JPH04238718A - エバポレータ表面乾燥機能を備えた空気調和装置 - Google Patents

エバポレータ表面乾燥機能を備えた空気調和装置

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JPH04238718A
JPH04238718A JP152991A JP152991A JPH04238718A JP H04238718 A JPH04238718 A JP H04238718A JP 152991 A JP152991 A JP 152991A JP 152991 A JP152991 A JP 152991A JP H04238718 A JPH04238718 A JP H04238718A
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JP
Japan
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air
duct
damper
flow path
evaporator
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Application number
JP152991A
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Inventor
Yasuyuki Suzuki
康之 鈴木
Kazuhiro Miyajima
和浩 宮島
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエバポレータ表面乾燥機
能を備えた空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両室内等の室内の冷房、暖房、除湿等
を行う空気調和装置は、図7に示すように構成されてい
る。すなわち、内部を空気が通過するダクト100の上
流側には外気取入口102と室内気取入口104とが設
けられており、ダンパ106は外気取入口102から取
り入れられた外気かまたは室内気取入口104から取り
入れられた室内の空気をダクト100内に案内する。ダ
クト100内に案内された空気は、ブロアモータ108
によってダクト100下流側へ送出され、クーラユニッ
トが作動している場合にはエバポレータ110によって
冷却または除湿されると共に、ヒータユニットが作動し
ている場合にはヒータコア112によって加熱されて、
吹き出し口114を介して室内へ供給される。また、ダ
クト100の途中に設けられたダンパ116はダクト1
00内を通過する空気のうち、ヒータコア112を通過
して加熱される空気の量を調節する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダクト
100内に配設されたエバポレータ110はダクト10
0内を通過する空気を冷却するため、ダクト100内を
通過する空気に含まれる水蒸気の一部が結露して表面に
付着し、菌、カビ等が発生し易い。また、臭いの成分、
例えば体臭、たばこの煙、車両の排気ガス等の成分がエ
バポレータ110表面に付着し、凝集し易い。これらは
空気調和装置により空気調和を行っている際に室内に悪
臭が漂う原因となっている。
【0004】また、上記問題に関連して実開昭56−7
0768号公報には、図8に示すようにヒータコア11
2下流側からバイパスパイプ118、グローブボックス
120を介してブロアモータ108の上流側へ空気を循
環させる技術が開示されている。これにより、グローブ
ボックス内の冷却時に空気調和装置の冷却効率を向上さ
せることができるが、新たにバイパスパイプ118を設
ける必要があるため、空気調和装置の占有スペースが大
きくなるという欠点があった。
【0005】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、室内の空気調和を行っているときに室内に悪臭等が
漂うことのないエバポレータ表面乾燥機能を備えた空気
調和装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るエバポレータ表面乾燥機能を備えた空気
調和装置は、内部を通過する空気を室内へ案内するダク
トと、前記ダクト内部の空気流路を空気の案内方向と直
交する方向に分割するように前記ダクトの途中に所定長
さに亘って設けられた分割部と、前記分割部を挟んでダ
クトの上流側及び下流側に配置されたダクト内を閉塞可
能な一対のダンパと、ダクト内の前記一対のダンパの間
に配設されダクト内の空気を前記分割されたダクトの一
