JPH04235574A - 電子写真プリンタ - Google Patents

電子写真プリンタ

Info

Publication number
JPH04235574A
JPH04235574A JP3012603A JP1260391A JPH04235574A JP H04235574 A JPH04235574 A JP H04235574A JP 3012603 A JP3012603 A JP 3012603A JP 1260391 A JP1260391 A JP 1260391A JP H04235574 A JPH04235574 A JP H04235574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
speed
temperature
paper
fixing roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3012603A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Machino
斉 町野
Toshiyuki Ito
俊之 伊藤
Hiroshi Hashimoto
宏 橋本
Masanori Ishizu
雅則 石津
Takeji Yoshima
儀間 猛二
Hiromichi Yamanaka
弘通 山中
Satohiko Inuyama
犬山 聡彦
Takeya Endou
遠藤 壮哉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3012603A priority Critical patent/JPH04235574A/ja
Publication of JPH04235574A publication Critical patent/JPH04235574A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2045Variable fixing speed

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザプリンタや複写機
の如き電子写真プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ等の電子写真プリンタに
おいては、記録紙上にトナー像を形成すると該トナー像
を定着器により加熱等して記録紙上に永久像として定着
させる必要がある。この場合、定着器の熱定着ローラに
よるトナー像の定着温度は一定値(例えば165℃)に
定められており、この温度以下の場合は定着ローラへの
トナーの付着等の問題が生じるため、一般に定着器によ
る定着作業は行なわれない。
【0003】さて、電子写真プリンタに主電源を投入し
た場合、又はメンテナンス等の後にプリンタ本体の開閉
ドアを閉じた場合、イニシャルプロセスとして定着器の
定着ローラへの加熱開始プロセス等の他、プリンタ本体
内の残留紙のチェックが行なわれる。即ち、プリンタ本
体内に残留紙がある場合で、定着ローラが例えば150
℃に加熱されておれば、定着ローラを所定の定着温度(
165℃)まで加熱してから残留紙の自動排紙がなされ
る。尚、この場合、残留紙の自動排紙の速度は画像形成
時のものと同一である。
【0004】一方、残留紙がある場合でも定着ローラの
温度が150℃未満の場合、自動排紙はせずこれをジャ
ム紙として扱い、プリンタ本体の表示部にその旨が表示
される。そして、このジャム紙の除去はオペレータによ
ってなされる。これは定着ローラの温度が150℃未満
の場合、該定着ローラを定着温度(165℃)まで加熱
するには時間がかかりすぎるため、その処理をオペレー
タに任せたのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
如き従来技術においては残留紙の自動排紙にあたり、定
着ローラの温度が150℃以上でなければならないとい
う条件があるため、プリンタ本体内の残留紙をジャム紙
として扱わなければならないケースが頻繁に発生し、そ
の度にオペレータの手を煩わすという欠点があった。
【0006】又、自動排紙に対する定着ローラの温度を
150℃より下げれば、これを定着温度(165℃)ま
で加熱するまでに時間を要し、自動排紙に要する時間が
長すぎるという問題があった。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
、その目的とする処は、定着手段等に悪影響を及ぼすこ
となく、且つ迅速に残留紙の自動排紙ができる電子写真
プリンタを提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、電子写真プロセスにより記録紙上に形成される
トナー像を熱定着させる定着手段と、該定着手段の温度
を制御する温度制御手段と、定着手段の温度を検知する
