JPH04240970A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH04240970A
JPH04240970A JP3007815A JP781591A JPH04240970A JP H04240970 A JPH04240970 A JP H04240970A JP 3007815 A JP3007815 A JP 3007815A JP 781591 A JP781591 A JP 781591A JP H04240970 A JPH04240970 A JP H04240970A
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JP
Japan
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circuit
output
flip
flop
signal
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Withdrawn
Application number
JP3007815A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Sakauchi
祐一 坂内
Kunihiro Yamamoto
邦浩 山本
Toshihiko Sato
俊彦 佐藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2値画像データの解像度
を向上させることのできる画像処理装置に関し、例えば
デジタルプリンタやデジタルフアクシミリ等の画像出力
装置における画像処理に適した画像処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】デイジタルプリンタ及びデイジタルフア
クシミリ等の画像記録装置は、経済性、安定性の観点か
ら2値出力(すなわち、“黒”又は“白”の出力)装置
が最も一般的である。このような2値出力装置で、階調
(灰色レベル)のある画像を出力するためには、以下に
述べるような疑似中間調処理が必要である。
【0003】従来用いられてきた最も代表的な手法はデ
イザ法であり、このデイザ方法ではm×n(m,nは自
然数)のデイザマトリクスを用意し、入力された多値デ
ータを対応するマトリクス要素中の閾値と比較して2値
判定を行ない、m×nの二値化ブロツクを形成し、これ
によつて疑似的に中間調画像を再現するものである。し
かしながら、デイザ法においては、表現できる階調数は
、m×n+1に限られ、解像度に関しても良好ではない
【0004】これに対して、1975年にFloid 
とSteinberg により,“An Adapti
thm forSpecial Grayscale”
SID  DIGESTという論文の中で提案された誤
差拡散法は、解像度、階調共にデイザ法より優れた手法
であり、最近、特に注目されている手法である。誤差拡
散法は、固定閾値で2値化を行ない、注目画素濃度に後
方画素からの拡散誤差を加えた補正濃度に、2値化の結
果である2値化濃度(0 or 255)との差を新た
な誤差として前方に拡散させるものである。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述した誤差拡散法等の疑似中間調処理法によつて得られ
た再生画像は、人間の目が最も敏感に感じる低濃度域(
ハイライト部分)の粒状性が目障りであり、画質の向上
を妨げる要因となつていた。出力装置の解像度が上がれ
ば、粒状感は減少するが、解像度の向上に伴ない、1頁
分のページメモリを有するページプリンタ等ではページ
メモリが増大してコストアツプとなる。例えば、主走査
方向の解像度が2倍になれば、2倍のページメモリが、
主走査及び副走査方向共に2倍になれば4倍ものページ
メモリが必要となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的として成されたもので、上述の課題を
解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、2値
化済画像データを矩形の監視領域を用いて孤立点である
黒ドツトを検出する検出手段と、検出手段によつて検出
された前記黒ドツトを複数の黒ドツトに分割して画像デ
ータの解像度を向上させる解像度変換手段とを備える。
【0007】または、2値化済画像データを大きさの異
なる複数の監視領域を用いて孤立点である黒ドツトを孤
立の度合いに応じて検出する検出手段と、検出手段によ
つて検出された前記黒ドツトを孤立の度合いに対応した
前記複数の監視領域の大きさに応じて複数の黒ドツトに
分割して画像データの解像度を向上させる解像度変換手
段とを備える。
【0008】更にまた、多値画像データを入力して2値
判定を行ない2値画像データに変換する2値化手段と、
前記入力多値データの濃度に応じて領域の大きさが定ま
る第1の可変領域内における多値データの濃度に応じて
前記2値手段の2値判定を制御する2値判定制御手段と
、前記第1の可変領域に対応した大きさの第2の可変領
域を用いて2値化手段による2値化済画像データ中の孤
立点である黒ドツトを検出する検出手段と、検出手段に
よつて検出された前記黒ドツトを前記第2の可変領域の
大きさに応じて複数の黒ドツトに分割して画像データの
解像度を向上させる解像度変換手段とを備える。
【0009】
【作用】以上の構成において、ページメモリを増大させ
ることなく低濃度域(ハイライト部分)の粒状性を減少
させた、高画質な再生画像が得られる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明に係る一実
施例を詳細に説明する。図1は本発明に係る一実施例に
於ける2値化装置のブロツク構成図である。以下、図1
に示す本実施例の構成要素を順に説明する。100は1
ページ分の画像情報を記憶するコントローラ部のページ
メモリ、160は8ビツト(256階調)の濃度を表わ
すデジタルデータであるデータ線、200は入力部であ
り、いつたん入力部200にページメモリ100から送
られるデータを蓄え、以後読み出しクロツクに同期して
順次データが転送され以降の回路で処理される。このよ
うに処理画像データが以降の処理部とは非同期に転送さ
れてきても、入力部200を用いることにより、以後は
処理部分のクロツクに同期してデータを出力することが
できる。
【0011】260は2値化回路300以降の処理クロ
