JPH0423810A - カチオン性ポリアクリルアミド系重合体の連続的製造装置 - Google Patents

カチオン性ポリアクリルアミド系重合体の連続的製造装置

Info

Publication number
JPH0423810A
JPH0423810A JP12655890A JP12655890A JPH0423810A JP H0423810 A JPH0423810 A JP H0423810A JP 12655890 A JP12655890 A JP 12655890A JP 12655890 A JP12655890 A JP 12655890A JP H0423810 A JPH0423810 A JP H0423810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aqueous solution
hypochlorite
mixing
storage tank
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12655890A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2640554B2 (ja
Inventor
Toshihiko Takagi
斗志彦 高木
Takayasu Ikeda
池田 隆安
Yasushi Usami
宇佐見 泰
Hiroshi Ito
博 伊藤
Atsuhiko Nitta
新田 敦彦
Tsugio Matsubara
次男 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP12655890A priority Critical patent/JP2640554B2/ja
Publication of JPH0423810A publication Critical patent/JPH0423810A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2640554B2 publication Critical patent/JP2640554B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、主として紙力増強剤、凝集剤としての用途が
あるカチオン性アクリルアミド重合体の製造装置に関す
るものであり、具体的にはアクリルアミド系重合体の高
温、短時間によるホフマン分解反応によりカチオン性ア
クリルアミド系重合体を連続的に製造する装置及び該重
合体の経時劣化防止方法に関する。
[従来技術及び発明が解決しようとする課題〕アクリル
アミドまたはメタクリルアミド系重合体をアルカリ性領
域下で次亜ハロゲン酸塩と反応させる、いわゆるホフマ
ン分解反応を行うと比較的安価でアクリルアミド系重合
体に一級アミノ基を導入することができる。このアクリ
ルアミド系重合体のホフマン分解反応物(以後ホフマン
分解PAM)は製紙用の添加剤、凝集剤などとして使用
されるものであり、極めて有用である。しかしながら、
経時劣化の問題、生産性及び品質安定性の点で問題があ
り、帽広く使用されるには至っていない。
[発明の目的] そこで本発明の目的は、短時間にホフマン分解反応を行
い、生産性及び品質安定性を向上させることができ、し
かもコンパクトである製造装置を提供することにあり、
さらに他の目的は、製造したホフマン分解PAMの経時
劣化を防止する方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段コ 本発明者らは、上記目的を達成するため、鋭意検詞を重
ねた結果、本発明に至ったものである。
即ち、本発明に係るカチオン性ポリアクリルアミド系重
合体の連続的製造装置は、■アクリルアミド系重合体水
溶液の貯蔵タンク及び供給装置、次亜塩素酸塩水溶液の
貯蔵タンク及び供給装置、苛性アルカリ水溶液の貯蔵タ
ンク及び供給装置、少なくとも前記アクリルアミド系重
合体水溶液を加熱する加熱装置、前記アクリルアミド系
重合体水溶液と前記次亜塩素酸塩水溶液と苛性アルカリ
水溶液とを混合する混合装と1加熱装置及び混合装置の
下流に配設され前記混合装置により混合された各水溶液
が反応する反応装置を有すること■アクリルアミド系重
合体水溶液の貯蔵タンク及び供給装置、次亜塩素酸塩水
溶液の貯蔵タンク、苛性アルカリ水溶液の貯蔵タンク、
次亜塩素酸塩水溶液と苛性アルカリ水溶液を混合して供
給する混合供給装置、少なくとも前記アクリルアミド系
重合体水溶液を加熱する加熱装置、前記アクリルアミド
系重合体水溶液と前記混合供給装置により混合供給され
た次亜塩素酸塩水溶液及び苛性アルカリ水溶液を混合す
る混合装置、加熱装置及び混合装置の下流に配設され前
記混合装置により混合された各水溶液が反応する反応装
置を有すること、■アクリルアミド系重合体水溶液の貯
蔵タンク及び供給装置1次亜塩素酸塩及び苛性アルカリ
の混合水溶液の貯蔵タンク及び供給装置、少なくとも前
記アクリルアミド系重合体水溶液を加熱する加熱装置、
前記アクリルアミド系重合体水溶液と前記次亜塩素酸塩
及び苛性アルカリの混合水溶液を混合する混合装置、加
熱装置及び混合装置の下流に配設され前記混合装置によ
り混合された各水溶液が反応する反応装置を有すること
、を特徴とする。
また本発明に係るカチオン性ポリアクリルアミド系重合
体の連続的製造装置の好ましい実施態様は、■次亜塩素
酸塩及び苛性アルカリの混合水溶液の貯蔵タンクに冷却
装置を配設したこと、■前記アクリルアミド系重合体水
溶液を希釈する希釈水ラインをアクリルアミド系重合体
水溶液の供給装置に接続したこと、■前記アクリルアミ
ド系重合体水溶液の貯蔵タンクに予備加熱装置を配設す
ること、である。
さらに、本発明に係るカチオン性ポリアクリルアミド系
