JPH04234699A - 光カード - Google Patents
光カードInfo
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- JPH04234699A JPH04234699A JP3012820A JP1282091A JPH04234699A JP H04234699 A JPH04234699 A JP H04234699A JP 3012820 A JP3012820 A JP 3012820A JP 1282091 A JP1282091 A JP 1282091A JP H04234699 A JPH04234699 A JP H04234699A
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Landscapes
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Credit Cards Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は光カードに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年になって銀行カード、クレジット・
カード、身分証明カード、メモリ・カード、その他、各
種用途のカードが広く実用されていることは周知のとお
りである。前記のように広く社会に普及しているクレジ
ット・カード等と同様な形状寸法の矩形のカードに、光
学的な記録材料層を備えさせて、カードを所謂光カード
として各種情報の記録媒体として利用することについて
の試みも行われるようになったが、例えば広く社会に普
及しているクレジット・カード等と同様な形状寸法の矩
形のカードに、所定の閾値以下の光強度の光の長時間の
照射によっても記録されることがなく、また、前記した
所定の閾値以上の光強度の光の照射によって記録が行わ
れるような記録材料により２次元的な拡がりを有する記
録層を設けて構成した光カードは、記録層に対する情報
信号の記録動作時と、記録層からの情報信号の再生動作
時とに記録層と記録再生素子とを相対的に直線的に往復
運動させるための変位駆動機構が、円盤状の情報記録媒
体（ディスク）の記録再生装置におけるディスクの回転
駆動機構に比べて構造が複雑な上に、動作に際して運動
エネルギの損失や振動が多いという欠点が指摘されては
いるが、広く社会に普及しているクレジット・カード等
と同様な形状寸法の矩形のカードには、世間一般のなじ
みがあり、また、一枚の光カードには約２メガ・バイト
の情報の記録が可能であるということから各種の用途で
の利用が有望視されており、例えば米国のドレクスラ・
テクノロジー社から前記のような光カードの一例構成の
ものが発表されている。
カード、身分証明カード、メモリ・カード、その他、各
種用途のカードが広く実用されていることは周知のとお
りである。前記のように広く社会に普及しているクレジ
ット・カード等と同様な形状寸法の矩形のカードに、光
学的な記録材料層を備えさせて、カードを所謂光カード
として各種情報の記録媒体として利用することについて
の試みも行われるようになったが、例えば広く社会に普
及しているクレジット・カード等と同様な形状寸法の矩
形のカードに、所定の閾値以下の光強度の光の長時間の
照射によっても記録されることがなく、また、前記した
所定の閾値以上の光強度の光の照射によって記録が行わ
れるような記録材料により２次元的な拡がりを有する記
録層を設けて構成した光カードは、記録層に対する情報
信号の記録動作時と、記録層からの情報信号の再生動作
時とに記録層と記録再生素子とを相対的に直線的に往復
運動させるための変位駆動機構が、円盤状の情報記録媒
体（ディスク）の記録再生装置におけるディスクの回転
駆動機構に比べて構造が複雑な上に、動作に際して運動
エネルギの損失や振動が多いという欠点が指摘されては
いるが、広く社会に普及しているクレジット・カード等
と同様な形状寸法の矩形のカードには、世間一般のなじ
みがあり、また、一枚の光カードには約２メガ・バイト
の情報の記録が可能であるということから各種の用途で
の利用が有望視されており、例えば米国のドレクスラ・
テクノロジー社から前記のような光カードの一例構成の
ものが発表されている。
【０００３】前記した米国のドレクスラ・テクノロジー
社の光カードは、カードの記録面に予め設定された記録
領域の一方の端部にクロック・トラックが予め記録形成
されているとともに、他方の端部にトラッキング制御用
の情報として連続した直線状の溝によるトラッキング制
御用トラックが予め記録形成されていて、前記したクロ
ック・トラックとトラッキング制御用トラックとの間の
部分に情報信号のトラックが記録形成されるようになさ
れていて、光カードにおける情報信号のトラックに記録
の対象にされている情報信号を記録する際には、記録再
生装置における光源から放射されたレーザ光をコリメー
タレンズにより平行光にして回折格子に入射させて、前
記の回折格子から出射した３本の光束を集光レンズに入
射させ、集光レンズでは前記した３本の光束を集束して
光カードにおける記録領域のクロック・トラックに微小
な径の光点として結像させ、また、トラッキング制御用
トラックに微小な径の光点を結像させ、さらに、情報信
号のトラックに記録の対象にされている情報信号によっ
て強度変調されている微小な径の光点を結像させて光カ
ードと前記した光点とが相対的に変位駆動されるように
して、光カードにおける順次の記録領域における情報信
号のトラックに、記録対象の情報信号によって強度変調
されている微小な径の光点により情報信号が記録される
ようにしている。
社の光カードは、カードの記録面に予め設定された記録
領域の一方の端部にクロック・トラックが予め記録形成
されているとともに、他方の端部にトラッキング制御用
の情報として連続した直線状の溝によるトラッキング制
御用トラックが予め記録形成されていて、前記したクロ
ック・トラックとトラッキング制御用トラックとの間の
部分に情報信号のトラックが記録形成されるようになさ
れていて、光カードにおける情報信号のトラックに記録
の対象にされている情報信号を記録する際には、記録再
生装置における光源から放射されたレーザ光をコリメー
タレンズにより平行光にして回折格子に入射させて、前
記の回折格子から出射した３本の光束を集光レンズに入
射させ、集光レンズでは前記した３本の光束を集束して
光カードにおける記録領域のクロック・トラックに微小
な径の光点として結像させ、また、トラッキング制御用
トラックに微小な径の光点を結像させ、さらに、情報信
号のトラックに記録の対象にされている情報信号によっ
て強度変調されている微小な径の光点を結像させて光カ
ードと前記した光点とが相対的に変位駆動されるように
して、光カードにおける順次の記録領域における情報信
号のトラックに、記録対象の情報信号によって強度変調
されている微小な径の光点により情報信号が記録される
ようにしている。
【０００４】すなわち、光カードは所定の閾値以下の光
強度の光の長時間の照射によっても記録されることがな
く、前記した所定の閾値以上の光強度の光の照射によっ
て記録が行われるような記録材料による２次元的な拡が
りを有する記録層を備えており、記録動作時に情報信号
のトラックに対して、前記した所定の閾値以上の光強度
の光を情報信号によって強度変調して照射することによ
り微小な径の光点Ｓｉにより記録の対象にされている情
報信号が記録層に記録されることになる。また、光カー
ドからの情報信号の再生動作は、光カードにおける記録
層に記録が行われないように、所定の閾値以下で一定の
光強度の３本の光束を集光レンズに入射させて、記録領
域におけるクロック・トラックに微小な径の光点を結像
させ、また、トラッキング制御用トラックに微小な径の
光点を結像させて、前記した光カードと前記した光点と
を相対的に変位駆動し、前記した光点からの反射光を光
検出器に与えることによって行う。ところで、光カード
に多くの情報量の情報信号の記録を行うようにした場合
には、当然のことながら情報信号のトラックのトラック
・ピッチは小さなものになるが、広く一般に使用される
ことが前提になされる光カードや光カードの記録再生装
置についてみると、光カードや光カードの記録再生装置
における機械的な精度を上げて高密度記録に対応するこ
とは価格の面からも実施することができず、そのために
既述した従来例においてもトラッキング制御等の手段を
適用して高密度記録再生を行えるようにしている。しか
しながら、既述した従来の光カードでは記録領域の全体
が情報信号の記録のために使用されるのではなく、各記
録領域には情報信号のトラックの他にクロック・トラッ
クと、トラッキング制御用トラックとが設けられている
ために、面積当りの記録容量が減少されていたので、ト
ラッキング制御用（ならびにフォーカシング制御用）ト
ラックなどが不要で、高密度記録の可能な光カードの出
現が待望された。
強度の光の長時間の照射によっても記録されることがな
く、前記した所定の閾値以上の光強度の光の照射によっ
て記録が行われるような記録材料による２次元的な拡が
りを有する記録層を備えており、記録動作時に情報信号
のトラックに対して、前記した所定の閾値以上の光強度
の光を情報信号によって強度変調して照射することによ
り微小な径の光点Ｓｉにより記録の対象にされている情
報信号が記録層に記録されることになる。また、光カー
ドからの情報信号の再生動作は、光カードにおける記録
層に記録が行われないように、所定の閾値以下で一定の
光強度の３本の光束を集光レンズに入射させて、記録領
域におけるクロック・トラックに微小な径の光点を結像
させ、また、トラッキング制御用トラックに微小な径の
光点を結像させて、前記した光カードと前記した光点と
を相対的に変位駆動し、前記した光点からの反射光を光
検出器に与えることによって行う。ところで、光カード
に多くの情報量の情報信号の記録を行うようにした場合
には、当然のことながら情報信号のトラックのトラック
・ピッチは小さなものになるが、広く一般に使用される
ことが前提になされる光カードや光カードの記録再生装
置についてみると、光カードや光カードの記録再生装置
における機械的な精度を上げて高密度記録に対応するこ
とは価格の面からも実施することができず、そのために
既述した従来例においてもトラッキング制御等の手段を
適用して高密度記録再生を行えるようにしている。しか
しながら、既述した従来の光カードでは記録領域の全体
が情報信号の記録のために使用されるのではなく、各記
録領域には情報信号のトラックの他にクロック・トラッ
クと、トラッキング制御用トラックとが設けられている
ために、面積当りの記録容量が減少されていたので、ト
ラッキング制御用（ならびにフォーカシング制御用）ト
ラックなどが不要で、高密度記録の可能な光カードの出
現が待望された。
【０００５】前記の問題点が解決できる光カードとして
、本出願人会社では先に特開平２ー６６７２４号公報及
び特開平２ー６８７２０号公報に開示されたような光カ
ードＬＡＣを提案している。図６及び図７は前記した特
開平２ー６６７２４号公報によって開示された光カード
ＬＡＣの構成例を示す斜視図と動作説明用の側断面図で
あり、また図８及び図９は前記した特開平２ー６８７２
０号公報によって開示された光カードＬＡＣの構成例を
示す斜視図と動作説明用の側断面図である。図６に例示
してある光カードＬＡＣは微小な複数の凸レンズを所定
の配列態様で２次元的に配列して構成させた凸レンズア
レイＦＥＬと、前記の凸レンズアレイＦＥＬを構成して
いる個々の凸レンズと個別に対応する記録再生領域が形
成される記録層ＲＭＬと、前記した記録層ＲＭＬにおけ
る前記の個々の記録再生領域をそれぞれ２次元的に分割
してそれぞれ個別な情報が記録再生されるべく設定した
予め定められた個数の単位の記録再生領域の個々のもの
は、前記の凸レンズの光軸に対してそれぞれ異なる予め
定められた角度から凸レンズを通して見たときに、それ
ぞれ特定な１個の単位の記録再生領域だけが凸レンズに
より拡大されて見えるように前記した凸レンズアレイＦ
ＥＬにおける各凸レンズの焦点面付近に記録層ＲＭＬを
位置させた構成態様のものである。
、本出願人会社では先に特開平２ー６６７２４号公報及
び特開平２ー６８７２０号公報に開示されたような光カ
ードＬＡＣを提案している。図６及び図７は前記した特
開平２ー６６７２４号公報によって開示された光カード
ＬＡＣの構成例を示す斜視図と動作説明用の側断面図で
あり、また図８及び図９は前記した特開平２ー６８７２
０号公報によって開示された光カードＬＡＣの構成例を
示す斜視図と動作説明用の側断面図である。図６に例示
してある光カードＬＡＣは微小な複数の凸レンズを所定
の配列態様で２次元的に配列して構成させた凸レンズア
レイＦＥＬと、前記の凸レンズアレイＦＥＬを構成して
いる個々の凸レンズと個別に対応する記録再生領域が形
成される記録層ＲＭＬと、前記した記録層ＲＭＬにおけ
る前記の個々の記録再生領域をそれぞれ２次元的に分割
してそれぞれ個別な情報が記録再生されるべく設定した
予め定められた個数の単位の記録再生領域の個々のもの
は、前記の凸レンズの光軸に対してそれぞれ異なる予め
定められた角度から凸レンズを通して見たときに、それ
ぞれ特定な１個の単位の記録再生領域だけが凸レンズに
より拡大されて見えるように前記した凸レンズアレイＦ
ＥＬにおける各凸レンズの焦点面付近に記録層ＲＭＬを
位置させた構成態様のものである。
【０００６】また、図８に例示してある光カードＬＡＣ
は微小な幅のシリンドリカル凸レンズを並列に密接配置
してなるシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡと、前記
のシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡを構成している
個々のシリンドリカル凸レンズと個別に対応する個々の
記録再生領域が形成される記録層ＲＭＬと、前記した記
録層ＲＭＬにおける前記の個々の記録再生領域をそれぞ
れ２次元的に分割してそれぞれ個別な情報が記録再生さ
れるべく設定した予め定められた個数の単位の記録再生
領域の個々のものにおいてシリンドリカル凸レンズの円
筒軸に平行なそれぞれ個別な一つの直線上に並ぶ各一群
の単位の記録再生領域は、それをシリンドリカル凸レン
ズの光軸に対してそれぞれ異なる予め定められた角度か
らシリンドリカル凸レンズを通して見たときに、それぞ
