JPH04241201A - 磁気記録再生装置の回転ドラム装置 - Google Patents

磁気記録再生装置の回転ドラム装置

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JPH04241201A
JPH04241201A JP3002337A JP233791A JPH04241201A JP H04241201 A JPH04241201 A JP H04241201A JP 3002337 A JP3002337 A JP 3002337A JP 233791 A JP233791 A JP 233791A JP H04241201 A JPH04241201 A JP H04241201A
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stator
rotor
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drum
gap
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Hiroshi Umehara
梅原 浩
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR等の磁気記録再
生装置における、ロータリートランスを備えた回転ドラ
ム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、従来の磁気記録再生
装置は、回転ドラムとしての上ドラム1と、固定ドラム
としての下ドラム2とを備え、上ドラム1には磁気ヘッ
ド3が取り付けられている。下ドラム2にはドラムモー
タ4におけるステーター5が設けられるとともに、カバ
ー6にはドラムモータ4におけるローター7が設けられ
、上記ドラムモータ4により、カラー8、軸9およびデ
ィスク10を介して上ドラム1が回転されるようになっ
ている。
【0003】上ドラム1側の磁気ヘッド3と下ドラム2
との間で信号の伝達を行うロータリートランスにおける
ステーター12は、その取付面12aが下ドラム2の嵌
合面2aに嵌合するとともに、取付端面12bが、下ド
ラム2に嵌合した取付板13の端面13aに当接するこ
とにより位置決めされて、下ドラム2に取り付けられて
いる。一方、ロータリートランスにおけるローター14
は、ステーター12と同芯に配置され、その取付面14
aがディスク10の嵌合面10aに嵌合するとともに、
取付端面14bが端面10bに当接することにより位置
決めされて、ディスク10に取り付けられている。
【0004】図6にも示すように、ステーター12の外
周面であるギャップ形成面12cには、通常、巻線溝1
5・15およびショートリング溝16が複数形成されて
いる。また、図7にも示すように、微小ギャップを隔て
て上記ギャップ形成面12cに対向するローター14の
内周面であるギャップ形成面14cには、通常、巻線溝
17・17およびショートリング溝18が複数形成され
ている。上記の微小ギャップが大きくなると、ローター
14とステーター12間の伝送ロスが大きくなることか
ら、微小ギャップは、通常、60〜70μm程度に設定
される。従って、ステーター12の外径D1 と、ロー
ター14の内径D2 との差は、微小ギャップの2倍の
120〜140μm程度に設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ステーター
12およびローター14は下ドラム2およびディスク1
0の嵌合面2aおよび10aにすきま嵌合されるために
最小すきまが10μm程度必要となる。また、ステータ
ー12の外径D1 およびローター14の内径D2 の
ばらつきが±10μm程度生じ、下ドラム2およびディ
スク10の嵌合面2aおよび10aの径のばらつきが±
5μm程度生じる。さらに、ステーター12およびロー
ター14の取付面12aおよび14aとギャップ形成面
12cおよび14cとの研削を別加工により行うものと
すると、取付面12aおよび14aとギャップ形成面1
2cおよび14cとの偏芯が30μm程度生じる。また
、ステーター12およびギャップ形成面14cのギャッ
プ形成面12cおよび14cに対する取付端面12bお
よび14bの直角度の誤差により10μm程度の偏芯が
生じる。
【0006】上記の公差を総合すると、最小すきま(1
0μm)+外径D1および内径D2 のばらつき(±1
0μ=20μm)+嵌合面2aおよび10aの径のばら
つき(±5μ=10μm)+取付面12aおよび14a
とギャップ形成面12cおよび14cとの偏芯(30μ
m■振れで60μm)+直角度の誤差による偏芯(10
μm■振れで20μm)で合計120μmとなり、最悪
の場合、ステーター12とローター14との間の微小ギ
ャップが0となる恐れがある。そのため、上記外径D1
 と内径D2 との差を140〜160μm程度として
上記微小ギャップを70〜80μm程度とする場合もあ
るが、その場合、上述した如く、ローター14とステー
ター12間での伝送ロスが大きくなる問題が回避できな
い。
【0007】そこで、上記の公差の内、最も大きい比率
を占めている取付面12aおよび14aとギャップ形成
面12cおよび14cとの偏芯を抑制(好ましくは10
μm以下に)するため、取付面12aおよび14aとギ
ャップ形成面12cおよび14cをそれぞれ同時加工す
ることが望まれるが、この同時加工は極めて困難なもの
であった。例えば、ステーター12側について説明すれ
ば、図8に示すように、ステーター12を予めΔLだけ
長めに形成して延長部12dを設けておき、マグネット