温度検知センサーとを有する電子写真プリンタにおいて
、温度検知センサーの出力に応じ、トナー像を定着する
に必要な記録紙の定着手段を通過する速度を決定する速
度決定手段と、該速度決定手段により決定された速度に
基づき記録紙の速度を制御する速度制御手段とを有し、
複数の温度下でトナー像を定着することができることを
特徴とする。
【0009】
【作用】記録紙上のトナー像を熱定着するには、定着手
段の温度が重要な因子となるが、これ以外に記録紙が定
着手段を通過する速度、即ち加熱時間も問題となる。
【0010】そこで、本発明では温度検知センサーによ
り定着手段の温度を検知し、該温度に応じて速度決定手
段により、トナー像を定着するに必要な記録紙の定着手
段を通過する速度を決定し、速度制御手段により前記速
度に基づいて記録紙の定着手段への通過速度を制御する
ようにした。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0012】先ず、本発明の第1実施例を図1乃至図8
により説明する。
【0013】図1はレーザプリンタ(以下装置という)
1の断面を示すもので、図中10は一定方向に回転する
感光ドラムであり、一次帯電器11により一様帯電され
たこの感光ドラム10にスキャナユニット15により画
像光Lが露光されると、この感光ドラム10上には静電
潜像が形成される。該静電潜像は感光ドラム10の回転
とともに現像器12に向けられ、該現像器12によりト
ナーが供給されてトナー像に変えられる。感光ドラム1
0上のこのトナー像は転写帯電器13を介して記録紙S
上に転写され、転写の終了した感光ドラム10はクリー
ニング器14によりその残留トナーがクリーニングされ
て次の画像形成のために備えられる。
【0014】一方、記録紙はカセット16内から一枚づ
つ給紙ローラ17によって取り出された後レジストロー
ラ18の方に送られ、該レジストローラ18によってタ
イミングを合されて感光ドラム10の方へ搬送される。 そして、この記録紙Sはこの感光ドラム10から転写帯
電器13を介してトナー像が転写された後、定着器30
の方へ搬送され、該定着器30によりそのトナー像が加
熱、加圧されて記録紙S上に溶融固着されて定着される
。そして、この定着済の記録紙Sは排紙ローラ19を介
してトレイ20上に記載される。
【0015】以上の機器の動作コントロールは外部装置
21、インタフェース22を介してプリンタ制御装置2
3によりなされる。また、給紙ローラ17、レジストロ
ーラ18、感光ドラム10、定着器30の定着、加圧ロ
ーラ31,32、排紙ローラ19といった回転機器はメ
インモータ24によって回転駆動され、記録紙Sが装置
1内を一定速度で搬送、処理できるようにコントロール
されている。尚、25は給紙クラッチ、26はレジスト
ローラクラッチであって、給紙ローラ17及びレジスト
ローラ18をON/OFF 駆動させるものである。ま
た27は排紙センサーであり、これにより装置1内に残
留紙があるか否かがチェックされる。
【0016】定着器30は内部に熱源であるハロゲンヒ
ータ31aを有し、所定方向に回転する定着ローラ31
と、該定着ローラ31に圧接して回転する加圧ローラ3
2と、定着ローラ31の表面温度を検知し、該定着ロー
ラ31の表面温度を所定の定着温度(例えば165℃)
に保持させるためのサーミスタ33等から構成され、ト
ナー像を定着ローラ31側に有する記録紙Sを定着、加
圧ローラ31,32間で挟持しつつ搬送し、この間に記
録紙S上のトナー像を加熱、加圧してこれを該記録紙S
上に溶融固着させるものである。
【0017】ここで、定着ローラ31の表面温度制御を
行なうハロゲンヒータ駆動回路について図2により説明
する。尚、このハロゲンヒータ駆動回路はプリンタ制御
装置23内に組み込まれているものとする。
【0018】定着ローラ31の表面温度はサーミスタ3
3によりその抵抗値の変化として検知され、サーミスタ
33の抵抗値と抵抗器41の抵抗値にて決定される電圧
VT がMPU40のA/D変換入力ポート40aに入
力される。MPU40は装置1を制御するマイクロプロ
セッサであり、アナログ電圧VT をデジタル値に変換
して定着ローラ31の温度を認識する。
【0019】MPU40の出力ポート40b側にはトラ
イアック42aや発光素子42bからなるソリッドステ
ートリレー(SSR)42等が配設され、これ等により
ハロゲンヒータ31aに電源供給を行なう交流電源43
の交流電圧のゼロクロス等が制御されている。即ち、定
着ローラ31の表面温度が所定値(165℃)より低け
れば、MPU40の出力ポート40bはハイレベル(O
N状態)となり、ハロゲンヒータ31aには交流電源4
3を介して電源が供給され、定着ローラ31の表面温度
が所定値より高ければ、MPU40の出力ポート40b
はローレベル(OFF 7状態となってハロゲンヒータ
31aへの電源供給がストップされる。
