JPH04235084A - 通電記録方式による記録装置 - Google Patents

通電記録方式による記録装置

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JPH04235084A
JPH04235084A JP1166991A JP1166991A JPH04235084A JP H04235084 A JPH04235084 A JP H04235084A JP 1166991 A JP1166991 A JP 1166991A JP 1166991 A JP1166991 A JP 1166991A JP H04235084 A JPH04235084 A JP H04235084A
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JP
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plate
recording
roller
pattern
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JP1166991A
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Haruyuki Yanagi
治幸 柳
Yoshitaka Okamura
美隆 岡村
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印加する電圧の極性に
応じて付着性が変化する記録材を用いる通電記録方式に
よる印刷装置、プリンタ等の記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デスクトップパブリッシング(D
TP)が注目されており、様々な記録装置がその出力手
段として用いられている。それらの記録手段の1つとし
て、通電記録方式による記録方法および記録装置が提案
されている。
【0003】以下、図8〜図13によって通電記録方式
による画像形成方法を説明する。
【0004】図8は画像形成部の断面図を示し、それぞ
れ対向する一対の電極101,102と、該一対の電極
101,102に挟持された導電性の記録材103およ
び一方の電極102上に施された、画像パターンとなる
絶縁部104により構成される。
【0005】上記の構成において、図9に示すように、
電源105によって他方の電極101に正極、一方の電
極102に負極の電圧を印加し、そのまま一対の電極1
01,102の対向位置を離間させると、図10に示す
ように、一方の電極102には絶縁部104と接触して
いた記録材103のみが選択的に付着し、画像103A
として形成される。
【0006】次に、図11に示すように、電極105A
によって一対の電極101,102に印加する電圧の極
性を前述の極性とは反転させ、一対の電極101,10
2の対向位置を離間させると、図12に示すように、記
録材103は全て一方の電極102上に付着する。
【0007】また、一対の電極101,102の間に電
圧を印加せず、それぞれの対向位置を離間させると、図
13に示すように、双方の電極101,102上に記録
材103が付着する。
【0008】上述した通電記録方式による記録装置とし
て、図14に示すような、一対の電極をそれぞれ導電性
のローラで構成したものが提案されている。
【0009】記録材担持ローラ111は円筒形状で、図
示矢印A方向に回転する。記録材担持ローラ111の周
面上には、図示矢印E方向に回転するコーティングロー
ラ113により、記録材溜り112A内の記録材112
が均一な厚みに形成される。記録材担持ローラ111の
周面上の記録材112には、版胴119に巻かれた版1
18が接しており、版胴119は、図示矢印B方向に回
転している。版118は、銅あるいはアルミニウム等の
良導電性材料からなり、体積抵抗率が10−9〜10−
5Ω・m程度の基材118bの表面上に絶縁材料からな
る所望のパターン118aが設けられている。版胴11
9と記録材担持ローラ111との間には電源123が接
続されており、電源123によって版胴119と記録材