れ特定な一群の単位の記録再生領域だけがシリンドリカ
ル凸レンズにより拡大されたものとして見えるように、
前記したシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおける
各シリンドリカル凸レンズの焦点面付近に記録層ＲＭＬ
を位置させた構成態様のものである。
は微小な幅のシリンドリカル凸レンズを並列に密接配置
してなるシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡと、前記
のシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡを構成している
個々のシリンドリカル凸レンズと個別に対応する個々の
記録再生領域が形成される記録層ＲＭＬと、前記した記
録層ＲＭＬにおける前記の個々の記録再生領域をそれぞ
れ２次元的に分割してそれぞれ個別な情報が記録再生さ
れるべく設定した予め定められた個数の単位の記録再生
領域の個々のものにおいてシリンドリカル凸レンズの円
筒軸に平行なそれぞれ個別な一つの直線上に並ぶ各一群
の単位の記録再生領域は、それをシリンドリカル凸レン
ズの光軸に対してそれぞれ異なる予め定められた角度か
らシリンドリカル凸レンズを通して見たときに、それぞ
れ特定な一群の単位の記録再生領域だけがシリンドリカ
ル凸レンズにより拡大されたものとして見えるように、
前記したシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおける
各シリンドリカル凸レンズの焦点面付近に記録層ＲＭＬ
を位置させた構成態様のものである。
【０００７】図６乃至図９に示してある光カードＬＡＣ
において、基板ＢＰは保護層１と基材２との積層構成か
らなり、また記録層ＲＭＬは所定の閾値以下の光強度の
光の長時間の照射によっても記録されることがなく、前
記した所定の閾値以上の光強度の光の照射によって記録
が行われるような記録材料の２次元的な拡がりによって
形成されているものとして示されており、前記の記録層
ＲＭＬとしては、例えば、銀塩パターン層（クラスト層
）４と下層のゼラチン層３との２層構造として、情報信
号の記録のために閾値の光強度以上の光を光カード１に
入射させたときに、その光の熱で光カードＬＡＣに設け
られている凸レンズアレイＦＥＬの凸レンズの焦点面に
設けられている銀粒子を含む有機物コロイド状（ゼラチ
ン）の銀塩パターン層４の銀粒子を下層のゼラチン層３
に溶け込ませてピットを形成させて、情報信号と対応す
る記録が記録層に行われるような構成形態の記録層ＲＭ
Ｌが使用されているとして説明されている。
において、基板ＢＰは保護層１と基材２との積層構成か
らなり、また記録層ＲＭＬは所定の閾値以下の光強度の
光の長時間の照射によっても記録されることがなく、前
記した所定の閾値以上の光強度の光の照射によって記録
が行われるような記録材料の２次元的な拡がりによって
形成されているものとして示されており、前記の記録層
ＲＭＬとしては、例えば、銀塩パターン層（クラスト層
）４と下層のゼラチン層３との２層構造として、情報信
号の記録のために閾値の光強度以上の光を光カード１に
入射させたときに、その光の熱で光カードＬＡＣに設け
られている凸レンズアレイＦＥＬの凸レンズの焦点面に
設けられている銀粒子を含む有機物コロイド状（ゼラチ
ン）の銀塩パターン層４の銀粒子を下層のゼラチン層３
に溶け込ませてピットを形成させて、情報信号と対応す
る記録が記録層に行われるような構成形態の記録層ＲＭ
Ｌが使用されているとして説明されている。
【０００８】前記のように構成された光カードＬＡＣに
おける記録層ＲＭＬに対して、所要の情報の記録（書込
み）を行うのには、例えば特開平２ー６６７２４公報，
特開平２ー６８７２０公報の各第８図に示されているよ
うな構成の光カードの記録再生装置を用いて行なうこと
ができる。図７は図示されていない記録再生構体から図
６に示されているような構成の凸レンズアレイＦＥＬを
備えている光カードＬＡＣに設けられている凸レンズア
レイＦＥＬの１個の凸レンズの形状及び寸法と略々等し
い断面形状及び断面寸法の平行光束を凸レンズアレイＦ
ＥＬにおける１個の凸レンズに入射させる場合に、その
凸レンズに対する入射光の入射方向をそれぞれ特定な方
向となるように変化させることによって、その光が入射
されている凸レンズと対応している記録再生領域中に結
像される光点の位置を記録再生領域中のそれぞれ特定な
位置とすることができる、ということを図示説明したも
のであり、また、図９は図示されていない記録再生構体
から図８に示されているような構成のシリンドリカル凸
レンズアレイＣＬＡを備えている光カードＬＡＣに設け
られているシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡの１個
のシリンドリカル凸レンズの形状及び寸法と略々等しい
断面形状及び断面寸法の平行光束をシリンドリカル凸レ
ンズアレイＣＬＡにおける１個のシリンドリカル凸レン
ズに入射させる場合に、そのシリンドリカル凸レンズに
対する入射光の入射方向をそれぞれ特定な方向となるよ
うに変化させることによって、その光が入射されている
シリンドリカル凸レンズと対応している記録再生領域中
に結像される光点の位置を記録再生領域中のそれぞれ特
定な位置とすることができる、ということを図示説明し
たものである。
おける記録層ＲＭＬに対して、所要の情報の記録（書込
み）を行うのには、例えば特開平２ー６６７２４公報，
特開平２ー６８７２０公報の各第８図に示されているよ
うな構成の光カードの記録再生装置を用いて行なうこと
ができる。図７は図示されていない記録再生構体から図
６に示されているような構成の凸レンズアレイＦＥＬを
備えている光カードＬＡＣに設けられている凸レンズア
レイＦＥＬの１個の凸レンズの形状及び寸法と略々等し
い断面形状及び断面寸法の平行光束を凸レンズアレイＦ
ＥＬにおける１個の凸レンズに入射させる場合に、その
凸レンズに対する入射光の入射方向をそれぞれ特定な方
向となるように変化させることによって、その光が入射
されている凸レンズと対応している記録再生領域中に結
像される光点の位置を記録再生領域中のそれぞれ特定な
位置とすることができる、ということを図示説明したも
のであり、また、図９は図示されていない記録再生構体
から図８に示されているような構成のシリンドリカル凸
レンズアレイＣＬＡを備えている光カードＬＡＣに設け
られているシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡの１個
のシリンドリカル凸レンズの形状及び寸法と略々等しい
断面形状及び断面寸法の平行光束をシリンドリカル凸レ
ンズアレイＣＬＡにおける１個のシリンドリカル凸レン
ズに入射させる場合に、そのシリンドリカル凸レンズに
対する入射光の入射方向をそれぞれ特定な方向となるよ
うに変化させることによって、その光が入射されている
シリンドリカル凸レンズと対応している記録再生領域中
に結像される光点の位置を記録再生領域中のそれぞれ特
定な位置とすることができる、ということを図示説明し
たものである。
【０００９】すなわち、図７では記録再生構体のレンズ
５から凸レンズアレイＦＥＬにおける１個の凸レンズの
形状及び寸法と略々等しい断面形状及び断面寸法の平行
光束が光カードＬＡＣに設けられている凸レンズアレイ
ＦＥＬにおける１個の凸レンズＬαに入射されるように
なされている場合に、記録再生構体から凸レンズアレイ
ＦＥＬにおける１個の凸レンズＬαに入射させる光の方
向を図７中のＰ１，Ｐ２，Ｐ３のように変化させた場合
に、前記したＰ１，Ｐ２，Ｐ３のような各方向の入射光
は、前記した凸レンズＬαと対応している記録再生領域
中におけるそれぞれ異なる位置に光点Ｓα１，光点Ｓα
２，光点Ｓα３が生じることを示しており、また図９で
は記録再生構体のレンズ７からシリンドリカル凸レンズ
アレイＣＬＡにおける１個のシリンドリカル凸レンズの
形状及び寸法と略々等しい断面形状及び断面寸法の平行
光束が光カードＬＡＣに設けられているシリンドリカル
凸レンズアレイＣＬＡにおける１個のシリンドリカル凸
レンズＬαに入射されるようになされている場合に、記
録再生構体からシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡに
おける１個のシリンドリカル凸レンズＬαに入射させる
光の方向を図９中のＰ１，Ｐ２，Ｐ３のように変化させ
た場合に、前記したＰ１，Ｐ２，Ｐ３のような各方向の
入射光は、前記したシリンドリカル凸レンズＬαと対応
している記録再生領域中におけるそれぞれ異なる位置に
光点Ｓα１，光点Ｓα２，光点Ｓα３が生じることを示
している。
５から凸レンズアレイＦＥＬにおける１個の凸レンズの
形状及び寸法と略々等しい断面形状及び断面寸法の平行
光束が光カードＬＡＣに設けられている凸レンズアレイ
ＦＥＬにおける１個の凸レンズＬαに入射されるように
なされている場合に、記録再生構体から凸レンズアレイ
ＦＥＬにおける１個の凸レンズＬαに入射させる光の方
向を図７中のＰ１，Ｐ２，Ｐ３のように変化させた場合
に、前記したＰ１，Ｐ２，Ｐ３のような各方向の入射光
は、前記した凸レンズＬαと対応している記録再生領域
中におけるそれぞれ異なる位置に光点Ｓα１，光点Ｓα
２，光点Ｓα３が生じることを示しており、また図９で
は記録再生構体のレンズ７からシリンドリカル凸レンズ
アレイＣＬＡにおける１個のシリンドリカル凸レンズの
形状及び寸法と略々等しい断面形状及び断面寸法の平行
光束が光カードＬＡＣに設けられているシリンドリカル
凸レンズアレイＣＬＡにおける１個のシリンドリカル凸
レンズＬαに入射されるようになされている場合に、記
録再生構体からシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡに
おける１個のシリンドリカル凸レンズＬαに入射させる
光の方向を図９中のＰ１，Ｐ２，Ｐ３のように変化させ
た場合に、前記したＰ１，Ｐ２，Ｐ３のような各方向の
入射光は、前記したシリンドリカル凸レンズＬαと対応
している記録再生領域中におけるそれぞれ異なる位置に
光点Ｓα１，光点Ｓα２，光点Ｓα３が生じることを示
している。
【００１０】図７を参照して説明したように記録再生構
体から光カードＬＡＣに設けられている凸レンズアレイ
ＦＥＬにおける順次の１個の凸レンズに入射させる光の
方向をそれぞれ特定な方向にして、凸レンズアレイＦＥ
Ｌにおける各凸レンズにそれぞれ対応している各記録再
生領域を２次元的に分割して、前記の各記録再生領域に
それぞれ対応している各記録再生領域に予め定められた
個数の単位の記録再生領域にそれぞれ記録された情報を
、前記した単位の記録再生領域に情報信号を記録する際
に凸レンズに入射させた光の入射方向と同じ入射方向で
、かつ、前記した単位の記録再生領域に情報信号を記録
する際に凸レンズに入射させた光と同じ断面積の光を凸
レンズに入射させて得られる反射光によって読出すよう
にすると、読出される記録情報は１つの凸レンズと対応
している記録再生領域に設定された複数の単位の記録再
生領域の内の特定な１個が凸レンズの大きさに拡大され
たものとして読出される。
体から光カードＬＡＣに設けられている凸レンズアレイ
ＦＥＬにおける順次の１個の凸レンズに入射させる光の
方向をそれぞれ特定な方向にして、凸レンズアレイＦＥ
Ｌにおける各凸レンズにそれぞれ対応している各記録再
生領域を２次元的に分割して、前記の各記録再生領域に
それぞれ対応している各記録再生領域に予め定められた
個数の単位の記録再生領域にそれぞれ記録された情報を
、前記した単位の記録再生領域に情報信号を記録する際
に凸レンズに入射させた光の入射方向と同じ入射方向で
、かつ、前記した単位の記録再生領域に情報信号を記録
する際に凸レンズに入射させた光と同じ断面積の光を凸
レンズに入射させて得られる反射光によって読出すよう
にすると、読出される記録情報は１つの凸レンズと対応
している記録再生領域に設定された複数の単位の記録再
生領域の内の特定な１個が凸レンズの大きさに拡大され
たものとして読出される。
【００１１】図９を参照して説明したように記録再生構
体から光カードＬＡＣに設けられているシリンドリカル
凸レンズアレイＣＬＡにおける順次の１個のシリンドリ
カル凸レンズに入射させる光の方向をそれぞれ特定な方
向にして、シリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけ
る各シリンドリカル凸レンズにそれぞれ対応している各
記録再生領域を２次元的に分割して、前記の各記録再生
領域にそれぞれ対応している各記録再生領域に予め定め
られた個数の単位の記録再生領域にそれぞれ記録された
情報を、前記した単位の記録再生領域に情報信号を記録
する際にシリンドリカル凸レンズに入射させた光の入射
方向と同じ入射方向で、かつ、前記した単位の記録再生
領域に情報信号を記録する際にシリンドリカル凸レンズ
に入射させた光と同じ断面積の光をシリンドリカル凸レ
ンズに入射させて得られる反射光によって読出すように
すると、読出される記録情報は１つのシリンドリカル凸
レンズと対応している記録再生領域に設定された複数の
単位の記録再生領域の内の特定な１個がシリンドリカル
凸レンズの幅に拡大されたものとして読出されることに
なる。
体から光カードＬＡＣに設けられているシリンドリカル
凸レンズアレイＣＬＡにおける順次の１個のシリンドリ
カル凸レンズに入射させる光の方向をそれぞれ特定な方
向にして、シリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけ
る各シリンドリカル凸レンズにそれぞれ対応している各
記録再生領域を２次元的に分割して、前記の各記録再生
領域にそれぞれ対応している各記録再生領域に予め定め
られた個数の単位の記録再生領域にそれぞれ記録された
情報を、前記した単位の記録再生領域に情報信号を記録
する際にシリンドリカル凸レンズに入射させた光の入射
方向と同じ入射方向で、かつ、前記した単位の記録再生
領域に情報信号を記録する際にシリンドリカル凸レンズ
に入射させた光と同じ断面積の光をシリンドリカル凸レ
ンズに入射させて得られる反射光によって読出すように
すると、読出される記録情報は１つのシリンドリカル凸
レンズと対応している記録再生領域に設定された複数の
単位の記録再生領域の内の特定な１個がシリンドリカル
凸レンズの幅に拡大されたものとして読出されることに
なる。
