JPH04235485A - 伝送信号再生装置 - Google Patents

伝送信号再生装置

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JPH04235485A
JPH04235485A JP1169991A JP1169991A JPH04235485A JP H04235485 A JPH04235485 A JP H04235485A JP 1169991 A JP1169991 A JP 1169991A JP 1169991 A JP1169991 A JP 1169991A JP H04235485 A JPH04235485 A JP H04235485A
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Takatoshi Shirosugi
孝敏 城杉
Tsutomu Noda
勉 野田
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多重伝送システムに係
り、特に現行テレビジョン放送信号に別の信号を多重伝
送するのに有効な伝送方式を受信する伝送信号再生装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン信号に別の信号を多重する
方法として、映像搬送波と直交関係を持つ搬送波を別の
情報で変調し、映像信号で変調された映像搬送波と合成
して伝送する直交変調方式が知られている。
【0003】しかし、この方式は社団法人テレビジョン
学会発行1988年テレビジョン学会全国大会講演予行
集の第329頁から第330頁の15−8「映像搬送波
直交変調EDTV方式における波形等化の検討」におい
て論じられているように、送信側と受信側とのフィルタ
の特性のアンバランスや、受像機の検波のずれ、さらに
ゴースト障害などにより、別の情報を持つ信号(以下、
多重すべき信号という意味で単に多重信号と言うことが
ある)と映像信号の間にクロストークが発生する。この
クロストークを除去するために波形等化技術を用いる必
要がある。
【0004】このクロストークを除去する一例は、特開
昭63−109676号公報に記載されているように、
あらかじめ、映像信号および多重信号にそれぞれ既知の
基準信号を挿入しておき、受信側において、直交する2
軸の検波位相で同期検波することによって分離復調され
た2つの復調信号を2系統のタップ付き遅延線に通し、
それぞれの遅延された信号を、受信された基準信号を用
いて定められた適当な重みをつけて合成する2次元のト
ランスバーサルフィルタを用いるものである。
【0005】このような2次元のトランスバーサルフィ
ルタを用いることにより、前述した送信側と受信側との
フィルタの特性のアンバランスや、受像機の検波ずれや
、ゴースト障害などによるクロストークは十分除去する
ことができる。
【0006】しかし、上記した原因の他にも、クロスト
ークを発生する場合がある。図16は従来の伝送信号再
生装置を示すブロック図である。
【0007】図16において、101はアンテナ、10
2は高周波増幅回路、103は周波数変換回路、104
は局部発振回路、105は選局制御回路、106はナイ
キストフィルタ、107は映像信号検波回路、108は
音声FM検波回路、109は音声信号出力端子、110
は映像信号出力端子、111はバンドパスフィルタ、1
13,114は周波数変換回路、115,116は復調
回路、117は2次元トランスバーサルフィルタ、11
8は多重信号出力端子である。
【0008】また、図17は図16のバンドパスフィル
タ111のフィルタ特性とフィルタ入出力前後の主要信
号の周波数スペクトルを示す特性図である。図17にお
いて、1501はフィルタ入力前の映像信号の周波数ス
ペクトル、1502はフィルタ入力前の多重信号の周波
数スペクトル、1506はバンドパスフィルタ111の
フィルタ特性、1508はフィルタ出力後の映像信号の
周波数スペクトル、1509はフィルタ出力後の多重信
号の周波数スペクトル、である。また、fC は映像信
号搬送波周波数、fQ は変調前の多重信号帯域、fI
 は変調前の映像信号帯域、である。
【0009】アンテナ1から入力したテレビジョン信号
を高周波増幅回路102で増幅し、周波数変換回路10
3で復調用の中間周波数に変換する。テレビジョン信号
の選局は周波数変換回路103に加えている局部発振回
路104の周波数を選局制御回路105によって制御し
て行う。周波数変換された中間周波数の信号から、フィ
ルタ特性として映像信号搬送波周波数を中心としたナイ
キスト特性を有するとともに映像信号帯域を抽出するナ
イキストフィルタ106で映像信号帯域の信号を得、映
像信号検波回路107で増幅検波して映像信号出力端子
110に映像信号を得る。
【0010】一方、音声信号帯域については、映像信号
検波回路107から音声FM検波回路108で増幅検波
して音声信号出力端子109に音声信号を得る。以上に
加えて多重信号を復調するために、フィルタ特性として
、図17の1504に示す様に、映像信号搬送周波数f
C を中心に対称な振幅特性を有したバンドパスフィル