担持ローラ111間に電圧を印加することで、版118
の導電部分と接触する記録材112の付着性が変化して
、その付着性の差により版118上に記録材112をパ
ターン状に付着させて画像を形成する。
【0010】次に、版118上の画像を、版118と圧
接しつつ図示矢印C方向に回転するブランケット胴12
1に転写し、さらにブランケット胴121上の画像を、
ブランケット胴121と圧接しつつ図示矢印D方向に回
転する圧胴122の間を通過する被記録部材127上に
転写して、被記録部材127上に画像を記録する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、版の基材全体が良導電性材料で構成されてい
るので、電圧が印加される版と導電性部材である記録材
担持ローラ間の電気抵抗が小さいため、版と導電性部材
間で局部的に電流が流れるというリークが発生しやすく
、その結果、版および導電性部材の材質の劣化が促進さ
れて、それらの寿命が短くなるとともに、画像品位も低
いという問題点がある。
【0012】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであり、版および導電性部材の材
質が劣化しにくくなってそれらの寿命が向上するととも
に、画像品位も向上する通電記録方式による記録装置を
提供することを目的とする。
【0013】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明は、印加する電圧の極性に応じて付着性が変化
する記録材を挟持するための、互いに対向配置された導
電性部材および基材にパターンを形成してなる版と、前
記導電性部材と前記版との間に電圧を印加する電源とを
有し、前記版上に選択的に前記記録材を付着させる記録
装置において、前記版の基材の少なくとも上層部を半導
体で構成し、前記基材の表面部位に前記パターンを形成
したことを特徴とする。
【0014】また、版の基材全部を半導体で構成し、該
半導体の表面上にパターンを形成したものや、版の基材
の上層部のみを半導体で構成し、該半導体の表面部位中
にパターンを形成して基材の表面を平滑にしたものとす
ることができる。
【0015】
【作用】上記のとおり構成された本発明では、版の基材
の少なくとも上層部を半導体で形成したので、版と導電
性部材間の電気抵抗が大きくなり、その結果、版および
導電性部材間に電流のリークが発生しにくい。
【0016】
【実施例】次に、本発明の記録装置の実施例について、
図面を参照して説明する。
【0017】(第1実施例)図1は本発明の記録装置の
第1実施例を示す概略側面図である。
【0018】本装置は、給紙部、記録材を供給する手段
としてのインキング部、記録部の3つに大別される。
【0019】まず給紙部について説明する。
【0020】底板31に立設した側板35にはテーブル
19が水平に固着され、テーブル19上には被記録部材
17を水平方向に保持するためのガイド18が、被記録
部材17の前後左右にほぼ密接して立設されている。被
記録部材17の前方、すなわちガイド18の被記録部材
17の搬送方向側の下部には、被記録部材17の出口で
あるスリット15が開口している。スリット15の隙間
は、被記録部材17の1枚の厚さより大きく、かつ、2
枚の厚さより小さく設定されているため、スリット15
からは1枚の被記録部材17のみが搬出される。また被
記録部材17のスリット15からの搬出をより確実とす
るため、被記録部材17上にはおもり16が置かれ、被
記録部材17を押圧している。
【0021】テーブル19の下方側には、底板31に、
間隔をおいて2枚のカム支持板32が立設されており、
該カム支持板32間には円筒みぞカム21が水平に軸支
されている。2枚のカム支持板32間には円筒みぞカム
21と平行にステージガイド37が設けられており、ス
テージガイド37にはステージ33が摺動自在に設けら
れている。ステージ33には不図示のカム従動節が形成
され、該カム従動節の先端部が円筒みぞカム21のみぞ
に嵌合されており、また、円筒みぞカム21およびカム
従動節に接触しない部位にはブーメラン状のアーム34