【００１２】したがって、前記のように１つの凸レンズ
またはシリンドリカル凸レンズと対応している記録再生
領域に設定された複数の単位の記録再生領域にそれぞれ
記録されている情報信号は、前記したそれぞれの情報信
号の記録時に使用された光と同一の方向及び同一の断面
形状寸法の光を凸レンズまたはシリンドリカル凸レンズ
に入射させることによって記録層ＲＭＬで生じる反射光
により、凸レンズと同じ大きさまたはシリンドリカル凸
レンズと同じ幅のものとして得られる。このように図６
（または図８）に示されている光カードＬＡＣは、所定
の閾値以下の光強度の光の長時間の照射によっても記録
されるようなことがなく、前記した所定の閾値以上の光
強度の光の照射によって記録が行われるような記録材料
の２次元的な拡がりによって形成させた記録層ＲＭＬと
、前記した記録層ＲＭＬの片面に微小な複数の凸レンズ
を所定の配列態様で２次元的に配列して構成させた凸レ
ンズアレイＦＥＬ（または記録層ＲＭＬの片面に微小な
幅の複数のシリンドリカル凸レンズを所定の配列態様で
２次元的に配列して構成させたシリンドリカル凸レンズ
アレイＣＬＡ）と、前記の凸レンズアレイＦＥＬを構成
している個々の凸レンズ（または前記のシリンドリカル
凸レンズアレイＣＬＡを構成している個々のシリンドリ
カル凸レンズ）と個別に対応して前記した記録層ＲＭＬ
へ形成される個々の記録再生領域の中に、前記した個々
の記録再生領域を２次元的に分割して予め定められた個
数の単位の記録再生領域を設定し、それぞれ個別な情報
が記録再生されるべき前記した単位の記録再生領域の個
々のものは凸レンズ（またはシリンドリカル凸レンズ）
の光軸に対してそれぞれ異なる予め定められた角度から
凸レンズ（またはシリンドリカル凸レンズ）を通して見
たときに、それぞれ特定な１個の単位の記録再生領域だ
けが凸レンズと同じ大きさ（またはシリンドリカル凸レ
ンズの幅と同じ大きさ）のものとして見えるように、前
記した凸レンズアレイ（またはシリンドリカル凸レンズ
アレイＣＬＡ）における各凸レンズ（またはシリンドリ
カル凸レンズ）の焦点面に記録層を位置させてなる凸レ
ンズアレイＦＥＬ（またはシリンドリカル凸レンズアレ
イＣＬＡ）と記録層ＲＭＬとの対よりなる構成部分が少
なくとも一部に設けられている光カードであるために、
凸レンズアレイＦＥＬ（またはシリンドリカル凸レンズ
アレイＣＬＡ）を構成している各１個毎の凸レンズ（ま
たはシリンドリカル凸レンズ）にそれぞれ対応している
記録再生領域が複数の単位の記録再生領域の集まりから
構成されたものとなるように２次元的に分割して、それ
ぞれの単位の記録再生領域でそれぞれ異なる情報信号の
記録再生が行なわれるので高密度記録再生が行なわれ、
また、再生は前記した単位の記録再生領域の情報信号が
凸レンズの大きさ（幅）に迄拡大されて読出されるので
、自動トラッキング制御の手段を用いなくても高密度記
録再生を容易に行なうことができ、さらに記録再生は平
行な光によって行なわれるので自動フォーカス制御の無
い簡単な機構の記録再生装置で情報信号の記録再生を実
施できるのであり、さらにまた凸レンズアレイＦＥＬ（
またはシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡ）と記録層
ＲＭＬとの組合せ構成の記録部材が用いられているので
、例えば特開平２−６６７２４号公報の第７図または特
開平２−６８７２０号公報の第８図に例示されているよ
うなＸＹＺプロッタを使用すれば、光カードＬＡＣにお
ける記録層ＲＭＬへ簡単に立体画像情報を記録し再生す
ることもできる。
またはシリンドリカル凸レンズと対応している記録再生
領域に設定された複数の単位の記録再生領域にそれぞれ
記録されている情報信号は、前記したそれぞれの情報信
号の記録時に使用された光と同一の方向及び同一の断面
形状寸法の光を凸レンズまたはシリンドリカル凸レンズ
に入射させることによって記録層ＲＭＬで生じる反射光
により、凸レンズと同じ大きさまたはシリンドリカル凸
レンズと同じ幅のものとして得られる。このように図６
（または図８）に示されている光カードＬＡＣは、所定
の閾値以下の光強度の光の長時間の照射によっても記録
されるようなことがなく、前記した所定の閾値以上の光
強度の光の照射によって記録が行われるような記録材料
の２次元的な拡がりによって形成させた記録層ＲＭＬと
、前記した記録層ＲＭＬの片面に微小な複数の凸レンズ
を所定の配列態様で２次元的に配列して構成させた凸レ
ンズアレイＦＥＬ（または記録層ＲＭＬの片面に微小な
幅の複数のシリンドリカル凸レンズを所定の配列態様で
２次元的に配列して構成させたシリンドリカル凸レンズ
アレイＣＬＡ）と、前記の凸レンズアレイＦＥＬを構成
している個々の凸レンズ（または前記のシリンドリカル
凸レンズアレイＣＬＡを構成している個々のシリンドリ
カル凸レンズ）と個別に対応して前記した記録層ＲＭＬ
へ形成される個々の記録再生領域の中に、前記した個々
の記録再生領域を２次元的に分割して予め定められた個
数の単位の記録再生領域を設定し、それぞれ個別な情報
が記録再生されるべき前記した単位の記録再生領域の個
々のものは凸レンズ（またはシリンドリカル凸レンズ）
の光軸に対してそれぞれ異なる予め定められた角度から
凸レンズ（またはシリンドリカル凸レンズ）を通して見
たときに、それぞれ特定な１個の単位の記録再生領域だ
けが凸レンズと同じ大きさ（またはシリンドリカル凸レ
ンズの幅と同じ大きさ）のものとして見えるように、前
記した凸レンズアレイ（またはシリンドリカル凸レンズ
アレイＣＬＡ）における各凸レンズ（またはシリンドリ
カル凸レンズ）の焦点面に記録層を位置させてなる凸レ
ンズアレイＦＥＬ（またはシリンドリカル凸レンズアレ
イＣＬＡ）と記録層ＲＭＬとの対よりなる構成部分が少
なくとも一部に設けられている光カードであるために、
凸レンズアレイＦＥＬ（またはシリンドリカル凸レンズ
アレイＣＬＡ）を構成している各１個毎の凸レンズ（ま
たはシリンドリカル凸レンズ）にそれぞれ対応している
記録再生領域が複数の単位の記録再生領域の集まりから
構成されたものとなるように２次元的に分割して、それ
ぞれの単位の記録再生領域でそれぞれ異なる情報信号の
記録再生が行なわれるので高密度記録再生が行なわれ、
また、再生は前記した単位の記録再生領域の情報信号が
凸レンズの大きさ（幅）に迄拡大されて読出されるので
、自動トラッキング制御の手段を用いなくても高密度記
録再生を容易に行なうことができ、さらに記録再生は平
行な光によって行なわれるので自動フォーカス制御の無
い簡単な機構の記録再生装置で情報信号の記録再生を実
施できるのであり、さらにまた凸レンズアレイＦＥＬ（
またはシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡ）と記録層
ＲＭＬとの組合せ構成の記録部材が用いられているので
、例えば特開平２−６６７２４号公報の第７図または特
開平２−６８７２０号公報の第８図に例示されているよ
うなＸＹＺプロッタを使用すれば、光カードＬＡＣにお
ける記録層ＲＭＬへ簡単に立体画像情報を記録し再生す
ることもできる。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】図６及び図８を参照し
て説明した既提案の光カードでは前記のように自動トラ
ッキング制御の手段を用いなくても高密度記録再生が容
易に行なうことができ、記録再生は平行な光によって行
なわれるので自動フォーカス制御の無い簡単な機構の記
録再生装置で情報信号の高密度記録再生が容易にできる
等の優れた利点を有するが、図６及び図８を参照して説
明した既提案の光カードでは凸レンズアレイＦＥＬを構
成している個々の凸レンズ（またはシリンドリカル凸レ
ンズアレイＣＬＡを構成している個々のシリンドリカル
凸レンズ）の収差により、凸レンズアレイＦＥＬを構成
している個々の凸レンズ（またはシリンドリカル凸レン
ズアレイＣＬＡを構成している個々のシリンドリカル凸
レンズ）への入射光が、前記の凸レンズ（またはシリン
ドリカル凸レンズ）の光軸に平行な光Ｐａの場合に、記
録層ＲＭＬに記録形成されるピットの大きさＰａｐに比
べて、凸レンズ（またはシリンドリカル凸レンズ）の光
軸に平行でない光Ｐｂの場合に記録層ＲＭＬに記録形成
されるピットの大きさＰｂｐの方が大きくなるので、記
録再生領域中に形成させるべき単位の記録再生領域の個
数が多くできないことが生じ、結果としてより一層の高
密度記録再生を行なうことのできる光カードの実現に支
障を与えていた。前記の問題点は凸レンズ（またはシリ
ンドリカル凸レンズ）が非球面レンズの場合でも同様に
生じる。
て説明した既提案の光カードでは前記のように自動トラ
ッキング制御の手段を用いなくても高密度記録再生が容
易に行なうことができ、記録再生は平行な光によって行
なわれるので自動フォーカス制御の無い簡単な機構の記
録再生装置で情報信号の高密度記録再生が容易にできる
等の優れた利点を有するが、図６及び図８を参照して説
明した既提案の光カードでは凸レンズアレイＦＥＬを構
成している個々の凸レンズ（またはシリンドリカル凸レ
ンズアレイＣＬＡを構成している個々のシリンドリカル
凸レンズ）の収差により、凸レンズアレイＦＥＬを構成
している個々の凸レンズ（またはシリンドリカル凸レン
ズアレイＣＬＡを構成している個々のシリンドリカル凸
レンズ）への入射光が、前記の凸レンズ（またはシリン
ドリカル凸レンズ）の光軸に平行な光Ｐａの場合に、記
録層ＲＭＬに記録形成されるピットの大きさＰａｐに比
べて、凸レンズ（またはシリンドリカル凸レンズ）の光
軸に平行でない光Ｐｂの場合に記録層ＲＭＬに記録形成
されるピットの大きさＰｂｐの方が大きくなるので、記
録再生領域中に形成させるべき単位の記録再生領域の個
数が多くできないことが生じ、結果としてより一層の高
密度記録再生を行なうことのできる光カードの実現に支
障を与えていた。前記の問題点は凸レンズ（またはシリ
ンドリカル凸レンズ）が非球面レンズの場合でも同様に
生じる。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明は微小な複数の凸
レンズを所定の配列態様で２次元的に配列して構成させ
た凸レンズアレイと、前記の凸レンズアレイを構成して
いる個々の凸レンズと個別に対応する記録再生領域が形
成される記録層と、前記した記録層における前記の個々
の記録再生領域をそれぞれ２次元的に分割してそれぞれ
個別な情報が記録再生されるべく設定した予め定められ
た個数の単位の記録再生領域の個々のものは、前記の凸
レンズの光軸に対してそれぞれ異なる予め定められた角
度から凸レンズを通して見たときに、それぞれ特定な１
個の単位の記録再生領域だけが凸レンズにより拡大され
て見えるように前記した凸レンズアレイにおける各凸レ
ンズの焦点面付近に記録層を位置させてなる凸レンズア
レイと記録層との対よりなる構成部分を少なくとも一部
に設けてある光カードにおいて、前記した凸レンズアレ
イにおける各凸レンズの曲率中心付近に開口中心を有す
る如き絞りを設けてなる光カード及び前記した光カード
において各凸レンズの曲率中心を曲率中心とし前記の各
凸レンズの合焦面をなす如き曲面状の記録層を構成させ
てなる光カード、ならびに微小な幅のシリンドリカル凸
レンズを並列に密接配置してなるシリンドリカル凸レン
ズアレイと、前記のシリンドリカル凸レンズアレイを構
成している個々のシリンドリカル凸レンズと個別に対応
する個々の記録再生領域が形成される記録層と、前記し
た記録層における前記の個々の記録再生領域をそれぞれ
２次元的に分割してそれぞれ個別な情報が記録再生され
るべく設定した予め定められた個数の単位の記録再生領
域の個々のものにおいてシリンドリカル凸レンズの円筒
軸に平行なそれぞれ個別な一つの直線上に並ぶ各一群の
単位の記録再生領域は、それをシリンドリカル凸レンズ
の光軸に対してそれぞれ異なる予め定められた角度から
シリンドリカル凸レンズを通して見たときに、それぞれ
特定な一群の単位の記録再生領域だけがシリンドリカル
凸レンズにより拡大されたものとして見えるように、前
記したシリンドリカル凸レンズアレイにおける各シリン
ドリカル凸レンズの焦点面付近に記録層を位置させてな
るシリンドリカル凸レンズアレイと記録層との対よりな
る構成部分を光カードにおいて、前記したシリンドリカ
ル凸レンズアレイにおける各シリンドリカル凸レンズ毎
に、前記の各シリンドリカル凸レンズの円筒軸付近に開
口の中心を有する如きスリットを設けてなる光カード、
及び前記した光カードにおいて前記した各シリンドリカ
ル凸レンズの円筒軸を円筒軸とし前記の各シリンドリカ
ル凸レンズの合焦面をなす如き円筒曲面状の記録層を構
成させてなる光カードと、微小な複数の凸レンズを所定
の配列態様で２次元的に配列して構成させた凸レンズア
レイと、前記の凸レンズアレイを構成している個々の凸
レンズと個別に対応する記録再生領域が形成される記録
層と、前記した記録層における前記の個々の記録再生領
域をそれぞれ２次元的に分割してそれぞれ個別な情報が
記録再生されるべく設定した予め定められた個数の単位
の記録再生領域の個々のものは、前記の凸レンズの光軸
に対してそれぞれ異なる予め定められた角度から凸レン
ズを通して見たときに、それぞれ特定な１個の単位の記
録再生領域だけが凸レンズにより拡大されて見えるよう
に前記した凸レンズアレイにおける各凸レンズの焦点面
付近に記録層を位置させてなる凸レンズアレイと記録層
との対よりなる構成部分を少なくとも一部に設けてある
光カードにおいて、前記した凸レンズアレイにおける各
凸レンズとして、それの光軸近くの部分では曲率半径が
小さく周辺に行くにつれて曲率半径が大きくなるような
曲面を有するものを用いるとともに、前記した各凸レン
ズ毎に凸レンズの光軸近くの曲率中心付近かあるいは記
録層寄りの部分へ、光軸上に開口中心が位置するように
して絞りを設けてなる光カード、ならびに微小な幅のシ
リンドリカル凸レンズを並列に密接配置してなるシリン
ドリカル凸レンズアレイと、前記のシリンドリカル凸レ
ンズアレイを構成している個々のシリンドリカル凸レン
ズと個別に対応する個々の記録再生領域が形成される記
録層と、前記した記録層における前記の個々の記録再生
領域をそれぞれ２次元的に分割してそれぞれ個別な情報
が記録再生されるべく設定した予め定められた個数の単
位の記録再生領域の個々のものにおいてシリンドリカル
凸レンズの円筒軸に平行なそれぞれ個別な一つの直線上
に並ぶ各一群の単位の記録再生領域は、それをシリンド
リカル凸レンズの光軸に対してそれぞれ異なる予め定め
