JPH04240365A - 冷媒回収充填装置 - Google Patents

冷媒回収充填装置

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Publication number
JPH04240365A
JPH04240365A JP602191A JP602191A JPH04240365A JP H04240365 A JPH04240365 A JP H04240365A JP 602191 A JP602191 A JP 602191A JP 602191 A JP602191 A JP 602191A JP H04240365 A JPH04240365 A JP H04240365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
tank
amount
refrigeration cycle
recovered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP602191A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Sakuma
勉 佐久間
Kiyoshi Kagawa
香川 澄
Katsuyoshi Kumazawa
熊澤 克義
Yasuhiro Arai
康弘 新井
Toshihiko Saito
斎藤 俊彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP602191A priority Critical patent/JPH04240365A/ja
Publication of JPH04240365A publication Critical patent/JPH04240365A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2345/00Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor
    • F25B2345/001Charging refrigerant to a cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2345/00Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor
    • F25B2345/002Collecting refrigerant from a cycle

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、既設の空調機等の冷
凍サイクル装置の冷媒の回収ならびに充填に用いられる
冷媒回収充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、空調機(冷凍サイクル装置)
を修理したり、移設したりするときは、大気中に冷凍サ
イクル回路内の冷媒を放出(捨てる)してから、所定の
修理作業、移設作業を行ない、その後、別途、規定量の
冷媒を冷媒給排ポ−ト部から冷凍サイクル回路に充填し
ている。
【0003】また冷媒の自然リ−クから冷媒量が減少し
て、空調機の能力が低下したときにも、不足した冷媒量
が不明なために、上記空調機の修理、移設作業のときと
同様、冷凍サイクル回路内の冷媒を大気に放出してから
、再度、規定量の冷媒を冷媒給排ポ−ト部から充填して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】冷凍サイクル装置の冷
媒にはフロンが広く使用されているが、このフロンは、
化学的安定性が非常に高く、大気中に放出されると成層