【0020】尚、装置1の主電源がOFF になった場
合や、エラー処理等のため装置1の開閉ドアを開いた場
合、上記ハロゲンヒータ31aへの電源供給はストップ
され、定着ローラ31は冷却されるものとする。
【0021】メインモータ24はステップモータであり
、図3で示される如く、相信号発生回路50からの所定
の相信号MA,NMA,MB,NMBがドライバ回路5
1に入力されることにより、該ドライバ回路50からメ
インモータ24駆動用の信号φ1,ψ1とその共有信号
φ1com、及び信号φ2,ψ2とその共有信号φ2c
omが生成され、メインモータ24は回転駆動される。
【0022】相信号発生回路50には装置1全体に故障
等の緊急自体が発生した場合、ドライバ回路51にリセ
ットをかけるリセット信号RSTと、該リセット信号R
STがハイレベル(H)の場合にハイレベル(H)とな
ればメインモータ24を駆動可能にし、リセット信号R
STがハイレベル(H)であってもこれをローレベル(
L)にすることによりメインモータ24をホールドオフ
できるモータオン信号MONと、メインモータ24をス
テップモータとして1ステップずつ駆動するモータクロ
ック信号DMCLKとが入力される。そして、これ等の
リセット信号RST、モータオン信号MON、モータク
ロック信号DMCLKは前述のMPU40より出力され
る。
【0023】即ち、図4のタイミングチャートで示され
る如く、ホールドオフの状態ではすべての相信号MA,
NMA,MB,NMBのレベルは(H,H,H,H)で
あるが、モータオン信号MONをハイレベル(H)にる
すると、まず相信号MA,NMA,MB,NMBのレベ
ルは(H,L,H,L)となる。つぎにモータクロック
信号DMCLKにのせて相信号発生回路にパルスを入力
していくと、相信号MA,NMA,MB,NMBのレベ
ルは(L,H,H,L)→(L,H,L,H)→(H,
L,L,H)→(H,L,H,L)というパターンを繰
り返しメインモータ24は1ステップずつ回転していく
こととなる。
【0024】尚、MPU40からのモータクロック信号
DMCLKのパルス周期の大小によりメインモータ24
の回転速度は変更される。
【0025】次に本発明の特徴的構成である装置1内か
らの残留紙の自動排紙機構について第5図乃至第8図に
より説明する。
【0026】一般に定着装置30の定着ローラ31の表
面温度が150℃未満の場合、残留紙は自動排紙とされ
ずジャム紙として取り扱われるが、本発明では定着ロー
ラ31の表面温度が例えば120℃以上であれば、定着
器30による記録紙Sの定着処理速度、即ち記録紙Sの
搬送、処理速度を落すことにより、この残留紙を自動排
紙させようとするものである。即ち、残留紙上のトナー
像を定着器30の定着ローラ31等によりやや時間をか
けて処理し、このトナー像を定着ローラ31にオフセッ
ト等を生じない温度まで加熱した後この残留紙を自動的
に排紙してオペレータによる作業をできるだけ減少させ
ようとするものである。
【0027】ここで、残留紙の自動排紙要求を2つに分
け、定着ローラ31の表面温度が150℃以上の場合は
要求(1)とし、この場合、残留紙は通常の搬送、処理
速度(例えば1000PPS)で搬送され、定着ローラ
31の表面温度が150℃未満で120℃以上の場合は
要求(2)とし、この場合、残留紙は通常より遅い搬送
、処理速度(例えば800PPS)で搬送されているも
のとする。以上の要求(1),(2)はMPU40内の
メモリであるRAMに記憶される。
【0028】尚、要求(1)の場合は定着ローラ31の
表面温度が所定の定着温度(165℃)になるまで定着
ローラ31を時間をかけて加熱した後、残留紙を通常の
搬送、処理速度(1000PPS)で排出し、要求(2
)の場合においては上記の最大時間、即ち定着ローラ3
1を150℃から165℃まで加熱するための時間(こ
れ以上時間をかけるとオペレータにジャム紙の除去作業
を行なわせるよりも長くなる時間、例えば4秒程度)だ
け定着ローラ31を加熱した後、残留紙を通常より遅い
搬送、処理速度(800PPS)で排紙させる。
【0029】図5はMPU40内のメモリであるRAM
の一部を示すものであり、400は自動排紙要求がある
ことをパラメータにしてストアするRAMであり、要求
(1)の場合はパラメータは1、要求(2)の場合はパ
ラメータは2,要求が無い場合はパラメータは0とされ
る。401は自動排紙処理中であれば1、処理中でなけ
れば0がストアされるRAMであり、402定着ロ−ラ
31の加熱時間を計時するRAMである。また403は
駆動パルスをカウントするカウンタ用のRAMである。
【0030】そして、RAM403には残留紙の処理ス
ピード、1000PPSに対しては1ms,800PP
Sに対しては1.25msのパルス周期がストアされる
ものとし、これに応じてMPU40からモータクロック
信号DMCLKが出て、メインモータ24はこれに応じ
た速度で回転される。また、自動排紙に当りRAM40