ツクに同期して多値データが出力されるデータ線であり
、多値データはデータ線160と同様に8ビツトの濃度
情報で表されている。300はデータ線260,370
からの情報を基に2値化を行ない、その結果1(黒)又
は0(白)をデータ線360に出力する2値化回路、4
00は2値データ監視部であり、2値化回路300から
出力された信号(信号線360)と注目画素周辺の2値
化済画素の監視領域(ウインドー領域)を参照して、そ
の中に黒(“1”)になつているドツトが存在するか否
かを判定し、その判定結果を信号線370上に出力して
2値化回路300にフイード・バツクする。また、2値
データ監視部400では、注目画素周辺の2値化済画素
の監視領域(前述とは別のウインドー領域)を参照して
、その中に黒(“1”)になつているドツトが存在する
か否かを判定し、その判定結果を信号線460上に出力
する。
【0012】500は解像度変換回路であり、信号線4
60に基づき、前もつて2倍のデータ量として用意した
テーブルから参照したデータを2値化回路300等での
同期クロツクが1クロツクの間に順次2ビツトをシリア
ル出力する。600は信号線560のデータを実際にプ
リントアウトする出力部である。以上の構成によりなる
本実施例の詳細を図面を参照しながら説明する。
【0013】<2値化回路300の説明(図2〜図9)
>図2は、図1に示す2値化回路300の機能ブロツク
の具体的な構成例を示す図である。図2において、31
0は2値化によつて発生した誤差成分を配分処理する誤
差拡散部、320は加算器であり、信号線260から入
力される注目画素の濃度信号と、信号線390から入力
される誤差拡散部310からの注目画素位置に配分され
る誤差の総和とを加算し、この両者の加算結果を信号線
395上に出力する。330は、注目画素濃度を固定閾
値群と比較し、注目画素濃度がどの範囲にあるか判定し
、判定信号を信号線336上に出力する比較部、340
は、比較部330からの信号336と、2値データ監視
部400からの信号370とをAND・ORするAND
・OR回路であり、結果を2値化『黒』ドツトの禁止信
号として信号線346上に出力する。
【0014】350は信号線395からの濃度信号を固
定閾値と比較して2値化する2値化部である。この2値
化の際、信号線346からの2値化ドツトの禁止信号を
考慮に入れて、2値化を行なう。2値化部350により
2値化された信号は、1ビツト(“1”(黒)又は“0
”(白))の信号として、信号線360上に出力される
。また、2値化したために発生した誤差成分は、信号線
380上に出力され、誤差拡散部310にフイード・バ
ツクされる。
【0015】図3は、図2の誤差拡散部310の具体的
な構成例を示す図である。図3中、311は誤差配分制
御回路、312は1ライン遅延用のラインメモリ(FI
FO)、313a〜313eはデータをラツチするフリ
ツプ・フロツプ、314a〜314eは加算器である。 以上の構成において、誤差成分が信号線380から誤差
配分制御回路311に入力され、例えば図4に示す重み
係数分の誤差成分が各加算器に入力される。すなわち、
信号線381は誤差成分の1/8の量を加算器314e
に入力し、信号線382は誤差成分の1/8の量を加算
器314dへ、信号線383は誤差成分の2/8の量を
加算器314cへ、信号線384は誤差成分の1/8の
量をフリツプ・フロツプ313cへ、信号線385は誤
差成分の1/8の量を加算器314aへ、信号線386
は誤差成分の2/8の量を加算器314bへそれぞれ入
力する。
【0016】ラインメモリ312からは、前回までの処
理に於いて、注目画素位置に配分された誤差の総和を出
力し、加算器314aに入力する。各加算器において順
次送られてくる誤差成分の加算が行なわれ、注目画素位
置に累積された誤差の総和がフリツプ・フロツプ313
bに入力され、信号線390上にその結果が出力される
【0017】図5に図2に示す比較部330の具体的な
構成例を示す。図5中331a〜331dはレベル・コ
ンパレータ、332はAND回路である。注目画素の濃
度値が信号線260から入力され、レベル・コンパレー
タ331a及び331cの(−)端子、レベル・コンパ
レータ331b及び331dの(+)端子へそれぞれ入
力される。また、レベル・コンパレータ331a,33
1cの(+)端子にハそれぞれ固定閾値“1”,“11
”が、レベル・コンパレータ331b,331dの(−
)端子にハそれぞれ固定閾値“10”,“20”が入力
されており、注目画素濃度と各閾値とが比較される。
【0018】すなわち、図6に示すように、注目画素の
濃度値が“0”の場合は、レベル・コンパレータ331
a,331cが“1”を出力し、レベル・コンパレータ
331b,331dは“0”を出力する。注目画素の濃
度値が“1”〜“10”の範囲内、例えば“5”であれ
ば、レベル・コンパレータ331cのみが“1”を出力
し、他のコンパレータは“0”を出力する。
【0019】注目画素の濃度値が“11”〜“20”の
範囲内、例えば“15”であれば、レベル・コンパレー
タ331bのみが“1”を出力し、他のコンパレータは
“0”を出力する。最後に注目画素の濃度値が“21”
以上であれば、レベル・コンパレータ331b,331
dは“1”を出力し、他のコンパレータは“0”を出力
する。
【0020】次に、AND回路332は濃度信号のデコ
ーダになつており、例えば、濃度0の時は信号336a
が“1”で、信号336b〜336dは“0”の値をと
り、他の濃度は図6の真理値表に示すような信号が得ら
れる。図7は図2に示すAND・OR回路340の具体
的な構成例を示す図であり、また、図8はAND・OR
回路340の真理値表を示す図である。
【0021】図中、341a〜341cはAND回路、
342a〜342bはOR回路、343はインバータで
ある。信号線370a,370bは後述する2値データ
監視部400からの出力であり、該2値データ監視部4
00よりの信号と前述のコンパレータの出力とから2値
化ドツトの禁止信号を生成する。
【0022】信号336aが“1”、すなわち、注目画
素の濃度値が“0”の場合は、強制的に2値化ドツトを
“0”(白)にする。従つて、2値化ドツトの禁止信号
としてOR回路342aを介して信号346上に“1”
を出力する。注目画素の濃度値が“1”〜“10”のレ
ベル、すなわち、336b信号が“1”の場合には、ウ
インドー領域を大きなサイズまで監視して、すでに黒ド
ツト(“1”)があれば、強制的に2値化黒ドツトを禁