タ111で、周波数変換回路103の出力から多重信号
帯域を抽出する。そして、抽出された多重信号帯域の信
号を周波数変換回路113で映像信号復調用の中間周波
数よりさらに低い中間周波数にした後、復調回路115
で同期検波して多重信号を得る。
【0011】また、抽出した多重信号帯域の信号を周波
数変換回路114で映像信号復調用の中間周波数よりさ
らに低い中間周波数にする。復調回路116では、復調
回路115と90度位相の異なった搬送波で同期検波し
て多重信号帯域内の映像信号を得る。それらの復調回路
115および復調回路116の出力を2次元トランスバ
ーサルフィルタ117を通して、多重信号出力端子11
8に多重信号を得る。
【0012】バンドパスフィルタ111は、前述したよ
うに、図17の1504に示す如く、そのフィルタ特性
として、映像信号搬送波周波数fC を中心に対称な振
幅特性を有しているため、図17の周波数スペクトル1
508で示すように、その帯域内の映像信号の側帯波を
対称に抽出することができる。従って、復調回路115
において、同期検波を行うと、帯域内の映像信号は側帯
波が対称であるため、キャンセルされてしまい、復調回
路115より出力される多重信号への帯域内の映像信号
からの漏れ、即ち、クロストークの発生を抑えることが
できる。
【0013】しかしながら、反対に、復調回路116に
おいて、同期検波を行うと、多重信号は図17の周波数
スペクトル1509で示すように、その帯域内の側帯波
が対称でないため、キャンセルされず、そのため、復調
回路116より出力される帯域内の映像信号への多重信
号の漏れ、即ち、クロストークが発生する。
【0014】この様なクロストークは、後段にある2次
元トランスバーサルフィルタ117において除去するこ
とも可能であるが、そのためには、2次元トランスバー
サルフィルタ117の性能をかなり上げなければならず
、コスト的に問題であった。
【0015】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、復調回路における同期検波によって、十分
クロストークの発生を抑えることができる伝送信号再生
装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、映像信号で残留側波帯振幅変調さ
れた映像搬送波と、該映像搬送波と直交関係にあって、
多重信号で変調された搬送波と、を合成して、多重伝送
された伝送信号から、前記映像信号と前記多重信号とを
再生する伝送信号再生装置において、前記映像搬送波の
周波数を中心として対称な振幅特性を持つ通過帯域特性
を有し、前記伝送信号から通過帯域内の信号を抽出して
出力する第1のフィルタ手段と、該第1のフィルタ手段
からの信号を周波数変換して出力する第1の周波数変換
手段と、該第1の周波数変換手段からの信号を同期検波
して出力する第1の復調手段と、前記映像搬送波の周波
数を中心としたナイキスト特性を持つと共に、前記第1
のフィルタ手段と同等の通過帯域幅を持つ通過帯域特性
を有し、前記伝送信号から通過帯域内の信号を抽出して
出力する第2のフィルタ手段と、該第2のフィルタ手段
からの信号を周波数変換して出力する第2の周波数変換
手段と、該第2の周波数変換手段からの信号を同期検波
して出力する第2の復調手段と、前記第1の復調手段か
らの信号と前記第2の復調手段からの信号とを入力して
、所望の重みをつけて合成して出力する2次元トランス
バーサルフィルタと、を設けるようにした。
【0017】
【作用】本発明においては、前記第1のフィルタ手段で
は、映像信号の側帯波が対称に得られるので、前記第1
の復調手段の出力には、映像信号からのクロストークの
少ない良質の多重信号が得られる。また、前記第2のフ
ィルタ手段では、ナイキスト特性により、多重信号の側
帯波が対称に得られるので、前記第2の復調手段の出力
には、多重信号からのクロストークの少ない良質の映像
信号が得られる。
【0018】さらに、前記2次元トランスバーサルフィ
ルタでは、多重経路伝搬、いわゆるゴーストが存在した
場合にも、前記第1の復調手段の出力と前記第2の復調
手段の出力とから逆信号を作り出して相殺することがで
きるので、良質の多重信号などが得られる。
【0019】さらに、前記第1及び第2の周波数変換手
段は、振幅変調復調用の中間周波数より多重伝送された
信号を復調する中間周波数を低くすることができるので
、復調回路の遅延時間や信号路の遅延時間等による誤差
を少なくでき、安定な復調信号が得られる。以上のよう
に、本発明によれば、それらの信号を良質にでき、かつ
安定な復調動作が可能となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の第1の実施例としての伝送信号再生
装置を示すブロック図である。
【0021】図1において、101はアンテナ、102
は高周波増幅回路、103は周波数変換回路、104は
局部発振回路、105は選局制御回路、106はナイキ
ストフィルタ、107は映像信号検波回路、108は音
声FM検波回路、109は音声信号出力端子、110は
映像信号出力端子、111はバンドパスフィルタ、11
2はフィルタ、113,114は周波数変換回路、11
