JPH04235A - クラツチ付電動機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、直流゛電動機の出力側にクラッチを組込ん
だクラッチ付電動機に関する０ 〔従来の技術〕 例えば、自動車の電動式パワーステアリング用として、
クラッチ付電動機が使用されている０第３図は従来のク
ラッチ付電動機の縦断面図である。図において、１は直
流電動機で、次のように構成されているｏ２は継鉄で、
遊び側プラケット部２ａが一体に形成されている。３は
継鉄２内周に取付けられた永久磁石からなる界磁極、４
は負荷側ブラケットで、継鉄２を取付けねじ５によシ取
付けているｏ６は電機子、７は軸受１１を介し継鉄２．
ブラケット４に支持された回転軸、８は回転軸７に固着
された電機子鉄心、９はこの電機子鉄心に固着された電
機子コイル、１０は回転軸７に固着された整流子、１２
はブラシ装置、２５はグロメット２６に通され外部に引
出されたリード線である。

１３は電動機１の負荷側に組込まれたクラッチで、次の
ように構成されている。１４は断面コ字状をなし一端が
開口されたクラッチ部継鉄で、取付けねじ１５によりブ
ラケット４に取付けられている。１６はポビン１７に巻
回され、継鉄工４内に固定された電磁コイル、１８は磁
性材からなり、ボス部１８ａで回転軸６の軸端に固着さ
れ、円板部１８１）が継鉄１４に軸方向にエアギャップ
を介し対向し、円筒部１８ｃが継鉄１４に半玉方向にエ
アギャップを介し対向する回転部材で、円板部１８ｂに
は円周方向に複数の切欠き部１８（１が設けられている
。１９は負荷機の被駆動軸２３に固着されたボス体、２
０はボス体１９にリベット２１で固定されたばね板２２
に固着された輪状鉄心板で、回転部材１８の端面に対向
している。

負荷側ブラケット４は負荷機の枠体２４にボルト（図示
しない）によシ取付けられている。

上記クラッチ付電動機の結線図を第４図に示す。

２７は電磁コイル１６のスイッチである。

次に動作を説明する。まず、電機子コイル８に通電する
とともに、電磁コイル１６に通電する〇すると回転軸７
が回転し、回転部材１日がともに回転される。電磁コイ
ル１６による磁束が、継鉄工４の外円周側から回転部材
１８の円筒部１８ｃに入り、円板部１８１）を通シボス
部１８ａから継鉄１４の内円周側に入る。円板部１８１
）には途中に切欠き部１８ｄがあるので、この部分では
磁束は輪状鉄心板２０を通る。これによシ、輪状鉄心板
２０はばね板２２のばね力に抗し円板部１８１）に磁気
吸着され、一体に回転され被駆動軸２３に回転を伝える
。

電磁コイル１６への通電を切ると、磁束が消滅し輪状鉄
心板２０はばね板２２の復元により円板部１８１）から
離脱し、回転が断たれる。

〔発明が解決しようとする課題〕

Ｊ：記のような従来のクラッチ付電動機では、クラッチ
１３は電磁クラッチ手段によっており、構成部品が多く
、外形が大きくなり、重量が増大するという問題点があ
った。

この発明は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、電磁コイルやクラッチ部継鉄を要せず構成を
簡単にし、外形が小さくなシ重量を軽減し、安価になる
クラッチ付電動機を得ることを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

この発明にかかるクラッチ付電動機は、直流電動機の電
機子鉄心の軸方向中心を、界磁鉄心の軸方向中心に対し
遊び側にずらしておシ、常時は復帰ばねにより回転軸を
遊び側にずらした位置にあり、回転軸の軸端に回転円板
を固着し、回転円板の外端面にクラッチライニングを取
付け、負荷機の被駆動軸端に設けた被駆動円板の端面を
クラッチライニングの端面にすき間をあけ対向させたも
のである。

〔作用〕

この発明においては、電動機の電機子コイル及び界磁コ
イルに通電すると、電機子が始動し界磁コイルの磁束に
よシミ接子鉄心の軸方向中心が界磁鉄心の軸方向中心側
に軸方向に吸引され、復帰ばねに抗し回転軸が負荷側に
移動する。これにより、回転円板のクラッチライニング
が被駆動円板に圧接し、連結トルクか発生し、被駆動軸
を駆動する。電動機の通電を断つと、電機子鉄心は復帰
ばねのばね力により遊び側に移動復帰し、回転伝達作用
が断たれる。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例によるクラッチ付電動機の
縦断面図で、上半部は動作前を下半部は動作後を示す。