止する。具体的には、信号370aが“1”の場合は、
AND回路341bが満足され、2値化ドツトの禁止信
号としてOR回路342aを介して信号346上に“1
”が出力される。
【0023】また、信号370aが“0”で、信号37
0bが“1”の場合も、AND回路341cを介して“
1”が出力され、同様にOR回路341bからは“1”
が出力され、2値化ドツトの禁止信号としてAND回路
342aを介して信号線346上に“1”が出力される
。注目画素の濃度値が“11”〜“20”のレベル、す
なわち、336c信号が“1”の場合には、ウインドー
領域を小さなサイズで監視し、すでに黒ドツト(“1”
)があれば、強制的に2値化ドツトを禁止する。そして
信号370aが“1”であればAND回路341aが満
足されてAND回路341aは“1”を出力し、OR回
路342aを介して信号線346上に2値化ドツト禁止
信号として“1”が出力される。
【0024】図9に図2の2値化部350の具体的な構
成例を示す。図9において、351は比較器、353は
減算器、354はセレクタ、355はインバータ、35
6はAND回路である。注目画素の濃度値と注目画素位
置に配分された誤差信号の総和との和が信号線395か
ら比較器351へ入力される。一方、比較器351へは
、固定閾値(“127”)も入力されており、比較器3
51からは該固定閾値と注目画素の濃度値+配分誤差の
比較結果が出力される。すなわち、注目画素の濃度値+
配分誤差の方が大きければ“1”(黒)を、小されけば
“0”(白)が出力される。この出力はAND回路35
6の一方入力に入力される。
【0025】また、図7に示すAND・OR回路からの
信号346が、“1”すなわち、2値化の禁止であれば
、インバータ355を介してAND回路356へは“0
”が入力される。このため、AND回路356は満足さ
れず、信号線360上には“0”が出力される。図7に
示すAND・OR回路からの信号346が、“0”すな
わち、2値化の禁止でない場合には、注目画素の濃度値
+配分誤差の方が固定閾値より大きく、比較器351よ
りの信号は“1”AND回路356が満足されて信号線
360上に“1”が出力される。
【0026】また、減算器353からは信号線395の
データから“255”を引いた結果が出力され、セレク
タ354に入力される。セレクタ354の他方入力には
信号線395のデータが入力される。そして、2値化結
果として、信号線360上に“1”が出力されれば、セ
レクタ354に入力された減算器353の出力値が選択
され信号線380上に出力される。また、信号線360
上に“0”が出力されれば、セレクタ345からは信号
線395のデータが選択されて信号線380上に出力さ
れる。
【0027】<2値データ監視部400の説明(図10
〜図15)>図10に、図1に示す2値データ監視部4
00の具体的な構成例を示す。図中、410は3ライン
分の2値結果が記憶できる3ビツトの入出力をするFI
FOメモリ、420a〜420gはデータをラツチする
フリツプ・フロツプ、430及び440はOR回路部で
ある。
【0028】メモリ410からは、順次クロツクに同期
して、2値化済データがフリツプ・フロツプ420gに
入力される。以後、クロツク到来毎にフリツプ・フロツ
プ420f〜420aにデータがシフトされる。一方、
2値化回路300で処理された結果として、信号線36
0上から“1”又は“0”がフリツプ・フロツプ420
fの最上位に入力される。従つて、フリツプ・フロツプ
420f〜420aの出力は4ビツトとなる。
【0029】フリツプ・フロツプ420aには図13、
図14に示す(b1’,b2’,b3’,b4’)の2
値化結果が下位から順にラツチされている。フリツプ・
フロツプ420bには、同様に図13に示す(a1’,
a2’,a3’,b5’)の4ビツトが、フリツプ・フ
ロツプ420cには(b1 ,b7,b8 ,b9 )
の4ビツトが、フリツプ・フロツプ420dには(b2
 ,a1 ,a6 ,a11)の4ビツトが、フリツプ
・フロツプ420eには、(b3 ,a2 ,a7 ,
a12)の4ビツトが、フリツプ・フロツプ420fに
は(b4 ,a3 ,a8 ,a13)の4ビツト、そ
してフリツプ・フロツプ420gには(b5 ,a4 
,a9 )の3ビツトがラツチされ、メモリ410から
は(b6 ,a5 ,a10)の3ビツトが出力されて
いる。
【0030】OR回路部430には、フリツプ・フロツ
プ420c〜420gからのそれぞれ4・4・4・4・
3ビツトと、メモリ410からの3ビツトが入力される
。また、OR回路部440には、フリツプ・フロツプ4
20a〜420fからそれぞれ4・4・4・4・4・4
ビツトが入力される。図11に、図10のOR回路部4
30の具体的な構成例を示す。図11において、431
及び432はOR回路である。
【0031】OR回路431には、フリツプ・フロツプ
420dからの信号421dのうち3ビツト(a1 ,
a6 ,a11)が、同様に、フリツプ・フロツプ42
0eからの信号421eのうち3ビツト(a2 ,a7
 ,a12)、フリツプ・フロツプ420fからの信号
421fのうち3ビツト(a3 ,a8 ,a13)、
フリツプ・フロツプ420gからの信号421gのうち
2ビツト(a4 ,a9 )、そしてメモリ410から
の信号421hのうち2ビツト(a5 ,a10)がそ
れぞれ入力される。そして、これら入力のうちどれか1
つでも“1”(黒ドツト)があるか否かを検出している
【0032】OR回路432には、フリツプ・フロツプ
420cからの信号421cの4ビツト(b1 ,b7
 ,b8 ,b9 )、フリツプ・フロツプ420dか
らの信号421dのうち1ビツト(b2 )、フリツプ
・フロツプ420eからの信号421eのうち1ビツト
(b3 )、フリツプ・フロツプ420fからの信号4
21fのうち1ビツト(b4 )、フリツプ・フロツプ
420gからの信号421gのうち1ビツト(b5 )
、メモリ410からの信号421hのうちの1ビツト(
b6 )、そしてOR回路431の出力信号370aが
それぞれ入力される。そして、これら入力のうち、どれ
か1つでも“1”(黒ドツト)があるかを検出している
【0033】このように、OR回路部430は、大小2
つウインドー領域に“1”(黒ドツト)があるかを検出
し、検出結果をそれぞれ信号線370a及び370b上
に出力する。図12は、図10のOR回路部440の具
体的な構成例を示す。図12図中、441及び442は
OR回路である。
【0034】図14に示すa1 は、フリツプ・フロツ
