JPH0424505A - 基板の傾斜検出装置 - Google Patents

基板の傾斜検出装置

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JPH0424505A
JPH0424505A JP2129111A JP12911190A JPH0424505A JP H0424505 A JPH0424505 A JP H0424505A JP 2129111 A JP2129111 A JP 2129111A JP 12911190 A JP12911190 A JP 12911190A JP H0424505 A JPH0424505 A JP H0424505A
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正孝 芝
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秀己 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、半導体露光装置等に使用されるウェハ等の基
板の傾斜を検出する装置に係わり、特に、小形の装置で
高精度に傾斜を検出をするのに好適な基板の傾斜検出装
置に関する。
[従来の技術] 半導体の高集積化に伴い、露光装置の解像度向上の要求
は、露光光がgI!からi線に、さらにエキシマレーザ
光へと短い波長の光を用いるようになってきており、一
方、投影レンズ(縮小レンズ)も開口数(NA)の大き
いものを使用するようになってきているため、ステッパ
等露光装置の焦点深度をますます浅くする傾向にある。
このため、ウェハやレチクルの面の傾斜を高精度に補正
し、露光領域内全面にわたって縮小レンズの焦点深度内
に正確に収めることが必要になってきている。
従来の基板(本発明では傾斜の検出対象を「基板」とい
う)の傾斜検出装置として、投影レンズによる被検領域
或いは露光領域が、投影レンズの光軸に対して垂直位置
にあることを非接触で検出することができる検出装置が
提供されている(例えば、特開昭58−113706号
公報)。これを第12図を参照して説明する。図におい
て、1はレチクル、2は縮小レンズ(投影レンズ)、3
は基板としてのウェハで、ウェハ3は縮小レンズ2に関
してレチクル1と共役な関係に保持され、図示しない照
明光源によりレチクル1上のパターンがウェハ3に縮小
投影されるようになっている。
4はウェハ3を載置するチルトステージ、5は載置した
ウェハ3を任意の角度に傾斜させるチルトステージ4と
ステージ6との間に設けられたチルト機構である。10
1は発光ダイオード等の可干渉性の小さい光源、102
はコンデンサーレンズ、103は微小円形開口を有する
絞り、104は照射対物レンズで、コンデンサーレンズ
102を介して絞り103に集光された光束100aが
、照射対物レンズ104によりコリメートされてウェハ
3に斜め方向から照射される。100は符号101〜1
04からなる照射光学系である。201は受光対物レン
ズ、202は4分割受光素子で、ウェハ3における正反
射光の光束200aが、受光対物レンズ201を介して
4分割受光素子202上の中心付近に集光されて、絞り
103の開口の共役像203を結ぶ。200は符号20
1および202からなる集光光学系である。110は4
分割受光素子202上の集光点の変位方向および量に対
する制御信号を発生する制御回路、111はステージ駆
動回路である。
照射光学系100の光束100aの光軸と集光光学系2
00の光束200aの光軸とは、縮小レンズ2の光軸2
aに関して対称に配設されており、光軸2aに対してウ
ェハ3の露光領域が垂直であれば、照射光学系100の
光束100aは4分割受光素子202上の中心に集光さ
れ、ウェハ3が傾斜すると、該傾斜に伴って光束200
aも傾き、共役像203の位置が4分割受光素子202
上の中心から外れるようになっている。この共役像20
3の外れた位置からウェハ3の露光領域における傾き方
向を検出し、該検出情報に基づいて制御回路110およ
びステージ駆動回路111を作動してステージ6上のチ
ルト機構5を駆動し、ウェハ3の露光領域面の傾きを補
正して該露光領域面の傾斜を一定に保つようにした基板
の傾斜を検出する装置である。
[発明が解決しようとする課題] 前記従来の傾斜検出装置は、基板の傾斜検出の感度が、
