JPH04243965A - マイクロ波誘電体磁器組成物 - Google Patents

マイクロ波誘電体磁器組成物

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Publication number
JPH04243965A
JPH04243965A JP3025288A JP2528891A JPH04243965A JP H04243965 A JPH04243965 A JP H04243965A JP 3025288 A JP3025288 A JP 3025288A JP 2528891 A JP2528891 A JP 2528891A JP H04243965 A JPH04243965 A JP H04243965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric ceramic
ceramic composition
microwave dielectric
value
composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP3025288A
Other languages
English (en)
Inventor
Muneomi Katou
加藤 宗臣
Hirobumi Ozeki
博文 尾関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波誘電体磁器
組成物に関し、更に詳しく言えば、高いQ値及び比誘電
率を示し且つ実用的に優れた温度係数を示すマイクロ波
誘電体磁器組成物に関する。本発明はマイクロ波領域に
おいて誘電体共振器、マイクロ波集積回路基板、各種マ
イクロ波回路のインピーダンス整合等に利用される。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波誘電体磁器組成物は、使用周
波数が高周波となるに従って誘電損失が大きくなる傾向
にあるので、マイクロ波領域でQ値の大きなマイクロ波
誘電体磁器組成物が望まれている。従来のこの磁器材料
としては、ZrO2 −SnO2 −TiO2 系磁器
組成物、BaO−TiO2 系磁器組成物及びその一部
を他の元素で置換した磁器組成物(特公平1−3780
7号公報)等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の磁器組
成物では、Q値若しくは比誘電率が小さかったり、又は
所望の温度係数が得られなかったりする等の問題がある
。特に、この3者の性能がいずれも大変優れた、異なっ
た組成を有する新規なマイクロ波誘電体磁器組成物が望
まれている。本発明は、上記観点に鑑みてなされたもの
であり、高いQ値及び比誘電率を示し且つ実用的に優れ
た温度係数を示し、大変優れた性能バランスを有するマ
イクロ波誘電体磁器組成物(以下、単に誘電体磁器組成
物という。)を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、BaO−T
iO2 系の誘電体磁器組成物について、以下に示す性
能を全て満足する磁器組成物について種々検討した結果
、本発明を完成するに至ったのである。 Qu値;2000以上(4.5GHzの場合)比誘電率
εr ;30以上 温度係数τf ;+5〜+15  ppm/℃即ち、本
発明の誘電体磁器組成物は、酸化バリウム及び酸化チタ
ンからなり、その組成式をBaO・xTiO2 で表し
たときに、xが4.1<x<4.3の範囲にある組成を
有することを特徴とする。本磁器組成物は、所定の原料
を所定量混合し、焼結して製造される。例えば、焼結後
BaOとなる原料粉末とTiO2 粉末とを前記組成式
に相当する量を混合、仮焼し、これを粉砕して仮焼粉末
を製造し、この仮焼粉末を用いて成形し、焼成して製造
することができる。
【0005】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明する
。 (1)各試料の作製 純度99.9%のBaCO3 粉末と純度99.9%の
TiO2 粉末を、組成式;BaO・xTiO2 のx
が4.0、4.1、4.2、4.3、4.4の各組成に
なるように、所定量秤量混合し、ミキサーで乾式による
一次粉砕及び混合を施した後、大気雰囲気中1100℃
の温度で2時間仮焼した。次いで、この仮焼粉末に適量
の有機バインダーと水を加え、20mmφのアルミナボ
ールで粉砕した後、噴霧乾燥により造粒し、この造粒さ
れた原料を1000kg/cm2 のプレス圧で19m
mφ×15mmt(厚さ)の円板状に成形した。次に、
この成形体を大気中、1250℃(試料No.1〜5)
、1275℃(試料No.6〜10)及び1300℃(
試料No.11〜15)の各温度で、4時間焼成し、最
後に、16mmφ×8mmt(厚さ)の円板状に研磨し
て、誘電体試料(No.1〜15)とした。そして、Q
u値と比誘電率εr は、平行導体板型誘電体共振器法
を用いてTE011 モードより測定した。共振周波数
の温度係数τf は−30〜80℃の範囲で測定した。 共振周波数はほぼ4.5GHzである。
【0006】(2)性能評価 前記の各誘電体試料の特性を調べ、その結果を表1(焼
成温度;1250℃、1275℃)及び表2(焼成温度
;1300℃)に示した。
【表1】
【表2】 これらの結果によれば、BaO・xTiO2 のxが小
さいとQu値は大きくなる傾向にあるが、逆に温度係数
τf はプラス側に大きくなる傾向にある。逆に、この
xが大きいと、Qu値は小さくなる傾向にあるが、逆に
温度係数τf は小さくなる傾向にある。尚、比誘電率
はあまり変化がなく、いずれも30以上である。この傾
向は焼成温度がいずれの場合も同様である。従って、Q
u値を大きくとり、且つ温度係数τf をプラスにおい
てできるだけ小さくしたい場合には、xが適度な範囲に
あることが必要である。即ち、このxがいずれの焼成温
度においても、4.1を越えて4.3未満であれば、い
ずれの性能も大変優れたものとなる。即ち、xがこの範
囲にある場合は、表1のNo.1〜5(焼成温度;12
50℃)においては、30.8<比誘電率εr <31
.9、2040<Qu値<2090、11.0<温度係
数τf <12.0となる。表1のNo.6〜10(焼
成温度;1275℃)においては、34.2<εr <
35.3、2540<Qu値<3010、12.5<τ
f <14.2となる。表2のNo.11〜15(焼成
温度;1300℃)においては、36.4<比誘電率ε
r <37.3、2280<Qu値<3260、11.
4<温度係数τf <12.9となる。以上より、xが
4.1を越えて4.3未満であれば、いずれの場合も、
Qu値;2050以上(4.5GHzの場合)、比誘電
率εr ;30以上、且つ温度係数τf ;+11〜+
14となり、3つの性能に優れるとともに、大変性能の
バランスがよい。更に、焼成温度を1250〜1300
℃の間で種々変えても、安定した性能の誘電体組成物を
示した。尚、本考案においては、前記具体的実施例に示
すものに限られず、目的、用途に応じて本考案の範囲内
で種々変更した実施例とすることができる。即ち、前記
仮焼温度等の仮焼条件、焼成温度等の焼成条件等は種々
選択できる。また、BaOとなる原料も前記BaCO3
 以外にも、酸化物、水酸化物、硝酸塩等を用いること
もできる。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明の誘電体磁器組成
物は、Qu値、比誘電率εr 及び温度係数τf が全
て優れるとともに、その性能バランスが大変よく、その
ため実用的に極めて優れたものである。。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  酸化バリウム及び酸化チタンからなり
    、その組成式をBaO・xTiO2 で表したときに、
    xが4.1<x<4.3の範囲にある組成を有すること
    を特徴とするマイクロ波誘電体磁器組成物。
JP3025288A 1991-01-26 1991-01-26 マイクロ波誘電体磁器組成物 Pending JPH04243965A (ja)

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