重合体の経時劣化防止方法は、前記■〜■の製造装置よ
り製造したカチオン性ポリアクリルアミド系重合体を必
要に応じ所定濃度に希釈して製造後直ちにパルプもしく
は汚泥等の懸濁水溶液中に添加することを特徴とする。
[発明の具体的構成] 以下、本発明の具体的構成について第1図〜第6図に本
発明に係るカチオン性ポリアクリル7ミド系重合体の製
造装置のプロセス図を夫々例示して詳細に説明する。
第1図において、10はアクリルアミド系重合体水溶液
1の貯蔵タンクであり、供給ライン12及び送液ポンプ
13からなる供給装置11を有する。20は次亜塩素酸
塩水溶液2の貯蔵タンクであり、供給ライン22及び送
液ポンプ23からなる供給装置21を有する。30は苛
性アルカリ水溶液3の貯蔵タンクであり、供給ライン3
2及び送液ポンプ33からなる供給装置31を有する。
4は少なくとも前記アクリルアミド系重合体水溶液lを
加熱する加熱装置41、前記アクリルアミド系重合体水
溶液1と前記次亜塩素酸塩水溶液2と苛性アルカリ水溶
液3を混合する混合装置42、加熱装置41及び混合装
置42の下流に配設され混合装置42により混合された
各水溶液が反応する反応装置43からなる反応部である
次亜塩素酸塩水溶液2と苛性アルカリ水溶液3は各々別
個に反応部4に供給添加される。供給添加場所としては
混合装[142の前で、加熱装置41の後が好ましい、
供給添加後、直ちに混合され所定時間反応装置43で反
応した後、反応装置43出口よりカチオン性ポリアクリ
ルアミドとして得られる。
第2図は、次亜塩素酸塩水溶液2と苛性アルカリ水溶液
3を反応部4に供給添加される前に混合する場合を示す
第3図は、次亜塩素酸塩2と苛性アルカリ3を混合水溶
液5として貯蔵タンク50に貯蔵し、供給ライン52及
び送液ポンプ53からなる供給装置51により反応部4
に供給添加する場合を示す。
第4図は、第1図に示す製造装置にアクリルアミド系重
合体水溶液1を希釈する希釈水ライン6を接続した場合
を示すプロセス図である。
第5図は、第2図に示す製造装置にアクリルアミド系重
合体水溶液1を希釈する希釈水ライン6を接続した場合
を示すプロセス図である。
第6図は、第3図に示す製造装置にアクリルアミド系重
合体水溶液lを希釈する粕釈水ライン6を接続した場合
を示すプロセス図である。
アクリルアミド系重合体水溶液lを貯蔵するタンクlO
は本装置の内部に備え付けることもできるが、通常はタ
ンク10の容量が大きくなるため、外部に設置して配管
を通して本装置内にアクリルアミド系重合体水溶液lを
供給できるようにしておけばよい、タンク10の容量は
使用量により変化するが、概ね5〜100 m”である
が、試験機等の短時間の使用においては、より小さいも
ので充分であり、特に限定はない、このタンクlOには
通常は以下の理由より予備加熱装置(図示せず)を備え
付けたものを用いる。第1に、原料であるアクリルアミ
ド系重合体の分子量や水溶液濃度が高い場合には水溶液
粘度が著しく高くなり該水溶液1の供給が困難になるこ
とがあるが、貯蔵タンクlO中で予め加熱すれば水溶液
粘度は低下するため取り扱いが容易になる点があげられ
る。第2に、アクリルアミド系重合体水溶液1の処理量
が多くなる場合には、加熱工程での加熱負荷が大きくな
るため、予め貯蔵タンク10中で加熱すれば設備の大型
化を抑えることができる利点がある。しかしながら、供
給および加熱工程で支障をきたさない場合には特に予備
加熱装置を備え付ける必要はなく。
むしろタンク10中で解重合を起こして分子量が低下し
てしまうような場合には、予備加熱装置は使用しない方
が好ましい、貯蔵タンク10の材質としてはアクリルア
ミド系重合体を安定に保存できるものであれば特に制限
がなく、一般にはステンレス鋼、炭素鋼、アルミニウム
、チタン等の金属材料、ガラスライニング、はうろうラ
イニング等の非金属無機質材料、フェノール系樹脂、塩
化ビニル樹脂、フッソ樹脂、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリアミドS+脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂製等の容器が使用される。ここに貯蔵するア
クリルアミド系重合体とはアクリルアミドまたはメタア
クリルアミドの単一重合体あるいはアクリルアミド(ま
たはメタアクリルアミド)アクリロニトリル等の共重合
性モノマーとの共重合体である。
次亜塩素酸塩2としては、水溶液であれば特に限定はな
いのであるが、概ねアルカリ金属塩であり、例えば次亜
塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜kM素酸
リチウム等である。その濃度は市販されている水溶液晶
(約12%)そのままを使用できるし、それを希釈して
使用してもよい。
苛性アルカリ3は苛性ソーダ、苛性カリ等であり、固形
量、水溶液晶いずれも使用できるが、水溶液晶の方が取
扱が容易であり、好ましい。
次亜塩素酸塩水溶液2の貯蔵タンク20及び苛性アルカ
リ水溶液3の貯蔵タンク30についても本装置内に組み
込むことが出来るが、アクリルアミド系重合体タンクl
Oと同様の理由から、通常は外部に置き配管を通して供
給する。これらのタンク20・30は通常はSUS製で
十分であるが、次亜塩素酸塩2は腐食性の強い薬品であ
り、特に長時間に渡って保存する必要がある場合には下
記するような材質のタンクが好ましい0例えば、金属材
料では、ニッケル、モリブデン等の成分比率を高めた耐
孔食性ステンレス鋼及び二相ステンレス鋼等の高い耐食
性を有するステンレス鋼、更にはチタン1チタン合金と
を使用できる。また、有機材料としてはポリ塩化ビニル
、フェノール樹脂、フッソ樹脂、ポリプロピレン、ポリ
エチレン等の樹脂よりなるタンクまたはそれらの樹脂を
