JPH04242218A - 光走査方法および光走査装置 - Google Patents

光走査方法および光走査装置

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JPH04242218A
JPH04242218A JP3017163A JP1716391A JPH04242218A JP H04242218 A JPH04242218 A JP H04242218A JP 3017163 A JP3017163 A JP 3017163A JP 1716391 A JP1716391 A JP 1716391A JP H04242218 A JPH04242218 A JP H04242218A
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tmax
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寛 冨田
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    • G06K15/1219Detection, control or error compensation of scanning velocity or position, e.g. synchronisation

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光走査方法に関する。本
発明は光プリンターやデジタル複写機に利用できる。
【0002】
【従来の技術】レーザー光源装置からの光束を等角速度
的に偏向させ、偏向光束をfθレンズを含む結像光学系
により集光して被走査面上に光スポットを形成し、この
光スポットにより被走査面を光走査する方法は従来から
良く知られている。
【0003】このような光走査方式を実現した従来の光
走査装置では光走査のために偏向される偏向光束の偏向
角が比較的小さく、結像光学系に用いられるfθレンズ
のfθ特性を良好にすることが可能であった。このため
光走査において1画素を走査するのに必要な時間tは、
結像光学系の主走査方向に関する焦点距離をf、有効走
査幅をL、有効走査幅L内の画素数をN偏向光束の偏向
の角速度をωとして、 t≒L/(f・N・ω)              
    (1)なる関係式を満足するように定められて
いた。
【0004】しかるに近来、光走査装置の小型化・低コ
スト化の要請が強く、結像光学系の広画角化・結像光学
系構成レンズ枚数の減少が必要となり、fθ特性の優れ
た結像光学系の実現が困難になってきている。結像光学
系のfθ特性が十分に良好でないと光走査における光ス
ポットの移動速さが走査位置に応じて異なり、光走査に
より書き込まれた画像が主走査方向において場所により
伸び縮みするとともに画像全体としても設計上の記録サ
イズと異なるという所謂倍率誤差が顕著になる。
【0005】このような倍率誤差を補正する方法として
、光走査における光スポット位置に応じて、1画素を走
査する時間tを変化させて光走査を行う方法が知られて
いるが(特開昭62−32769号公報)、その実現に
は複雑な回路装置を必要とするため光走査装置の低コス
ト化の要請になじまない。
【0006】また、光走査装置の低コスト化の一環とし
て光走査装置の光学素子にプラスチック製のものを用い
ることが行われつつあるが、光走査装置がプラスチック
製の光学素子を含むと、温度変化に伴うプラスチック製
光学素子の特性変化が前述の倍率誤差をさらに増大させ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
に鑑みてなされたものであって、光走査装置における上
記倍率誤差を有効に軽減できる新規な光走査方法の提供
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1および2の光走
査方法は、「レーザー光源装置からの光束を等角速度的
に偏向させ、偏向光束をfθレンズを含む結像光学系に
より集光して被走査面上に光スポットを形成し、この光
スポットにより被走査面を光走査する」方法である。
【0009】請求項1の方法は以下の如き特徴を有する
。即ち設計上の有効走査幅をL、有効走査幅Lに記録さ
せる画素数をN、偏向光束の偏向の角速度をω、偏向角
θに於ける光スポットの走査速度をv(θ)とし、さら
に関係[L・ω=∫v(θ)dθ]を満足する積分[∫
v(θ)dθ]の上・下限を−ψ,+ψ、−ψ≦θ≦+