5,116は復調回路、117は2次元トランスバーサ
ルフィルタ、118は多重信号出力端子である。
【0022】また、図2は本発明において用いられる主
要フィルタの特性とフィルタ入出力前後の主要信号の周
波数スペクトルを示す特性図である。
【0023】図2において、1501はフィルタ入力前
の映像信号の周波数スペクトル、1502はフィルタ入
力前の多重信号の周波数スペクトル、1503はフィル
タ112のフィルタ特性、1504はバンドパスフィル
タ111のフィルタ特性、1506,1508はフィル
タ出力後の映像信号の周波数スペクトル、1507,1
509はフィルタ出力後の多重信号の周波数スペクトル
、であり、その他については、後ほど説明する。また、
fC は映像信号搬送波周波数、fQ は変調前の多重
信号帯域、fI は変調前の映像信号帯域、である。
【0024】アンテナ1から入力したテレビジョン信号
を高周波増幅回路102で増幅し、周波数変換回路10
3で復調用の中間周波数に変換する。テレビジョン信号
の選局は周波数変換回路103に加えている局部発信回
路104の周波数を選局制御回路105によって制御し
て行う。周波数変換された中間周波数の信号から、フィ
ルタ特性として映像信号搬送波周波数を中心としたナイ
キスト特性を有するとともに映像信号帯域を抽出するナ
イキストフィルタ106で映像信号帯域の信号を得、映
像信号検波回路107で増幅検波して映像信号出力端子
110に映像信号を得る。
【0025】一方、音声信号帯域については、映像信号
検波回路107から音声FM検波回路108で増幅検波
して音声信号出力端子109に音声信号を得る。以上に
加えて多重信号を復調するために、フィルタ特性として
、図2の1504に示す様に、映像信号搬送波周波数f
C を中心に対称な振幅特性を有したバンドパスフィル
タ111で、周波数変換回路103の出力から多重信号
帯域を抽出する。
【0026】即ち、フィルタ特性1504を持つバンド
パスフィルタ111で、周波数スペクトル1501,1
502を持つ周波数変換回路103の出力から、周波数
スペクトル1508,1509を持つ多重信号帯域の信
号を抽出するのである。そして、抽出した多重信号帯域
の信号を周波数変換回路113で映像信号復調用の中間
周波数よりさらに低い中間周波数にした後、復調回路1
15で同期検波して多重信号を得る。
【0027】従って、本実施例において、多重信号を復
調する場合は、図2の(d)で示す経路を採ることにな
る。また、フィルタ特性として、図2の1503に示す
様に、映像信号搬送波周波数fC を中心にナイキスト
特性を有したフィルタ112で、周波数変換回路103
の出力から多重信号帯域を抽出する。
【0028】即ち、フィルタ特性1503を持つフィル
タ112で、周波数スペクトル1501,1502を持
つ周波数変換回路103の出力から、周波数スペクトル
1506,1507を持つ多重信号帯域の信号を抽出す
るのである。そして、抽出した多重信号帯域の信号を周
波数変換回路114で映像信号復調用の中間周波数より
さらに低い中間周波数にする。復調回路116では、復
調回路115と90度位相の異なった搬送波で同期検波
して多重信号帯域内の映像信号を得る。
【0029】従って、本実施例において、多重信号帯域
内の映像信号を復調する場合は、図2の(a)で示す経
路を採ることになる。そして、それらの復調回路115
および復調回路116の出力を2次元トランスバーサル
フィルタ117を通して、多重信号出力端子118に多
重信号を得る。
【0030】バンドパスフィルタ111は、前述したよ
うに、図2の1504に示す如く、そのフィルタ特性と
して、映像信号搬送波周波数fC を中心に対称な振幅
特性を有しているため、図2の周波数スペクトル150
8で示すように、その帯域内の映像信号の側帯波を対称
に抽出することができる。従って、復調回路115にお
いて、同期検波を行うと、帯域内の映像信号は側帯波が
対称であるため、キャンセルされてしまい、復調回路1
15より出力される多重信号への帯域内の映像信号から
の漏れ、即ち、クロストークの発生を抑えることができ
る。
【0031】また、フィルタ112は、前述したように
、図2の1503に示す如く、そのフィルタ特性として
、映像信号搬送波周波数fC を中心にナイキスト特性
を有しているのに対し、伝送された多重信号は、図2の
周波数スペクトル1502で示すように、映像信号搬送
波周波数fC を中心に前記ナイキスト特性とは逆特性
を有しているため、その帯域内の多重信号の側帯波を対
称に抽出することができる。従って、復調回路116に
おいて、同期検波を行うと、多重信号は側帯波が対称で
あるため、キャンセルされてしまい、復調回路116よ
り出力される多重信号への帯域内の映像信号からの漏れ
、即ち、クロストークの発生を抑えることができる。
【0032】また、周波数変換回路113および周波数
変換回路114で映像信号復調用の中間周波数よりさら
に低い中間周波数にして、同期検波回路115および同
期検波回路116を動作できるので、同期検波回路の遅
延時間や信号線路の遅延時間などによる誤差を少なくで
き、安定な検波復調動作が可能となる。
【0033】また、送信側と受信側とのフィルタの特性
