JPH0424164Y2 - - Google Patents

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JPH0424164Y2
JPH0424164Y2 JP3530888U JP3530888U JPH0424164Y2 JP H0424164 Y2 JPH0424164 Y2 JP H0424164Y2 JP 3530888 U JP3530888 U JP 3530888U JP 3530888 U JP3530888 U JP 3530888U JP H0424164 Y2 JPH0424164 Y2 JP H0424164Y2
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piston rod
cam
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clamper
cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、例えば油圧、空気圧用の制御弁等
の製品検査などに使用するクランプ装置、特にク
ランプ対象の着脱の容易化に関するものである。
[従来の技術] 油圧、空気圧用の電磁弁、制御弁等の気密試
験、耐圧試験を行なうためには、各製品の流体入
口、出口を完全に密封する必要があり、そのため
に種々のクランプ装置が使用されている。
第5図は従来のクランプ装置の概要を示す構成
図であり、図において1はシリンダボデー2のシ
リンダ3内に供給される操作用の油圧又は空気圧
によつて垂直方向に上下に移動するピストンロツ
ド、4はクランパである。クランパ4は先端部に
クランプ部5を有し、後端部をピストンロツド1
の先端に取付けた軸6に軸止すると共に、中央部
はシリンダボデー2に回動可能に取付けた支持枠
7の軸8に回動可能に取付けられている。9はシ
リンダボデー2を固定したベース、10は検査す
べき制御弁等の製品である。
上記のように構成したクランプ装置により製品
10の気密試験等を行なうときは、第6図に示す
ようにまずピストンロツド1を下降させ、クラン
パ4を傾斜させてクランプ部5を上昇させ、クラ
ンプ部5を製品10の取付位置からはずした状態
で製品10をベース9に取付ける。次にピストン
ロツド1を上昇させてクランパ4を移動し、第5
図に示すように製品10の流体出口をクランプ部
5でおさえる。このときクランプ部5にはピスト
ンロツド1に働く油圧又は空気圧による力が加え
られ、製品10の流体出口を完全に密封すること
ができる。この状態で製品10の検査を行なつた
後ピストンロツド1を下降させてクランパ4を移
動させ、製品10をベース9から取外すことによ
り製品10の検査を終了する。
[考案が解決しようとする課題] 上記のように構成された従来のクランプ装置
は、製品10の着脱をするときに、クランパ4は
ピストンロツド1の移動により、ピストンロツド
1の先端に取付けた軸6を中心として回動するた
め、クランパ4のクランプ部5は直接上方向に移
動する。このためクランプ装置の高さ方向に大き
な空間が必要となる。また、この大きな空間を必
要とすることを防ぐために、クランパ4の移動距
離を小さくすると、製品10の取付けが容易でな
く、手作業でクランパ4を移動させたりすること
が必要となり、作業性が悪くなるという問題点が
あつた。
さらに、ピストンロツド1が下降を開始すると
クランパ4は、ただちに大きな移動量で移動する
ため、このとき気密試験等のために製品10内部
に加えられている大きな圧力が製品10の出口か
ら瞬時に排出されるため検査作業の安全性にも問
題があつた。
この考案は、かかる問題点を解決するためにな
されたものであり、大きな空間を必要とせず、か
つ作業性の優れたクランプ装置を得ることを目的
とするものである。
[課題を解決するための手段] この考案に係るクランプ装置は、ベースに固定
されたシリンダに供給する油圧又は空気圧によつ
てシリンダ内を垂直方向に移動するピストンロツ
ドと、ベースに下端部が回転可能に取付けられた
支柱と、先端部にクランプ部を有し、他端に上記
ピストンロツド先端により押圧される押圧部を有
し、中央部を上記支柱上端部に軸支されたクラン
パと、前記支柱を前記ピストンロツド側に傾動付
勢するばねと、上端部を上記ピストンロツドの先
端部に取付けた水平軸に回動可能に取付けられ、
上記支柱の側端下部に支柱側面と係合するローラ
を有し、他方の側端上部に垂直に立上がる直線と
該直線に予め定められた角度をなして支柱側上方
に向かう直線とからなる輪かく直線のカムと、上
記シリンダのシリンダボデーに取付けられ、上記
カムと係合するガイドローラとを備えたことを特
徴とする。
[作用] この考案においては、板カムのカムの輪かく直
線を利用して、クランパに回転と水平方向の移動
を行なわせるようにしたものである。
すなわち、検査すべき製品を密にクランプして
いるクランパを開放するために、ピストンロツド
が下降を開始するときは、まずカムの垂直に立上
がる直線部とガイドローラとを係合させて板カム
の支柱側に設けたローラで支柱側面を押さえなが
らピストンロツドを下降させて、クランパを若干
回転させる。次にピストンロツドの下降によりカ
ムの輪かく直線の支柱側上方に向う傾斜直線部と
ガイドローラとが係合すると板カムがピストンロ
ツド先端部の軸を中心に回動し、支柱側に設けた
ローラも下方向に回動する。このローラの回動に
より支柱も、ばねによつて回動して支柱上端部の
クランパ支柱部が後退移動し、クランパを水平方
向に逃がすことになる。
[実施例] 第1図はこの考案の一実施例を示す正面図、第
2図は縦断面図である。図において1〜5,9,
10は第5図に示した従来例と全く同じものであ
る。11は支柱であり、支柱11はベース9に取
付けられた支持軸12とベース9で端を押えられ
たねじりばね13とによりシリンダボデー2の方
向に回動可能に取付けられている。この支柱11
の上端部には軸14が取付けられ、この軸14に
クランパ4の中央部を嵌合してクランパ4を支持
している。16はピストンロツド1の上端部に取
付けた軸15に回動可能に取付けられた板カムで
あり、板カム16は支柱11側の側端下部に支柱
11の側面と係合するローラ17が軸止されてい
る。また板カム16のローラ17と反対側の側面
上部には、垂直に立上がる直線18と、この直線
18とほぼ120度の角度をなして支柱11側上方
に向かう傾斜直線19とからなる輪かく直線のカ
ム20を有する。21はシリンダボデー2の上端
