JPH04238599A - 集合住宅管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、管理人室機および複
数の住戸機からなる集合住宅管理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】管理人室および複数の住戸を有する集合
住宅では、管理人室に管理人室機、各住戸に住戸機をそ
れぞれ設け、管理人室機でセットされる種々のデータを
各住戸機に送り、各住戸機では管理人室機から送られる
データを取り込んで出力し、住人に報知するものがある
。この管理人室機および複数の住戸機からなる装置を集
合住宅管理装置と称している。

【０００３】また、管理人室機から各住戸機に送るデー
タとしては、管理人から住人へのサービスを合成音声等
により伝えるサービス放送データ、火災や地震の発生を
合成音声や警報音により伝える緊急放送データ、管理人
の音声入力によるメッセージデータ、管理人から住人へ
のお知らせを文字や画像で伝える映像データなどがある
。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の集合
住宅管理装置において、電源がオフしていた住戸機が電
源を投入した時点では、管理人室機から発せらたデータ
を住戸機で取り込むことができない。このため、他の住
戸ではサービスを受けているのに、電源投入した住戸で
はサービスを受けられず、住戸に確実にデータを送るこ
とができない場合があった。

【０００５】この発明は上記の事情を考慮したもので、
その目的とするところは、管理人室機から全ての住戸機
に対し確実にデータを送ることができる信頼性にすぐれ
た集合住宅管理装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明は、管理人室と
複数の住戸を有する集合住宅において、管理人室に設け
られる管理人室機と、各住戸に設けられる住戸機と、管
理人室機に設けられ各住戸機に送るデータをセットする
ためのデータセット部と、管理人室機に設けられデータ
セット部でセットされるデータを各住戸機に送る手段と
、各住戸機に設けられ管理人室機から送られるデータを
取り込んで出力する手段と、各住戸機に設けられ電源投
入時にその旨の指令を管理人室機に送る手段と、管理人
室機に設けられ各住戸機から電源投入の指令を受けたと
きその指令を出した住戸機に対し既に送ったデータを再
送する手段とを備える。

【０００７】

【作用】管理人室機のデータセット部でデータがセット
されると、そのデータが各住戸機に送られる。各住戸機
では、管理人室機から送られるデータを取り込んで出力
する。また、住戸機の電源がオフの場合は、その住戸機
の電源が投入されたとき、同住戸機に対し既に送られた
データが再び送られる。

【０００８】

【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。

【０００９】図１において、集合住宅の管理人室に設け
られる管理人室機１は、マイクロコンピュータおよびそ
の周辺回路からなるコントローラ２を備え、そのコント
ローラ２にサービス放送データセット部３、緊急放送デ
ータセット部４、メッセージデータセット部５、映像デ
ータセット部６、伝送回路７、放送回路８、通話回路９
、映像出力回路１０を接続している。

【００１０】上記サービス放送データセット部３は、管
理人から住人へのサービスをたとえば合成音声により伝
えるための種々のサービス放送データと、そのサービス
放送データを送りたい先の住戸機のコード（たとえば部
屋番号）をセットするためのものである。

【００１１】緊急放送データセット部４は、火災や地震
の発生をたとえば合成音声や警報音により伝えるための
緊急放送データと、その緊急放送データを送りたい先の
住戸機のコードをセットするためのものである。

【００１２】メッセージデータセット部５は、管理人の
音声入力をそのまま住人への伝言として伝えるためのメ
ッセージデータと、そのメッセージデータを送りたい先
の住戸機のコードをセットするためのものである。

【００１３】映像データセット部６は、管理人から住人
へのお知らせを文字や画像で伝えるための映像データと
、その映像データを送りたい先の住戸機のコードをセッ
トするためのものである。伝送回路７は、コントローラ
２から入力される住戸機のコードおよび各種指令を各住
戸機２０のコントローラ２１に送るためのものである。 放送回路８は、コントローラ２から入力されるサービス
放送データや緊急放送データを各住戸機２０の放送回路
２４に送るためのものである。