圏に達して、オゾン層を破壊すると指摘されている。そ
こで、フロンは紫外線の増加を招く、さらには地表の温
度が上昇する温室効果の原因物質となるといわれている
。このため、フロンの大気中の放出を抑制して、冷凍サ
イクル装置の修理、移設等の必要な作業が進められる技
術の要望が出ている。
【0005】そこで、近時、冷凍サイクル装置から冷媒
をタンクにそのまま回収させて測定し、不足分を補充し
た後、再び冷凍サイクル装置に戻すようにした装置が提
案されている。
【0006】ところで、この冷媒の回収には、タンク内
の圧力を低くして、冷凍サイクル装置との圧力差を大き
くし、このタンクと冷凍サイクル装置との圧力差を利用
して、冷凍サイクル装置の冷媒をタンクに回収させるこ
とが考えられている。これによると、タンクと冷凍サイ
クル装置との圧力差により冷媒をタンクに回収できるの
で、作業時間の短縮化が図れる。
【0007】しかし、冷媒回収の開始直後は、大きな圧
力差が作用するために瞬間に多量の冷媒移動が起こり、
この際に冷凍サイクル装置の回路に入っている潤滑油も
冷媒と共にタンク内に流入することがある。潤滑油がタ
ンク内に流入すると、その影響で回収冷媒の量が不明と
なって規定量の調整ができなくなってしまう。このため
、これが冷媒の再充填の実現を阻害する一つの原因とな
っており、この点の改善が望まれている。
【0008】この発明は、このような事情に着目してな
されたもので、その目的とするところは、既設の冷凍サ
イクル装置から、同装置内の潤滑油の流入を防ぎつつ冷
媒を圧力差を利用して回収し、この回収した冷媒を規定
量に調整して再び冷凍サイクル装置に戻すことができる
、冷媒を大気中に放出せず再充填が可能な冷媒回収充填
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、既設の冷凍サイクル装置の冷媒給排ポ−
ト部と着脱自在な接続部と、この接続部に流路を介して
それぞれ流入口および流出口が接続されたタンクと、こ
のタンク内を真空引きにより真空状態にする手段と、こ
の真空状態の圧力と前記冷凍サイクル装置の圧力との差
圧で、前記接続部を通して前記冷凍サイクル装置の冷媒
を前記タンク内に回収する手段と、前記接続部と前記タ
ンクの流入口とを連通する流路に設けられ同流路を流れ
る回収冷媒の流量を可変するための流量可変装置と、こ
の流量可変装置を挟んだ流路の上流部分および下流部分
にそれぞれ設けられ同部分の圧力を検知する第1および
第2センサ−と、これら第1センサ−と第2センサ−と
で検知した圧力の差を検出する手段と、前記冷媒回収時
、前記流量調整装置を、冷媒回収開始時から前記圧力差
が所定の小圧力差になるまでは流路抵抗を大きく設定し
、所定の小圧力差になると流路抵抗を小さく設定する回
収冷媒流量制御手段と、前記タンクを冷却して前記タン
ク内に回収した冷媒を液化させる手段と、前記タンク内
の液化した回収冷媒の量を測定する手段と、この測定の
結果、冷媒量が不足のとき冷媒を前記タンクに補充して
規定量に調整する手段と、この規定量に調整したタンク
内の液化冷媒を前記タンクの流出口から前記接続部を通
して前記冷凍サイクル装置へ戻す手段とを設けて、冷媒
回収装置を構成する。
【0010】
【作用】この発明の冷媒回収充填装置によると、例えば
既設の冷凍サイクル装置における自然リ−クによる能力
の低下を直すときは、その冷凍サイクル装置の冷媒給排
ポ−ト部に、例えば、まず、接続部を接続する。その後
、真空引きにより、タンク内を真空状態にする。
【0011】ついで、タンクの流入口と接続部とを連通
し、タンクを冷却する。すると、冷凍サイクル装置の冷
媒が、タンク内の圧力と既設の冷凍サイクル装置の飽和
蒸気圧との差圧によりタンク内へ流入していく。
【0012】この冷媒回収の際、流量可変装置は冷媒回