ψの範囲におけるv(θ)の最大値Vmax・最小値V
minの算術平均をV(=(Vmax+Vmin)/2
)とするとき、1画素あたりの記録に要する時間tをL
/(NV)と2ψ/(Nω)の間に設定してレーザー光
源の変調を行うのである。
【0010】請求項2の方法は以下の如き特徴を有する
。即ち設計上の有効走査幅をL、有効走査幅Lに記録さ
せる画素数をN、偏向光束の偏向の角速度をω、偏向角
θに於ける光スポットの走査速度をv(θ)とし、さら
に関係[L・ω=∫v(θ)dθ]を満足する積分[∫
v(θ)dθ]の上・下限を−ψ,+ψ、関係[l(φ
,n)・ω=∫v(θ)dθ;(積分は−{(ψ/n)
+φ}から{(ψ/n)+φ}まで取る。但し、2≦n
≦12の所望の数]により定義されるl(φ,n)の、
最大値lmax・最小値lminの算術平均をl(=(
lmax+lmin)/2)とするとき、1画素あたり
の記録に要する時間tを、 t≒(L・2ψ)/(Nnlω) に設定してレーザー光源の変調を行うのである。
【0011】請求項3,4の方法も請求項1,2の方法
と同様に「レーザー光源装置からの光束を等角速度的に
偏向させ、偏向光束をfθレンズを含む結像光学系によ
り集光して被走査面上に光スポットを形成し、この光ス
ポットにより被走査面を光走査する方法」であるが、「
レーザー光源から被走査面に到る光路上に配備された光
学素子の内の少なくとも1つがプラスチックで形成され
ていること、上限・下限をそれぞれTmax,Tmin
とする環境温度範囲内において光走査が行われる」こと
が前提となる。
【0012】請求項3の方法は以下の如き特徴を有する
。即ち設計上の有効走査幅をL、有効走査幅Lに記録さ
せる画素数をN、偏向光束の偏向の角速度をω、偏向角
θに於ける光スポットの走査速度をv(θ)とし、さら
に平均環境温度T(=(Tmax+Tmin)/2)に
おいて関係[L・ω=∫v(θ)dθ]を満足する積分
[∫v(θ)dθ]の上・下限を−ψ(T),+ψ(T
)、−ψ(T)≦θ≦+ψ(T)の範囲において、環境
温度Tmaxのときのv(θ)の最大値Vmax(Tm
ax)・最小値Vmin(Tmax)と、環境温度Tm
inのときのv(θ)の最大値Vmax(Tmin)・
最小値Vmin(Tmin)の4値の内の最大値Vma
x・最小値Vminの算術平均をV(=(Vmax+V
min)/2)とするとき、1画素あたりの記録に要す
る時間tを、L/(NV)と2ψ(T)/(Nω)の間
に設定してレーザー光源の変調を行うのである。
【0013】請求項4の方法は以下の如き特徴を有する
。即ち設計上の有効走査幅をL、有効走査幅Lに記録さ
せる画素数をN、偏向光束の偏向の角速度をω、偏向角
θに於ける光スポットの走査速度をv(θ)とし、平均
環境温度T(=(Tmax+Tmin)/2)において
、関係[L・ω=∫v(θ)dθ]を満足する積分[∫
v(θ)dθ]の上・下限を−ψ(T),+ψ(T)、
関係[l(φ,n)・ω=∫v(θ)dθ;(積分は−
{(ψ(T)/n)+φ}から{(ψ(T)/n)+φ
}まで取る。但し、2≦n≦12の所望の数]により定
義されるl(φ,n)の、環境温度Tmaxのときの最
大値lmax(Tmax)・最小値lmin(Tmax
),環境温度Tminのときの最大値lmax(Tmi
n)・最小値lmin(Tmin)の4値の内の最大値
lmax・最小値lminの算術平均をl(=(lma
x+lmin)/2)とするとき、1画素あたりの記録
に要する時間tを、t≒{L・2ψ(T)}/(Nnl
ω)に設定してレーザー光源の変調を行うのである。
【0014】請求項1において、L/(NV)と2ψ/
(Nω)の大小関係は一義的には定まらず、これらは前
者が後者より大きいことも小さいこともある。従って、
請求項1においてtがL/(NV)と2ψ/(Nω)の
間にあるとは、L/(NV)≦t≦2ψ/(Nω)もし
くはL/(NV)≧t≧2ψ/(Nω)を意味する。
【0015】同様に、請求項3においてtがL/(NV
)と2ψ(T)/(Nω)の間にあるとは、L/(NV
)≦t≦2ψ(T)/(Nω)もしくはL/(NV)≧
t≧2ψ(T)/(Nω)を意味する。
【0016】
【作用】図1は、本発明を適用できる光走査装置の1例
を示している。同図(a)において符号1で示すレーザ
ー光源装置は、例えば半導体レーザーとコリメートレン
ズにより構成され平行なレーザー光束を放射する。この
光束はシリンダーレンズ2により副走査対応方向に集光
されて回転多面鏡3の偏向反射面4上に主走査対応方向
に長い線像として結像する。偏向反射面4により反射さ
