JPH0424236A - 複合糸 - Google Patents

複合糸

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JPH0424236A
JPH0424236A JP12467890A JP12467890A JPH0424236A JP H0424236 A JPH0424236 A JP H0424236A JP 12467890 A JP12467890 A JP 12467890A JP 12467890 A JP12467890 A JP 12467890A JP H0424236 A JPH0424236 A JP H0424236A
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JP
Japan
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yarn
filament
wool
animal hair
spinning
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Pending
Application number
JP12467890A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Takizawa
清 滝沢
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、セーター カーデイガンなどの冬季に着用す
るアクタ−ウェア用に適したヤーンに関するものである
(従来の技術) ウールヤーンはその含気率の大きさと、圧縮弾性の良さ
によって耐久性のよい断熱性をもっているため冬季の外
衣用ヤーンとして好んで使用されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、ウール等の獣毛繊維に種々の加工を施こ
して更に優れた保温性を付与することは容易でなく、例
えば、遠赤外線放射性材料を繊維表面にコートしたり、
特開昭64−6170号公報に示されているごとく、ウ
ールを苛性ソーダ水溶液の蒸気によってスケールを膨潤
させ、該ウールを遠赤外線放射性材料の微粒子を分散さ
せた水中に漬けて、ウール内部に鉄微粒子を刺入させる
等繁雑な工程が必要となるばかりか、そのようにして得
られる繊維は、表面から微粒子が脱離したり、コーティ
ングによって天然繊維の風合や特性を損ねることがおり
衣料用途には不適であった。
また、特定粒径のセラミック粒子を含む合成繊維フィラ
メントと天然繊維とからなる複合糸が特開平1−272
839号公報に提案され、セラミックスとしてアルミナ
系、ジルコニア系の遠赤外線放射率の高い酸化物セラミ
ックスが使用されているが、保温性の面では未だ十分満
足ゆくものが得られていない。
本発明の目的は、上記の欠点を解決し、冬季にアウター
ウェアとして使用されるクール糸に積極的に保温作用を
付与し、ウールの断熱性と相まった優れた保温性を有す
る複合糸を提供することでめる口 (課題を解決するための手段) 即ち、本発明は、芯部がポリアミド又はポリエステルの
フィラメントからなり、外周部が獣毛繊維からなる芯鞘
構造の紡績糸であって、該フィラメントを構成するポリ
マー内部に1鋼、銀、アルミニウム、ニッケル及びクロ
ムからなる群より選ばれた少なくとも一種以上の金属微
粒子が0.5重量係以上含有されていることを特徴とす
る複合糸である。
本発明において、フィラメントに含有される金属微粒子
は、上記金属からなる群より選ばれた少なくとも一種で
あわ、好ましくは金属鋼の微粒子が使用される。これら
の金属は太陽光の可視光及び近赤外光を吸収し熱に変え
る性能にすぐれており、遠赤外線放射性の酸化物セラミ
ックス系よシも良好な保温効果を発揮するものである。
金属微粒子の含有率と太陽熱吸収発熱効果は、おおむね
正の相関にあり、最低限の保温効果を得るために#io
、s重量%は必要である。この含有率が大きければ大き
い程効果は大であるが、紡糸のし易さの点から自ずと限
界があり、好ましくは0.5〜3重量%である。金属微
粒子をポリエステルやポリアミドのポリマー内部に含有
させる方法としては1例えばポリマーを溶融して押し出
す直前に紡糸系に添加する方法や、ポリマーの重合工程
中に反応系に添加しておき、得られたポリマーを溶融紡
糸する方法等が挙げられる。そして本発明で使用するフ
