JPH04241979A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH04241979A
JPH04241979A JP3002840A JP284091A JPH04241979A JP H04241979 A JPH04241979 A JP H04241979A JP 3002840 A JP3002840 A JP 3002840A JP 284091 A JP284091 A JP 284091A JP H04241979 A JPH04241979 A JP H04241979A
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image
recording
head
data
buffer memory
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Hiroaki Kitazawa
北沢 宏明
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  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像記録装置、詳しくは
記録素子が一様に並んだ記録ヘッドを走査運動させて記
録媒体上に画像を記録する画像記録装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、簡単な構造
で高解像度の画像を容易に形成することが可能であると
いう利点を備えている。反面、各ノズルごとの吐出特性
を補正しない場合、経時変化、ディスポーザブル・イン
クジェットヘッドを交換したときのロット間によるばら
つき等により、再現した画像にムラ等が発生し、所望す
る画像品位を得ることができないと言う欠点を備えてい
る。カラー画像を形成するこの種の画像記録装置では、
少なくともシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(
Y)の3色、つまり三つのインクジェットヘッドを必要
とし、それぞれの特性を必要な条件に揃えることは物理
的に困難といえる。
【0003】それを補正して画像ムラを取り除く手段と
してヘッドシエーデイング処理が用意されている。以下
、そのシェーディング補正の原理について説明する。 ヘッド製造プロセスによる特性ばらつきやヘッド構成材
料の特性ばらつき等に起因して、マルチヘッド(記録素
子が1列に並んだヘッド)の記録素子を均一に製造する
のは困難であり、各記録素子(ノズル)の特性にはある
程度のばらつきが生じるのは避けられない。この結果は
、各記録素子によつて記録されるドットの大きさや濃度
の不均一となって現れ、結局、記録画像の濃度むらが生
じる。
【0004】この濃度むらを補正する一手段がシェーデ
ィング補正である。図13(a)のように、ノズルが一
様に並んだマルチヘッド330において、各記録素子へ
の入力信号を同図(b)のように均一にして記録させる
。マルチヘッド330が理想的なものである場合には、
記録した結果における濃度のばらつきは発生せず、全て
のノズルによる記録されたドットの濃度は同じで横一線
になる。しかし、現実には、先に説明した理由でそうは
ならない。例えば、同図(c)に示すような濃度むらが
発生する。そこで、入力信号を補正し、濃度の低い部分
のノズルには、大きい入力信号を、逆に濃度の高い部分
のノズルには小さい入力信号を与える。記録結果が同図
(b)のような場合には、同図(c)のような補正をす
るわけである。
【0005】ドット径またはドット濃度の変調が可能な
記録方式の場合は、各記録素子(この場合はノズル)で
記録するドット径を入力に応じて変調することで階調達
成をすることが知られている。例えば、ピエゾ方式や熱
エネルギーを利用する方式によるインクジェット記録ヘ
ッドでは、各ピエゾ素子や電気熱変換素子等の吐出エネ
ルギー発生素子に印加する駆動電圧またはパルス幅を、
サーマルヘッドでは各ヒーターに印加する駆動電圧また
はパルス幅を入力信号に応じて変調することを利用すれ
ば、各記録素子によるドット径またはドット濃度を均一
にし、濃度分布を同図(e)のように均一化することが
可能であると考えられている。また、個々の記録素子毎
