JPH04236305A - 基板に対するマスクの位置合わせ方法 - Google Patents

基板に対するマスクの位置合わせ方法

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JPH04236305A
JPH04236305A JP3004052A JP405291A JPH04236305A JP H04236305 A JPH04236305 A JP H04236305A JP 3004052 A JP3004052 A JP 3004052A JP 405291 A JP405291 A JP 405291A JP H04236305 A JPH04236305 A JP H04236305A
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JP
Japan
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substrate
mask
light
pattern
convex portion
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JP3004052A
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English (en)
Inventor
Masakazu Kobayashi
正和 小林
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板に対するマスクの
位置合わせ方法に係り、詳しくはサーマルヘッドの製造
工程等において表面が凹凸部を有した基板に形成したレ
ジスト層をパターニングするためのマスクの位置合わせ
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、サーマルヘッド等に使用される基
板に配線パターンを形成する場合、基板に成膜した金属
層上にレジストを塗布し、そのレジスト層に対してマス
クを配置し露光してレジストをパターニングする工程が
ある。そして、基板に対するマスクの位置合わせは高密
度で精度の高い配線パターンを形成する上で重要である
。この位置合わせの方法として、基板に予め形成した位
置合わせ用のマークを認識しマスクに形成した同じく位
置合わせ用のマークとを光学的に測定しながら位置合わ
せを行う方法がある。又、基板上に凸部が形成されてい
る基板についてはこの凸部を認識しマスクに形成した位
置合わせ用のマークとを光学的に測定しながら位置合わ
せを行う方法がある。
【0003】特に、サーマルヘッド等に使用される基板
のように部分的に突出したグレーズ層(凸部)が形成さ
れた基板に対してマスクの位置合わせは後者の方法が採
用されている。この位置合わせ方法について説明すると
、図22に示すように耐熱性絶縁基板50にはその表面
の一部に断面半円形状の部分的グレーズ層51が形成さ
れているとともに配線パターンを形成するための金属層
52が形成されている。更に、その金属層52の表面に
フォトレジスト53が塗布されている。
【0004】従って、フォトレジスト53が塗布された
基板50はグレーズ層51が形成された部分が断面半円
弧状に突出している。この基板50の上側に位置合わせ
マークを形成したマスクを配置し、発光装置にて真上か
らグレーズ層51の延びる方向と直交する方向にスリッ
ト光を照射し、その反射光を受光装置にて検出する。こ
の時、反射光は平面部分と異なり凸部に照射された光は
曲面によって方向が変えられるため、受光装置は図23
に示すような反射光量の相違によって中央部が円弧とな
る反射光のパターンhを検出する。
【0005】そして、受光装置にて検出した反射光のパ
ターンhを画像処理し、図23に示す反射光のパターン
hで示される形状の偏位及び傾き等によって、基板とマ
スクと相対位置関係を求める。相対位置が求まると、そ
の基板50を移動及び回転調整して基板50に対してマ
スクの位置合わせを行う。又、別の方法として、基板5
0の上側に位置合わせマークを形成したマスクを配置し
、斜め上方からグレーズ層51の延びる方向と直交する
方向にスリット光を照射し、その反射光を発光装置と対