ライニングしたタンク等を使用できる。
また、次亜塩素酸塩2はアルカリ水溶液中で比較的安定
であるので、前記した如く両者を混合して混合液5とし
て貯蔵することができる(第3図及び第6図参照)、混
合貯蔵の方がタンクの数を減らせ、かつそのまま反応に
供することができるので好ましい場合もある。その時の
混合比率は次亜塩素酸塩1モルに対して苛性カリ1〜5
モルの比率である。貯蔵温度は高い場合には次亜塩素酸
塩が経時的に分解を起こし、濃度が変化してしまうので
、比較的低温で保存することが好ましい。
例えば、長期に保存する場合には30℃以下で貯蔵でき
るような冷却装M(図示せず)を設置することが好まし
い。
次に、アクリルアミド系重合体1あるいは次亜塩素酸塩
2と苛性アルカリ3の水溶液もしくは混合液更には粕釈
水を反応装置に供給する装置、即ち送液用のポンプ13
.23.33.53.83について説明する。
ポンプ13.23.33.53. [i3としては、遠
心式、往復式、回転式、特殊ポンプ等通常のものが使用
できる。遠心式では、例えばポリュートポンプタービン
ポンプ、プロペラポンプなどが、往復式ではピストンポ
ンプ、プランジャーポンプ。
ダイヤプラム式ポンプなどが1回転式ではギヤーポンプ
、スクリューポンプ、仕切り板ポンプなどが、特殊ポン
プではモノ−ポンプなどがあげられる。
送液ポンプ13.23.33.53.83の性能として
は、定量精度が±10%以内、好ましくは±5%以内で
あり、安定した品質のポリマーを製造する観点から、ダ
イヤスラム式ポンプ等の往復式ポンプのように脈動があ
る場合には脈動を抑えるためにエアチャンバー等を設置
するとか、あるいはポンブを2連、3連等並列に設置す
る等の対策を立てることが好ましい。
また、スクリュー式ポンプ等の回転式ポンプを使用する
と脈動が起こらず好ましい、一方、アクリルアミド系重
合体水溶液1のように粘性の高い場合は、スネークポン
プのような特殊ポンプを使用すると、高い粘性にもかか
わらず、無脈動で定量的に送液できるので好ましい。
次亜塩素酸塩2あるいは苛性アルカリ水溶液3と接液す
る配管部は通常はステンレス鋼製で十分であるが、長期
運転の場合やメンテナンスの面から樹脂製あるいは樹脂
ライニングが施しである配管の方が好ましい0次亜塩素
酸塩と接しない配管部は特に材質は問わないが、一般に
はステンレス鋼製のものを使用する。
ポンプ13で送液されるアクリルアミド系重合体水溶液
lは、希釈の必要のある場合には、予め希釈水ライン6
を接続して送液ポンプ63により設定反応濃度まで希釈
しておいてもよい、その時、希釈水として希釈の短時間
化と予備加熱を兼ね、熱水を使用してもよい、熱水とし
ては、30〜100℃の広範囲のものであり、例えばド
レイン水等を使用できる。希釈水との混合は添加口の配
管中(希釈水ライン6)にスタティックミキサーのよう
なラインミキサーを設置しておくことにより、容易に混
合できる。
次に、上記した水溶液を反応させる反応部4について説
明するが、これは前記した如く加熱装置41、混合装置
42および反応装置43よりなる。加熱装置41と混合
装置f42はどちらが先になっても良いが、前段でアク
リルアミド系重合体1を希釈する場合には、加熱して希
釈した方が短時間に均一に希釈することができるので、
通常は昇温されている。そのような場合には、加熱装置
41を先に配設し、設定温度まで加熱することが好まし
い。
本反応部4の加熱装!141では1通常希釈はしないの
で、外部加熱装置により加熱を行う、外部加熱装置とし
ては、通常の熱交換器を使用でき、例えば多管円筒型熱
交換器、二重管式熱交換器、コイル式熱交換器、カスケ
ード式熱交換器、平板熱交換器等をあげられる。熱源と
しては、熱水、スチーム等を使用できる。
設定温度に昇温されたアクリルアミド系重合体水溶液1
1次亜塩素酸塩水溶液2および苛性アルカリ水溶液3は
、混合装置42で混合される。その時の混合比率は生成
物であるホフマン分解PAMの分解率に応じて変化する
8通常、カチオン性PAMとしてホフマン分解率は概ね
5〜50モル%の範囲に設定され、該範囲では次亜塩素
酸塩2のPAMへの添加比率とホフマン分解率とはほぼ
当量的に対応するので、次亜塩素酸塩2の添加量は原料
PAMに対して該範囲にはいるように添加すればよい、
また、苛性アルカリ3は前述のごとく次亜塩素酸塩2に
対して1〜5倍モル添加する。
混合装置42としては、滞留部を少なくするため、通常
ラインミキサーが用いられる。ラインミキサーとしては
、駆動部を持ち、管内を動的に攪拌するタイプのもの、
あるいは可動部のない、流体が管内部に固定されたエレ
メントを通過するだけで流体の分割あるいは乱流によっ
て混合が達成される静止型のミキサーいずれも使用する
ことができる。混合時間についていえば、混合過程は反
応を伴っており、特にPAMが予め昇温されている場合
には両者を切り離して記述することはできない、但し、
混合が終了する以前に次亜塩素酸塩2が消費されるよう
な場合には一部未反応のアクリルアミド系重合体1が残
存するため、品質上問題となる。従って、原則的には反
応が終了するまでに混合が終了しなければならず、均質
なホフマン分解PAMを製造する上で混合はできるだけ
短時間に行う方が好ましく、ラインミキサー中での線速
度をなるべく大きくとるようにする。流速をとる方法と
しては、送液速度をあげる方法や、ラインミキサーのエ
レメント数を変えずに管径を細くするなどの方法がある
0反応温度により反応時間の詐容範囲が異なるため、反
応時間に応じた混合時間をとるように管径・管長を選ぶ
必要がある0反応時間(tcsec))は(1)式と 
(2)式で表すように反応温度で規定されており、混合
は少なくとも(2)式で示す時間以内で終えるように設
定しなければならない、また、混合時の温度は設定反応