4にはその先端が給紙ローラ17に噛まれた残留紙(例
えば通常使用される記録紙Sのうち最も長いLEGAL
サイズ紙)をトレイ20上に排紙させるためにメインモ
ータ24を回転させるに必要なパルス数(例えば16,
000パルス)がストアされる。
【0031】以上の自動排紙要求(1),(2)に基づ
く残留紙の処理を図6及び図7のフローチャートに基づ
いて説明する。
【0032】図6は装置1のイニシャルプロセスステー
トにおける処理を示すフローチャートであり、主電源投
入後、又はオペレータが一度装置1の開閉ドアを開け所
定のエラー処理やメンテナンスを行ない開閉ドアを閉め
た後に起動されるものである。
【0033】排紙センサー27にて装置1内に残留紙が
あるか否かが判定され(ステップ1)、残留紙があれば
YES となって定着器30の定着ローラ31の表面温
度が150℃以上であるか否かが判定される(ステップ
2)。150℃以上であればYES となって自動排紙
要求(1)がRAM400にパラメータ1としてストア
され(ステップ4)、150℃未満であれば120℃以
上であるか否かが判定される(ステップ3)。定着ロー
ラ31の表面温度が120℃以上であればYES とな
って自動排紙要求(2)がRAM400にパラメータ2
としてストアされ(ステップ5)、120℃未満であれ
ばNOとなって残留紙はジャム紙として扱われ、ジャム
ステートへ直ちに移行される。尚、自動排紙要求(1)
,(2)の後、及びステップ1でNOとなった場合には
このイニシャルプロセスステートにおける他の処理がな
される(ステップ6)。
【0034】図7はウォーミングアップステートを示す
フローチャートであり、これによって定着器30の定着
ローラ31の定着温度(165℃)等へのウォームアッ
プと残留紙の自動排紙処理がなされる。尚、このウォー
ミングアップステートは前述のイニシャルプロセスステ
−トのステップ6を終えてリタ−ンした後に起動される
【0035】先ず、定着器30の温度調整がスタートさ
れる(ステップ10)。次にRAM402の加熱時間の
計時がスタートされ、定着ローラ31の加熱が開始され
て(ステップ11)、RAM400の内容から自動排紙
要求(1)があるか否かがチェックされる(ステップ1
2)。自動排紙要求(1)があれば、YES となって
定着ローラ31が定着温度(165℃)になったか否か
が判定され(ステップ13)、定着ローラ31が165
℃になればYES となって自動排紙要求(1)がリセ
ット、即ち、RAM400に0がストアされ(ステップ
14)、メインモータ24がスタートされる(ステップ
15)。
【0036】また、ステップ12で自動排紙要求(1)
がなければNOとなって、自動排紙要求(2)があるか
否かがチェックされ(ステップ16)、自動排紙要求(
2)があればYES となって、RAM402の加熱時
間に対する計時がカウントアップされたか否かが判断さ
れる(ステップ17)。カウントアップされればYES
 となって自動排紙要求(2)がリセット、即ち、RA
M400に0がストアされ(ステップ18)、メインモ
ータ24がスタートされる(ステップ19)。
【0037】ここでメインモータ24のスタートの手順
を述べると、先ず、RAM403に自動排紙要求(1)
の場合はパルス周期1ms、自動排紙要求(2)の場合
はパルス周期1.25msのデータがストアされ、モー
タオン信号MONがハイレベル(H)となる。次にRA
M401に1、RAM404に16000がストアされ
た後、メインモータ24の駆動パルスを出力する割り込
みルーチン(後述)が呼べるよう割り込みが許可されれ
ば、メインモータ24はスロ−アップすなはち加速の後
、自動排紙要求(1)又は(2)で定められる速度で回
転する。
【0038】次に、残留紙の自動排紙処理が終了するの
をRAM401の内容で判断しながら待ち(ステップ2
0)、自動排紙処理が終了すればYES となって再び
装置1内に残留紙があるか否かが判断され(ステップ2
1)、排紙センサー19により残留紙が検知されればY
ES となってジャムステートへ移行する。ステップ2
1で残留紙が検知されなかった場合NOとなって、定着
器30の定着ローラ31が定着温度(165℃)である
か否かが判断され(ステップ22)、定着ローラ22の
温度が定着温度(165℃)に達すればYES となっ
てウォーミングアップステートは終了する。
【0039】尚、ジャムステートの場合は装置1の表示
部にジャム処理用の表示がなされ、オペレータによって
ジャム処理がなされる。また、ステップ16で自動排紙
要求(2)がなければNOとなってステップ22等へ移
行される。
【0040】ここで、前述の割り込みルーチンを図8の
フローチャートにより説明すれば、RAM404はメイ
ンモータ24の駆動用パルスをカウントし、自動排紙処
理が終了したか否かを判断し(ステップ30)、NOと
なって自動排紙処理が終了していなければ、モータクロ