られた角度からシリンドリカル凸レンズを通して見たと
きに、それぞれ特定な一群の単位の記録再生領域だけが
シリンドリカル凸レンズにより拡大されたものとして見
えるように、前記したシリンドリカル凸レンズアレイに
おける各シリンドリカル凸レンズの焦点面付近に記録層
を位置させてなるシリンドリカル凸レンズアレイと記録
層との対よりなる構成部分を光カードにおいて、前記し
たシリンドリカル凸レンズアレイにおける各シリンドリ
カル凸レンズとして、それの光軸近くの部分では曲率半
径が小さく周辺に行くにつれて曲率半径が大きくなるよ
うな曲面を有するものを用いるとともに、前記した各シ
リンドリカル凸レンズ毎にシリンドリカル凸レンズの光
軸近くの曲率中心付近かあるいは記録層寄りの部分へ、
光軸上に開口中心が位置するようにしてスリットを設け
てなる光カードを提供する。
レンズを所定の配列態様で２次元的に配列して構成させ
た凸レンズアレイと、前記の凸レンズアレイを構成して
いる個々の凸レンズと個別に対応する記録再生領域が形
成される記録層と、前記した記録層における前記の個々
の記録再生領域をそれぞれ２次元的に分割してそれぞれ
個別な情報が記録再生されるべく設定した予め定められ
た個数の単位の記録再生領域の個々のものは、前記の凸
レンズの光軸に対してそれぞれ異なる予め定められた角
度から凸レンズを通して見たときに、それぞれ特定な１
個の単位の記録再生領域だけが凸レンズにより拡大され
て見えるように前記した凸レンズアレイにおける各凸レ
ンズの焦点面付近に記録層を位置させてなる凸レンズア
レイと記録層との対よりなる構成部分を少なくとも一部
に設けてある光カードにおいて、前記した凸レンズアレ
イにおける各凸レンズの曲率中心付近に開口中心を有す
る如き絞りを設けてなる光カード及び前記した光カード
において各凸レンズの曲率中心を曲率中心とし前記の各
凸レンズの合焦面をなす如き曲面状の記録層を構成させ
てなる光カード、ならびに微小な幅のシリンドリカル凸
レンズを並列に密接配置してなるシリンドリカル凸レン
ズアレイと、前記のシリンドリカル凸レンズアレイを構
成している個々のシリンドリカル凸レンズと個別に対応
する個々の記録再生領域が形成される記録層と、前記し
た記録層における前記の個々の記録再生領域をそれぞれ
２次元的に分割してそれぞれ個別な情報が記録再生され
るべく設定した予め定められた個数の単位の記録再生領
域の個々のものにおいてシリンドリカル凸レンズの円筒
軸に平行なそれぞれ個別な一つの直線上に並ぶ各一群の
単位の記録再生領域は、それをシリンドリカル凸レンズ
の光軸に対してそれぞれ異なる予め定められた角度から
シリンドリカル凸レンズを通して見たときに、それぞれ
特定な一群の単位の記録再生領域だけがシリンドリカル
凸レンズにより拡大されたものとして見えるように、前
記したシリンドリカル凸レンズアレイにおける各シリン
ドリカル凸レンズの焦点面付近に記録層を位置させてな
るシリンドリカル凸レンズアレイと記録層との対よりな
る構成部分を光カードにおいて、前記したシリンドリカ
ル凸レンズアレイにおける各シリンドリカル凸レンズ毎
に、前記の各シリンドリカル凸レンズの円筒軸付近に開
口の中心を有する如きスリットを設けてなる光カード、
及び前記した光カードにおいて前記した各シリンドリカ
ル凸レンズの円筒軸を円筒軸とし前記の各シリンドリカ
ル凸レンズの合焦面をなす如き円筒曲面状の記録層を構
成させてなる光カードと、微小な複数の凸レンズを所定
の配列態様で２次元的に配列して構成させた凸レンズア
レイと、前記の凸レンズアレイを構成している個々の凸
レンズと個別に対応する記録再生領域が形成される記録
層と、前記した記録層における前記の個々の記録再生領
域をそれぞれ２次元的に分割してそれぞれ個別な情報が
記録再生されるべく設定した予め定められた個数の単位
の記録再生領域の個々のものは、前記の凸レンズの光軸
に対してそれぞれ異なる予め定められた角度から凸レン
ズを通して見たときに、それぞれ特定な１個の単位の記
録再生領域だけが凸レンズにより拡大されて見えるよう
に前記した凸レンズアレイにおける各凸レンズの焦点面
付近に記録層を位置させてなる凸レンズアレイと記録層
との対よりなる構成部分を少なくとも一部に設けてある
光カードにおいて、前記した凸レンズアレイにおける各
凸レンズとして、それの光軸近くの部分では曲率半径が
小さく周辺に行くにつれて曲率半径が大きくなるような
曲面を有するものを用いるとともに、前記した各凸レン
ズ毎に凸レンズの光軸近くの曲率中心付近かあるいは記
録層寄りの部分へ、光軸上に開口中心が位置するように
して絞りを設けてなる光カード、ならびに微小な幅のシ
リンドリカル凸レンズを並列に密接配置してなるシリン
ドリカル凸レンズアレイと、前記のシリンドリカル凸レ
ンズアレイを構成している個々のシリンドリカル凸レン
ズと個別に対応する個々の記録再生領域が形成される記
録層と、前記した記録層における前記の個々の記録再生
領域をそれぞれ２次元的に分割してそれぞれ個別な情報
が記録再生されるべく設定した予め定められた個数の単
位の記録再生領域の個々のものにおいてシリンドリカル
凸レンズの円筒軸に平行なそれぞれ個別な一つの直線上
に並ぶ各一群の単位の記録再生領域は、それをシリンド
リカル凸レンズの光軸に対してそれぞれ異なる予め定め
られた角度からシリンドリカル凸レンズを通して見たと
きに、それぞれ特定な一群の単位の記録再生領域だけが
シリンドリカル凸レンズにより拡大されたものとして見
えるように、前記したシリンドリカル凸レンズアレイに
おける各シリンドリカル凸レンズの焦点面付近に記録層
を位置させてなるシリンドリカル凸レンズアレイと記録
層との対よりなる構成部分を光カードにおいて、前記し
たシリンドリカル凸レンズアレイにおける各シリンドリ
カル凸レンズとして、それの光軸近くの部分では曲率半
径が小さく周辺に行くにつれて曲率半径が大きくなるよ
うな曲面を有するものを用いるとともに、前記した各シ
リンドリカル凸レンズ毎にシリンドリカル凸レンズの光
軸近くの曲率中心付近かあるいは記録層寄りの部分へ、
光軸上に開口中心が位置するようにしてスリットを設け
てなる光カードを提供する。
【００１５】
【作用】凸レンズアレイＦＥＬを構成している個々の凸
レンズ（またはシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡを
構成している個々のシリンドリカル凸レンズ）における
曲率中心付近に設けた絞り（またはスリット）は、レン
ズの曲面に対して大きく斜入射する光を記録層ＲＭＬに
到達させないから、どの方向から入射する光についても
球面収差が小さくなるように収差が改善されて、記録層
ＲＬＭには径の小さなピットを記録形成でき、より一層
高密度記録の可能な光カードを提供できる。また、凸レ
ンズアレイＦＥＬを構成している個々の凸レンズとして
、それの光軸近くの部分では曲率半径が小さく周辺に行
くにつれて曲率半径が大きくなるような曲面を有するも
のを用いるとともに、前記した各凸レンズ毎に凸レンズ
の光軸近くの曲率中心付近かあるいは記録層寄りの部分
へ、光軸上に開口中心が位置するようにして絞りを設け
てなる光カード、及び、シリンドリカル凸レンズアレイ
ＣＬＡにおける各シリンドリカル凸レンズとして、それ
の光軸近くの部分では曲率半径が小さく周辺に行くにつ
れて曲率半径が大きくなるような曲面を有するものを用
いるとともに、前記した各シリンドリカル凸レンズ毎に
シリンドリカル凸レンズの光軸近くの曲率中心付近かあ
るいは記録層寄りの部分へ、光軸上に開口中心が位置す
るようにしてスリットを設けてなる光カードについても
、前記の絞りやスリットによって、レンズの曲面に対し
て大きく斜入射する光を記録層ＲＭＬに到達させないか
ら、どの方向から入射する光についても球面収差を小さ
くするように収差が改善されて、平面的な記録層ＲＬＭ
に対して径の小さなピットを記録形成させることができ
る。
レンズ（またはシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡを
構成している個々のシリンドリカル凸レンズ）における
曲率中心付近に設けた絞り（またはスリット）は、レン
ズの曲面に対して大きく斜入射する光を記録層ＲＭＬに
到達させないから、どの方向から入射する光についても
球面収差が小さくなるように収差が改善されて、記録層
ＲＬＭには径の小さなピットを記録形成でき、より一層
高密度記録の可能な光カードを提供できる。また、凸レ
ンズアレイＦＥＬを構成している個々の凸レンズとして
、それの光軸近くの部分では曲率半径が小さく周辺に行
くにつれて曲率半径が大きくなるような曲面を有するも
のを用いるとともに、前記した各凸レンズ毎に凸レンズ
の光軸近くの曲率中心付近かあるいは記録層寄りの部分
へ、光軸上に開口中心が位置するようにして絞りを設け
てなる光カード、及び、シリンドリカル凸レンズアレイ
ＣＬＡにおける各シリンドリカル凸レンズとして、それ
の光軸近くの部分では曲率半径が小さく周辺に行くにつ
れて曲率半径が大きくなるような曲面を有するものを用
いるとともに、前記した各シリンドリカル凸レンズ毎に
シリンドリカル凸レンズの光軸近くの曲率中心付近かあ
るいは記録層寄りの部分へ、光軸上に開口中心が位置す
るようにしてスリットを設けてなる光カードについても
、前記の絞りやスリットによって、レンズの曲面に対し
て大きく斜入射する光を記録層ＲＭＬに到達させないか
ら、どの方向から入射する光についても球面収差を小さ
くするように収差が改善されて、平面的な記録層ＲＬＭ
に対して径の小さなピットを記録形成させることができ
る。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の光カードの具体的な内容につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する。図１及び図２
は本発明の光カードの異なる実施例の一部の斜視図、図
３は図１及び図２に示す本発明の光カードの構成原理と
動作原理とを説明するための光カードの側断面図、図４
及び第５図は本発明の光カードの別の実施例の一部の側
断面図である。まず図１に示す本発明の光カードＬＡＣ
は、微小な複数の凸レンズを所定の配列態様で２次元的
に配列して構成させた凸レンズアレイＦＥＬと、前記の
凸レンズアレイＦＥＬを構成している個々の凸レンズと
個別に対応する記録再生領域が形成される記録層ＲＭＬ
と、前記した記録層ＲＭＬにおける前記の個々の記録再
生領域をそれぞれ２次元的に分割してそれぞれ個別な情
報が記録再生されるべく設定した予め定められた個数の
単位の記録再生領域の個々のものは、前記の凸レンズの
光軸に対してそれぞれ異なる予め定められた角度から凸
レンズを通して見たときに、それぞれ特定な１個の単位
の記録再生領域だけが凸レンズにより拡大されて見える
ように前記した凸レンズアレイＦＥＬにおける各凸レン
ズの焦点面付近に記録層ＲＭＬを位置させるとともに、
前記した凸レンズアレイＦＥＬを構成している個々の凸
レンズにおける曲率中心付近に、前記の曲率中心がそれ
ぞれ開口中心となるような光学的な絞り（アイリス）Ｉ
，Ｉ…を設けた構成態様のものである。なお、図１中に
おいてＩＰは多数の光学的な絞りＩ，Ｉ…を形成させて
ある光学絞りの形成板（アイリスプレート）である。
いて添付図面を参照して詳細に説明する。図１及び図２
は本発明の光カードの異なる実施例の一部の斜視図、図
３は図１及び図２に示す本発明の光カードの構成原理と
動作原理とを説明するための光カードの側断面図、図４
及び第５図は本発明の光カードの別の実施例の一部の側
断面図である。まず図１に示す本発明の光カードＬＡＣ
は、微小な複数の凸レンズを所定の配列態様で２次元的
に配列して構成させた凸レンズアレイＦＥＬと、前記の
凸レンズアレイＦＥＬを構成している個々の凸レンズと
個別に対応する記録再生領域が形成される記録層ＲＭＬ
と、前記した記録層ＲＭＬにおける前記の個々の記録再
生領域をそれぞれ２次元的に分割してそれぞれ個別な情
報が記録再生されるべく設定した予め定められた個数の
単位の記録再生領域の個々のものは、前記の凸レンズの
光軸に対してそれぞれ異なる予め定められた角度から凸
レンズを通して見たときに、それぞれ特定な１個の単位
の記録再生領域だけが凸レンズにより拡大されて見える
ように前記した凸レンズアレイＦＥＬにおける各凸レン
ズの焦点面付近に記録層ＲＭＬを位置させるとともに、
前記した凸レンズアレイＦＥＬを構成している個々の凸
レンズにおける曲率中心付近に、前記の曲率中心がそれ
ぞれ開口中心となるような光学的な絞り（アイリス）Ｉ
，Ｉ…を設けた構成態様のものである。なお、図１中に
おいてＩＰは多数の光学的な絞りＩ，Ｉ…を形成させて
ある光学絞りの形成板（アイリスプレート）である。
【００１７】また、図２に示す本発明の光カードＬＡＣ
は微小な幅のシリンドリカル凸レンズを並列に密接配置
してなるシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡと、前記
のシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡを構成している
個々のシリンドリカル凸レンズと個別に対応する個々の
記録再生領域が形成される記録層ＲＭＬと、前記した記
録層ＲＭＬにおける前記の個々の記録再生領域をそれぞ
れ２次元的に分割してそれぞれ個別な情報が記録再生さ
れるべく設定した予め定められた個数の単位の記録再生
領域の個々のものにおいてシリンドリカル凸レンズの円
筒軸に平行なそれぞれ個別な一つの直線上に並ぶ各一群
の単位の記録再生領域は、それをシリンドリカル凸レン
ズの光軸に対してそれぞれ異なる予め定められた角度か
らシリンドリカル凸レンズを通して見たときに、それぞ
れ特定な一群の単位の記録再生領域だけがシリンドリカ
ル凸レンズにより拡大されたものとして見えるように、
前記したシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおける
各シリンドリカル凸レンズの焦点面付近に記録層ＲＭＬ
を位置させるとともに、前記したシリンドリカル凸レン
ズアレイＣＬＡを構成している個々のシリンドリカル凸
レンズの円筒軸付近に、前記の円筒軸が開口の中心線に
なされるようなスリット状の光学的な絞り（アイリス）
Ｉ，Ｉ…を設けた構成態様のものである。なお、図２中
においてＩＰは多数のスリット状の光学的な絞りＩ，Ｉ
…を形成させてある光学絞りの形成板（アイリスプレー