チャック20により、延長部12dの内周面12eおよ
び端面12fをチャッキングして砥石21・22によっ
て取付面12aとギャップ形成面12cとを同時に研削
し、研削後に延長部12dを削り落とすことが考えられ
る。しかしながら、その場合、工数が多くなる不具合が
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気記録再
生装置の回転ドラム装置は、上記の課題を解決するため
に、磁気記録再生装置に備えられ、固定ドラムに嵌合さ
れるステーターと回転ドラムに嵌合されるローターとを
含むとともに上記ステーターとローターとが互いのギャ
ップ形成面の間に微小ギャップを隔てて対向するロータ
リートランスを有する回転ドラム装置において、上記ス
テーターおよびローターにおけるギャップ形成面と反対
側の面には、それぞれステーターおよびローターの軸方
向長さより短い筒状突出部が設けられ、これら筒状突出
部には、上記ギャップ形成面とほぼ同芯となるようにギ
ャップ形成面と同時加工されるとともに、それぞれ固定
ドラムまたは回転ドラムに取り付けられる取付面が形成
されていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、ステーターおよびロータ
ーにおけるギャップ形成面と反対側の面の一部に筒状突
出部を設け、ギャップ形成面の加工時に筒状突出部に取
付面を同時に加工するようにしたので、上記取付面をギ
ャップ形成面とほぼ同芯に形成することができる。なお
、取付面およびギャップ形成面の加工時におけるステー
ターおよびローターのチャッキングは、ギャップ形成面
と反対側の面における筒状突出部以外の部位で行うこと
ができる。
【0010】そして、上記のように、ギャップ形成面と
ほぼ同芯に形成した取付面でステーターおよびローター
を固定ドラムおよび回転ドラムに嵌合して取り付けるよ
うにしたので、ローターとステーターとの同芯度が向上
する。従って、ギャップ形成面同士の間の微小ギャップ
を小さくすることができるようになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4に
基づいて説明する。図2に示すように、いわゆるヘリカ
ルスキャニング方式のVTR等である磁気記録再生装置
は、回転ドラムとしての上ドラム31と、固定ドラムと
しての下ドラム32とを備え、上ドラム31には磁気ヘ
ッド33が取り付けられている。下ドラム32にはドラ
ムモータ34におけるステーター35が設けられるとと
もに、カバー36にはドラムモータ34におけるロータ
ー37が設けられ、このドラムモータ34により、カラ
ー38、軸40およびディスク41を介して上ドラム3
1が回転されるようになっている。なお、軸40は軸受
42・43を介して下ドラム32により回転自在に支持
されている。
【0012】上ドラム31側の磁気ヘッド33と下ドラ
ム32(すなわち、外部回路)との間で信号の伝送を行
うロータリートランス44は、ステーター45とロータ
ー47を備えている。ステーター45は、その内周面に
設けられた筒状突出部45aの取付面45bが下ドラム
32の嵌合面32aにすきま嵌合するとともに、その取
付端面45cが取付板46の端面46aに当接すること
により位置決めされて、下ドラム32に取り付けられて
いる。
【0013】ローター47は、ステーター45と同芯に
配置され、その外周面に設けられた筒状突出部47aの
取付面47bがディスク41の嵌合面41aにすきま嵌
合するとともに、その取付端面47cがディスク41の
端面41bに当接することにより位置決めされて、ディ
スク41に取り付けられている。
【0014】図3にも示すように、ステーター45の外
周面であるギャップ形成面45dには、巻線溝48・4
8およびショートリング溝50が複数形成されている。 また、ステーター45における筒状突出部45a以外の
部位の内周面45eの内径は、筒状突出部45aの内径
d1 より大きくなっている。
【0015】一方、図2中のローター47を上下を逆に
して図4に示すように、微小ギャップを隔ててステータ
ー45のギャップ形成面45dに対向する内周面である
ギャップ形成面47dには、巻線溝51・51およびシ
ョートリング溝52が複数形成されている。また、ロー
ター47における筒状突出部47a以外の部位の外周面
47eの外径は、筒状突出部47aの外径d2 より小
さくなっている。
【0016】なお、ステーター45およびローター47
の寸法の一例を示すと、ステーター45の外径D1 を
27.4mm、筒状突出部45a以外の部位の内径を2
3mm、筒状突出部45aの内径d1 を22.5mm
、総軸方向長さを19mm、筒状突出部45a以外の部
位の軸方向長さを16mmとすることができる。一方、
ローター47における筒状突出部47aの外径d2 を
32.9mm、筒状突出部47a以外の部位の外径を3
2.4mm、内径D2 を27.54mm、総軸方向長
さを19mm、筒状突出部47a以外の部位の軸方向長
さを16mmとすることができる。但し、上記の値は単
なる例示であって、実際の製造に際して、ステーター4
5およびローター47のサイズはかなり大きな自由度を
もって変更できるものである。
【0017】ステーター45の製造に際しては、まず、
MnーZnーFe等の粉末を図1のような形状に成形し
て焼結した後、内周面45eおよび取付端面45cと反
対側の端面45fにてマグネットチャック53によりス
テーター45をチャッキングし、砥石54・55により
取付面45bとギャップ形成面45dとを同時に研削加
工する。また、この時、図示しない砥石により取付端面
45cも同時に研削加工する。