ック信号DMCLKにパルスをのせてメインモータ24
を1ステップ駆動し(ステップ31)、RAM404に
1パルス分をカウントさせる。
【0041】次に、RAM403のデータと現在の割り
込み周期を比較することによりスローアップの終了を判
断し(ステップ32)、終了していないならNOとなっ
てスローアップを続行するが(ステップ33)、終了し
ておればYES となってRAM403のデータをター
ミネイトによって割り込み信号を発生する不図示の割り
込み周期カウンタにセットし、定常スピードでメインモ
ータ24を駆動させる(ステップ34)。ステップ30
にてRAM404が16,000パルスをカウントし自
動排紙処理が終了したと判断されれば、YES となっ
てモータオン信号MONをローレベル(L)にし、メイ
ンモータ24をホールドオフの状態にして、割り込み禁
止することにより、このメインモータ24をストップさ
せる(ステップ35)。また、RAM401の内容を0
にクリアする(同スッテップ)。
【0042】以上の説明で明らかな如く、記録紙Sの搬
送、処理速度を2段階に切り変え、定着ローラ31の表
面温度が150℃以上の場合は勿論、120〜150℃
の間であっても、定着ローラ31等へのトナーの付着等
の問題を生じさせることなく、装置1内の残留紙を自動
排紙できるようにしたため、残留紙の処理が迅速にでき
、オペレータの手を煩わす必要回数も減少する。
【0043】尚、本実施例で述べた具体的数値は例示で
あり、他の数値を選択できることは勿論である。
【0044】次に、本発明の第2実施例を図9により説
明する。尚、第1実施例に係るものと同一機能を有する
ものについては同一符号を付しその説明を省略する。
【0045】第1実施例ではモータクロック信号DMC
LKのパルス周期を切り替えることによりメインモータ
24の回転速度を変更し、残留紙の搬送、処理速度を変
更し15たが、本実施例では図9で示される如く、メイ
ンモータ24の回転出力部にギヤボックス28を設け、
MPU40からの信号によりギヤボックス28内のギヤ
の自動切り替えを行なって、定着ローラ31を含めた記
録紙の搬送処理速度を第1実施例における1000PP
S相当と800PPS相当の2段階に切り替えることが
できるようにした。
【0046】本実施例においても、装置1内に残留紙が
ある場合、定着ローラ31の表面温度が150℃以上の
場合は勿論、120〜150℃の間であってもこの残留
紙の自動排紙ができ、第1実施例と同様な効果を得るこ
とができる。
【0047】次に、本発明の第3実施例を図10乃至図
12により説明する。尚、第1実施例に係るものと同一
機能を有するものについては同一符号を付しその説明を
省略する。
【0048】第1実施例が定着ローラ31の表面温度を
120〜150℃、150℃以上の2段階に区切って、
自動排紙の条件を2つつくり、残留紙の自動排紙を行な
ったのに対し、本実施例では定着ローラ31の表面温度
に従って、これに適した残留紙の搬送、処理速度を計算
し、装置内の残留紙の自動排紙を行なうようにした。
【0049】即ち、第1実施例の図7のフローチャート
に示されたウォーミングアップのプログラムに対し図1
0のフローチャートに示されたウォーミングアップのプ
ログラムが使用される。先ず、定着器30の温度調整が
スタートされ(ステップ40)、つぎに排紙センサ27
による装置1内の残留紙の有無によって自動排紙要求が
あるか否かが判断され(ステップ41)、要求があれば
YES となってこの要求がリセットされ(ステップ4
2)、メインモータ24がスタートされる(ステップ4
3)。
【0050】次に、RAM403には定着ローラ31の
表面温度に伴い、これに見合ったメインモータ24の駆
動パルス周期がストアされ、これによりMPU40から
モータクロック信号DMCLKが出され、メインモータ
24はこれに応じた速度で回転される(ステップ44)
。その後、自動排紙処理中か否かが判断され(ステップ
45)、処理が終了すればNOとなって再び装置1内の
残留紙のチェックがなされる(ステップ46)。残留紙
が有ればYES となってジャムステートへ移行し、残
留紙が無ければNOとなって定着器30の定着ローラ3
1の温度が定着温度(165℃)になっているか否かが
判断される(ステップ47)。そして、定着ローラ31
が定着温度(165℃)に達するとYES となってウ
ォーミングアップステートは終了する。
【0051】尚、ステップ41において自動排紙要求が
無ければNOとなって、ステップ47の方へ進む。
【0052】ここで、自動排紙要求は排紙センサ27に
よる残留紙の検知によってMPU40から出されるもの
とし、その他は第1実施例と略同一の取扱いがなされる
ものとする。
【0053】次に定着ローラ31の表面温度に従ってこ
れに適した残留紙の搬送、処理速度を決定する必要が生
じるが、以下この搬送、処理速度の算出方法を説明する
【0054】ある物体をΔθだけ温度を上昇させるため