に駆動電圧またはパルス幅の変調が不可能もしくは困難
な場合、例えば1画素を複数ドットで構成する場合にお
いては、入力信号に応じて記録するドットの数を変調し
、濃度の低い部分に対しては多数のドットを、濃度の高
い部分に対して少ない数のドットを記録するこができる
。また、1画素を1ビットで構成する場合においては、
インクジェット記録装置では1画素に対するインク吐出
数(打ち込み回数)を変調することにより、ドット径を
変化させることもできる。これらの手法により、濃度分
布を図13(e)のように均一化することができるわけ
である。
【0006】図6は、インクジェットヘッド方式のプリ
ント記録部の主要な機構を示している。図中、1は記録
媒体である用紙、2は用紙1を搬送するためのモータで
ある。モータ2の駆動はギヤ3を介し、用紙1を挾持し
ている一対のローラ4に伝達し、それぞれを回転させる
。5はインクジェットヘッド、6はインクジェットヘッ
ド5を搭載し、画像記録のために往復運動するキャリッ
ジ、7はキャリッジ6の運動方向を規制するガイドレー
ルである。8は一部をキャリッジジ6に固定されたベル
トであり、一対のプーリー9で所定の力で張られている
。10は一方のプーリー9を回転させるためのモータ1
0である。モータ10が回転駆動すると、ベルト8は一
対のプーリー9に沿って回転する。ベルト8の一部はキ
ャリッジ6に固定されているので、それに応じてキャリ
ッジ6がガイドレール7に沿う用にして往復運動する。 尚、モータ2,10はステッピングモータであってもD
Cモータ等であっても構わない。また、不図示の制御部
信号とモータドライバによって駆動される。また、11
はインクジェットヘッド5を駆動するためのドライバ等
の回路を含むヘッドドライバ基板、12はヘッドドライ
バ基板11からの信号をキャリッジ6上のインクジェッ
トヘッド5に伝達するために用意されたフレキシブルケ
ーブルである。
【0007】図7は交換可能なインクジェットヘッド5
の外観斜視図である。図中、501はインクジェットヘ
ッド5の各ノズルの不図示の吐出ヒーターを駆動するた
めの信号や、インク吐出条件に最適な温度を得るため用
意された不図示のヒーター、及び温度検出器等の信号を
受け渡しするために用意された端子である。502はイ
ンクを吐出するノズルである。尚、インクジェットヘッ
ド5はインクを貯蔵するためのインクタンクを備えてい
ても構わない。
【0008】ここで、インクジェットヘッド5のインク
吐出の原理を説明する。但し、各ノズルとも全く同じ原
理でインクを吐出するので、ここではそのうちの1つに
注目し、図8を用いて説明する。また、図示において、
5021はインク液、5022はインク吐出用ヒーター
、5023は気泡を示している。(a)吐出待機状態を
示している。
【0009】(b)インク吐出用ヒーター5022が加
熱され、気泡5023が発生した様子を示している。 (c)気泡5023が更に成長している過程を示してい
る。 (d)気泡が最大になり、それによってインク5021
の液滴が吐出した様子を示している。
【0010】(e)インク吐出用ヒーター5022が電
気的に切断されることによりインク吐出用ヒーター50
22の冷却及びインク5021の表面張力による再充填
の様子を示している。図9は、ヘッドシェーディング手
段を備えた従来の画像記録装置の、基本的電気回路ブロ
ックを示している。
【0011】図中、101は画像を読み取るために用意
された光電変換素子を含む光電変換部(以下、センサ部
と称す)であり、原稿画像は400dpi、300dp
i等で表現されるような小さな画素単位で光電変換され
る。102はセンサ部101によって得られた電圧をデ
ジタル値に変換するためのA/D変換部である。以下で
は、これらセンサ部101とA/D変換部102をまと
めて画像読み取り部とする。
【0012】画像読取り部によって得らる情報は光の三
原色成分、すなわち、レッド(R),グリーン(G),
ブルー(B)に基づく画像である。この画像情報を記録
用紙上に形成するためには、その補色であるC,M,Y
に変換する必要がある。103はこのRGB情報をC,
M,Y情報に変換する補色変換部であり、データのリニ
アリテイ再現のためにガンマ補正を行つている。104
は用紙1及びインクジェットヘッド5等の特性により色