図において、２，２ａ、５，８．９，１１゜２３〜２６
は上記従来装置と同一のものである０３１は直流型ｗＪ
様で、次のように構成されている。３２は継鉄２内周に
取付けられた界磁鉄心で、軸方向中心Ｂ−Ｂに対し、電
機子鉄心８の軸方向中心Ａ　−Ａが遊び側に１１寸法だ
けずらしである。３３は直巻コイルからなる界磁コイル
、３４は電機子、３５は電機子鉄心８を固着した回転軸
、３６は継鉄２を取付けねじ５によシ取付けた負荷側ブ
ラケットである。回転軸３５は玉軸受からなる軸受１１
の内径に固着されたスリーブ軸受３７を介し支持されて
おシ、軸方向にしゆう動可能になっている。３８は常時
は回転軸３５を矢印で方向（遊び側方向）に移動復帰さ
せる復帰ばれ、３９は回転軸３５に固着され次整流子で
、図では整流子片が円盤状に組立てられている。４０は
整流子３９に軸方向にしゆう動接触するブラシ装置であ
る。

４１は電動４１！３１の負荷側に組込まれたクラッチで
、次のように構成されている。４２は回転軸３５の軸端
に固着された回転円板で、外端面にクラッチライニング
４３が取付けられている。４４は被駆動軸２３に固着さ
れた被駆動円板で、常時は、内端面がクラッチライニン
グ４３の端面にすき間１２をあけ対向している。なお、
被駆動円板４４は、被駆動軸２３に一体に設けてもよい
。

電動機の結線図を第２図に示す。５０は電機子３４への
電流方向をかえる切替えスイッチである。

次に動作を説明する。電機子コイル９及び界磁コイル３
３に通電すると、電機子鉄心８は界磁鉄心３２の軸方向
中心側へ磁気吸引される。これによシ、回転軸３５が負
荷側に移動し、この推力により回転円板４２のクラッチ
ライニング４３が被駆動円板４４に〒接し連結トルクが
生じ、被駆動軸２３に回転を伝達する。

電機子電流（界磁コイル電流）に比例し、電動機トルク
と連結トルクとが生じる。

電動機３１への通電を断つと、回転軸３５は復帰ばね３
８のばね力によシ遊び側に移動復帰し、クラッチ４１の
連結作用が断たれる。

なお、上記実施例では、電動機３１の整流子３９は円盤
形にしたが、従来のように円筒形にしてもよい。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、電機子鉄心の軸方向
中心を界磁鉄心の軸方向中心に対し遊び側にずらし、復
帰ばねにより回転軸を常時はずらした位置に移動復帰さ
せてあり、回転軸の軸端に回転円板を固着し、回転円板
の外端面にクラッチライニングを取付け、被駆動軸の軸
端の被駆動円板の端面をクラッチライニングにすき間を
あけ対向させておシ、電動機に通電すると、電機子が回
転するとともに回転軸が負荷側に移動し、クラッチライ
ニングが被駆動円板に王接し、被駆動軸に回転を伝達す
るようにしたので、クラッチ部の構造が簡単になり、組
立てが容扁で外形が小さくなり、重量が軽減され、安価
になる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるクラッチ付電動機を
示す上半部は動ｆ￥、前の下半部は動作後の状態の縦断
面図、第２図は第１図の電動機の結線図、第３図は従来
のクラッチ付電動機を示す縦断面図、第４図は第３図の
クラッチ付置ｗＪ機の結線図である。 ２・・・継鉄、８・・・電機子鉄心、９・・・電機子コ
イル、２３・・・被駆動軸、３１・・・直流電動機、３
２・・・界磁鉄心、３３・・・界磁コイ、ル、３４−＠
核子、３５・・・回転軸、３８・・・復帰ばね、４１・
・・クラッチ、４２・・・回転円板、４３・・・クラッ
チライニング、４４・・・被駆動円板 なお、♂中同−符号は同−又は相当部分を示す。 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 継鉄に取付けられ界磁コイルが装着された界磁鉄心の軸
   方向中心に対し、電機子鉄心の軸方向中心が遊び側にず
   らされており、回転軸が復帰ばねにより常時は遊び側に
   復帰移動された直流電動機、上記回転軸の軸端に固着さ
   れた回転円板と、この回転円板の外端面に取付けられた
   クラッチライニングと、被駆動軸の軸端に設けられ、端
   面が上記クラツチライニングの端面にすき間をあけ対向
   する被駆動円板とからなるクラッチを備え、上記電動機
   の電機子コイル及び界磁コイルに通電すると、電機子が
   回転するとともに、電機子鉄心が界磁鉄心の軸方向中心
   側へ磁気吸引され回転軸が負荷側に移動し、クラッチラ
   イニングを被駆動円板に圧接させ被駆動軸に回転を伝達
   するようにしたことを特徴とするクラック付電動機。