が屈曲部を中心に回動自在に軸支される。アーム34の
上端部にはタイミングローラ20が回転自在に軸支され
、またその下端部とステージ33との間にはばね22が
張架されている。これにより、ばね22の引張力でアー
ム34が前記屈曲部を中心として図示反時計方向に回動
するように付勢され、タイミングローラ20はテーブル
19に形成されたタイミングローラ20の幅より大きい
幅の不図示のスリットを介して最下位置にある被記録部
材17に常に接触する。
【0022】円筒みぞカム21と、後述するブランケッ
ト胴11との間には、ベルト25およびかさ歯車24等
で構成される回転伝達手段30が設けられており、ブラ
ンケット胴11が1回転するごとに円筒みぞカム21は
1回転し、ステージ33が前後に20〜30mmの振幅
で1往復する。ステージ33の往復運動によってタイミ
ングローラ20は最下位置にある被記録部材17に接触
しながら往復運動をする。タイミングローラ20はゴム
硬度20°〜40°のクロロプレンゴム製で、不図示の
ワンウエイクラッチが設けられており、タイミングロー
ラ20が被記録部材搬送方向へ移動するときはローラが
回転しないようになっている。したがって、タイミング
ローラ20が被記録部材搬送方向へ移動すると、被記録
部材17とタイミングローラ20との摩擦力で、被記録
部材17はスリット15から1枚だけ搬出され、タイミ
ングローラ20が被記録部材搬送方向と逆方向に移動す
るときはタイミングローラ20は回転し、被記録部材1
7を痛めることなくスムーズに移動できる。
【0023】スリット15の前方には、互いに接触して
いる一対の給紙ローラ13が不図示のモータで回転自在
に側板35に取り付けられている。一対の給紙ローラ1
3はブランケット胴11とほぼ同じ周速100〜100
0mm/secで回転しており、スリット15から供給
された被記録部材17をブランケット胴11と後述する
圧胴12の間の所定の位置に搬送する。
【0024】一対の給紙ローラ13の前方には、給紙ガ
イド14が側板35に固着されており、被記録部材17
は確実にブランケット胴11と圧胴12の間の所定の位
置に搬送される。
【0025】次に、インキング部の構成について説明す
る。
【0026】側板35の上部に突設された上部側板36
に、記録材担持手段としての記録材担持ローラ1が回転
自在に軸支されており、記録材担持ローラ1の下方側に
は導電性部材としての記録材供給回収ローラ6が記録材
担持ローラ1と平行に、上部側板36に回転自在に軸支
されている。記録材担持ローラ1および記録材供給回収
ローラ6はそれぞれ導電性のゴムローラで、カーボンを
分散したシリコンゴムをゴム硬度30°〜50°でステ
ンレス製の芯材に被覆した構成となっている。記録材担
持ローラ1に対向して記録材膜厚規制ローラ4が記録材
担持ローラ1と平行に上部側板36に回転自在に軸支さ
れている。記録材膜厚規制ローラ4は、ステンレス、銅
等の金属製であって、周面上には、図2に示すような、
例えば、紫外線硬化性樹脂等の非導電性パターン26が
設けられている。パターンの例を図2,3,4にそれぞ
れ示す。図2は、非導電性パターン26を縦方向の線で
複数本設けた例、図3は非導電性パターン26Aを横方
向の線で複数本設けた例、図4は非導電性パターン26
Bをドット状に設けた例である。非導電性パターン26
は、例えば、記録材膜厚規制ローラ4の径を40mm,
面積率約15%とすると、ピッチ約4mm、パターン幅
0.6mm程度のものとなる。記録材膜厚規制ローラ4
の下方側には記録材供給回収ローラ6に対向して、なら
しローラ5が記録材膜厚規制ローラ4および記録材供給
回収ローラ6と平行に、上部側板36に回転自在に軸支
されている。ならしローラ5は、ステンレス製の芯材に
クロロプレンゴムまたはシリコンゴム等を被覆した構成
となっている。
【0027】以上、記録材担持ローラ1、記録材供給回
収ローラ6、記録材膜厚規制ローラ4、およびならしロ
ーラ5の各ローラは、それぞれローラ間において記録材
を挟持するように配置され、不図示のモータによって図
示矢印方向に回転する。モータは、全てのローラに設け
てもよいし、任意のローラのみに設け、他のローラはモ