に必要な熱量ΔQは質量をm、比熱をCとすれば、
【0
055】
【数1】ΔQ=mcΔθ  ……  (1)となる。ま
た、長さl、断面積Sの柱の一端の温度がΘ、他端の温
度がθ(Θ>θ)のとき、時間Δtで移動する熱量ΔQ
は、
【0056】
【数2】ΔQ=KS(Θ−θ)Δt/l  ……(2)
となる。尚、Kは物体を構成する物質に固有な定数であ
る。ここで、
【0057】
【数3】a=KS/(lmc)  ……  (3)とな
る定数を導入し、上記柱の一端が温度Θに保たれ、他端
の温度θが時間tと ともに上昇するとすれば、式(1),(2),(3),
より
【0058】
【数4】dθ/dt=a(Θ−θ)  ……  (4)
と表わすことができ、その内容は図11によって理解で
きる。式(4)を
【0059】
【数5】dθ/(θーΘ)=−adt  ……  (5
)と変形し、左辺と右辺のそれぞれの原始関数を求める
と、
【0060】
【数6】ln|θ−Θ|=−at+C  ……  (6
)となる。尚、Cは定数である。従ってΘ=ΘSのとき
tsだけ時間をかけて式(5)の量辺を積分すると、

0061】
【数7】ln|θS(ts)−ΘS |−ln|θS(
o)−ΘS |=ーats…(7) となり、Θ=ΘWのときにtwだけ時間をかけた場合は
【0062】
【数8】ln|θW(tw)−ΘW |−ln|θW 
(o)−ΘW |=−atw…(8) となる。
【0063】ここで、図12で示される如く、時間tの
関数であるθS(t)とθW (t)の初期値は共にθ
0であり、θS (t)とθW (t)がθ1になるま
でに、それぞれtsとtwの時間がかかったものである
とすると、
【0064】
【数9】θ0 =ΘS −eats(ΘS −θ1 )
=ΘW −eatw(ΘW −θ1 )  ……  (
9)となり、
【0065】
【数10】 となる。尚、ΘW >θ1 である。
【0066】即ち、式(10)は熱の供給源の温度のみ
が異なる2つの系において、ある物体を同じ温度(θ1
 )に加熱するためにかける時間の関係を示している。
【0067】上記式(10)を本実施例に応用すれば、
aは実験的に求められる定数、ΘS は定着ローラ31
の定着温度(165℃)、ΘW はウォーミングアップ
中の定着ローラ31の温度、θ1 はトナー像が定着ロ
ーラ31に悪影響(オフセット等)を及ぼさない程度ま
で加熱される温度(実験によって定められる定数)と考
えれば、時間ts,twは定着ローラ31の表面温度が
それぞれΘS,ΘW におけるメインモータ24の駆動
パルス周期に比例した値となる。尚、図中のθ0 はト
ナー像の定着ローラ31による加熱前の温度と考えるこ
とができる。
【0068】従って、tsは既知と考えることができる
ため、式(10)より温度θ1 に対する定着ローラ3
1の温度がΘW の場合の時間twを求めることができ
、該時間twに比例する値としてRAM403内のメイ
ンモータの駆動パルス周期が決定される。但し、指数関
数及び自然対数の計算には時間がかかるため、ΘW に
対するtwのテーブルを備えることにより、twを短時
間で決定できるようにしてもよい。
【0069】以上の如く、本実施例では定着ローラ31
の任意の温度に対して、残留紙の搬送、処理速度を決定
できるため、第1実施例の如く、120〜150℃、1
50℃以上と温度を区切ることなく残留紙の自動排紙を
最適条件で行なうことができ、第1実施例の如き待ち時
間が不要となる分だけ、処理時間の短縮化をも図ること
ができる。尚、本実施例も第1実施例と同様の効果を得
ることができるのは勿論である。
【0070】また、本実施例では定着ローラ31の温度
が所定の定着温度(165℃)より上昇した場合でも、
残留紙の処理、搬送速度を上げることにより、残留紙を
最適条件下で自動排紙できるという利点も有する。
【0071】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く本発明によれ
ば、定着手段の温度に応じてトナー像を有する記録紙の
定着手段を通過する速度を可変としたため、定着手段の
温度が比較的低くても定着手段等に悪影響を与えること
なく、且つ装置内の残留紙をジャム紙とすることなく、
この残留紙を迅速に自動排紙することができるようにな
り、更にはオペレータの負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るレーザプリンタの側断面図で
ある。
【図2】同レーザプリンタの定着ローラのハロゲンヒー
タの制御回路図である。
【図3】同レーザプリンタのメインモータの駆動回路図
である。
【図4】同レーザプリンタのメインモータ駆動信号のタ
イミングチャートである。
【図5】同レーザプリンタのMPUのRAMの内容を示
す図である。
【図6】同レーザプリンタのイニシャルプロセスステー
トを示すフローチャートである。
【図7】同レーザプリンタのウォーミングアップステー