収開始時から流路抵抗増大側に制御される。この流量制
御で発生する抵抗により、冷媒回収開始直後から、タン
ク内には徐々に冷媒が流入することになる。つまり、瞬
間に、多量の冷媒が移動することはないので、冷凍サイ
クル装置からタンクへ流入しようとする潤滑油を防ぐこ
となる。
【0013】この冷媒回収の進行に伴い、タンクと冷凍
サイクル装置との圧力差が小さくなる。ついで、この圧
力差が、潤滑油がタンク内へ流入することがない所定の
小圧力差になると、流量可変装置が流路抵抗減小側に制
御され、冷凍サイクル装置に充填されている冷媒はほと
んどタンク内に流入する。ここで、タンクは冷却されて
いるために、タンク内の温度と圧力とは徐々に低下し、
回収した冷媒は凝縮により液化してタンク内に貯溜され
る。
【0014】そして、冷媒の回収量がほぼ限界に達した
ら、タンク内の液化した冷媒量を測定する。この測定結
果と規定冷媒量とを比べる。このとき、回収冷媒量は不
足した測定結果となる。そこで、タンクにその不足分の
冷媒を補充する。これにより、既設の冷凍サイクル装置
に充填されていた冷媒をそのまま活用して、必要な量に
再調整される。調整後、タンク内の回収冷媒をタンクの
流出口から前記接続部を通して、前記冷媒給排ポ−ト部
から既設の冷凍サイクル装置へ戻す。
【0015】したがって、従来、大気中に捨てられてい
た既設の冷凍サイクル装置の冷媒は、回収されて正確な
最適量に調整された後、再び既設の冷凍サイクル装置に
充填される。よって、冷媒(フロン)の大気中の放出を
防ぎながら、冷凍サイクル装置の修理、移設等の必要な
作業を進めることができる。
【0016】しかも、圧力差を用いた冷媒回収は、大き
な圧力差となる回収開始時から所定の圧力差となるまで
の冷媒の流入を流量可変装置により制御して、タンクと
冷凍サイクル装置との連通時の際、瞬時に多量の冷媒が
一度に移動しないようにしたから、冷媒回収の工程の際
、冷凍サイクル装置に入っている潤滑油が冷媒と共に回
収されずにすみ、常に適正な再充填処理を行うことがで
きる。そのうえ、瞬時に多量の冷媒が移動しない状態で
は、回収冷媒流路の流路抵抗が小さく設定されるので、
回収時間が不要に長くならずにすむ。
【0017】
【実施例】以下、この発明を図1ないし図4に示す第1
の実施例にもとづいて説明する。図1は冷媒回収充填装
置の概略構成を示し、1はタンクである。タンク1は、
例えば円筒体1aの開口端部と蓋体1bとをフランジ結
合してなる。このタンク1の周壁の上部には冷媒流入口
2が設けられ、底壁には冷媒流出口3が設けられている
【0018】冷媒流入口2には、流量可変回路4(流量
可変装置)を介装した冷媒回収用の流路5が接続されて
いる。また流路5の端部には、電磁二方弁で構成された
第2開閉弁6を介して接続ジョイント7(接続部に相当
)が接続されている。接続ジョイント7は、既設の冷凍
サイクル装置、例えば家庭用の空調機8(室内機8aと
室外機8bとを組合わせてなるもの)の室外機8bに予
め設けてあるサ−ビスポ−トと称される冷媒給排ポ−ト
部9と接続自在となっている。
【0019】流量可変装置4は、例えば電磁二方弁で構
成された第1開閉弁4aとキャピラリチュ−ブ4bとを
並列に接続した回路から構成されていて、第1開閉弁4
aを「開」にすることにより主に同弁4aを冷媒が流れ
、「閉」にすることにより管路抵抗の大きなキャピラリ
チュ−ブ4bから冷媒を流れるようにしてある。これに
より、タンク1内に流入する冷媒の流量抵抗を調整でき
るようにしてある。
【0020】またこの流量可変装置4を挟んだ流路5の
上流側および下流側の各流路部分には、それぞれ圧力検
知センサ10a,10b(第1センサ−,第2センサ−
)が設けられていて、流量可変装置4を境とするタンク
1側と空調機8側との圧力を検知できるようにしてある