【0018】このように、ギャップ形成面45d、取付
面45bおよび取付端面45cが同時に研削されるので
、ギャップ形成面45dと取付面45bとの同芯度の精
度を0.01以下程度の高精度とすることができるとと
もに、取付面45bと取付端面45cとの垂直度の精度
も0.01以下程度の高精度とすることができる。一方
、筒状突出部45a以外の内周面45eは、研削を行わ
なくても良い。なお、ローター47の製造もステーター
45の製造と同様にして行える。
【0019】以上のように、本実施例では、ステーター
45およびローター47におけるギャップ形成面45d
・47dと、下ドラム32およびディスク41への嵌合
面となる取付面45b・47bとを同時に研削加工する
ようにしたので、ギャップ形成面45d・47d同士の
同芯度が高まり、これにより、ギャップ形成面45d・
47d間の微小ギャップを小さくしてロータリートラン
ス44の伝送ロスを減少させることができる。
【0020】また、ステーター45およびローター47
における取付端面45c・47cもギャップ形成面45
d・47dおよび取付面45b・47bと同時に研削す
るようにしたので、取付端面45c・47cと取付面4
5b・47bとの垂直度が高まり、上記垂直度の誤差に
よるギャップ形成面45d・47d同士の偏芯も減少す
るので、ギャップ形成面45d・47d間の微小ギャッ
プを一層小さくすることができる。
【0021】さらに、研削時に筒状突出部45a・47
a以外の内周面45eまたは外周面47eでステーター
45またはローター47をチャッキングすることができ
るので、チャッキングのためにステーター45またはロ
ーター47を予め長めに形成しておく必要もない。また
、筒状突出部45a・47a以外の内周面45eおよび
外周面47eは研削を行わなくても良いので、加工工数
を削減することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る磁気記録再生装置の回転ド
ラム装置は、以上のように、ステーターおよびローター
におけるギャップ形成面と反対側の面には、それぞれス
テーターおよびローターの軸方向長さより短い筒状突出
部が設けられ、これら筒状突出部には、上記ギャップ形
成面とほぼ同芯となるようにギャップ形成面と同時加工
されるとともに、それぞれ固定ドラムまたは回転ドラム
に取り付けられる取付面が形成されている構成である。
【0023】このように、ステーターおよびローターに
おけるギャップ形成面と反対側の面の一部に筒状突出部
を設けて、これらの筒状突出部に、ギャップ形成面の加
工と同時に取付面を加工するようにしたので、上記取付
面をギャップ形成面とほぼ同芯に形成することができる
ようになる。なお、取付面およびギャップ形成面の加工
時におけるステーターおよびローターのチャッキングは
、ギャップ形成面と反対側の面における筒状突出部以外
の部位で行うことができる。
【0024】上記のように、ギャップ形成面とほぼ同芯
に形成した取付面でステーターおよびローターを固定ド
ラムおよび回転ドラムに嵌合して取り付けるようにした
ので、ローターとステーターとの同芯度が向上し、互い
のギャップ形成面の間の微小ギャップを小さくすること
ができるので、ローターとステーターとの間の伝送ロス
が小さくなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるステーターの加工の
様子を示す縦断面図である。
【図2】図1のステーターを含む回転ドラム装置の縦断
面図である。
【図3】図2の回転ドラム装置におけるステーターの縦
断面図である。
【図4】図2の回転ドラム装置におけるローターの縦断
面図である。
【図5】従来の回転ドラム装置を示す縦断面図である。
【図6】図5の回転ドラム装置におけるステーターの縦
断面図である。
【図7】図5の回転ドラム装置におけるローターの縦断
面図である。
【図8】図6のステーターの加工の様子を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
31    上ドラム(回転ドラム) 32    下ドラム(固定ドラム) 44    ロータリートランス 45    ステーター 45a  筒状突出部 45b  取付面 45d  ギャップ形成面 47    ローター 47a  筒状突出部 47b  取付面 47d  ギャップ形成面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録再生装置に備えられ、固定ドラム
    に嵌合されるステーターと回転ドラムに嵌合されるロー
    ターとを含むとともに上記ステーターとローターとが互
    いのギャップ形成面の間に微小ギャップを隔てて対向す
    るロータリートランスを有する回転ドラム装置において
    、上記ステーターおよびローターにおけるギャップ形成
    面と反対側の面には、それぞれステーターおよびロータ
    ーの軸方向長さより短い筒状突出部が設けられ、これら
    筒状突出部には、上記ギャップ形成面とほぼ同芯となる
    ようにギャップ形成面と同時加工されるとともに、それ
    ぞれ固定ドラムまたは回転ドラムに取り付けられる取付
    面が形成されていることを特徴とする磁気記録再生装置
    の回転ドラム装置。
JP3002337A 1991-01-11 1991-01-11 磁気記録再生装置の回転ドラム装置 Expired - Lifetime JP2772144B2 (ja)

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