プ420dからの信号線421dのうちの1ビツトであ
り、そのまま信号線460aとして出力される。これは
解像度変換のための2値データ監視ウインドーの注目画
素の2値結果である。OR回路441には、フリツプ・
フロツプ420bからの信号421bのうちの3ビツト
(a1’,a2’,a3’)、フリツプ・フロツプ42
0cからの信号421cのうちの3ビツト(b1,b7
 ,b8 )、フリツプ・フロツプ420dからの信号
421dのうちの2ビツト(b2 ,a6 )、フリツ
プ・フロツプ420eからの信号421eのうちの3ビ
ツト(b3 ,a2 ,a7 )、及びフリツプ・フロ
ツプ420fからの信号421fのうちの3ビツト(b
4 ,a3 ,a8 )がそれぞれ入力される。そして
、これら入力のうち、どれか1つでも“1”(黒ドツト
)があるかどうかを検出している。
【0035】OR回路442には、フリツプ・フロツプ
420aからの信号421aの4ビツト(b1’,b2
’,b3’,b4’)、フリツプ・フロツプ420bか
らの信号421bのうちの1ビツト(b5’)フリツプ
・フロツプ420cからの信号421cのうちの1ビツ
ト(b9 )、フリツプ・フロツプ420dからの信号
421dのうちの1ビツト(a11)、フリツプ・フロ
ツプ420eからの信号421eのうちの1ビツト(a
12)、フリツプ・フロツプ420fからの信号421
fのうちの1ビツト(a13)、及びOR回路441の
出力信号460bがそれぞれ入力される。そして、これ
らの入力のうち、どれか1つでも“1”(黒ドツト)が
あるかを検出している。
【0036】このように、OR回路部440は、注目画
素の2値結果大小2つのウインドー領域に“1”(黒ド
ツト)があるかを検出し、信号線460a〜460c上
に出力する回路である。図15は図10のメモリ410
及びフリツプ・フロツプ420a〜420gの詳細構成
図であり、以下、図15を参照してメモリ410及びフ
リツプ・フロツプ420a〜420gの詳細について説
明する。
【0037】上述した構成で、順次2値化、誤差拡散等
の一連の処理が終了すると、注目画素を1つシフトして
ウインドー内のデータを更新し、再び以上の処理を繰り
返す。この時、1回の注目画素の処理が終了後、フリツ
プ・フロツプ420aの内容のうちの上位3ビツト(b
2’,b3’,b4’)は、次のラインの処理で使用す
るため、3ラインバツフアである410にフイード・バ
ツクして記憶される。従つて、フリツプ・フロツプ42
0aからの信号線421aのうちの上位3ビツト(b2
’,b3’,b4’)は、メモリ410に記憶される。 また、同時に2値化の結果である信号線360がフリツ
プ・フロツプ420fのMSB側に入力されてラツチさ
れる。
【0038】このように、フリツプ・フロツプ内のデー
タは、クロツクに同期して順次シフトされ、また処理終
了済のフリツプ・フロツプ内のデータは3ライン分のメ
モリに記憶される。<解像度変換回路500の説明(図
15〜図18)>図16に図1の解像度変換回路500
の具体的な構成例を示す。図中、510はルツク・アツ
プ・テーブル、520はOR回路、530はデータをラ
ツチするフリツプ・フロツプ、540は並列データを直
列データに変換するシフト・レジスタである。
【0039】図18は、ルツク・アツプ・テーブル51
0の表を示し、図17のaは、小ウインドー領域での黒
ドツトをより解像度の高い小ドツトに分割する図を示し
、図17のbは大ウインドー領域での黒ドツトをより解
像度の高い小ドツトに分割する図を示す。この図からも
わかるように、小ウインドー領域では近くに黒ドツトを
散らし、これに対し大ウインドー領域では遠くへ散らし
ている。
【0040】図16に於いて、2値データ監視部400
からの信号線460aが“0”、つまり注目画素が白の
場合、他のウインドー領域からの信号線460b,46
0cの値にかかわらず、主走査方向に“0”が2つと成
るように制御し、出力部600からは“0”を2つ打つ
ようにする。従つて、図18に示すように、LUT51
0からはLSB〜MSBの12ビツト全てが“0”とし
て出力され、OR回路520の一方入力に入力される。 また、フリツプ・フロツプ530のMSB側からの10
ビツトがOR回路520の他方入力にフイード・バツク
され入力されている。この結果、OR回路520よりの
12ビツトがフリツプ・フロツプ530に再度入力され
て、書き換えられることになる。さらに、フリツプ・フ
ロツプ530よりの書き換えデータの12ビツトは、シ
フトレジスタ540に入力され、LSB側から1ビツト
づつ2ビツトが出力される。
【0041】一方、注目画素が“1”(黒ドツト)で、
大ウインドー領域にも“1”がなかつた場合、つまり、
信号線460b,460cの出力が共に“0”の場合に
は、図17のbに示すように注目画素の遠くへ“1”(
黒ドツト)を散らす。従つて、ルツク・アツプ・テーブ
ル510からは図18に示すように、LSBから順に“
000100000100”が出力され、OR回路52
0の一方入力に入力される。
【0042】さらに、注目画素が“1”(黒ドツト)で
、小ウインドー領域には“1”がなく、その外側の領域
にだけ“1”があつた場合、つまり信号線460b,4
60cの出力がそれぞれ“0”,“1”の場合には、図
17のaに示すように注目画素の近くへ“1”(黒ドツ
ト)を散らす。従つて、ルツク・アツプ・テーブル51
0からは図18に示すように、LSB側から順に“00
0010001000”が出力され、OR回路520の
一方入力に入力される。
【0043】最後に、注目画素が“1”(黒ドツト)で
、小ウインドー領域に“1”があつた場合、つまり信号
線460b,460cが共に“1”の場合には、単純に
注目画素の隣に“1”(黒ドツト)を追加する。従つて
、ルツクアツプテーブル510からは図18に示すよう
にLSB側から順に“000000110000”が出
力され、OR回路520の一方入力に入力される。
【0044】このように、ルツク・アツプ・テーブル5
10から発生したパターンと、前回までのパターンが記
憶されたフリツプ・フロツプ530の結果を、OR回路
520にフイード・バツクしてOR回路520によつて
修正する。つまり、ルツク・アツプ・テーブルからの出
力LSBとフリツプ・フロツプ530からの出力の3ビ
ツト目とがOR回路に入力されてLSBとして出力され
る。また、ルツク・アツプ・テーブル510からの出力
の2ビツト目と、フリツプ・フロツプ530からの出力