れた光束は、回転多面鏡3が回転軸3Aの回りに等速回
転すると、等角速度的にに偏向されて偏向光束となり、
レンズ5,6により構成される結像光学系により被走査
面7上に光スポットに形成され被走査面7を光走査する
【0017】この例で2枚のレンズ5,6により構成さ
れる結像光学系はアナモフィックなfθレンズである。
【0018】図1の(b)は同図(a)の光走査装置の
光学配置を副走査対応方向から見た状態を示している。 被走査面7において図の上下方向は主走査方向、図面に
直交する方向が副走査方向である。レーザー光源から被
走査面に到る光学配置を光軸に沿って展開して考えたと
き、この光路を展開光路と呼ぶ。この展開光路上の任意
の位置において、主走査方向に平行になる方向を主走査
対応方向、副走査方向と平行になる方向を副走査対応方
向と称するのである。
【0019】図1(b)において、角θは光軸を基準と
して計った偏向光束の偏向角を示している。偏向光束が
偏向角θをなすとき、被走査面7上に於ける光スポット
の走査速度を図のようにv(θ)とする。v(θ)は、
結像光学系が理想的なfθ特性を持っていれば定数であ
るが、一般には偏向角θの関数であって結像光学系のf
θ特性により定まる。また同図においてLは設計上の有
効走査幅である。
【0020】偏向光束が偏向角θからdθだけ偏向する
のにかかる時間をdtとすると、微小角dθの偏向に伴
う光スポットの変位dLはv(θ)dtとなる。一方に
おいてdθ/dt=ωは偏向光束の角速度であり、回転
多面鏡3の回転角速度の2倍であり装置設計上の定数で
ある。dθ/dt=ωを用いるとdt=(1/ω)dθ
であるから、v(θ)dt=v(θ)dθ/ωとなる。
【0021】従って、有効走査幅Lを与える偏向角の領
域を図の如く−ψ〜+ψとすると、積分∫v(θ)dθ
を−ψ〜+ψの領域で実行したものはL・ωとなる。光
走査装置設計の順序から言うと、先ず設計上の有効走査
幅Lが定まり、結像光学系のfθ特性に応じて、L・ω
=∫v(θ)dθを与える積分の範囲として−ψ,+ψ
が定まることになる。
【0022】前述の如く、一般にv(θ)は偏向角θに
応じて変化するので、上記範囲−ψ〜+ψにおいてv(
θ)の最大値をVmax、最小値をVminとし、その
算術平均をVとすると、V=(Vmax+Vmin)/
2となる。
【0023】さて、有効走査幅Lに書き込むべき画素の
数をNとすると主走査方向における1画素の幅はL/N
である。そこで、請求項1の方法においては光走査を行
うにあたり、1画素あたりの記録に要する時間tの一方
の限界としてL/(NV)を用いるのである。こ251
画素の記録時間として、1画素の幅を光スポットが上述
の算術平均の速さで横切るのに必要な時間をtとして設
定する場合に相当する。この場合には実際にN画素を光
走査すると走査長さは厳密にはLにならない。光スポッ
トの速度がVより大きいと、書き込まれる画素の長さは
引き延ばされ、光スポットの速度がVより小さいと、書
き込まれる画素の長さは短縮される。しかしVは光スポ
ットの速度の最大値Vmax,最小値Vminの平均と
して設定されているため、画像の伸びと縮みがともに略
等しい割合で発生するので、記録画像全体としての倍率
誤差を小さく押さえることができ、上記最大値・最小値
近傍における記録画像の伸び縮みも平均の両側に振り分
けられて目立たなくなる。
【0024】また2ψは設計上の有効走査幅Lを走査す
るのに必要な偏向光束の偏向範囲を与えるから、2ψ/
Nは理想的な1画素に対応する偏向角に対応する。請求
項1の方法では前記tの他方の限界として2ψ/(Nω
)を用いる。この場合は、光走査による走査幅が正しく
設計上の有効走査幅Lを与えることになる。従って、t
を上記2つの限界の間に設定することにより任意の長さ
の倍率誤差を軽減することが可能になる。
【0025】次に、上記積分∫v(θ)dθを−{(ψ
/n)+φ}から{(ψ/n)+φ}まで行うことを考
えて見る。nは2≦n≦12の間の数であり、ψは先に
説明したものである。上記範囲の積分は偏向角φを中心
として、その前後の±ψ/nの範囲で積分を行うことに
外ならない。従って、積分の結果は偏向角φと数nの関
数になる。そこで、この積分の結果をl(φ,n)・ω
と書くのである。
【0026】この積分値l(φ,n)の意味を考察する
ために、結像光学系のfθ特性が理想的であって、被走
査面7上における光スポットの走査速度v(θ)が偏向
角θによらず一定であるとすると、積分値l(φ,n)
はφによらずnのみの関数となり、その値はL/nとな
る。
【0027】ところで実際に光走査により記録された画