称位置に受光装置に配置し斜め上方から受光する場合、
その反射光は平面部分と凸部曲面に照射された光は光路
長が違って受光装置に受光される。受光装置は前記と同
様な中央部が円弧となる反射光のパターンhを検出する
【0006】そして、受光装置にて検出した反射光のパ
ターンhを画像処理し、この反射光のパターンhで示さ
れる形状の偏位及び傾き等によって、基板とマスクと相
対位置関係を求めている。相対位置が求まると、その基
板50を移動及び回転調整して基板50に対してマスク
を位置合わせを行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図24
に示すように段差状のグレーズ層51が形成された基板
50に対してマスクの位置合わせを行う場合、その絶縁
基板50の真上からスリット光を照射しても、凸部は平
面で曲面でないので段差部分にて若干スリット光が若干
偏向されるだけで、その他の直線光は偏向されない。こ
の結果、受光装置で検出できる反射光のパターンhは図
25に示すような変化が少ない反射光のパターンhとな
り、グレーズ層51、即ち凸部の位置を認識することが
できず、マスクと基板との位置合わせを行うことができ
ない。
【0008】そこで、段差状のグレーズ層51が形成さ
れた基板50の場合、図26に示すように斜め上方から
グレーズ層51の延びる方向と直交する方向にスリット
光を照射し、その反射光を受光装置にて斜め上方から受
光し、前記光路長の差を利用して形成される反射光のパ
ターンhにて相対位置を検出する方法が考えられる。し
かしながら、図28に示すように段差状の形成されたグ
レーズ層51の段差が小さいなると、凸部上面と凸部を
除く上面とに照射され反射して受光装置に受光される光
の光路長の差は小さくなる。その結果、図29に示す反
射光のパターンhとなり、その凸部の反射光部分と凸部
を除く反射光部分との差が認識できなくなる。これは段
差が小さくなればなるほど光路長の差が小さくなり、認
識ができなくなる。従って、この段差状に形成された凸
部の基板に対してマスクの位置合わせを精度よく行うこ
とは非常に困難なものとなっていた。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は段差部の小さい凹凸部を
有した基板において前記凹凸部を正確に認識することが
でき、基板に対してマスクを正確かつ確実に位置合わせ
を行うことができる基板に対するマスクの位置合わせ方
法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、基板に対してレジスト層をパターニングする
ためのマスクの位置合わせ方法において、前記基板の下
部から該基板に形成された凹凸部に対して光を照射し、
前記基板の凹凸部の段差面から透過する光をマスクに設
けた位置合わせ用のマークにて一部遮蔽し、その位置合
わせ用のマークにて一部遮蔽されて通過する透過光に基
づいて前記基板とマスクとの相対位置関係を測定するこ
とをその要旨とする。
【0011】
【作用】基板の下部から光を照射すると、その光は基板
に設けられた凹凸部の段差面を介してのみ透過し、その
透過した光は更にマスクを透過する。このとき、マスク
に設けられた位置合わせ用のマークにより一部透過光が
遮蔽されることになる。従って、この一部遮蔽されて欠
けた透過光のパターンにおいて、その欠けた部分の位置
に基づいて前記基板とマスクの相対位置関係を割り出す
ことができ、その割り出した相対位置からマスクと基板
の位置合わせが可能になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図21に従って説明する。図1は位置合わせ装置の概略
図を示し、ステージ1はX軸回りの傾斜角αとY軸回り
の傾斜角β、Z軸回りの回転角θ、X軸方向の偏位量x
とY軸方向の偏位量yの5種類の自由度に関して移動自
在に支持されており、後述する位置調整装置2によって
前記5種類の自由度α,β,θ,x,yに関してその姿
勢を個々に微調整することができるようになっている。
【0013】前記ステージ1の上面には3本の位置決め
ピン3が立設固定されるとともに、図示しない真空装置
に接続された吸引口4が形成されている。このステージ
1における上面に基板Pが載置可能になっており、該基