相を補正するためのマスキング部である。ここではC,
M,Yの三色の他にブラツク(Bk)の情報を生成する
処理(UCR処理)も行なっている。105は原稿画像
のエツジ処理等の画像処理を含む画像処理部、106は
ヘッドシェーディング処理部である。このヘッドシェー
ディング処理部106までの画像情報は一画素につき8
ビツトの多値データとなっている。107はディザ法、
MD法等に代表されるような処理を行う2値化処理部で
あり、一画素につきC,M,Y,Bkの4色成分はそれ
ぞれ1ビツトの情報に変換される。111はセンサ部1
01から2値化処理部107までのデータ処理の流れに
おいて必要な制御信号等を発生する制御部である。11
2は画像読み取り指令、ヘッドシェーディング処理開始
指令等を取り込むための操作部である。ここで、補色変
換部103、マスキング部104、画像処理部105、
ヘッドシェーディング処理部106、2値化処理部10
7、制御部111、操作部112をまとめて画像処理部
とする。
【0013】108はC,M,Y,Bkそれぞれのイン
クジェットヘッド51〜54を駆動するためのヘッドド
ライバ部、109はインクジェットヘッド51〜54か
ら得られるヘッドシェーディング・データや、その他の
情報を取り込むヘッドシェーディング処理部である。詳
細は図11,図12のフローチヤートを基に説明するの
でここでは省く。110はヘッドシェーディング処理部
109が取り込んだ該情報を画像記録装置の電源が切ら
れても保持しておくために用意された電池である。11
3はヘッドドライバ部108、ヘッドシェーディング処
理部109を制御する、また、図6に示す機構部分を制
御するために必要な信号等を発生する制御部である。制
御部111及び113は互いに必要な情報を通信しあい
、原稿画像の読み取りから用紙1への画像再現までの一
連の作業を処理する。ヘッドドライバ部108、インク
ジェットヘッド51〜54、ヘッドシェーディング処理
部109及び制御部113をまとめてプリンタ部とする
【0014】図10はヘッドシェーディング処理部10
6とヘッドシェーディング処理部109との間で、ヘッ
ドシェーディング・データがどの様に通信されるかにつ
いて示したブロック図である。尚、インクジェットヘッ
ド51〜54は交換可能なインクジェットヘッドとする
。また、ヘッドは、ヘッド自身のヘッドシェーディング
・データを備えており、該データはバッファメモリ10
91に格納される。バッファメモリ1091はダイナミ
ツクRAMやスタテイツクRAMであつても構わない。 また、不揮発性メモリであつて電池110を必要としな
いものでもかまわない。そして、画像記録動作が開始さ
れる前にメモリ1062に該ヘッドシェーディング・デ
ータが転送される。画像処理部105から送り込まれて
きた画像データに対して、データ処理部1061におい
て必要なヘッドシェーディング処理がメモリ1062の
ヘッドシェーディング・データを利用して行われ、該デ
ータは2値化処理部107に渡される。
【0015】ヘッドシェーディング処理指令を発生する
と、ヘッドシェーディング用に用意されたパターンが用
紙1に印画される。該用紙を画像に読み取り部に配置し
、本画像記録装置にヘッドシェーディング画像を読み込
ませる。すると、ヘッドシェーディング演算が行われ、
現在のヘッドシェーディング・データが更新される。メ
モリ1062はダイナミツクRAM、スタテイツクRA
M、また不揮発性メモリであっても構わない。
【0016】図11を基にインクジェットヘッド51〜
54のヘッドシェーディング・データの初期値の格納方
法について説明する。ヘッドシェーディング・データに
は該インクジェットヘッドの識別番号、駆動条件、その
ほかヘッドシェーディング処理に必要なデータが含まれ
ている。ステップS1にて画像記録装置の電源が投入さ
れると、次のステップS2にてインクジェットヘッド5
1〜54に備え付けられている不図示の不揮発性メモリ
(ヘッドROM)から該インクジェットヘッド識別番号
のデータを引き出し、確認してヘッドが交換されている
か否かを確認する。ヘッドの識別番号はバッファメモリ
1091に格納されているものと比較することで確認で
きる。バッファメモリ1091には、工場出荷時に画像
記録装置にその時搭載されていたインクジェットヘッド