像において、倍率誤差として影響を大きく感じる長さは
有効走査幅Lの1/2ないし1/12である。そこで倍
率誤差の影響を小さくしたい所望のn(1/2≦n≦1
/12)に対してl(φ,n)の最大値lmax・最小
値lminの算術平均をl(=(lmax+lmin)
/2)とすると、lは光走査の特性としてのL/nの長
さに対する倍率誤差の平均的な傾向を与えることになる
【0028】そこで請求項2の方法では、1画素あたり
の記録に要する時間tを、 t≒(L・2ψ)/(Nnlω) に設定してレーザー光源の変調を行うのである。この式
は、t≒(2ψ/Nω)(L/ln)と書換えることが
できる。(2ψ/Nω)は、1画素に対応する偏向角を
偏向光束が偏向するのに要する時間である。また(L/
ln)は、もし結像光学系が理想的なfθ特性を持つな
らば1に等しい。倍率誤差の平均が縮小傾向ならばln
はLよりも小さく、(L/ln)は1より大きくなる。 従ってこのときtは理想的な光走査において1画素あた
りの記録に要する時間よりも大きく設定されることにな
り、これによって縮小傾向にある倍率誤差を補正するこ
とができる。
【0029】逆に、倍率誤差の平均が拡大傾向にあると
きは、tは理想的な光走査において1画素あたりの記録
に要する時間よりも小さく設定され、拡大傾向にある倍
率誤差が補正されることになる。
【0030】次に、光源装置から被走査面にいたる光路
上に、プラスチック製の光学素子が配置された場合を考
えると、この場合にはプラスチック製の光学素子の特性
が温度により変化するため、上の説明における関係[L
・ω=∫v(θ)dθ]を満足する積分[∫v(θ)d
θ]の上・下限も温度に応じて変化する。しかし温度変
化に伴うプラスチック製光学素子の特性変化は単調な変
化であるから、光走査の行われる環境温度の上限・下限
をそれぞれTmax,Tminとするとき、平均環境温
度T(=(Tmax+Tmin)/2)において、関係
[L・ω=∫v(θ)dθ]を満足する積分[∫v(θ
)dθ]の上・下限を−ψ(T),+ψ(T)、−ψ(
T)≦θ≦+ψ(T)の範囲において、環境温度Tma
xのときのv(θ)の最大値Vmax(Tmax)・最
小値Vmin(Tmax)と、環境温度Tminのとき
のv(θ)の最大値Vmax(Tmin)・最小値Vm
in(Tmin)の4値の内の最大値Vmax・最小値
Vminの算術平均V(=(Vmax+Vmin)/2
)を用いて、1画素あたりの記録に要する時間tを、L
/(NV)と2ψ(T)/(Nω)の間に設定してレー
ザー光源の変調を行うことにより、上記環境温度範囲内
において有効に倍率誤差を軽減できることになる(請求
項3)。
【0031】さらに、請求項2の方法の場合に、一部に
プラスチック製の光学素子を用いる場合には、平均環境
温度T(=(Tmax+Tmin)/2)において、関
係[L・ω=∫v(θ)dθ]を満足する積分[∫v(
θ)dθ]の上・下限を−ψ(T),+ψ(T)、関係
[l(φ,n)・ω=∫v(θ)dθにより定義される
l(φ,n)の環境温度Tmaxでの最大値lmax(
Tmax)・最小値lmin(Tmax),環境温度T
minのときの最大値lmax(Tmin)・最小値l
min(Tmin)の4値の内の最大値lmax・最小
値lminの算術平均l(=(lmax+lmin)/
2)を用いて、1画素あたりの記録に要する時間tを、
t≒{L・2ψ(T)}/(Nnlω)に設定してレー
ザー光源の変調を行うことにより、上記環境温度範囲内
において有効に長さL/nの倍率誤差を軽減できること
になる(請求項4)。
【0032】
【実施例】
【0033】以下、具体的な実施例を説明する。図1の
光走査装置の場合を例にとって説明する。
【0034】この例において、光学素子にはプラスチッ
ク製のものは使用されていない。アナモフィックなfθ
レンズである結像光学系を構成するレンズ5,6の諸元
は以下の通りである。回転多面鏡3の偏向反射面4の側
から数えて、第i番目のレンズ面の曲率半径を主走査対
応方向につき,iをサフィックスとしてRmi,副走査
方向につきRsi、第i番目と第i+1番目のレンズ面
の間の光軸上の面間隔をDi、第j番目のレンズの屈折
率をjをサフィックスとしてNjとする。
【0035】 i        Rmi            R
si              Di       
 j          Nj1  −198.81 
 −198.81    10.46    1   
 1.7122  2      ∞        