【0021】冷媒流出口3には、電磁二方弁で構成され
た第3開閉弁11を介装した冷媒再充填用の流路12が
接続されている。この流路12の端部は上記第2開閉弁
6の接続ジョイント7とは反対側の流路部分に並列に接
続されている。
【0022】また上記流路5の中途部分には、電磁二方
弁で構成された第4開閉弁13を介して真空ポンプ14
が接続されている。さらに流路5の中途部分には、電磁
二方弁で構成された第5開閉弁15を介して冷媒充填ボ
ンベ16(冷媒が充填されているボンベ)が接続されて
いて、流路5からタンク1内へ冷媒を補充できる構造と
なっている。
【0023】一方、上記タンク1の内部中央には、蓋体
1bの中央から内部に突出する厚肉円筒状の中子17設
けられている。またこの中子17の中心の空間部には、
蓋体1bに支持された静電容量型の液面センサ18が上
下方向に沿って配置されている。
【0024】さらにタンク1の内部には、中子17の外
周部と円筒体1aの内周面との間に沿って、コイル状の
蒸発器19が配設されている。この蒸発器19には、タ
ンク外に設置した圧縮機20、凝縮器21、膨張弁22
(減圧装置)が順に接続され、タンク1を冷却する冷凍
サイクル23を構成している。また上記タンク1の外周
面には電気ヒ−タ24が設けられている。この電気ヒ−
タ24にて、タンク1を加熱することができるようにし
てある。
【0025】他方、25は制御部である。制御部25に
は、操作部26から入力される各種操作情報にしたがっ
て、冷媒回収充填装置の各機器を制御するコントロ−ラ
27が内蔵されている。
【0026】すなわち、コントロ−ラ27には各電磁弁
を駆動するための弁駆動回路28、各ポンプを駆動する
ためのポンプ駆動回路29、圧縮機20を駆動するため
のコンプ駆動回路30が内蔵されている。さらにコント
ロ−ラ27には、これら各回路を制御する制御回路36
が内蔵されている。操作部26には、例えば「真空引き
」、「冷媒回収」、「冷媒量調整」、「再充填」などの
工程別の操作ボタンが設定されている。またこの工程に
対応して、例えば制御回路36には上記工程別に各機器
を動作させるプログラムが設定されている。
【0027】例えば操作部26から、制御回路36へ「
真空引き」を入力すれば、図2のフロチャ−トで示され
るように第1開閉弁4、第3開閉弁11、第4開閉弁1
3を「開」、第2開閉弁6および第5開閉弁15を「閉
」にした後、真空ポンプ14を「ON」にするようにし
てある。これにより、タンク1を含む一連の流路系(回
収側,再充填側の双方)を真空状態とするようになって
いる。
【0028】また、この「真空引き」の工程が所定時間
経過した後、操作部26から制御回路36へ「冷媒回収
」を入力すれば、図2のフロ−チャ−トで示されるよう
に第1開閉弁4a、第3開閉弁11、第4開閉弁13を
「閉」、真空ポンプ14を「OFF」、圧縮機20を「
ON」にしてから、第2開閉弁6を「開」にするように
してある。つまり、真空状態の解除から空調機8の冷媒
をタンク1に回収するようにしている。と同時に、キャ
ピラリチュ−ブ4bに対する冷媒の流通により、真空状
態の解除が瞬時に行われても冷媒は徐々に流れるように
してある。これにて、瞬時に空調機8からタンク1内に
多量の冷媒が流入しないようにしている。また上記第1
開閉弁4aのその後の作動は、上記圧力検知センサ10
a,10bにて制御されるようになっている。
【0029】すなわち、コントロ−ラ27には圧力検知
センサ10a,10bとつながる差圧器31が内蔵され
ている。この差圧器31にて、第1開閉弁4を境とした
流路5の上流側と下流側との圧力差を検知するようにし
ている。また制御回路36は、この圧力差が例えば「0
」(あるいは0に近い値)になるまでは上記第1開閉弁
4の閉状態を維持し、「0」(あるいは0に近い値)に