板Pの2辺を前記位置決めピン3に当接させるとともに
、基板Pを吸引口4により吸引することによりステージ
1の上面の所定の位置に基板Pを固定することができる
ようになっている。
【0014】また、ステージ1の上方には基板Pの表面
に形成したエッチング用のレジスト層をパターニングす
るためのガラス製のマスクMが該基板Pと所定の間隙を
持って略平行に固定されている。そして、このマスクM
に対してステージ1を前記位置調整装置2により移動さ
せて基板Pの姿勢を微調整することによりマスクMと基
板Pとの位置合わせが行われる。
【0015】前記ステージ1内部にはレーザよりなる面
光を上方に照射する発光器5A,5Bが設けられ、基板
Pの裏面に面光を照射するようになっている。更に、前
記マスクMの上方には2個のCCD平面センサからなる
受光器6A,6Bが配設され、前記発光器5A,5Bか
ら照射された面光の内、基板P及びマスクMを透過した
透過光ha,hbを受光するようになっている。透過光
ha,hbを検出した受光器6A,6Bはその検出パタ
ーンを画像処理装置7を介して前記位置調整装置2に出
力される。
【0016】次に、マスクMと位置合わせを行う前記基
板Pの製造プロセスについて説明する。図3、図4は基
板Pの一部を示し、光を透過するアルミナよりなる耐熱
性絶縁基板P1の上面に形成した同じく光を透過するグ
レーズ層P2の表面に正四角形のレジストパターンRP
を形成する。次に、レジストパターンRPをマスクにフ
ッ硝酸エッチッグ液にてエッチングを行い、図5に示す
ようにグレーズ層P2の表面に段差を有する断面矩形状
の凸部10を形成する。尚、この凸部10の形成は断面
矩形で基板P1の長手方向にのび、その上面に回路パタ
ーンが形成される凸条部11(図1参照)を形成する時
に同時に形成される。
【0017】続いて、レジストパターンRPを除去した
後、図6,7に示すように該グレーズ層P2の表面に回
路パターン形成のための金属又は抵抗体等の回路パター
ン被形成膜P3をスパッタ等で成膜する。この成膜プロ
セスにおいて、グレーズ層P2の表面に被形成膜P3が
形成されるが、凸部10を囲む側面、即ち段差面は傾斜
が急なので成膜されない。従って、絶縁基板P1の裏面
から面光が凸部10に向けて照射されると、その光は被
形成膜P3によって成膜された部分では該光は遮蔽され
るが、成膜されていない凸部10を囲む段差面部分では
同段差面を介して光が透過することになる。
【0018】そして、前記金属層又は抵抗体層等からな
る被形成膜P3に回路パターンを形成するために、図8
,図9に示すようにフォトレジストを塗布してフォトレ
ジスト層P4を形成することにより、同レジスト層P4
をパターニングするためのマスクMと位置合わせをする
前記基板Pが形成される。この時、前記段差面を介して
透過する光はレジスト層P4を透過した光は同レジスト
層P4の透過し上面から凸部10を囲む正四角形の透過
パターンが写し出される。尚、前記凸部10は図1、図
12に示すように基板Pの左右両端部の所定の個所に形
成される。
【0019】次に、前記レジスト層P4をパターニング
するための前記マスクMについて説明する。図10,1
1に示すように、マスクMには平面十字状の位置合わせ
用のマーク12が印刷されている。この平面十字のマー
ク12は前記平面四角形状の凸部10と重ね合わせたと
き、マーク12の四方の各先端部分12bが凸部10の
四角形状からはみ出る長さに形成されている。なお、こ
の位置合わせ用のマーク12はマスクMにレジスト層P
4をパターニングするためのレジストパターンを形成す
る際に同時に形成する。
【0020】そして、このマーク12は前記基板Pに形
成した一対の凸部10に対応してマスクMに形成され、
それぞれマーク12の交差部12aが平面四角の凸部1
0の中心、即ち前記段差面から透過光によって形成され
る正四角形の透過光パターン13の中心に位置し、マー
ク12の各先端部分12bが平面四角の透過光パターン
13の各辺を二等分する位置が設定したマスクMと基板
Pとの相対位置となるように予め所定の位置に形成され
ている。
【0021】従って、マスクMと基板Pとを図1に示す
ように配置し、発光器5A,5Bから照射された面光の
内、基板Pを介して透過した正四角形状の透過光パター