温度に合わせる必要はなく、50℃以下で行っても良い
、むしろ低温で混合を行った方が反応を抑えることがで
きるため均一な混合状態が達成されやすくなる。短時間
で十分な混合を達成できないときには、まず混合装置4
2を先に、次いで加熱装置41を設置して50℃以上に
昇温し、次段階の反応装置43に送るというシステムも
取り得る。
引き続く反応装置43では50−110℃に保ってアク
リルアミド系重合体lのホフマン分解反応を行う部分で
あり、混合が50℃以上で行われる場合には、混合過程
と合わせて(1)式と (2)式で表す時間範囲内で反
応を行うように滞留時間を設定する。
T:反応温度 (’0) 50≦T≦110 反応装置43は一般的にはステンレス鋼等の金属製の中
空状の管状体あるいは筒状体であり、所定の反応時間即
ち滞留時間に応じ、その溶液は決められる。
また、反応温度の制御のために、管にリボンヒーターを
巻き付けて加熱したり、あるいはジャケットを取り付け
て冷水、温水、あるいは蒸気などの熱媒を流すなどの方
法がとれる。このように温度コントロールを必要とする
場合には管内の温度分布を均一にするために前述した通
常の熱交換器を反応装N43として使用することもでき
る。
しかし、前段階の加熱装置41及び混合装置42で所定
の反応温度に上げておけば、常温で供給される次亜塩素
酸塩2と苛性アルカリ3の混合時の温度低下があるもの
の、反応熱による温度上昇もあり、特に加熱などの装置
を設けることなく断熱材で覆っておくだけで良好に反応
を行わせることのできる場合もある。
上記した本発明の製造装置で製造されたホフマン分解P
AMは、必要に応じ各種用途に適した濃度に希釈されて
使用される0紙力増強剤として使用される場合には、濃
度0.5〜2.0%程度に希釈され、一方凝集剤として
使用する場合には、濃度01〜1.5%程度に希釈され
て使用される。
希釈方法としては、ただ単にラインミキサーを使用して
、希釈水と混合するだけでよい、#i釈水には蒸留水、
イオン交換水、水道水、王水などが使用される。前述し
たように残存する活性塩素を処理する必要のある場合に
は、予め亜硫酸ナトリウムなどの還元剤を所定濃度にな
るように希釈水中に添加しておき、該耗釈水を本発明の
装置より製造されるホフマン分解PAM水溶液に添加す
ればよい、また、ホフマン分解PAM水溶液は通常PH
12〜13を示す、従って本装置により製造されるホフ
マン分解PAMをそのまま添加すると、溶液のp)Iが
上がり支障をきたすような場合には、別に酸タンクを設
置して島釈時にp)Iを調製してから添加すればよい。
このようにして製造されたホフマン分解PAMは製紙用
の添加剤あるいは凝集剤等として使用される。製紙用の
添加剤としては、濾水性向上、歩留り向上、破裂強度、
圧縮強度、2軸強度などの紙力向上用に使用される。
本発明の製造装置で製造されるホフマン分解PAMを製
紙用添加剤として使用する場合、ホフマン分解PAMを
単独で使用することもできるが、必要に応じて硫酸バン
ド、アニオン性紙方剤、サイズ剤などと併用して抄造す
ることもできる6本製造装置で製造されるホフマン分解
PAMを内添用の添加剤として使用する場合には、チエ
スト部から種箱、スクリーン、インレフト、およびそれ
らをつなぐ配管部から添加する。−例をあげると、チエ
スト部で3.0〜3.5 wt%パルプスラリーにサイ
ズ剤、硫酸バンド、およびアニオン性紙方剤を混合し、
ついで種箱で該ホフマン分解PAMを添加し、白水を加
えて1.Owt%パルプスラリーとした後にスクリーン
にかけ、インレット部より抄紙網に流し出す、該ホフマ
ン分解PAMの添加場所はこの範囲にあれば特に限定さ
れるものではないが、濾水性を向上させる目的で使用す
る場合にはインレット部に近い場所で添加する方が有効
である。また、添加する際にはホフマン分解PAMは通
常0.1〜1.Owt%となっているが、これを更に白
水で0.001−0.1 wt%程度に希釈してから添
加することもできる。また、製紙用添加剤を入れる順序
も特に限定されるものではなく、該ホフマン分解PAM
と7ニオン性紙力剤とを同時に添加、あるいはアニオン
性紙力剤を添加した後にホフマン分解PAMを添加して
も差し支えない、また、ホフマン分解PAMと7ニオン
性紙力剤とをラインミキサー等で混合後添加することも
できる。ホフマン分解PAMとアニオン性紙力剤の添加
比率は任意に選ぶことができ、固形分重量の比で100
:O〜10:90の範囲にある。その添加量はパルプの
乾燥固形分重量に対してそれぞれ0.005〜3重量%
、好ましくは0.01〜1重量%の範囲である。
一方、高分子凝集剤の分野では本発明の装置により製造
されるホフマン分解PAMは各種廃水の中でも特に生活
廃水として排出されるし尿・汚水、活性汚泥等生物的処
理より排出される余剰汚泥などの有機性懸濁物の凝集・
脱水に有効となる1本発明の高分子凝集剤の使用方法と
しては排水などの凝集用に使用する場合には、添加量は
、排水に対し固形分で0.01〜1.OOOppm、好
誌しくは0.1〜100pp閤であり、凝集沈降方法ま
たは加圧浮上方法のいずれにも適用できる。また凝集沈
澱物、汚泥などの脱水剤として使用する場合の添加量は
汚泥などの乾燥固形分に対して固形分で0.01〜50
重量%、好ましくは0.2〜lO重量%であり、添加方
法は通常凝集槽中の沈澱物、汚泥等に高分子凝集剤水溶
液を添加攪拌し、または配管中で両者を直接混合し、凝
集フロックを形成させ。
濾過脱水を行う、脱水方法としては真空脱水、デカンタ
−等を用いる遠心脱水、毛細管脱水、およびスクリュー
プレス脱水機、フィルタープレス脱水機、ベルトプレス
脱水機などを用いる加圧脱水などが適用できる。
さらに上記した用途以外にも水性塗料、親水性フィルム
、マイクロカプセル、石油採掘及び回収用薬剤、接着剤
、繊維処理剤、染色加工助剤、顔料分散剤など多方面に