受光対物レンズ201を介して結像される絞り103の
開口の共役像203の4分割受光素子202上における
位置移動量(位置ずれ)の分解能として与えられるから
、高い感度を得るためには、絞り103の開口を小さく
したり、受光対物レンズ201の焦点距離を長くしなけ
ればならない。しかし、絞り103の開口を小さくする
と、4分割受光素子202に入射する光量が低下してノ
イズの影響を受は易くなり、一方、受光対物レンズ20
1の焦点距離を長くした場合には、受光対物レンズ20
1と4分割受光素子202との距離がそれだけ遠く離れ
、傾斜検出装置の寸法が大型化する問題点を有していた
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、半導体露光装
置等において、基板の傾斜を小形の装置で、しかも高精
度(高感度)に検出することができる基板の傾斜検出装
置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明の基板の傾斜検出装置
は、コリメートされたレーザ光束を形成し該形成された
レーザ光をステージ上に載置された基板に照射する光源
と、光導波路基板上に薄膜の光導波路を形成し該光導波
路上に前記レーザ光の基板における正反射光が斜めに入
射される直線回折格子形の光結合器を設けた光導波路素
子と、該光導波路素子に入射し光結合器および光導波路
を介したレーザ光の強度を検出する光センサと、前記光
源から前記基板および光結合器を介して前記光センサに
入射されるまでのレーザ光の光感中に設けられる光偏向
手段と、該光偏向手段により変化する光センサの出力値
より前記基板の傾斜角度の基準値に対する変化量をモニ
タする角度検出手段とを備える構成にしたものである。
そして、前記光源は、気体レーザとビームエキスパンダ
とを組み合わせた構成としても、或いは半導体レーザと
コリメートレンズとを組み合わせた構成としてもよく、
また、前記光源からのレーザ光は、基板に対して斜めに
照射する構成にしても、或いは基板に対して垂直に照射
する構成にしてもよい。
また、前記光偏向手段は、ガルバノミラ−を使用するか
、音響光学光偏向器等の非機械的光偏向素子を使用する
か、或いは基板を載置するステージに設けたチルト機構
であることが望ましい。
さらに、前記光導波路素子は、前記光結合器を介して光
導波路上に相対配置した電極間に直流電圧発生器により
直流電圧を印加した際、該印加により誘起される電気光
学効果を利用する光結合部を備えた構成にしてもよい。
そして、光結合部は、レーザ光の光軸に直角方向に延び
た直線状のパターンを等ピッチに配置した直線回折格子
形にするとよい。また、前記光導波路素子を、前記光導
波路上に設けたくし歯状の電極に高周波の電界を印加し
た際、該印加により前記電極と光導波路との間に誘起さ
れる弾性表面波で光結合器を形成してなる光結合部を備
えた構成にしてもよい。
[作用コ 基板の傾斜検出装置を上記構成としたことにより、光源
よりコリメートされたレーザ光束を基板に照射し、該基
板における正反射光が、光導波路素子に設けた光結合部
に予め設定された光軸方向から入射されると、該光結合
部において最大効率の光結合が起こり、レーザ光のパワ
ーの全部、または、殆ど全部が光導波路を伝送し、伝送
したレーザ光の強度が光センサに検出される。この場合
、検出されたレーザ光の強度は、光結合部における光結
合効率に応じて変化し、光結合効率は、光結合部に入射
されるレーザ光の光軸方向(光軸の角度)により変化す
るが、光結合部における光結合効率の角度選択性が極め
て高いことから、光偏向手段により光結合部に入射され
るレーザ光の光軸方向が僅かでも変化すると、光結合部
における光結合効率が顕著に変化し、この変化に応じて
光センサより出力されるレーザ光の強度も変化する。
光センサの出力は、角度検出手段に入力されてモータさ
れ、該モニタにより基準となる光軸方向における光セン
サの出力強度のときの基板の傾斜角度と前記入力された
光センサの出力強度がピーク値となる光軸方向のときの
基板の角度との変化量が明瞭に求められ、求めた変化量
より基板の傾斜を高感度で検出することができる。
上記基板の傾斜検出は、基板が半導体ウェハのように、
基板の傾斜検出領域内に凹凸を有するパターンが存在し