なると第1開閉弁4を「開」にするように設定してある
。この第1開閉弁4aの動作により、瞬時に多量の冷媒
が移動することがなくなるとき(潤滑油の流入のおそれ
がなくなるとき)は、接続ジョイント7、第2開閉弁6
、第1開閉弁4bを通るル−トでタンク1内へ流入させ
るようにしている。
【0030】つまり、瞬時に多量の冷媒が移動する冷媒
回収開始時から潤滑油の移動のおそれがない状態になる
までは、空調機8から冷媒をタンク1内へ徐々に流入さ
せ、その後はタンク1との圧力差にまかせて冷媒をタン
ク1内へ流入させるようにしている。
【0031】またこの冷媒流入と共に行われる冷凍サイ
クル23の作動により、タンク1内の圧力を低下させる
とともに、タンク1内に流入する冷媒を液化させるよう
にしている。
【0032】そして、このタンク1内の回収冷媒の量が
上記液面センサ18から検知されるようになっている。 すなわち、上記制御部25には、液面センサ18から出
力されるタンク1内の液化冷媒の液面変位量を冷媒重量
に変換するための変換器32と、同変換器32に接続さ
れ冷媒重量を温度補正(温度によって冷媒の比重が異な
るため)するための補正回路33とが内蔵されている。 また補正回路33は、タンク1の底壁に設けた冷媒温度
検知用の温度センサ34が接続されていて、液化冷媒の
温度を補正回路33に入力できるようになっている。さ
らに補正回路33には例えば冷媒重量をデジタル表示す
る表示器35が接続されていて、温度補正した冷媒重量
を表示できるようになっている。これにより、タンク1
内の回収冷媒の量を測定できるようになっている。
【0033】この測定値と例えば空調機8の銘板やマニ
ュアル(図示しない)などに記載されている最適冷媒量
(規定量)とを比べることにより、回収した冷媒量がど
の位不足しているか否かが判ることになる。
【0034】また「冷媒量調整」は、例えば制御回路3
6を用いて、ボタン操作で第5開閉弁15を開動作させ
る設定でなされている。これにより、表示器35の表示
を見ながら、操作部26においてボタン操作すれば、冷
媒充填ボンベ16からタンク1内へ冷媒を補充できるよ
うにしてある。つまり、空調機8に合った最適冷媒量に
調整することができるようになっている。
【0035】また「再充填」は、冷媒量調整後に、操作
部26から制御回路36へ「再充填」入力することによ
り、図2のフロ−チャ−トで示すように圧縮機20を「
OFF」、電気ヒ−タ24を「ON」、第2開閉弁6を
「開」、第3開閉弁11を「開」にするように設定して
ある。これにより、タンク1内が加圧され、回収された
冷媒を、流路12、接続ジョイント7を通って冷媒給排
ポ−ト部9から空調機8の冷凍サイクル回路に再充填で
きるようにしている。つぎに、このように構成された冷
媒回収充填装置の作用について、図2に示すフロ−チャ
−トにもとづいて説明する。
【0036】例えば冷媒の自然リ−クにより低下した既
設の空調機8の冷房(暖房)能力を直すときは、まず、
例えば室外機8bに有る冷媒給排ポ−ト部9に、接続ジ
ョイント7を接続する。
【0037】ついで、操作部26の操作ボタンを操作し
て、「真空引き」を入力する。すると、第1開閉弁4a
,第3開閉弁11および第4開閉弁13が「開」、第2
開閉弁6および第5開閉弁15が「閉」に動作する。
【0038】その後、真空ポンプ14が運転していく。 これにより、流路5,タンク1および流路12で形成さ
れる閉ル−プ内が次第に真空になっていく。この真空引
きが例えば閉ル−プを真空にするに必要な時間、行われ
る。これにより、タンク1を含む一連の流路系(回収側
,再充填側)は真空状態となる。ついで、同状態が得ら
れたならば、操作部26から「冷媒回収」を入力する。 これにより、空調機8の冷凍サイクル回路に充填されて
いた冷媒は、飽和蒸気圧との圧力差によってタンク1内