トを示すフローチャートである。
【図8】同レーザプリンタのメインモータ駆動用の割り
込みルーチンを示すフローチャートである。
【図9】第2実施例に係るレーザプリンタの側断面図で
ある。
【図10】第3実施例に係るレーザプリンタのウォーミ
ングアップステートを示すフローチャートである。
【図11】同レーザプリンタにおいて、定着温度からR
AM403の内容を決定する算出方法を説明する概念図
である。
【図12】同レーザプリンタにおいて、定着温度からR
AM403の内容を決定する算出方法を説明する概念図
である。
【符号の説明】
31      定着ローラ(定着手段)33    
  サーミスタ(温度検知センサー)40      
MPU(温度制御手段、速度制御手段)403    
RAM(速度決定手段)S        記録紙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電子写真プロセスにより記録紙上に形
    成されるトナー像を熱定着させる定着手段と、該定着手
    段の温度を制御する温度制御手段と、定着手段の温度を
    検知する温度検知センサーとを有する電子写真プリンタ
    において、温度検知センサーの出力に応じ、トナー像を
    定着するに必要な記録紙の定着手段を通過する速度を決
    定する速度決定手段と、該速度決定手段により決定され
    た速度に基づき記録紙の速度を制御する速度制御手段と
    を有し、複数の温度下でトナー像を定着することができ
    ることを特徴とする電子写真プリンタ。
  2. 【請求項2】  記録紙が定着手段を通過する速度が温
    度検知センサーの出力に対応して、前記速度決定手段と
    速度制御手段により連続的に制御されることを特徴とす
    る請求項1記載の電子写真プリンタ。
  3. 【請求項3】  記録紙が定着用に定着手段を通過する
    速度と温度との対応には、定着手段又はプリンタ各部に
    トナー汚染等の問題を与えない程度の対応をも含むこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の電子写真プリンタ。
  4. 【請求項4】  所定速度に対して温度検知センサーの
    出力が請求項3に記す程度の温度を越える場合でも、記
    録紙が定着手段を通過する速度が温度検知センサーの出
    力に対応して、速度決定手段と速度制御手段により制御
    されることを特徴とする請求項1、2又は3記載の電子
    写真プリンタ。
JP3012603A 1991-01-11 1991-01-11 電子写真プリンタ Pending JPH04235574A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3012603A JPH04235574A (ja) 1991-01-11 1991-01-11 電子写真プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3012603A JPH04235574A (ja) 1991-01-11 1991-01-11 電子写真プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04235574A true JPH04235574A (ja) 1992-08-24

Family

ID=11809930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3012603A Pending JPH04235574A (ja) 1991-01-11 1991-01-11 電子写真プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04235574A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006146066A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Canon Inc 画像形成装置
US9098038B2 (en) 2012-07-03 2015-08-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus, fixing device, image forming method, and computer readable medium
JP2015210433A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム
JP2015212041A (ja) * 2014-05-02 2015-11-26 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御プログラム