ィラメントの製造方法は従来公知の方法を採用すること
ができる。
また、金属微粒子の大きさは0.1〜2ρ程度でよく、
特に0.1〜0.5P1が好ましい。粒径が大きすぎる
と紡糸時の調子が悪くなるので上記範囲内の大きさのも
のを使用することが望ましい。
本発明のフィラメントを構成するポリアミドとしては、
ナイロン6、ナイロン66等が使用でき。
ポリエステルとしてはポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレートやこれらに第3成分を共重合
したポリエステル等を使用することができる。またこの
フィラメントは異形断面を有していてもよいし、複合繊
維であっても差支えない。
一方、獣毛繊維としては、ウール、カシミヤ。
モヘア、アルバカ等種々のものを1種以上使用すること
ができる。
本発明の複合糸は上記の金属粒子含有のフィラメントと
獣毛繊維とからなシ5%にフィラメントが芯部を構成し
、獣毛繊維が外周部な構成するような芯鞘構造の紡績糸
である。ここで、芯鞘の構成が逆転すると衣料として獣
毛繊維の風合が活かせないばかシか、前述のフィラメン
ト中の金属微粒子の色が複合糸表面に表われるので好ま
しくない。
本発明において、銅等の金ll!微粒子を含有するポリ
アミド又はポリエステルからなるフィラメントを芯部と
し、その回)に獣毛繊維を巻きつけて芯鞘構造とする方
法は、従来の方法を採用でき、例えば、第1図に示すよ
うにウールの精紡工程で粗糸(1)カバツクローラー(
2)、エプロン(81,フロントローラー(4)と順次
延伸細化される過程においてフィラメント(5)をフロ
ントローラー(4)へ供給してやることによって得るこ
とができる。
このようにして得られる複合糸におけるフィラメントの
占める比率は、任意に選べるが、フィラメントの比率が
小さすぎると、太陽熱吸収発熱効果が小さくなる。又フ
ィラメントの比率が太きすぎると紡績糸としての形態を
成さなくなる。したがって、好ましいフィラメントの比
率としては、紡績糸全体の10〜40チである。
(発明の効果) 本発明の複合糸はウール等の獣毛繊維独自の保温性に更
に鋼等の金属微粒子を含有したフィラメントの保温効果
が相まって極めて良好な保温性が発揮され、セーター、
カーデイガンなど冬季に着用するアウタウェアー用に好
適である。
(実施例) 次に実施例によって本発明を説明する。
実施例1 〔η)=0.65dl/f(フェノールとテトラクロ量 ルエタンの等・混合溶媒を用い30℃恒温槽中でウーベ
ローデ型粘度計を用い測定した極限粘度)のポリエチレ
ンテレフタレートを40φ押1f[Kて押出し、骸ポリ
マーの溶融ポリマーラインに、平均粒径O,Sミクロン
の金属鋼微粉末と25℃下での流動性を示す粘度が約1
00ボイズのポリエステル化合物(アデカ・アーガス化
学社製のポリエステル可塑剤:商品名PN−350)を
重量比l:lに混合し、120℃であらかじめ絶乾した
ものを、ポリマー流に対して該混合物が2重量%、つま
シ金属鋼微粉末が1重量%、ポリエステル化合物が1重
量%になるように注入し、その後ケー二りス社製の40
エレメントスタチツクミキサーで混練し、丸孔ノズルよ
シ吐出し紡糸した。該紡糸原糸をローラープレート方式
で通常の条件により延伸し、75デニール36フイラメ
ントのマルチフィラメントを得た。
次に、ウール1/36用の粗糸を精紡機に掛け、更にフ
ロントローラから上記の鋼含有ポリエステルフィラメン
トを供給することにより、芯部に75デニールのポリエ
ステルフィラメントを配し外周部にウールを配した複合
紡績糸1/36(約250デニール)を得た。比較対照
として、レギュラータイプのポリエステルフィラメント
セミダル75デニール36フイラメントを使用して同様
の複合紡績糸1/36を作った。さらに第2の比較対照
としてウール100%からなる1/36の紡績糸を、同
じ粗糸を用いて作った。
次にこれら3種の糸を用いて、24ゲージの丸編機で天
竺編を同じ密度で編んだ。
次に本発明による糸から成る編地と、比較対照lの複合
糸から成る編地を、分散染料と酸性染料を用いて同等濃
度のブラックに染色した。比較対照2のウール100係
の糸から成る編地は酸性染料によシブラックに染めた。
濃度は、先に染めた2つの編地と同等とした。これら三
つの編地は、ヒートセットによってタテ、ヨコのバラン
スを取シ、三つの編地共はぼ同等の目付(単位面積当シ
の重量)に調整した。
以上の様にして作成した3つの試料において、太陽光を