応用できる。
なお、本発明の連続的製造装置で製造したホフマン分解
反応はその経時劣化の問題を考えた場合、製造直後に使
用することが本発明の主旨からは望ましい、しかし1本
製造装置は生産性を向上させる目的のみでも使用するこ
とは可能であり、製造後ストックタンクなどにh蔵して
置き、適宜使用することもできる。
[実施例] 以下に実施例で本発明を説明する。なお以下において、
TIは混合装置42の直前での温度を示し、T2は反応
装置43の直後での温度を示す。
反応の追跡は、反応溶液のカチオン化度をトルイジンブ
ルーを支持薬としてポリビニル硫酸カリウム標準溶液を
使用したコロイド滴定法により・PAM中のカチオン当
量を算出し、行った。
実施例1 第1図において、アクリルアミド系・重合体水溶液1の
貯蔵タンクlOとしてステンレス鋼製5註型タンクを1
次亜塩素酸増水溶液2の貯蔵タンク20としてポリエチ
レン製の10rn’丸型タンクを、苛性ソーダ水溶液3
の貯蔵タンク3oとしてポリエチレン製の10m″丸型
タンクを使用した。
また、アクリルアミド系重合体水溶液1の送液ポンプ1
3としてスネークポンプを、次亜塩素酸塩水溶液2の送
液ポンプ23及び苛性アルカリ水溶液3の送液ポンプ3
3として背圧弁装着のダイヤフラムポンプを使用した。
反応部4のうち、加熱装置41としてスパイラル熱交換
器を、混合装置42として12エレメントのテフロンラ
イニング製のスタティックミキサーを使用し、反応装置
43として直径100mmのステンレス鋼製の中空管を
使用し、本発明の装置を製作した.なお、図に示すよう
に次亜塩素酸塩2と苛性アルカリ3は各々別個に混合装
置42の前に添加するように配管した。
70%のアクリルアミド系重合体(10モル%アクリロ
ニトリル共重合体)水溶液1を送液ポンプ13により流
速347交/購inで、12.5%次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液2を送液ポンプ23より流速48文/winで
、40%苛性ソーダ水溶液3を送液ポンプ33より流速
141 /winで、それぞれ送液した。
この時のTIは59.0℃、T2は74.0℃であった
0反応装置43より出口までの滞留時間は38秒であっ
た。
出口より反応液をサンプリングし、希釈してカチオン化
度を測定したところ、  2.7meq、/g−PAN
(次亜塩素酸塩添加量に対し、収率9B%)であった、
引続き送液し、24時間送液後の反応液をサンプリング
し、カチオン化度を測定したところ、2.7m5q、/
g−PAN (収率96%)であった。
実施例2 第2図に示すように、次亜塩素酸塩2と苛性アルカリ3
は送液ポンプ23・33の後で、−液として混合装置4
2の前に添加するように配管した以外は、実施例1にお
いて使用したタンク、ポンプ及び反応部4を使用して本
発明の製造装置を製作した。
10%のアクリルアミド系重合体(10モル%アクリロ
ニトリル共重合体)水溶液1を送液ポンプ13により流
速3<75L1層1nで、12.5%次亜塩素酸ナトリ
ウム水溶液2を送液ポンプ23より流速?31 /si
nで、40%苛性ソーダ水溶液3を送液ポンプ33より
流速2NL/sinで、それぞれ送液した。
この時のT1は59.5℃、T2は80.8℃であった
0反応装fi43より出口までの滞留時間は4秒であっ
た。
出口より反応液をサンプリングし、^釈してカチオン化
度を測定したところ、 4.Omeq、/g−PAN(
次亜塩素酸塩添加量に対し、収率94%)であった、引
続き送液し、24時間送液後の反応液をサンプリングし
、カチオン化度を測定したところ、4.0+seq、/
g−PA)4 (収率94%)であった。
実施例3 第3図に示すように1次亜塩素酸塩2と苛性アルカリ3
は混合水溶液5としてタンク50に貯蔵し、送液ポンプ
53により、混合装置42の前に添加するように配管し
た以外は、実施例1において使用したタンク、ポンプ及
び反応部4を使用して本発明の製造装置を製作した。
10%のアクリルアミド系重合体(10モル%アクリロ
ニトリル共重合体)水溶液1を送液ポンプ13により流
速347文/層inで、次亜塩素酸ナトリウム2と苛性
ンーダ3の混合水溶液5を送液ポンプ53より流速11
741 /winで、それぞれ送液した。
この時のTIは59.0℃、T2は85.8℃であった
1反応装置43より出口までの滞留時間は19秒であっ
た。
出口より反応液をサンプリングし、希釈してカチオン化
度を測定したところ、 5.3meq、/g−PAN(
次亜塩素酸塩添加量に対し、収率94%)であった、引
続き送液し、24時間送液後の反応液をサンプリングし
、カチオン化度を測定したところ。
5.3meq、/g−PAN (収率94%)であった
実施例4 第4図に示すように、希釈水ライン6を加熱装置41の
前に配管し、送液ポンプ63で希釈水を送液できるよう
にした以外は、実施例1において使用したタンク、ポン
プ及び反応部4を使用して本発明の製造装置を製作した
10%のアクリルアミド系重合体(10モル%アクリロ
ニトリル共重合体)水溶mlを送液ポンプ13により流
速4341 /winで、希釈水を送液ポンプ63によ
り流速43441 /winで、12.5%次亜塩素酸
ナトリウム水溶液2を送液ポンプ23より流速8141
 /sin、40%苛性ソーダ水溶液3を送液ポンプ3
3より流速171 /sinで、それぞれ送液した。
この時のT1は58.5℃、T2は68.5℃であった
0反応装置43より出口までの滞留時間は38秒であっ
た。
出口より反応液をサンプリングし、希釈してカチオン化
度を測定したところ、 2.7maq、/g−PAN(
次亜塩素酸塩添加量に対し、収率96%)であった、引
続き送液し、24時間送液後の反応液をサンプリングし
、カチオン化度を測定したところ、2.7+seq、/