ン13はその各辺の一部がマスクMに形成した十字形状
のマーク12に遮断される。そして、その各辺が一部欠
けた正四角形状の透過光パターン13A,13Bはそれ
ぞれの受光器6A,6Bに受光される。その結果、受光
器6A,6Bが受光した各辺の長さを同じにするととも
に、各辺の一部欠けた正四角形状の透過光パターン13
A,13Bにおいて、その各辺の一部欠けた部分が全て
その辺において中央位置に位置させることで、位置合わ
せが確実に行われたことになる。即ち、その各辺の長さ
と一部欠けた部分の位置によって、その時のマスクMと
基板Pとの相対位置がわかることになる。
【0022】つまり、図12,13,15に示すように
透過光パターン13A,13Bの四角形状のX軸方向(
図15において上下方向)における1辺の長さL2,L
4と、前記平面正四角形の凸部10のX軸方向(図12
において上下方向)の実際の1辺の長さL12,L14
を比較することにより、その時の基板Pの傾斜角(ステ
ージ1のY軸回りの傾斜角)βを算出できる。そして、
傾斜角βが0となるように調整すれば傾斜角βの調整が
正確に行われたことになる。
【0023】又、透過光パターン13A,13BのY軸
方向(図14において左右方向)における1辺の長さL
1,L3と、凸部10のX軸方向(図12において左右
方向)における実際の1辺の長さL11,L13を比較
することにより、その時の基板Pの傾斜角(ステージ1
のX軸回りの傾斜角)αを算出できる。そして、傾斜角
αが0となるように調整すれば傾斜角αの調整が正確に
行われたことになる。
【0024】又、図16,17に示すように透過光パタ
ーン13A,13Bの上辺及び下辺を構成する各小辺の
長さl1,l2,l1a,l2aまたはl5,l6,l
5a,l6aの相対バランスを比較することにより、そ
の時の基板PのマスクMに対する回転角(ステージ1の
Z軸回りの回転角)θを算出できる。そして、回転角θ
が0となるように調整すれば回転角θの調整が正確に行
われたことになる。
【0025】更に、図19に示すように透過光パターン
13AのY軸方向の一辺を2分する長さl1,l2を比
較することによって、その時の基板PのマスクMに対す
るY軸方向における偏位量yを算出することができる。 そして、偏位量yが0となるように調整すれば偏位量y
の調整が正確に行われたことになる。又、図18に示す
ように同様にX軸における一辺を2分する長さl3,l
4を比較することによって、その時の基板PのマスクM
に対するX軸方向における偏位量xを算出することがで
きる。そして、偏位量xが0となるように調整すれば偏
位量xの調整が正確に行われたことになる。
【0026】そして、この受光器6A,6Bにて検出さ
れた透過光パターン13A,13Bにて形成された各辺
の一部欠けた正四角形状を画像処理装置7にて画像処理
し、各辺の一部かけた部分の位置を求める。そして、画
像処理装置7にて画像処理して求めた各辺の一部かけた
部分の位置に基づいて位置調整装置2はマスクMに対す
る基板Pの偏位及び傾きを演算して基板Pの姿勢を微調
整し、マスクMと基板Pとの位置合わせを行う。
【0027】次に、前記位置調整装置2について説明す
る。図2において、β傾斜角算出回路21は画像処理装
置7からの位置データに基づいて透過光パターン13A
のX軸方向における1辺の長さL2と、予め記憶された
前記平面正四角形の凸部10のX軸方向の1辺の長さL
12を比較して、その時の基板Pの傾斜角βを算出する
【0028】α傾斜角算出回路22は画像処理装置7か
らの位置データに基づいて透過光透過光パターン13A
のY軸方向における1辺の長さL1と、予め記憶された
凸部10のX軸方向における1辺の長さL11を比較し
て、その時の基板Pの傾斜角傾斜角αを算出する。θ回
転角算出回路23は同じく位置データに基づいて透過光
パターン13Aの上辺及び下辺の各小辺の長さl1,l
2,l1a,l2aを比較して、その時の基板Pのマス
クMに対する回転角θを算出する。
【0029】x偏位量算出回路24は同じく位置データ
に基づいて透過光パターン13AのX軸における一辺を
2分する長さl3,l4を比較して、その時の基板Pの
マスクMに対するX軸方向における偏位量xを算出する
。又、y偏位量算出回路25は位置データに基づいて四