ータを設けた任意のローラの回転を伝達する手段によっ
て所定の回転数で連動させてもよい。
【0028】また、記録材供給回収ローラ6と、後述す
る版胴9との間には電源28が接続されており、記録材
供給回収ローラ6に正極の電圧が印加される。記録材供
給回収ローラ6と記録材膜厚規制ローラ4とは電気的に
接続されており、同電位となっている。さらに、記録材
担持ローラ1と、記録材供給回収ローラ6との間にも電
源29が接続されており、記録材担持ローラ1に正極の
電圧が印加される。したがって記録材担持ローラ1と記
録膜厚規制ローラ4との間および、記録材担持ローラ1
と記録材供給回収ローラ6との間には電源29の電圧分
の電位差が生じ、記録材供給回収ローラ6と版胴9との
間には電源28の電圧分の電位差が生じている、本実施
例において各電源28,29の電圧はいずれも15〜2
0Vである。
【0029】上部側板36の記録材担持ローラ1の上方
側には、記録材担持ローラ1周面上に所定の膜厚の記録
材2をコーティングするための、金属等で構成されるブ
レード3が、記録材担持ローラ1周面上にコーティング
される記録材膜厚分だけ、記録材担持ローラ1の周面か
ら間隔を開けて設けられ、ブレード3の後方の記録材担
持ローラ1上には記録材溜り2Aが形成される。
【0030】記録材溜り2A内の記録材2はグリセリン
、ホウフッ化リチウム、水、コロイド性含水ケイ酸塩、
カーボンブラック等の着色材を混合したもので、導電性
を有する。
【0031】次に、記録部の構成について説明する。
【0032】側板35に、記録材供給回収ローラ6と平
行に、かつ、記録材供給回収ローラ6と対向して版胴9
が回転自在に軸支されている。版胴9は直径60〜10
0mmのアルミニウム、ステンレス等の金属製であって
、周面上には不図示のチャッキング手段により版7が巻
かれており、記録材供給回収ローラ6周面上の記録材2
は版7と接触している。
【0033】ここで、版7の詳細構造について、図6を
参照して説明する。版7は、厚さ約0.1mmの基材7
aの表面上に、所定の画像に応じ、画像部のみに絶縁部
材である紫外線硬化性樹脂を光重合させてパターン7b
を形成したもので、非画像部のみが通電可能になってい
る。前記基材7aは、PETあるいはポリイミド等の樹
脂にカーボン、アルミニウム、銅あるいは銀等の微小粉
を分散させて形成した半導体であり、その体積抵抗率は
10−1〜105Ω・m程度である。本実施例では、紫
外線硬化性樹脂を光重合させてパターンを設けたが、こ
れに限らず、電子写真方式あるいは熱転写方式等を用い
てパターンを設けてもよい。
【0034】再び図1を参照して説明すると、版胴9下
方側の側板35には、版胴9と平行に、かつ、版胴9と
対向してブランケット胴11が回転自在に軸支されてい
る。ブランケット胴11は直径60〜100mmのアル
ミニウム、ステンレス等の金属製であって、周面上には
不図示のチャッキング手段によりブランケット10が巻
かれており、版7上の記録材2はブランケット10と接
触している。ブランケット10は厚さ約2mmのウレタ
ンあるいはエチレンプロピレン等のゴム製で、その内部
に強化繊維を設けることで変形等が少なくなるように構
成されている。さらに、ブランケット胴11の下方側の
側板35には、ブランケット胴11と平行に、かつ、ブ
ランケット胴11に圧接して圧胴12が回転自在に軸支
されている。圧胴12は直径60〜100mmのアルミ
ニウム、ステンレス等の金属製である。
【0035】版胴9、ブランケット胴11、圧胴12は
それぞれ同径であり、不図示の回転伝達手段により各胴
は同じ周速で図示矢印方向に回転する。
【0036】次に、インキング部および記録部で行われ
る画像記録の過程について、図5を参照して説明する。
【0037】図5は本実施例のインキング部および記録
部を示す概略側面図である。
【0038】ここで、各ローラ間の非通電時の記録材転
移率を50%とする。
【0039】各ローラは、それぞれ図示矢印方向に回転
し、各ローラ上の記録材2は各ローラの回転とともに搬
送される。まず、ブレード3により記録材担持ローラ1
周面上には約100μmの厚さで記録材2がコーティン
グされる。次に、記録材2は記録材供給回収ローラ6周