g−PAに(収率98%)であった。
実施例5 第5図に示すように、希釈水ライン6を加熱装置41の
前に配管し、送液ポンプ63で希釈水を送液できるよう
にした以外は、実施例2において使用したタンク、ポン
プ及び反応部4を使用して本発明の製造装置を製作した
。なお、加熱部41の前に6エレメントよりなるスタテ
ィックミキサーを挿入した。
10%のアクリルアミド系重合体(10モル%アクリロ
ニトリル共重合体)水溶液lを送液ポンプ13により流
速4341 /■inで、希釈水を送液ポンプB3によ
り流速434M /sinテ、12.5%次亜塩素酸ナ
トリウム水溶液2を送液ポンプ23より流速881/w
ig、40%苛性ソーダ水溶液3を送液ポンプ33より
流速26文/winで、それぞれ送液した。
この時のTIは58.8℃、T2は72.0℃であった
0反応装置43より出口までの滞留時間は4秒であった
出口より反応液をサンプリングし、゛希釈してカチオン
化度を測定したところ、  3.1+eeq、/g−P
A)1(次亜塩素酸塩添加量に対し、収率92%)であ
った、引続き送液し、24時間送液後の反応液をサンプ
リングし、カチオン化度を測定したところ、3.9+e
eq、/g−PAN (収率92%)であった。
実施例6 第6図に示すように、希釈水ライン6を加熱装置41の
前に配管し、送液ポンプ63で希釈水を送液できるよう
にした以外は、実施例3において使用したタンク、ポン
プ及び反応部4を使用して本発明の製造装置を製作した
。なお、加熱装置41の前に6エレメントよりなるスタ
ティックミキサーを挿入した。
10%のアクリルアミド系重合体(10モル%アクリロ
ニトリル共重合体)水溶液lを送液ポンプ13により流
速434交/層inで、希釈水を送液ポンプ63により
流速434交/sinで、次亜塩素酸ナトリウム水溶液
2と苛性ソーダ3の混合水溶液5を送液ポンプ53より
流速 14641/■inで、それぞれ送液した。
この時のTIは59.5℃、T2は76.3℃であった
0反応装置43より出口までの滞留時間は18秒であっ
た。
出口より反応液をサンプリングし、希釈してカチオン化
度を測定したところ、5.2meq、/g−PAN(次
亜塩素酸塩添加量に対し、収率92%)であった、引続
き送液し、24時間送液後の反応液をサンプリングし、
カチオン化度を測定したところ。
5.2meq、/g−PAN (収率82%)であった
実施例7〜1O T1とT2および反応装置43より出口までの滞留時間
がそれぞれ表1に示した以外には実施例6と同様にして
反応を行った0反応溶液のカチオン化度の測定結果も表
1に併せて示した。
以下余白 表 実施例11〜13 アクリルアミド系重合体水溶液1、次亜塩素酸ナトリウ
ム2と苛性ンーダ3の混合溶液5の送液量を表2に示し
た以外には実施例6と同様にして反応を行った0反応溶
液のカチオン化度の測定結果も表2に併せて示した。
以下余白 表 実施例14〜18 段ポール古紙を叩解して得られた、カナデイアンスタン
ダードフリーネス(以下C,S、F、と呼ぶ)400m
文の、濃度1,0%のパルプ懸濁液に硫酸バンドを対バ
ルブで0.5%(乾燥重量基準、以下同じ)となるよう
に添加して、1分間攪拌させた。
ついで重版アニオン性ポリアクリルアミド(ホーブロン
31506、三井東圧化学社製)を対バルブで0,08
%添加した1分間攪拌した。
ついで実施例1〜6で製造した直後のホフマン分解PA
M水溶液を1%に島釈後、パルプ懸濁液中にパルプ固形
分に対し、0.32%になるように添加した。添加後更
に1分間攪拌を続けた。このパルプ懸濁液の一部をとり
、 JIS P8121に準じて、C,S、F、を測定
し、残りはTAPPI角型シートマシーンで抄紙した。
ついで110℃の送風型乾燥機で2時間乾燥し、坪量が
125±3g/rn’の手抄き紙を得た0手抄紙の評価
に関しては、 JIS P8112に準じて[比破裂強
度コを、[Z軸強度]は熊谷理機製インターナルポンド
テスターにて測定を行った。
結果を表3に示した。
表 実施例20 し尿混合汚泥(消化汚泥/余剰汚泥−局、固形分1.4
5%) 150m文を300園父のビーカーにとり、実
施例2で製造し、1%に希釈したホフマン分解PAM水
溶液を20層文を添加し1分間攪拌して凝集フロックを
ブフナーロートで自然謹過(濾過面積10cm”、濾布
80メツシユテトロン)し、重力脱水濾液量を測定した
ところ、10秒後で108厘文、20秒後で111■立
、30秒後で113園文、60秒後で115厘文であっ
た。
更にこの重力脱水後の凝集フロックを回転数300Or
pmで5分間遠心脱水して得られた脱水ケーキの含水率
を測定したところ80%であった。
[発明の効果] 本発明によれば、安定した品質のカチオン性ポリアクリ
ルアミド系重合体を短時間に連続的に製造することが可
能になり、生産性の向上がはかることができ、しかも装
置自体がコンパクトであるため利用現場に備え付けるこ
とができるという効果を有している。
また、製造したカチオン性ポリアクリルアミド系重合体
を製造後直ちにパルプもしくは汚泥等の懸濁水溶液中に
添加することにより、経時劣化の問題を解消できるとい
う効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は夫々本発明に係るカチオン性ポリアク
リルアミド系重合体の連続的製造装置のプロセス図であ
る。 1ニアクリルアミド系重合体水溶液 2:次亜塩素酸塩水溶液 3:苛性アルカリ水溶液 4:反応部 6:fh釈氷水ライ ン0.20,30.50:貯蔵タンク 11.21,31:供給装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アクリルアミド系重合体水溶液の貯蔵タンク及び供
    給装置、次亜塩素酸塩水溶液の貯蔵タンク及び供給装置