のアンバランスや、受信機の検波ずれや、ゴースト障害
などによって、同期検波回路115の出力である多重信
号および同期検波回路116の出力である帯域内の映像
信号にそれらの信号間の漏れを生じたとしても、送信側
から送られた基準信号を基準としてその漏れを検出して
、それらの信号を入力として2次元トランスバーサルフ
ィルタ117で重み付けをし、波形等化を行うことで、
それらの信号間の漏れを相殺して、良質で安定した多重
信号を得ることができる。
【0034】本実施例では、以上のバンドパスフィルタ
111、フィルタ112、周波数変換回路113、周波
数変換回路114、同期検波回路115、同期検波回路
116および2次元トランスバーサルフィルタ117の
動作によって、安定な検波復調動作と良質な多重信号を
得ることができる効果がある。
【0035】なお、本実施例において、周波数変換回路
113,114及び復調回路115,116の構成につ
いては特定されていないが、それらの構成としては、後
述する各実施例で示す構成と同様の構成の他、種々の構
成が考えられる。
【0036】図3は本発明の第2の実施例としての伝送
信号再生装置を示すブロック図である。図3において、
201はナイキストフィルタ、202,203は周波数
コンバータ、204は局部発振回路、205,206は
同期検波回路、207,208は搬送波再生PLL回路
であり、その他、図1と同一符号のものは同一機能を示
す。
【0037】図1の実施例と異なる点は、フィルタ11
2に代えて、ナイキストフィルタ201を用いた点であ
る。図2において、1505はナイキストフィルタ20
1のフィルタ特性である。
【0038】本実施例において、ナイキストフィルタ2
01は、映像信号搬送波周波数fC を中心にナイキス
ト特性を有し、バンドパスフィルタ111の出力を用い
ることで、多重信号帯域に制限する特性を不要にしてい
る。また、周波数変換回路113および周波数変換回路
114は、周波数コンバータ202と局部発振回路20
4および周波数コンバータ203と局部発振回路204
で構成されており、復調回路115および復調回路11
6の動作周波数を同一にしている。
【0039】また、復調回路115および復調回路11
6は、おのおの、同期検波回路205と搬送波再生PL
L回路207および同期検波回路206と搬送波再生P
LL回路208で構成されている。搬送波再生用PLL
回路207では、映像信号搬送波と直交した搬送波を再
生し、搬送波再生用PLL回路208では、映像信号搬
送波と同相の搬送波を再生する。
【0040】では、本実施例の主要な動作を説明する。 フィルタ特性として、図2の1504に示す様に、映像
信号搬送波周波数fC を中心に対称な振幅特性を有し
たバンドパスフィルタ111で、周波数変換回路103
の出力から多重信号帯域を抽出する。
【0041】その後、フィルタ特性として、図2の15
05に示す様に、映像信号搬送波周波数fC を中心に
ナイキスト特性を有したナイキストフィルタ201で、
抽出した多重信号帯域の信号からさらに多重信号帯域を
抽出する。
【0042】即ち、フィルタ特性1504を持つバンド
パスフィルタ111で、周波数スペクトル1501,1
502を持つ周波数変換回路103の出力から多重信号
帯域の信号を抽出し、さらに、フィルタ特性1505を
持つナイキストフィルタ201で、抽出した多重信号帯
域の信号から周波数スペクトル1506,1507を持
つ多重信号帯域の信号を抽出するのである。
【0043】そして、抽出した多重信号帯域の信号を周
波数変換回路114で映像信号復調用の中間周波数より
さらに低い中間周波数にした後、復調回路116で同期
検波して多重信号帯域内の映像信号を得る。
【0044】従って、本実施例において、多重信号帯域
内の映像信号を復調する場合は、図2の(b)で示す経
路を採ることになる。以上により、本実施例によれば、
図1の実施例と同様に、安定な検波復調動作と良質な多
重信号を得ることができる効果がある。
【0045】図4は本発明の第3の実施例としての伝送
信号再生装置を示すブロック図である。図4において、
301はバンドパスフィルタであり、その他、図3と同
一符号のものは同一機能を示す。
【0046】図3の実施例と異なる点は、ナイキストフ
ィルタ201に代えて、バンドパスフィルタ301を用
いた点である。本実施例において、ナイキストフィルタ
106は、図3のナイキストフィルタ201と同様のフ
ィルタ特性、即ち、図2のフィルタ特性1505を有し
ている。
【0047】また、バンドパスフィルタ301は、バン
ドパスフィルタ111と同様のフィルタ特性、即ち、図
2のフィルタ特性1504を有している。つまり、バン
ドパスフィルタ301は、フィルタ特性として、映像信
号搬送波周波数fC を中心に対称な振幅特性を有し、
ナイキストフィルタ106の出力を用いることで、ナイ
キスト特性を不要にしている。
【0048】では、本実施例の主要な動作を説明する。 フィルタ特性として、図2の1505に示す様に、映像
信号搬送波周波数fC を中心にナイキスト特性を有し
たナイキストフィルタ106で、周波数変換回路103
の出力から多重信号帯域を抽出する。