    108.82    20.233     
 ∞          −108.82    12
.56    2    1.6750  4    
−84.6      −21.66        
      偏向反射面4から第1番目のレンズ面まで
の光軸上の距離は14.85、第4番目のレンズ面から
被走査面7に到る光軸上の距離は206.83であり、
主走査対応方向の焦点距離fは184.43である。
【0036】このレンズ系を用いた場合、回転多面鏡3
による偏向光束の偏向角θに対する被走査面7上におけ
る光スポットの走査速度v(θ)を級数展開でv(θ)
=(a0+a1θ+a2θ2+a3θ3+a4θ4)・
ωと表してみると、係数a0ないしa4は、   a0=0.32189E+1,a1=0.5491
16E−14,  a2=0.10729E−3,a3
=−0.10781E−16,  a4=−0.116
16E−6 で与えられる。Eとそれに続く数字は10の羃乗を表す
。例えば、E−14は、1/(10)14を意味し、こ
の数値が、その前にある数値に乗ぜられる。
【0037】L=210、ω=72000(度/秒)、
画素密度を400dpiとすると、N=3307であり
、関係L・ω=∫v(θ)dθを満足する積分範囲の上
下限はψ=±32.5度となる。−32.5≦θ≦+3
2.5の範囲でv(θ)の最大値は233546.4、
最小値は230587.2で、これらの算術平均Vは2
32066.8(mm/秒)となる。
【0038】このときL/(NV)=0.27364E
−6(秒)、2ψ/Nω=0.27299E−6(秒)
となるから、tをこれらの値の間に設定すれば請求項1
の方法を実施できる。この場合において、従来の光走査
方法で行われているように時間tをt=L/(fωN)
で設定するとt=0.27400E−6(秒)となる。
【0039】また請求項2の方法を適用し、所望のnの
値としてn=2と12の場合を考えてみると、lの値は
n=2に対してはl=104.94277mmとなり、
この場合のtはt=0.27314E−6(秒)となる
。またn=12に対してはl=17.50218mmと
なり、t=0.27296E−6(秒)となる。
【0040】図2,3には本発明を適用できる光走査装
置の他の例を示す。煩雑を避けるために、混同の慮がな
いと思われるものについては図1におけると同じ符号を
用いた、これらの図の(b)においてθは偏向角、±ψ
は関係[L・ω=∫v(θ)dθ]を満足する積分の上
下限である。
【0041】図2,3において結像光学系はfθレンズ
を構成するレンズ5A,6Aと長尺シリンダーレンズ8
もしくは長尺トロイダルレンズ9により構成されている
【0042】
【発明の効果】以上、本発明によれば新規な光走査方法
を提供できる。本発明は上記の如き構成となっているの
でfθ特性がさほど良好でない結像光学系を用いても、
また光学系の一部にプラスチック製の光学素子を用いた
場合も、倍率誤差を有効に軽減して光走査を行うことが
できる。
【0043】なお、画素密度を例えば400dpiと2
00dpiというように複数種類に切り替える場合は、
各画素密度ごとに、本発明の方法でtの設定を行えば良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用可能な光走査装置を説明するため
の図である。
【図2】本発明の適用可能な光走査装置の別例を示す図
である。
【図3】本発明の適用可能な他の光走査装置の例を示す
図である。
【符号の説明】
1      レーザー光源装置 2      シリンダーレンズ 3      回転多面鏡 5、6      結像光学系を構成するレンズ7  
    被走査面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザー光源装置からの光束を等角速度的
    に偏向させ、偏向光束をfθレンズを含む結像光学系に
    より集光して被走査面上に光スポットを形成し、この光
    スポットにより被走査面を光走査する方法であって、設
    計上の有効走査幅をL、この有効走査幅Lに記録させる
    画素数をN、偏向光束の偏向の角速度をω、偏向角θに
    於ける光スポットの走査速度をv(θ)、関係[L・ω
    =∫v(θ)dθ]を満足する積分[∫v(θ)dθ]
    の上・下限を−ψ,+ψ、 −ψ≦θ≦+ψの範囲におけるv(θ)の最大値Vma
    x・最小値Vminの算術平均をV(=(Vmax+V
    min)/2)とするとき、1画素あたりの記録に要す