    、苛性アルカリ水溶液の貯蔵タンク及び供給装置、少な
    くとも前記アクリルアミド系重合体水溶液を加熱する加
    熱装置、前記アクリルアミド系重合体水溶液と次亜塩素
    酸塩水溶液と苛性アルカリ水溶液とを混合する混合装置
    、加熱装置及び混合装置の下流に配設され前記混合装置
    により混合された各水溶液が反応する反応装置を有する
    ことを特徴とするカチオン性ポリアクリルアミド系重合
    体の連続的製造装置。 2、アクリルアミド系重合体水溶液の貯蔵タンク及び供
    給装置、次亜塩素酸塩水溶液の貯蔵タンク、苛性アルカ
    リ水溶液の貯蔵タンク、次亜塩素酸塩水溶液と苛性アル
    カリ水溶液を混合して供給する混合供給装置、少なくと
    も前記アクリルアミド系重合体水溶液を加熱する加熱装
    置、前記アクリルアミド系重合体水溶液と混合供給装置
    により混合供給された次亜塩素酸塩水溶液及び苛性アル
    カリ水溶液を混合する混合装置、加熱装置及び混合装置
    の下流に配設され前記混合装置により混合された各水溶
    液が反応する反応装置を有することを特徴とするカチオ
    ン性ポリアクリルアミド系重合体の連続的製造装置。 3、アクリルアミド系重合体水溶液の貯蔵タンク及び供
    給装置、次亜塩素酸塩及び苛性アルカリの混合水溶液の
    貯蔵タンク及び供給装置、少なくとも前記アクリルアミ
    ド系重合体水溶液を加熱する加熱装置、前記アクリルア
    ミド系重合体水溶液と前記次亜塩素酸塩及び苛性アルカ
    リの混合水溶液を混合する混合装置、加熱装置及び混合
    装置の下流に配設され前記混合装置により混合された各
    水溶液が反応する反応装置を有することを特徴とするカ
    チオン性ポリアクリルアミド系重合体の連続的製造装置
    。 4、次亜塩素酸塩及び苛性アルカリの混合水溶液の貯蔵
    タンクに冷却装置を配設したことを特徴とする請求項3
    記載のカチオン性ポリアクリルアミド系重合体の連続的
    製造装置。 5、前記アクリルアミド系重合体水溶液を希釈する希釈
    水ラインをアクリルアミド系重合体水溶液の供給装置に
    接続したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載
    のカチオン性ポリアクリルアミド系重合体の連続的製造
    装置。 6、前記アクリルアミド系重合体水溶液の貯蔵タンクに
    予備加熱装置を配設することを特徴とする請求項1〜5
    の何れかに記載のカチオン性ポリアクリルアミド系重合
    体の連続的製造装置。 7、請求項1〜6の何れかに記載の製造装置より製造し
    たカチオン性ポリアクリルアミド系重合体を必要に応じ
    所定濃度に希釈して製造後直ちに懸濁水溶液中に添加す
    ることを特徴とするカチオン性ポリアクリルアミド系重
    合体の経時劣化防止方法。
JP12655890A 1990-05-18 1990-05-18 カチオン性ポリアクリルアミド系重合体の連続的製造装置 Expired - Lifetime JP2640554B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12655890A JP2640554B2 (ja) 1990-05-18 1990-05-18 カチオン性ポリアクリルアミド系重合体の連続的製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12655890A JP2640554B2 (ja) 1990-05-18 1990-05-18 カチオン性ポリアクリルアミド系重合体の連続的製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0423810A true JPH0423810A (ja) 1992-01-28
JP2640554B2 JP2640554B2 (ja) 1997-08-13

Family

ID=14938139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12655890A Expired - Lifetime JP2640554B2 (ja) 1990-05-18 1990-05-18 カチオン性ポリアクリルアミド系重合体の連続的製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2640554B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018051549A1 (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 栗田工業株式会社 紙の製造方法、製紙用添加剤の製造装置、及び紙の製造装置
JP2019015018A (ja) * 2018-10-23 2019-01-31 栗田工業株式会社 紙の製造方法、製紙用添加剤の製造装置、及び紙の製造装置
JP2021059813A (ja) * 2019-10-07 2021-04-15 株式会社片山化学工業研究所 製紙工程における紙力増強剤の効果向上方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018051549A1 (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 栗田工業株式会社 紙の製造方法、製紙用添加剤の製造装置、及び紙の製造装置
JP2018044273A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 栗田工業株式会社 紙の製造方法、製紙用添加剤の製造装置、及び紙の製造装置
