JPH0424179Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0424179Y2 JPH0424179Y2 JP1986078764U JP7876486U JPH0424179Y2 JP H0424179 Y2 JPH0424179 Y2 JP H0424179Y2 JP 1986078764 U JP1986078764 U JP 1986078764U JP 7876486 U JP7876486 U JP 7876486U JP H0424179 Y2 JPH0424179 Y2 JP H0424179Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pivot
- pivot shaft
- spring receiving
- rotating body
- bearing metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910000897 Babbitt (metal) Inorganic materials 0.000 claims description 15
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
A 産業上の利用分野
本考案は、皿ばねを用いた弾性支持方式の推力
軸受装置に関し、特にピボツト軸を保持するピボ
ツトホルダの基端から軸受メタルに至る長さを短
くし得るものである。
軸受装置に関し、特にピボツト軸を保持するピボ
ツトホルダの基端から軸受メタルに至る長さを短
くし得るものである。
B 考案の概要
回転体からの推力を受ける軸受メタルと、先端
がこの軸受メタルに当接すると共に先端側にフラ
ンジ状のばね受け部が形成されたピボツト軸と、
このピボツト軸を摺動自在に保持する筒状のピボ
ツト案内部とこのピボツト案内部が一体的に突設
されたフランジ状のばね受け部とからなるピボツ
トホルダと、ピボツト案内部を囲むようにピボツ
ト軸のばね受け部とピボツトホルダのばね受け部
との間に介装され且つピボツト軸を介して軸受メ
タルを回転体側に付勢する皿ばねとを具えた推力
軸受装置であり、ピボツトホルダのばね受け部か
らピボツト軸の先端に至る長さを短く設定したも
のである。
がこの軸受メタルに当接すると共に先端側にフラ
ンジ状のばね受け部が形成されたピボツト軸と、
このピボツト軸を摺動自在に保持する筒状のピボ
ツト案内部とこのピボツト案内部が一体的に突設
されたフランジ状のばね受け部とからなるピボツ
トホルダと、ピボツト案内部を囲むようにピボツ
ト軸のばね受け部とピボツトホルダのばね受け部
との間に介装され且つピボツト軸を介して軸受メ
タルを回転体側に付勢する皿ばねとを具えた推力
軸受装置であり、ピボツトホルダのばね受け部か
らピボツト軸の先端に至る長さを短く設定したも
のである。
C 従来の技術
弾性支持方式の推力軸受装置は、剛性支持方式
(キングスベリー方式)などに比べて調整が容易
で、セクタメタルのレベルの偏差やスラストラン
ナの面振れを吸収し、セクタメタルの荷重分担を
均等にするなど優れた特性を持つ。第3図は皿ば
ねを用いた弾性支持方式の推力軸受装置の概略構
成を示しているが、1は回転部であるスラストラ
ンナ、2は固定部であるセクタメタル、3はセク
タ座、4はピボツト軸、5はピボツトホルダ、6
は皿ばねである。セクタメタル2はセクタ座3を
介してピボツト軸4に支持されており、該ピボツ
ト軸4は皿ばね6で弾性支持されピボツトホルダ
5をガイドとして上下方向に摺動可能である。
(キングスベリー方式)などに比べて調整が容易
で、セクタメタルのレベルの偏差やスラストラン
ナの面振れを吸収し、セクタメタルの荷重分担を
均等にするなど優れた特性を持つ。第3図は皿ば
ねを用いた弾性支持方式の推力軸受装置の概略構
成を示しているが、1は回転部であるスラストラ
ンナ、2は固定部であるセクタメタル、3はセク
タ座、4はピボツト軸、5はピボツトホルダ、6
は皿ばねである。セクタメタル2はセクタ座3を
介してピボツト軸4に支持されており、該ピボツ
ト軸4は皿ばね6で弾性支持されピボツトホルダ
5をガイドとして上下方向に摺動可能である。
D 考案が解決しようとする問題点
ところで、弾性支持方式の推力軸受装置に使用
される皿ばね6においては、高負荷、低撓み用の
ものが採用されるため、剛性を増すために厚さを
厚くするとか枚数を増やしたりしている。したが
つて、皿ばね6の全高さh2が高くなり、これに伴
いピボツト軸4を案内支持するピボツトホルダ5
の高さh1も高くなり、ピボツト軸4等の軸方向の
全高さHが高くなり、全体高さの縮小という効果
が得られず問題となつている。
される皿ばね6においては、高負荷、低撓み用の
ものが採用されるため、剛性を増すために厚さを