の識別番号のデータが格納されている。画像記録装置が
電源が切られている状態でも電池110によりバッファ
メモリ1091の内容は保持される。該インクジェット
ヘッドが交換されていない場合はステップS5に分岐す
る。また、ステップS2にてインクジェットヘッドが交
換されていることが確認された場合はステップS3に処
理を移す。このステップS3では改めて各インクジェッ
トヘッドの識別番号のデータ及び各ヘッドの初期段階に
おけるシェーディング補正データを各々の該不揮発性メ
モリ(ヘッドROM)から引き出してくる。ステップS
4では該識別番号及びシェーディングデータをバッファ
メモリ1091に格納する。ステップS5ではバッファ
メモリ1091の内容をメモリ1062に転送する。ス
テップS6で画像読み取り及び記録動作の待機状態に入
る。以上の動作は、画像記録装置の電源投入前後にかか
らわず、インクジェットヘッド51〜54が交換された
ときにも処理される。
【0017】次に、図12を基にヘッドシェーディング
の更新動作について説明する。操作部112(第9図参
照)から操作者がヘッドシェーディング動作を指令する
と、ステップS7にてプリンタ部は用紙1にヘッドシェ
ーディング用に用意された画像パターンを記録する。記
録後操作者はその記録された用紙を読み取り部に備え付
け、操作部112からの読み取りの指令を行う。すると
画像記録装置はステップS8にて該ヘッドシェーディン
グ・パターンを読み取る。読み取り完了後、ステップS
9にて必要なヘッドシェーディング演算処理を行う。ス
テップS10にてメモリ1062に格納されていたヘッ
ドシェーディング・データを更新する。ステップS11
にてメモリ1062の該ヘッドシェーディング・データ
をバッファメモリ1091に転送する。ステップS12
にて画像読み取り及び記録動作の待機状態に入る。
【0018】
【発明が解決しようとしている課題】ヘッドシェーディ
ング・データは、高品位画像記録を維持するために常に
バッファメモリ1091に保持されていなければならな
い。しかもその内容はインクジェットヘッドの経時変化
による画像品位の劣化したとき、或いはインクジェット
ヘッドの交換によるヘッドシェーディング・データの不
一致等の状況が生じたときに更新されなければならない
。ヘッドシェーディング処理を行うと新しいヘッドシェ
ーディング・データはメモリ1062に一時格納され、
該データは保持するために電池110によつてバツクア
ツプされたバッファメモリ1091に転送されなければ
ならない。しかしながら、このデータ転送中に電源が切
られ、データが確実にバッファメモリ1091に転送さ
れない場合、バッファメモリ1091のヘッドシェーデ
ィング・データは破壊されてしまい、記録される画像の
品位が著しく劣化したものになってしまうという問題が
ある。
【0019】本発明は、かかる従来技術に鑑みなされた
ものであり、補正データを恒久的に保持しておく記憶手
段にデータを転送する途中で妨害されても、もう一つ別
の記憶手段にそれ以前の補正データが保存されるように
することで、記録画像の品位を著しく劣化させる事を防
ぐ事が可能な画像記録装置を提供しようとするものであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明の画像記録装置は以下に示す構成を備える。すな
わち、記録素子が一様に並んだ記録ヘッドを走査運動さ
せて記録媒体上に画像を記録する画像記録装置において
、個々の記録素子の特性むらを補正するためのデータを
記憶保持する少なくとも2つの記憶手段と、新たに前記
データを更新するために一方の記憶手段に新たな補正デ
ータを格納しようとするときであつて、当該格納処理が
未完のまま妨害された場合には、他方の記憶手段に記憶
された1つ前の補正データに基づいて画像を記録するよ
う制御する制御手段とを備える。
【0021】
【作用】かかる本発明の構成において、記録素子の経時
変化による特性の変動に併せるべく新たな補正データを
記憶手段に格納させようとしているときに、その格納が
未完のまま妨害されたときにはもう一方の記憶手段に記
憶させておいた以前の補正データに基づいて画像を記録
するようにする。
【0022】
【実施例】以下、添付図面に従い、本発明に係る実施例
を詳細に説明する。図1は本発明の特徴を最もよく表す