方を介して下流側に送出するブロアモータと、ダクト内
の前記一対のダンパの間に配設されダクト内の空気を冷
却するエバポレータを備えたクーラユニットと、ダクト
内の一対のダンパの間に配設されダクト内の空気を加熱
するヒータコアを備えたヒータユニットと、前記一対の
ダンパによりダクトを閉塞させると共にブロアモータ及
びヒータユニットを作動させる制御手段と、を有してい
る。
【0007】
【作用】本発明では、ダクト内部の空気流路を空気の案
内方向と直交する方向に分割する分割部をダクトの途中
に所定長さに亘って設けている。分割部を挟んでダクト
の上流側及び下流側には一対のダンパが配置されており
、ダンパがダクト内部の空気流路を閉塞すると、前記分
割された一方の流路と他方の流路とを循環する空気の循
環路が形成される。一対のダンパの間にはエバポレータ
、ヒータコア及びブロアモータが配設されている。制御
手段は前記ダンパによってダクトを閉塞すると共にブロ
アモータ及びヒータユニットを作動させる。これにより
、ブロアモータはダクト内の空気を分割されたダクトの
一方を介して下流側に送出し、前記一対のダンパ間に閉
じ込められた空気は前記循環路内を循環されると共にヒ
ータコアにより加熱される。このため、エバポレータに
付着した水分が蒸発されてエバポレータ表面が乾燥し、
エバポレータ表面に発生した菌、カビ等が殺菌される。 従って、室内の空気調和を行っているときに菌、カビ等
の臭いが混じった空気が室内に供給され、該室内に悪臭
等が漂うことがない。
【0008】また、分割部によって空気流路を分割して
循環路を形成するため、新たにバイパスパイプを設けた
場合と比較して占有するスペースが小さくなる。また、
冷房、暖房、除湿等の室内の空気調和を行っているとき
にはダクトの前記分割された各々を空気が流れ、分割さ
れた部分を有効に利用することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1には本実施例に係る車両用空調装置1
0が示されている。車両用空調装置10は通風ダクト1
2を備えている。通風ダクト12の一端は2つに分岐さ
れている。分岐された一方の端部は外気導入口14とさ
れ車室外に開口している。また、他方の端部は室内気導
入口16とされ車室内に開口している。通風ダクト12
の分岐部近傍には内外気切替えダンパ18が取付けられ
ている。内外気切替えダンパ18は図1に実線で示す位
置と想像線で示す位置との間を回動可能とされている。 内外気切替えダンパ18が図1に実線で示す位置に位置
した状態では、通風ダクト12内には外気導入口14を
介して吸入された車室外の空気が導入される。また、内
外気切替えダンパ18が図1に想像線で示す位置に位置
した状態では、通風ダクト12内には室内気導入口16
を介して吸入された車室内の空気が導入される。なお、
通風ダクト12の他端は車室内に開口しており、内部を
通過する空気を車室内に案内する。
【0010】内外気切替えダンパ18はリンク20を介
してアクチュエータ22の図示しないモータの駆動軸に
連結されている。アクチュエータ22は図示しないモー
タを駆動することにより、内外気切替えダンパ18を前
記実線で示す位置または想像線で示す位置へ移動させ、
通風ダクト12内に外気または室内気を導入する。アク
チュエータ22は制御回路24に接続されており、制御
回路24によってモータの駆動が制御される。
【0011】通風ダクト12内の前記分岐部の下流側に
はダンパ26が取付けられている。ダンパ26は図1に
実線で示す第1の位置と想像線で示す第2位置との間を
回動可能とされている。ダンパ26が第1の位置に位置
した状態では、通風ダクト12内の空気流路が閉塞され
、ダンパ26配設部位を境として上流側の空気流路と下
流側の空気流路とが遮断される。また、ダンパ26が第
2の位置に位置した状態では通風ダクト12の空気流路
が開放され、通風ダクト12内を流れる空気がダンパ2
6配設部位を通過可能となる。ダンパ26はリンク28
を介してアクチュエータ30の図示しないモータの駆動
軸に連結されている。アクチュエータ30は図示しない
モータを駆動することにより、ダンパ26を前記第1の
位置または第2の位置へ移動させ、通風ダクト12内の
空気流路を閉塞または開放する。アクチュエータ30は
制御回路24に接続されており、制御回路24によって
モータの駆動が制御される。
【0012】通風ダクト12内のダンパ26の下流側に
は分割部32が形成されている。分割部32には通風ダ
クト12の中央に空気の通過方向に沿って複数の分割板
34、36、38が設けられている。分割板34は通風