に流入していく。
【0039】ここで、このときのタンク1と空調機8と
の圧力差は「10kg/cm2 」前後(実験による)
であり、この状態で第2開閉弁6を開けると瞬時に多量
の冷媒の移動が起こり、空調機8に入っていた潤滑油も
冷媒と共にタンク1に流入することがある。そこで、「
冷媒回収」の工程は、一度、第1開閉弁4aを閉じてか
ら、第2開閉弁6を開けて、冷媒を徐々に回収するよう
にしている。
【0040】すなわち、上記「冷媒回収」を入力すると
、第3開閉弁11と第4開閉弁13が「閉」、真空ポン
プ14の運転が停止する。続いて、圧縮機26が作動し
、冷却サイクルの運転により、タンク1を冷却していく
。その後、第2開閉弁6を「開」にする。
【0041】これにより、空調機8の冷凍サイクル回路
に充填されていた冷媒は、飽和蒸気圧との圧力差によっ
て、冷媒給排ポ−ト部9、接続ジョイント7、流路5、
キャピラリチュ−ブ4bを通り、冷媒流入口2から圧力
の低いタンク1内に流れ込んでいく。つまり、空調機8
の冷媒はキャピラリチュ−ブ4bを介して徐々にタンク
1内に回収される。
【0042】この冷媒の回収の進行に伴い、タンク1と
空調機8との圧力差は次第に小さくなっていく。そして
、冷媒の回収が進み、圧力検知センサ−10aと圧力検
知センサ−10bとで検知される圧力の差、すなわちタ
ンク1と空調機8との圧力差が略同じになると、制御回
路36は、潤滑油の流出の原因となる瞬時の多量の冷媒
の移動がないと判断して、第1開閉弁4aを「開」にす
る。
【0043】すると、その後、空調機8の冷凍サイクル
回路に充填されていた冷媒は、飽和蒸気圧とタンク1と
の圧力差によって、第1開閉弁4aおよびキャピラリチ
ュ−ブ4b(主に第1開閉弁4a)を経て、ほとんど圧
力の低いタンク1に流れ込んでいく。
【0044】このとき、冷凍サイクル運転によってタン
ク1は冷却されているために、タンク1内の温度と圧力
とは徐々に低下し、回収した冷媒は凝縮(液化)してタ
ンク1内に蓄積されていく(回収)。
【0045】例えば冷媒に「R−22」を使用した場合
、冷媒温度を「−30℃」まで低下させると、タンク1
内の圧力はその温度のときの飽和蒸気圧「約0.7kg
/cm2G」になるので、空調機8の冷凍サイクル回路
に充填されていた冷媒は当該冷凍サイクル回路内の圧力
が飽和蒸気圧となるまで回収される。
【0046】そして、冷媒の回収量が限界に達するに相
当する所定時間が経過すると、制御回路36の指令にて
、第1開閉弁4aおよび第2開閉弁6は「閉」に切換え
られ、「冷媒回収」の工程を終える。このようにしてタ
ンク1内に蓄積される回収冷媒の液位は、液面センサ1
8で検知される。
【0047】ここで、液位と冷媒重量とは図3に示され
るように所定の比例関係を有しているから、液位を冷媒
重量に変換する処理によって冷媒量が測定される。この
測定値、すなわち回収した冷媒量の重量が表示器35で
表示される。
【0048】空調機8は自然リ−クが発生しているのだ
から、表示は空調機8の最適冷媒量より少ない値を示す
。すなわち、通常、1馬力クラスの空調機8の最適冷媒
量は「900g」程度なので、回収した冷媒量が「50
0g」であるとすると、「400g」の冷媒が不足して
いたことになる。ここで、タンク1側、空調機8には未
回収のガス状冷媒がある。
【0049】具体的には、タンク1側における未回収の
ガス状冷媒は、タンク1の内容積から液冷媒量を差引い
た分が、これに相当する。すなわち、仮にこれを「0.
0014 m3 」とすれば、タンク1の内圧が「0.
7kg/cm2 G」のときの比容積は「0.133 
m3 /kg」だから、冷媒重量は「約10g」となる
【0050】また空調機8側は、全容積中、ガス状冷媒
が占める割合が、これに相当する。仮にこれを「約0.