CN109689971A (zh) * 2016-09-16 2019-04-26 栗田工业株式会社 纸的制造方法、造纸用添加剂的制造装置、以及纸的制造装置
US20190226148A1 (en) * 2016-09-16 2019-07-25 Kurita Water Industries Ltd. Method for manufacturing paper, device for manufacturing additive for manufacturing paper, and device for manufacturing paper
TWI702238B (zh) * 2016-09-16 2020-08-21 日商栗田工業股份有限公司 紙的製造方法、製紙用添加劑的製造裝置及紙的製造裝置
US11459702B2 (en) 2016-09-16 2022-10-04 Kurita Water Industries Ltd. Method for manufacturing paper, device for manufacturing additive for manufacturing paper, and device for manufacturing paper
JP2019015018A (ja) * 2018-10-23 2019-01-31 栗田工業株式会社 紙の製造方法、製紙用添加剤の製造装置、及び紙の製造装置
JP2021059813A (ja) * 2019-10-07 2021-04-15 株式会社片山化学工業研究所 製紙工程における紙力増強剤の効果向上方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2640554B2 (ja) 1997-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5039757A (en) Method of manufacturing cationic acrylamide polymers, cationic acrylamide polymers, and the applications of these polymers
CA2864837C (en) Method for making of paper, tissue, board or the like
US3953330A (en) Water-soluble cationic polymeric materials and their use
CN100393812C (zh) 水溶性聚合物分散液及其制造方法和使用方法
CN104947499B (zh) 硅溶胶、制备其的设备和方法和其在造纸中的应用
RU2350550C1 (ru) Способ и устройство для производства диоксида хлора
JP6674260B2 (ja) 凝集剤の注入率決定方法および凝集剤の注入率決定装置
JPH0423810A (ja) カチオン性ポリアクリルアミド系重合体の連続的製造装置
US5942087A (en) Starch retention in paper and board production
KR20010013702A (ko) 저농도 폴리알루미노실리케이트 마이크로겔의 개선된 제조방법
CN107619095A (zh) 一种高效废水脱色剂及其制备方法
US5239014A (en) Cationic acrylamide polymers and the applications of these polymers
CN111841479A (zh) 连续生产聚合氯化铝固体的装置以及方法
CN105883946A (zh) 一种用于化学机械浆废水深度处理的复合净水剂及其制备方法
NO153451B (no) Anordning for kjemisk kondisjonering av slam, samt anvendelse derav.
JP3633726B2 (ja) 汚泥の処理方法
US5292821A (en) Catonic acrylamide polymers and the applications of these polymers
US6569968B1 (en) Polymer of a water-soluble radical-polymerizable monomer, process for producing the polymer and flocculant comprising the polymer
CA2957256C (en) Super-activation of emulsion polymers
JP2004210986A (ja) 組成物、高分子凝集剤及び汚泥の脱水方法
JP2007069167A (ja) エマルションポリマの一次又は二次希釈装置
JP6929899B2 (ja) 紙及び紙板の製造方法
CN107226568A (zh) 一种处理盐酸法生产磷酸氢钙废水的方法
JP3598324B2 (ja) 酸廃液中の亜鉛及び鉄を沈殿物として回収する方法及びその装置
CN114805213A (zh) 一种二溴海因清洁合成方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080502

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100502

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100502

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 14