【0049】その後、フィルタ特性として、図2の15
04に示す様に、映像信号搬送波周波数fC を中心に
対称な振幅特性を有したバンドパスフィルタ301で、
抽出した多重信号帯域の信号からさらに多重信号帯域を
抽出する。
【0050】即ち、フィルタ特性1505を持つナイキ
ストフィルタ106で、周波数スペクトル1501,1
502を持つ周波数変換回路103の出力から多重信号
帯域の信号を抽出し、さらに、フィルタ特性1504を
持つバンドパスフィルタ301で、抽出した多重信号帯
域の信号から周波数スペクトル1506,1507を持
つ多重信号帯域の信号を抽出するのである。
【0051】そして、抽出した多重信号帯域の信号を周
波数変換回路114で映像信号復調用の中間周波数より
さらに低い中間周波数にした後、復調回路116で同期
検波して多重信号帯域内の映像信号を得る。従って、本
実施例において、多重信号帯域内の映像信号を復調する
場合は、図2の(c)で示す経路を採ることになる。
【0052】以上により、本実施例によれば、図3の実
施例と同様に、安定な検波復調動作と良質な多重信号を
得ることができる効果がある。
【0053】図5は本発明の第4の実施例としての伝送
信号再生装置を示すブロック図である。図5において、
401はローパスフィルタ(以下、LPFと記す)、4
02は直交搬送波発振回路、403は移相回路であり、
その他、図3と同一符号のものは同一機能を示す。
【0054】図3の実施例と異なる点は、搬送波再生P
LL回路207に代えて、LPF401と直交搬送波発
振回路402を用いた点であり、同期検波回路205が
搬送再生PLL回路の位相検波回路に相当することから
、その出力をLPF401を通して直交搬送波発振回路
402に帰還することで直交の搬送波を再生する。その
直交の搬送波を移相回路403を通して同相の搬送波を
得、同期検波回路206に加える。
【0055】本実施例によれば、図3の実施例と同様に
、安定な検波復調動作と良質な多重信号を得ることがで
きる効果に加え、同期検波用の搬送波再生PLL回路が
1個削減できる効果もある。
【0056】図6は本発明の第5の実施例としての伝送
信号再生装置を示すブロック図である。図6において、
図4および図5と同一符号のものは同一機能を示す。
【0057】図4の実施例と異なる点は、搬送波再生P
LL回路207に代えて、LPF401と直交搬送波発
振回路402を用いた点であり、同期検波回路205が
搬送波再生PLL回路の位相検波回路に相当することか
ら、その出力をLPF401を通して直交搬送波発振回
路402に帰還することで直交の搬送波を再生する。そ
の直交の搬送波を移相回路403を通して同相の搬送波
を得、同期検波回路206に加える。
【0058】本実施例によれば、図4の実施例と同様に
、安定な検波復調動作と良質な多重信号を得ることがで
きる効果に加え、同期検波用の搬送波再生PLL回路が
1個削減できる効果もある。
【0059】図7は本発明の第6の実施例としての伝送
信号再生装置を示すブロック図である。図7において、
601はナイキストフィルタであり、その他、図3と同
一符号のものは同一機能を示す。
【0060】図3の実施例と異なる点は、周波数変換回
路114を削除すると共に、ナイキストフィルタ201
に代えて、ナイキストフィルタ601を用い、周波数変
換回路113の出力をナイキストフィルタ601を介し
て復調回路116に入力した点である。
【0061】本実施例において、ナイキストフィルタ6
01は、フィルタ特性として、映像信号搬送波周波数を
中心にナイキスト特性を有し、周波数変換回路113を
介したバンドパスフィルタ111の出力を用いることで
、多重信号帯域に制限する特性を不要にすると共に、ナ
イキストフィルタ601の動作周波数を下げている。
【0062】本実施例によれば、図3の実施例と同様に
、安定な検波復調動作と良質な多重信号を得ることがで
きる効果に加え、ナイキストフィルタ601の動作周波
数を下げることができるので、トランスバーサルフィル
タのようなディジタルフィルタでも構成でき、安定な特
性を得たり、特性を可変にして信号の漏れをさらに低減
して良質の信号を得ることもできる効果もある。
【0063】図8は本発明の第7の実施例としての伝送
信号再生装置を示すブロック図である。図8において、
図5および図7と同一符号のものは同一機能を示す。
【0064】図7の実施例と異なる点は、図5の実施例
が図3の実施例と異なる点と同一である。本実施例によ
れば、安定な検波復調動作と良質な多重信号を得ること
ができる効果がある。
【0065】図9は本発明の第8の実施例としての伝送
信号再生装置を示すブロック図である。図9において、
801は局部発信回路、802は電圧制御形発振回路で
あり、その他、図8と同一符号のものは同一機能を示す
【0066】図8の実施例と異なる点は、同期検波回路
205および同期検波回路206の搬送波を局部発振回
路801から得ると共に、位相誤差を同期検波回路20
5の出力からLPF401を通して得、その誤差信号を
電圧制御形発振回路802に負帰還することである。
【0067】本実施例によれば、上記負帰還によって、
同期検波経路205、同期検波回路206および移相回