0034 m3 」(1馬力クラス)とし、比容積を「
0.168 m3 /kg」(例えば夏季において、空
調機8内のガス状冷媒の温度が25℃の過熱蒸気の場合
)とした場合、冷媒重量は「約20g」となる。つまり
、上記条件によると、タンク1内に回収された液冷媒以
外の未回収となる冷媒重量は、「10g+20g=30
g」となる。
【0051】その後、操作部26でのボタン操作により
、第5開閉弁15を「開」にして、冷媒充填ボンベ16
から不足分、タンク1へ冷媒を補充する。すると、タン
ク1内の液面は補充されるにしたがって上昇していく。
【0052】ここで、中子17は予め「600g」以上
の領域で、単位冷媒量に対する液面変位量が増大する位
置に設けられていて、図3に示されるように液面が中子
17の下面に達する「600g」を境に、それ以上は「
25g/cm」、それ以下は「100g/cm」にして
ある。すなわち、表示器35は「600g」を越えた部
位から、高い精度で冷媒量が表示される。
【0053】この表示される冷媒量を確認しながら、必
要量だけ高い精度で冷媒を補充していく。このとき、未
回収の冷媒が在るので、これを考慮して、「900g」
からガス冷媒量の「30g」を差引いた最適冷媒量の「
870g」の値となるまで、冷媒を充填する。この充填
作業により、タンク1内の冷媒量は、規定量に再調整さ
れる(「冷媒量調整」の工程)。
【0054】そして、この冷媒量の調整を終えたら、操
作部26を操作して「再充填」を入力する。すると、第
5開閉弁15が「閉」、圧縮機20が停止(冷凍サイク
ル23の運転停)する。
【0055】続いて、制御回路36の指令により電気ヒ
−タ24に通電がなされる。これにより、タンク1は加
熱され、タンク1内の圧力が上昇していく。ついで、制
御回路36の指令により、所定時間経過後、第2開閉弁
6および第3開閉弁11は「開」に切換えられる。つま
り、第2開閉弁6と第3開閉弁11とは、タンク1内の
圧力を上昇させながら開く。
【0056】これにより、タンク1内の冷媒は、タンク
1内の圧力上昇に伴って、流路12,5(主に流路12
)を経て接続ジョイント7から冷媒給排ポ−ト部9を介
して空調機8の冷凍サイクル回路に充填される。これに
より、空調機8の冷房(暖房)能力は回復(冷媒補充)
する。
【0057】つまり、修理、移設等の際において、従来
、大気中に捨てられていた既設の空調機8の冷媒は、そ
のまま回収されて最適冷媒量に調整された後、再び空調
機8に戻ることになる。したがって、冷媒(フロン)の
大気中の放出を防ぎつつ、空調機8といった冷凍サイク
ル装置の修理、移設等の必要な作業を進めることができ
る。
【0058】しかも、圧力差を用いた冷媒回収にあたっ
て、大きな圧力差となる回収開始時から所定の圧力差と
なるまでの冷媒の流入を流量可変回路5により制御して
、タンク1と空調機8との連通時の際、瞬時に多量の冷
媒が一度に移動しないようにしたから、冷媒回収の工程
の際、空調機8に入っている潤滑油が冷媒と共に回収さ
れずにすむようになる。これにより、常に適正な再充填
処理を行うことができる。そのうえ、瞬時に多量の冷媒
が移動しない状態では、冷媒流路の流路抵抗が小さく設
定されるので、回収時間は不要に長くなることはない。 なお、冷媒を充填する際、空調機8を作動させれば、空
調機8の圧縮機(図示しない)で吸込む分、充填に費や
す時間が短くてすむ。
【0059】また、上記第1の実施例では、電磁弁とキ
ャピラリチュ−ブとを並列に接続した回路で構成される
流量可変装置を用いたが、これに限らず、他の弁と抵抗
体とを組合わせた回路でも、また開度が可変可能な流量
調整弁でもよい。
【0060】また上記第1の実施例では電気ヒ−タによ
る加熱でタンクを加圧して、タンク内の冷媒を空調機に
再充填するようにしたが、これに限らず、他の手段、例
えばポンプを用いてタンク内の冷媒を空調機に圧送して
もよい。
【0061】さらに上記第1の実施例では、円筒状の中
子17を用いたが、図4に示されるように円錐型の中子
17として、この中子17を体積の増大側を下方に配置
するようにしてもよい。このような中子17を採用する
と、回収冷媒が少ない程、液面変位量を大きくできるか
ら、冷媒量の測定誤差を少なくすることができる。