ト）である（光カードＬＡＣの一部を示している図２に
示すアイリスプレートＩＰは、多数の板が並列的に配置
されているような状態のものとして示されているが、こ
のアイリスプレートＩＰは１枚の板に直線状のスリット
が光学的な絞りＩ，Ｉ…として機能するように設けたも
のととして構成できる）。
は微小な幅のシリンドリカル凸レンズを並列に密接配置
してなるシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡと、前記
のシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡを構成している
個々のシリンドリカル凸レンズと個別に対応する個々の
記録再生領域が形成される記録層ＲＭＬと、前記した記
録層ＲＭＬにおける前記の個々の記録再生領域をそれぞ
れ２次元的に分割してそれぞれ個別な情報が記録再生さ
れるべく設定した予め定められた個数の単位の記録再生
領域の個々のものにおいてシリンドリカル凸レンズの円
筒軸に平行なそれぞれ個別な一つの直線上に並ぶ各一群
の単位の記録再生領域は、それをシリンドリカル凸レン
ズの光軸に対してそれぞれ異なる予め定められた角度か
らシリンドリカル凸レンズを通して見たときに、それぞ
れ特定な一群の単位の記録再生領域だけがシリンドリカ
ル凸レンズにより拡大されたものとして見えるように、
前記したシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおける
各シリンドリカル凸レンズの焦点面付近に記録層ＲＭＬ
を位置させるとともに、前記したシリンドリカル凸レン
ズアレイＣＬＡを構成している個々のシリンドリカル凸
レンズの円筒軸付近に、前記の円筒軸が開口の中心線に
なされるようなスリット状の光学的な絞り（アイリス）
Ｉ，Ｉ…を設けた構成態様のものである。なお、図２中
においてＩＰは多数のスリット状の光学的な絞りＩ，Ｉ
…を形成させてある光学絞りの形成板（アイリスプレー
ト）である（光カードＬＡＣの一部を示している図２に
示すアイリスプレートＩＰは、多数の板が並列的に配置
されているような状態のものとして示されているが、こ
のアイリスプレートＩＰは１枚の板に直線状のスリット
が光学的な絞りＩ，Ｉ…として機能するように設けたも
のととして構成できる）。
【００１８】図１及び図２に示す前記の光カードＬＡＣ
において、基板ＢＰは保護層１と基材２との積層構成か
らなり、記録層ＲＭＬは所定の閾値以下の光強度の光の
長時間の照射によっても記録されることがなく、前記し
た所定の閾値以上の光強度の光の照射によって記録が行
われるような記録材料の２次元的な拡がりによって形成
されていて、前記の記録層ＲＭＬは例えば、銀塩パター
ン層（クラスト層）４と下層のゼラチン層３との２層構
造として、情報信号の記録のために閾値の光強度以上の
光を光カード１に入射させたときに、その光の熱で光カ
ードＬＡＣに設けられている凸レンズアレイＦＥＬの凸
レンズの焦点面に設けられている銀粒子を含む有機物コ
ロイド状（ゼラチン）の銀塩パターン層４の銀粒子を下
層のゼラチン層３に溶け込ませてピットを形成させて、
情報信号と対応する記録が記録層に行われるような構成
形態の記録層ＲＭＬが使用されているとして説明されて
いるが、本発明の光カードＬＡＣにおいて使用される記
録層ＲＭＬとしては、従来から追記型の光ディスクにお
ける光学的記録材料として使用されている記録材料の内
から適当な材料を選択して記録層ＲＭＬが構成されても
よいことは勿論である。
において、基板ＢＰは保護層１と基材２との積層構成か
らなり、記録層ＲＭＬは所定の閾値以下の光強度の光の
長時間の照射によっても記録されることがなく、前記し
た所定の閾値以上の光強度の光の照射によって記録が行
われるような記録材料の２次元的な拡がりによって形成
されていて、前記の記録層ＲＭＬは例えば、銀塩パター
ン層（クラスト層）４と下層のゼラチン層３との２層構
造として、情報信号の記録のために閾値の光強度以上の
光を光カード１に入射させたときに、その光の熱で光カ
ードＬＡＣに設けられている凸レンズアレイＦＥＬの凸
レンズの焦点面に設けられている銀粒子を含む有機物コ
ロイド状（ゼラチン）の銀塩パターン層４の銀粒子を下
層のゼラチン層３に溶け込ませてピットを形成させて、
情報信号と対応する記録が記録層に行われるような構成
形態の記録層ＲＭＬが使用されているとして説明されて
いるが、本発明の光カードＬＡＣにおいて使用される記
録層ＲＭＬとしては、従来から追記型の光ディスクにお
ける光学的記録材料として使用されている記録材料の内
から適当な材料を選択して記録層ＲＭＬが構成されても
よいことは勿論である。
【００１９】すなわち、基板ＢＰに所定の閾値以下の光
強度の光が長時間にわたって照射しても記録されること
がなく、前記した所定の閾値以上の光強度の光が照射さ
れたときに記録が行われるような記録材料を用いて構成
させる光学的記録材料による記録層ＲＭＬの例としては
、例えば所定の閾値以上の光強度の光の照射によって溶
けてピットを形成させる単層の材料層（例えば厚さ４０
ｎｍのＰｂ−Ｔｅ−Ｓｅの層、あるいは、基板ＢＰに厚
さ４０ｎｍのＴｅ−Ｃの層）による記録層、ポリマ膜（
厚さ３〜６ミクロン）と所定の閾値以上の光強度の光の
照射によって溶けてピットを形成させる材料層（例えば
銀の微粒子を分散させた厚さ１００ｎｍの層）との２層
からなる記録層ＲＭＬ、アルミニウムの光反射膜と干渉
打消用の二酸化シリコン膜（膜厚は光の波長の四分の一
の整数倍）と所定の閾値以上の光強度の光の照射によっ
て溶けてピットを形成させる金属薄膜（３〜８ｎｍの膜
厚）との３層からなる記録層ＲＭＬ、薄い光反射膜と所
定の閾値以上の光強度の光の照射によって溶けてピット
を形成する染料膜（厚さ１３０ｎｍ）との２層からなる
記録層ＲＭＬ、所定の閾値以上の光強度の光の照射によ
って相変化を起こす単層の材料層（例えば、厚さ１２０
ｎｍのＴｅＯｘの層）による記録層ＲＭＬ、所定の閾値
以上の光強度の光の照射によって相変化を起こす材料膜
の２重層（４０〜４５ｎｍの厚さのＳｂ−Ｓｅ膜２５と
４０ｎｍの厚さのＢｉ−Ｔｅ膜２６との２重層）からな
る記録層ＲＭＬ、反射膜と干渉打消用のスペーサと吸収
面との３重層からなる記録層ＲＭＬにより、所定の閾値
以上の光強度の光の照射によって吸収面に泡を生じさせ
るようにしたもの、所定の閾値以上の光強度の光の照射
によって表面が平滑面になるようなゲルマニウムの層（
１ミクロン以下の厚さの層）による記録層ＲＭＬなどの
内から適当なものを選択使用できる。
強度の光が長時間にわたって照射しても記録されること
がなく、前記した所定の閾値以上の光強度の光が照射さ
れたときに記録が行われるような記録材料を用いて構成
させる光学的記録材料による記録層ＲＭＬの例としては
、例えば所定の閾値以上の光強度の光の照射によって溶
けてピットを形成させる単層の材料層（例えば厚さ４０
ｎｍのＰｂ−Ｔｅ−Ｓｅの層、あるいは、基板ＢＰに厚
さ４０ｎｍのＴｅ−Ｃの層）による記録層、ポリマ膜（
厚さ３〜６ミクロン）と所定の閾値以上の光強度の光の
照射によって溶けてピットを形成させる材料層（例えば
銀の微粒子を分散させた厚さ１００ｎｍの層）との２層
からなる記録層ＲＭＬ、アルミニウムの光反射膜と干渉
打消用の二酸化シリコン膜（膜厚は光の波長の四分の一
の整数倍）と所定の閾値以上の光強度の光の照射によっ
て溶けてピットを形成させる金属薄膜（３〜８ｎｍの膜
厚）との３層からなる記録層ＲＭＬ、薄い光反射膜と所
定の閾値以上の光強度の光の照射によって溶けてピット
を形成する染料膜（厚さ１３０ｎｍ）との２層からなる
記録層ＲＭＬ、所定の閾値以上の光強度の光の照射によ
って相変化を起こす単層の材料層（例えば、厚さ１２０
ｎｍのＴｅＯｘの層）による記録層ＲＭＬ、所定の閾値
以上の光強度の光の照射によって相変化を起こす材料膜
の２重層（４０〜４５ｎｍの厚さのＳｂ−Ｓｅ膜２５と
４０ｎｍの厚さのＢｉ−Ｔｅ膜２６との２重層）からな
る記録層ＲＭＬ、反射膜と干渉打消用のスペーサと吸収
面との３重層からなる記録層ＲＭＬにより、所定の閾値
以上の光強度の光の照射によって吸収面に泡を生じさせ
るようにしたもの、所定の閾値以上の光強度の光の照射
によって表面が平滑面になるようなゲルマニウムの層（
１ミクロン以下の厚さの層）による記録層ＲＭＬなどの
内から適当なものを選択使用できる。
【００２０】前記のように構成された本発明の光カード
ＬＡＣにおける記録層ＲＭＬに対して、所要の情報の記
録（書込み）を行うのには、例えば特開平２ー６６７２
４公報，特開平２ー６８７２０公報の各第８図に示され
ているような構成の光カードの記録再生装置を用いて行
なうことができる。図３は記録再生構体から図１に示さ
れているような構成の凸レンズアレイＦＥＬを備えてい
る光カードＬＡＣに設けられている凸レンズアレイＦＥ
Ｌの１個の凸レンズの形状及び寸法と略々等しい断面形
状及び断面寸法の平行光束を凸レンズアレイＦＥＬにお
ける１個の凸レンズに入射させる場合に、その凸レンズ
に対する入射光の入射方向をそれぞれ特定な方向となる
ように変化させることによって、その光が入射されてい
る凸レンズと対応している記録再生領域中に結像される
光点の位置を記録再生領域中のそれぞれ特定な位置とす
ることができる、ということ、及び記録再生構体から図
２に示されているような構成のシリンドリカル凸レンズ
アレイＣＬＡを備えている光カードＬＡＣに設けられて
いるシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡの１個のシリ
ンドリカル凸レンズの形状及び寸法と略々等しい断面形
状及び断面寸法の平行光束をシリンドリカル凸レンズア
レイＣＬＡにおける１個のシリンドリカル凸レンズに入
射させる場合に、そのシリンドリカル凸レンズに対する
入射光の入射方向をそれぞれ特定な方向となるように変
化させることによって、その光が入射されているシリン
ドリカル凸レンズと対応している記録再生領域中に結像
される光点の位置を記録再生領域中のそれぞれ特定な位
置とすることができる、ということを図示説明したもの
であり、その詳細な内容は図７及び図９を参照して既述
したところと同様であるから、ここでは詳細な記述は省
略する。
ＬＡＣにおける記録層ＲＭＬに対して、所要の情報の記
録（書込み）を行うのには、例えば特開平２ー６６７２
４公報，特開平２ー６８７２０公報の各第８図に示され
ているような構成の光カードの記録再生装置を用いて行
なうことができる。図３は記録再生構体から図１に示さ
れているような構成の凸レンズアレイＦＥＬを備えてい
る光カードＬＡＣに設けられている凸レンズアレイＦＥ
Ｌの１個の凸レンズの形状及び寸法と略々等しい断面形
状及び断面寸法の平行光束を凸レンズアレイＦＥＬにお
ける１個の凸レンズに入射させる場合に、その凸レンズ
に対する入射光の入射方向をそれぞれ特定な方向となる
ように変化させることによって、その光が入射されてい
る凸レンズと対応している記録再生領域中に結像される
光点の位置を記録再生領域中のそれぞれ特定な位置とす
ることができる、ということ、及び記録再生構体から図
２に示されているような構成のシリンドリカル凸レンズ
アレイＣＬＡを備えている光カードＬＡＣに設けられて
いるシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡの１個のシリ
ンドリカル凸レンズの形状及び寸法と略々等しい断面形
状及び断面寸法の平行光束をシリンドリカル凸レンズア
レイＣＬＡにおける１個のシリンドリカル凸レンズに入
射させる場合に、そのシリンドリカル凸レンズに対する
入射光の入射方向をそれぞれ特定な方向となるように変
化させることによって、その光が入射されているシリン
ドリカル凸レンズと対応している記録再生領域中に結像
される光点の位置を記録再生領域中のそれぞれ特定な位
置とすることができる、ということを図示説明したもの
であり、その詳細な内容は図７及び図９を参照して既述
したところと同様であるから、ここでは詳細な記述は省
略する。
【００２１】前記した図１に示す光カードＬＡＣでは、
それに設けられている凸レンズアレイＦＥＬにおける順
次の１個の凸レンズに入射させる光の方向をそれぞれ特
定な方向にして、凸レンズアレイＦＥＬにおける各凸レ
ンズにそれぞれ対応している各記録再生領域を２次元的
に分割して、前記の各記録再生領域にそれぞれ対応して
いる各記録再生領域に予め定められた個数の単位の記録
再生領域に光学的な絞りＩを介してそれぞれ記録された
情報が、前記した単位の記録再生領域に情報信号を記録
する際に凸レンズに入射させた光の入射方向と同じ入射
方向で、かつ、前記した単位の記録再生領域に情報信号
を記録する際に凸レンズに入射させた光が光学的な絞り
Ｉによって絞られた光の断面積と同じ断面積の反射光に
よって読出されることにより、読出される記録情報は１
つの凸レンズと対応している記録再生領域に設定された
複数の単位の記録再生領域の内の特定な１個が光学的な
絞りＩよりやや大きい大きさに拡大されたものとして読
出されることになる。
それに設けられている凸レンズアレイＦＥＬにおける順
次の１個の凸レンズに入射させる光の方向をそれぞれ特
定な方向にして、凸レンズアレイＦＥＬにおける各凸レ
ンズにそれぞれ対応している各記録再生領域を２次元的
に分割して、前記の各記録再生領域にそれぞれ対応して
いる各記録再生領域に予め定められた個数の単位の記録
再生領域に光学的な絞りＩを介してそれぞれ記録された
情報が、前記した単位の記録再生領域に情報信号を記録
する際に凸レンズに入射させた光の入射方向と同じ入射
方向で、かつ、前記した単位の記録再生領域に情報信号
を記録する際に凸レンズに入射させた光が光学的な絞り
Ｉによって絞られた光の断面積と同じ断面積の反射光に
よって読出されることにより、読出される記録情報は１
つの凸レンズと対応している記録再生領域に設定された
複数の単位の記録再生領域の内の特定な１個が光学的な
絞りＩよりやや大きい大きさに拡大されたものとして読
出されることになる。
【００２２】また、図２に示す光カードＬＡＣでは、そ
れに設けられているシリンドリカル凸レンズアレイＣＬ
Ａにおける順次の１個のシリンドリカル凸レンズに入射
させる光の方向をそれぞれ特定な方向にして、シリンド
リカル凸レンズアレイＣＬＡにおける各シリンドリカル
凸レンズにそれぞれ対応している各記録再生領域を２次
元的に分割して、前記の各記録再生領域に光学的な絞り
Ｉを介してそれぞれ対応している各記録再生領域に予め