路403の動作周波数を一定にでき、安定な検波復調動
作と良質な多重信号を得ることができる効果がある。
【0068】図10は本発明の第9の実施例としての伝
送信号再生装置を示すブロック図である。図10におい
て、901は遅延回路であり、その他、図9と同一符号
のものは同一機能を示す。図9の実施例と異なる点は、
遅延回路901を設けて、ナイキストフィルタ601の
遅延時間と同一の時間遅延させることである。
【0069】本実施例のよれば、同期検波回路205、
同期検波回路206および移相回路403の動作周波数
を一定にできる上に、移相回路403を90度に設定で
き、ナイキストフィルタ601の遅延時間を遅延回路9
01で相殺して時間管理を正確にできるので、安定な検
波復調動作と良質な多重信号を得ることができる効果が
ある。
【0070】図11は本発明の第10の実施例としての
伝送信号再生装置を示すブロック図である。図11にお
いて、1001は電圧加算制御回路であり、その他、図
8および図9と同一符号のものは同一機能を示す。
【0071】図9の実施例と異なる点は、位相誤差を同
期検波回路205の出力からLPF401を通して得、
その誤差信号を電圧加算制御回路1001を通して、選
局用の電圧に加えて局部発振回路104に負帰還するこ
とである。
【0072】本実施例のよれば、上記負帰還によって、
同期検波回路205、同期検波回路206および移相回
路403の動作周波数を一定にでき、安定な検波復調動
作と良質な多重信号を得ることができる効果がある。
【0073】図12は本発明の第11の実施例としての
伝送信号再生装置を示すブロック図である。図12にお
いて、図10および図11と同一符号のものは同一機能
を示す。図11の実施例と異なる点は、遅延回路901
を設けて、ナイキストフィルタ601の遅延時間と同一
の時間遅延させることである。
【0074】本実施例によれば、同期検波回路205、
同期検波回路206および移相回路403の動作周波数
を一定にできる上に、移相回路403を90度に設定で
き、ナイキストフィルタ601の遅延時間を遅延回路9
01で相殺して時間管理を正確にできるので、安定な検
波復調動作と良質な多重信号を得ることができる効果が
ある。
【0075】図13は本発明の第12の実施例としての
伝送信号再生装置を示すブロック図である。図13にお
いて、1201はバンドパスフィルタであり、その他、
図6と同一符号のものは同一機能を示す。
【0076】図6の実施例と異なる点は、バンドパスフ
ィルタ301に代えて、バンドパスフィルタ1201を
用い、周波数変換回路114の出力をバンドパスフィル
タ1201を介して復調回路116に入力した点である
。本実施例において、バンドパスフィルタ1201は、
フィルタ特性として、多重信号帯域に制限する特性を有
し、周波数変換回路114を介したナイキストフィルタ
106の出力を用いることで、ナイキスト特性を不要に
すると共に、バンドパスフィルタ1201の動作周波数
を下げている。
【0077】本実施例によれば、図6の実施例と同様に
、安定な検波復調動作と良質な多重信号を得ることがで
きる効果に加え、バンドパスフィルタ1201の動作周
波数を下げることができるので、トランスバーサルフィ
ルタのようなディジタルフィルタでも構成でき、安定な
特性を得たり、特性を可変にして信号の漏れをさらに低
減して良質の信号を得ることもできる効果もある。
【0078】図14は本発明の第13の実施例としての
伝送信号再生装置を示すブロック図である。図14にお
いて、図9および図13と同一符号のものは同一機能を
示す。図13の実施例と異なる点は、図9の実施例が図
8の実施例と異なる点と同一である。
【0079】本実施例によれば、図13の実施例の効果
に加えて、同期検波回路205、同期検波回路206お
よび移相回路403の動作周波数を一定にでき、さらに
安定な検波復調動作と良質な多重信号を得ることができ
る効果がある。
【0080】図15は本発明の第14の実施例としての
伝送信号再生装置を示すブロック図である。図15にお
いて、図12および図13と同一符号のものは同一機能
を示す。図13の実施例と異なる点は、図12の実施例
が図8の実施例と異なる点と同一である。
【0081】本実施例によれば、図13の実施例の効果
に加えて、同期検波回路205、同期検波回路206お
よび移相回路403の動作周波数を一定にできる上に、
移相回路403を90度に設定できるので、安定な検波
復調動作と良質な多重信号を得ることができる効果があ
る。
【0082】
【発明の効果】本発明においては、第1のフィルタ手段
によって映像信号の側帯波を対称に抽出することができ
るので、第1の復調回路において、同期検波を行うと、
側帯波が対称である映像信号はキャンセルされてしまい
、よって、第1の復調回路より出力される多重信号への
映像信号の漏れ、即ち、クロストークの発生を十分抑え
ることができる。
【0083】また、第2のフィルタ手段によって多重信
号の側帯波を対称に抽出することができるので、第2の
復調回路において、同期検波を行うと、側帯波が対称で
ある多重信号はキャンセルされてしまい、よって、第2
の復調回路より出力される映像信号への多重信号の漏れ