の4ビツト目とがOR回路に入力されて、2ビツト目と
して出力される。
【0045】以下、同様に、ルツク・アツプ・テーブル
510からの出力の10ビツト目とフリツプ・フロツプ
530からの出力のMSBとがOR回路520に入力さ
れて、10ビツト目として出力される。次に、ルツク・
アツプ・テーブルの11ビツト目とMSBとは、直接O
R回路520から11ビツト目のMSBとして出力され
る。
【0046】以上の結果は、シフトレジスタ540に入
力され、順次LSB側から2ビツトずつ出力される。以
上説明したように本実施例によれば、2値化済画像の低
濃度域を検知し、低濃度域に存在するドツトをより高解
像度のドツトに分割して打つことにより、ページメモリ
を増大させることなく、粒状感が少ない高画質の再生画
像を得ることができる
【0047】
【第2実施例】以上の説明は、解像度の変化を主走査方
向に対して行なう例について説明したが、本発明は以上
の例に限定されるものではなく、解像度の変換を副走査
方向に対して行なつても同様の高画質の再生画像を得る
ことができる。このように解像度の変換を副走査方向に
対して行なう本発明に係る第2実施例を以下に説明する
【0048】第2実施例においても、2値化装置の概略
ブロツク構成図は、第1の実施例の図1と同様構成で足
りる。但し、2値データ監視部400と解像度変換回路
500が一部変更となる。以下に、第2の実施例での詳
細について、第1の実施例と異なる構成部分を主に図面
を参照しながら説明する。<2値データ監視部の説明(
図19〜図24)>図19に本実施例の2値データ監視
部400の具体的な構成例を示す。
【0049】図中、410は5ライン分の2値結果を記
憶できる5ビツトの入出力をするFIFOメモリ、42
0a〜420eはデータをラツチするフリツプ・フロツ
プ、430及び440はOR回路部である。メモリ41
0からは、順次クロツクに同期して2値化済データ(5
ビツト)が読出され、フリツプ・フロツプ420eに入
力される。そして、以後クロツクに同期してフリツプ・
フロツプ420d〜420aにデータが順次シフトされ
る。一方、信号線360上からの2値化回路で処理され
た結果としての“1”又は“0”の2値化データがフリ
ツプ・フロツプ420dの最上位に入力される。従つて
、フリツプ・フロツプ420d〜420aの出力は6ビ
ツトとなる。
【0050】フリツプ・フロツプ420aには、図22
、図23に示す(b1’,b3’,b4’,b5’,b
6’,b7’)の2値化結果が下位から順にラツチされ
ている。フリツプ・フロツプ420bには、同様に(b
2’,a1’,a2’,a3’,a4’,a5’)の6
ビツト、フリツプ・フロツプ420cには(b1 ,b
5 ,b6 ,b7 ,b8 ,b9 )の6ビツト、
フリツプ・フロツプ420dには(b2 ,a1 ,a
4,a7 ,a9 ,a13)の6ビツト、フリツプ・
フロツプ420eには(b3 ,a2 ,a5 ,a8
 ,a11)の5ビツトがラツチされ、メモリ410か
らは(b4 ,a3 ,a6 ,a9 ,a12)の5
ビツトが出力されている。
【0051】OR回路部430には、フリツプ・フロツ
プ420c〜420eからの各6・6・5ビツトと、メ
モリ410からの5ビツトが入力される。OR回路部4
40には、フリツプ・フロツプ420a〜420dから
の各6・6・6・6ビツトが入力される。図20は、図
19のOR回路部430の具体的な構成例を示す図であ
り、図20中、431及び432はOR回路である。
【0052】OR回路431には、フリツプ・フロツプ
420dからの信号421dのうちの5ビツト(a1 
,a4 ,a7 ,a10,a13)と、フリツプ・フ
ロツプ420eからの信号のうちの4ビツト(a2 ,
a5 ,a8 ,a11)、メモリ410からの信号4
20fのうちの4ビツト(a3 ,a6 ,a9 ,a
12)がそれぞれ入力される。そして、OR回路431
はこれら入力のうち、どれか1つでも“1”(黒ドツト
)があるかを検出している。
【0053】OR回路432には、フリツプ・フロツプ
420cからの信号421cの6ビツト(b1 ,b5
 ,b6 ,b7 ,b8 ,b9 )、フリツプ・フ
ロツプ420dからの信号421dの1ビツト(b2 
)、フリツプ・フロツプ420eからの信号421eの
1ビツト(b3 )、メモリ410からの信号421f
の1ビツト(b4 )がそれぞれ入力される。そして、
OR回路432はこれら入力のうち、どれか1つでも“
1”(黒ドツト)があるか検出している。
【0054】このように、本実施例の2値データ監視部
400は、大小2つのウインドー領域に“1”(黒ドツ
ト)があるかを検出し、信号線370a及び370b上
に出力する。図21は、図19のOR回路部440の具
体的な構成例を示す図であり、図中、441及び442
はOR回路である。
【0055】図21に示すb7 は、フリツプ・フロツ
プ420cからの信号421cのうちの1ビツトで、信
号線460aとして出力される。これは、解像度変換の
ための2値データ監視ウインドウの注目画素の2値結果
でもある。OR回路441には、フリツプ・フロツプ4
20bからの信号421bのうちの5ビツト(a1’,
a2’,a3’,a4’,a5’)、フリツプ・フロツ
プ420cからの信号421cのうちの4ビツト(b5
 ,b6 ,b8 ,b9 )、及びフリツプ・フロツ
プ420dからの信号421dのうち5ビツト(a1 
,a4 ,a7 ,a10,a13)が入力される。そ
して、OR回路441はこれら入力のうち、どれか1つ
でも“1”(黒ドツト)があるかを検出している。
【0056】OR回路442には、フリツプ・フロツプ
420aからの信号421aの6ビツト(b1’,b3
’,b4’,b5’,b6’,b7’)、フリツプ・フ
ロツプ420bからの信号420bのうちの1ビツト(
b2’)、フリツプ・フロツプ420cからの信号42
1cのうちの1ビツト(b1 )、フリツプ・フロツプ
420dからの信号421dのうちの1ビツト(b2 
)、及びOR回路441の出力信号460bが入力され
る。そしてOR回路442はこれら入力のうち、どれか
1つでも“1”(黒ドツト)があるかを検出している。
【0057】このように、注目画素の2値結果、大小2
つのウインドウ領域に“1”(黒ドツト)があるかどう
かを検出し、信号線460a〜460cに出力される。 図24は、図19のメモリ410及びフリツプ・フロツ
プ420a〜420eの詳細について説明する図である
。一連の処理が終了後、注目画素を1つシフトしてウイ