定められた個数の単位の記録再生領域にそれぞれ記録さ
れた情報が、前記した単位の記録再生領域に情報信号を
記録する際にシリンドリカル凸レンズに入射させた光の
入射方向と同じ入射方向で、かつ、前記した単位の記録
再生領域に情報信号を記録する際にシリンドリカル凸レ
ンズに入射させた光が光学的な絞りＩによって絞られた
光の断面積と同じ断面積の反射光によって読出されるこ
とにより、読出される記録情報は１つのシリンドリカル
凸レンズと対応している記録再生領域に設定された複数
の単位の記録再生領域の内の特定な１個が光学的絞りＩ
として機能するスリットＩの幅よりやや大きい大きさに
拡大されたものとして読出されることになる。
れに設けられているシリンドリカル凸レンズアレイＣＬ
Ａにおける順次の１個のシリンドリカル凸レンズに入射
させる光の方向をそれぞれ特定な方向にして、シリンド
リカル凸レンズアレイＣＬＡにおける各シリンドリカル
凸レンズにそれぞれ対応している各記録再生領域を２次
元的に分割して、前記の各記録再生領域に光学的な絞り
Ｉを介してそれぞれ対応している各記録再生領域に予め
定められた個数の単位の記録再生領域にそれぞれ記録さ
れた情報が、前記した単位の記録再生領域に情報信号を
記録する際にシリンドリカル凸レンズに入射させた光の
入射方向と同じ入射方向で、かつ、前記した単位の記録
再生領域に情報信号を記録する際にシリンドリカル凸レ
ンズに入射させた光が光学的な絞りＩによって絞られた
光の断面積と同じ断面積の反射光によって読出されるこ
とにより、読出される記録情報は１つのシリンドリカル
凸レンズと対応している記録再生領域に設定された複数
の単位の記録再生領域の内の特定な１個が光学的絞りＩ
として機能するスリットＩの幅よりやや大きい大きさに
拡大されたものとして読出されることになる。
【００２３】前記のように図１及び図２に示されている
光カードＬＡＣでは、凸レンズアレイＦＥＬにおける各
凸レンズまたはシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡに
おける各シリンドリカル凸レンズとそれぞれ対応してい
る記録再生領域に設定された複数の単位の記録再生領域
にそれぞれ記録される情報信号は、記録層ＲＬＭまでの
間の光路中に設置されている光学的な絞りＩにより、前
記した凸レンズアレイＦＥＬにおける凸レンズの球面（
曲面）や、シリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけ
るシリンドリカル凸レンズの円筒面に対して大きく傾斜
している光が、図３に示されているように記録層ＲＭＬ
には達しない状態になされる。すなわち、凸レンズアレ
イＦＥＬにおける凸レンズへの入射光や、シリンドリカ
ル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカル凸レン
ズへの入射光は、光学的な絞りＩの使用によって通過が
制限されて、前記した光学的な絞りＩを通過した光束の
最外周の光がレンズ面に入射した点におけるレンズ面の
接平面と前記した光学的な絞りＩの通過光束における最
外周の光とのなす角の内で鋭角を示す方の角が、凸レン
ズアレイＦＥＬにおける凸レンズの光軸や、シリンドリ
カル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカル凸レ
ンズの光軸に平行な光Ｐａの場合に角度θ１であったと
すると、凸レンズアレイＦＥＬにおける凸レンズの光軸
や、シリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリ
ンドリカル凸レンズの光軸に不平行な光Ｐｂの場合の前
記の角度は略々θ１となされるために、前記した凸レン
ズアレイＦＥＬにおける凸レンズの光軸や、シリンドリ
カル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカル凸レ
ンズの光軸に平行な光Ｐａによって記録層ＲＭＬに記録
形成されるピットの径Ｐａｐと、光軸に平行でない光Ｐ
ｂによって記録層ＲＭＬに記録形成されるピットの径Ｐ
ｂｐとの間に大きな差が生じないようになされるのであ
る。
光カードＬＡＣでは、凸レンズアレイＦＥＬにおける各
凸レンズまたはシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡに
おける各シリンドリカル凸レンズとそれぞれ対応してい
る記録再生領域に設定された複数の単位の記録再生領域
にそれぞれ記録される情報信号は、記録層ＲＬＭまでの
間の光路中に設置されている光学的な絞りＩにより、前
記した凸レンズアレイＦＥＬにおける凸レンズの球面（
曲面）や、シリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけ
るシリンドリカル凸レンズの円筒面に対して大きく傾斜
している光が、図３に示されているように記録層ＲＭＬ
には達しない状態になされる。すなわち、凸レンズアレ
イＦＥＬにおける凸レンズへの入射光や、シリンドリカ
ル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカル凸レン
ズへの入射光は、光学的な絞りＩの使用によって通過が
制限されて、前記した光学的な絞りＩを通過した光束の
最外周の光がレンズ面に入射した点におけるレンズ面の
接平面と前記した光学的な絞りＩの通過光束における最
外周の光とのなす角の内で鋭角を示す方の角が、凸レン
ズアレイＦＥＬにおける凸レンズの光軸や、シリンドリ
カル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカル凸レ
ンズの光軸に平行な光Ｐａの場合に角度θ１であったと
すると、凸レンズアレイＦＥＬにおける凸レンズの光軸
や、シリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリ
ンドリカル凸レンズの光軸に不平行な光Ｐｂの場合の前
記の角度は略々θ１となされるために、前記した凸レン
ズアレイＦＥＬにおける凸レンズの光軸や、シリンドリ
カル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカル凸レ
ンズの光軸に平行な光Ｐａによって記録層ＲＭＬに記録
形成されるピットの径Ｐａｐと、光軸に平行でない光Ｐ
ｂによって記録層ＲＭＬに記録形成されるピットの径Ｐ
ｂｐとの間に大きな差が生じないようになされるのであ
る。
【００２４】図３において凸レンズアレイＦＥＬにおけ
る凸レンズの曲率中心Ｏ、またはシリンドリカル凸レン
ズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカル凸レンズの円筒
軸Ｏの位置付近に設けられている光学的な絞りＩによっ
て、前記した光学的な絞りＩが使用されない場合に比べ
て収差の小さな結像を生じさせることが可能となって記
録層ＲＭＬに対して従来よりも高密度記録が実現できる
ようになされうるが、前記のように記録層ＲＭＬに対し
て従来よりも高密度記録が実現されるためには記録層Ｒ
ＭＬが凸レンズアレイＦＥＬにおける凸レンズの合焦面
に設置されていたり、シリンドリカル凸レンズアレイＣ
ＬＡにおけるシリンドリカル凸レンズの合焦面に記録層
ＲＭＬが設置されていることが必要とされる。凸レンズ
アレイＦＥＬにおける凸レンズや、シリンドリカル凸レ
ンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカル凸レンズなど
を、図３のように光軸を含む断面図として示した場合に
、レンズの断面における曲面が断面図中で円の一部とし
て表示されるような場合、すなわち、凸レンズアレイＦ
ＥＬにおける凸レンズの曲面が球面の一部であり、また
シリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンド
リカル凸レンズの曲面が円筒面の一部である場合に、そ
れらの曲率の中心に光学的な絞りＩを設けたものでは、
図３中にＰａで示されているような正面入射の光線と、
図３中にＰｂで示されているような斜入射の光線とが略
々同じ条件で前記した光学的な絞りを通過し、前記した
正面入射の光線Ｐａと斜入射の光線Ｐｂとについての焦
点距離も略々同じになり、したがって前記した凸レンズ
アレイＦＥＬにおける凸レンズの合焦面は前記した光学
的な絞りＩの中心を中心とする球面となり、シリンドリ
カル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカル凸レ
ンズの合焦面は、前記した光学的な絞りＩの中心を中心
とする円筒面となるから、図４に示すように記録層ＲＭ
Ｌの面を前記した凸レンズアレイＦＥＬにおける凸レン
ズの合焦面ＦＰやシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡ
におけるシリンドリカル凸レンズの合焦面ＦＰに合致さ
せるように湾曲させることにより良好な高密度記録再生
を実現できることになる。
る凸レンズの曲率中心Ｏ、またはシリンドリカル凸レン
ズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカル凸レンズの円筒
軸Ｏの位置付近に設けられている光学的な絞りＩによっ
て、前記した光学的な絞りＩが使用されない場合に比べ
て収差の小さな結像を生じさせることが可能となって記
録層ＲＭＬに対して従来よりも高密度記録が実現できる
ようになされうるが、前記のように記録層ＲＭＬに対し
て従来よりも高密度記録が実現されるためには記録層Ｒ
ＭＬが凸レンズアレイＦＥＬにおける凸レンズの合焦面
に設置されていたり、シリンドリカル凸レンズアレイＣ
ＬＡにおけるシリンドリカル凸レンズの合焦面に記録層
ＲＭＬが設置されていることが必要とされる。凸レンズ
アレイＦＥＬにおける凸レンズや、シリンドリカル凸レ
ンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカル凸レンズなど
を、図３のように光軸を含む断面図として示した場合に
、レンズの断面における曲面が断面図中で円の一部とし
て表示されるような場合、すなわち、凸レンズアレイＦ
ＥＬにおける凸レンズの曲面が球面の一部であり、また
シリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンド
リカル凸レンズの曲面が円筒面の一部である場合に、そ
れらの曲率の中心に光学的な絞りＩを設けたものでは、
図３中にＰａで示されているような正面入射の光線と、
図３中にＰｂで示されているような斜入射の光線とが略
々同じ条件で前記した光学的な絞りを通過し、前記した
正面入射の光線Ｐａと斜入射の光線Ｐｂとについての焦
点距離も略々同じになり、したがって前記した凸レンズ
アレイＦＥＬにおける凸レンズの合焦面は前記した光学
的な絞りＩの中心を中心とする球面となり、シリンドリ
カル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカル凸レ
ンズの合焦面は、前記した光学的な絞りＩの中心を中心
とする円筒面となるから、図４に示すように記録層ＲＭ
Ｌの面を前記した凸レンズアレイＦＥＬにおける凸レン
ズの合焦面ＦＰやシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡ
におけるシリンドリカル凸レンズの合焦面ＦＰに合致さ
せるように湾曲させることにより良好な高密度記録再生
を実現できることになる。
【００２５】前記した凸レンズアレイＦＥＬにおける凸
レンズの合焦面ＦＰは、凸レンズアレイＦＥＬにおける
凸レンズの曲率中心を曲率中心にしている球面の一部で
構成されるものであり、また、シリンドリカル凸レンズ
アレイＣＬＡにおけるシリンドリカル凸レンズの合焦面
ＦＰはシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシ
リンドリカル凸レンズの円筒軸を円筒軸にしている円筒
面の一部で構成されるものである。図４において凸レン
ズアレイＦＥＬにおける凸レンズの合焦面までの構成材
料の屈折率がｎ、シリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡ
におけるシリンドリカル凸レンズの合焦面までの構成材
料の屈折率がｎの場合には、図中に示されている曲率半
径ＲとＲ’とは良く知られているようにＲ：Ｒ’≒（ｎ
−１）：１とする。この図４に示されている光カードは
凸レンズアレイＦＥＬや、シリンドリカル凸レンズアレ
イＣＬＡを基板として記録層ＲＭＬや基材２及び保護層
１等を付着させるようにした方が製作が簡単であると考
えられる。
レンズの合焦面ＦＰは、凸レンズアレイＦＥＬにおける
凸レンズの曲率中心を曲率中心にしている球面の一部で
構成されるものであり、また、シリンドリカル凸レンズ
アレイＣＬＡにおけるシリンドリカル凸レンズの合焦面
ＦＰはシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシ
リンドリカル凸レンズの円筒軸を円筒軸にしている円筒
面の一部で構成されるものである。図４において凸レン
ズアレイＦＥＬにおける凸レンズの合焦面までの構成材
料の屈折率がｎ、シリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡ
におけるシリンドリカル凸レンズの合焦面までの構成材
料の屈折率がｎの場合には、図中に示されている曲率半
径ＲとＲ’とは良く知られているようにＲ：Ｒ’≒（ｎ
−１）：１とする。この図４に示されている光カードは
凸レンズアレイＦＥＬや、シリンドリカル凸レンズアレ
イＣＬＡを基板として記録層ＲＭＬや基材２及び保護層
１等を付着させるようにした方が製作が簡単であると考
えられる。
【００２６】ところが、図４の側断面図によって示され
ている光カードＬＡＣのように記録層ＲＭＬの面を凸レ
ンズアレイＦＥＬにおける凸レンズの合焦面や、シリン
ドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカル
凸レンズの合焦面に合致させるような曲面として製作す
ることは困難であるために、平面状の記録層ＲＭＬを有
する光カードＬＡＣを構成することが望ましい。前記の
ように平面状の記録層ＲＭＬを有する光カードＬＡＣを
構成するための手段としては、凸レンズアレイＦＥＬに
おける凸レンズの湾曲している合焦面ＦＰや、シリンド