、即ち、クロストークの発生を十分抑えることができる
【0084】この様に、本発明によれば、第1及び第2
のフィルタ手段を設けて、映像信号及び多重信号の側帯
波をそれぞれ対称に抽出することにより、第1及び第2
の復調回路において、十分クロストークの発生を抑える
ことができるため、後段にある2次元トランスバーサル
フィルタの性能を上げなくても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての伝送信号再生装
置を示すブロック図である。
【図2】本発明において用いられる主要フィルタの特性
とフィルタ入出力前後の主要信号の周波数スペクトルを
示す特性図である。
【図3】本発明の第2の実施例としての伝送信号再生装
置を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施例としての伝送信号再生装
置を示すブロック図である。
【図5】本発明の第4の実施例としての伝送信号再生装
置を示すブロック図である。
【図6】本発明の第5の実施例としての伝送信号再生装
置を示すブロック図である。
【図7】本発明の第6の実施例としての伝送信号再生装
置を示すブロック図である。
【図8】本発明の第7の実施例としての伝送信号再生装
置を示すブロック図である。
【図9】本発明の第8の実施例としての伝送信号再生装
置を示すブロック図である。
【図10】本発明の第9の実施例としての伝送信号再生
装置を示すブロック図である。
【図11】本発明の第10の実施例としての伝送信号再
生装置を示すブロック図である。
【図12】本発明の第11の実施例としての伝送信号再
生装置を示すブロック図である。
【図13】本発明の第12の実施例としての伝送信号再
生装置を示すブロック図である。
【図14】本発明の第13の実施例としての伝送信号再
生装置を示すブロック図である。
【図15】本発明の第14の実施例としての伝送信号再
生装置を示すブロック図である。
【図16】従来の伝送信号再生装置を示すブロック図で
ある。
【図17】図16のバンドパスフィルタのフィルタ特性
とフィルタ入出力前後の主要信号の周波数スペクトルを
示す特性図である。
【符号の説明】
101  アンテナ 102  高周波増幅回路 103  周波数変換回路 104  局部発振回路 105  選局制御回路 106  ナイキストフィルタ 107  映像信号検波回路 108  音声FM検波回路 109  音声信号出力端子 110  映像信号出力端子 111  バンドパスフィルタ 112  フィルタ 113  周波数変換回路 114  周波数変換回路 115  復調回路 116  復調回路 117  2次元トランスバーサルフィルタ118  
多重信号出力端子 201  ナイキストフィルタ 202  周波数コンバータ 203  周波数コンバータ 204  局部発振回路 205  同期検波回路 206  同期検波回路 207  搬送波再生PLL回路 208  搬送波再生PLL回路 301  バンドパスフィルタ 401  ローパスフィルタ 402  直交搬送波発振回路 403  移相回路 601  ナイキストフィルタ 801  局部発振回路 802  電圧制御形発振回路 901  遅延回路 1001  電圧加算制御回路 1201  バンドパスフィルタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  映像信号で残留側波帯振幅変調された
    映像搬送波と、該映像搬送波と直交関係にあって、多重
    すべき信号(以下、多重信号という)で変調された搬送
    波と、を合成して、多重伝送された伝送信号から、前記
    映像信号と前記多重信号とを再生する伝送信号再生装置
    において、前記映像搬送波の周波数を中心として対称な
    振幅特性を持つ通過帯域特性を有し、前記伝送信号から
    通過帯域内の信号を抽出して出力する第1のフィルタ手
    段と、該第1のフィルタ手段からの信号を周波数変換し
    て出力する第1の周波数変換手段と、該第1の周波数変
    換手段からの信号を同期検波して出力する第1の復調手
    段と、前記映像搬送波の周波数を中心としたナイキスト
    特性を持つと共に、前記第1のフィルタ手段と同等の通
    過帯域幅を持つ通過帯域特性を有し、前記伝送信号から
    通過帯域内の信号を抽出して出力する第2のフィルタ手
    段と、該第2のフィルタ手段からの信号を周波数変換し
    て出力する第2の周波数変換手段と、該第2の周波数変
    換手段からの信号を同期検波して出力する第2の復調手
    段と、前記第1の復調手段からの信号と前記第2の復調
    手段からの信号とを入力して、所望の重みをつけて合成
    して出力する2次元トランスバーサルフィルタと、を具
    備することを特徴とする伝送信号再生装置。
  2. 【請求項2】  映像信号で残留側波帯振幅変調された
    映像搬送波と、該映像搬送波と直交関係にあって、多重
    すべき信号(以下、多重信号という)で変調された搬送
    波と、を合成して、多重伝送された伝送信号から、前記
    映像信号と前記多重信号とを再生する伝送信号再生装置