【0062】なお、この発明を上述の実施例では空調機
を例に挙げて説明したが、空調機に関わらず、冷蔵庫、
冷凍機等といった他の冷凍サイクル装置における冷媒の
回収,充填に使用してもよいことはいうまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
既設の冷凍サイクル装置の修理、移設等の際において、
大気中に捨てていた既設の冷凍サイクル装置の冷媒は、
タンクとの圧力差により回収されて規定量に調整された
後、再び既設の冷凍サイクル装置に戻すことができる。 したがって、冷媒の大気中の放出を防ぎながら、冷凍サ
イクル装置の修理、移設等の必要な作業を進めることが
できる。
【0064】しかも、冷媒回収のときは、大きな圧力差
となる回収開始時から所定の圧力差となるまでの冷媒の
流入を流量可変装置で制御して、タンクと冷凍サイクル
装置との連通時の際、瞬時に多量の冷媒が一度に移動し
ないようにしたから、冷媒回収の工程の際、冷凍サイク
ル装置に入っている潤滑油が冷媒と共に回収されずにす
み、常に適正な再充填処理を行うことができる。と同時
に、瞬時に多量の冷媒が移動しない状態では、冷媒回収
流路の抵抗を小さくするので、回収時間が不要に長くな
らずにすむ利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の冷媒回収充填装置の
構成を示す図。
【図2】空調機の冷媒を回収して規定量に調整した後、
空調機に再充填するまでの工程を順に示すフロ−チャ−
ト。
【図3】タンク内における液冷媒の液面変位と液冷媒の
重量との関係を示す線図。
【図4】この発明の第2の実施例の要部のタンクの構造
を示す断面図。
【符号の説明】
1…タンク、2…冷媒流入口、3…冷媒流出口、4…流
量可変回路(流量可変装置)、4a…第1開閉弁、4b
…キャピラリチュ−ブ、5…流路、6…第2開閉弁、7
…接続ジョイント(接続部)、8…空調機(既設の冷凍
サイクル装置)、9…冷媒給排ポ−ト部、10a,10
b…圧力検知センサ−、11…第3開閉弁、12…流路
、13…第4開閉弁、14…真空ポンプ、15…第5開
閉弁、16…冷媒充填ボンベ、18…液面センサ−、2
3…冷凍サイクル、24…電気ヒ−タ、25…制御部、
26…操作部、27…コントロ−ラ、31…差圧器、3
3…補正回路、34…温度センサ、35…表示器、36
…制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  既設の冷凍サイクル装置の冷媒給排ポ
    −ト部と着脱自在な接続部と、この接続部に流路を介し
    てそれぞれ流入口および流出口が接続されたタンクと、
    このタンク内を真空引きにより真空状態にする手段と、
    この真空状態の圧力と前記冷凍サイクル装置の圧力との
    差圧で、前記接続部を通して前記冷凍サイクル装置の冷
    媒を前記タンク内に回収する手段と、前記接続部と前記
    タンクの流入口とを連通する流路に設けられ同流路を流
    れる回収冷媒の流量を可変するための流量可変装置と、
    この流量可変装置を挟んだ流路の上流部分および下流部
    分にそれぞれ設けられ同部分の圧力を検知する第1およ
    び第2センサ−と、これら第1センサ−と第2センサ−
    とで検知した圧力の差を検出する手段と、前記冷媒回収
    時、前記流量調整装置を、冷媒回収開始時から前記圧力
    差が所定の小圧力差になるまでは流路抵抗を大きく設定
    し、所定の小圧力差になると流路抵抗を小さく設定する
    回収冷媒流量制御手段と、前記タンクを冷却して前記タ
    ンク内に回収した冷媒を液化させる手段と、前記タンク
    内の液化した回収冷媒の量を測定する手段と、この測定
    の結果、冷媒量が不足のとき冷媒を前記タンクに補充し
    て規定量に調整する手段と、この規定量に調整したタン
    ク内の液化冷媒を前記タンクの流出口から前記接続部を
    通して前記冷凍サイクル装置へ戻す手段とを具備したこ
    とを特徴とする冷媒回収充填装置。
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