面上の記録材2と接触するが、記録材担持ローラ1と記
録材供給回収ローラ6との間に接続された電源29によ
り記録材担持ローラ1に正極の電圧が印加されているた
め、記録材供給回収ローラ6周面上の記録材2は剥離し
、記録材担持ローラ1周面上に付着する。このときの記
録材担持ローラ1周面上の記録材膜厚は約103μmと
なる。そして、記録材担持ローラ1周面上に付着した記
録材2は記録材膜厚規制ローラ4周面上の記録材2と接
触する。記録材膜厚規制ローラ4は記録材供給回収ロー
ラ6と同電位のため、前述と同様、記録材担持ローラ1
との間には電源29による電位差が生じ、記録材膜厚規
制ローラ4周面上に設けられた非導電性のパターン26
上にのみ記録材膜が形成され、他の部分の記録材2は記
録材膜厚規制ローラ4から剥離し、記録材担持ローラ1
周面上に付着する。このときの記録材膜厚規制ローラ4
周面上の記録材膜厚は約25μmである。記録材膜厚規
制ローラ4周面上に形成された記録材膜は次にならしロ
ーラ5周面上の記録材2と接触する。記録材膜厚規制ロ
ーラ4とならしローラ5との間には電圧は印加されてい
ないため、双方のローラに50%ずつの記録材2が付着
するが、記録材膜厚規制ローラ4周面上の記録材2は面
積率約15%の非導電性パターン26上のみにあるため
離間後のならしローラ5周面上のインク膜厚は約8μm
となる。ここで、ならしローラ5の周速を記録材膜厚規
制ローラ4の周速の2〜3倍の速さで回転させることに
よって記録材2をより効果的にならすことができる。 ならしローラ5周面上の記録材2は再び記録材供給回収
ローラ6と接触する。ここでもならしローラ5と記録材
供給回収ローラ6との間には電圧が印加されていないた
め、記録材供給回収ローラ6周面上には4μmの記録材
膜が形成される。
【0040】次に、記録材供給回収ローラ6周面上の記
録材2は版胴9上の版7と接触するが、前述のように版
7上には絶縁部材によって画像形成用のパターン7b(
図6参照)が形成され、記録材供給回収ローラ6と版胴
9との間に接続されて電源28によって記録材供給回収
ローラ6に正極の電圧が印加されているため、版7上の
画像部にのみ記録材膜が形成される。このときの記録材
膜厚は3μmとなり、半導体で構成された基材7aによ
って、版7と記録材供給回収ローラ6間の電気抵抗は小
さいので、版7と記録材供給回収ローラ6間に電流のリ
ークが発生しにくい。同時に、版7上の非画像部の記録
材2は記録材供給回収ローラ6に回収される。版7上に
、画像に応じて形成された記録材膜は、ブランケット胴
11上のブランケット10に接し、前記画像を2μmの
記録材膜厚でブランケット10上に転写する。ブランケ
ット10上に転写された画像は、前述の給紙部より供給
された被記録部材17上に圧胴12により加圧され、記
録材膜厚1μmで記録される。記録が行われた被記録部
材17は排紙トレイ23に排出される。
【0041】(第2実施例)図7は本発明の第2実施例
の記録装置に係る版および版胴の該略側面図である。
【0042】図7に示すように、本実施例においては、
版胴9bに巻かれる版8の基材8aは2層構造となって
おり、その上層部が半導体8c、下層部が銅あるいはア
ルミニウム等の良導電性材料でそれぞれ形成されている
。この半導体8cの体積抵抗率は、第1実施例と同様、
10−1〜105 Ω・m程度であり、前記下層部の体
積抵抗率は10−9〜10−5Ω・m程度である。そし
て、前記半導体8cの表面部位中にパターン8bが形成
されていることで、版8の表面は平滑になっている。そ
の他の構成は第1実施例の構成と同一であるのでその説
明は省略する。
【0043】上述の版8は、基材8aにサーマルヘッド
あるいはインパクトヘッドの熱あるいは圧力の作用によ
り、ホールを形成し、そのホール部分にインクジェット
等の塗布手段を用いてパターン8bを形成することで得
られたものである。
【0044】本実施例は、第1実施例と比較して、版8
の表面が平滑であるため、版8と、図示しない記録材供
給回収ローラである導電性部材間の摩擦抵抗が小さいた
め、それらの耐久性が向上する。
【0045】以上、各実施例において、版胴と記録材供