ブロック図である。1092はバッファメモリ1091
と同様なバッファメモリであり、インクジェットヘッド
51〜54のデータを直接取り込んだり、メモリ106
2のデータを取り込む事が可能となっている。バッファ
メモリ1092はバッファメモリ1091と同様に電池
1110によって画像処理装置の電源が切られてもデー
タの保持がなされる。バッファメモリ1091、109
2は不揮発性メモリであってもかまわない。その他の構
成は図10と同様のために説明を省略する。
【0023】図2に基づいて、本実施例におけるヘッド
シェーディング・データの転送方法を説明する。尚、同
図に基づく処理に係るプログラムは各々のヘッドシェー
ディング処理部106,109の不図示の制御部内のR
OMに記憶されている。但し、本装置に電源が投入され
たときに、インクジェットヘッド51〜54のヘッドシ
ェーディングデータはバッファメモリ1091に格納さ
れているものとする。また、ここではアクティブになっ
ているバッファメモリを1091とする。
【0024】さて、操作部112から操作者がヘッドシ
ェーディング動作を指令すると、ステップS21にてプ
リンタ部は用紙1にヘッドシェーディング用に用意され
た画像パターンを記録する。記録終了後、操作者は記録
された用紙を読み取り部に備え付け、操作部112から
読み取りの指令を行う。すると本装置はステップS22
にて記録済みヘッドシェーディング・パターンを読み取
る。読み取り完了後、ステップS23にて必要なヘッド
シェーディング演算処理を行う。ステップS240にて
メモリ1062に格納されていたヘッドシェーディング
・データを更新する。ステップS25にてメモリ106
2の該ヘッドシェーディング・データを転送完了フラグ
がアクティブになつていないバッファメモリ1092に
転送する。ステップS26にてバッファメモリ1092
に該ヘッドシェーディング・データが転送完了したかを
確認する。完了した場合には転送完了フラグを該当する
バッファメモリにセツトし、ステップS27に処理を移
す。転送処理中に画像記録装置の電源が切られて転送が
完了しない場合には、当然ながら転送完了フラグが転送
先であるバッファメモリ1092に格納されない。その
場合には、画像記録装置の電源を立ち上げると図11に
示される処理が行われる。さて、ステップS27では、
転送が完了したバッファメモリ1092をアクティブと
設定する。そして、ステップS28で、画像読み取り及
び記録動作の待機状態に入る。つまり、次回のシェーデ
ィング用データ更新時には、転送先はバッファメモリ1
091となる。
【0025】バッファメモリ1092に転送が完了しな
かつた状態で画像記録装置の電源が再び投入されたとき
の処理の流れは図11と同様である。但し、ステップS
4では、“バッファメモリ1091にシェーディングデ
ータを格納する”となっているが、本実施例では“アク
ティブとなっている方のバッファメモリにシェーディン
グデータを格納する”とする。同様に、ステップS5は
“アクティブとなっているバッファメモリのデータをメ
モリ1062に転送する”となる。いずれにせよ、アク
ティブなバッファメモリは転送完了フラグにて確認され
る。尚、はじめて本画像処理装置の電源を立ちあげた場
合には、転送完了フラグはクリアされていて、バッファ
メモリ1091はアクティブなバッファメモリであると
設定され、バッファメモリ1091からヘッドシェーデ
ィング・データをメモリ1062に転送する。それ以外
の処理は図11と同様である。
【0026】以上による効果として、ヘッドシェーディ
ング・データを恒久的に格納するバッファメモリに転送
する途中で何らなの原因でその転送が中断されても、も
う一つ別のバッファメモリにより従来のヘッドシェーデ
ィング・データが保存されているので、著しいヘッドシ
ェーディング・データの破壊を免れる事が出来る。<他
の実施例の説明>図3は第2の実施例を表すブロック図
である。
【0027】1092はバッファメモリ1091と同様
な記憶手段であり、電池110によつて画像処理装置の
電源が切られてもデータの保持がなされる。バッファメ
モリ1092のバツクアツプ電池は電池110とは別に
用意されても構わないし、バッファメモリ1091・1
092は不揮発性メモリであっても構わない。その他の