ダクト12内部の空気流路を空気の案内方向と直交する
方向に流路40と流路42とに分割する。ダンパ26配
設部位を通過した空気は分割部32で流路40内へ流れ
込む空気と流路42内へ流れ込む空気とに分岐される。
【0013】流路42の上流側にはブロアモータ44が
設けられている。ブロアモータ44は通風ダクト12内
のブロアモータ44配設部位上流側の空気を流路42内
へ送り出す。ブロアモータ44は制御回路24に接続さ
れており、制御回路24によって作動が制御される。
【0014】分割部32内の分割板34と分割板36と
の間にはダンパ46が設けられている。ダンパ46は図
1に実線で示す第1の位置と想像線で示す第2の位置と
の間を回動可能とされている。ダンパ46が第1の位置
に位置した状態では、ダンパ46は分割板34、36と
面一とされ、流路40と流路42とを遮断する。また、
ダンパ46が第2の位置に位置した状態では、流路40
が閉塞されると共に、流路42とダンパ46配設部位下
流側の流路40とが連通される。従って、流路42内を
流れる空気は、流路40内へ流れ込む空気と流路42内
を流れる空気とに分岐される。ダンパ46はリンク48
を介してアクチュエータ50の図示しないモータの駆動
軸に連結されている。アクチュエータ50は図示しない
モータを駆動することにより、ダンパ46を第1の位置
または第2の位置へ移動させる。アクチュエータ50は
制御回路24に接続されており、制御回路24によって
モータの駆動が制御される。
【0015】ダンパ46配設部位下流側の分割板36と
分割板38との間には、流路40及び流路42に亘って
エバポレータ52が配設されている。エバポレータ52
には管路54の一端が接続されており、管路54の他端
にはコンプレッサ56、コンデンサ58、レシーバタン
ク60、エキスパンションバルブ62が順次接続されク
ーラユニットを構成している。また、エキスパンション
バルブ62とエバポレータ52とは管路64を介して接
続されており、冷媒の循環路が形成されている。前記コ
ンプレッサ56の駆動軸は電磁クラッチ66の一端側に
取付けられており、電磁クラッチ66の他端側には駆動
用プーリ68が取付けられている。駆動用プーリ68は
図示しないエンジンの駆動力が伝達されて回転する。電
磁クラッチ66は電圧が印加されていない状態で一端側
と他端側とを連結し、電圧が印加されると一端側と他端
側とを切離す。コンプレッサ58は、電磁クラッチ66
の一端側と他端側とが連結された状態で駆動用プーリ6
8、電磁クラッチ66を介してエンジンの駆動力が伝達
され、駆動される。電磁クラッチ66は制御回路24に
接続されており、制御回路24によって作動が制御され
る。
【0016】分割板38の下流側にはダンパ70が設け
られている。ダンパ70は図1に実線で示す第1の位置
と想像線で示す第2の位置との間を回動可能とされてい
る。ダンパ70が第1の位置に位置した状態ではダンパ
70は分割板38と面一とされ、流路40と流路42と
を遮断する。また、ダンパ70が第2の位置に位置した
状態では、流路40が閉塞されると共に、ダンパ70配
設部位上流側の流路40と流路42とが連通される。従
って、流路40内を流れる空気と流路42内を流れる空
気とが合流する。ダンパ70はリンク72を介してアク
チュエータ74の図示しないモータの駆動軸に連結され
ている。アクチュエータ74は図示しないモータを駆動
することにより、ダンパ70を前記第1の位置または第
2の位置へ移動させる。アクチュエータ74は制御回路
24に接続されており、制御回路24によってモータの
駆動が制御される。
【0017】ダンパ70配設部位下流側には流路42に
対応した位置にヒータコア76が配設されている。ヒー
タコア76には管路78の一端が接続されている。図示
しないエンジンのウォータジャケットを通過して加熱さ
れた冷却水は管路78を介してヒータコア76内に流入
し、この冷却水によってヒータコア76が発熱して流路
42を通過した空気が加熱される。ヒータコア76を通
過した冷却水は管路80を介してエンジンへ案内される
。このように、ヒータコア76、管路78、80はヒー
タユニットを構成している。また、管路78の途中には
電磁弁82が配設されている。電磁弁82は電圧の印加
及び印加停止に伴って管路78内の冷却水路を遮断、開
放する。電磁弁82は制御回路24に接続されており、
制御回路24によって作動が制御される。
【0018】ヒータコア76配設部位の下流側にはダン
パ84が取付けられている。ダンパ84は図1に実線で
示す第1の位置と想像線で示す第2の位置との間を回動
可能とされている。ダンパ84が第1の位置に位置した