給回収ローラとの間に接続された電源は記録材供給回収
ローラに正極の電圧を印加し、かつ、記録材担持ローラ
と記録材供給回収ローラとの間に接続された電源は記録
材担持ローラに正極の電圧を印加しているが、使用する
記録材の性質によって、前記2つの電源の極性をそれぞ
れ逆にしてもよい。
【0046】さらに、インキング部の各ローラの構成は
上述のものに限らず、記録材の版胴へ所定の膜厚で均一
に供給できる構成であればよい。
【0047】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、版と導電性部材間の電気抵抗が大きくなり、版お
よび導電性部材間に電流のリークが発生しにくく、その
結果、版および導電性部材の材質が劣化しにくくなって
、それらの寿命が向上するとともに、画像品位も向上す
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の記録装置を示す概略側面
図である。
【図2】記録材膜厚規制ローラ上の非導電性パターンの
第1の例を示す図である。
【図3】記録材膜厚規制ローラ上の非導電性パターンの
第2の例を示す図である。
【図4】記録材膜厚規制ローラ上の非導電性パターンの
第3の例を示す図である。
【図5】図1のインキング部および記録部を示す概略側
面図である。
【図6】図5の要部拡大図である。
【図7】本発明の第2実施例の記録装置に係る版および
版胴の部分側面図である。
【図8】通電記録方式による画像形成部の断面図である
【図9】図8において一対の電極間に電圧を印加した図
である。
【図10】図9において各電極の対向位置を離間した図
である。
【図11】図10において一対の電極間に印加する電圧
の極性を逆にした図である。
【図12】図11において各電極の対向位置を離間した
図である。
【図13】図12において各電極の対向位置を離間した
図である。
【図14】従来の通電記録方式による記録装置の要部を
示す概略側面図を示す。
【符号の説明】
1    記録材担持ローラ 2    記録材 2A    記録材溜り 3    ブレード 4    記録材膜厚規制ローラ 5    ならしローラ 6    記録材供給回収ローラ 7,8    版 7a,8a    基材 7b,8b    パターン(絶縁部)8c    半
導体 9a,9b    版胴 10    ブランケット 11    ブランケット胴 12    圧胴 13    給紙ローラ 14    給紙ガイド 15    スリット 16    おもり 17    被記録部材 18    ガイド 19    テーブル 20    タイミングローラ 21    円筒みぞカム 22    ばね 23    排紙トレイ 24    かさ歯車 25    ベルト 26,26A,26B    非導電性パターン28,
29    電源 30    回転伝達手段 31    底板 32    カム支持板 33    ステージ 34    アーム 35    側板 36    上部側板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  印加する電圧の極性に応じて付着性が
    変化する記録材を挟持するための、互いに対向配置され
    た導電性部材および基材にパターンを形成してなる版と
    、前記導電性部材と前記版との間に電圧を印加する電源
    とを有し、前記版上に選択的に前記記録材を付着させる
    記録装置において、前記基材の少なくとも上層部を半導
    体で構成し、前記基材の表面部位に前記パターンを形成
    したことを特徴とする通電記録方式による記録装置。
  2. 【請求項2】  版の基材全部を半導体で構成し、該半
    導体の表面上にパターンを形成した請求項1に記載の通
    電記録方式による記録装置。
  3. 【請求項3】  版の基材の上層部のみを半導体で構成
    し、該半導体の表面部位中にパターンを形成して基材の
    表面を平滑にした請求項1に記載の通電記録方式による
    記録装置。
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