構成は図1と同様のために説明を省略する。
【0028】図4に第2の実施例のヘッドシェーディン
グ・データの転送方法について示す。操作部112から
操作者がヘッドシェーディング動作を指令すると、ステ
ップS41にてプリンタ部は用紙1にヘッドシェーディ
ング用に用意された画像パターンを記録する。記録完了
後、操作者はその記録された用紙を読み取り部に備え付
け、操作部112から読み取りの指令を行う。すると画
素像記録装置はステップS42にて該ヘッドシェーディ
ング・パターンを読み取る。読み取り完了後、ステップ
S43にて必要なヘッドシェーディング演算処理を行う
。ステップS44にてバッファメモリ1092に格納さ
れていたヘッドシェーディング・データを更新する。 ステップS45にて、バッファメモリ1092の該ヘッ
ドシェーディング・データをバッファメモリ1091に
転送する。ステップS46にてバッファメモリ1091
に該ヘッドシェーディング・データが転送完了したかを
確認する。完了した場合にはステップS47にてバッフ
ァメモリ1091内に転送完了フラグをセツトし、格納
する。転送処理中に画像記録装置の電源が切られて転送
が完了しない場合には、転送完了フラグがバッファメモ
リ1091に格納されない。その後、画像記録装置の電
源を立ちあげると図5に示される処理が行われる。さて
、ステップS47の処理が終えると、ステップS48に
て画像読み取り及び記録動作の待機状態に入る。
【0029】図5を用いて、バッファメモリ1091に
転送が完了しなかつた状態で画像記録装置の電源が再び
投入されたときの処理の流れを説明する。ステップS5
1にて画像記録装置の電源が投入されると、次のステッ
プS52にてインクジェットヘッド51〜54に備え付
けられている不図示の不揮発性メモリから該インクジェ
ットヘッド識別番号のデータを引き出し、確認してヘッ
ドが交換されているか否かを確認する。ヘッドの識別番
号はバッファメモリ1091に格納されているものと比
較することで確認できる。バッファメモリ1091には
、工場出荷時に画像記録装置にその時搭載されていたイ
ンクジェットヘッドの識別番号のデータが格納されてい
る。画像記録装置が電源が切られている状態でも電池1
10によりバッファメモリ1091の内容は保持される
。該インクジェットヘッドが交換されていない場合はス
テップS55に分岐する。
【0030】また、ステップS52にてインクジェット
ヘッドが交換されていることが確認された場合はステッ
プS53に処理を移す。このステップS3では改めて各
インクジェットヘッドの識別番号のデータを各々の該不
揮発性メモリから引き出してくる。ステップS54では
該識別番号をバッファメモリ1091に格納する。さて
、ステップS55では、バッファメモリ1091の転送
完了フラグを確認し、転送完了フラグがセツトされてい
た場合には処理をステップS57に移す。ステップS5
5にて転送完了フラグがクリアされていたと判断した場
合には、処理をステップS56に移し、バッファメモリ
1091からヘッドシェーディング・データをバッファ
メモリ1092に転送する。そして、ステップS55に
て画像読み取り及び記録動作の待機状態に入る。はじめ
て画像処理装置の電源を立ちあげた場合には、転送完了
フラグはクリアされていて、バッファメモリ1091か
らヘッドシェーディング・データをバッファメモリ10
92に転送する。それ以外の処理は図11と同様である
【0031】以上による効果として、ヘッドシェーディ
ング・データを恒久的に格納するバッファメモリに転送
する途中で転送が中断されても、もう一つ別のバッファ
メモリにより従来のヘッドシェーディング・データが保
存され、著しいヘッドシェーディング・データの破壊を
免れる事が出来る。尚、上述した実施例では、記録ヘッ
ドがヒーター加熱によるバブル(気泡)発生原理に基づ
く熱エネルギーを利用したヘッドを例にしたが、これに
よって本発明が限定されるものではない。なぜなら、他
の方式によるインクジェット記録ヘッドに適応させても
構わないからである。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、補
正データを恒久的に保持しておく記憶手段にデータを転
送する途中で妨害されても、もう一つ別の記憶手段にそ