リカル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカル凸
レンズの湾曲している合焦面ＦＰの位置に対して、平面
状の記録層ＲＭＬの設置位置を例えば図３に例示されて
いるような状態、すなわち、平面状の記録層ＲＭＬの全
体にわたり略々満足できる程度の合焦状態からのずれの
範囲内に納まるような状態が得られるように平面状の記
録層ＲＭＬの設置位置を定めて光カードＬＡＣを構成さ
せることは有効な手段である。しかし、前記した図３に
示されているような構成の光カードＬＡＣは、平面状の
記録層ＲＭＬの全体にわたり略々満足できる程度の合焦
状態からのずれの範囲内に納まるような状態が得られる
ように平面状の記録層ＲＭＬの設置位置が定められてい
るものであるために、充分に良好な高密度記録再生ので
きる光カードＬＡＣを構成できない。
ている光カードＬＡＣのように記録層ＲＭＬの面を凸レ
ンズアレイＦＥＬにおける凸レンズの合焦面や、シリン
ドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカル
凸レンズの合焦面に合致させるような曲面として製作す
ることは困難であるために、平面状の記録層ＲＭＬを有
する光カードＬＡＣを構成することが望ましい。前記の
ように平面状の記録層ＲＭＬを有する光カードＬＡＣを
構成するための手段としては、凸レンズアレイＦＥＬに
おける凸レンズの湾曲している合焦面ＦＰや、シリンド
リカル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカル凸
レンズの湾曲している合焦面ＦＰの位置に対して、平面
状の記録層ＲＭＬの設置位置を例えば図３に例示されて
いるような状態、すなわち、平面状の記録層ＲＭＬの全
体にわたり略々満足できる程度の合焦状態からのずれの
範囲内に納まるような状態が得られるように平面状の記
録層ＲＭＬの設置位置を定めて光カードＬＡＣを構成さ
せることは有効な手段である。しかし、前記した図３に
示されているような構成の光カードＬＡＣは、平面状の
記録層ＲＭＬの全体にわたり略々満足できる程度の合焦
状態からのずれの範囲内に納まるような状態が得られる
ように平面状の記録層ＲＭＬの設置位置が定められてい
るものであるために、充分に良好な高密度記録再生ので
きる光カードＬＡＣを構成できない。
【００２７】図５は前記した図３に示されているような
構成の光カードＬＡＣにおける問題点の無い光カードＬ
ＡＣの構成を示す側断面図であり、この図５に示す光カ
ードＬＡＣは微小な複数の凸レンズを所定の配列態様で
２次元的に配列して構成させた凸レンズアレイＦＥＬと
、前記の凸レンズアレイＦＥＬを構成している個々の凸
レンズと個別に対応する記録再生領域が形成される記録
層ＲＭＬと、前記した記録層ＲＭＬにおける前記の個々
の記録再生領域をそれぞれ２次元的に分割してそれぞれ
個別な情報が記録再生されるべく設定した予め定められ
た個数の単位の記録再生領域の個々のものは、前記の凸
レンズの光軸に対してそれぞれ異なる予め定められた角
度から凸レンズを通して見たときに、それぞれ特定な１
個の単位の記録再生領域だけが凸レンズにより拡大され
て見えるように前記した凸レンズアレイにおける各凸レ
ンズの焦点面付近に記録層を位置させてなる凸レンズア
レイと記録層ＲＭＬとの対よりなる構成部分を少なくと
も一部に設けてある光カードにおいて、前記した凸レン
ズアレイにおける各凸レンズとして、それの光軸近くの
部分では曲率半径が小さく周辺に行くにつれて曲率半径
が大きくなるような曲面を有するものを用いるとともに
、前記した各凸レンズ毎に凸レンズの光軸近くの曲率中
心付近かあるいは記録層寄りの部分へ、光軸上に開口中
心が位置するようにして光学的な絞りＩを設けた光カー
ドＬＡＣ、あるいは、微小な幅のシリンドリカル凸レン
ズを並列に密接配置してなるシリンドリカル凸レンズア
レイＣＬＡと、前記のシリンドリカル凸レンズアレイＣ
ＬＡを構成している個々のシリンドリカル凸レンズと個
別に対応する個々の記録再生領域が形成される記録層Ｒ
ＭＬと、前記した記録層ＲＭＬにおける前記の個々の記
録再生領域をそれぞれ２次元的に分割してそれぞれ個別
な情報が記録再生されるべく設定した予め定められた個
数の単位の記録再生領域の個々のものにおいてシリンド
リカル凸レンズの円筒軸に平行なそれぞれ個別な一つの
直線上に並ぶ各一群の単位の記録再生領域は、それをシ
リンドリカル凸レンズの光軸に対してそれぞれ異なる予
め定められた角度からシリンドリカル凸レンズを通して
見たときに、それぞれ特定な一群の単位の記録再生領域
だけがシリンドリカル凸レンズにより拡大されたものと
して見えるように、前記したシリンドリカル凸レンズア
レイＣＬＡにおける各シリンドリカル凸レンズの焦点面
付近に記録層を位置させてなるシリンドリカル凸レンズ
アレイＣＬＡと記録層ＲＭＬとの対よりなる構成部分を
光カードにおいて、前記したシリンドリカル凸レンズア
レイＣＬＡにおける各シリンドリカル凸レンズとして、
それの光軸近くの部分では曲率半径が小さく周辺に行く
につれて曲率半径が大きくなるような曲面を有するもの
を用いるとともに、前記した各シリンドリカル凸レンズ
毎にシリンドリカル凸レンズの光軸近くの曲率中心付近
かあるいは記録層寄りの部分へ、光軸上に開口中心が位
置するようにしてスリット状の光学的な絞りＩを設けた
光カードである。
構成の光カードＬＡＣにおける問題点の無い光カードＬ
ＡＣの構成を示す側断面図であり、この図５に示す光カ
ードＬＡＣは微小な複数の凸レンズを所定の配列態様で
２次元的に配列して構成させた凸レンズアレイＦＥＬと
、前記の凸レンズアレイＦＥＬを構成している個々の凸
レンズと個別に対応する記録再生領域が形成される記録
層ＲＭＬと、前記した記録層ＲＭＬにおける前記の個々
の記録再生領域をそれぞれ２次元的に分割してそれぞれ
個別な情報が記録再生されるべく設定した予め定められ
た個数の単位の記録再生領域の個々のものは、前記の凸
レンズの光軸に対してそれぞれ異なる予め定められた角
度から凸レンズを通して見たときに、それぞれ特定な１
個の単位の記録再生領域だけが凸レンズにより拡大され
て見えるように前記した凸レンズアレイにおける各凸レ
ンズの焦点面付近に記録層を位置させてなる凸レンズア
レイと記録層ＲＭＬとの対よりなる構成部分を少なくと
も一部に設けてある光カードにおいて、前記した凸レン
ズアレイにおける各凸レンズとして、それの光軸近くの
部分では曲率半径が小さく周辺に行くにつれて曲率半径
が大きくなるような曲面を有するものを用いるとともに
、前記した各凸レンズ毎に凸レンズの光軸近くの曲率中
心付近かあるいは記録層寄りの部分へ、光軸上に開口中
心が位置するようにして光学的な絞りＩを設けた光カー
ドＬＡＣ、あるいは、微小な幅のシリンドリカル凸レン
ズを並列に密接配置してなるシリンドリカル凸レンズア
レイＣＬＡと、前記のシリンドリカル凸レンズアレイＣ
ＬＡを構成している個々のシリンドリカル凸レンズと個
別に対応する個々の記録再生領域が形成される記録層Ｒ
ＭＬと、前記した記録層ＲＭＬにおける前記の個々の記
録再生領域をそれぞれ２次元的に分割してそれぞれ個別
な情報が記録再生されるべく設定した予め定められた個
数の単位の記録再生領域の個々のものにおいてシリンド
リカル凸レンズの円筒軸に平行なそれぞれ個別な一つの
直線上に並ぶ各一群の単位の記録再生領域は、それをシ
リンドリカル凸レンズの光軸に対してそれぞれ異なる予
め定められた角度からシリンドリカル凸レンズを通して
見たときに、それぞれ特定な一群の単位の記録再生領域
だけがシリンドリカル凸レンズにより拡大されたものと
して見えるように、前記したシリンドリカル凸レンズア
レイＣＬＡにおける各シリンドリカル凸レンズの焦点面
付近に記録層を位置させてなるシリンドリカル凸レンズ
アレイＣＬＡと記録層ＲＭＬとの対よりなる構成部分を
光カードにおいて、前記したシリンドリカル凸レンズア
レイＣＬＡにおける各シリンドリカル凸レンズとして、
それの光軸近くの部分では曲率半径が小さく周辺に行く
につれて曲率半径が大きくなるような曲面を有するもの
を用いるとともに、前記した各シリンドリカル凸レンズ
毎にシリンドリカル凸レンズの光軸近くの曲率中心付近
かあるいは記録層寄りの部分へ、光軸上に開口中心が位
置するようにしてスリット状の光学的な絞りＩを設けた
光カードである。
【００２８】図５において一点鎖線は光軸であり、また
Ｏ１，Ｏ２，Ｏ３はそれぞれ曲率中心を示しており、さ
らにＲ１，Ｒ２，Ｒ３は曲率半径であって、前記した各
曲率半径Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３の大きさの関係はＲ１＜Ｒ２
＜Ｒ３によって示されるものである。レンズがこのよう
な構成になされると、図５中で符号Ｐａを付して例示し
てある正面入射の光線はレンズの中心部の曲率半径の小
さな部分を通過するので焦点距離が短かく、また、図５
中で符号Ｐｂを付して例示してある斜入射の光線はレン
ズの周辺部の曲率半径の大きな部分を通過するので焦点
距離が長い、というように焦点面は平面に近付いたもの
になる。 図５に示してある点線図示の曲線ＦＰは凸レンズアレイ
ＦＥＬにおける凸レンズが球面レンズであったり、シリ
ンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカ
ル凸レンズが円筒面レンズであったりした場合の凸レン
ズアレイＦＥＬにおける凸レンズの焦点面ＦＰと、シリ
ンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカ
ル凸レンズの焦点面ＦＰとを参考的に示したものであり
、図５における前記した点線図示の曲線ＦＰに隣接して
図示されている矢印は、凸レンズアレイＦＥＬにおける
凸レンズやシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけ
るシリンドリカル凸レンズを図５に示されているように
、所定の非球面レンズや非円筒面レンズとすれば、その
焦点面を平面にすることもできるという点を図示説明す
るためのものである。図５に示す光カードは平面状の記
録層ＲＭＬが凸レンズアレイＦＥＬにおける凸レンズや
シリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンド
リカル凸レンズにおける合焦面となされている構成のも
のであるから製作が容易であることはいうまでもない。
Ｏ１，Ｏ２，Ｏ３はそれぞれ曲率中心を示しており、さ
らにＲ１，Ｒ２，Ｒ３は曲率半径であって、前記した各
曲率半径Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３の大きさの関係はＲ１＜Ｒ２
＜Ｒ３によって示されるものである。レンズがこのよう
な構成になされると、図５中で符号Ｐａを付して例示し
てある正面入射の光線はレンズの中心部の曲率半径の小
さな部分を通過するので焦点距離が短かく、また、図５
中で符号Ｐｂを付して例示してある斜入射の光線はレン
ズの周辺部の曲率半径の大きな部分を通過するので焦点
距離が長い、というように焦点面は平面に近付いたもの
になる。 図５に示してある点線図示の曲線ＦＰは凸レンズアレイ
ＦＥＬにおける凸レンズが球面レンズであったり、シリ
ンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカ
ル凸レンズが円筒面レンズであったりした場合の凸レン
ズアレイＦＥＬにおける凸レンズの焦点面ＦＰと、シリ
ンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンドリカ
ル凸レンズの焦点面ＦＰとを参考的に示したものであり
、図５における前記した点線図示の曲線ＦＰに隣接して
図示されている矢印は、凸レンズアレイＦＥＬにおける
凸レンズやシリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけ
るシリンドリカル凸レンズを図５に示されているように
、所定の非球面レンズや非円筒面レンズとすれば、その
焦点面を平面にすることもできるという点を図示説明す
るためのものである。図５に示す光カードは平面状の記
録層ＲＭＬが凸レンズアレイＦＥＬにおける凸レンズや
シリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおけるシリンド
リカル凸レンズにおける合焦面となされている構成のも
のであるから製作が容易であることはいうまでもない。
【００２９】特開平２ー６６７２４号公報の第７図や特
開平２ー６８７２０号公報の第８図等に例示されている
ような３次元画像の記録装置を用いて、前記した構成を
有する本発明の光カードの記録層ＲＭＬに３次元画像を
記録した場合には、光カードに記録された３次元画像を
斜から見た状態での再現像のぼけが小さくなされるし、
また、再現像のぼけの状態を従来の再現像の場合と同じ
程度にした場合には従来よりも広い角度の範囲から見ら
れるようにできる。なお、３次元像の記録に用いられる
光カードでは、それの記録層として多階調記録のできる
ような記録層を用いてもよい。また、本発明の光カード
はそれの形状寸法が任意に設定された状態で実施されう
ることはいうまでもない。
開平２ー６８７２０号公報の第８図等に例示されている
ような３次元画像の記録装置を用いて、前記した構成を
有する本発明の光カードの記録層ＲＭＬに３次元画像を
記録した場合には、光カードに記録された３次元画像を
斜から見た状態での再現像のぼけが小さくなされるし、
また、再現像のぼけの状態を従来の再現像の場合と同じ
程度にした場合には従来よりも広い角度の範囲から見ら
れるようにできる。なお、３次元像の記録に用いられる
光カードでは、それの記録層として多階調記録のできる
ような記録層を用いてもよい。また、本発明の光カード
はそれの形状寸法が任意に設定された状態で実施されう
ることはいうまでもない。
【００３０】
【発明の効果】以上、詳細に説明したところから明らか
なように、本発明の光カードは凸レンズアレイＦＥＬを
構成している個々の凸レンズ（またはシリンドリカル凸
レンズアレイＣＬＡを構成している個々のシリンドリカ
ル凸レンズ）における曲率中心付近に設けた光学的な絞
りによって、レンズの光軸に対して大きく斜入射する光
が記録層ＲＭＬには到達しないから、どの方向から入射
する光についても球面収差が小さくなるように収差が改
善されるために、記録層ＲＬＭには径の小さなピットを