状態では、通風ダクト12内の空気流路が閉塞され、ダ
ンパ84配設部位を境として上流側の空気流路と下流側
の空気流路とが遮断される。また、ダンパ84が第2の
位置に位置した状態では通風ダクト12の空気流路が開
放され、通風ダクト12内を流れる空気がダンパ84配
設部位を通過可能となる。ダンパ84はリンク86を介
してアクチュエータ88の図示しないモータの駆動軸に
連結されている。アクチュエータ88は図示しないモー
タを駆動することにより、ダンパ84を前記第1の位置
または第2の位置へ移動させ、通風ダクト12内の空気
流路を閉塞または開放する。アクチュエータ88は制御
回路24に接続されており、制御回路24によってモー
タの駆動が制御される。
【0019】制御回路24には操作パネル90が接続さ
れている。操作パネル90には車室内の空調モード、通
風ダクト12内へ外気を導入するか室内気を導入するか
等を指定するための図示しない多数のスイッチが設けら
れている。本実施例では空調モードとして冷房、暖房、
除湿、自然換気及び殺菌の各モードが設定されており、
殺菌モード以外の各モードは操作パネル90が操作され
ることによって指定される。操作パネル90が操作され
ると、制御回路24は指定された空調モードに応じて各
ダンパの位置及びブロアモータ44、エバポレータ52
及びヒータコア76の作動を制御する。
【0020】次に図2のフローチャートを参照して本実
施例の作用を説明する。ステップ200では操作パネル
90を介して空調モードが指定されたか否か判定する。 ステップ200の判定が否定された場合はステップ20
1へ移行する。ステップ201では後述する殺菌モード
の実行を前回行ってから所定時間経過したか否か判定す
る。ステップ201の判定が否定された場合にはステッ
プ200へ戻り、ステップ200またはステップ201
の判定が肯定されるまで、ステップ200及びステップ
201を繰り返す。ステップ201の判定が肯定される
とステップ202へ移行する。後述する冷房、除湿では
エバポレータ52を作動させて通風ダクト12内の空気
の冷却、除湿を行って室内に供給するが、これに伴いエ
バポレータ52表面に水分が付着し、菌、カビが発生す
る。ステップ202乃至ステップ210ではエバポレー
タ52の表面に発生した菌、カビ等を殺菌する殺菌モー
ドを実行する。
【0021】すなわち図3に示すように、ステップ20
2ではアクチュエータ30、88を駆動してダンパ26
、84を第1の位置へ移動させる。これにより、通風ダ
クト12内に分割部32を含む閉空間が形成される。 ステップ204ではアクチュエータ50、74を駆動し
てダンパ46、70を第1の位置へ移動させる。これに
より、流路40と流路42とが遮断され、流路40、4
2を順に通過する空気の循環路が形成される。ステップ
206では電磁弁82を冷却水が通過するように駆動す
る。これにより、ヒータコア76内部にエンジンのウォ
ータジャケットを通過して加熱された冷却水が供給され
、ヒータコア76が発熱して通風ダクト12内の空気が
加熱される。
【0022】ステップ208では、電磁クラッチ66の
一端側と他端側とが切り離されるように電磁クラッチ6
6を駆動する。これにより、エバポレータ52による通
風ダクト12内の空気の冷却が停止される。次のステッ
プ210ではブロアモータ44を作動させる。これによ
り、前記循環路内を図3に矢印で示すように空気が循環
し、ヒータコア76によって加熱された空気がエバポレ
ータ52へ供給される。従ってエバポレータ52表面が
乾燥されエバポレータ52表面に発生した菌、カビ等が
殺菌される。従って、車室内の空気調和を行っていると
きに室内に前記菌、カビ等による異臭等が漂うことはな
い。上記のような殺菌モードを所定時間実行した後はス
テップ200へ戻る。
【0023】空調モードが指定されるとステップ200
の判定が肯定され、ステップ212へ移行して指定され
た空調モードに応じて車室内の空気調和を行う。すなわ
ち、空調モードとして冷房が指定された場合、図4に示
すように制御回路24はダンパ26及びダンパ84を第
2位置へ移動させ、ダンパ46を第2位置へ移動させ、
ダンパ70を第1位置へ移動させる。また、ブロアモー
タ44を作動させると共に、電磁クラッチ66の一端側
と他端側とが連結されるように電磁クラッチ66を作動
させ、コンプレッサ56を駆動させてエバポレータ52
による空気の冷却を行う。なお、ダンパ18については
指定された導入空気のモードに応じて第1の位置または
第2の位置へ移動させ、電磁弁82については冷却水を
遮断するように駆動し、ヒータコア76による空気の加