厚くするとか枚数を増やしたりしている。したが
つて、皿ばね6の全高さh2が高くなり、これに伴
いピボツト軸4を案内支持するピボツトホルダ5
の高さh1も高くなり、ピボツト軸4等の軸方向の
全高さHが高くなり、全体高さの縮小という効果
が得られず問題となつている。
本考案はかかる現状に鑑みてなされたものであ
り、皿ばねを用いた弾性支持方式のものでも全体
高さの縮小が果せる推力軸受装置を提供すること
を目的とするものである。
り、皿ばねを用いた弾性支持方式のものでも全体
高さの縮小が果せる推力軸受装置を提供すること
を目的とするものである。
E 問題点を解決するための手段
上記目的を達成するため、本考案の構成は、回
転体からの推力を受ける軸受メタルと、この軸受
メタルを挟んで前記回転体と対向し且つ先端が当
該軸受メタルに当接すると共に先端側にフランジ
状のばね受け部が形成されたピボツト軸と、この
ピボツト軸を前記回転体との対向方向に摺動自在
に保持する筒状のピボツト案内部とこのピボツト
案内部が一体的に突設されたフランジ状のばね受
け部とからなるピボツトホルダと、前記ピボツト
案内部を囲むように前記ピボツト軸のばね受け部
と前記ピボツトホルダのばね受け部との間に介装
され且つ前記軸受メタルを前記ピボツト軸を介し
て前記回転体側に付勢する皿ばねとを具えたこと
を特徴としている。
転体からの推力を受ける軸受メタルと、この軸受
メタルを挟んで前記回転体と対向し且つ先端が当
該軸受メタルに当接すると共に先端側にフランジ
状のばね受け部が形成されたピボツト軸と、この
ピボツト軸を前記回転体との対向方向に摺動自在
に保持する筒状のピボツト案内部とこのピボツト
案内部が一体的に突設されたフランジ状のばね受
け部とからなるピボツトホルダと、前記ピボツト
案内部を囲むように前記ピボツト軸のばね受け部
と前記ピボツトホルダのばね受け部との間に介装
され且つ前記軸受メタルを前記ピボツト軸を介し
て前記回転体側に付勢する皿ばねとを具えたこと
を特徴としている。
F 作用
ピボツト軸は、皿ばねのばね力によつて軸受メ
タルと共に回転体側に付勢され、回転体からの推
力に変動があつても、回転体と軸受メタルとの隙
間をほぼ一定に保持する。
タルと共に回転体側に付勢され、回転体からの推
力に変動があつても、回転体と軸受メタルとの隙
間をほぼ一定に保持する。
皿ばねの厚みは、ピボツトホルダのピボツト案
内部にて吸収された状態となり、ピボツトホルダ
のばね受け部からピボツト軸の先端に至る長さが
短くなる。
内部にて吸収された状態となり、ピボツトホルダ
のばね受け部からピボツト軸の先端に至る長さが
短くなる。
G 実施例
以下、本考案の一実施例を、全体の機構概念図
である第1図および要部の機構概念図である第2
図に基づいて説明する。
である第1図および要部の機構概念図である第2
図に基づいて説明する。
第1図および第2図のおいて、セクタ座3を介
してセクタメタル(軸受メタル)2に先端が当接
するピボツト軸4の先端部には、フランジ状をな
すばね受け部4aが一体的に形成されている。こ
のピボツト軸4を保持するピボツトホルダ7は、
図示しない固定側に取り付けられるフランジ状の
ばね受け部7aと、このばね受け部7aから一体
的に突設され且つピボツト軸4の基端側を回転体
であるスラストインナ1との対向方向(図中、上
下方向)に摺動自在に支持する筒状のピボツト案
内部7bとからなる。そして、ピボツト軸4をセ
クタ座3を介してセクタメタル2側に付勢する複
数枚の皿ばね6は、ピボツト案内部7bを囲むよ
うにピボツト軸4のばね受け部4aとピボツトホ
ルダ7のばね受け部7aとの間に介装されてい
る。
してセクタメタル(軸受メタル)2に先端が当接
するピボツト軸4の先端部には、フランジ状をな
すばね受け部4aが一体的に形成されている。こ
のピボツト軸4を保持するピボツトホルダ7は、
図示しない固定側に取り付けられるフランジ状の
ばね受け部7aと、このばね受け部7aから一体
的に突設され且つピボツト軸4の基端側を回転体
であるスラストインナ1との対向方向(図中、上
下方向)に摺動自在に支持する筒状のピボツト案
内部7bとからなる。そして、ピボツト軸4をセ
クタ座3を介してセクタメタル2側に付勢する複
数枚の皿ばね6は、ピボツト案内部7bを囲むよ
うにピボツト軸4のばね受け部4aとピボツトホ
ルダ7のばね受け部7aとの間に介装されてい
る。
つまり、セクタメタル2にはピボツト軸4及び
セクタ座3を介して皿ばね6のばね力が付勢され
ており、スラストランナ1側からの推力の変動が
あつても、ピボツト軸2が図中、上下に変位して
セクタメタル2とスラストランナ1との隙間をほ
ぼ一定に保持する。
セクタ座3を介して皿ばね6のばね力が付勢され
ており、スラストランナ1側からの推力の変動が
あつても、ピボツト軸2が図中、上下に変位して