【００１４】通話回路９は、コントローラ２から入力さ
れるメッセージデータを各住戸機２０の通話回路２５に
送ったり、反対に各住戸機２０の通話回路２５から送ら
れてくるメッセージデータを取り込んでコントローラ２
に伝えるものである。映像出力回路１０は、コントロー
ラ２から入力される映像データを各住戸機２０の映像出
力回路２６に送るためのものである。そして、コントロ
ーラ２は、次の（１）から（５）の機能手段を備える。

【００１５】（１）サービス放送データセット部３でサ
ービス放送データおよび住戸機のコードがセットされた
とき、そのコードとサービス放送開始の指令を伝送回路
７に入力し、かつサービス放送データを放送回路８に入
力する手段。

【００１６】（２）緊急放送データセット部４で緊急放
送データおよび住戸機のコードがセットされたとき、そ
のコードと緊急放送開始の指令を伝送回路７に入力し、
かつ緊急データを放送回路８に入力する手段。

【００１７】（３）メッセージデータセット部５の通話
スイッチがオンされ、且つ住戸機のコードがセットされ
たとき、そのコードとメッセージ通話開始の指令を伝送
回路７に入力し、かつ音声入力によるメッセージデータ
を通話回路９に入力するとともに、外部から通話回路９
に送られるメッセージデータをメッセージデータセット
部５に伝えて音声出力させる手段。

【００１８】（４）映像データセット部６で映像データ
および住戸機のコードがセットされたとき、そのコード
と映像出力開始の指令を伝送回路７に入力し、かつ映像
データを映像出力回路１０に入力する手段。

【００１９】（５）各住戸機２０から初期化完了指令（
電源投入の指令に相当する）を受けたとき、その指令を
出した住戸機が既にデータを送った転送対象住戸機であ
るかどうか確認し、転送対象住戸機である場合のみ、そ
の住戸機に対し同じデータを再送する手段。

【００２０】すなわち、コントローラ２、伝送回路７、
放送回路８、通話回路９、および映像出力回路１０によ
り、データセット部３，４，５，６でセットされるデー
タを各住戸機２０に送る手段が構成されている。一方、
上記イニシャル回路２２は、該当する住戸機の電源が投
入されたとき、イニシャル信号をコントローラ２１に供
給するものである。伝送回路２３は、コントローラ２１
から初期化完了指令が入力されたとき、その初期化完了
指令を管理人室機１に送るものである。

【００２１】放送回路２４は、コントローラ２１から動
作指令を受けたとき動作し、管理人室機１の放送回路８
から送られるサービス放送データまたは緊急放送データ
をスピーカ２７に伝えるものである。

【００２２】通話回路２５は、コントローラ２１から動
作指令を受けたとき動作し、管理人室機１の通話回路９
から送られるメッセージデータをハンドセット２８に伝
えるものである。

【００２３】映像出力回路２６は、コントローラ２１か
ら動作指令を受けたとき動作し、管理人室機１の映像出
力回路１０から送られる映像データをテレビジョン２９
に伝えるものである。そして、コントローラ２１は、次
の（１）から（４）の機能手段を備える。

【００２４】（１）イニシャル回路２２からイニシャル
信号を受けたとき、内部のマイクロコンピュータを初期
化するとともに、初期化完了指令を電源投入指令として
伝送回路２３に供給する手段。

【００２５】（２）管理人室機１の伝送回路７から当該
住戸機のコードとサービス放送開始指令を受けたとき、
また当該住戸機のコードと緊急放送開始指令を受けたと
き、それぞれ放送回路２４に動作指令を与える手段。 （３）管理人室機１の伝送回路７から当該住戸機のコー
ドと通話開始指令を受けたとき、通話回路２５に動作指
令を与える手段。 （４）管理人室機１の伝送回路７から当該住戸機のコー
ドと映像出力開始指令を受けたとき、映像出力回路２６
に動作指令を与える手段。

【００２６】すなわち、コントローラ２１、放送回路２
４、通話回路２５、映像出力回路２６により、管理人室
機１から送られるデータを取り込んで出力する手段が構
成されている。つぎに、上記の構成において図２のフロ
ーチャートを参照しながら作用を説明する。なお、図２
は管理人室機１の作用を示している。

【００２７】ステップＳ１で、管理人室機１において、
サービス放送データセット部３で所望のサービス放送デ
ータがセットされ、さらにそのサービス放送データを送
りたい先の住戸機のコードがセットされたかどうか判別
する。