    る時間tを、L/(NV)と2ψ/(Nω)の間に設定
    してレーザー光源の変調を行うことを特徴とする光走査
    方法。
  2. 【請求項2】レーザー光源装置からの光束を等角速度的
    に偏向させ、偏向光束をfθレンズを含む結像光学系に
    より集光して被走査面上に光スポットを形成し、この光
    スポットにより被走査面を光走査する方法であって、設
    計上の有効走査幅をL、この有効走査幅Lに記録させる
    画素数をN、偏向光束の偏向の角速度をω、偏向角θに
    於ける光スポットの走査速度をv(θ)、関係[L・ω
    =∫v(θ)dθ]を満足する積分[∫v(θ)dθ]
    の上・下限を−ψ,+ψ、 関係[l(φ,n)・ω=∫v(θ)dθ;(積分は−
    {(ψ/n)+φ}から{(ψ/n)+φ}まで取る。 但し、2≦n≦12の所望の数]により定義されるl(
    φ,n)の、最大値lmax・最小値lminの算術平
    均をl(=(lmax+lmin)/2)とするとき、
    1画素あたりの記録に要する時間tを、 t≒(L・2ψ)/(Nnlω)に設定してレーザー光
    源の変調を行うことを特徴とする光走査方法。
  3. 【請求項3】レーザー光源装置からの光束を等角速度的
    に偏向させ、偏向光束をfθレンズを含む結像光学系に
    より集光して被走査面上に光スポットを形成し、この光
    スポットにより被走査面を光走査する方法であって、レ
    ーザー光源から被走査面に到る光路上に配備された光学
    素子の内の少なくとも1つがプラスチックで形成され、
    上限・下限をそれぞれTmax,Tminとする環境温
    度範囲内において光走査が行われ、設計上の有効走査幅
    をL、この有効走査幅Lに記録させる画素数をN、偏向
    光束の偏向の角速度をω、偏向角θに於ける光スポット
    の走査速度をv(θ)、平均環境温度T(=(Tmax
    +Tmin)/2)において、関係[L・ω=∫v(θ
    )dθ]を満足する積分[∫v(θ)dθ]の上・下限
    を−ψ(T),+ψ(T)、−ψ(T)≦θ≦+ψ(T
    )の範囲において、環境温度Tmaxのときのv(θ)
    の最大値Vmax(Tmax)・最小値Vmin(Tm
    ax)と、環境温度Tminのときのv(θ)の最大値
    Vmax(Tmin)・最小値Vmin(Tmin)の
    4値の内の最大値Vmax・最小値Vminの算術平均
    をV(=(Vmax+Vmin)/2)とするとき、1
    画素あたりの記録に要する時間tを、L/(NV)と2
    ψ(T)/(Nω)の間に設定してレーザー光源の変調
    を行うことを特徴とする光走査方法。
  4. 【請求項4】レーザー光源装置からの光束を等角速度的
    に偏向させ、偏向光束をfθレンズを含む結像光学系に
    より集光して被走査面上に光スポットを形成し、この光
    スポットにより被走査面を光走査する方法であって、レ
    ーザー光源から被走査面に到る光路上に配備された光学
    素子の内の少なくとも1つがプラスチックで形成され、
    上限・下限をそれぞれTmax,Tminとする環境温
    度範囲内において光走査が行われ、設計上の有効走査幅
    をL、この有効走査幅Lに記録させる画素数をN、偏向
    光束の偏向の角速度をω、偏向角θに於ける光スポット
    の走査速度をv(θ)、平均環境温度T(=(Tmax
    +Tmin)/2)において、関係[L・ω=∫v(θ
    )dθ]を満足する積分[∫v(θ)dθ]の上・下限
    を−ψ(T),+ψ(T)、関係[l(φ,n)・ω=
    ∫v(θ)dθ;(積分は−{(ψ(T)/n)+φ}
    から{(ψ(T)/n)+φ}まで取る。但し、2≦n
    ≦12の所望の数]により定義されるl(φ,n)の、
    環境温度Tmaxでの最大値lmax(Tmax)・最
    小値lmin(Tmax),環境温度Tminのときの
    最大値lmax(Tmin)・最小値lmin(Tmi
    n)の4値の内の最大値lmax・最小値lminの算
    術平均をl(=(lmax+lmin)/2)とすると
    き、 1画素あたりの記録に要する時間tを、t≒{L・2ψ
    (T)}/(Nnlω)に設定してレーザー光源の変調
    を行うことを特徴とする光走査方法。
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