記録形成できるために、容易に高密度記録の可能な光カ
ードを提供できる。また、凸レンズアレイＦＥＬを構成
している個々の凸レンズとして、それの光軸近くの部分
では曲率半径が小さく周辺に行くにつれて曲率半径が大
きくなるような曲面を有するものを用いるとともに、前
記した各凸レンズ毎に凸レンズの光軸近くの曲率中心付
近かあるいは記録層寄りの部分へ、光軸上に開口中心が
位置するようにして光学的な絞りを設けてなる光カード
、及び、シリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおける
各シリンドリカル凸レンズとして、それの光軸近くの部
分では曲率半径が小さく周辺に行くにつれて曲率半径が
大きくなるような曲面を有するものを用いるとともに、
前記した各シリンドリカル凸レンズ毎にシリンドリカル
凸レンズの光軸近くの曲率中心付近かあるいは記録層寄
りの部分へ、光軸上に開口中心が位置するようにして光
学的な絞りを設けてなる光カードについても、前記の光
学的な絞りによって、レンズの光軸に対して大きく斜入
射する光が記録層ＲＭＬには到達しないから、どの方向
から入射する光についても球面収差が小さくなるように
収差が改善されるために、平面的な記録層ＲＬＭに対し
て径の小さなピットを記録形成させることができる。ま
た、本発明の光カードの記録層に３次元画像を記録した
場合には、光カードに記録された３次元画像を斜から見
た状態での再現像のぼけが小さくなされるし、再現像の
ぼけの状態を従来の再現像の場合と同じ程度にした場合
には従来よりも広い角度の範囲から見られるようにでき
る。
なように、本発明の光カードは凸レンズアレイＦＥＬを
構成している個々の凸レンズ（またはシリンドリカル凸
レンズアレイＣＬＡを構成している個々のシリンドリカ
ル凸レンズ）における曲率中心付近に設けた光学的な絞
りによって、レンズの光軸に対して大きく斜入射する光
が記録層ＲＭＬには到達しないから、どの方向から入射
する光についても球面収差が小さくなるように収差が改
善されるために、記録層ＲＬＭには径の小さなピットを
記録形成できるために、容易に高密度記録の可能な光カ
ードを提供できる。また、凸レンズアレイＦＥＬを構成
している個々の凸レンズとして、それの光軸近くの部分
では曲率半径が小さく周辺に行くにつれて曲率半径が大
きくなるような曲面を有するものを用いるとともに、前
記した各凸レンズ毎に凸レンズの光軸近くの曲率中心付
近かあるいは記録層寄りの部分へ、光軸上に開口中心が
位置するようにして光学的な絞りを設けてなる光カード
、及び、シリンドリカル凸レンズアレイＣＬＡにおける
各シリンドリカル凸レンズとして、それの光軸近くの部
分では曲率半径が小さく周辺に行くにつれて曲率半径が
大きくなるような曲面を有するものを用いるとともに、
前記した各シリンドリカル凸レンズ毎にシリンドリカル
凸レンズの光軸近くの曲率中心付近かあるいは記録層寄
りの部分へ、光軸上に開口中心が位置するようにして光
学的な絞りを設けてなる光カードについても、前記の光
学的な絞りによって、レンズの光軸に対して大きく斜入
射する光が記録層ＲＭＬには到達しないから、どの方向
から入射する光についても球面収差が小さくなるように
収差が改善されるために、平面的な記録層ＲＬＭに対し
て径の小さなピットを記録形成させることができる。ま
た、本発明の光カードの記録層に３次元画像を記録した
場合には、光カードに記録された３次元画像を斜から見
た状態での再現像のぼけが小さくなされるし、再現像の
ぼけの状態を従来の再現像の場合と同じ程度にした場合
には従来よりも広い角度の範囲から見られるようにでき
る。
【図１】本発明の光カードの実施例の一部の斜視図であ
る。
る。
【図２】本発明の光カードの実施例の一部の斜視図であ
る。
る。
【図３】図１及び図２に示す本発明の光カードの構成原
理と動作原理とを説明するための光カードの側断面図で
ある。
理と動作原理とを説明するための光カードの側断面図で
ある。
【図４】本発明の光カードの実施例の一部の側断面図で
ある。
ある。
【図５】本発明の光カードの実施例の一部の側断面図で
ある。
ある。
【図６】既提案の光カードの実施例の一部の斜視図であ
る。
る。
【図７】図６に示す既提案の光カードの構成原理と動作
原理とを説明するための光カードの側断面図である。
原理とを説明するための光カードの側断面図である。
【図８】既提案の光カードの実施例の一部の斜視図であ
る。
る。
【図９】図８に示す既提案の光カードの構成原理と動作
原理とを説明するための光カードの側断面図である。
原理とを説明するための光カードの側断面図である。
【図１０】既提案の光カードの問題点を説明するための
光カードの側断面図である。
光カードの側断面図である。
ＬＡＣ 光カード
ＦＥＬ 凸レンズアレイ
ＲＭＬ 記録層
ＣＬＡ シリンドリカル凸レンズアレイＢＰ 基板
Ｉ 光学的な絞り
ＩＰ 光学的な絞りの形成板
ＦＰ 合焦面
１ 保護層
２ 基材
３ 下層のゼラチン層
４ 銀塩パターン層（クラスト層）
５，７ レンズ
６ 保護膜
Claims (6)
- 【請求項１】 微小な複数の凸レンズを所定の配列態
様で２次元的に配列して構成させた凸レンズアレイと、
前記の凸レンズアレイを構成している個々の凸レンズと
個別に対応する記録再生領域が形成される記録層と、前
記した記録層における前記の個々の記録再生領域をそれ
ぞれ２次元的に分割してそれぞれ個別な情報が記録再生
されるべく設定した予め定められた個数の単位の記録再
生領域の個々のものは、前記の凸レンズの光軸に対して
それぞれ異なる予め定められた角度から凸レンズを通し
て見たときに、それぞれ特定な１個の単位の記録再生領
域だけが凸レンズにより拡大されて見えるように前記し
た凸レンズアレイにおける各凸レンズの焦点面付近に記
録層を位置させてなる凸レンズアレイと記録層との対よ
りなる構成部分を少なくとも一部に設けてある光カード
において、前記した凸レンズアレイにおける各凸レンズ
の曲率中心付近に開口中心を有する如き絞りを設けてな
る光カード。 - 【請求項２】 微小な複数の凸レンズを所定の配列態
様で２次元的に配列して構成させた凸レンズアレイと、
前記の凸レンズアレイを構成している個々の凸レンズと
個別に対応する個々の記録再生領域が形成される記録層
と、前記した記録層における前記の個々の記録再生領域
をそれぞれ２次元的に分割してそれぞれ個別な情報が記
録再生されるべく設定した予め定められた個数の単位の
記録再生領域の個々のものは、前記の凸レンズの光軸に
対してそれぞれ異なる予め定められた角度から凸レンズ
を通して見たときに、それぞれ特定な１個の単位の記録
再生領域だけが凸レンズにより拡大されて見えるように
前記した凸レンズアレイにおける各凸レンズの焦点面付
近に記録層を位置させてなる凸レンズアレイと記録層と
の対よりなる構成部分を少なくとも一部に設けてある光
カードにおいて、前記した凸レンズアレイにおける各凸
レンズの曲面の曲率中心の付近にそれぞれ開口中心を有
する如き絞りを設けるとともに、前記の各凸レンズの曲
面の曲率中心を曲率中心とし前記の各凸レンズの合焦面
をなす如き曲面状の記録層を構成させてなる光カード。 - 【請求項３】 微小な幅のシリンドリカル凸レンズを
並列に密接配置してなるシリンドリカル凸レンズアレイ
と、前記のシリンドリカル凸レンズアレイを構成してい
る個々のシリンドリカル凸レンズと個別に対応する個々
の記録再生領域が形成される記録層と、前記した記録層
における前記の個々の記録再生領域をそれぞれ２次元的
に分割してそれぞれ個別な情報が記録再生されるべく設
定した予め定められた個数の単位の記録再生領域の個々
のものにおいてシリンドリカル凸レンズの円筒軸に平行
なそれぞれ個別な一つの直線上に並ぶ各一群の単位の記
録再生領域は、それをシリンドリカル凸レンズの光軸に
対してそれぞれ異なる予め定められた角度からシリンド
リカル凸レンズを通して見たときに、それぞれ特定な一
群の単位の記録再生領域だけがシリンドリカル凸レンズ
により拡大されたものとして見えるように、前記したシ
リンドリカル凸レンズアレイにおける各シリンドリカル
凸レンズの焦点面付近に記録層を位置させてなるシリン
ドリカル凸レンズアレイと記録層との対よりなる構成部
分を光カードにおいて、前記したシリンドリカル凸レン
ズアレイにおける各シリンドリカル凸レンズ毎に、前記
の各シリンドリカル凸レンズの円筒軸付近に開口の中心
を有する如きスリットを設けてなる光カード。 - 【請求項４】 微小な幅のシリンドリカル凸レンズを
並列に密接配置してなるシリンドリカル凸レンズアレイ
と、前記のシリンドリカル凸レンズアレイを構成してい
る個々のシリンドリカル凸レンズと個別に対応する個々
の記録再生領域が形成される記録層と、前記した記録層
における前記の個々の記録再生領域をそれぞれ２次元的
に分割してそれぞれ個別な情報が記録再生されるべく設
定した予め定められた個数の単位の記録再生領域の個々
のものにおいてシリンドリカル凸レンズの円筒軸に平行
なそれぞれ個別な一つの直線上に並ぶ各一群の単位の記
録再生領域は、それをシリンドリカル凸レンズの光軸に
対してそれぞれ異なる予め定められた角度からシリンド
リカル凸レンズを通して見たときに、それぞれ特定な一
群の単位の記録再生領域だけがシリンドリカル凸レンズ
により拡大されたものとして見えるように、前記したシ
リンドリカル凸レンズアレイにおける各シリンドリカル
凸レンズの焦点面付近に記録層を位置させてなるシリン
ドリカル凸レンズアレイと記録層との対よりなる構成部
分を光カードにおいて、前記したシリンドリカル凸レン
ズアレイにおける各シリンドリカル凸レンズ毎に、前記
の各シリンドリカル凸レンズの円筒軸付近に開口の中心
を有する如きスリットを設けるとともに、前記した各シ
リンドリカル凸レンズの円筒軸を円筒軸とし前記の各シ
リンドリカル凸レンズの合焦面をなす如き円筒曲面状の
記録層を構成させてなる光カード。 - 【請求項５】 微小な複数の凸レンズを所定の配列態
様で２次元的に配列して構成させた凸レンズアレイと、
前記の凸レンズアレイを構成している個々の凸レンズと
個別に対応する記録再生領域が形成される記録層と、前
記した記録層における前記の個々の記録再生領域をそれ
ぞれ２次元的に分割してそれぞれ個別な，情報が記録再
生されるべく設定した予め定められた個数の単位の記録
再生領域の個々のものは、前記の凸レンズの光軸に対し
てそれぞれ異なる予め定められた角度から凸レンズを通
して見たときに、それぞれ特定な１個の単位の記録再生
領域だけが凸レンズにより拡大されて見えるように前記
した凸レンズアレイにおける各凸レンズの焦点面付近に
記録層を位置させてなる凸レンズアレイと記録層との対
よりなる構成部分を少なくとも一部に設けてある光カー
ドにおいて、前記した凸レンズアレイにおける各凸レン
ズとして、それの光軸近くの部分では曲率半径が小さく
周辺に行くにつれて曲率半径が大きくなるような曲面を
有するものを用いるとともに、前記した各凸レンズ毎に
凸レンズの光軸近くの曲率中心付近かあるいは記録層寄
りの部分へ、光軸上に開口中心が位置するようにして絞
りを設けてなる光カード。 - 【請求項６】 微小な幅のシリンドリカル凸レンズを
並列に密接配置してなるシリンドリカル凸レンズアレイ
と、前記のシリンドリカル凸レンズアレイを構成してい
る個々のシリンドリカル凸レンズと個別に対応する個々
の記録再生領域が形成される記録層と、前記した記録層
における前記の個々の記録再生領域をそれぞれ２次元的
に分割してそれぞれ個別な情報が記録再生されるべく設
定した予め定められた個数の単位の記録再生領域の個々
のものにおいてシリンドリカル凸レンズの円筒軸に平行
なそれぞれ個別な一つの直線上に並ぶ各一群の単位の記
録再生領域は、それをシリンドリカル凸レンズの光軸に
対してそれぞれ異なる予め定められた角度からシリンド
リカル凸レンズを通して見たときに、それぞれ特定な一
群の単位の記録再生領域だけがシリンドリカル凸レンズ
により拡大されたものとして見えるように、前記したシ
リンドリカル凸レンズアレイにおける各シリンドリカル
凸レンズの焦点面付近に記録層を位置させてなるシリン
ドリカル凸レンズアレイと記録層との対よりなる構成部
分を光カードにおいて、前記したシリンドリカル凸レン
ズアレイにおける各シリンドリカル凸レンズとして、そ
れの光軸近くの部分では曲率半径が小さく周辺に行くに
つれて曲率半径が大きくなるような曲面を有するものを
用いるとともに、前記した各シリンドリカル凸レンズ毎
にシリンドリカル凸レンズの光軸近くの曲率中心付近か
あるいは記録層寄りの部分へ、光軸上に開口中心が位置
するようにしてスリットを設けてなる光カード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03012820A JP3120401B2 (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | 光カード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03012820A JP3120401B2 (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | 光カード |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04234699A true JPH04234699A (ja) | 1992-08-24 |
| JP3120401B2 JP3120401B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=11816025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03012820A Expired - Lifetime JP3120401B2 (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | 光カード |
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| Country | Link |
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| JP (1) | JP3120401B2 (ja) |
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