、該パターンにレーザ光が照射されて回折光が発生する
ような場合であっても、光結合部における光結合効率の
角度選択性が極めて高いことから、光センサ出力強度の
低い回折光による影響を無視することができる。
また、基板の傾斜検出領域内に反り等の変形が存在して
いる場合には、光センサによる検出波形が山形の曲線を
形成し光結合部における光結合効率の角度選択性が多少
鈍くなるが、該曲線のピーク位置または重心位置を求め
ることにより、基板の支配的な傾斜或いは平均的な傾斜
を、容易かつ高精度に検出することが可能である。
[実施例] 以下、本発明の第1の実施例を第1図ないし第5図を参
照して説明する。第1図は基板の傾斜検出装置の構成説
明図、第2図は光導波路素子の構成説明図で、第2図(
a)はその平面図、第2図(b)は側面図、第3図は直
線回折格子形光結合器の光結合効率の角度選択性の説明
図、第4図は作用説明図、第5図は光偏向角度と光セン
サ出力強度との関係説明図である。図中、第12図と同
符号のものは同じものを示す。
図において、7は光源となるHe−Neレーザ、8はH
e−Neレーザから放射されるレーザビームを拡径する
ビームエキスパンダ、9はビームエキスパンダ8より射
出されたコリメートされたレーザ光束、10はレーザ光
束9を曲げて基板3に照射させるミラー、11は本実施
例における光偏向手段であるガルバノミラ−で、ウェハ
3上におけるレーザ光束9の正反射光を光偏向し光導波
路素子12に対する入射角を変化させる。光導波路素子
12は、第2図に示すように、LiNbO2゜石英ガラ
スまたはSi等で形成される光導波路基板13、光導波
路基板13上にイオン交換や拡散の技術により形成され
た光導波路基板13と屈折率の異なる数ミクロン程度の
薄膜からなる光導波路14および光導波路14上に設け
られ前記ウェハ3上におけるレーザ光束9の正反射光を
光導波路14に入射する直線回折格子形の光結合器15
で構成されている。この場合、光結合器15の直線回折
格子は、レーザ光束9の光軸17に対して直角方向に延
びたTiO2等の材料で形成される直線状のパターン1
6を等ピッチに配置した構成になっており、パターン1
6のピッチは、光導波路基板13および光導波路14の
屈折率と、入射するレーザ光束9の波長および光導波路
14への入射角とにより設定される。19は光導波路1
4を矢印18の方向へ伝送されるレーザ光の強度■を検
出する光センサである。第1図に示す20はガルバノミ
ラ−11の光偏向角βを制御するガルバノミラ−駆動回
路、21はレーザ光の強度Iに応じてチルト機構5の駆
動を制御するステージ制御回路である。なお、ステージ
制御回路21は、ガルバノミラ−駆動回路20に対して
ガルバノミラ−11の偏向角βを変化させる駆動信号を
送る。
He−Neレーザ7からのレーザ光をビームエキスパン
ダ8を介して拡大し、コリメートされたレーザ光束9を
ミラー10を介してウェハ3に照射すると、ウェハ3に
おける正反射光はガルバノミラ−11を介して直線回折
格子形の光結合器15を設けた光導波路素子12に導か
れ、光結合器15において光結合を起こす。そして、光
結合効率に応じたレーザ光のパワーが、第2図に示す矢
印18方向に光導波路14を伝送し光センサ19に検出
される。この場合、ガルバノミラ−11を介して光結合
器15に入射するレーザ光束9の光軸が、第2図(b)
に示すように予め設定された光軸17の方向である場合
には、光結合器15において最大効率の光結合が起こり
、レーザ光のパワーの全部、または殆ど全部が光導波路
14を伝送し、その強度が光センサ19に検出される。
しかし、光結合器15に入射するレーザ光束9の光軸が
、光軸17より角度θだけずれた光軸22の場合には、
光結合は起こりにくくなり光センサユ9に検出されるレ
ーザ光の強度は急激に低くなる。
第3図は上記角度θと光結合効率E(CeI)との関係
を示すもので、光結合効率E(o:I)の角度選択性は
例えば、半値全幅のΔθが数度/1000程度であり極
めて高い角度選択性を有している。
つぎに、上記光結合効率E(CCI)の角度選択性を利
用して行うウェハ3の傾斜検出を、第4図および第5図
を参照して説明する。いま、ウェハ3が角度α傾斜して
いる状態でコリメートされたレーザ光束9を照射される
と、ウェハ3における正反射光は、前述と同様に、ガル
バノミラ−11を介して光導波路素子12の直線回折格