【００２８】サービス放送データがセットされると、ス
テップＳ２に進み、セットされたコードとサービス放送
開始の指令がコントローラ２から伝送回路７に入力され
、ステップＳ３に進み、かつサービス放送データがコン
トローラ２から放送回路８に入力される。

【００２９】こうして、住戸機のコードおよびサービス
放送開始の指令が伝送回路７から各住戸機２０のコント
ローラ２１に送られるとともに、サービス放送データが
放送回路８から各住戸機２０の放送回路２４に送られる
。

【００３０】このとき、各住戸機２０のコントローラ２
１は、管理人室機１から送られてきたコードが自身の住
戸機のコードと一致するかどうか確認し、一致した場合
はサービス放送開始指令に応答して放送回路２４を動作
させる。放送回路２４が動作すると、管理人室機１から
送られてきたサービス放送データが増幅等の信号処理を
施され、スピーカ２７から音声出力される。

【００３１】ステップＳ１でサービス放送データがセッ
トされない場合はステップＳ４に進み、緊急放送データ
セット部４で所望の緊急放送データがセットされ、さら
にその緊急放送データを送りたい先の住戸機のコードが
セットされたかどうか判別する。

【００３２】緊急放送データがセットされるとステップ
Ｓ５に進み、セットされたコードと緊急放送開始の指令
がコントローラ２から伝送回路７に入力され、ステップ
Ｓ６に進み、かつ緊急放送データがコントローラ２から
放送回路８に入力される。

【００３３】こうして、住戸機のコードおよび緊急放送
開始の指令が伝送回路７から各住戸機２０のコントロー
ラ２１に送られるとともに、緊急放送データが放送回路
８から各住戸機２０の放送回路２４に送られる。

【００３４】各住戸機２０のコントローラ２１は、管理
人室機１から送られてきたコードが自身の住戸機のコー
ドと一致するかどうか確認し、一致した場合は緊急放送
開始指令に応答して放送回路２４を動作させる。放送回
路２４が動作すると、管理人室機１から送られてきた緊
急放送データが増幅等の信号処理を施され、スピーカ２
７から音声出力される。

【００３５】ステップＳ４で緊急放送データがセットさ
れない場合は、ステップＳ７に進み、メッセージデータ
セット部５の通話スイッチがオンされ、さらにメッセー
ジを送りたい先の住戸機のコードがセットされたかどう
か判別する。通話スイッチがオンされる、メッセージデ
ータセット部５の通話部に任意のメッセージが音声入力
されると、メッセージデータがセットされたと判別され
、ステップＳ９に進み、セットされたコードとメッセー
ジ通話開始の指令がコントローラ２から伝送回路７に入
力され、かつメッセージデータがコントローラ２から通
話回路９に入力される。

【００３６】こうして、住戸機のコードおよびメッセー
ジ通話開始の指令が伝送回路７から各住戸機２０のコン
トローラ２１に送られるとともに、音声入力によるメッ
セージデータが通話回路９から各住戸機２０の通話回路
２５に送られる。

【００３７】各住戸機２０のコントローラ２１は、管理
人室機１から送られてきたコードが自身の住戸機のコー
ドと一致するかどうか確認し、一致した場合はメッセー
ジ通話開始指令に応答して通話回路２５を動作させる。

【００３８】通話回路２５が動作すると、管理人室機１
から送られてくるメッセージデータが増幅等の信号処理
を施され、ハンドセット２８から音声出力される。同時
に、ハンドセット２８に向かって住人が音声入力すると
、その音声入力によるメッセージデータが通話回路２５
から管理人室機１の通話回路９に送られる。この通話回
路９に送られたメッセージデータは、コントローラ２を
介して図示しないハンドセットに伝えられ、そこから管
理人に向かって音声出力される。

【００３９】ステップＳ７でメッセージデータがセット
されない場合は、ステップＳ１０に進み、映像データセ
ット部６で所望の映像データがセットされ、さらにその
映像送データを送りたい先の住戸機のコードがセットさ
れたかどうか判別する。