部に取付けられたガイドローラであり、ガイドロ
ーラ21は板カム16のカム20と係合して板カ
ム16の回動を制限している。なお、22,23
はシリンダ3の供給する操作空気等の供給口であ
る。
上記のように構成したクランプ装置の動作を第
3図、第4図を参照して、第1図に示すようにク
ランパ4のクランプ部5で製品10をクランプし
た状態から製品10を取外すまでの工程で説明す
る。
まず、第1図に示すように製品10をクランプ
して製品10の検査を終了後、シリンダ3に供給
する操作空気等の流路を切換えてピストンロツド
1の下降を開始する。このピストンロツド1の下
降開始時には板カム16のカム20は垂直に立上
がる直線部18でガイドローラ21と係合してい
るため、板カム16は回動せずに垂直に移動す
る。したがつて板カム16に取付けたローラ17
は支柱11を垂直の状態に押えている。一方ピス
トンロツド1の下降により、第3図に示すように
ピストンロツド1で押圧されているクランパ4の
後端押圧部24も下降し、クランパ4を支柱11
の上端部に設けた軸14を中心に回動し、製品1
0の密封状態を解除する。
ピストンロツド1がさらに下降し、カム20の
垂直に立上がる直線部18がガイドローラ21か
らはずれると、板カム16を下方向(反時計方
向)に回動することの抑制が解除されて、第4図
に示すように板カム16の自重によりカム20の
傾斜直線部19とガイドローラ21が係合するよ
うに板カム16は回動する。この結果、板カム1
6に取付けたローラ17も軸15を中心に反時計
方向に回動する。一方、支柱11には、ねじりば
ね13により常に支持軸12を中心にして時計方
向に回動する力が働いているため、ローラ17が
回動するにしたがつて支柱11もシリンダボデー
2の方向へ回動する。この回動により支柱11の
上端部に取付けた軸14も大きな半径で回動し、
軸14で取付けられたクランパ4は、押圧部24
をピストンロツド1の先端に押圧されながらほぼ
水平に移動して、クランプ部5を製品10上から
退避させる。したがつてクランプ部5が製品10
上を退避した状態で製品10を取外すことができ
る。
製品10を取付けるときは、上記工程を全く逆
に行ないクランパ4の水平移動を行なつた後に回
転を行なうことにより、製品10を完全にクラン
プすることができる。
以上説明したように、この実施例によれば製品
の着脱以外はシリンダ3の操作流体の切換えを自
動で行なうことにより、クランプ、アンクランプ
を行なうことができるから、製品の吐出口等の
数、位置に応じてクランプ装置を適宜配置するこ
とにより、製品の検査を自動で行なうことができ
る。
[考案の効果] この考案は以上説明したように、製品を着脱す
るときに、板カムに設けたカムの輪かく直線を利
用してクランパに回転と水平方向に移動を行なわ
せるようにして、製品上からクランパを退避する
ようにしたから、クランプ装置の高さ方向には大
きな空間を必要とせず、装置の配置空間を小さく
することができ、かつ検査の作業性を高めること
ができる。
また、製品をクランプするときに、製品に対し
てクランパを回転させてクランプするから適切な
方向にクランプ力が働き、確実にクランプするこ
とができる。
さらに、製品のアンクランプ時にはクランパが
製品上で若干回転した後、水平移動するようにし
たので、製品検査時の高圧流体の急激な排出をク
ランパで抑制することができ、安全性の向上を図
ることができる効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す正面図、第2
図は上記実施例の縦断面図、第3図、第4図は
各々上記実施例の動作状態を示す正面図、第5図
は従来例を示す正面図、第6図は従来例の動作状
態を示す正面図である。 1……ピストンロツド、2……シリンダボデ
ー、3……シリンダ、4……クランパ、5……ク
ランプ部、9……ベース、10……製品、11…
…支柱、13……ねじりばね、16……板カム、
17……ローラ、18,19……輪かく直線、2
0……カム、21……ガイドローラ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ベースに固定されたシリンダ3に供給する油圧
    又は空気圧によつてシリンダ内を垂直方向に移動
    するピストンロツド1と、 前記ベースに下端部が回動可能に支持された支
    柱11と、 先端部にクランプ部5を有し、他端に前記ピス
    トンロツド先端により下から押圧される押圧部2
    4を有し、中央部が前記支柱11の上端部に軸支
    されたクランパ4と、 前記支柱11を前記ピストンロツド側に傾動付
    勢するばね13と、 上端部が前記ピストンロツド1の先端部に設け
    られた水平軸15に回動可能に支持され、前記支
    柱側に向いた側端下部に該支柱の側面と当接する
    ローラ17が設けられ、更に他方の側端上部に垂
    直に立上がる直線18と該直線に予め定められた
    角度をなして支柱上方に向かう直線19とからな
    る輪郭直線を有するカム20が設けられた板カム
    16と、 前記シリンダ3のシリンダボデーに対して固定
    位置に設けられ、前記カム20と当接してこれを
    案内するガイドローラ21、 とを備えたことを特徴とするクランプ装置。
JP3530888U 1988-03-18 1988-03-18 Expired JPH0424164Y2 (ja)

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JP3530888U JPH0424164Y2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18

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JPH01140007U JPH01140007U (ja) 1989-09-25
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JP3530888U Expired JPH0424164Y2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18

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JPH01140007U (ja) 1989-09-25

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