子形の光結合器]65に導かれ、光結合を起こして光導
波路14を伝送したレーザ光の強度が光センサ19に検
出される。この場合、光センサ19の出力強度■は、ガ
ルバノミラ−11の光偏向角βの変化に応じて変化し、
第5図に示す高い角度選択性を有する曲線23が得られ
る。曲llA23の強度■は、ステージ制御回路21に
入力されて図示しないモニタ装置によりモニタされ、曲
線23の強度Jがピーク値となる光偏向角βのときのウ
ェハ3の角度αと、基準となる光偏向角βのときのウェ
ハ3の角度α。とから、ウェハ3の傾きの変化量Δαを
検出することができる。変化量△αの検出は、光結合器
15の高い角度選択性により高感度で容易に行うことが
できるから、ステージ制御回路21よりステージ6を介
してチルト機構5に光センサ19の出力強度工の信号を
フィードバックすることにより、ウェハ3の傾斜を所定
の角度α。に精度よく補正することができる。従って前
記従来のように、受光対物レンズ201や円形開口を有
する絞り103等を用いることがなく、装置全体を小形
化することが可能になるとともに、高精度にウェハ3の
傾斜を検出することができる。
上記ウェハ3の傾斜検出は、傾斜検出領域A内に凹凸を
有するパターンが存在し、該パターンにレーザ光が照射
されて回折光が発生するような場合であっても、光結合
器15における光結合効率の角度選択性が極めて高いこ
とから、回折光による影響を無視することができる効果
を有する、また、ウェハ3の傾斜検出領域A内に反り等
の変形が存在している場合には、光センサ19による検
出波形が第5図に点線で示す山形の曲4!24を形成し
、光結合器15における光結合効率の角度選択性を多少
鈍くするが、かかる場合でも、曲線24のピーク位置ま
たは重心位置を求めることにより、前述と同様にウェハ
3の支配的な傾斜或いは平均的な傾斜を、容易かつ高精
度に検出することが可能である。
前記構成においては、照射側にミラー1oを設けたが、
これをガルバノミラ−11等の光偏向器に置き換え、ウ
ェハ3における正反射光を光導波路素子12に直接導く
構成にしてもよく、また、検出感度をさらに向上させる
ために、ビームエキスパンダをガルバノミラ−11等の
光偏向器の後続側に配置するとよい。
つぎに、本発明の第2の実施例を第6図ないし第8図を
参照して説明する。本実施例は光導波路素子の電気光学
効果を利用した例で、第6図は第2の実施例の構成説明
図、第7図は光導波路素子の構成説明図で、第7図(a
)はその平面図、第7図(b)は側面図、第8図は印加
電圧と光結合器へ入射するレーザ光束の光軸の方向との
関係説明図である。図中、第1図ないし第5図と同符号
のものは同しものを示す。
図において、25は半導体レーザ、26は半導体レーザ
25より照射されるレーザ光をコリメートするコリメー
トレンズで、本実施例においては両者の組み合わせによ
り光源を形成している。30はウェハ3上におけるレー
ザ光束9の正反射光が入射される光導波路素子で、光導
波路素子30は第7図に示すように、光結合器15を介
して光導波路14上に相対配置された電極32および3
3と、電極32.33間に直流電圧■を印加する直流電
圧発生器34からなる等ピッチの直線パターン16の直
線回折格子形の光結合部31を有しており、光結合部3
1は光導波路素子3o上における光偏向機能を有してい
る。35は電極32゜33間に挾まれた領域、36は光
結合部31の電圧制御を行う光結合部制御回路である。
電極32.33間に直流電圧Vが印加されると、光導波
路14のうち領域35の屈折率が変化し、光結合器15
の光結合効率が最大となる光軸17の方向、つまり光軸
17と光導波路14とのなす角度φが変化する。この場
合、角度φの変化は、第8図に示すように印加電圧■の
高低により直線的に変化する。このため、レーザ光束9
が光軸17に対して角度θだけずれた光軸37で光導波
路素子30に入射された場合に、印加電圧■を変化させ
て角度φを変化させながら光センサ19の出力強度工を
モニタすると、前記第5図に示す高い角度選択性を有す
る曲線23と同様の信号が得られ、前記第1の実施例に
おけるガルバノミラ−11と同様の光偏向機能を有せし
めることができる。
従って、前記第1の実施例と同様に、ウェハ3の傾きの
変化量Δαを検出することが可能で、ステージ制御回路