れ以前の補正データが保存されるようにすることで、記
録画像の品位を著しく劣化させる事を防ぐ事が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例におけるデータ制御系のブロック
構成図である。
【図2】第1の実施例におけるヘッドシェーディング更
新処理を説明するフローチヤートである。
【図3】第2の実施例におけるデータ制御系のブロック
構成図である。
【図4】第2の実施例におけるヘッドシェーディング更
新処理を説明するフローチヤートである。
【図5】第2の実施例における電源投入時の処理を説明
するフローチャートである。
【図6】インクジェットプリンタの記録部の機構を示す
図である。
【図7】ディスポーザブル・インクジェットヘッドの外
観斜視図である。
【図8】インクジェットヘッドの一つのノズルについて
、そのインク吐出原理を説明するための図である。
【図9】インクジェット画像記録装置全体の電気回路構
成を示すブロック図である。
【図10】従来のインクジェット記録装置のデータ制御
系のブロック構成図である。
【図11】従来のインクジェット画像記録装置のヘッド
シェーディング処理を説明するフローチヤートである。
【図12】従来のインクジェット画像記録装置の電源投
入時の処理を説明するフローチヤートである。
【図13】シェーディング補正の原理を説明するための
図である。
【符号の説明】
105  画像処理部 106  ヘッドシェーディング処理部107  2値
化処理部 109  ヘッドシェーディング処理部110  電池 1061  データ処理部 1062  メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】      記録素子が一様に並んだ記録
    ヘッドを走査運動させて記録媒体上に画像を記録する画
    像記録装置において、個々の記録素子の特性むらを補正
    するためのデータを記憶保持する少なくとも2つの記憶
    手段と、新たに前記データを更新するために一方の記憶
    手段に新たな補正データを格納しようとするときであつ
    て、当該格納処理が未完のまま妨害された場合には、他
    方の記憶手段に記憶された1つ前の補正データに基づい
    て画像を記録するよう制御する制御手段とを備えること
    を特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】      補正なしの状態で均一データ
    に基づくサンプル画像を記録する画像記録手段と、該画
    像記録手段で記録されたサンプル画像を読取る読取り手
    段と、該読取り手段で得られた画像に基づいて補正デー
    タを生成する補正データ生成手段とを備えることを特徴
    とする請求項第1項に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】      前記記録ヘッドは、インクを
    吐出する吐出口と、この吐出口に設けられたインクに熱
    による状態変化を生起させ、該状態変化に基づいてイン
    クを前記吐出口から吐出させて、飛翔液滴を形成する熱
    エネルギー発生手段を有することを特徴とする請求項第
    1項に記載の画像記録装置。
JP3002840A 1991-01-14 1991-01-14 画像記録装置 Withdrawn JPH04241979A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000218824A (ja) * 1998-11-26 2000-08-08 Seiko Epson Corp インク容器およびそれを用いる印刷装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000218824A (ja) * 1998-11-26 2000-08-08 Seiko Epson Corp インク容器およびそれを用いる印刷装置
JP2009040063A (ja) * 1998-11-26 2009-02-26 Seiko Epson Corp インク容器およびそれを用いる印刷装置

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