熱は行わない。これにより、通風ダクト12内に導入さ
れた空気はブロアモータ44によって流路42内へ送り
出され、ダンパ46配設部位で流路40内へ流れ込む空
気と流路42内を流れる空気とに分割される。流路40
及び流路42内を流れる空気はエバポレータ52によっ
て冷却され、ダンパ84配設部位を介して車室内へ案内
される。これにより車室内の冷房が行われる。
【0024】また、空調モードとして暖房が指定された
場合、図5に示すように制御回路24はダンパ26及び
ダンパ84を第2位置へ移動させ、ダンパ46及びダン
パ70を第2位置へ移動させる。また、ブロアモータ4
4を作動させると共に、電磁弁82を冷却水が通過する
ように駆動する。従って、ヒータコア76は内部を冷却
水が流れて発熱し、通風ダクト12内の空気を加熱する
。なお、ダンパ18については前記と同様に指定された
導入空気のモードに応じて第1の位置または第2の位置
へ移動させ、電磁クラッチ66については一端側と他端
側とが切り離されるように電磁クラッチ66を作動させ
る。これにより、通風ダクト12内に導入された空気は
ブロアモータ44によって流路42内へ送り出され、ダ
ンパ46配設部位で流路40内へ流れ込む空気と流路4
2内を流れる空気とに分割される。流路40及び流路4
2内を流れる空気はダンパ70の配設部位で再び合流し
てヒータコア76によって加熱される。加熱された空気
はダンパ84配設部位を介して車室内へ案内され、車室
内の暖房が行われる。
【0025】また、空調モードとして除湿が指定された
場合、制御回路24は各ダンパを図5に示す暖房時の位
置と同様の位置へ移動させると共に、電磁クラッチ66
の一端側と他端側とが連結されるように電磁クラッチ6
6を作動させる。流路40及び流路42内を流れる空気
がエバポレータ52を通過するときに冷却されて水分が
除去される。冷却された空気はヒータコア76を通過す
るときに車室内の温度とほぼ等しい温度まで加熱された
後に車室内へ供給される。
【0026】さらに、空調モードとして自然換気が指定
された場合、図6に示すように制御回路24はダンパ2
6及びダンパ84を第2位置へ移動させ、ダンパ46及
びダンパ70を第1位置へ移動させる。なお、ブロアモ
ータ44については作動を停止させ、電磁弁82につい
ては冷却水を遮断するように駆動し、電磁クラッチ66
については一端側と他端側とが切り離されるように電磁
クラッチ66を作動させる。これにより、通風ダクト1
2内に導入された空気は流路40及び流路42を通過し
て車室内へ案内され、車室内の換気が行われる。なお、
自然換気時にはブロアモータ44を作動させていないが
、通風ダクト12内に導入された空気は主にブロアモー
タ44が配設されていない流路40内を流れるため、作
動を停止しているブロアモータ44が空気の流れの抵抗
となることはない。このように、分割部32の2つの流
路40、42は、通常の空調モードにおいても有効に利
用される。なお、空調モードの指定が解除されるとステ
ップ200へ戻る。
【0027】上記各空調モードにおける各ダンパの位置
及びブロアモータ44、エバポレータ52及びヒータコ
ア76のオンオフをまとめ、表1に示す。なお、表1に
おいて各ダンパの識別は符号により行い、位置の項目の
「1」及び「2」はダンパの位置が「第1の位置」及び
「第2の位置」であることを表す。
【0028】
【表1】
【0029】このように、本実施例では通風ダクト12
内部の空気流路を空気の案内方向と直交する方向に分割
する分割部32を設け、車室内の空気調和を行っていな
いときには分割部32を挟んで設けられた一対のダンパ
26、84によって通風ダクト12内部の空気流路を閉
塞すると共に、ブロアモータ44及びヒータコア76を
作動させるようにしたので、エバポレータ表面に発生し
た菌、カビ等を殺菌することができ、室内の空気調和を
行っているときに菌、カビ等の臭いが混じった空気が室
内に供給され、該室内に悪臭等が漂うことがない。
【0030】また、分割部32によって通風ダクト12
内の空気流路を分割して循環路を形成するため、新たに
バイパスパイプを設けた場合と比較して占有するスペー
スが小さくなる。また、冷房、暖房、除湿等の車室内の
空気調和を行っているときには分割された流路40、4
2の各々を空気が流れるので、分割された部分を有効に
利用することができる。
【0031】なお、本実施例では所定時間の間、殺菌モ
ードを実行させるようにしていたが、殺菌モードの実行
は車室内の空調を行っていないときであればよく、例え
ば冷房、除湿が行われエバポレータ52が使用された直
後に実行するようにしてもよい。また、操作パネル90