    において、前記映像搬送波の周波数を中心として対称な
    振幅特性を持つ通過帯域特性を有し、前記伝送信号から
    通過帯域内の信号を抽出して出力する第1のフィルタ手
    段と、該第1のフィルタ手段からの信号を周波数変換し
    て出力する第1の周波数変換手段と、該第1の周波数変
    換手段からの信号を同期検波して出力する第1の復調手
    段と、前記映像搬送波の周波数を中心としたナイキスト
    特性を持つ通過帯域特性を有し、前記第1のフィルタ手
    段からの信号から通過帯域内の信号を抽出して出力する
    第2のフィルタ手段と、該第2のフィルタ手段からの信
    号を周波数変換して出力する第2の周波数変換手段と、
    該第2の周波数変換手段からの信号を同期検波して出力
    する第2の復調手段と、前記第1の復調手段からの信号
    と前記第2の復調手段からの信号とを入力して、所望の
    重みをつけて合成して出力する2次元トランスバーサル
    フィルタと、を具備することを特徴とする伝送信号再生
    装置。
  3. 【請求項3】  映像信号で残留側波帯振幅変調された
    映像搬送波と、該映像搬送波と直交関係にあって、多重
    すべき信号(以下、多重信号という)で変調された搬送
    波と、を合成して、多重伝送された伝送信号から、前記
    映像信号と前記多重信号とを再生する伝送信号再生装置
    において、前記映像搬送波の周波数を中心として対称な
    振幅特性を持つ通過帯域特性を有し、前記伝送信号から
    通過帯域内の信号を抽出して出力する第1のフィルタ手
    段と、該第1のフィルタ手段からの信号を周波数変換し
    て出力する第1の周波数変換手段と、該第1の周波数変
    換手段からの信号を同期検波して出力する第1の復調手
    段と、前記映像搬送波の周波数を中心としたナイキスト
    特性を持つ通過帯域特性を有し、前記伝送信号から通過
    帯域内の信号を抽出して出力する第2のフィルタ手段と
    、該第2のフィルタ手段からの信号を検波して前記映像
    信号を得る映像信号復調手段と、前記第1のフィルタ手
    段と同等の通過帯域特性を有し、前記第2のフィルタ手
    段からの信号から通過帯域帯域内の信号を抽出して出力
    する第3のフィルタ手段と、該第3のフィルタ手段から
    の信号を周波数変換して出力する第2の周波数変換手段
    と、該第2の周波数変換手段からの信号を同期検波して
    出力する第2の復調手段と、前記第1の復調手段からの
    信号と前記第2の復調手段からの信号とを入力して、所
    望の重みをつけて合成して出力する2次元トランスバー
    サルフィルタと、を具備することを特徴とする伝送信号
    再生装置。
  4. 【請求項4】  請求項1,2または3に記載の伝送信
    号再生装置において、前記第1及び第2の周波数変換手
    段は、その発振周波数が可変である局部発振手段を有す
    ると共に、前記第1または第2の復調手段は、当該復調
    手段が出力する信号から同期検波の位相誤差を検出し、
    その検出結果に応じて前記局部発振手段の発振周波数を
    制御することを特徴とする伝送信号再生装置。
  5. 【請求項5】  映像信号で残留側波帯振幅変調された
    映像搬送波と、該映像搬送波と直交関係にあって、多重
    すべき信号(以下、多重信号という)で変調された搬送
    波と、を合成して、多重伝送された伝送信号から、前記
    映像信号と前記多重信号とを再生する伝送信号再生装置
    において、前記映像搬送波の周波数を中心として対称な
    振幅特性を持つ通過帯域特性を有し、前記伝送信号から
    通過帯域内の信号を抽出して出力する第1のフィルタ手
    段と、該第1のフィルタ手段からの信号を周波数変換し
    て出力する周波数変換手段と、該周波数変換手段からの
    信号を同期検波して出力する第1の復調手段と、前記映
    像搬送波の周波数を中心としたナイキスト特性を持つ通
    過帯域特性を有し、前記周波数変換手段からの信号から
    通過帯域内の信号を抽出して出力する第2のフィルタ手
    段と、該第2のフィルタ手段からの信号を同期検波して
    出力する第2の復調手段と、前記第1の復調手段からの
    信号と前記第2の復調手段からの信号とを入力して、所
    望の重みをつけて合成して出力する2次元トランスバー
    サルフィルタと、を具備することを特徴とする伝送信号
    再生装置。
  6. 【請求項6】  請求項5に記載の伝送信号再生装置に
    おいて、前記周波数変換手段は、その発振周波数が可変
    である局部発振手段を有すると共に、前記第1または第
    2の復調手段は、当該復調手段が出力する信号から同期
    検波の位相誤差を検出し、その検出結果に応じて前記局
    部発振手段の発振周波数を制御することを特徴とする伝
    送信号再生装置。
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