角形状のY軸方向の一辺を2分する長さl1,l2を比
較して、その時の基板PのマスクMに対するY軸方向に
おける偏位量yを算出する。
【0030】前記β算出回路21によって算出された傾
斜角βはβ判定回路31に入力され、そのβ判定回路3
1は入力された前記傾斜角βの値が所定の許容範囲内に
あるがどうかを判定して、許容範囲外であれば駆動信号
出力回路36に前記傾斜角βを出力し、許容範囲内であ
れば前記α傾斜角算出回路22を動作させるようになっ
ている。前記駆動信号出力回路36は前記傾斜角βに基
づいて傾斜角補正用駆動信号Aβを傾斜角補正モータ4
1に出力し、その傾斜角補正モータ41を傾斜角補正用
駆動信号Aβに基づいて駆動させる。そして、この傾斜
角補正モータ41の動作により前記ステージ1のY軸回
りの傾斜が補正されるようになっている。ステージ1の
傾斜角βが所定の許容範囲内に収まると、前記β判定回
路31は前記α傾斜角算出回路22を算出動作させるよ
うになっている。
【0031】α傾斜角算出回路22は前記β傾斜角算出
回路21と同様にして算出した傾斜角αをα判定回路3
2に出力するようになっている。α傾斜角算出回路22
によって算出された傾斜角αはα判定回路32に入力さ
れ、そのα判定回路32は入力された傾斜角αの値が所
定の許容範囲内にあるがどうかを判定して、許容範囲外
であれば駆動信号出力回路37に前記傾斜角βを出力し
、許容範囲内であれば前記θ回転角算出回路23を動作
させるようになっている。
【0032】前記駆動信号出力回路37はこの傾斜角α
に基づいて傾斜角補正用駆動信号Aαを傾斜角補正モー
タ42に出力し、その傾斜角補正モータ42を傾斜角補
正用駆動信号Aαに基づいて駆動させる。そして、この
傾斜角補正モータ42の動作により前記ステージ1のY
軸回りの傾斜が補正されるようになっている。ステージ
1の傾斜角αが所定の許容範囲内に収まると、前記α判
定回路32はθ回転角算出回路23を算出動作させるよ
うになっている。
【0033】以下、前記θ回転角算出回路23、x偏位
量算出回路24及びy偏位量算出回路25は、前記各算
出回路21,22と略同様の機能を備え、又、θ判定回
路33、x判定回路34及びy判定回路35も前記各判
定回路31,32と略同様の機能を備え、それぞれ駆動
信号出力回路38,39,40からの各補正用駆動信号
Aθ,Ax,Ayに基づいて回転角、x方向及びy方向
の補正モータ43〜45を駆動制御して偏位を補正する
【0034】次に、この位置調整装置2の作用について
簡単に説明する。受光器6A,6Bが対応する各辺の一
部が欠けた四角形状の透過光パターン13A,13Bを
検出し、その透過光パターン13A,13Bが画像処理
装置7にて画像処理され、その位置データが位置調整装
置2に出力される。位置調整装置2はまずβ傾斜角算出
回路21において基板Pの傾斜角βが算出され、傾斜角
補正モータ41を駆動制御して基板Pの傾斜角βが許容
範囲内になるように微調整する。次に、上記の調整によ
り傾斜角βの調整が完了すると、β判定回路31はα傾
斜角算出回路22を動作させ、α傾斜角算出回路22は
傾斜角βが調整された透過光パターン13A,13Bに
基づいて基板Pの傾斜角αを算出する。そして、α算出
回路22の算出した傾斜角αに基づいて傾斜角補正モー
タ42を駆動制御して基板Pの傾斜角αが許容範囲内に
なるように微調整する。傾斜角αの調整が完了すると、
α判定回路32はθ回転角算出回路23を動作させ、θ
回転角算出回路23は傾斜角β,αが調整された透過光
パターン13A,13Bに基づいて基板Pの回転角θを
算出する。そして、算出した回転角θに基づいて傾斜角
補正モータ43を駆動制御して基板Pの回転角θが許容
範囲内になるように微調整する。
【0035】回転角θの調整が完了すると、θ判定回路
33はx偏位量算出回路24を動作させ、x偏位量算出
回路24は傾斜角β,α及び回転角θが調整された透過
光パターン13A,13Bに基づいて基板Pの偏位量x
を算出する。そして、算出した偏位量xに基づいて傾斜
角補正モータ44を駆動制御して基板Pの偏位量xが許
容範囲内になるように微調整する。偏位量xの調整が完
了すると、x判定回路34はy偏位量算出回路25を動
作させ、y偏位量算出回路25は傾斜角β,α、回転角