21によりウェハ3の傾斜を所定の角度αに精度よく補
正することができる。
上記第1および第2の各実施例は、光源からのレーザ光
束9がウェハ3に対して斜めに照射される構成にしたが
、レーザ光束9をウェハ3に対して垂直に照射する構成
にしてもよく、該構成である第3の実施例を第9図に示
す。図中、第6図と同符号のものは同じものを示す。図
において、38はハーフミラ−で、ハーフミラ−38は
半導体レーザ25とウェハ3とを垂直に結ぶ光軸上に配
設されている。コリメートレンズ26を介したレーザ光
束9が、ハーフミラ−38を介してウェハ3に垂直に照
射され、該照射された正反射光が再びハーフミラ−38
を介して光導波路素子30に入射される構成である。光
導波路素子30に入射した後の作用は前記第2の実施例
と同じであるが、本構成の場合は、レーザ光束9をウェ
ハ3に対して斜めに照射する構成に比べて、装置をホス
ペースにすることができる効果を有する。
なお、前記各実施例において、チルト機構5のチルト量
αを直接モニタし、該モニタ信号をステージ制御回路2
1に入力することにより、チルト機構5を光偏向手段と
して使用してもよい。
つぎに、本発明の第4の実施例を第10図および第11
図を参照して説明する。本実施例は光偏向手段に非機械
的光偏向素子である音響光学偏向器を利用した例である
。第10図は光導波路素子の構成説明図で、第10図(
a)はその平面図、第10図(b)は側面図、第11図
は超音波周波数と光結合器へ入射するレーザ光束の光軸
の方向との関係説明図である。図中、第1図ないし第9
図と同符号のものは同じものを示す。
図において、40はウェハ3上におけるレーザ光束9の
正反射光が入射される光導波路素子で、光導波路素子4
0には第10図に示すように、光導波路14上に設けら
れたくし歯状の電極42゜電極42に接続された変調信
号入力装置43および音響吸収材44が設けられており
、電極42に変調信号入力装置43により高周波が印加
されると、電極42と光導波路14との間の電気機械結
合効果により、矢印18の方向へ進むレーザ光束9と進
行方向が同軸上にある弾性表面波45が光導波路14上
に発生する。発生した弾性表面波45はピッチ一定の回
折格子となり、音響吸収材44に至るまでの領域に光結
合部41を形成する。
前記弾性表面波45のピッチは駆動周波数fに依存する
ため、第11図に示すように駆動周波数fを変化させる
と、光結合部41の光結合効率が最大となる光軸17の
方向、つまり光軸17と光導波路14とのなす角度φが
直線的に変化する。
このため、レーザ光束9が光軸17に対して角度θだけ
ずれた光軸37で光導波路素子40に入射された場合、
輛動周波数fを変化させて角度φを変化させながら光セ
ンサ19の出力強度■をモニタすると、前記第5図に示
す高い角度選択性を有する曲線23と同様の信号が得ら
れ、前記第1の実施例におけるガルバノミラ−11と同
様の光偏向機能を有せしめることができる。従って、前
記第1の実施例と同様に、ウェハ3の傾きの変化量Δα
を検出することができ、ステージ制御回路21によりウ
ェハ3の傾斜を所定の角度α。に精度よく補正する二と
ができる。
なお、上記各実施例においては、基板としてのウェハ3
をステッパに搭載した例について説明したが、ウェハ3
に限定されることなく他の基板であってもよく、また、
ステッパ以外の装置に搭載してもよいのは勿論である。
[発明の効果コ 本発明は、以上説明したように構成されているので、ス
テッパ等における基板の傾斜検出を、小形の傾斜検出装
置で、容易かつ高精度に行うことが可能になり、付随し
て生産歩留まりを向上させる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の基板の傾斜検出装置の
構成説明図、第2図は光導波路素子の構成説明図で、第
2図(a)はその平面図、第2@(b)は側面図、第3
図は直線回折格子形光結合器の光結合効率の角度選択性
の説明図、第4図は作用説明図、第5図は光偏向角度と
光センサ出力強度との関係説明図、第6図は光導波路素
子の電気光学効果を利用した本発明の第2の実施例の構
成説明図、第7図は光導波路素子の構成説明図で、第7
図(a)はその平面図、第7図(b)は側面図、第8図
は印加電圧と光結合器へ入射するレーザ光束の光軸の方
向との関係説明図、第9図は本発明の第3の実施例の構