ンドウ内のデータを更新し、再び以上の処理を繰り返す
。この時、処理が終了後、フリツプ・フロツプ420a
の内容のうちの上位5ビツト(b3’,b4’,b5’
,b6’,b7’)は、次のラインの処理で使用するた
め、5ラインバツフアのメモリ410にフイードバツク
して記憶される。従つて、フリツプ・フロツプ420a
からの信号線420aのうちの上位5ビツト(b3’,
b4’,b5’,b6’,b7’)は、メモリ410に
記憶されている。
【0058】また、同時に2値化結果である信号線36
0がフリツプ・フロツプ420dのMSB側に入力され
てラツチする。このように、クロツクに同期してフリツ
プ・フロツプ内のデータは順次シフトされ、また処理終
了済のフリツプ・フロツプ内のデータは5ライン部のメ
モリに記憶される。
【0059】<解像度変換回路の説明(図25、図26
)>図26に本実施例の解像度変換回路500の具体的
な構成例を示す。図中、510はルツク・アツプ・テー
ブル、520はOR回路、530はデータをラツチする
フリツプ・フロツプ、550は11ライン分の2値結果
を記憶でき、11ビツトの入出力をするFIFOメモリ
である。ルツク・アツプ・テーブルの内容は、上述した
図18と同様の内容である。
【0060】図25のaは、小ウインドウ領域での黒ド
ツトをより解像度の高い小ドツトに分割する図を示し、
図25のbは大ウインドウ領域での黒ドツトをより解像
度の高い小ドツトに分割する図を示す。この図からもか
わるように、小ウインドウ領域では近くにドツトをちら
し、これに対し大ウインドウ領域では遠くへ散らしてい
る。
【0061】図26においては、2値データ監視部40
0からの信号線460aが“0”、つまり注目画素が白
の場合、他のウインドウ領域からの信号線460b・4
60cの値にかかわらず、副走査方向に“0”を2つ出
力する。従つて、図18に示すようにLUT510から
はLSB〜MSBの12ビツトの全てが“0”として出
力され、OR回路520の一方に入力される。
【0062】また、OR回路520の他方入力には、前
回までの結果が記憶されているメモリ550の出力11
ビツト全てがLSB側から順にフイード・バツクされ入
力されている。その結果、メモリ550よりの出力は、
フリツプ・フロツプ530に再度入力されて書き換えら
れる。一方、注目画素が“1”(黒ドツト)で、大ウイ
ンドウ領域にも“1”がなかつた場合、即ち、信号線4
00b,460cの出力が共に“0”の場合には、図2
5のbに示すように、注目画素の遠くへ“1”(黒ドツ
ト)を散らす。従つて、ルツク・アツプ・テーブル51
0からは、図18に示すようにLSBから順に“000
100000100”が出力され、OR回路520の一
方に入力される。
【0063】さらに、注目画素が“1”(黒ドツト)で
、小ウインドウ領域には“1”がなく、その外側の領域
にだけ“1”があつた場合、即ち、信号線460b,4
60cの出力がそれぞれ“0”,“1”の場合には、図
25のaに示すように注目画素の近くへ“1”(黒ドツ
ト)を散らす。従つて、ルツク・アツプ・テーブル51
0からは図18に示すようにLSB側から順に“000
010001000”が出力され、OR回路520の一
方に入力される。
【0064】最後に、注目画素が“1”で、小ウインド
ウ領域にも“1”があつた場合、つまり信号線460b
,460cが共に“1”であれば、単純に注目画素の隣
(副走査方向)に“1”(黒ドツト)を追加する。従つ
て、ルツク・アツプ・テーブル510からは図18に示
すようにLSB側から順に“000000110000
”が出力され、OR回路520の一方に入力される。
【0065】このように、ルツク・アツプ・テーブル5
10から発生したパターンをOR回路520の一方の入
力とし、前回までのパターンが記憶されたメモリ550
からフイード・バツクされた11ビツトをOR回路52
0の他方へLSB側から入力して、ビツトごとの論理和
をとり、その結果のビツトがフリツプ・フロツプ530
に入力される。
【0066】つまり、ルツク・アツプ・テーブル510
からの出力のLSBとメモリ550からの出力のLSB
とが、共にOR回路520に入力され、LSBとして出
力される。また、ルツク・アツプ・テーブル510から
の出力の2ビツト目とメモリ550からの出力の2ビツ
ト目とが、OR回路520に入力されて、2ビツト目と
して出力される。以下、同様に出力され、ルツク・アツ
プ・テーブル510からの出力の11ビツト目とメモリ
550からの出力のMSBとがOR回路520に入力さ
れ、11目ビツトとして出力される。そして、ルツク・
アツプ・テーブル510からの出力のMSBは、OR回
路520から直接そのままMSBとして出力される。
【0067】また、フリツプ・フロツプ530からの出
力のLSBは、メモリ550ではなく、信号線560上
に出力され、これが出力すべき信号となる。以上のよう
にして、副走査方向の解像度を2倍に変換して出力して
いる。
【0068】
【第3実施例】更に、解像度の変化を主走査方向に対し
斜めの方向にドツトを分割する本発明に係る第3の実施
例を以下に説明する。第3の実施例においても、2値化
装置のブロツク構成図は第1実施例と同様構成で足り、
図1で兼用される。但し、解像度変換回路500が変更
となり、小ドツトに分割するデータ図とルツク・アツプ
・テーブルの内容も変更となる。
【0069】以下、本発明に係る第3実施例の詳細につ
いて図面を参照しながら説明する。以下の説明は、上述
した第1及び第2の実施例と異なる構成について行なう
。<解像度変換回路の説明(図27〜図30)>図27
は図1に示す解像度変換回路500の、本実施例におけ
る具体的な構成例を示す図である。
【0070】図27中、510はルツク・アツプ・テー
ブル、520〜522はOR回路、530〜532はデ
ータをラツチするフリツプ・フロツプ、550及び55
1は1ライン分の2値結果を記憶でき、2ビツトの入出
力をするFIFOメモリ、540は並列データを直列デ
ータに変換するシフトレジスタである。図28のaは小
ウインドウ領域での黒ドツトをより解像度の高い小ドツ
トに分割する図を示し、図28のbは大ウインドウ領域
での黒ドツトをより解像度な高い小ドツトに分割する図
を示す。この図からもわかるように、第3実施例におい
ては、小ウインドウ領域では近くにドツトを散らし、こ
れに対し大ウインドウ領域では遠くへ散らしている。
【0071】図29は、図27のルツク・アツプ・テー
ブル510の内容を示す。信号線516a、516b,