θ及び偏位量xが調整された透過光パターン13A,1
3Bに基づいて基板Pの偏位量yを算出する。そして、
算出した偏位量yに基づいて傾斜角補正モータ45を駆
動制御して基板Pの偏位量yが許容範囲内になるように
微調整する。
【0036】偏位量yの調整が完了すると、基板Pはマ
スクMに対する位置合わせが精度よく行われたことにな
る。そして、露光処理に移り、レジスト層P4へのパタ
ーニングを実行する。露光処理が終わり、回路パターン
形成のためのレジストパターンが形成される。この時、
凸部10の形成部分は図20に示すようにマーク12に
よって、十字形状のレジストパターンが形成される。そ
して、公知のエッチング処理を行うことにより前記回路
パターン被形成膜P3による回路パターンがグレーズ層
P2上に形成される。又、凸部10の形成部分は図21
に示すように回路パターン被形成膜P3による十字形状
のパターンが形成される。
【0037】以上詳述したように、本実施例においては
前記基板Pのグレーズ層P2に段差を有する凸部10を
形成し、そのグレーズ層P2にパターン被形成膜P3を
形成した時、前記凸部10の段差面にはパターン被形成
膜P3にて被覆されず、その段差面を介してのみ光が透
過するようにしたので、その段差面から透過する光のパ
ターンにて凸部10の位置(即ち、基板Pの位置)を認
識させるすることができる。従って、光路長の差が小さ
い、即ち段差の小さい凸部10でも確実に認識すること
ができる。しかも、マスクMに形成したマーク12にて
透過光の一部遮蔽させて、一部分が欠けた透過光パター
ン13A,13Bを形成し、その切り欠ける部分の位置
を解析するといった非常に簡単な方法で精度の高いマス
クMと基板Pとの相対位置関係を測定することができる
。又、本実施例の位置合わせのための凸部10の形成は
、一段高い位置に回路パターンをつくるために凸条部1
1の形成と同時に、即ち同じプロセスで行われるため、
製造プロセスが非常に簡単となる。
【0038】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば前記実施例では凸部10が平面四角形
であったが、これを円形、多角形等に各種形状にして実
施してもよい。又、凸部10に変えて、段差面を有する
凹部を形成して実施してもよい。更に、前記実施例では
凸部10を2つ設けたが、1つで実施してもよい。勿論
、3以上設けてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、段
差部の小さい凹凸部を有した基板において前記凹凸部を
正確に認識することができ、基板に対してマスクを正確
かつ確実に位置合わせを行うことができる優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による基板に対するマスクの
位置合わせを行う装置を示す全体の概略構成図である。
【図2】基板に対してマスクを位置調整する位置調整装
置の内部回路構成を示すブロック回路図である。
【図3】基板に対してグレーズ層を形成するとともに、
該グレーズ層の表面にレジスト層を形成した状態を示す
平面図である。
【図4】基板に対してグレーズ層を形成するとともに、
該グレーズ層の表面にレジスト層を形成した状態を示す
側面図である。
【図5】レジスト層が形成されていないグレーズ層がエ
ッチング処理によって若干除去されてレジスト層の下部
にグレーズ層の部分凸部が形成された状態を示す側面図
である。
【図6】グレーズ層の表面及び凸部の表面に対し金属層
を形成した状態を示す平面図である。
【図7】グレーズ層の表面及び凸部の表面に対し金属層
を形成した状態を示す側面図である。
【図8】グレーズ層の表面及び凸部の表面に対し金属層
を形成した状態でそれらの表面にレジスト層を形成した
状態を示す平面図である。
【図9】グレーズ層の表面及び凸部の表面に対し金属層
を形成した状態でそれらの表面にレジスト層を形成した
状態を示す断面図である。
【図10】グレーズ層の凸部の上方にマスクの位置決め
用のマークが位置することを示す側面図である。
【図11】グレーズ層の凸部の上方にマスクの位置決め
用のマークが位置することを示す平面図である。
【図12】基板をステージの上面に載置固定した状態を
示す平面図である。