セクタメタル2とスラストランナ1との隙間をほ
ぼ一定に保持する。
一方、皿ばね6はピボツトホルダ7のばね受け
部4aを囲むように配置されているため、この皿
ばね6の厚みh2の一部がピボツトホルダ7のピボ
ツト案内部4bと重複した状態となり、ピボツト
ホルダ7の厚みをばね受け部7aの厚みh1で置き
換えることができる。このため、図示しない固定
側に対するピボツトホルダ7の取付面7cから、
ピボツト軸4の先端までの高さHを第3図に示す
従来のものよりも低くすることができる。
部4aを囲むように配置されているため、この皿
ばね6の厚みh2の一部がピボツトホルダ7のピボ
ツト案内部4bと重複した状態となり、ピボツト
ホルダ7の厚みをばね受け部7aの厚みh1で置き
換えることができる。このため、図示しない固定
側に対するピボツトホルダ7の取付面7cから、
ピボツト軸4の先端までの高さHを第3図に示す
従来のものよりも低くすることができる。
H 考案の効果
本考案の推力軸受装置によると、ピボツト軸を
摺動自在に保持するピボツトホルダのピボツト案
内部を囲むように皿ばねを配置したので、推力軸
受装置の全体の高さを縮小することができる。ま
た、使用する皿ばねは大口径の高負荷用のものを
採用できるため、使用皿ばね枚数が少なくて済む
ために全体高さの縮小をさらに可能とすることが
できる。
摺動自在に保持するピボツトホルダのピボツト案
内部を囲むように皿ばねを配置したので、推力軸
受装置の全体の高さを縮小することができる。ま
た、使用する皿ばねは大口径の高負荷用のものを
採用できるため、使用皿ばね枚数が少なくて済む
ために全体高さの縮小をさらに可能とすることが
できる。
第1図および第2図は本考案に係る一実施例を
示すもので、第1図は全体の機構概念図、第2図
は要部の機構概念図、第3図は従来例の全体の機
構概念図である。 また、図中の符号で、1はスラストランナ、2
はセクタメタル、3はセクタ座、4はピボツト
軸、4a,7aはばね受け部、5,7はピボツト
ホルダ、7bはピボツト案内部、7cは取付面で
ある。
示すもので、第1図は全体の機構概念図、第2図
は要部の機構概念図、第3図は従来例の全体の機
構概念図である。 また、図中の符号で、1はスラストランナ、2
はセクタメタル、3はセクタ座、4はピボツト
軸、4a,7aはばね受け部、5,7はピボツト
ホルダ、7bはピボツト案内部、7cは取付面で
ある。
Claims (1)
- 回転体からの推力を受ける軸受メタルと、この
軸受メタルを挟んで前記回転体と対向し且つ先端
が当該軸受メタルに当接すると共に先端側にフラ
ンジ状のばね受け部が形成されたピボツト軸と、
このピボツト軸を前記回転体との対向方向に摺動
自在に保持する筒状のピボツト案内部とこのピボ
ツト案内部が一体的に突設されたフランジ状のば
ね受け部とからなるピボツトホルダと、前記ピボ
ツト案内部を囲むように前記ピボツト軸のばね受
け部と前記ピボツトホルダのばね受け部との間に
介装され且つ前記軸受メタルを前記ピボツト軸を
介して前記回転体側に付勢する皿ばねとを具えた
推力軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986078764U JPH0424179Y2 (ja) | 1986-05-27 | 1986-05-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986078764U JPH0424179Y2 (ja) | 1986-05-27 | 1986-05-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62190119U JPS62190119U (ja) | 1987-12-03 |
JPH0424179Y2 true JPH0424179Y2 (ja) | 1992-06-08 |
Family
ID=30928001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986078764U Expired JPH0424179Y2 (ja) | 1986-05-27 | 1986-05-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0424179Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-05-27 JP JP1986078764U patent/JPH0424179Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62190119U (ja) | 1987-12-03 |
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