516cからは1ライン目,2ライン目及び3ライン目
のパターンが発生される。図27に於いて、2値データ
監視部400からの信号線460aが“0”、即ち注目
画素が白の場合には、他のウインドウ領域からの信号線
460b及び460cにかかわらず、主走査方向に“0
”を2つ出力する。従つて、図29に示すように、LU
T510からは、1ライン目の信号線516a、注目画
素のある2ライン目の信号線516b、及び3ライン目
の信号線516cのLSB〜MSBの12ビツト全てに
“0”が出力され、OR回路520,521及び522
にそれぞれ入力される。
【0072】次に、OR回路520、フリツプ・フロツ
プ530、シフト・レジスタ540から構成される1ラ
イン目の処理について説明する。OR回路520には、
ルツク・アツプ・テーブル510からの信号線516a
の12ビツトと、前回までの処理結果が記憶されたフリ
ツプ・フロツプ530の12ビツト信号536aのうち
のMSB側から10ビツト、及び2ライン目以降の処理
結果が記憶されているメモリ550からの2ビツト信号
556aが入力される。
【0073】即ち、図30に示すように、信号線516
aのLSB、信号線536aの3ビツト目、及び信号線
556aのLSBとが、OR回路520のLSB側に入
力され、LSB側の処理として出力され、フリツプ・フ
ロツプ530のLSBに入力される。また、信号線51
6aの2ビツト目、信号線536aの4ビツト目、及び
信号線556aの2ビツト目とがOR回路520の2ビ
ツト目に入力され、2ビツト目の処理として出力され、
フリツプ・フロツプ530の2ビツト目に入力される。 さらに、信号線516aの3ビツト目及び信号線536
aの4ビツト目がOR回路520の3ビツト目に入力さ
れ、3ビツト目の処理として出力され、フリツプ・フロ
ツプ530の3ビツト目に入力される。
【0074】以下、同様にして、信号線516aの10
ビツト目、信号線536aのMSBがOR回路520の
10ビツト目に入力され、10ビツト目の処理として出
力され、フリツプ・フロツプ530の10ビツト目に入
力される。そして、信号線516aの11ビツト目、及
びMSBは、直接フリツプ・フロツプ530の11ビツ
ト目及びMSBに入力される。フリツプ・フロツプ53
0のLSB及び2ビツト目はシフトレジスタ540に入
力され、2ビツトシリアルとして出力される。
【0075】続いてOR回路521、フリツプ・フロツ
プ531、メモリ550から構成される注目画素のある
2ライン目の処理について説明する。2ライン目におい
ても前述の1ライン目の動作と同様であり、メモリ55
0からの信号556aの代わりにメモリ551からの信
号556bが入力される。従つて、信号線516bのL
SB及び2ビツト目と、フリツプ・フロツプ531から
の信号線536bの3ビツト目及び4ビツト目、及びメ
モリ551からの信号556bのLSB及び2ビツト目
とが、それぞれOR回路521のLSB及び2ビツト目
に入力され、その処理結果がフリツプ・フロツプ531
のLSB及び2ビツト目に入力される。また、信号線5
16bの3ビツト目〜10ビツト目、及びフリツプ・フ
ロツプ531の5ビツト目〜MSBがそれぞれOR回路
521の3ビツト目〜10ビツト目に入力され、その処
理結果がフリツプ・フロツプ531の3ビツト目〜10
ビツト目に入力される。さらに、信号線516bの11
ビツト目及びMSBは直接フリツプ・フロツプ531の
11ビツト目及びMSBに入力される。そして、フリツ
プ・フロツプ531りLSB及び2ビツト目はメモリ5
50のLSB及び2ビツト目に書き込まれる。
【0076】最後にOR回路522、フリツプ・フロツ
プ532、メモリ551から構成される3ライン目の処
理について説明する。3ライン目においても前述の動作
と同様であるが、3ライン目においては、1ライン目お
よび2ライン目と異なり、メモリからのフイード・バツ
クがなくなる。即ち、信号線516cのLSB〜10ビ
ツト目、及びフリツプ・フロツプ532からの信号53
6cの3ビツト目〜MSBが、それぞれOR回路522
のLSB〜10ビツト目に入力され、その処理結果がフ
リツプ・フロツプ532のLSB〜10ビツト目に入力
される。また、信号線516cの11ビツト目及びMS
Bは直接フリツプ・フロツプ532の11ビツト目及び
MSBに入力される。そして、フリツプ・フロツプ53
2のLSB及び2ビツト目はメモリ551のLSB及び
2ビツト目に書き込まれる。
【0077】以上の構成において、例えば、注目画素が
“1”(黒ドツト)で、大ウインドウ領域にも“1”が
なかつた場合、つまり信号線460b及び460cの出
力が共に“0”の場合においては、図28のbに示すよ
うに注目画素の遠くへ斜めに“1”(黒ドツト)を散ら
す。従つて、図29に示すように、ルツク・アツプ・テ
ーブル510からは、1ライン目のデータとして信号線
516aからはLSBから順に“0000000000
00”が出力され、2ライン目のデータとして信号線5
16bからはLSBから順に“00000000010
0”が出力され、3ライン目のデータとして信号線51
6cからはLSBから順に“000100000000
”が出力される。
【0078】これ以後は、前述と同様であり、信号線5
16a,516b及び516cの内容が変わつただけで
ある。さらに、注目画素が“1”(黒ドツト)で、小ウ
インドウ領域には“1”がなく、その外側のウインドウ
領域にだけ“1”があつた場合、つまり信号線460b
及び460cの出力がそれぞれ“0”及び“1”の場合
においては、図28のaに示すように注目画素の近くへ
斜めに“1”(黒ドツト)を散らす。
【0079】従つて、ルツク・アツプ・テーブル510
からは図29に示すように、1ライン目のデータとして
信号線516aからはLSBから順に“0000000
01000”が出力される。2ライン目のデータとして
信号線516bからはLSBから順に“0000000
00000”が出力される。3ライン目のデータとして
信号線516cからはLSBから順に“0000100
00000”が出力される。
【0080】これ以後は、前述と同様であり、信号線5
16a,516b及び516cの内容が変わつただけで
ある。最後に、注目画素が“1”で、小ウインドウ領域
にも“1”があつた場合、つまり、信号線460b及び
460cが共に“1”であれば、単純に注目画素の隣に
“1”(黒ドツト)を追加する。従つて、ルツク・アツ
プ・テーブル510からは図29に示すように、1ライ