【００４０】映像データがセットされたと判別すると、
ステップＳ１１に進み、セットされたコードと映像出力
開始の指令がコントローラ２から伝送回路７に入力され
、かつ映像データがコントローラ２から放送回路８に入
力される。

【００４１】こうして、住戸機のコードおよび映像出力
開始の指令が伝送回路７から各住戸機２０のコントロー
ラ２１に送られるとともに、映像データが放送回路８か
ら各住戸機２０の放送回路２４に送られる。

【００４２】各住戸機２０のコントローラ２１は、管理
人室機１から送られてきたコードが自身の住戸機のコー
ドと一致するかどうか確認し、一致した場合は映像出力
開始指令に応答し映像出力回路２６を動作させる。映像
出力回路２６が動作すると、管理人室機１から送られて
きた映像データが増幅等の信号処理を施され、テレビジ
ョン２０から映像出力される。

【００４３】ところで、管理人室機１のコントローラ２
は、既に送ったデータ、たとえば一定時間内に送ったデ
ータを転送対象住戸機のコードと対応付けて内部メモリ
に記憶し、保持する。一方、各住戸機２０については全
ての電源が常に投入されていればよいが、中には電源が
オフされているものがある。この場合、管理人室機１か
らデータがいくら送られても、電源がオフされた住戸機
２０にはそのデータが取り込まれない。そこで、住戸機
２０では、電源が投入されたとき、次のようにして管理
人室機１にデータの再送を促す。

【００４４】すなわち、住戸機２０の電源が投入される
と、イニシャル回路２２からコントローラ２１にイニシ
ャル信号が供給される。すると、コントローラ２１のマ
イクロコンピュータが初期化される。このとき、コント
ローラ２１から初期化完了信号および当該住戸機のコー
ドが伝送回路２３に供給される。伝送回路２３は、コン
トローラ２１から与えられた初期化完了信号およびコー
ドを管理人室機１のコントローラ２に送る。

【００４５】管理人室機１のコントローラ２は、ステッ
プＳ１３において、住戸機２０の初期化完了信号を受け
ると、ステップＳ１４に進み、続けて入力されるコード
が内部メモリに記憶しているコード（既にデータを送っ
た転送対象住戸機のコード）と同じかどうか確認する。 ここで、コードが同じであれば、ステップＳ１５に進み
、ントローラ２はそのコードに対応付けて記憶している
データの再送処理を実行する。こうして、電源がオフさ
れていた住戸機２０においても、管理人室機１から送ら
れるデータを確実に取り込んで住人に報知することがで
きる。したがって、全ての住戸で同じサービスを受ける
ことが可能であり、信頼性の向上が図れる。

【００４６】

【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、各
住戸機において電源投入時にその旨の指令を管理人室機
に送り、管理人室機で各住戸機から電源投入の指令を受
けたときその指令を出した住戸機に対し既に送ったデー
タを再送する構成としたので、管理人室機から全ての住
戸機に対し確実にデータを送ることができる信頼性にす
ぐれた集合住宅管理装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例の制御回路の構成を示す図
。

【図２】同実施例の管理人室機の作用を説明するための
フローチャート。

【符号の説明】

１…管理人室機、２…コントローラ、３…サービス放送
データセット部、４…緊急放送データセット部、５…メ
ッセージデータセット部、６…映像データセット部、７
…伝送回路、８…放送回路、９…通話回路、１０…映像
出力回路、２０…住戸機、２１…コントローラ、２２…
イニシャル回路、２３…伝送回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　管理人室と複数の住戸を有する集合住
   宅において、前記管理人室に設けられる管理人室機と、
   前記各住戸に設けられる住戸機と、前記管理人室機に設
   けられ前記各住戸機に送るデータをセットするためのデ
   ータセット部と、前記管理人室機に設けられ前記データ
   セット部でセットされるデータを前記各住戸機に送る手
   段と、前記各住戸機に設けられ前記管理人室機から送ら
   れるデータを取り込んで出力する手段と、前記各住戸機
   に設けられ電源投入時にその旨の指令を前記管理人室機
   に送る手段と、前記管理人室機に設けられ前記各住戸機
   から電源投入の指令を受けたときその指令を出した住戸
   機に対し既に送ったデータを再送する手段とを備えたこ
   とを特徴とする集合住宅管理装置。