によって殺菌モードを指定できるように構成し、指定さ
れたときに殺菌モードを実行するようにしてもよい。
【0032】また、本実施例では本発明を車両室内の空
気調和を行う車両用空調装置に適用した例を説明したが
、本発明はこれに限定されるものではなく、様々な空間
の空気調和に用いることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るエバポ
レータ表面乾燥機能を備えた空気調和装置は、ダクト内
部の空気流路を空気の案内方向と直交する方向に分割す
る分割部をダクトの途中に所定長さに亘って設け、分割
部を挟んでダクトの上流側及び下流側に配置された一対
のダンパによって空気流路を閉塞すると共にブロアモー
タ及びヒータユニットを作動させるようにしたので、エ
バポレータの表面が乾燥され室内の空気調和を行ってい
るときに室内に悪臭等が漂うことがない、という優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る車両用空調装置の構成を示す概
略構成図である。
【図2】本実施例の作用を説明するフローチャートであ
る。
【図3】殺菌モードにおける各ダンパの配置等を示す配
置図である。
【図4】冷房モードにおける各ダンパの配置等を示す配
置図である。
【図5】暖房モード及び除湿モードにおける各ダンパの
配置等を示す配置図である。
【図6】自然換気モードにおける各ダンパの配置等を示
す配置図である。
【図7】従来の空調装置の一例を説明する説明図である
【図8】従来の空調装置の一例を説明する説明図である
【符号の説明】
10    車両用空調装置 12    通風ダクト 24    制御回路 26    ダンパ 32    分割部 44    ブロアモータ 52    エバポレータ 76    ヒータコア 84    ダンパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内部を通過する空気を室内へ案内する
    ダクトと、前記ダクト内部の空気流路を空気の案内方向
    と直交する方向に分割するように前記ダクトの途中に所
    定長さに亘って設けられた分割部と、前記分割部を挟ん
    でダクトの上流側及び下流側に配置されたダクト内を閉
    塞可能な一対のダンパと、ダクト内の前記一対のダンパ
    の間に配設されダクト内の空気を前記分割されたダクト
    の一方を介して下流側に送出するブロアモータと、ダク
    ト内の前記一対のダンパの間に配設されダクト内の空気
    を冷却するエバポレータを備えたクーラユニットと、ダ
    クト内の一対のダンパの間に配設されダクト内の空気を
    加熱するヒータコアを備えたヒータユニットと、前記一
    対のダンパによりダクトを閉塞させると共にブロアモー
    タ及びヒータユニットを作動させる制御手段と、を有す
    るエバポレータ表面乾燥機能を備えた空気調和装置。
JP152991A 1991-01-10 1991-01-10 エバポレータ表面乾燥機能を備えた空気調和装置 Pending JPH04238718A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2780144A1 (fr) * 1998-06-23 1999-12-24 Valeo Climatisation Procede de sechage d'un evaporateur et installation de chauffage-climatisation mettant en oeuvre ce procede
JP2009255662A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Denso Corp 車両用空調装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2780144A1 (fr) * 1998-06-23 1999-12-24 Valeo Climatisation Procede de sechage d'un evaporateur et installation de chauffage-climatisation mettant en oeuvre ce procede
JP2009255662A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Denso Corp 車両用空調装置

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