吸収して発熱する効果を測定した。
(測定方法) 20αX35cm角厚み3■のアルミ板から第2図に示
すlOcIg1角の穴を2ケ所あけたものを試料保持板
とする。
測定すべき布試料を12am四方の正方形に採取し、ア
ルミ板の10am四方の穴をふさぐように適当な接着剤
によって試料を固定する。一方の穴に本発明による試料
を他方の穴に比較対照をセットする。こうして試料のセ
ットされた板を、風の無い晴れた日に、太陽光に当てる
。同時に、太陽光の当っていない裏側の試料面の温度を
非接触型の赤外線温度計で測定する。測定は、太陽光照
射開始5分後と15分後に行なう。
(測定結果) 本発明による糸を用いた編地と、比較対照2点との比較
測定結果をl!jl、表2に配す。
表 1 表 す、上の結果より、本発明の方法による糸を用いた編地
が太陽光線を受けて効率よく発熱することが認められた
実施例2 実施例1と同様の方法で、銅微粉末をQ wt%、0、
2 wt%、Q、 5 wt%、1.5 wtit  
2.5 wt%含む5種類のポリエステルフィラメント
(75デニール/16フィラメント)を作り、実施例1
と同様の方法でウールと複合し、太さ1/36(250
デニール)の複合紡績糸を作った。これら5種の糸を使
用して24ゲージの丸編機で天竺を同じ密度で編んだ。
これら5種の編地を用いて次の測定を行なった。
(測定方法) アルミニウム製の容量2501Llの容器を5つ用意し
、それぞれを5種の編地で一重に覆う。
次に、アルミニウム缶に、同一温度の水を満たし、水銀
温度計を差し込む。これら5つのアルミニウム缶を太陽
光の当る。風の影響の無いガラス窓越しの室内に、同じ
灸件で太陽光が当る様に設置し、設置直後からの水温の
変化を60分に恒って計測する。
実施例2の5種の編地を用いて行なった測定結果を第3
図に示す。
その結果、60分経過後において、本発明品は比較対照
品に比して1℃以上の高い水温を示し。
良好な発熱効果を有していることが認められた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の複合糸の製造装置の一例を示す概略
図である。図中1はウール粗糸、2はバックローラ、3
はエプロン、4はフロントロー25はフィラメントを示
す。 第2図は、実施例1において得られた試料布の発熱効果
を測定する際に使用する試料保持板の平面図である。図
中1は試料布をセットする角穴である。 第3図は、実施例2において得られた試料布の発熱効果
の測定した結果を示すグラフである。グラフ中縦軸は水
温を示すものであシ、横軸は太陽光の照射時間を示すも
のである。 特許出願人 株式会社 り ラ し

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  芯部がポリアミド又はポリエステルのフィラメントか
    らなり、外局部が獣毛繊維からなる芯鞘構造の紡績糸で
    あつて、該フィラメントを構成するポリマー内部に、鋼
    、銀、アルミニウム、ニッケル及びクロムからなる群よ
    り選ばれた少なくとも一種以上の金属微粒子が0.5重
    量%以上含有されていることを特徴とする複合糸。
JP12467890A 1990-05-14 1990-05-14 複合糸 Pending JPH0424236A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7435475B2 (en) 2004-07-27 2008-10-14 L&P Property Management Company Luxury fiber blend for use in fiberfill household textile articles
JP2015518527A (ja) * 2013-03-05 2015-07-02 毛盈▲軍▼ 保温断熱の繊維及びその織物
JP2020105684A (ja) * 2018-12-25 2020-07-09 南亞塑膠工業股▲分▼有限公司 断熱性を有する暗色系涼感繊維及びそれにより得られた紡績品

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JP2015518527A (ja) * 2013-03-05 2015-07-02 毛盈▲軍▼ 保温断熱の繊維及びその織物
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