US11835894B2 (en) 2020-08-11 2023-12-05 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus that changes discharge conveyance speed according to a distance between a sheet or image leading edge and a nip portion

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006146066A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Canon Inc 画像形成装置
JP4621009B2 (ja) * 2004-11-24 2011-01-26 キヤノン株式会社 画像形成装置
US9098038B2 (en) 2012-07-03 2015-08-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus, fixing device, image forming method, and computer readable medium
JP2015210433A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム
US9709939B2 (en) 2014-04-28 2017-07-18 Konica Minolta, Inc. Image forming system with an unjamming execution section
JP2015212041A (ja) * 2014-05-02 2015-11-26 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御プログラム
US9678466B2 (en) 2014-05-02 2017-06-13 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus that controls a conveyance speed of sheets while purging the sheets after a paper jam
US11835894B2 (en) 2020-08-11 2023-12-05 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus that changes discharge conveyance speed according to a distance between a sheet or image leading edge and a nip portion

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5319428A (en) Color image forming apparatus
JPH04235574A (ja) 電子写真プリンタ
JPH0527643A (ja) 定着温度制御装置
JP2001117471A (ja) 電子写真装置の冷却制御装置及び方法
US11822269B2 (en) Temperature control device and image forming apparatus including temperature control device
JP2018040913A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JPS61173261A (ja) 複写用紙の転写位置制御装置
JP2003107957A (ja) 画像形成装置
JPH02146565A (ja) 画像形成装置の停止時間演算装置
JP2744852B2 (ja) 加熱定着器の制御装置
JP2524652B2 (ja) レ―ザプリンタの用紙サイズ検出装置
JPH08220931A (ja) 画像形成装置
JPH04121769A (ja) 定着温度制御装置
JPH06250500A (ja) 電子写真装置
JPS63226891A (ja) 加熱器の温度制御装置
JP2753380B2 (ja) 電子写真装置
JP2020184035A (ja) 画像形成装置
JP2000352895A (ja) 画像形成装置
JPH09194104A (ja) 画像形成装置
JPH07110646A (ja) 画像処理装置に設けられた廃トナー処理機構
JPH075790A (ja) 画像形成装置
JPH07319309A (ja) 画像形成装置
JPH06258979A (ja) 画像処理装置に設けられた加熱手段制御装置
JPH03123174A (ja) 画像形成装置
JP2005037446A (ja) 非接触温度センサ付き定着装置の温度制御方法