成説明図、第10図は本発明の第4の実施例の音響光学
偏向器を利用した光導波路素子の構成説明図で、第10
図(a)はその平面図、第10図(b)は側面図、第1
1図は超音波周波数と光結合器へ入射するレーザ光束の
光軸の方向との関係説明図である。 第12図は従来の基板の傾斜検出装置の構成例を示す図
である。 1・・・レチクル、3・・・基板(ウェハ)、5・・チ
ルト機構、7・・・光源(He−Neレーザ)、9 レ
ーザ光束、11・・・ガルバノミラ−112,30゜4
0・・・光導波路素子、14・・光導波路、15・光結
合器、19・・・光センサ、25・・・半導体レーザ、
26・・コリメートレンズ、31.41・光結合部、3
2.33・・・電極、38・・・ハーフミラ−542く
し形電極、45・・弾性表面波。 代理人弁理士  秋  本  正  実弟 ブ 図 9−L−’7光東 図 12−尤導漬路膚j ブ46.−光導5jlllh ブ5 −−−プ=奪舌′(渣り醋1 19〜尤センサ 第 図 1i5図 嬉 図 賠 図 f 第8図 第9 図 38−一一ハーフミラー 第10図 第 11 図 第12図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、コリメートされたレーザ光束を形成し該形成された
    レーザ光をステージ上に載置された基板に照射する光源
    と、光導波路基板上に薄膜の光導波路を形成し該光導波
    路上に前記レーザ光の基板における正反射光が斜めに入
    射される直線回折格子形の光結合器を設けた光導波路素
    子と、該光導波路素子に入射し光結合器および光導波路
    を介したレーザ光の強度を検出する光センサと、前記光
    源から前記基板および光結合器を介して前記光センサに
    入射されるまでのレーザ光の光路中に設けられる光偏向
    手段と、該光偏向手段により変化する光センサの出力値
    より前記基板の傾斜角度の基準値に対する変化量をモニ
    タする角度検出手段とを備えたことを特徴とする基板の
    傾斜検出装置。 2、前記光源が、気体レーザとビームエキスパンダとを
    組み合わせた構成である請求項1記載の基板の傾斜検出
    装置。 3、前記光源が、半導体レーザとコリメートレンズとを
    組み合わせた構成である請求項1記載の基板の傾斜検出
    装置。 4、前記光源からのレーザ光が、基板に対して斜めに照
    射される構成にした請求項1、2または3記載の基板の
    傾斜検出装置。 5、前記光源からのレーザ光が、基板に対して垂直に照
    射される構成にした請求項1、2または3記載の基板の
    傾斜検出装置。 6、前記光偏向手段が、ガルバノミラーである請求項1
    または4記載の基板の傾斜検出装置。 7、前記光偏向手段が、音響光学光偏向器等の非機械的
    光偏向素子である請求項1、4または5記載の基板の傾
    斜検出装置。 8、前記光偏向手段が、基板を載置するステージに設け
    たチルト機構である請求項1、4または5記載の基板の
    傾斜検出装置。 9、前記光導波路素子が、前記光結合器を介して光導波
    路上に相対配置した電極間に直流電圧発生器により直流
    電圧を印加した際、該印加により誘起される電気光学効
    果を利用する光結合部を備えた構成である請求項1、4
    または5記載の基板の傾斜検出装置。 10、前記光結合器が、レーザ光の光軸に直角方向に延
    びた直線状のパターンを等ピッチに配置した直線回折格
    子形である請求項1または9記載の基板の傾斜検出装置
    。 11、前記光導波路素子が、前記光導波路上に設けたく
    し歯状の電極に高周波の電界を印加した際、該印加によ
    り前記電極と光導波路との間に誘起される弾性表面波で
    光結合器を形成してなる光結合部を備えた構成である請
    求項1、4または5記載の基板の傾斜検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108362230A (zh) * 2018-04-27 2018-08-03 镇江市建科工程质量检测中心有限公司 一种用于混凝土试件的角度测量装置

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