【図13】基板の上方に対しマスクを位置させてマスク
のマークを透過する透過光を受光部が受光する状態を示
す平面図である。
【図14】ステージのY軸回りの傾斜角βが0でない場
合、受光部が受光する透過光の形状を示す説明図である
【図15】ステージのX軸回りの傾斜角αが0でない場
合、受光部が受光する透過光の形状を示す説明図である
【図16】ステージのZ軸回りの回転角θが0でない場
合、一方の受光部が受光する透過光の形状を示す説明図
である。
【図17】ステージのZ軸回りの回転角θが0でない場
合、他方の受光部が受光する透過光の形状を示す説明図
である。
【図18】ステージのX軸方向の偏位量xが0でない場
合、受光部が受光する透過光の形状を示す説明図である
【図19】ステージのY軸方向の偏位量yが0でない場
合、受光部が受光する透過光の形状を示す説明図である
【図20】エッチッグ処理後、マスクのマークにより露
光処理されなかったレジスト層のみが残った状態を示す
平面図である。
【図21】エッチング処理されなかったレジスト層を剥
離してレジスト層により保護された金属層がグレーズ層
に形成された状態を示す平面図である。
【図22】従来の基板の上面に形成された曲面状のグレ
ーズ層により真上からの直線光が偏向されることを示す
説明図である。
【図23】球面状のグレーズ層により偏向された直線光
を受光した状態を示す説明図である。
【図24】従来の基板の上面に形成された断面凸状のグ
レーズ層により真上からの直線光が偏向されることを示
す説明図である。
【図25】断面凸状のグレーズ層により偏向された直線
光を受光した状態を示す説明図である。
【図26】従来の基板の上面に形成された断面凸状のグ
レーズ層により斜めからの直線光が偏向されることを示
す説明図である。
【図27】断面凸状のグレーズ層により斜めからの偏向
された直線光を受光した状態を示す説明図である。
【図28】従来の基板の上面に形成された段差部が小さ
い断面凸状のグレーズ層により斜めからの直線光が偏向
されることを示す説明図である。
【図29】段差部が小さい断面凸状のグレーズ層により
斜めからの偏向された直線光を受光した状態を示す説明
図である。
【符号の説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基板に対してレジスト層をパターニン
    グするためのマスクの位置合わせ方法において、前記基
    板の下部から該基板に形成された凹凸部に対して光を照
    射し、前記基板の凹凸部の段差面から透過する光をマス
    クに設けた位置合わせ用のマークにて一部遮蔽し、その
    位置合わせ用のマークにて一部遮蔽されて通過する透過
    光に基づいて前記基板とマスクとの相対位置関係を測定
    することを特徴とする基板に対するマスクの位置合わせ
    方法。
JP3004052A 1991-01-17 1991-01-17 基板に対するマスクの位置合わせ方法 Pending JPH04236305A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112010004245T5 (de) 2009-11-02 2013-08-14 Hoya Corporation Verfahren zum Befestigen einer Schutzhülle für den gebogenen Endoskopabschnitt

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112010004245T5 (de) 2009-11-02 2013-08-14 Hoya Corporation Verfahren zum Befestigen einer Schutzhülle für den gebogenen Endoskopabschnitt
US8747303B2 (en) 2009-11-02 2014-06-10 Hoya Corporation Method for affixing endoscope curved section protective sheath

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