用時における平面図であり、第8図はカー
トリツジへのシヤツターの取付け構造を示す分解
斜視図であり、第9図は第6図−線矢視で拡
大図であり、第10図は第6図−線矢視ずで
あり、第11図は第1B図XI−XI線矢視図であ
り、第12図は第6図のXII−XII線矢視での拡大図
であり、第13図はねじりコイルバネの付勢状態
を示す要部拡大図である。第14図は従来例を示
す平面図であり、第15図はその側断面図であ
り、第16図はねじりコイルバネが抜け出た状態
を示す側断面図である。 11……ホイールギヤ、16……固定部、17
……挿通支持部、18……ねじりコイルバネ、1
9……係止部、20……環状部、24……固定ピ
ン、25,26,27……バネ係止部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基板上に回転自在に軸支されるとともに、外周
    部にギヤ部が形成されたホイールギヤを、ねじり
    コイルバネによつて一方向に回転付勢するように
    したホイールギヤ機構において、 上記ねじりコイルバネは、一端に上記基板上に
    支持される支持部が設けられ、他端に上記ホイー
    ルギヤに対して係止される係止部が設けるととも
    に、この係止部が設けられた他端側に複数回巻回
    されて縮径可能な環状部が設けられてなり、 上記ホイールギヤは、ホイール上に、上記自由
    状態にある環状部の挿通を可能となす上記環状部
    の内径と略同一の円周上に位置する係止爪部を先
    端に設けるとともに、上記環状部の縮径を許容す
    る上記環状部の内周径より小径の円周上に位置し
    て複数の軸部が設けられてなり、 上記ねじりコイルバネは、環状部を上記ホイー
    ルギヤの軸部の外周囲に嵌装させるとともに、一
    端の支持部を上記基板上に固定し、他端の係止部
    を上記ホイールギヤに係止させることによつて上
    記基板とホイールギヤ間に取付けられ、上記ホイ
    ールギヤが回転されて上記環状部が縮径されるこ
    とにより、上記ホイールギヤに対し一方向の回転
    付勢力を付与するとともに上記ホイールギヤから
    の抜け止めが図られてなるホイールギヤ機構。
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JP3464156B2 (ja) * 1998-10-06 2003-11-05 三井金属鉱業株式会社 車両用アクチュエーターのスプリング外れ防止装置
JP2018062999A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 日本電産サンキョー株式会社 回転規制装置および排水弁駆動装置

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