ン目のデータとして信号線516aからはLSBから順
に“000000000000”が出力され、2ライン
目のデータとして信号線516bからはLSBから順に
“000000110000”が出力され、3ライン目
のデータとして信号線516cからはLSBから順に“
000000000000”が出力される。
【0081】これ以後は、前述と同様であり、信号線5
16a,516b及び516cの内容が変わつただけで
ある。以上のようにして、主走査方向に対して斜めの方
向にドツトを分割して解像度を2倍に変換して出力され
る。尚、以上説明した各実施例においては、画像データ
としてはモノクロを対象としたが、例えばY(イエロー
),M(マゼンタ),C(シアン),K(黒)からなる
カラー画像処理システムにおいても、Y,M,C,Kそ
れぞれのデータに対しても同様に各実施例を適用するこ
とができる。この場合においても上述の実施例と略同様
の作用効果が得られる。カラー画像処理システムにおい
ても、本発明の効果を損なうものではない。又本実施例
では2値化の方式として誤差拡散法を用いたが、これに
限るものではなく他の2値化方式でもよい。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、2
値化済画像の低濃度域を検知し、低濃度域に存在するド
ツトをより高解像度のドツトに分割して打つことにより
、ページメモリを増大させることなく、粒状感が少ない
高画質の再生画像を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の2値化装置のブロツク
構成図、
【図2】図1に示す2値化回路の詳細ブロツク構成図、
【図3】図1に示す誤差拡散部の詳細回路図、
【図4】
本発明に係る第1実施例の誤差拡散の拡散係数を示す図
【図5】図2に示す比較部の詳細回路図、
【図6】図2
に示す比較部の入出力特性を説明する図、
【図7】図2
に示すAND・OR回路の詳細を示す図、
【図8】図2
に示すAND・OR回路の真理値表を示す図、
【図9】図2に示す2値化部の詳細ブロツク構成図、

図10】図1に示す2値データ監視部の詳細ブロツク構
成図、
【図11】図10に示すOR回路部430の詳細回路図
【図12】図10に示すOR回路部440の詳細回路図
【図13】、
【図14】第1実施例における2値データ監視部のウイ
ンドウを説明する図、
【図15】図10に示すメモリ部とフリツプ・フロツプ
との接続図、
【図16】図2に示す解像度変換回路の詳細ブロツク構
成図、
【図17】第1実施例における拡散するデータの例を説
明するための図、
【図18】図16に示すLUTの表を示す図、
【図19
】本発明に係る第2実施例での図1に示す2値監視部の
詳細ブロツク構成図、
【図20】図19に示すOR回路部430の詳細回路図
【図21】図19に示すOR回路部440の詳細回路図
【図22】、
【図23】第2実施例における2値データ監視部のウイ
ンドウを説明する図、
【図24】図19に示すメモリ部とフリツプ・フロツプ
との接続図、
【図25】第2実施例における拡散するデータの例を説
明するための図、
【図26】第2実施例における図1に示す解像度変換回
路の詳細ブロツク構成図、
【図27】本発明に係る第3実施例における図1に示す
解像度変換回路の詳細ブロツク構成図、
【図28】第3
実施例における拡散するデータの例を説明するための図
【図29】図27に示すLUTの表を示す図、
【図30
】図27に示す解像度変換回路の動作を説明するための
図である。
【符号の説明】
1    コントローラのページメモリ2    入力
部 3    2値化回路部 4    2値データ監視部 5    解像度変換回路 6    出力部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2値化済画像データを矩形の監視領域を用
    いて孤立点である黒ドツトを検出する検出手段と、前記
    検出手段によつて検出された前記黒ドツトを複数の黒ド
    ツトに分割して画像データの解像度を向上させる解像度
    変換手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】2値化済画像データを大きさの異なる複数
    の監視領域を用いて孤立点である黒ドツトを孤立の度合
    いに応じて検出する検出手段と、前記検出手段によつて
    検出された前記黒ドツトを孤立の度合いに対応した前記
    複数の監視領域の大きさに応じて複数の黒ドツトに分割
    して画像データの解像度を向上させる解像度変換手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】多値画像データを入力して2値判定を行な
    い2値画像データに変換する2値化手段と、前記入力多
    値データの濃度に応じて領域の大きさが定まる第1の可
    変領域内における多値データの濃度に応じて前記2値手
    段の2値判定を制御する2値判定制御手段と、前記第1
    の可変領域に対応した大きさの第2の可変領域を用いて
    前記2値化手段での2値化画像データ中の孤立点である
    黒ドツトを検出する検出手段と、前記検出手段によつて
    検出された前記黒ドツトを前記第2の可変領域の大きさ
    に応じて複数の黒ドツトに分割して画像データの解像度
    を向上させる解像度変換手段とを備えることを特徴とす
    る画像処理装置。
JP3007815A 1991-01-25 1991-01-25 画像処理装置 Withdrawn JPH04240970A (ja)

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EP92300548A EP0496600B1 (en) 1991-01-25 1992-01-22 Image processing apparatus
DE69216256T DE69216256T2 (de) 1991-01-25 1992-01-22 Bildverarbeitungsgerät
US08/272,506 US5502495A (en) 1991-01-25 1994-07-07 Image processing capable of providing higher resolution in low-density regions

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